JPH0535303U - 用紙送り機構 - Google Patents

用紙送り機構

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JPH0535303U
JPH0535303U JP8721991U JP8721991U JPH0535303U JP H0535303 U JPH0535303 U JP H0535303U JP 8721991 U JP8721991 U JP 8721991U JP 8721991 U JP8721991 U JP 8721991U JP H0535303 U JPH0535303 U JP H0535303U
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JP
Japan
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paper
fan
hold paper
pin wheel
humidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP8721991U
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English (en)
Inventor
宏 中野
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿度環境が変化してもピンホイールのピンの
位置とファンホールド紙の穴とを一致させることによ
り、正常にファンホールド紙の搬送を行なう。 【構成】 角シャフト10の長手方向に移動可能に取付
けられた2個のピンホイール2の角シャフト10上の位
置を、それぞれのピンホイール2と角シャフト10上に
固定されたホルダー6との間で固定され且つ湿度の変化
によりファンホールド紙13と同等な伸縮を示す棒状の
伸縮部材4により決定する。そして、湿度の変化による
ファンホールド紙13の伸縮に対応しるピンホイール2
の位置を常に確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、用紙送り機構に係わり、特にピンホイールを用いてファンホールド 紙等の用紙端部の穴に駆動力を与えて用紙を搬送する用紙送り機構に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス機器の発達に伴い、各種の用紙送り機構が広く一般に用いられ るようになってきた。特にコンピュータ等の記録出力装置に用いられる用紙送り 機構として、ファンホールド紙と呼ばれる用紙をピンホイールを用いて搬送する ものが知られている。ファンホールド紙は所定フォーマットの長さごとにミシン 目が入れられており、更に、その両端部に所定ピッチで穴が設けられている。そ して、図3に示すように、ピンホイールを用いたトラクタにより搬送されるよう になっている。従って、ファンホールド紙は一度装置にセットすればシート紙の ように1枚毎に装填動作を繰返さないで済む利点がある。
【0003】 従来、この種の用紙送り機構においては、図3のように、ファンホールド紙を 送るピンホイール2は、正方形等の断面形状を有する角シャフト10上に角シャ フト10の長手方向に沿って位置を調整できるように支持される。ピンホイール 2の外周に設けられたピン2aはファンホールド紙13の両端の穴13aのピッ チに合わせて配置されている。また、ファンホールド紙13は、ピンホイール2 のピン2aからファンホールド紙13がはずれないように、図示しないカバーに よりピンホイール2に圧接される。ピンホイール2の回転により搬送されたファ ンホールド紙13はプラテン1に巻付けられ、このプラテン1を記録台として周 知の記録方式による記録が行なわれる。
【0004】 尚、ピンホイール2の角シャフト10上での軸方向の位置は、ファンホールド 紙13をセットする時にファンホールド紙13の幅に応じて調整され、その位置 で固定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の様な従来の構成では、ファンホールド紙13をセットし た後に、湿度が変化すると、ファンホールド紙13の幅が変化する。具体的に説 明すると、湿度が増大すると用紙(ファンホールド紙13)は吸湿され、その幅 及び長さ方向の寸法が増大する。また、湿度が減少すると用紙(ファンホールド 紙13)は除湿され、その幅及び長さ方向の寸法が減少する。例えば、相対湿度 が20%から100%まで変動する間に、用紙の幅寸法は1〜2%程度伸縮する 。
【0006】 そして、図4の(A)に示すように、ピンホイール2の幅をファンホールド紙 13の穴13aに合わせた後、湿度が上昇すると、図4の(B)に示すように、 ファンホールド紙13の幅が広くなり、ファンホールド紙13の穴はピン2aか らはずれてしまう。そして、そのままファンホールド紙13の搬送を行なうと、 ファンホールド紙13が搬送路で蛇行したり、ジャムを起こしたり、あるいはピ ンホイール2のピン2aがファンホールド紙13に刺さる等のファンホールド紙 13を損傷する問題がある。また、ファンホールド紙13の幅が広くなってもピ ン2aがファンホールド紙13の穴からはずれない場合、図3に示すように、ピ ンホイール2の位置を通った後のファンホールド紙13に山形のシワ13bがで き、プラテン1に当ってスムーズに装填できなかったり、あるいはプラテン1に 装填できても綺麗に記録できない問題がある。
【0007】 逆に、図4の(A)に示すように、ピンホイール2の幅をファンホールド紙1 3の穴13aに合わせた後、湿度が低下すると、図4の(C)に示すように、フ ァンホールド紙13の幅が狭くなり、湿度上昇が上昇した場合と同様の問題が生 ずる。
【0008】 更に、これらの問題により、ファンホールド紙13のセット及びファンホール ド紙13の幅に応じてピンホイール2の調整を再度行なう必要が生じ、一度セッ トすればファンホールド紙13がつきるまで装填動作を行なわずに済むこの種の 用紙送り機構独特のメリットまで無くなる。
【0009】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、湿度の変化 によりファンホールド紙の幅が変化しても、正常なファンホールド紙の搬送を行 なうことができる用紙送り機構を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の用紙送り機構は、用紙の搬送方向に対して 垂直な方向に移動可能に前記ピンホイールを支持する駆動軸と、その駆動軸に支 持された前記ピンホイールを湿度の変化に対応して移動させる移動手段とを備え ている。
【0011】
【作用】
上記の構成を有する本考案の用紙送り機構は、駆動軸により用紙の搬送方向に 対して垂直な方向に移動可能に支持されたピンホイールを移動手段が湿度の変化 に対応して移動させる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図1は、用紙送り機構とその用紙送り機構によりファンホールド紙13がプラ テン1に搬送された状態の構成を示す斜視図である。
【0014】 2個のピンホイール2は、角シャフト10の長手方向に移動可能にその中心が 嵌合されており、周知の駆動系及び角シャフト10を介してモータの駆動力が伝 達される構成をしている。この角シャフト10に取り付けられた2個のピンホイ ール2の間の中央には円形のホルダー6が固定されている。このホルダー6に角 シャフト10に対して2カ所に平行に固定された棒状の伸縮部材4は、ピンホイ ール2を貫通しており、それぞれのピンホイール2に設けられた、例えば特公昭 50−7487号公報に示すロック機構によりピンホイール2に固定される。と ころで、ロック機構によるロック(伸縮部材4の固定)が解除されるとピンホイ ール2は、角シャフト10上を長手方向に移動可能な状態となり、ピンホイール 2をファンホールド紙13の幅の種類に対応させて移動させることができる。こ のように、角シャフト10上のホルダー6からのピンホイール2の位置がファン ホールド紙13の幅の種類に対応して決定される。この伸縮部材4の材質は、フ ァンホールド紙13と同じ湿度に対する伸縮率を呈する、例えば木材、木材加工 品(木材チップボード、積層合板等)、厚紙、合成紙等がある。
【0015】 そして、このように構成され、ファンホールド紙13の幅に対応してピンホイ ール2の位置が調整された用紙送り機構のピンホイール2のそのピン2aには、 図1に示すように、ファンホールド紙13の両端部に設けられた穴13aが嵌合 される。また、用紙送り機構によりファンホールド紙13が搬送される先(図中 の左後方)には、プラテン1が用紙送り機構の角シャフト10と平行に配置され ており、そのプラテン1にはファンホールド紙13が巻かれる。
【0016】 このような状態にて、湿度が変化しない場合、モータが駆動されると、その駆 動力が伝達され角シャフト10がその軸を中心に回転され、この回転に伴うピン ホイール2の回転により、ファンホールド紙13は、穴13aが次々にピン2a に嵌合されつつ、プラテン1方向へ正常に搬送される。
【0017】 また、湿度が上昇した場合、図2(b)に示すように、湿度上昇に伴うファン ホールド紙13の幅方向への伸びと同等な角シャフト10の長手方向への伸びを 伸縮部材4が示し、それぞれのピンホイール2をホルダー6から離れる方向に移 動させる。そのため、モータが駆動されピンホイール2が回転してもピンホイー ル2のピン2aの位置とファンホールド紙13の穴13aとが一致し、湿度が変 化しない場合と同様にファンホールド紙13はプラテン1方向へ正常に搬送され る。
【0018】 更に、湿度が減少した場合、図2(a)に示すように、湿度減少に伴うファン ホールド紙13の幅方向への縮みと同等な角シャフト10の長手方向への縮みを 伸縮部材4が示し、それぞれのピンホイール2をホルダー6に近づく方向に移動 させる。そのため、モータが駆動されピンホイール2が回転してもピンホイール 2のピン2aの位置とファンホールド紙13の穴13aとが一致し、湿度が変化 しない場合と同様にファンホールド紙13はプラテン1方向へ正常に搬送される 。
【0019】 このように、本実施例の用紙送り機構を用いると、湿度環境が変化してもピン ホイール2のピン2aの位置とファンホールド紙13の穴13aとが一致するた め、従来のファンホールド紙13のピンホイール2位置に対する伸縮により起因 する上述した諸問題が起こらない正確なファンホールド紙13の搬送がおこなわ れる。
【0020】 本考案は以上詳述した実施例にとらわれることなく考案の趣旨を逸脱しない範 囲で種々の変形例を考えることができる。
【0021】 例えば、本実施例において略円形状のピンホイール2がファンホールド紙13 に直接当接して搬送する手段として用いられているが、ピンホイール2に変わる ファンホールド紙13に直接当接して搬送する手段として、例えば特公昭56− 38987号公報に示すトラクターが用いられてもよい。ただし、トラクターを 駆動させるために駆動軸(角シャフト)が複数用いられているものについては、 それぞれの駆動軸(角シャフト)に対して上述したように、ホルダー6、伸縮部 材4、トラクター駆動ホイール(ピンホイール2が取り付けられた位置)、及び トラクター駆動ホイール上にトラクターが配置される。
【0022】
【考案の効果】 以上説明したことから明かなように本考案の用紙送り機構によれば、湿度の変 化によりファンホールド紙の幅が変化しても、正常なファンホールド紙の搬送を 行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例の用紙送り機構とその用紙送
り機構によりファンホールド紙がプラテンに搬送された
状態の構成を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は、本実施例の用紙送り機構にファ
ンホールド紙が装着された状態における湿度が減少した
時の状態を示す断面図である。図2(b)は、本実施例
の用紙送り機構にファンホールド紙が装着された状態に
おける湿度が増大した時の状態を示す断面図である。
【図3】図3は、従来の用紙送り機構が用いられ、湿度
が上昇したときの状態を示す斜視図である。
【図4】図4は、従来の用紙送り機構に対するファンホ
ールド紙の湿度による伸縮状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ピンホイール 4 伸縮部材 6 ホルダー 10 角シャフト 13 ファンホールド紙 13a 穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の端部に形成された穴をピンホイー
    ルに嵌合し、そのピンホイールを駆動することによって
    用紙を搬送する用紙送り機構において、 前記用紙の搬送方向に対して垂直な方向に移動可能に前
    記ピンホイールを支持する駆動軸と、 その駆動軸に支持された前記ピンホイールを湿度の変化
    に対応して移動させる移動手段とを備えたことを特徴と
    する用紙送り機構。
JP8721991U 1991-10-24 1991-10-24 用紙送り機構 Pending JPH0535303U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8721991U JPH0535303U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 用紙送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8721991U JPH0535303U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 用紙送り機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0535303U true JPH0535303U (ja) 1993-05-14

Family

ID=13908800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8721991U Pending JPH0535303U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 用紙送り機構

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JP (1) JPH0535303U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007487A1 (ja) * 2009-07-14 2011-01-20 株式会社フオトクラフト社 用紙の両面に印刷する方法、用紙搬送装置、およびプリンタ用紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007487A1 (ja) * 2009-07-14 2011-01-20 株式会社フオトクラフト社 用紙の両面に印刷する方法、用紙搬送装置、およびプリンタ用紙

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