JPH0551418B2 - - Google Patents

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JPH0551418B2
JPH0551418B2 JP63264583A JP26458388A JPH0551418B2 JP H0551418 B2 JPH0551418 B2 JP H0551418B2 JP 63264583 A JP63264583 A JP 63264583A JP 26458388 A JP26458388 A JP 26458388A JP H0551418 B2 JPH0551418 B2 JP H0551418B2
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JP
Japan
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nozzle
coolant
clamp
holder
magazine
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JP63264583A
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JPH02109654A (ja
Inventor
Nobuo Ito
Hitoshi Komori
Kenichi Ueki
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
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Publication of JPH0551418B2 publication Critical patent/JPH0551418B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work
    • B23Q11/1076Arrangements for cooling or lubricating tools or work with a cutting liquid nozzle specially adaptable to different kinds of machining operations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、マシニングセンタやグラインデイ
ングセンタ等の自動工具交換装置付き工作機械に
おいて、主軸近傍に配置されるクーラントノズル
を主軸に装着される工具に合わせて交換する自動
ノズル変換装置に関する。
[従来の技術] 工具交換を自動で行う自動工具交換装置
(Auto−matic Tool Changer、以下ATCと略称
する)を備えたマシニングセンタやグラインデイ
ングセンタは、複雑形状のワークを段取り換えす
ることなしに、荒加工から仕上げ加工まで効率良
く、かつ高精度で加工できることから、工場内の
無人化を最終目標とするFMS(Flexible
Manufacturing System)ラインを構築する上で
欠かせないものとなつている。
ところで、このようなATCを備えた工作機械
にあつては、主軸に装着された工具とワークとが
接触する加工点が工具交換によつて変化すること
から、主軸近傍に固定的に配設されるクーラント
ノズルから切削液や研削液を供給したのでは、各
工具に対して常時正しい位置にクーラントを供給
することは困難であり、このため、上記工作機械
にあつては工具交換による加工点の変化に対応し
てクーラントの供給位置を自動的に変化させ得る
クーラント供給装置を備え付けることが望まれて
いた。なかでも殆どの加工が研削液を用いた湿式
研削となるグラインデイングセンタにあつては、
その必要性が極めて大であり、このような目的の
達成を図つたクーラント供給装置としては、従来
より、主軸近傍にクーラントノズルを回動自在に
配設し、その先端の向きを加工点の変化に対応し
て制御するもの(実開昭62−134642)や、工具に
適したクーラントノズルを工具ホルダーと一体に
設け、工具ホルダが主軸に装着された際にクーラ
ントノズルの一端が機械側のノズル吐出口と連結
するよう構成したもの(特開昭62−236649)、あ
るいは各工具に適した複数のクーラントノズルの
工作機械の加工領域内(例えばテーブル上)に設
置されたストツカに収納し、機械側の動作によつ
て各クーラントノズルを選択的に主軸近傍のノズ
ルクランプ部に装着するように構成したもの(実
開昭61−89453)が提供されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の各クーラント供
給装置はそれぞれ以下のような欠点を未だ有する
ものであつた。
まず、クーラントノズルを回動させてクーラン
トの吐出方向を変更するものにあつては、単一の
ノズルで賄うことができる工具の範囲に限界があ
り、複雑形状のワークを加工する場合等には加工
点に対して必ずしも最適な位置にクーラントを供
給できないことがあつた。
また、クーラントノズルを工具ホルダと一体化
したものは、工具回りの構成が複雑化するために
工具ホルダ自体が大形化し、このため加工時に工
具近傍に広大な空間が必要とされて加工形態が大
幅に制限されることがあつた。加えて、工具ホル
ダの重量が増加するために主軸系の剛性も低下
し、さらには、使用する工具ごとにノズル付きの
工具ホルダを用意する必要があるために工具の保
守管理が面倒で、経済的な負担も非常に大きなも
のとなる欠点があつた。
そして、工作機械の加工領域内に設けられたス
トツカに複数のクーラントノズルを収納するもの
は、その構造上テーブル作業面積等を必然的に減
少させることから、ストツカの容量に制約が科せ
られて収納できるクーラントノズルの本数が大幅
に制限される欠点があり、このことは加工の無人
化、複雑化に伴い、ATCの工具マガジンが大容
量化されて工具収納本数が増加される傾向にある
中でその解決が非常に強く望まれるものであつ
た。
この発明は、このような背景の下になされたも
ので、主軸近傍に装着されるクーラントノズルを
主軸に装着される工具に合わせて自動的に交換す
ることができて、かつ、工具ホルダの改造を必要
とせずにその小形化、軽量化、並びに保守管理の
容易化を図ることができ、さらには、クーラント
ノズルの本数を大幅に増加でき、しかもクーラン
トノズルをノズル装着位置にしつかりと固定する
ことができる自動ノズル変換装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、自動
工具交換装置を備えた工作機械に使用される自動
ノズル交換装置であつて、先端が前記工作機械に
使用される各工具に適合した形状に各々に形成さ
れた複数のクーラントノズルと、前記工作機械の
加工領域から離間して設けられ、その内部に前記
各クーラントノズルを収納するノズルマガジン
と、該ノズルマガジンを駆動してノズルマガジン
内所定のノズル受け渡し位置に一つのクーラント
ノズルを移動させるマガジン駆動手段と、前記工
作機械の主軸近傍に設けられたノズル装着位置に
前記各クーラントノズルを固定するノズルクラン
プ手段と、前記各クーラントノズルを把持可能に
設けられると共に前記ノズル受け渡し位置と前記
ノズル装着位置との間を往復移動可能に設けられ
たノズル交換手段とを具備し、かつ前記ノズルク
ランプ手段は、クーラント流路に連絡されて工作
機械側のクランプブロツクに形成されたノズル装
着穴にクーラントノズルのノズルホルダが嵌装さ
れた際に、ノズルホルダとクランプブロツクのい
ずれか一方に設けられたレバーをノズルホルダと
クランプブロツクの他方に形成されたクランプ溝
に作動部材の力で係合させてクランプブロツクに
対するノズルホルダの軸方向の移動を規制する機
械クランプ部と、前記クーラント流路を流れるク
ーラントの液圧によるクランプピストンの作用で
係止部材を動かしてノズルホルダのフランジ部を
クランプブロツクに押し付ける液圧クランプ部と
を備えた構成とした。
[作用] 上記構成によれば、加工開始時にはマガジン駆
動機構によりノズルマガジンに収納された各クー
ラントノズルの内で、主軸に装着される工具に最
適な形状のものがノズル受け渡し位置に繰り出さ
れ、ノズル交換手段に把持されてノズル装着位置
まで搬送される。そして、ノズル装着位置まで搬
送されたクーラントノズルは、ノズルクランプ手
段により固定され、工具に向かつてクーラントを
吐出する。クーラントノズルの固定は、ノズルク
ランプ手段の機械クランプ部と液圧クランプ部に
よつて行われるので、緩むことがなく、クーラン
トを高圧で供給することができる。
加工の進行に伴つて工具が交換される場合に
は、まずノズル装着装置に固定されたクーラント
ノズルがノズル交換手段によつて把持されてノズ
ル受け渡し位置に戻され、ノズルマガジンに収納
される。そして、この後ノズル受け渡し位置には
主軸に装着される新たな工具に適合するクーラン
トノズルが繰り出され、ノズル交換手段に把持さ
れてノズル装着位置へと搬送されノズルクランプ
手段により固定される。
[実施例] 以下、第1図ないし第15図を参照して、本発
明の実施例を説明する。
本実施例の自動ノズル交換装置は、複数の砥石
をATCにより交換するグラインデイングセンタ
に組み込まれたものであり、その詳細を説明する
に先立つてグラインデイングセンタの概略構成に
ついて述べておく。
第1図及び第2図に示すように、グラインデイ
ングセンタは図示せぬテーブルに対して前後方向
(第1図において紙面と直交する方向)に接離自
在に設けられたコラム1と、該コラム1に上下動
自在に取り付けられた主軸頭2と、上記コラム1
の左側面側に配設されたATC3とを備えてなる
もので、ATC3は主軸頭2がその移動範囲内の
最上端(以下、Y軸原点という)に位置する状態
において、上記コラム1の左側面に配設された工
具マガジン(図示略)から取り出した砥石を、工
具交換アーム4の旋回動作により主軸5に装着さ
れた砥石Wと交換するように構成され、この
ATC3の動作によつて主軸5に装着される砥石
を荒加工用から仕上げ用へと順次交換して行くこ
とで、テーブル上に載置された図示せぬワークが
加工されるようになつている。
本実施例の自動ノズル交換装置は、上記グライ
デイングセンタのコラム1上部に配設されてその
内部に複数のクーラントノズル6が収納されたノ
ズルマガジン7と、該ノズルマガジン7を駆動す
るマガジン駆動機構(マガジン駆動手段)8と、
上記ノズルマガジン7の下方に配設されたノズル
交換機構(ノズル交換手段)9と、上記主軸5近
傍のノズル装着位置P1に一つのクーラントノズ
ル6を固定するノズルクランプ機構(ノズルクラ
ンプ手段)10とから概略構成されている。
上記各クーラントノズル6は、鋼管を折り曲げ
てなる2本のノズル管11,12の基端部を、共
通形状のノズルホルダ13で連結した構成であ
り、各々のノズル管11,12は、上記ノズルク
ランプ機構10によつてノズル装着位置P1に装
着された状態において、各々の基端部が互いに遠
ざかるようにして一旦左右に延長された上で主軸
5の前方側に向かつて屈曲され、これに続く中間
部が主軸5に装着される砥石Wを挟み込むように
して下方に屈曲され、さらにそれぞれの先端部が
上記砥石Wの下部を向くように内側に屈曲された
形状とされ、各部の寸法は主軸5に装着される各
砥石Wの仕様、すなわち形状、外径、幅、主軸5
前面からの突き出し量、あるいはワーク形状に応
じて最適な位置に研削液を供給することができる
ように定められている。また、上記ノズルホルダ
13は、グラインデイングセンタから供給される
クーラントを各ノズル管11,12に分流するよ
うに形成されると共に、その表面はノズル鋼管に
適した形状に形成されているが、その詳細は、対
応する自動ノズル交換装置各部の構造と共に説明
する。
上記ノズルマガジン7は、第3図により詳細に
示すようにコラム1の上面に構築された架台14
の四隅部に、スプロケツト15〜18を各々軸線
回りに回転可能な状態で配設し、これら各スプロ
ケツト15〜18にポツトチエーン19を巻回し
てなるもので、ポツトチエーン19は、第1図及
び第5図により詳細に示すように等しい長さの2
本の環状ローラチエーン20,21の間に等間隔
でポツト22を配設し、これらポツト22の上下
端と各ローラチエーン20,21とを各々連結す
ることで全体が一本の環状チエーンをなすように
構成したものである。そして、上記各ポツト22
には、第5図ないし第6図に詳細に示すように、
ノズルホルダ13の後端に形成された嵌合軸13
aが嵌装される貫通孔22aが形成されると共
に、上記嵌合軸13aの係合溝13bと係合して
ノズルホルダ13の抜けを防止するボールプラン
ジヤ23が捩込まれ、さらに各ポツト22の前面
には、ノズルホルダ13の中間に形成された方形
状をなすフランジ部13cの切り欠き13dと係
合してノズルホルダ13の軸線回りの回転を規制
する傾斜面22bが形成され、これにより各ポツ
ト22は各クーラントノズル6を同一姿勢で収納
可能である。なお本実施例においては、各ポツト
22に装着されるクーラントノズル6の姿勢は、
第1図に示すように各ノズル管11,12先端が
上方に位置する向きに揃えられる。また、コラム
1前部側のスプロケツト15,18の取り付け位
置は、第2図及び第3図に示すようにコラム1前
面側に臨む各クーラントノズル6が、ノズル装着
位置P1に装着されたクーラントノズル6と前後
方向において同一位置となるように定められてい
る。
第3図により詳細に示すように、上記各スプロ
ケツト15〜18の内でコラム1の右後部(第3
図において右下部)及び左前部(第3図において
左上部)に位置するスプロケツト16,18は、
上記マガジン駆動機構8と連結されている。この
マガジン駆動機構8は、スプロケツト16と同軸
的に連結されたプーリ24を、ベルト25、プー
リ26及び減速機27を介して油圧モータ28と
連結する一方で、第1図及び第4図により詳細に
示すようにスプロケツト18に減速ギア29,3
0を介してロータリーエンコーダ31を連結した
構成で、油圧モータ28により回転駆動されるポ
ツトチエーン19の回転量をロータリーエンコー
ダ31で検出してポツトチエーン19を所要量だ
け回転させることにより、各ポツト22に装着さ
れた各クーラントノズル6の内の所要のものをコ
ラム1前部中央のノズル受け渡し位置P2に繰り
出すことができるようになつている。
上記ノズル受け渡し位置P2近傍のノズルマガ
ジン7内部にはチエーン固定機構32が備え付け
られており、該チエーン固定機構32は、第4図
及び第5図に詳細に示すように、上記架台14に
固定されてポツトチエーン19の各ローラチエー
ン20,21を案内する案内板33に摺設された
2本の軸34,35と、上記案内板33に支持さ
れてそのピストンロツド36aが上記各軸34,
35の後端と連結された油圧シリンダ36とを備
え、上記ピストンロツド36aの前進動作により
各軸34,35の先端を各ローラチエーン20,
21と係合させて各々の回転を規制するようにな
つている。なお、第3図において符号37〜39
は上記案内板33と同様にポツトチエーン19の
各ローラチエーン20,21を案内するための案
内板である。また、コラム1の左後部(第3図に
おいて右上部)に位置するスプロケツト17は、
ポツトチエーン19の描く四角形の対角線方向に
移動自在に設けられてポツトチエーン19の張力
を調整可能である。
第7図及び第8図に示すように、上記ノズル交
換機構9は、上記架台14の前部下方に配設され
た箱状をなす交換機構本体40と、該交換機構本
体40の前面に取り付けられた交換アーム41と
を備えてなるもので、上記交換機構本体40はそ
の上面に取り付けられた2本の直線運動軸受4
2,43の可動台42a,43aが上記架台14
の下面と連結された架台14に吊り下げられると
共に、架台14の下面に配設された油圧シリンダ
44のピストンロツド44aと連結され、ピスト
ンロツド44aの伸縮動作に伴い前後方向(第7
図において紙面と直交する方向)に移動可能であ
る。また、第7図に詳細に示すように交換機構本
体40の左側面には油圧モータ45が取り付けら
れており、該油圧モータ45は、交換機構本体4
0内部の減速機46と連結されている。そして、
減速機46の出力軸46aは、第8図により詳細
に示すように軸受47,48によつて回転自在に
支持されると共に、その先端が交換アーム41と
カラー49を介して連結され、油圧モータ45の
回転を十分に減速して出力して交換アーム41を
旋回させるようになつている。なお、出力軸46
aは、第1図に示すように主軸頭2がY軸原点位
置に位置する場合に、上記ノズル装着位置P1と
ノズル受け渡し位置P2との中間点に位置するよ
うに位置決めされている。
上記交換アーム41は、第7図に示すように上
記出力軸46aと連結される基端に比してその中
間及び先端を幅方向に大きく切り欠いてなるもの
で、その先端に形成された略半円状の把持溝41
aにノズルホルダ13の被把持部13e(第5図
参照)を係合させた上で、油圧シリンダ50のピ
ストンロツド50aと連結された把持爪51の先
端をピストンロツド50aの伸び動作によつて上
記被把持部13eに圧接させることにより、第8
図に示すようにノズルホルダ13を把持可能であ
る。そして、交換アーム41の長さ、すなわち把
持溝41aの曲率中心から出力軸46aまでの距
離は、主軸頭2がY軸原点に位置する際のノズル
装着位置P1(第1図参照)から出力軸46aま
での距離と一致させられ、また交換アーム41の
前後方向の位置は、第8図に示すように交換機構
本体40が最も後退した状態においてノズル装着
位置P1に装着されたノズルホルダ13の被把持
溝13eと一致するように定められており、これ
らより交換アーム41はその旋回動作により、第
1図に示すように主軸頭2がY軸原点に位置する
際のノズル装着位置P1及びノズル受け渡し位置
P2に位置するクーラントノズル6のノズルホル
ダ13と係合してこれらを把持可能である。な
お、第7図中符号52,53は把持爪51の前後
動を検出する近傍スイツチ、54は把持部41a
にノズルホルダ13が把持されているか否かを検
出する近傍スイツチである。また把持爪51の先
端近傍には、ノズルホルダ13の切り欠き13d
(第5図参照)と係合するブロツク55が固定さ
れており、交換アーム41に把持されたクーラン
トノズル6の回転を規制するようになつている。
第8図に示すように、上記減速機46の出力軸
46a後端側には、割出筒56が嵌装されてい
る。この割出筒56は、第9図に示すように円盤
状をなすフランジ部56aの外周を4等分する位
置にV字状をなす切り欠き56bを形成してなる
もので、各切り欠き56bには、交換機構本体4
0にピン57を中心として回動自在に取り付けら
れたレバー58の先端が、引張バネ59の張力に
よつて係合されるようになつている。そして、交
換機構本体40の右側面(第9図において左側)
には油圧シリンダ60が配設され、該油圧シリン
ダ60は、そのピストンロツド60aの伸び動作
により上記切り欠き56bと係合するレバー58
の先端をラバーブツシユ61を介して押圧して割
出筒56の回転を固定可能とされており、これに
より割出筒56と出力軸46a及びカラー49を
介して連結された交換アーム41は、第1図に示
すようにその先端がノズル装着位置P1と一致す
る状態から反時計方向に向かつて90度毎に右待機
位置P3、ノズル受け渡し位置P2及び左待機位
置P4において停止可能である。なお、減速機4
6の出力軸46aの回転量は、上記割出筒56と
ギア62(第8図参照)を介して連結された図示
せぬロータリエンコーダで常時検出されており、
該ロータリーエンコーダの出力に基づいて油圧モ
ータ45の回転量が制御されると共に油圧シリン
ダ60の駆動タイミングが決定されるようになつ
ている。
第10図ないし第13図に示すように上記ノズ
ルクランプ機構10は、ノズル装着位置P1(第
1図参照)において、クランプブロツク63に各
クーラントノズル6のノズルホルダ13を固定す
るためのもので、ノズルホルダ13側に配設され
た機械クランプ部64と、クランプブロツク63
側に配設された液圧クランプ部65とから構成さ
れている。機械クランプ部64は、ノズルホルダ
13のフランジ部13cから被把持部13eにか
けて渡設されたピン66に回動自在に嵌装された
レバー67と、上記ピン66に巻き付けられてそ
の一端が上記レバー67の右端下面に係合され他
端がノズルホルダ13のフランジ部13cに係合
されたコイルバネ(作動部材)68とを具備して
なり、ノズルホルダ13がクランプブロツク63
のノズル装着穴63aに嵌装された際に、コイル
バネ68により反時計方向に付勢されるレバー6
7の左端を、上記クランプブロツク63の左上部
に形成されたクランプ溝63bと係合させて、ノ
ズルホルダ13の前後方向への移動を規制するよ
うになつている。なお、上記交換アーム41にノ
ズルホルダ13が把持される際には、レバー67
はその右端(第10図)が把持爪51の裏面に設
けられた図示せぬクランプ解除ブロツクと係合さ
れて、第10図における時計方向に回動させら
れ、その左端が上記クランプブロツク63のクラ
ンプ溝63bより離脱されるようになつている。
上記機構クランプ部64にあつては、レバー67
がノズルホルダ13に設けられているが、該レバ
ー67をクランプブロツク63に回動自在に軸支
し、クランプブロツク63に設けたシリンダ機構
により回動させて、そのノズルホルダ13側の端
部を該ノズルホルダ13のフランジ部13cに係
合させ、離脱させるように構成してもよい。一
方、第11図aにより詳細に示すように上記液圧
クランプ部65は、クランプブロツク63の右端
にピン69を中心に回動自在に設けられたレバー
(係止部材)70と、クランプブロツク63を支
持する後述のリングギア85の内部のシリンダ孔
71に挿入されてノズル装着穴63aに連絡した
クーラント流路72を、連通、遮断可能に設けら
れたクランプピストン73とを具備してなるもの
で、上記クーラント流路72に供給されるクーラ
ントの液圧を利用してクランプピストン73をシ
リンダ孔71から突出させることにより、クーラ
ント流路72を連通させてノズルホルダ13後端
へクーラントを供給させると共に、レバー70を
時計方向に回動させてその先端でノズルホルダ1
3のフランジ部13cをクランプブロツク63に
押し付けるようになつている。なお、レバー70
は、バネ74により常時反時計方向に付勢されて
おり、上記クーラント流路72にクーラント液圧
が供給されない場合に、クランプピストン73を
押し込んでクーラント流路72を遮断させると共
に、レバー71先端とフランジ部13cとの係合
を解放するようになつている。
第10図及び第12図に示すように、ノズルブ
ロツク63の上部にはノズルホルダ13の切り欠
き13dと係合する傾斜面63cが形成され、上
記各クランプ部64,65により把持されたノズ
ルホルダ13の回転を規制するようになつてい
る。なお、第11図において符号75はノズルホ
ルダ13の係合溝13bと係合してノズルホルダ
13の抜けを補助的に防止するボールプランジヤ
である。
また、第11図bに示すように、上記クランプ
ブロツク63は、主軸頭2の前端側に軸受部材8
4によつて主軸5の外周においてそれと同一軸心
回りに回転自在に支持されたリングギア85に、
ボルトにより取り付けられており、主軸5の前端
近傍の主軸頭2に配設されたサーボモータを含む
回転機構76(第1図参照)のピニオンギア86
と上記リングギア85が連結され、上記回転機構
76によつて上記リングギア85が回転されるこ
とにより、上記ノズルランプ機構10に把持され
たクーラントノズル6を主軸5のまわりに旋回さ
せることが可能である。そして、該クランプブロ
ツク63はノズルホルダ13の交換時にはノズル
装着位置P1(第1図参照)に停止させられるよ
うになつている。また、主軸頭2に固定された上
記軸受部材84の内周部には環状のクーラント通
路84aが形成され、このクーラント通路84a
に上記リングギア85のクーラント流路72の基
端側が連結されており、クーラント供給源(図示
略)から軸受部材84の導入孔84bを経てクー
ラント通路84aに供給されたクーラントが、さ
らにクーラント流路72、ノズル装着穴63aを
経て、該ノズル装着穴63aに装着されたノズル
ホルダ13に流れるようになつている。なお、第
11図b中、87は軸受部材84とリングギア8
5との軸受嵌合部において上記環状のクーラント
通路84aの前後に配設された一対のシール部材
である。
第13図ないし第15図に示すように、グライ
ンデイングセンタはクーラントの外部環境への飛
散を防止するスプラツシユガード77に覆われて
おり、そのノズルマガジン7前部と対向する部分
には、第13図に示すようにクーラントノズル6
を通過させるに十分な大きさの方形状をなす開口
部78が形成されている。そして、開口部78の
上部にはシヤツタ79が設けられており、該シヤ
ツタ79は、上記スプラツシユガード77の天井
に取り付けられた2本のスライドユニツト80,
81aの可動台80a,81aに支持されると共
に、スプラツシガード77に支持された2本のエ
アーシリンダ82,83のピストンロツド82
a,83aと連結されて前後方向に移動自在に設
けられ、上記開口部78をノズル交換動作に同調
して開閉するようになつている。
次に以上のように構成された自動ノズル交換装
置の作用を説明する。
グラインデイングセンタにより加工を行うにあ
たつては、まず主軸頭2がY軸原点位置に復帰さ
せられてATC3による主軸5への砥石の装着が
行われるが、これと並行して本実施例の自動ノズ
ル交換装置によるノズル装着動作が起動される。
まずこの時の動作から説明すると、加工開始時に
はグラインデイングセンタの制御装置から発せら
れるノズル選択指令に従つてノズルマガジン7の
ポツトチエーン19が回転駆動されて、第3図に
示すように最初に主軸5に装着される砥石Wに適
合する形状のクーラントノズル6がノズル受け渡
し位置P2に繰り出され、この後ポツトチエーン
19の回転がチエーン固定機構32により固定さ
れる。なお、この時第7図ないし第8図に示すよ
うに交換機構本体40は油圧シリンダ44によつ
てその後退端に保持され、交換アーム41は油圧
モータ45及び油圧シリンダ60の動作により右
待機位置P3に待機させられる。また、交換アー
ム41の把持爪51は油圧シリンダ50により交
換アーム41の先端から後退した位置に保持され
る。
ポツトチエーン19の固定動作が終了すると、
第13図ないし第15図に示すようにエアーシリ
ンダ82,83によつてシヤツタ79が前方へ引
き込まれ開口部78が開口される。続いて、第1
図に示すように油圧シリンダ60による交換アー
ム41の固定が解除されると共に油圧モータ45
が起動されて交換アーム41が反時計方向に旋回
させられ、ノズル受け渡し位置P2にて再度停止
させられる。これにより交換アーム41先端の把
持溝41aはノズル受け渡し位置P2に繰り出さ
れたクーラントノズル6のノズルホルダ13の被
把持部13eと係合され、この後、油圧シリンダ
50により把持爪51が交換アーム41先端に向
かつて前進させられてクーラントノズル6のノズ
ルホルダ13が交換アーム41の先端に把持され
る。なお、この時ノズルホルダ13に設けられた
ノズルクランプ機構10のレバー67は、把持爪
51の裏面のクランプ解除ブロツクと係合され、
コイルバネ68の弾発力に抗して時計方向へと回
動される(第10図参照)。
ノズルホルダ13が交換アーム41の先端に把
持されると、ついで油圧シリンダ44が起動され
て交換機構本体40が前進させられ、これに伴い
第2図に示すように交換アーム41が前進してノ
ズルホルダ13がポツト22から抜き取られる。
続いて、油圧シリンダ60による交換アーム41
の制動が解除されると共に、油圧モータ45が駆
動されて交換アーム41が反時計方向に回動さ
れ、第1図に示すようにノズル装着位置P1にて
停止させられる。そして、油圧シリンダ44によ
り交換機構本体40が後退させられ、これにより
交換アーム41に把持されたクーラントノズル6
のノズルホルダ13は、第11図に示すようにノ
ズルクランプ機構10のクランプブロツク63に
嵌装される。
ノズルホルダ13がクランプブロツク63に嵌
装されると、交換アーム41の把持爪51が油圧
シリンダ50によつて後退させられ、レバー67
と把持爪51裏面のクランプ解除ブロツクとの係
合が解除される。これによりレバー67は第10
図及び第11図に示すように、コイルバネ68に
弾発されて反時計方向に回動され、この結果レバ
ー67の左端がクランプブロツク63のクランプ
溝63bと係合してノズルホルダ13の前後方向
への移動が規制される。そして、把持爪51が後
退させられると、交換アーム41は時計方向に旋
回させられて第1図に示すように左待機位置P4
にて停止させられ、この後第13図及び第15図
に示すようにシヤツタ79が駆動されてスプラツ
シユガード77の開口部78が閉塞され、以上に
より交換アーム41によるノズル装着動作が終了
する。
このようにしてATC3による主軸5への砥石
Wの装着が行われ、かつクーラントノズル6がノ
ズル装着位置P1においてクランプブロツク63
3に装着されると、主軸5が起動されると共に、
第11図に示すクランプブロツク63のクーラン
ト流路72にクーラントが導かれる。すると、ク
ランプブロツク63に挿入されたクランプピスト
ン73がシリンダ孔71から押し出されてクーラ
ント流路72が連通されると共にレバー70が回
動されてその先端がノズルホルダ13のフランジ
部13cと係合される。これにより、ノズルホル
ダ13がクランプブロツク63に強固に圧着され
ると共に、クーラントノズル6の各ノズル管1
0,11先端から砥石W周面に向かつてクーラン
トが吐出され、以下、主軸頭2、コラム1及びテ
ーブル(図示略)の動作によつて砥石W間と図示
せぬワーク間に相対運動が与えられて加工が開始
されてる。そして、加工中、回転機構76(第1
図参照)によりクーラントノズル6は、砥石Wに
よるワークの加工軌跡を追うようにして主軸5の
周囲を移動させられ、これにより砥石Wにはその
回転方向両側から常時十分なクーラントが供給さ
れることとなつて、砥石Wの冷却及び切屑排出が
確実に行われる。
主軸5に装着された砥石Wによる加工が完了す
ると、主軸5の回転及びクーラントの供給が停止
させられると共に、主軸頭2がY軸原点へ、また
クーラントノズル6が元のノズル装着位置P1へ
と復帰させられ、新たな砥石W及びクーラントノ
ズル6との交換動作が開始される。
以下、この時のノズル交換効果について説明す
れば、まず、第7図に示すように左待機位置P4
にて待機させられていた交換アーム41がノズル
装着位置P1へと反時計方向に旋回させられて先
端の把持溝41aがノズルホルダ13の被把持部
13eと係合され、続いて把持爪51が交換アー
ム41先端に向けて前進させられてノズルホルダ
13が交換アーム41に把持される。
ついで、第7図ないし第8図に示すように交換
機構本体40が前進させられて交換アーム41が
前進させられる。この時、ノズルホルダ13の前
後動を拘束するレバー67は、把持爪51の前進
によりクランプブロツク63のクランプ溝63b
から離間され、また、ノズルホルダ13をクラン
プブロツク63に圧着していたレバー70の先端
は、既にクーラントの供給が停止されてノズルホ
ルダ13から離間されてあることから、交換アー
ム41の前進に伴つてノズルホルダ13はクラン
プブロツク63から引き抜かれる。なお、この動
作と並行してスプラツシユガード77のシヤツタ
79が駆動され開口部78が開口される(第13
図なしい第15図参照)。
ノズルホルダ13がクランプブロツク63から
引き抜かれると、交換アーム41は反時計方向に
ノズル受け渡し位置P2まで旋回させられた後に
交換機構本体40と共に後退させられ、これによ
り第2図ないし第3図に示すように交換アーム4
1に把持されたクーラントノズル6は、空き状態
となつていた元のポツト22に戻される。この後
交換アーム41の把持爪51が後退させられ、つ
いで交換アーム41が右待機位置P3まで時計方
向に旋回させられて、ポツト22に戻されたノズ
ルホルダ13が交換アーム41の把持溝41aか
ら解放される。
交換アーム41が右待機位置P3に移動する
と、チエーン固定機構32によるポツトチエーン
19の回転規制が解除され、続いて図示せぬ制御
装置から発せられるノズル選択指令に基づいて、
ノズルマガジン7のポツトチエーン19がマガジ
ン駆動機構8により回転駆動され、主軸5に装着
された新たな砥石Wに適するクーラントノズル6
がノズル受け渡し位置P2に繰り出される。そし
てポツトチエーン19の回転がチエーン固定機構
32によつて規制され、続いて交換アーム41が
再度ノズル受け渡し位置P2に旋回させられて新
たなクーラントノズル6のノズルホルダ13が把
持され、以下加工開始時におけるノズル装着動作
と同様にして新たなクーラントノズル6がノズル
装着位置P1に装着されて加工が再開される。そ
して、以後加工の進行に応じて砥石Wとクーラン
トノズル6が上記手順に従い適宜交換される。
以上説明したように、本実施例の自動ノズル交
換装置にあつては、ノズルマガジン7において主
軸5に装着される砥石Wに最適な形状のクーラン
トノズル6が選択され、選択されたクーラントノ
ズル6がノズル交換機構9により主軸5近傍のノ
ズル装着位置P1に搬送されてノズルクランプ機
構10で固定されるので、砥石Wとワークとの加
工点に常に最適な位置から十分な量のクーラント
を供給することができる。そして、この自動ノズ
ル交換装置によれば、砥石Wとクーラントノズル
6とが独立しているために砥石W側の構成を大幅
に簡素化でき、これにより砥石Wの重量が軽減さ
れて主軸系の剛性低下が防止され、また砥石Wの
周囲に必要とされる空間が必要最小限で済んで加
工形態の制限が大幅に緩和され、さらには砥石W
の保守管理が容易となつて経済的な負担も軽減さ
れる。また、ノズルマガジン7が、グラインデイ
ングセンタの加工領域から隔離して設けられてい
るため、その大きさに科せられる制約も解消さ
れ、従つてノズルマガジン7内部に収納し得るク
ーラントノズル6の本数を従来のテーブル上にス
トツカを設けたものに比して大幅に増加させるこ
とができて、加工の無人化、複雑化に伴うATC
3の工具マガジンの大容量化に十分に対応するこ
とができる。
さらに本実施例特有の効果として、本実施例の
自動ノズル交換装置では、ノズル交換を行う際の
主軸頭2の位置を、ATC3によつて砥石Wを交
換する際の主軸頭2の位置であるY軸原点位置に
設定したため、クーラントノズル6の交換動作を
ATC3による砥石交換動作と並行して行うこと
ができ、サイクルタイムの大幅な短縮化が実現さ
れた。なお、この場合ATC3の工具交換アーム
4の動作タイミングと交換機構9の交換アーム4
1の動作タイミング、及びこれらに把持された砥
石Wとクーラントノズル6との形状によつては、
両者が干渉するおそれがあるが、このようなとき
には両アーム4,41の動作タイミングを調整す
ることで十分に対応できる。
また、主軸5の近傍に装着されるクーラントノ
ズル6を、ノズルクランプ機構10の機構クラン
プ部64と液圧クランプ部65により2重に固定
する構成としたため、その安全性が大幅に向上す
るという効果も得られた。
なお、本実施例の自動ノズル交換機構各部の構
成はあくまで一例であり、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えばATCの工具マガジン
がコラム上面に配置されるマシニングセンタの場
合には、ノズルマガジンをコラム左側面側に配置
することが考えられ、これ以外にもノズルマガジ
ンをマシニングセンタの側方に独立して設ける別
置型の構成としたり、交換アームによるノズルホ
ルダの把持形式を変更する等、これらは適用され
る機構の構成に応じて当然に種々設計変更され得
るものである。また、本実施例では特に自動ノズ
ル交換装置をグラインデイングセンタに適用した
場合について説明したが、本発明はこれに限らず
切削加工を対象とするマシニングセンタにも当然
に適用されるものである。さらに、本実施例では
特にノズル交換を砥石交換毎に行つているが、仕
様の近似する複数の砥石を一つのクーラントノズ
ルで賄うものとすれば、クーラントノズルの本数
が減少してノズル保守管理が容易となり、またノ
ズルマガジンの小形化を図ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、ノズルマガ
ジンに収納されたクーラントノズルから主軸に装
着される工具に最適な形状のクーラントノズルを
選択して主軸近傍のノズル装着位置に装着するも
のであるから、工具とワークとの加工点に常に最
適な位置から十分な量のクーラントを供給するこ
とができる。そして、この場合、工具がクーラン
トノズルから独立するために工具側の構成は大幅
に簡素化され、これにより工具ホルダの重量が軽
減されて主軸系の剛性低下が防止され、また加工
時に工具の周囲に必要とされる空間が必要最小限
で済んで加工形態の制限が大幅に解消され、さら
には工具の保守管理が容易となつて経済的な負担
も軽減される。また、ノズルマガジンを、工作機
械の加工領域から隔離して設けたため、その大き
さに科せられる制約も解消され、従つて内部に収
納し得るクーラントノズルの本数の制限が無くな
つて加工の無人化、複雑化に伴うATCの工具マ
ガジンの大容量化に十分に対応する自動ノズル交
換装置が実現できる。
更にまた、クーラントノズルを、ノズルクラン
プ手段の機械クランプ部と液圧クランプ部によつ
て2重に固定する構成とされているので、強固に
固定することができる。しかも、液圧クランプ部
はクーラントの液圧を利用してクーラントノズル
を固定するので、クーラントの液圧がどのように
高くてもそれに見合つた固定力が得られるように
なり、クーラントノズルを確実かつ安全に固定す
ることができ、したがつて高圧のクーラントで切
削熱を効率的に奪つて高硬度のワーク等を精度よ
く円滑に加工することができる上、工具寿命をの
ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第15図はすべて本発明の一実施
例を示すものであり、第1図はその概略構成を示
す正面図、第2図はその右側面図、第3図はノズ
ルマガジンの構成を示す平面図、第4図はノズル
マガジン前部の詳細を示す平面図、第5図は第4
図中のA−A線における断面図、第6図はポツト
の正面図、第7図はノズル交換機構の詳細を示す
正面図、第8図はノズル交換機構の詳細を示す側
断面図、第9図は第8図中B−B線における断面
図、第10図はノズルクランプ機構の詳細を示す
正面図、第11図はノズルクランプ機構及び該ノ
ズルクランプ機構が取り付けられた主軸頭前端側
の構成を示すもので、aはノズルクランプ機構を
一部断面視して示す平面図、bは主軸頭前端の断
面図、第12図はノズルクランプ機構の詳細を示
す右側面図、第13図はグラインデイングセンタ
を覆うスプラツシユガードの平面図、第14図は
シヤツタの取り付け位置を示す正面図、そして第
15図はシヤツタの開閉状態を示す右側面図であ
る。 3……ATC(自動工具交換装置)、5……主軸、
6……クーラントノズル、7……ノズルマガジ
ン、8……マガジン駆動機構、9……ノズル交換
機構、10……ノズルクランプ機構、P1……ノ
ズル装着位置、P2……ノズル受け渡し位置、W
……砥石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動工具交換装置3を備えた工作機械に使用
    される自動ノズル交換装置であつて、先端が前記
    工作機械に使用される各工具Wに適合した形状に
    各々形成された複数のクーラントノズル6と、前
    記工作機械の加工領域から離間して設けられ、そ
    の内部に前記各クーラントノズル6を収納するノ
    ズルマガジン7と、該ノズルマガジン7を駆動し
    てノズルマガジン内所定のノズル受け渡し位置P
    2に一つのクーラントノズル6を移動させるマガ
    ジン駆動手段8と、前記工作機械の主軸5近傍に
    設けられたノズル装着位置P1に前記各クーラン
    トノズル6を固定するノズルクランプ手段10
    と、前記各クーラントノズル6を把持可能に設け
    られると共に前記ノズル受け渡し位置P2と前記
    ノズル装着位置P1との間を往復移動可能に設け
    られたノズル交換手段9とを具備し、かつ前記ノ
    ズルクランプ手段10は、クーラント流路72に
    連結されて工作機械側のクランプブロツク63に
    形成されたノズル装着穴63aにクーラントノズ
    ル6のノズルホルダ13が嵌装された際に、ノズ
    ルホルダ13とクランプブロツク63のいずれか
    一方に設けられたレバー67をノズルホルダ13
    とクランプブロツク63の他方に形成されたクラ
    ンプ溝63bに作動部材68の力で係合させてク
    ランプブロツク63に対するノズルホルダ13の
    軸方向の移動を規制する機械クランプ部64と、
    前記クーラント流路72を流れるクーラントの液
    圧によるクランプピストン73の作用で係止部材
    70を動かしてノズルホルダ13のフランジ部1
    3cをクランプブロツク63に押し付ける液圧ク
    ランプ部65とを備えたことを特徴とする自動ノ
    ズル交換装置。
JP63264583A 1988-10-20 1988-10-20 自動ノズル交換装置 Granted JPH02109654A (ja)

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