JPH0535051B2 - - Google Patents
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- JPH0535051B2 JPH0535051B2 JP20960185A JP20960185A JPH0535051B2 JP H0535051 B2 JPH0535051 B2 JP H0535051B2 JP 20960185 A JP20960185 A JP 20960185A JP 20960185 A JP20960185 A JP 20960185A JP H0535051 B2 JPH0535051 B2 JP H0535051B2
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- JP
- Japan
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- core
- synthetic resin
- joint body
- corrosion
- melting point
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
一般に、水道用配管系等においては、防食対策
上、内面に防食層を被覆形成した金属製の被接続
管を管継手でもつて接続させるようにしている
が、被接続管は、通常、長尺金属管の内面に防食
層を被覆形成させたものを所定寸法に切断して用
いられることから、防食対策を万全ならしめるた
めには、被接続管の切断端部つまり防食層が存在
せず金属地がそのまま露出している管端部を防食
状態で接続しうる防食管継手を用いる必要があ
る。本発明は、このような防食管継手であつて、
特に、金属製の継手本体の各端部に、該端部の内
面との間に被接続管挿入用の環状空間を有した状
態で合成樹脂製の筒状のコアを内装すると共に、
継手本体の中央内面部分であつてコアの存在しな
い内面部分に、その全面に亘つて、各コアの内側
端面に連らなる合成樹脂製の防食層を被覆形成し
てある防食管継手を好適に製造しうる方法に関す
るものである。
上、内面に防食層を被覆形成した金属製の被接続
管を管継手でもつて接続させるようにしている
が、被接続管は、通常、長尺金属管の内面に防食
層を被覆形成させたものを所定寸法に切断して用
いられることから、防食対策を万全ならしめるた
めには、被接続管の切断端部つまり防食層が存在
せず金属地がそのまま露出している管端部を防食
状態で接続しうる防食管継手を用いる必要があ
る。本発明は、このような防食管継手であつて、
特に、金属製の継手本体の各端部に、該端部の内
面との間に被接続管挿入用の環状空間を有した状
態で合成樹脂製の筒状のコアを内装すると共に、
継手本体の中央内面部分であつてコアの存在しな
い内面部分に、その全面に亘つて、各コアの内側
端面に連らなる合成樹脂製の防食層を被覆形成し
てある防食管継手を好適に製造しうる方法に関す
るものである。
(従来の技術)
従来のこの種防食管継手の製造方法としては、
第6図に示す如く、継手本体1内に所定の金型
(図示せず)を配した上で、金型内に合成樹脂材
を射出させることにより、各コア2,2及び防食
層3を一体成形させるようにする方法がよく知ら
れている。
第6図に示す如く、継手本体1内に所定の金型
(図示せず)を配した上で、金型内に合成樹脂材
を射出させることにより、各コア2,2及び防食
層3を一体成形させるようにする方法がよく知ら
れている。
この方法によつて製造された防食管継手によれ
ば、各被接続管4を継手本体1の各端部1aに螺
着させることによつて、被接続管4の管端部4b
が、その内面防食層4aがコア2に嵌合密着した
状態で、継手本体1とコア2との間の環状空間5
内に挿入されることから、金属地が露出せる管端
部4bを防食させた状態で、被接続管4の接続を
行わしめうるのである。
ば、各被接続管4を継手本体1の各端部1aに螺
着させることによつて、被接続管4の管端部4b
が、その内面防食層4aがコア2に嵌合密着した
状態で、継手本体1とコア2との間の環状空間5
内に挿入されることから、金属地が露出せる管端
部4bを防食させた状態で、被接続管4の接続を
行わしめうるのである。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、かかる従来方法によれば、継手本体
1内において合成樹脂部分2,3を一体成形する
以上、複雑で高価な金型を必要とし、防食管継手
を安価に製造できず、しかも製造能率が頗る悪
い。特に、管継手が第6図に示すエルボ等の如き
屈曲部を有する形状のものである場合には、射出
成形を行う以上、どうしてもアンダカツトによる
厚肉部10…が生じることになり、したがつてか
かる厚肉部10…の存在により、成形サイクルが
長くなつて製造能率が更に低下することになると
共に、合成樹脂材を必要以上に使用することにな
つて、材料費延いては製品コストを徒に高騰させ
ることになる。また、厚肉部10の角部10aの
存在により、管継手内における水等の流動抵抗が
大きくなるといつた問題もある。
1内において合成樹脂部分2,3を一体成形する
以上、複雑で高価な金型を必要とし、防食管継手
を安価に製造できず、しかも製造能率が頗る悪
い。特に、管継手が第6図に示すエルボ等の如き
屈曲部を有する形状のものである場合には、射出
成形を行う以上、どうしてもアンダカツトによる
厚肉部10…が生じることになり、したがつてか
かる厚肉部10…の存在により、成形サイクルが
長くなつて製造能率が更に低下することになると
共に、合成樹脂材を必要以上に使用することにな
つて、材料費延いては製品コストを徒に高騰させ
ることになる。また、厚肉部10の角部10aの
存在により、管継手内における水等の流動抵抗が
大きくなるといつた問題もある。
なお、従来方法として、前記コア2及び防食層
3をブロー成形により一体成形させる方法もある
が、かかる方法においても、管継手を安価に製造
し得ず、製造能率が悪いといつた問題は何ら解消
されず、上記射出成形法におけると同様に生じ
る。
3をブロー成形により一体成形させる方法もある
が、かかる方法においても、管継手を安価に製造
し得ず、製造能率が悪いといつた問題は何ら解消
されず、上記射出成形法におけると同様に生じ
る。
本発明は、このような従来方法における問題を
解消し得て、防食管継手を安価に且つ能率良く製
造しうる方法を提供することを目的とする。
解消し得て、防食管継手を安価に且つ能率良く製
造しうる方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明の防食管継手の製造方法は、上記目的を
達成すべく、特に、予め、各コアを耐熱性合成樹
脂材でもつて各別に成形して、継手本体の各端部
に内嵌固定させておき、かかる状態で、融点がコ
アの耐熱温度よりも低い粉体状の低融点合成樹脂
材を、継手本体を該低融点合成樹脂材の融点以上
の温度であつてコアの耐熱温度より低い温度に予
熱させた上で、一のコアから他のコアへと継手本
体内を吸引通過せしめることにより、前記防食層
を被覆形成させるようにしたものである。なお、
本発明において、耐熱性合成樹脂材とは、継手本
体の予熱温度に対して耐熱性を有する合成樹脂材
を意味するものであり、低融点合成樹脂材とは、
融点が絶対的に低い合成樹脂材を意味するもので
はなく、継手本体の予熱温度に対して融点が相対
的に低い合成樹脂材を意味するものである。
達成すべく、特に、予め、各コアを耐熱性合成樹
脂材でもつて各別に成形して、継手本体の各端部
に内嵌固定させておき、かかる状態で、融点がコ
アの耐熱温度よりも低い粉体状の低融点合成樹脂
材を、継手本体を該低融点合成樹脂材の融点以上
の温度であつてコアの耐熱温度より低い温度に予
熱させた上で、一のコアから他のコアへと継手本
体内を吸引通過せしめることにより、前記防食層
を被覆形成させるようにしたものである。なお、
本発明において、耐熱性合成樹脂材とは、継手本
体の予熱温度に対して耐熱性を有する合成樹脂材
を意味するものであり、低融点合成樹脂材とは、
融点が絶対的に低い合成樹脂材を意味するもので
はなく、継手本体の予熱温度に対して融点が相対
的に低い合成樹脂材を意味するものである。
(実施例)
以下、本発明の方法を、第1図〜第5図に示す
実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例に基づいて具体的に説明する。
すなわち、まず、金属製の継手本体11及び一
対の合成樹脂製のコア12,12を各々常法によ
り成形する。
対の合成樹脂製のコア12,12を各々常法によ
り成形する。
継手本体11は、L字形に屈曲された筒状体つ
まりエルボであり、各端部11aの内面には、被
接続管14の端部外面に形成したテーパねじ部1
4bが螺合しうるテーパねじ部11bが形成され
ている。
まりエルボであり、各端部11aの内面には、被
接続管14の端部外面に形成したテーパねじ部1
4bが螺合しうるテーパねじ部11bが形成され
ている。
各コア12は、筒状部21の一端部に環状鍔部
22を形成したもので、筒状部21の外面には環
状突部21a及び環状凹部21bが隣接して形成
されていると共にその内面には周方向に等間隔を
隔てて軸線方向に延びる複数のリブ部21c…が
突設されており、また環状鍔部21の外面には継
手本体11のテーパねじ部11bに螺合しうるね
じ部22aが形成されている。
22を形成したもので、筒状部21の外面には環
状突部21a及び環状凹部21bが隣接して形成
されていると共にその内面には周方向に等間隔を
隔てて軸線方向に延びる複数のリブ部21c…が
突設されており、また環状鍔部21の外面には継
手本体11のテーパねじ部11bに螺合しうるね
じ部22aが形成されている。
ところで、各コア12は、耐熱性を有し、更に
好ましくは熱伝導率が可及的に低い耐熱性合成樹
脂材、例えばこの実施例ではナイロン6でもつて
成形してある。
好ましくは熱伝導率が可及的に低い耐熱性合成樹
脂材、例えばこの実施例ではナイロン6でもつて
成形してある。
次いで、継手本体11の各端部11aに各コア
12を内嵌固定させる。つまり、継手本体11の
各端部11aのテーパねじ部11bに各コア12
のねじ部22aを螺着させ、各コア12を、継手
本体11の各端部11a内に、該端部11aの内
面とコア12の筒状部21の外面との間に被接続
管14挿入用の環状空間15が形成される状態で
固定させておく。なお、コア12は継手本体11
のテーパねじ部11bの最奥部までねじ込んでお
くことが望ましく、またテーパねじ部11bの最
奥部には不完全ねじ部(つまりねじの溝深さを通
常の溝深さより適宜量浅くしたもの)を形成し
て、コア12のねじ込み位置を規制するようにし
ておくことが望ましい。
12を内嵌固定させる。つまり、継手本体11の
各端部11aのテーパねじ部11bに各コア12
のねじ部22aを螺着させ、各コア12を、継手
本体11の各端部11a内に、該端部11aの内
面とコア12の筒状部21の外面との間に被接続
管14挿入用の環状空間15が形成される状態で
固定させておく。なお、コア12は継手本体11
のテーパねじ部11bの最奥部までねじ込んでお
くことが望ましく、またテーパねじ部11bの最
奥部には不完全ねじ部(つまりねじの溝深さを通
常の溝深さより適宜量浅くしたもの)を形成し
て、コア12のねじ込み位置を規制するようにし
ておくことが望ましい。
そして、第1図に示す如く、コア12,12を
内装した継手本体11を適宜温度に予熱させ、更
に一方のコア12の筒状部21の端部に、粉体状
の低融点合成樹脂材13′を流動状態で貯留する
貯留槽30から導いた吸引管31を連結させると
共に、他方のコア12の筒状部21の端部に、吸
引装置(図示せず)に接続された排出管32を連
結させておく。貯留槽30内の低融点合成樹脂材
13′としては、融点がコア12の耐熱温度より
低い合成樹脂材、例えばこの実施例ではエポキシ
樹脂が用いられている。また、継手本体11の予
熱温度は、低融点合成樹脂材13′の融点以上の
温度であつてコア12の耐熱温度より低い温度に
設定しておくが、この実施例では、コア12の構
成材がナイロン6であり、低融点合成樹脂材1
3′がエポキシ樹脂であることから、130〜150℃
に設定してある。
内装した継手本体11を適宜温度に予熱させ、更
に一方のコア12の筒状部21の端部に、粉体状
の低融点合成樹脂材13′を流動状態で貯留する
貯留槽30から導いた吸引管31を連結させると
共に、他方のコア12の筒状部21の端部に、吸
引装置(図示せず)に接続された排出管32を連
結させておく。貯留槽30内の低融点合成樹脂材
13′としては、融点がコア12の耐熱温度より
低い合成樹脂材、例えばこの実施例ではエポキシ
樹脂が用いられている。また、継手本体11の予
熱温度は、低融点合成樹脂材13′の融点以上の
温度であつてコア12の耐熱温度より低い温度に
設定しておくが、この実施例では、コア12の構
成材がナイロン6であり、低融点合成樹脂材1
3′がエポキシ樹脂であることから、130〜150℃
に設定してある。
かかる状態において、第2図に示す如く、シヤ
ツター50を閉じた状態で吸引装置を動作させ
て、貯留槽30の低融点合成樹脂材13′を、吸
引管31に連らなる一方のコア12から継手本体
11内を経て排出管32に連らなる他方のコア1
2へと吸引通過させる。
ツター50を閉じた状態で吸引装置を動作させ
て、貯留槽30の低融点合成樹脂材13′を、吸
引管31に連らなる一方のコア12から継手本体
11内を経て排出管32に連らなる他方のコア1
2へと吸引通過させる。
このとき、継手本体11は低融点合成樹脂材1
3′の融点以上の温度となつているが、各コア1
2は熱伝導率が低くかかる融点よりも温度となつ
ていることから、吸引流動される低融点合成樹脂
材13′は、コア12,12の内面には融着せず、
その融点以上の温度となつている継手本体11の
中央内面部分つまりコア12,12が存在しない
内面部分11cにのみ融着する。その後、シヤツ
ター50を二点鎖線の如く開き、空気を矢印方向
に流してコア12の内面等に浮遊する粉体を外へ
排出して洗浄し、該内面部分11cのみ防食層1
3を被覆形成する。なお、各コア12の継手本体
11に直接に接触している部分つまり鍔部22の
外周面部分及びその近傍部分は継手本体11から
の伝熱により低融点合成樹脂材13′の融点以上
の温度となることから、各コア12の内側端面1
2aの外周側部分にも低融点合成樹脂材13′が
融着して、防食層13が密着形成されることにな
る。このことによつて、継手本体11と各コア1
2との螺着部分は防食層13でもつて完全に密閉
されることになる。
3′の融点以上の温度となつているが、各コア1
2は熱伝導率が低くかかる融点よりも温度となつ
ていることから、吸引流動される低融点合成樹脂
材13′は、コア12,12の内面には融着せず、
その融点以上の温度となつている継手本体11の
中央内面部分つまりコア12,12が存在しない
内面部分11cにのみ融着する。その後、シヤツ
ター50を二点鎖線の如く開き、空気を矢印方向
に流してコア12の内面等に浮遊する粉体を外へ
排出して洗浄し、該内面部分11cのみ防食層1
3を被覆形成する。なお、各コア12の継手本体
11に直接に接触している部分つまり鍔部22の
外周面部分及びその近傍部分は継手本体11から
の伝熱により低融点合成樹脂材13′の融点以上
の温度となることから、各コア12の内側端面1
2aの外周側部分にも低融点合成樹脂材13′が
融着して、防食層13が密着形成されることにな
る。このことによつて、継手本体11と各コア1
2との螺着部分は防食層13でもつて完全に密閉
されることになる。
そして、防食層13が所定厚さに形成された時
点で、吸引装置を停止させ、吸引管31及び排出
管32を取外した上、エポキシ樹脂13′からな
る防食層13を170℃の温度で30分間焼付け、定
着させる。
点で、吸引装置を停止させ、吸引管31及び排出
管32を取外した上、エポキシ樹脂13′からな
る防食層13を170℃の温度で30分間焼付け、定
着させる。
かくして、第3図に示す如き防食管継手が得ら
れるのである。
れるのである。
この防食管継手にあつては、防食層13が継手
本体11の屈曲部内面11cに沿つて略均一な厚
みで形成されており、材料の無駄もなく、防食層
13の存在によつて管継手内における流動抵抗が
増大することもない。また、各コア12を、継手
本体11内で射出成形若しくはブロー成形させ
ず、単体で射出成形等することから、従来方法で
は不可能な工夫を施した形状のものとでき、被接
続管14,14の接続機能上極めて優れた利点を
有する管継手を提供しうる。例えば、コア12に
環状突部21a及び環状凹部21bを形成してお
くことにより、被接続管14の防食層14aの厚
みに誤差があるような場合でも、第4図及び第5
図に示す如く、環状突部21aが弾性変形して、
被接続管14の内面とコア12の外面との間を確
実に密封し、被接続管14の管端部14cの防食
を確実に行うことができる。さらに、コア12の
内面両端部をテーパ状にして、コア12の存在に
よる流動抵抗を軽減させることもできる。
本体11の屈曲部内面11cに沿つて略均一な厚
みで形成されており、材料の無駄もなく、防食層
13の存在によつて管継手内における流動抵抗が
増大することもない。また、各コア12を、継手
本体11内で射出成形若しくはブロー成形させ
ず、単体で射出成形等することから、従来方法で
は不可能な工夫を施した形状のものとでき、被接
続管14,14の接続機能上極めて優れた利点を
有する管継手を提供しうる。例えば、コア12に
環状突部21a及び環状凹部21bを形成してお
くことにより、被接続管14の防食層14aの厚
みに誤差があるような場合でも、第4図及び第5
図に示す如く、環状突部21aが弾性変形して、
被接続管14の内面とコア12の外面との間を確
実に密封し、被接続管14の管端部14cの防食
を確実に行うことができる。さらに、コア12の
内面両端部をテーパ状にして、コア12の存在に
よる流動抵抗を軽減させることもできる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、コア12及び防食層13の構成材も適宜
に選定しておくことができる。特に、防食層13
の構成材としてはエポキシ樹脂の如き熱硬化性樹
脂ではなく、熱可塑性樹脂を用いることもでき
る。この場合、焼付けは不要である。また、管継
手の形状もエルボに限らず、ソケツト若しくはチ
ーでもよく、更に、被接続管を接続する各端部1
1aが径の異なるものでもよい。勿論、各コア1
2の形状も適宜に設定することができ、上記実施
例の如く、ねじ込みによつて継手本体11の端部
に内嵌固定させるものでなくともよい。
はなく、コア12及び防食層13の構成材も適宜
に選定しておくことができる。特に、防食層13
の構成材としてはエポキシ樹脂の如き熱硬化性樹
脂ではなく、熱可塑性樹脂を用いることもでき
る。この場合、焼付けは不要である。また、管継
手の形状もエルボに限らず、ソケツト若しくはチ
ーでもよく、更に、被接続管を接続する各端部1
1aが径の異なるものでもよい。勿論、各コア1
2の形状も適宜に設定することができ、上記実施
例の如く、ねじ込みによつて継手本体11の端部
に内嵌固定させるものでなくともよい。
(発明の効果)
本発明の方法によれば、コアを防食層とは独立
して成形し、しかも継手本体の予熱によりこれと
コアとの温度差が生じることを利用して、粉体状
の低融点合成樹脂材を継手本体内を吸引通過させ
ることにより、防食層を形成させるようにしたか
ら、継手本体内においてコアと防食層とを射出成
形法若しくはブロー成形法により一体成形させる
場合に比して、防食管継手の製造を能率良く且つ
簡便に行うことができ、製品コストを大巾に低減
させることができる。また、管継手がエルボ等の
如く屈曲部を有する形状のものである場合にも、
防食層を継手本体内面に沿う略均一な厚みのもの
に形成しておくことができるから、防食層が不必
要に厚肉となつて材料に無駄が生じたり、防食層
の存在によつて管継手内における流動抵抗が増大
されるといつた不都合は、これを全く生じさせる
ことがない。しかも、従来方法では制限されるこ
とになるコアの形状を、かかる制限を受けること
なく自由に設定しておくことができ、例えば前記
実施例で示す如き形状としておくことによつて、
被接続管の接続機能上極めて優れた利点を有する
防食管継手を提供できる。
して成形し、しかも継手本体の予熱によりこれと
コアとの温度差が生じることを利用して、粉体状
の低融点合成樹脂材を継手本体内を吸引通過させ
ることにより、防食層を形成させるようにしたか
ら、継手本体内においてコアと防食層とを射出成
形法若しくはブロー成形法により一体成形させる
場合に比して、防食管継手の製造を能率良く且つ
簡便に行うことができ、製品コストを大巾に低減
させることができる。また、管継手がエルボ等の
如く屈曲部を有する形状のものである場合にも、
防食層を継手本体内面に沿う略均一な厚みのもの
に形成しておくことができるから、防食層が不必
要に厚肉となつて材料に無駄が生じたり、防食層
の存在によつて管継手内における流動抵抗が増大
されるといつた不都合は、これを全く生じさせる
ことがない。しかも、従来方法では制限されるこ
とになるコアの形状を、かかる制限を受けること
なく自由に設定しておくことができ、例えば前記
実施例で示す如き形状としておくことによつて、
被接続管の接続機能上極めて優れた利点を有する
防食管継手を提供できる。
第1図〜第5図は本発明の防食管継手の製造方
法の一実施例を示したもので、第1図は防食層の
形成工程の開始状態を示す縦断側面図、第2図は
同形成工程の開始後の状態を示す縦断側面図、第
3図は完成品たる防食管継手の縦断側面図、第4
図及び第5図は夫々被接続管を接続した状態の異
なる例を示した要部の縦断側面図であり、第6図
は従来方法によつて製造された防食管継手を示す
縦断側面図である。 11……継手本体、11a……端部、11c…
…中央内面部分、12……コア、12a……内側
端面、13……防食層、13′……低融点合成樹
脂材、15……環状空間、30……貯留槽、31
……吸引管、32……排出管。
法の一実施例を示したもので、第1図は防食層の
形成工程の開始状態を示す縦断側面図、第2図は
同形成工程の開始後の状態を示す縦断側面図、第
3図は完成品たる防食管継手の縦断側面図、第4
図及び第5図は夫々被接続管を接続した状態の異
なる例を示した要部の縦断側面図であり、第6図
は従来方法によつて製造された防食管継手を示す
縦断側面図である。 11……継手本体、11a……端部、11c…
…中央内面部分、12……コア、12a……内側
端面、13……防食層、13′……低融点合成樹
脂材、15……環状空間、30……貯留槽、31
……吸引管、32……排出管。
Claims (1)
- 1 金属製の継手本体の各端部に、該端部の内面
との間に被接続管挿入用の環状空間を有した状態
で合成樹脂製の筒状のコアを内装すると共に、継
手本体の中央内面部分であつてコアの存在しない
内面部分に、その全面に亘つて、各コアの内側端
面に連らなる合成樹脂製の防食層を被覆形成して
ある防食管継手の製造方法において、予め、各コ
アを耐熱性合成樹脂材でもつて各別に成形して、
継手本体の各端部に内嵌固定させておき、かかる
状態で、融点がコアの耐熱温度よりも低い粉体状
の低融点合成樹脂材を、継手本体を該低融点合成
樹脂材の融点以上の温度であつてコアの耐熱温度
より低い温度に予熱させた上で、一のコアから他
のコアへと継手本体内を吸引通過せしめることに
より、前記防食層を被覆形成させるようにしたこ
とを特徴とする防食管継手の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20960185A JPS6268709A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 防食管継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20960185A JPS6268709A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 防食管継手の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6268709A JPS6268709A (ja) | 1987-03-28 |
JPH0535051B2 true JPH0535051B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=16575511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20960185A Granted JPS6268709A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 防食管継手の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6268709A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036585A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 管端防食継手、及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03124086U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 | ||
JPH074668U (ja) * | 1991-07-15 | 1995-01-24 | 共栄資材株式会社 | 畳 |
JPH0714715Y2 (ja) * | 1992-07-09 | 1995-04-10 | 日本鋼管継手株式会社 | 管接続部品 |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20960185A patent/JPS6268709A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036585A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 管端防食継手、及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6268709A (ja) | 1987-03-28 |
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