JPH02232109A - 両頭型加工装置 - Google Patents

両頭型加工装置

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JPH02232109A
JPH02232109A JP5126289A JP5126289A JPH02232109A JP H02232109 A JPH02232109 A JP H02232109A JP 5126289 A JP5126289 A JP 5126289A JP 5126289 A JP5126289 A JP 5126289A JP H02232109 A JPH02232109 A JP H02232109A
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spindles
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machining
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は両頭型加工装置に関し、一層詳細には、互いに
外方に延在する少なくとも一組のスピンドルを設け、前
記一組のスピンドルを夫々所定の加工方向に回転させる
と共に一体的に進退変位させ、夫々のスピンドルに取着
されている加工用工具により少なくとも2つのワークに
対し効率的な加工作業を遂行可能にした両頭型加工装置
に関する。
[発明の背景コ 一般に、工場内において、種々のワークを加工すべく、
各種の加工装置が使用されている。
この場合、実質的には前記加工装置に対し被加工物であ
るワークを所定の加工姿勢に位置決め固定した後、当該
加工装置を駆動し、例えば、回転駆動されるスピンドル
に取着された切削工具によりこのワークに対し加工作業
を行う。次いで、加工装置の駆動を停止し、加工終了後
のワークを取り外してこれを次なる作業位置へと搬送す
る一方、前記加工装置に対し新たなワークの取付作業を
行い、前記新たなワークに対し加工作業を施している。
然しながら、前記の従来技術では、加工開始前の各ワー
クを加工装置に対し位置決め固定する作業を行っている
間、並びに加工終了後の各ワークを取り外す作業を行っ
ている間は前記加工装置による加工作業を中断しなけれ
ばならない。このため、前記ワークの位置決め並びに着
脱作業が煩雑なものとなり、加工装置を効率的に稼働さ
せることが出来ないという不都合が指摘されている。特
に、ワークを迅速に大量生産しようとする際、この種の
加工装置では好適に対応することが出来ず、例えば、同
一の加工装置を複数台用意する必要がある。すなわち、
実質的には極めて不経済であると共に、前記加工装置の
占有スペースが拡大してしまうという欠点が露呈してい
る。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、互いに外方に延在する少なくとも一組のスピン
ドルを設けた加工ユニットを用意すると共に、前記加工
ユニットを第1および第2の加エステーション間に進退
自在に配設し、前記一組のスピンドルを夫々加工方向に
回転させながら前記加工ユニットを進退変位させて夫々
のスピンドルに取着されている加工用工具により前記第
1および第2加工ステーションに位置決めされている夫
々のワークに対し加工を行うよう構成し、これによって
一方のワークに加工を行っている際に他方のワークの位
置決め並びに着脱作業を遂行することが出来、装置自体
の稼働率を向上させることを可能にした両頭型加工装置
を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段コ 前記の目的を達成するために、本発明は第1の加工ステ
ーションと第2の加工ステーションとに対し進退自在な
加工ユニットを有すると共に、前記加工ユニットは前記
第1および第2加工ステーションに配設される夫々の被
加工物に対向する第1および第2のスピンドルヘッドと
、加工用工具を取着し且つ前記第1および第2スピンド
ルヘッドに支持されて夫々の被加工物に指向して加工方
向に回転する少なくとも一組のスピンドルを具備するこ
とを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る両頭型加工装置について好適な実施
態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
第1図および第2図において、参照符号20は本実施態
様に係る両頭型加工装置を示す。前記加工装置20は基
台22を含み、この基台22上に矢印X方向に延在して
一対のガイドレール24a124bが固着される。前記
ガイドレール24a124bの間には同様に、矢印X方
向に延在するボールねじ26が配設され、このボールね
じ26は基台22の一端に固着された回転駆動源28に
連結される。この場合、前記ボールねじ26はスライド
テーブル30に嵌合しており、前記スライドテーブル3
0はガイドレール24a,24bに係合すると共に、そ
の上部には夫々のガイドレール24a124bと直交す
る矢印Z方向に延在して一対のガイドレール32a,3
2bが載置される。
そこで、前記ガイドレール32a,32bに可動コラム
34が係合する。前記可動コラム34の下部に回転駆動
源36が固設され、この回転駆動源36の回転駆動軸3
6aにビニオン38が軸着され、このピニオン38はガ
イドレール32bの側部に矢印Z方向に延在して固着さ
れたラック40に噛合する。可動コラム34の中央には
比較的大径な開口部42が画成されると共に、この開口
部420両側部外方にあって鉛直方向(矢印Y方向)に
延在する一対のガイドレール44a,44bが係着され
る。さらに、可動コラム34の上部に昇降手段46とス
ピンドル駆動手段48とが装着される。
前記昇降手段46は実質的にギヤボックス50を有し、
このギヤボックス50に回転駆動源52を載設して前記
回転駆動源52の図示しない回転駆動軸をギヤボックス
50内の歯車列(図示せず)を介しねじ軸54に係合す
る。従って、回転駆動源52を駆動すればねじ軸54が
矢印Y方向に進退変位する。この場合、ねじ軸54の上
部は可動コラム34およびギヤボックス50を貫通し上
方に延在してカバ一部材56により囲繞され、一方、前
記ねじ軸54の下部に加工ユニット58が吊持される。
前記加工ユニット58はガイドレール44a144bに
係合するケーシング59を有し、このケーシング59の
矢印Z方向両端に夫々第1および第2のスピンドルへッ
ド60、62を装着する。前記第1および第2スピンド
ルヘッド60、62には夫々4つのヘッド部64a乃至
64dと66a乃至66dとが設けられ、夫々互いに同
軸的なヘッド部64a,66aと、64b,66bと、
64C%66Cと、64d,66dとにスピンドルスリ
ーブ68a乃至68dが矢印Z方向に進退自在に一体的
に嵌合する。前記スピンドルスリーブ68a乃至68d
には夫々一組のスピンドル7Qa,70bと、70c1
70dと、70e,70fと、70g,70hとが夫々
所定の方向に回転自在に嵌合すると共に、前記スピンド
ル70a乃至70hはスピンドル駆動手段48を介して
一体的に回転駆動される。
すなわち、前記スピンドル駆動手段48は可動コラム3
4上に配設されるギヤボックス72と、このギヤボック
ス72上に載設される回転駆動源74とを有し、この回
転駆動源740回転駆動力は図示しない歯車列を介し回
転軸76に伝達される。
前記回転軸76はギヤボックス72の上方に延在してこ
の上部をカバ一部材78で囲繞される一方、鉛直下方向
に延在する下端部を加工ユニット58内に臨入し、この
下端部にがさ歯車80を軸着する。第3図および第4図
に示すように、前記かさ歯車80はかさ歯車82に噛合
しており、このかさ歯車82と駆動歯車84aとがケー
シング59に対し支承される回転軸86に軸着されてい
る。前記駆動歯車84aは可動歯車88aに噛合し、こ
の場合、前記可動歯車88aはスピンドルスリーブ68
aに回転自在に支承され、このスピンドルスリーブ68
aの矢印Z方向への移動量に対応して軸線方向に対し所
定の長さを有している。また、スピンドルスリーブ68
aには前述した可動歯車88aと反対側に可動歯車88
bを支承している。
前記スピンドルスリーブ68aはその両端部をスピンド
ルヘッド60, 620ヘッド部64a,66aに摺動
自在に嵌合しており、このスピンドルスリーブ68aと
ヘッド部64aとの間にスピンドル変位機構90を構成
する〈第4図参照》。前記スピンドル変位機構90は実
質的にシリンダ機構からなり、スピンドルスリーブ68
aの外周部に大径なピストン部92を形成する一方、ヘ
ッド部64aとこのピストン部92との間に第1および
第2の圧力室94a,94bを画成する。
次いで、スピンドルスリーブ68a内には夫々複数のベ
アリング96a,96bを介してスピンドル7Qa,7
0bが回転自在に配設され、前記スピンドル70aには
可動歯車88a,88bに噛合する従動歯車97aが外
装される。夫々のスピンドル70a,70bの近接する
端部にこれらを互いに異なる方向、すなわち、互いの加
工方向に回転させるための回転方向変換手段98が設け
られる。
前記回転方向変換手段98はベベルギャ支持部材100
を有し、このベベルギャ支持部材100はスピンドルス
リーブ68aの略中央部に嵌合すべく略円筒状を呈する
と共に、その両端側に可動歯車88a,88bが係合す
ることを回避すべく平坦面102a, 102bを形成
する。ベベルギャ支持部材100の中央部に断面矩形状
の開口部108を設け、この開口部108を画成し、図
中、上下方向に位置する内壁面に補助かさ歯車110a
, 110bが回転自在に支承される。一方、スピンド
ル70a170bの端部にかさ歯車112a, 112
bが同軸的に軸着され、これらのかさ歯車112a, 
112bは前記補助かさ歯車110a, 110bに噛
合する。なお、前記べベルギャ支持部材100は実際上
図示しない止めねじ等によりスピンドルスリーブ68a
内に固定される。
また、第5図に示すように、駆動歯車84aにはスピン
ドルスリーブ68bに支承されている可動歯車88Cが
噛合しており、この可動歯車88cはスピンドル70c
に軸着している従動歯車97bに噛合する。この従動歯
車97bは前記スピンドルスリーブ68bに支承されて
いる他の可動歯車88dを介し駆動歯車84bに噛合す
ると共に、前記駆動歯車84bはスピンドルスリーブ6
8Cに支承されている可動歯車88eを介しスピンドル
70eの従動歯車97cに噛合する。一方、前述したス
ピンドルスリーブ68aに支承されている可動歯車88
bは駆動歯車84Cを介してスピンドルスリーブ68d
の可動歯車88fに噛合し、この可動歯車88fがスピ
ンドル70gの従動歯車97dに噛合している。
従って、単一のスピンドル駆動手段48を介し実質的に
四組のスピンドル70a,70bと70C170dとT
oe,?Ofと70g,70hとが夫々所定の加工方向
に一体的に回転駆動されるに至る。ここで、スピンドル
スリーブ68b乃至68d並びにスピンドル70C乃至
70hは前述したスピンドルスリーブ68a並びにスピ
ンドル70a,70bと同様に構成されるものであり、
これらの詳細な説明は省略する。
なふ、第4図に示すように、スピンドルスリーブ68a
乃至68dの両端部とスピンドル70a乃至70hとの
間には外部から塵埃や切削屑等が進入すること阻止すべ
くダストシール113が介装されると共に、夫々のスピ
ンドル70a乃至70hには加工されるワークWに対応
して所定の切削工具114a乃至114hを装着してお
く。
ところで、この場合、第1図に示すように、第1および
第2スピンドルヘッ.}′60、62ニ対向して夫々第
1および第2の加工ステーション116a, 116b
が設けられる。前記第1および第2加工ステーション1
16a, 116bは実質的にワーク載置部118aS
118bを有し、前記ワーク載置部118a, 118
bに同一の、あるいは種類の異なるワークW+ 、W2
が位置決め保持される。
本実施態様に係る両頭型加工装置は基本的には以上のよ
うに構成されるものであり、次にその作用並びに効果に
ついて説明する。
先ず、当該加工装置20において加工されるワークW+
 、W2に対応し切削工具114a乃至114hを所望
の位置に配置する。すなわち、第4図に示すように、ス
ピンドル変位機構90を構成する圧力室94bに対し圧
力流体を供給し、ピストン部92とスピンドルスリーブ
68aとを一体的に矢印Z2方向に変位させる。このた
め、前記スピンドルスリーブ68a内に支承されている
スピンドル70a,70bが同様に矢印Z,方向に変位
し、前記スピンドル70bに取着されている切削工具1
14bが加工作業を行うべく位置決めされる。
同様に、スピンドルスリーブ68cを矢印Z2方向に変
位させ、このスピンドルスリーブ68c内のスピンドル
70fに取着されている切削工具114fが加工用に選
択される。一方、他のスピンドルスリーブ68b,68
dを矢印Z,方向に変位させ、夫々のスピンドル70c
,70gに取着されている切削工具114.c, 11
4gを矢印Z1方向に突出させて加工作業用に位置決め
する。
そこで、第1および第2加エステーション11.6a,
 116bのワーク載置部118a, 118bにワー
クW+ 、W2を位置決め固定した後、当該加工装置2
0を駆動する。すなわち、スピンドル駆動手段48を構
成する回転駆動源74の駆動作用下に回転軸76を所定
の方向に回転させると、この回転軸76の下端部に軸着
されたかさ歯車80とこれに噛合するかさ歯車82を介
し駆動歯車84aが回転する。前記駆動歯車84aには
可動歯車88aの端部側が噛合しており、この可動歯車
88aの回転力は従動歯車97aを介しスピンドル70
aに伝達される。
第3図に示すように、前記スピンドル70aが矢印方向
に回転すると、回転方向変換手段98を介してスピンド
ル70bが前記スピンドル70aとは異なる方向に回転
する。すなわち、スピンドル70aの端部に軸着されて
いるかさ歯車112aがベベルギャ支持部材100に支
承されている補助かさ歯車110a, 110bに噛合
すると共に、これらの補助かさ歯車110a, l.1
0bはスピンドル70bに軸着されているかさ歯車11
2bに噛合している。
従って、スピンドル70aの矢印方向への回転力は補助
かさ歯車110a, 110bを介し反転した状態でか
さ歯車112bに伝達され、スピンドル70bが矢印方
向に回転するに至る。これによって、スピンドル70 
a , 70 bは切削工具114a, 114bを夫
々切削方向に回転させることになる。
その際、第5図に示すように、駆動歯車84aには前述
した可動歯車88aの他、可動歯車88cが噛合してふ
り、前記駆動歯車84aの回転作用下にこの可動歯車8
8cに噛合する従動歯車97bを介しスピンドル70c
とスピンドル70dとが夫々逆方向に回転する。さらに
、従動歯車97bと噛合する可動歯車88dが回転し、
これが噛合する駆動歯車84b1可動歯車88eおよび
従動歯車97cを介しスピンドル70eと7Ofとが夫
々互いに逆方向に回転する。また、前述したスピンドル
70aの従動歯車97aには他の可動歯車88bが噛合
しており、この可動歯車88bに噛合する駆動歯車84
cおよび可動歯車88fを介してスピンドル70gと7
0hとが互いに異なる方向に回転駆動される。
一方、昇降手段46を構成する回転駆動源52の駆動作
用下にねじ軸54を回転させてこれに吊持されている加
エユニット58を矢印Y方向(鉛直方向)に所定の高さ
位置まで移動させて位置決めする。また、回転駆動源2
8の駆動作用下にボールねじ26を所定の方向に回転さ
せ、このボールねじ26が嵌合するスライドテーブル3
0をガイドレール24 a , 24 bの案内作用下
に矢印X方向に対し所定の位置に移動させておく。
次いで、回転駆動源36の作用下にビニオン38を回転
させ、このビニオン38が噛合するラック40を介して
可動コラム34を矢印Z1方向に変位させる。このため
、第1スピンドルヘッド60から矢印z1方向に突出し
ているスピンドル700170gに取着された切削工具
11.4c, 114gが切削方向に回転し第1加工ス
テーション116aに位置決めされているワークW,に
対し所定の加工作業を行う。
前記ワークW+の加工作業終了後、回転駆動源36を駆
動しピニオン38を前記とは逆方向に回転させて可動コ
ラム34を矢印Z2方向に変位させ、夫々の切削工具1
14c, 114gをワークW+から離脱させる。さら
に、可動コラム34を矢印Z2方向に変位させると、第
2スピンドルヘッド62から矢印z2方向に予め突出し
ているスピンドル70b,70fに取着されている切削
工具114b, 114fが第2加工ステーション11
6bのワーク載置部118b上に位置決め固定されてい
るワークW2に対し所定の加工作業を遂行する(第2図
参照)。
前記第2加工ステーション116bでワークW2の加工
作業を行っている際、第1加工ステーション116aで
は、ワーク載置部118aにおいて加工作業を終了した
ワークW1 と新たなワークWとの交換作業を行う。こ
のように、夫々のワーク載置11118a, 118b
ではワークW+ 、W2の着脱作業と加工作業とを交互
に遂行していく。
なお、加エステーション116aでの加工作業を行った
後、可動コラム34を第2加工ステーション116b側
に移動させる際、昇降手段46並びに回転駆動源28を
駆動して加工ユニット58を夫々矢印X並びにY方向に
変位させて、切削工具114b,114fの位置副整を
行うことが出来る。
次いで、前述したワークWISW2とは異なるワークに
対し加工作業を行う際には、夫々の切削工具114a乃
至114hをこの新たなワークに対応して位置決めする
。すなわち、第4図において、スピンドル変位機構90
を構成する圧力室94aに圧力流体を供給し、ピストン
部92とスピンドルスリーブ68aとを一体的に矢印Z
i方向へ変位させる。このため、スピンドル70bに取
着されている切削工具114bが可動コラム34側へと
変位して待機位置に位置決めされる一方、スピンドル7
0aに取着されている切削工具114aが矢印Z,方向
に突出して加工作業を行うべく位置決めされるに至る。
同様に、スピンドルスリーブ68Cを矢印Z,方向に変
位させると共に、他のスピンドルスリーブ68b,68
dを矢印Z2方向へと突出させ、これによって実質的に
切削工具114a, 114d, 114eおよび11
4hを切削作業用に選択する。
この場合、本実施態様によれば、加工ユニット58の矢
印Z方向両端部に第1および第2スピンドルへッド60
、62を設け、これらのスピンドルヘッド60、62に
矢印Z方向に進退自在なスピンドルスリーブ68a乃至
68dを配設する。さらに、夫々のスピンドルスリーブ
68a乃至68d内にスピンドル70aと70b,70
cと70d,70eと7Ofおよび70gと70hを互
いに異なる方向に回転自在に収容している。従って、可
動コラム34を矢印Z1方向へ移動させれば、第1スピ
ンドルヘッド60においてスピンドル70a,70c,
70eおよび70gが切削方向に回転して第1加工ステ
ーション116aのワークW,の加工を遂行する。一方
、可動コラム34を矢印Z2方向に搬送すれば、第2ス
ピンドルヘッド62においてスピンドル70b,70d
,70fおよび70hが切削方向に回転し第2加エステ
ーション116bのワークW2の加工を行うことが出来
る。
このように、第1加工ステーション116aでワークW
l に対し所定の加工作業を行った後、可動コラム34
を回転駆動源36の駆動作用下に矢印Z2方向に変位さ
せるだけで第2加工ステーション116bのワークW2
に対し極めて迅速に加工を行うことが可能となる。
さらに、ワークW2に対し加工を行っている際、第1加
工ステーション116aのワーク載置部118aにおい
て加工終了後のワークW1と新たなワークW1とを交換
する作業を行えば、ワークW2の加工を行った後即座に
この新たなワークW1の加工を開始することが出来る。
従って、従来のように、加工終了後のワークと新たなワ
ークとを交換する間に加工装置の駆動を停止させるもの
に較べ、当該加工装置20の稼働率を一挙に向上させる
ことが可能となるという効果が得られる。
しかも、当該装置20には8つの切削工具114a乃至
ii4hを設けてふり、実際上、工具交換作業を行うこ
となく4種類のワークの加工を達成出来、多種類のワー
クに対し効率的な加工作業を遂行し得るという利点が挙
げられる。
次いで、第6図に本実施態様に係る加工装置を組み込む
トランスファマシン130を示す。すなわち、前記トラ
ンスファマシン130は実質的に閉ループを形成し矢印
X方向に長尺な矩形状の加工ライン132を有し、この
加工ライン132の一端にワーク投入・払出ステーショ
ン134を設ける。また、前記加工ライン132にワー
クW,を順次加工するための第1乃至第8の加工ステー
ション136a乃至136hを設けると共に、第3加工
ステーション136Cでは前記ワークW,の姿勢を変換
する作業が行われる。そこで、加工ライン132の内方
に加工装置20a乃至20dが所定間隔離間して併設さ
れる。
このように構成されるトランスファマシン130におい
て、先ず、ワーク投入・払出ステーション134にワー
クW3を配置する。次いで、前記ワークW3を第1乃至
第8加工ステーション136a乃至136hに順次送り
出し、加工装置20a乃至20dにより加工作業を行っ
た後、ワーク投入・払出ステーション134から取り出
す。
その際、加工装置20a乃至20dはその両側において
前記ワークW3に対し夫々異なる加工作業を行うことが
出来、従来のように、片側にのみ加工手段を備える加工
装置に較べ、トランスファマシン130の全長(矢印X
方向)を半分に縮小することが出来る。
しかも、加工装置20aにより第1加工ステーション1
36aでワークW3の加工を行った後、この加工装置2
0aを介し即座に第8加工ステーション136hに位置
決めされているワークW3の加工を施すことが可能とな
る。このため、前記第1加エステーション136aにお
いてワークW3の交換作業を行っている際、加工装置2
0aの加工作業を中断する必要がない。特に、第3加工
ステーション136CにおいてワークW3の姿勢を変換
する場合には、この姿勢変換作業に相当な時間が費やさ
れるが、この際にも加工装置20cを介し第6加工ステ
ーション136fにおいてワークW,の加工を行うこと
が出来る。これによって、ワークW,を効率的に且つ大
量生産することが可能となるという効果が得られる。
さらにまた、当該実施態様では、第7図に示すトランス
ファマシン150を採用することが出来る。このトラン
スファマシン150は加工装置20a乃至20dの両側
にあって夫々独立な加エライ:/152a, i52b
を有し、前記加エライ/152a,152bに加工ステ
ーション154a乃至154dと156a乃至156d
とが設けられる。そして、これらの加工ライン152a
, f52bに沿ってワークw. 、WSを矢印方向へ
と移送しながら各加工装置20a乃至20dにより前記
ワークW4 、Wsの加工を行うよう構成している。
ここで、加工ライン152aの加工ステーション154
a乃至154dにおいてワークW4の加工作業を行って
いる際に、加エライン152bの加工ステーション15
6a乃至156dに対しワークW,の搬送並びに位置決
め作業を行う。これによって、ワークWa 、Wsの加
工作業全体をより一層効率的に遂行することが可能とな
る効果が得られる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、加工ユニットに進退方
向に延在する少なくとも一組のスピンドルを設け、前記
加工ユニットを進退変位させることによって第1および
第2加工ステーションに配置される夫々のワークに対し
迅速に加工作業を行うことが出来る。しかも、一方のワ
ークの加工を終了した後他方のワークの加工を行ってい
る際、この一方のワークと新たなワークとを交換する作
業を行うことが可能となる。
従って、装置全体の稼働率を一挙に向上させることが出
来ると共に、極めて効率的な加工作業を遂行することが
可能となるという効果が得られる。
さらに、単一の加工ユニットに複数のスピンドルを配設
することにより、工具の交換作業を行うことなく多種類
のワークに対し効率的な加工作業を行うことが出来ると
いう利点が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る両頭型加工装置の斜視図、 第2図は当該加工装置の一部断面平面図、第3図は当該
加工装置の内部の構成を示す斜視説明図、 第4図は第3図に示す要部の縦断面図、第5図は当該加
工装置の一方のスピンドルヘッドの正面図、 第6図および第7図は夫々当該加工装置を組み込むトラ
ンスファマシンの概略平面説明図である。 20・・・加工装M      30・・・スライドテ
ーブル34・・・可動コラム    46・・・昇降手
段48・・・スピンドル駆動手段 58・・・加工ユニット 60, 62川スピンドルヘッド 68a〜68d・・・スピンドルスリーフ70a〜70
h・・・スピンドル 90・・・スピンドル変位機構 98・・・回転方向変換手段 114a−114h・・
・切削工具116a, 116!)・・・加工ステーシ
ョンFIG.2

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の加工ステーションと第2の加工ステーショ
    ンとに対し進退自在な加工ユニットを有すると共に、前
    記加工ユニットは前記第1および第2加工ステーション
    に配設される夫々の被加工物に対向する第1および第2
    のスピンドルヘッドと、加工用工具を取着し且つ前記第
    1および第2スピンドルヘッドに支持されて夫々の被加
    工物に指向して加工方向に回転する少なくとも一組のス
    ピンドルを具備することを特徴とする両頭型加工装置。
  2. (2)請求項1記載の装置において、加工ユニットを実
    質的に直交座標系の三軸方向に進退自在に構成すること
    を特徴とする両頭型加工装置。
  3. (3)請求項1記載の装置において、第1および第2ス
    ピンドルヘッドに少なくとも一以上のスピンドルスリー
    ブを一体的に支持すると共に、前記スピンドルスリーブ
    に一組のスピンドルを互いに異なる方向に回転自在に配
    設するよう構成することを特徴とする両頭型加工装置。
  4. (4)請求項3記載の装置において、一方のスピンドル
    ヘッドとスピンドルスリーブとの間に変位機構を構成し
    、前記変位機構の作用下に前記スピンドルスリーブと一
    組のスピンドルとを一体的に第1および第2加工ステー
    ションに対し進退変位させることを特徴とする両頭型加
    工装置。
  5. (5)請求項4記載の装置において、変位機構は実質的
    にシリンダ機構からなり、スピンドルスリーブにピスト
    ン部を形成すると共に、前記ピストン部を嵌合する一方
    のスピンドルヘッドに第1および第2の圧力室を画成し
    、前記第1および第2圧力室に圧力流体を選択的に供給
    して前記スピンドルスリーブを一組のスピンドルと一体
    的に進退変位させるよう構成することを特徴とする両頭
    型加工装置。
  6. (6)請求項3または4記載の装置において、第1およ
    び第2スピンドルヘッドに二以上のスピンドルスリーブ
    を介して二組以上のスピンドルを支持すると共に、前記
    二組以上のスピンドルを単一のアクチュエータの作用下
    に互いに異なる方向に一体的に回転させるよう構成する
    ことを特徴とする両頭型加工装置。
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