JPH0535093U - 洗濯バサミ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 錆ない洗濯バサミ。 【構成】 把持部の内側にＵ字状の弾性プラスチック片
を組み込んだ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗濯バサミのバネに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

２つの挟み片の中央部が相互に軸着されてなる洗濯バサミに使用されるバネは 、金属コイルバネあるいは金属板バネ等の金属バネが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来用いられている金属バネであると、特に洗濯物のように水気を有するもの に使用されると錆が生じ易く、この錆が洗濯物に付着して落ち難い汚れの原因と なっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、プラスチックバネを使用することにより、従来の金属バネの 錆による汚れを回避せんとするものである。

【０００５】 そのためにＵ字状に弯曲させた弾性プラスチック片を洗濯バサミの把持部側の 内側に組み込むようにした。

【０００６】

【実施例１】 次に図面に示す実施例に従って本考案を説明する。

【０００７】 ２つの挟み片１、２は、断面コ字状であり、中央部の両側が高く立ち上がって おり、この高く立ち上がった同士が重合し同一軸にて軸着されている（中央軸着 部３）。この各挟み片１、２の把持部１ａ、２ａの両側立ち上がり部１ｂと２ｂ とで形成された溝内に、Ｕ字状に弯曲された弾性プラスチック片４が係合されて おり、この両端４ａ、４ｂが、それぞれ把持部の先端立ち上がり部１ｃ、２ｃで 停止している。そして中央弯曲部４ｃが、挟み片の中央軸着部３に当接するよう にしてバネとして組み込まれている。

【０００８】

【実施例２】 図２には、他の実施例の係合部分を示す。

【０００９】 この実施例においては、弾性プラスチック片５の先端に突起６が形成されてお り、洗濯バサミの把持部７に設けた孔８に係合している。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、弾性プラスチック片であるため錆ないので洗濯物を汚すおそれが無 い。また実施例に示すように簡単に組み込みできるので製作が容易である。

【００１１】 さらに既存の洗濯バサミにも簡単に取付けできるので便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】一部を断面で示す正面図。

【図２】別の実施例の係合部分のみを示す図。

【符号の説明】

１、２ 挟み片 １ａ、２ａ 把持部 ３ 中央軸着部 ４ 弾性プラスチック片 ５ 弾性プラスチック片 ６ 突起

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２つの挟み片の中央部が相互に軸着され
   てなる洗濯バサミにおいて、Ｕ字状の弾性プラスチック
   片の両端が２つの挟み片の把持部側の内側端に係合さ
   れ、そして中央弯曲部が挟み片の中央軸着部に当接する
   ように組み込まれてなる洗濯バサミ。
2. 【請求項２】 Ｕ字状の弾性プラスチック片の両端に形
   成した突起が、２つの挟み片の把持部側に設けられた孔
   に係合している請求項１記載の洗濯バサミ。
3. 【請求項３】 Ｕ字状の弾性プラスチック片であって、
   その各先端が、２つの挟み片の中央部が相互に軸着され
   てなる洗濯バサミの把持部側の内側端にそれぞれ係合さ
   れ、中央弯曲部が挟み片の中央軸着部に当接するように
   組み込まれて使用されるところの洗濯バサミのバネ。