JPH0535547Y2 - - Google Patents

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JPH0535547Y2
JPH0535547Y2 JP1984011656U JP1165684U JPH0535547Y2 JP H0535547 Y2 JPH0535547 Y2 JP H0535547Y2 JP 1984011656 U JP1984011656 U JP 1984011656U JP 1165684 U JP1165684 U JP 1165684U JP H0535547 Y2 JPH0535547 Y2 JP H0535547Y2
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grid
protrusion
plate
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side plate
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JP1984011656U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は例えば低電圧用の気中しや断器のよ
うに、比較的大電流をしや断するしや断器の消弧
装置に関するもので、特に消弧装置側板の構造の
改良に関するものである。
〔従来技術〕
従来、この種の消弧装置は、第3A,3B図に
示すような磁性材からなるグリツド板1を複数枚
用い、第1及び2図に示すように、絶縁材からな
る一対の側板2,2でグリツド板1を両側から挾
持し、側板2,2をボルト3、ナツト4、上下の
絶縁板5で固定しグリツド板1が両側板間に所定
間隔を保つて重なるように固定した構造のグリツ
ドからなるのが一般的であつた。
しや断器において、この種の消弧装置グリツド
は開閉装置すなわち開閉する固定及び可動接点の
開閉軌道に対向して設置され、開閉動作によつて
固定及び可動接点間に発生したアークを、グリツ
ドによつて生じる磁気的作用によつて吸引すると
共に、グリツド板によつて分断し、かつ冷却して
消弧していた。しかし、アークは高温であるため
周囲を加熱し、高温ガスを発生させる。このため
アークに近い側板は高温ガスで焼損され、絶縁破
壊によつて消弧装置の機能を低下させる欠点があ
つた。焼損による絶縁破壊は金属部材と絶縁材部
の接している点において特に著しい。
〔考案の概要〕
この考案は従来のものの上記の欠点にかんがみ
てなされたもので、アークによる焼損が少なく、
絶縁破壊による機能低下の少ない消弧装置を提供
することを目的とし、グリツドを構成する側板の
内側面に、グリツドの端において、グリツド板に
ほぼ直角に延長する突起部を設けることによつ
て、グリツドの層間を通過する高温ガスに突起部
による死流領域を形成し、グリツド板が側板に保
持されている部分が高温のガスに直撃されないよ
うにし、側板のグリツド板保持部分の焼損を減じ
て、上記の目的を達成しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、図示する実施例に関して、この考案を詳
細に説明する。
第4A及び4B図と第5A及び5B図とに示す
ように、この考案においては、グリツド板1(第
1〜3A,3B図)を保持する側板2の構造に特
色を有し、側板2はグリツド板1を挿入するため
の第1の溝2a、この溝2aに続きグリツド板を
固定するための第2の溝2b、ボルト3を通すた
めの孔2c、絶縁板5を保持する第3の溝2dを
有することは従来と同様であるが、第2の溝2b
の端から小空隙を保つて溝2bとほぼ直角をなし
て延長する突起部6を側板2の内側面に有するこ
とを特徴としている。第4A及び4B図の実施例
では突起部6の側面6a,6bは共に側板2の内
側面と直角であるが、第5A及び5B図に示す実
施例では突起部6の側面6aは側板2の内側面と
直角であるが、片側の側面、すなわち後述するし
や断器接点に近い側の側面6cが側板2の内側面
と傾斜して斜面となつている。このような側板を
用いて第1及び2図に示すのと同様に第2の溝2
bにグリツド板1の両端を挿入して、側板でグリ
ツド板を挾持し、ボルト3、ナツト4、絶縁板5
で側板を固定して、グリツドを形成する。このよ
うなグリツドを有するこの考案の消弧装置は第6
〜9図に示すように、しや断器の開閉装置7の開
閉する固定接点8及び可動接点9の近傍に、開閉
軌道と対向して設置される。第6〜9図で8aは
固定接点8を支持する固定導体、9aは可動接点
9を取付けた可動導体、10はアーク、12は側
板2に続いて設けられ、各極毎に隣接する開閉装
置を絶縁する隔壁である。
このような構成のしや断器の消弧装置におい
て、固定接点8から可動接点9が開離すると、第
6及び8図に示すように、接点間にアーク10が
発生する。このアーク10は高温であるからガス
を発生し、ガスの大部分が消弧装置のグリツド板
1の間を通過して消弧装置外に放出される。放出
の過程で、側板2に沿つて流れるガスはグリツド
板間に入る前に側板2の内側面にある突起部6に
よつて阻止され、突起部6の下流側には流れにく
くなる。すなわち、ガス流の大部分は両側板2の
間でグリツド板1の間から器外に噴流放出される
が、流れは突起部6によつて中央部に偏向され、
側板内側面と中央の噴流との間には、第7及び9
図に明らかなように、突起部6の下流側におい
て、死流領域11を形成する。突起部6はグリツ
ド板1の開閉装置に近い端、すなわちガス流に関
して上流側の端の前方に小空隙を隔ててグリツド
板とほぼ直角に位置するから、この死流領域11
はグリツド板1が側板2に接して保持されている
部分のほぼ全域に亘つて生ずる。このように、突
起部6によつて高温のガス流が中央部に絞られる
ことになるので、グリツド板1が側板2に接する
部分は高温のガスに直撃されることから防護さ
れ、焼損されることが少くなる。これら突起部6
がグリツド板の端と小空隙を保つていることと相
まつて、グリツド板1(磁性材)と側板2(絶縁
材)との接触部に焼損による絶縁破壊の起ること
を防止しうる。第7図と第9図を対比することに
よつて明らかなように、第4A及び4B図に示す
突起部6より、第5A及び5B図に示す斜面6c
を持つた突起部6の方が死流領域11を広くする
効果が著しい。また、高温のガス流に直撃される
突起部6の表面は、高温のガス流により焼損され
炭化されるが、突起部6とグリツド板1との空隙
により、隣接するグリツド板1の端部同士が突起
部6の炭化領域を介して短絡することを防止され
る。上記実施例は突起部6が1本(片側で)の場
合を説明したが、2本以上の多数を設けても同様
の効果を期しうる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、消弧装置グ
リツドの側板の内側面に、グリツド板の端近くに
突起部を設けるという簡単な構成により、アーク
による高温ガス流の側板に沿つて流れるものに、
死流領域が生じるようにしたので、グリツド板が
側板と接する部分すなわち保持部が高温ガス流の
直撃を受けることなく、保持部の焼損が防止さ
れ、さらにグリツド板と突起部との間に空隙を設
けたので、高温のガス流の直撃による突起部の焼
損部を介しての隣接するグリツド板端部同士の短
絡が防止され、絶縁破壊による消弧装置の能力低
下のおそれが大幅に減少され、耐久力のすぐれた
消弧装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消弧装置グリツド部の一例を示
す側面図、第2図は第1図の矢印方向に見た正
面図、第3A図はグリツド板の側面図、第3B図
はグリツド板の平面図、第4A図はこの考案の消
弧装置の側板の一実施例を示す側面図、第4B図
は第4A図の平面図、第5A図は側板の別の実施
例を示す側面図、第5B図は第5A図のものの平
面図、第6図は第4A図の側板を用いた消弧装置
を開閉装置と組合せて示した作用説明図、第7図
は第6図の線−における断面図、第8図は第
5A図の側板を用いた消弧装置の第6図と同様の
説明図、第9図は第8図の線−における断面
図である。 1……グリツド板、2……側板、3……ボル
ト、4……ナツト、5……絶縁板、6……突起
部、6a,6b……側面、6c……斜面、7……
開閉装置、8……固定接点、9……可動接点、1
0……アーク、11……死流領域、12……隔
壁。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開閉する固定及び可動接点に近接して設けら
    れ、複数枚のグリツド板を両側から一対の側板
    で挾持して所定間隔に重ねて保持してなるグリ
    ツドを主要部とするしや断器の消弧装置におい
    て、前記グリツド板の前記接点に近い端に空隙
    を介して位置しグリツド板とほぼ直角に延長す
    る突起部を前記側板内側面に設けたことを特徴
    とするしや断器の消弧装置。 (2) 突起部が側板内側面に直角な側面を有してい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のしや断器の消弧装置。 (3) 突起部が接点に近い側に斜面を具えているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のしや断器の消弧装置。
JP1165684U 1984-02-01 1984-02-01 しや断器の消弧装置 Granted JPS60124831U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1165684U JPS60124831U (ja) 1984-02-01 1984-02-01 しや断器の消弧装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1165684U JPS60124831U (ja) 1984-02-01 1984-02-01 しや断器の消弧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124831U JPS60124831U (ja) 1985-08-22
JPH0535547Y2 true JPH0535547Y2 (ja) 1993-09-09

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ID=30493977

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JP1165684U Granted JPS60124831U (ja) 1984-02-01 1984-02-01 しや断器の消弧装置

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JPS60124831U (ja) 1985-08-22

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