JPH05347731A - ビデオ信号の再生処理方法および装置 - Google Patents
ビデオ信号の再生処理方法および装置Info
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- JPH05347731A JPH05347731A JP4177758A JP17775892A JPH05347731A JP H05347731 A JPH05347731 A JP H05347731A JP 4177758 A JP4177758 A JP 4177758A JP 17775892 A JP17775892 A JP 17775892A JP H05347731 A JPH05347731 A JP H05347731A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録媒体に記録されている信号から鮮明なプ
リント画像を得ることができ，かつ自然なムービィ再生
画像を得ることができるようにする。 【構成】 記録媒体から読取られた記録信号はディジタ
ル・データに変換されてフレーム・バッファ33で１フィ
ールド遅延される。減算回路34には現在のｎフィールド
と１フィールド前の（ｎ−１）フィールドとが与えら
れ，画像の動きの部分を表わす成分のデータが抽出され
る。抽出された動きの部分を表わすデータがアナログ変
換されて合成回路38に与えられる。合成回路38によって
補間画像データとｎフィールドの現画像データとが合成
されて，動き補正が行なわれた画像データとして出力さ
れる。画像の動いている部分が補間されているので，記
録信号が高速のシャッタ・スピードで記録されていたと
きでも自然なムービィ再生画像が得られる。
リント画像を得ることができ，かつ自然なムービィ再生
画像を得ることができるようにする。 【構成】 記録媒体から読取られた記録信号はディジタ
ル・データに変換されてフレーム・バッファ33で１フィ
ールド遅延される。減算回路34には現在のｎフィールド
と１フィールド前の（ｎ−１）フィールドとが与えら
れ，画像の動きの部分を表わす成分のデータが抽出され
る。抽出された動きの部分を表わすデータがアナログ変
換されて合成回路38に与えられる。合成回路38によって
補間画像データとｎフィールドの現画像データとが合成
されて，動き補正が行なわれた画像データとして出力さ
れる。画像の動いている部分が補間されているので，記
録信号が高速のシャッタ・スピードで記録されていたと
きでも自然なムービィ再生画像が得られる。
Description
【０００１】
【技術分野】この発明は磁気テープなどの記録媒体に記
録されたビデオ信号を読取り再生する装置および方法に
関する。
録されたビデオ信号を読取り再生する装置および方法に
関する。
【０００２】
【背景技術】ムービィ・ビデオ・カメラによって撮影さ
れた被写体像を表わすビデオ信号はたとえば磁気テープ
に記録され，保存される。この磁気テープに記録されて
いるビデオ信号は再生装置によって読取られ再生処理さ
れることにより再生装置に接続されたテレビジョン装置
に被写体像が映し出される。プリンタ装置を接続するこ
とができる再生装置もあり，このような再生装置にプリ
ンタ装置が接続されると再生装置からプリント画像用の
信号が出力され，プリンタ装置によって被写体像がプリ
ントされて出力される。
れた被写体像を表わすビデオ信号はたとえば磁気テープ
に記録され，保存される。この磁気テープに記録されて
いるビデオ信号は再生装置によって読取られ再生処理さ
れることにより再生装置に接続されたテレビジョン装置
に被写体像が映し出される。プリンタ装置を接続するこ
とができる再生装置もあり，このような再生装置にプリ
ンタ装置が接続されると再生装置からプリント画像用の
信号が出力され，プリンタ装置によって被写体像がプリ
ントされて出力される。
【０００３】低速シャッタ・スピードで被写体像が撮影
されているときには，動きのある被写体の場合，プリン
タ装置によってプリントされたものはぶれてしまってい
ることが多い。プリントしたときに被写体のぶれを防ぐ
ためにあらかじめ高速のシャッタ・スピードで被写体を
撮影して記録することも考えられる。この場合プリント
された被写体像はぶれの無い鮮明のものとなるが，被写
体像をムービィ画像としてテレビジョン装置に映し出し
た場合には被写体像が１駒１駒鮮明に記録されているの
で被写体の動きが不自然になってしまい非常に見づらい
ものとなる。
されているときには，動きのある被写体の場合，プリン
タ装置によってプリントされたものはぶれてしまってい
ることが多い。プリントしたときに被写体のぶれを防ぐ
ためにあらかじめ高速のシャッタ・スピードで被写体を
撮影して記録することも考えられる。この場合プリント
された被写体像はぶれの無い鮮明のものとなるが，被写
体像をムービィ画像としてテレビジョン装置に映し出し
た場合には被写体像が１駒１駒鮮明に記録されているの
で被写体の動きが不自然になってしまい非常に見づらい
ものとなる。
【０００４】このように磁気テープに記録されている記
録信号から鮮明なプリント画像を得ることと，自然なム
ービィ再生画像を得ることは相反するものとなってい
る。
録信号から鮮明なプリント画像を得ることと，自然なム
ービィ再生画像を得ることは相反するものとなってい
る。
【０００５】
【発明の開示】この発明は，記録媒体に記録されている
記録信号から鮮明なプリント画像を得ることができ，か
つ自然なムービィ再生画像を得ることもできるようにす
ることを目的とする。
記録信号から鮮明なプリント画像を得ることができ，か
つ自然なムービィ再生画像を得ることもできるようにす
ることを目的とする。
【０００６】この発明のビデオ信号の再生処理装置は，
高速シャッタ・スピードで撮影された被写体像を表わす
ムービィ・ビデオ信号が変調記録されている記録媒体か
らビデオ信号を読取る読取手段，上記読取手段によっ
て，読取られたビデオ信号に復調処理を含む再生処理を
行なう再生処理手段，再生されたビデオ信号によって表
わされる現画像およびこの現画像の１画像前の画像を表
わす前画像における被写体像の輪郭をそれぞれぼかすよ
うに上記現画像を表わすビデオ信号および上記前画像を
表わすビデオ信号を処理するデュフューズ手段，上記デ
ュフューズ手段によって，被写体像の輪郭がぼかされた
上記現画像を表わす信号および上記前画像を表わす信号
から上記現画像における，輪郭のぼかされた被写体像の
動いている部分画像を表わす信号を抽出する抽出手段，
ならびに上記抽出手段によって，抽出された上記部分画
像を表わす信号と上記現画像を表わす信号とを合成して
合成画像を出力する合成手段を備えていることを特徴と
する。
高速シャッタ・スピードで撮影された被写体像を表わす
ムービィ・ビデオ信号が変調記録されている記録媒体か
らビデオ信号を読取る読取手段，上記読取手段によっ
て，読取られたビデオ信号に復調処理を含む再生処理を
行なう再生処理手段，再生されたビデオ信号によって表
わされる現画像およびこの現画像の１画像前の画像を表
わす前画像における被写体像の輪郭をそれぞれぼかすよ
うに上記現画像を表わすビデオ信号および上記前画像を
表わすビデオ信号を処理するデュフューズ手段，上記デ
ュフューズ手段によって，被写体像の輪郭がぼかされた
上記現画像を表わす信号および上記前画像を表わす信号
から上記現画像における，輪郭のぼかされた被写体像の
動いている部分画像を表わす信号を抽出する抽出手段，
ならびに上記抽出手段によって，抽出された上記部分画
像を表わす信号と上記現画像を表わす信号とを合成して
合成画像を出力する合成手段を備えていることを特徴と
する。
【０００７】またこの発明は上記ビデオ信号の再生処理
方法を提供している。
方法を提供している。
【０００８】上記において高速シャッタ・スピードでの
撮影とは通常のビデオ撮影の撮影シャッタ・スピード
（１／60［秒］）よりも高速での撮影のことをいう。ま
た現画像の１画像前の画像とは１フレーム前の画像，１
フィールド前の画像のいずれであってもよい。
撮影とは通常のビデオ撮影の撮影シャッタ・スピード
（１／60［秒］）よりも高速での撮影のことをいう。ま
た現画像の１画像前の画像とは１フレーム前の画像，１
フィールド前の画像のいずれであってもよい。
【０００９】この発明によると記録媒体から読取られた
現画像の輪郭とこの現画像の１画像前の画像を表わす前
画像の輪郭とがそれぞれぼかされるように上記現画像を
表わす信号および上記前画像を表わす信号がそれぞれ処
理される。これらの画像を表わす信号から現画像におけ
る動きのある，輪郭のぼかされた被写体像を表わす信号
が抽出され，現画像を表わす信号と合成される。
現画像の輪郭とこの現画像の１画像前の画像を表わす前
画像の輪郭とがそれぞれぼかされるように上記現画像を
表わす信号および上記前画像を表わす信号がそれぞれ処
理される。これらの画像を表わす信号から現画像におけ
る動きのある，輪郭のぼかされた被写体像を表わす信号
が抽出され，現画像を表わす信号と合成される。
【００１０】画像のうち動きのある被写体像については
輪郭がぼかされて現画像と合成されて表示されることに
なるので，テレビジョン装置などにおいてムービィ・ビ
デオ信号を再生して被写体像を映し出したときに滑らか
な自然な映像が得られるようになる。
輪郭がぼかされて現画像と合成されて表示されることに
なるので，テレビジョン装置などにおいてムービィ・ビ
デオ信号を再生して被写体像を映し出したときに滑らか
な自然な映像が得られるようになる。
【００１１】この発明のビデオ信号の再生処理装置は，
高速シャッタ・スピードで撮影された被写体像を表わす
ムービィ・ビデオ信号が変調記録されている記録媒体か
らビデオ信号を読取る読取手段，上記読取手段によって
読取られたビデオ信号に復調を含む再生処理を行なう再
生処理手段，再生されたビデオ信号を１画像分遅延させ
る遅延手段，および再生ビデオ信号によって表わされる
現画像を表わす信号と，上記遅延手段を用いて遅延され
た再生ビデオ信号によって表わされる現画像の１画像前
の画像を表わす信号とを合成して合成画像を表わす信号
を出力する合成手段を備えていることを特徴とする。
高速シャッタ・スピードで撮影された被写体像を表わす
ムービィ・ビデオ信号が変調記録されている記録媒体か
らビデオ信号を読取る読取手段，上記読取手段によって
読取られたビデオ信号に復調を含む再生処理を行なう再
生処理手段，再生されたビデオ信号を１画像分遅延させ
る遅延手段，および再生ビデオ信号によって表わされる
現画像を表わす信号と，上記遅延手段を用いて遅延され
た再生ビデオ信号によって表わされる現画像の１画像前
の画像を表わす信号とを合成して合成画像を表わす信号
を出力する合成手段を備えていることを特徴とする。
【００１２】またこの発明は上記ビデオ信号の再生処理
方法を提供している。
方法を提供している。
【００１３】この発明によると，現画像を表わす信号と
この現画像の１画像前の画像を表わす信号とが合成され
て出力される。この場合においても表示装置などに映し
出される画像は比較的滑らかなものとなり，自然な再生
画像が得られる。
この現画像の１画像前の画像を表わす信号とが合成され
て出力される。この場合においても表示装置などに映し
出される画像は比較的滑らかなものとなり，自然な再生
画像が得られる。
【００１４】上記における補正処理，抽出処理，および
合成処理は輝度信号成分のみにもとづいて行なってもよ
いし，輝度信号成分および色信号成分にもとづいて行な
ってもよい。
合成処理は輝度信号成分のみにもとづいて行なってもよ
いし，輝度信号成分および色信号成分にもとづいて行な
ってもよい。
【００１５】
【実施例の説明】図１はこの発明の実施例を示すもので
ムービィ／スチル・ビデオ・カメラの電気的構成を示す
ブロック図である。
ムービィ／スチル・ビデオ・カメラの電気的構成を示す
ブロック図である。
【００１６】被写体像は撮像レンズ10によってＣＣＤ11
上に結像される。
上に結像される。
【００１７】ビデオ・カメラは表示装置に被写体像を映
し出すときのビデオ信号を磁気テープに記録するときに
選択されるムービィ・モードと，プリンタ装置を用いて
被写体像をプリント出力する場合のビデオ信号を磁気テ
ープに記録するときに選択されるプリントモードとが選
択可能である。ムービィ・モードが選択されるときには
シャッタ・スピードはたとえば１／60［ｓ］であり，プ
リント・モードが選択されるときにはシャッタ・スピー
ドは高速でありたとえば１／120 ［ｓ］に設定される
が，このシャッタ・スピードは測光値に応じて適宜変え
られる。
し出すときのビデオ信号を磁気テープに記録するときに
選択されるムービィ・モードと，プリンタ装置を用いて
被写体像をプリント出力する場合のビデオ信号を磁気テ
ープに記録するときに選択されるプリントモードとが選
択可能である。ムービィ・モードが選択されるときには
シャッタ・スピードはたとえば１／60［ｓ］であり，プ
リント・モードが選択されるときにはシャッタ・スピー
ドは高速でありたとえば１／120 ［ｓ］に設定される
が，このシャッタ・スピードは測光値に応じて適宜変え
られる。
【００１８】いずれかのモードの設定を表わすシャッタ
・スピード設定信号は，同期信号発生回路21から出力さ
れる同期信号にもとづいて駆動されるＣＣＤ駆動パルス
発生回路22に与えられる。シャッタ・スピード設定信号
に応じた駆動パルスがＣＣＤ駆動パルス発生回路22から
ドライバ23に与えられ，このドライバ23によってＣＣＤ
11が駆動される。
・スピード設定信号は，同期信号発生回路21から出力さ
れる同期信号にもとづいて駆動されるＣＣＤ駆動パルス
発生回路22に与えられる。シャッタ・スピード設定信号
に応じた駆動パルスがＣＣＤ駆動パルス発生回路22から
ドライバ23に与えられ，このドライバ23によってＣＣＤ
11が駆動される。
【００１９】ＣＣＤ11からは被写体像を表わすＲＧＢ信
号が出力され前置増幅回路12によって増幅されて信号処
理回路13に与えられる。
号が出力され前置増幅回路12によって増幅されて信号処
理回路13に与えられる。
【００２０】信号処理回路13によってディジタル変換処
理が行なわれ，Ｙ／Ｃ（輝度データ／色データ）分離処
理，符号化処理，色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙ生成処理
などが行なわれ輝度信号Ｙと色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−
Ｙに変換されて出力される。輝度信号Ｙとは起動信号処
理回路14に，色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙは色信号処理
回路15にそれぞれ与えられる。
理が行なわれ，Ｙ／Ｃ（輝度データ／色データ）分離処
理，符号化処理，色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙ生成処理
などが行なわれ輝度信号Ｙと色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−
Ｙに変換されて出力される。輝度信号Ｙとは起動信号処
理回路14に，色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙは色信号処理
回路15にそれぞれ与えられる。
【００２１】輝度信号処理回路14によって輝度信号Ｙが
ＦＭ変調される。色信号処理回路15によって色差信号Ｒ
−ＹおよびＢ−Ｙが線順次化され色信号Ｃとされるとと
もにＦＭ変調される。
ＦＭ変調される。色信号処理回路15によって色差信号Ｒ
−ＹおよびＢ−Ｙが線順次化され色信号Ｃとされるとと
もにＦＭ変調される。
【００２２】ＦＭ変調された輝度信号（Ｙ−ＦＭとす
る）およびＦＭ変調された色信号（Ｃ−ＦＭとする）は
ヘッド増幅回路16を介して磁気ヘッド17に与えられるこ
とにより磁気テープに記録される。
る）およびＦＭ変調された色信号（Ｃ−ＦＭとする）は
ヘッド増幅回路16を介して磁気ヘッド17に与えられるこ
とにより磁気テープに記録される。
【００２３】図１に示すビデオ・カメラは磁気テープに
記録されたビデオ信号を読取り，プリンタ装置への信号
出力および表示装置への信号出力をする再生処理が可能
である。
記録されたビデオ信号を読取り，プリンタ装置への信号
出力および表示装置への信号出力をする再生処理が可能
である。
【００２４】再生処理が行なわれるときには，磁気ヘッ
ド17によって磁気テープからＦＭ変調された輝度信号Ｙ
−ＦＭとＦＭ変調された色信号Ｃ−ＦＭとが読取られ，
ヘッド増幅回路16に与えられて増幅される。増幅された
変調輝度信号Ｙ−ＦＭは輝度信号処理回路14に与えられ
ＦＭ復調され，増幅された変調色信号Ｃ−ＦＭは色信号
処理回路15に与えられＦＭ復調される。
ド17によって磁気テープからＦＭ変調された輝度信号Ｙ
−ＦＭとＦＭ変調された色信号Ｃ−ＦＭとが読取られ，
ヘッド増幅回路16に与えられて増幅される。増幅された
変調輝度信号Ｙ−ＦＭは輝度信号処理回路14に与えられ
ＦＭ復調され，増幅された変調色信号Ｃ−ＦＭは色信号
処理回路15に与えられＦＭ復調される。
【００２５】ＦＭ復調された輝度信号Ｙおよび色信号Ｃ
は出力インターフェイス24，切換回路25および動き補正
回路30にそれぞれ与えられる。
は出力インターフェイス24，切換回路25および動き補正
回路30にそれぞれ与えられる。
【００２６】動き補正回路30は高シャッタ・スピードの
プリント・モードによって磁気テープに記録されたビデ
オ信号を再生して表示装置に表示するときに，再生像の
不自然さを解消する処理を行なう回路である。動き補正
回路30によって補正された輝度信号Ｙおよび色信号Ｃは
切換回路25に与えられる。
プリント・モードによって磁気テープに記録されたビデ
オ信号を再生して表示装置に表示するときに，再生像の
不自然さを解消する処理を行なう回路である。動き補正
回路30によって補正された輝度信号Ｙおよび色信号Ｃは
切換回路25に与えられる。
【００２７】出力インターフェイス24からビデオ信号が
出力され，プリンタ装置に与えられる。ビデオ信号によ
って表わされる画像がプリンタ装置によってプリントさ
れる。
出力され，プリンタ装置に与えられる。ビデオ信号によ
って表わされる画像がプリンタ装置によってプリントさ
れる。
【００２８】プリント・モードが設定されてビデオ信号
が磁気テープに記録されているときには高速シャッタ・
スピードでの記録となっているため，動きのある被写体
像をプリンタ装置を用いてプリントした場合であっても
ぶれのない鮮明な被写体像がプリント出力されるように
なる。
が磁気テープに記録されているときには高速シャッタ・
スピードでの記録となっているため，動きのある被写体
像をプリンタ装置を用いてプリントした場合であっても
ぶれのない鮮明な被写体像がプリント出力されるように
なる。
【００２９】切換回路25は動き補正回路30からの出力信
号または動き補正回路30による補正がされていない輝度
信号処理回路14および色信号処理回路15の出力輝度信号
Ｙおよび出力色信号Ｃのいずれか一方を選択して出力す
る回路である。
号または動き補正回路30による補正がされていない輝度
信号処理回路14および色信号処理回路15の出力輝度信号
Ｙおよび出力色信号Ｃのいずれか一方を選択して出力す
る回路である。
【００３０】プリント・モードが設定されてビデオ信号
が磁気テープに記録されているときに，磁気テープから
ビデオ信号を読取りビデオ信号によって表わされるムー
ビィ画像が表示装置に表示されるときには動き補正回路
30によって補正された信号がビデオ・カメラから出力さ
れるように切換回路25が制御される。切換回路25の出力
信号は表示装置に与えられ高速シャッタ・スピードで記
録されたビデオ信号であっても自然な再生画像が得られ
ることとなる。
が磁気テープに記録されているときに，磁気テープから
ビデオ信号を読取りビデオ信号によって表わされるムー
ビィ画像が表示装置に表示されるときには動き補正回路
30によって補正された信号がビデオ・カメラから出力さ
れるように切換回路25が制御される。切換回路25の出力
信号は表示装置に与えられ高速シャッタ・スピードで記
録されたビデオ信号であっても自然な再生画像が得られ
ることとなる。
【００３１】ムービィ・モードが設定されてビデオ信号
が磁気テープに記録されているときまたはスチル画像が
再生されるときは輝度信号処理回路14および色信号処理
回路15の出力輝度信号Ｙおよび出力色信号Ｃがビデオ・
カメラから出力されるように切換回路25が制御される。
切換回路25の出力信号が表示装置に与えられ，ムービィ
・モードのシャッタ・スピードで記録されたビデオ信号
によって表わされるムービィ再生画像またはスチル再生
画像が得られるようになる。
が磁気テープに記録されているときまたはスチル画像が
再生されるときは輝度信号処理回路14および色信号処理
回路15の出力輝度信号Ｙおよび出力色信号Ｃがビデオ・
カメラから出力されるように切換回路25が制御される。
切換回路25の出力信号が表示装置に与えられ，ムービィ
・モードのシャッタ・スピードで記録されたビデオ信号
によって表わされるムービィ再生画像またはスチル再生
画像が得られるようになる。
【００３２】動き補正回路30における動き補正処理は入
力する輝度信号のみにもとづいて行なってもよいし，輝
度信号および色信号にもとづいて行なってもよい。輝度
信号のみにもとづいて動き補正処理が行なわれたときに
は入力した色信号に対しては処理されずにそのまま出力
され切換回路25に与えられる。
力する輝度信号のみにもとづいて行なってもよいし，輝
度信号および色信号にもとづいて行なってもよい。輝度
信号のみにもとづいて動き補正処理が行なわれたときに
は入力した色信号に対しては処理されずにそのまま出力
され切換回路25に与えられる。
【００３３】図２は動き補正回路の電気的構成を示すブ
ロック図，図３(A) 〜(G) は動き補正が行なわれる画像
の様子を表わしている。図２に示す動き補正回路は輝度
信号に対して補正処理を行なう回路である。
ロック図，図３(A) 〜(G) は動き補正が行なわれる画像
の様子を表わしている。図２に示す動き補正回路は輝度
信号に対して補正処理を行なう回路である。
【００３４】輝度信号処理回路14から出力される輝度信
号Ｙはアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変換回路31およ
びディレイ・ライン37にそれぞれ与えられる。
号Ｙはアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変換回路31およ
びディレイ・ライン37にそれぞれ与えられる。
【００３５】Ａ／Ｄ変換回路31によってディジタル輝度
データに変換されデュフューズ（Ｄifuse ）回路32に与
えられる。デュフューズ回路32は画像の輪郭をぼかす処
理を行なう回路である。このデュフューズ回路32はたと
えば複数の画素の輝度値の平均値をその複数の画素のう
ちの１つの画素の輝度値とする回路である。デュフュー
ズ回路32により動き補正回路30に入力する信号によって
表わされる画像（図３(A) または(B) ）の輪郭がぼかさ
れるよう信号の処理が行なわれる（図３(C) または(D)
）。
データに変換されデュフューズ（Ｄifuse ）回路32に与
えられる。デュフューズ回路32は画像の輪郭をぼかす処
理を行なう回路である。このデュフューズ回路32はたと
えば複数の画素の輝度値の平均値をその複数の画素のう
ちの１つの画素の輝度値とする回路である。デュフュー
ズ回路32により動き補正回路30に入力する信号によって
表わされる画像（図３(A) または(B) ）の輪郭がぼかさ
れるよう信号の処理が行なわれる（図３(C) または(D)
）。
【００３６】またデュフューズ回路32はロウ・パス・フ
ィルタによっても達成できる。ロウ・パス・フィルタに
より画像の被写体像の輪郭がぼかされるようにフィルタ
リングが行なわれる。
ィルタによっても達成できる。ロウ・パス・フィルタに
より画像の被写体像の輪郭がぼかされるようにフィルタ
リングが行なわれる。
【００３７】デュフューズ回路32によって輪郭がぼかさ
れた画像を表わすデータはフレーム・バッファ33および
減算回路34にそれぞれ与えられる。フレーム・バッファ
33により１フィールド遅延されて出力され，減算回路34
に与えられる。
れた画像を表わすデータはフレーム・バッファ33および
減算回路34にそれぞれ与えられる。フレーム・バッファ
33により１フィールド遅延されて出力され，減算回路34
に与えられる。
【００３８】減算回路34によって，輪郭がぼかされた第
ｎ＋１フィールドの現画像（図３(D) ）を表わすデータ
から輪郭がぼかされた第ｎフィールドの画像（前画像，
図３(C) ）を表わすデータが減算される。これにより第
ｎ＋１フィールドと第ｎフィールドとの間における動き
のある被写体像（図３(E) ）を表わすデータが抽出され
る。。
ｎ＋１フィールドの現画像（図３(D) ）を表わすデータ
から輪郭がぼかされた第ｎフィールドの画像（前画像，
図３(C) ）を表わすデータが減算される。これにより第
ｎ＋１フィールドと第ｎフィールドとの間における動き
のある被写体像（図３(E) ）を表わすデータが抽出され
る。。
【００３９】輪郭がぼかされた，動きのある被写体像を
表わすデータはコンパレータ35に与えられる。コンパレ
ータ35によって雑音成分が除去され，かつ現画像の第ｎ
＋１フィールドでの動きのある被写体像（図３(F) ）を
表わすデータのみが抽出される。この動きのある被写体
像を表わすデータはディジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変
換回路36に与えられアナログ信号に変換されて合成回路
38に与えられる。
表わすデータはコンパレータ35に与えられる。コンパレ
ータ35によって雑音成分が除去され，かつ現画像の第ｎ
＋１フィールドでの動きのある被写体像（図３(F) ）を
表わすデータのみが抽出される。この動きのある被写体
像を表わすデータはディジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変
換回路36に与えられアナログ信号に変換されて合成回路
38に与えられる。
【００４０】動き補正回路30に入力した第ｎ＋１フィー
ルドの輝度信号はディレイ・ライン37によって，上述の
画像の輪郭をぼかす補正などによって生じる遅延が是正
されて合成回路38に与えられる。合成回路38によって第
ｎ＋１フィールドの画像を表わす輝度信号と，Ｄ／Ａ変
換回路36から出力される第ｎ＋１フィールドでの動きの
ある被写体像を表わす信号とが合成される（図３(G)
）。合成回路38の出力信号が動き補正回路30の出力信
号となる。
ルドの輝度信号はディレイ・ライン37によって，上述の
画像の輪郭をぼかす補正などによって生じる遅延が是正
されて合成回路38に与えられる。合成回路38によって第
ｎ＋１フィールドの画像を表わす輝度信号と，Ｄ／Ａ変
換回路36から出力される第ｎ＋１フィールドでの動きの
ある被写体像を表わす信号とが合成される（図３(G)
）。合成回路38の出力信号が動き補正回路30の出力信
号となる。
【００４１】動きのある被写体像の部分はぼかされてい
るのでテレビジョン装置などに映し出されたときでも滑
らかで自然な画像が得られる。
るのでテレビジョン装置などに映し出されたときでも滑
らかで自然な画像が得られる。
【００４２】図４は動き補正回路の他の電気的構成を示
している。
している。
【００４３】図４に示す動き補正回路はフレーム・バッ
ファ41と加算回路42とから構成されている。
ファ41と加算回路42とから構成されている。
【００４４】輝度信号処理回路14から出力される輝度信
号はフレーム・バッファ41および加算回路42にそれぞれ
与えられる。フレーム・バッファ41は１フィールド遅延
して出力する回路であり，出力信号は加算回路42に与え
られる。加算回路42によって現フィールドを表わすデー
タと現フィールドの１フィールド前のフィールドを表わ
すデータとが合成されて出力される。
号はフレーム・バッファ41および加算回路42にそれぞれ
与えられる。フレーム・バッファ41は１フィールド遅延
して出力する回路であり，出力信号は加算回路42に与え
られる。加算回路42によって現フィールドを表わすデー
タと現フィールドの１フィールド前のフィールドを表わ
すデータとが合成されて出力される。
【００４５】図４に示すように動き補正回路を構成して
も比較的簡単に連続性を有する滑らかな画像が得られる
ようになる。
も比較的簡単に連続性を有する滑らかな画像が得られる
ようになる。
【図１】ムービィ・ビデオ・カメラの電気的構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】動き補正回路の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図３】(A) 〜(G) は図２に示す回路によって補間され
た画像が生成される様子を示す。
た画像が生成される様子を示す。
【図４】動き補正回路の他の電気的構成を示すブロック
図である。
図である。
14 輝度信号処理回路 15 色信号処理回路 17 磁気ヘッド 30 動き補正回路 32 デュフューズ回路 33，41 フレーム・バッファ 38 合成回路 42 加算回路
Claims (4)
- 【請求項１】 高速シャッタ・スピードで撮影された被
写体像を表わすムービィ・ビデオ信号が変調記録されて
いる記録媒体からビデオ信号を読取り， 読取られたビデオ信号に復調処理を含む再生処理を行な
い， 再生されたビデオ信号によって表わされる現画像および
この現画像の１画像前の画像を表わす前画像における被
写体像の輪郭をそれぞれぼかすように上記現画像を表わ
すビデオ信号および上記前画像を表わすビデオ信号を処
理し， 被写体像の輪郭がぼかされた上記現画像を表わす信号お
よび上記前画像を表わす信号から上記現画像における，
輪郭のぼかされた被写体像の動いている部分画像を表わ
す信号を抽出し， 抽出した上記部分画像を表わす信号と上記現画像を表わ
す信号とを合成して合成画像を出力する， ビデオ信号の再生処理方法。 - 【請求項２】 高速シャッタ・スピードで撮影された被
写体像を表わすムービィ・ビデオ信号が変調記録されて
いる記録媒体からビデオ信号を読取り， 読取られたビデオ信号に復調を含む再生処理を行ない， 再生されたビデオ信号を１画像分遅延させ， 再生ビデオ信号によって表わされる現画像を表わす信号
と，遅延された再生ビデオ信号によって表わされる現画
像の１画像前の画像を表わす信号とを合成して合成画像
を表わす信号を出力する， ビデオ信号の再生処理方法。 - 【請求項３】 高速シャッタ・スピードで撮影された被
写体像を表わすムービィ・ビデオ信号が変調記録されて
いる記録媒体からビデオ信号を読取る読取手段， 上記読取手段によって，読取られたビデオ信号に復調処
理を含む再生処理を行なう再生処理手段， 再生されたビデオ信号によって表わされる現画像および
この現画像の１画像前の画像を表わす前画像における被
写体像の輪郭をそれぞれぼかすように上記現画像を表わ
すビデオ信号および上記前画像を表わすビデオ信号を処
理するデュフューズ手段， 上記デュフューズ手段によって，被写体像の輪郭がぼか
された上記現画像を表わす信号および上記前画像を表わ
す信号から上記現画像における，輪郭のぼかされた被写
体像の動いている部分画像を表わす信号を抽出する抽出
手段，ならびに上記抽出手段によって，抽出された上記
部分画像を表わす信号と上記現画像を表わす信号とを合
成して合成画像を出力する合成手段， を備えたビデオ信号の再生処理装置。 - 【請求項４】 高速シャッタ・スピードで撮影された被
写体像を表わすムービィ・ビデオ信号が変調記録されて
いる記録媒体からビデオ信号を読取る読取手段， 上記読取手段によって読取られたビデオ信号に復調を含
む再生処理を行なう再生処理手段， 再生されたビデオ信号を１画像分遅延させる遅延手段，
および再生ビデオ信号によって表わされる現画像を表わ
す信号と，上記遅延手段を用いて遅延された再生ビデオ
信号によって表わされる現画像の１画像前の画像を表わ
す信号とを合成して合成画像を表わす信号を出力する合
成手段， を備えたビデオ信号の再生処理装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177758A JP2832775B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ビデオ信号の再生処理方法および装置 |
| US08/073,474 US5473441A (en) | 1992-06-12 | 1993-06-09 | Video signal reproduction processing method and apparatus for reproduction of a recorded video signal as either a sharp still image or a clear moving image |
| US08/493,701 US5668914A (en) | 1992-06-12 | 1995-06-22 | Video signal reproduction processing method and apparatus for reproduction of a recorded video signal as either a sharp still image or a clear moving image |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177758A JP2832775B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ビデオ信号の再生処理方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05347731A true JPH05347731A (ja) | 1993-12-27 |
| JP2832775B2 JP2832775B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16036618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4177758A Expired - Fee Related JP2832775B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ビデオ信号の再生処理方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2832775B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100499430B1 (ko) * | 1994-03-29 | 2005-09-12 | 소니 가부시끼 가이샤 | 화상프린터장치 |
| JP2007049596A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Fujifilm Corp | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4177758A patent/JP2832775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100499430B1 (ko) * | 1994-03-29 | 2005-09-12 | 소니 가부시끼 가이샤 | 화상프린터장치 |
| JP2007049596A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Fujifilm Corp | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム |
| US7990423B2 (en) | 2005-08-12 | 2011-08-02 | Fujifilm Corporation | Apparatus, method and program for generating frame image of moving picture for timing at which still image is captured |
| US8405734B2 (en) | 2005-08-12 | 2013-03-26 | Fujifilm Corporation | Image capturing apparatus, image capturing method and program for the image capturing apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2832775B2 (ja) | 1998-12-09 |
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