JPH0535775Y2 - - Google Patents

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JPH0535775Y2
JPH0535775Y2 JP9832687U JP9832687U JPH0535775Y2 JP H0535775 Y2 JPH0535775 Y2 JP H0535775Y2 JP 9832687 U JP9832687 U JP 9832687U JP 9832687 U JP9832687 U JP 9832687U JP H0535775 Y2 JPH0535775 Y2 JP H0535775Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリーム状化粧料等を収納した容器
の開閉構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、釦操作して選択的に上蓋や中皿のいずれ
か一方を開いたり、或いは両方を一体に開くよう
に構成したものとしては、例えば第5図a,bに
示す実開昭60−173215号公報に記載のコンパクト
容器の開閉装置がある。これは、容器本体1の表
側と裏側に蓋体2および下容器体3がそれぞれ開
閉自在にヒンジ結合されており、シーソー状の解
除操作体4をいずれか一方側に押圧揺動せしめ
て、容器本体1に対して蓋体2のみを開いたり
(第5図a)、或は下容器体3を開く(第5図bの
ように、下容器体3に対して容器本体1および蓋
体2を開くとも考えられる)構造になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このコンパクト容器の開閉装置
の場合、容器本体1、蓋体2、そして下容器体3
の各部材の非常に多くの箇所に係合凸部や係合凹
部が設けられ、これらを互いに係合解除する解除
操作体4側にも、同様に複雑な形状でしかも多数
の係合凹凸部が形成されており、これらの全てが
それぞれ曲率の異なるカムのごとき彎曲面や傾斜
面で形成されているために、互いを高精度の寸法
的な取り合いで係脱させるには、金型設計などを
含む型成形上の問題点を考慮すると、あまりにも
実用化できる構造の提供とは言い難い。
本考案は、このような従来例の問題点に鑑みて
なされたものであり、係合部同士を複雑な曲面加
工などした構造を極力避け、簡潔にして機能的な
化粧料容器の開閉構造の提供を目的としている。
また、この目的に併せて、開閉構造の全体をユ
ニツト化し、このユニツトを容器本体側に螺着な
どで着脱できる構造とすることで、容器側の多様
性に対応できる汎用性をもたせ、同時にユニツト
化で型成形を容易にすることも狙つている。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本考案による化
粧料容器の開閉構造は次なる構成とした。
即ち、容器本体10の口頸部に着脱される筒状
本体20には、中皿30および上蓋40が上下に
重ねられ、開閉自在にそれぞれの後端がヒンジ結
合されている。
中皿30および上蓋40のそれぞれの前端部に
は突出片部34,44が形成され、このうちの突
出片部34には係止部35,36が横方向に位置
をずらして設けられ、突出片部44には係止部4
5が設けられている。そして、中皿30側の一方
の係止部35を本体20に設けた係止突起26に
係合させることで、中皿30が本体20に係止さ
れるようになつている。また、他方の係止部36
に上蓋40側の係止部45を係合させることによ
つて、中皿30に対して上蓋40が係止されるよ
うになつている。
一方、本体20の前端部にはシーソー状の解除
釦50が揺動自在に設けられ、この解除釦50の
一方端には、中皿30の突出片部34の下端に当
接する押し上げ手53aが設けられ、他方端には
上蓋40の突出片部44の下端に当接する押し上
げ手54aが設けられている。即ち、解除釦50
を揺動させることによつて、中皿30または上蓋
40のいずれか一方を押し上げるよう構成されて
いる。ここで、内側の中皿30を押し上げる際
は、この上の上蓋40も一体に押し上げられる構
造である。
また、本考案は、以上のように筒状本体20に
中皿30および上蓋40をヒンジ結合してユニツ
ト化しており、このユニツトを容器本体10に対
して着脱自在な構造を採つている。これに対し
て、本体20を容器本体10の口頸部に一体化
し、この口頸部に中皿30および上蓋40をヒン
ジ結合する構造であつてもよい。
〔作用〕 中皿30および上蓋40が閉じた状態から、こ
れら両部材を同時に開き、容器本体10を開放す
る場合、解除釦50の一方端側を押し下げ、他方
端を持ち上げるようにして揺動させると、この他
方端側の押し上げ手53aが中皿30の突出片部
34の下端に当接して押し上げ、この中皿30の
押し上げによつて上蓋40もまた一緒に持ち上げ
られる。
また、上蓋40のみを開く場合、解除釦50の
逆に揺動させると、今度は押し上げ手54aが上
蓋40の突出片部44が下端に当接して押し上
げ、上蓋40を持ち上げて開く。
〔実施例〕
以下、本考案による化粧料容器の開閉構造の一
実施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第4図において、クリーム状の化粧料
などを収納した容器本体10の口頸部には、開閉
構造のユニツトが着脱自在である。このユニツト
の本体20は筒状であり、この内周面に形成した
ネジ23によつてユニツト全体を容器本体10の
口頸部に螺合するようになつている。この本体2
0の周後端のヒンジ凹部22には、中皿30およ
び上蓋40が上下に重なり合つて、これらの後端
のヒンジ部32,42を介し開閉自在に結合され
ている。また、前端部は部分的に凹部成形されて
いて、この凹部に軸受24が設けられている。こ
の軸受部24の内方にはプレート形のリブ25が
設けられ、このリブ25の上縁には水平方向に係
止突起26が折り曲げ成形されている。
本体20の軸受24には、第1図に示すような
シーソー形状の解除釦50が揺動自在に支持され
ている。即ち、この解除釦50のアーム本体51
の中心部には軸支部52が設けられ、この軸支部
52を本体20側の軸受24に嵌合させた軸支部
52を介してアーム本体51が揺動する。このア
ーム本体51の左右両側にはアーム53,54が
下向きに延びていて、両アーム53,53の下端
部にはそれぞれ押し上げ手53a,54aが高さ
違いで棚状に突設されている。また、アーム本体
51の上面の左右には、両アームによる53,5
4に対応する直上位置に、例えば文字による
「A」、「B」のごときマーク55,56が刻設な
どされ、解除釦50を左右いずれの側へ揺動させ
るべきかの確認を促すようになつている。
一方、先の中皿30の前端部には突出片部34
が下向フツク状に成形され、これの下がり片の裏
側には突起状の係止部35が、そして表側には同
じく突起状の係止部36がそれぞれ横方向に位置
をずらして設けられている。また、上蓋40の前
端部には凹部43が成形され、この凹部43の内
側から蓋面に垂直方向に突出片部44が成形され
ている。この突出片部44には係止部45が設け
られている。
また、中皿30と上蓋40とが重なり合つた状
態では、中皿および上蓋40の突出片部34,4
4のそれぞれ下端が上下方向で高さ違いとなるよ
うに構成されている。この高さ違いによつて、実
施例では、前述の解除釦50の両側に設けられた
一方の押し上げ手53aが中皿30の突出片部3
4の下端に、他方の押し上げ手54aが上蓋40
の突出片部44の下端にそれぞれ当接するよう構
成されている。具体的には、解除釦50の一方の
「A」マーク55を押圧し揺動すると、他方の
「B」マーク56側が持ち上がり、押し上げ手5
4aが上蓋40の突出片部44の下端に当接して
持ち上げ、上蓋40のみを開くがごとくである。
また、中皿30側の一方の係止部35は本体2
0の係止突起26に係合することで、中皿30の
本体20に係止せしめ、また、他方の係止部36
に上蓋4側の係止部45を係合させることによつ
て、中皿30に対して上蓋40が係止されるよう
になつている。
本考案は、以上のように筒状本体20に中皿3
0および上蓋40をヒンジ結合してユニツト化し
ており、このユニツトを容器本体10に対して着
脱自在な構造を採つている。これに対して、本体
20を容器本体10の口頸部に一体化し、この口
頸部に中皿30および上蓋40をヒンジ結合する
構造であつてもよい。
次に、この実施例の動作態様および作用につい
ては、中皿30および上蓋40が閉じた状態か
ら、これら両部材を同時に開き、容器本体10を
開放する場合、解除釦50の一方の「B」マーク
56側を押し下げる。他方の「A」マーク55側
は持ち上がり、押し上げ手54aが中皿34の突
出片部34の下端に当接してこれを押し上げる。
すると、中皿30の係止部35が本体20の係止
突起26から外れ、中皿30が持ち上げられて開
き、上蓋40もまた中皿30と一緒に持ち上げら
れる。
また、上蓋40のみを開く場合、解除釦50の
一方の「A」マーク55側を押し下げると、他方
の「B」マーク56側が持ち上がり、押し上げ手
54aが上蓋40の突出片部44の下端に当接し
て押し上げ、上蓋40のみ持ち上げて開く。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による化粧料容器
の開閉構造は、本体、中皿、上蓋、そして解除釦
からなるユニツトにおいて、これら各部材同士の
係合および解除の構造が、従来例のごとくに複雑
な曲面加工などを極力抑えてあり、互いの寸法的
な取り合いにも自由度が大きく、簡潔にして機能
的である。
また、以上の開閉構造全体がユニツト化されて
いるので、容器本体側の多種多様性に対応して取
り付けが可能となるなどの互換性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案による化粧料容器の開
閉構造の一実施例を示し、第1図は全体の分解斜
視図、第2図および第3図は全体の組立斜視図お
よび平面図、そして第4図は縦断面図である。第
5図a,bはそれぞれ従来例の開態様の縦断面図
を示す。 10……容器本体、20……本体、24……軸
受、26……係止突起、30……中皿、34……
突出片部、35,36……係止部、40……上
蓋、44……突出片部、45……係止部、50…
…解除釦、52……軸支部、53a,54a……
押し上げ手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器本体10の口頸部に着脱される筒状本体
    20に、中皿30および上蓋40を上下に重ね
    て開閉自在にそれぞれの後端をヒンジ結合する
    と共に、中皿30および上蓋40のそれぞれの
    前端部に突出片部34,44を形成し、突出片
    部34に係止部35,36を横方向に位置をず
    らして設け、且つ、突出片部44には係止部4
    5を設けて、中皿30側の一方の係止部35が
    本体20に設けた係止突起26に係合し、他方
    の係止部36に上蓋40側の係止部45が係合
    するよう構成し、また、本体20の前端部には
    シーソー状の解除釦50を揺動自在に設けて、
    この解除釦50の一方端に前記突出片部34の
    下端に当接する押し上げ手53aを設け、他方
    端に前記突出片部44の下端に当接する押し上
    げ手54aを設けて、解除釦50の揺動で中皿
    30または上蓋40のいずれか一方を押し上げ
    るよう構成したことを特徴とする化粧料容器の
    開閉構造。 (2) 前記本体20が容器本体10の口頸部に一体
    である実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    化粧料容器の開閉構造。
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