JP3143463B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3143463B2 JP02229682A JP22968290A JP3143463B2 JP 3143463 B2 JP3143463 B2 JP 3143463B2 JP 02229682 A JP02229682 A JP 02229682A JP 22968290 A JP22968290 A JP 22968290A JP 3143463 B2 JP3143463 B2 JP 3143463B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像処理装置に関する。
〔従来の技術〕
スチル・ビデオ・フロツピーと呼ばれる磁気デイスク
では、静止画像を輝度信号と線順次色差信号を個別にFM
変調した後に周波数多重して当該磁気デイスクに記録し
ていた。従って、その再生装置において、例えばNTSC方
式に準拠した標準ビデオ信号を得るためには、周波数多
重されたFM変調信号を輝度成分と色差成分とに分離して
夫々FM復調し、線順次色差信号を線同時化し、しかる後
に上記標準方式のビデオ信号に変換するという処理が必
要であった。
従来、記録時の輝度信号の処理と色差信号の処理との
間に夫々の帯域の違いにより発生する各処理回路での処
理を経ることにより生じる時間差の補正と、再生時にお
ける同様の時間差、例えば輝度信号の復調と色差信号の
復調の処理の時間差とを補正する為に記録時、再生時そ
れぞれの処理回路での時間差に相当する遅延素子を輝度
信号系に挿入するように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし従来例では記録時、再生時それぞれ異なる遅延
時間を与えるアナログ遅延素子を備えることは以下の問
題を有する。
(1)広帯域の輝度信号を通過させるための遅延素子は
得にくい。又得られたとしても広帯域の輝度信号を通過
させる為の遅延素子は高価である。
(2)記録用の回路再生用の回路夫々に遅延素子を専用
に設けるため部品点数の増加(実装の困難、装置の大型
化)を招く。
(3)外部からの映像信号をinputして記録出来る様に
すると、さらなる部品点数の増加を招く。
このような問題は上述のスチル・ビデオの画像処理装
置に限らず、他の種々の再生方式でも同様に発生する問
題である。
本発明は上述の問題を全て或いは個々に解決すること
が出来る画像処理装置を提供することを目的とする。
又、本発明は簡単な構成で各処理モードにおいて適切
な処理を行える装置を提供することを他の目的とする。
又、本発明は簡単な構成で各処理モードにおいて適切
な遅延時間を設定出来る装置位の提供を他の目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の目的を達成するためになされ、輝度デ
ータと色データを夫々別個に処理し、与えられた複数の
処理モードに応じて当該処理モードにより輝度データと
色データとの間に発生する時間差が互いに異なる処理手
段と、該処理手段に接続され、前記複数のモードのいず
れにあっても共通に用いられるメモリと、前記処理モー
ドに応じて該メモリの書き込みもしくは読み出しを夫々
制御することにより、前記処理モードにより輝度データ
と色データとの相対的な遅延時間差を切り換え、前記複
数のモードのいずれにあっても輝度データと色データの
時間差を調整可能な時間差調整手段とを有することを特
徴とする画像処理装置を提供するものである。
このような構成の装置によれば、共通のメモリを様々
な処理に兼用できるのみならず、当該メモリを用いて輝
度データと色データとの時間差を様々な処理に最適な時
間調整できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成ブロツク図を示す。
310はスチル・ビデオ・フロツピーと呼ばれる磁気デイ
スク、312は再生ヘツド、314はY/C分離回路、316は再生
信号の輝度成分をFM復調する復調回路、318は再生信号
の線順次色差成分をFM復調する復調回路、320は復調回
路316、318の出力を選択する選択スイツチ、322はA/D変
換器、324はメモリ、326はメモリ324を制御すると共
に、A/D変換器322の出力及びメモリ324の記憶データか
らNTSCビデオ信号を形成するデジタル信号処理及びメモ
リ制御回路、328はD/A変換器、330は不要な帯域成分を
除去するローパスフイルタ(LPF)、332は全体を制御す
るシステム制御回路である。
本実施例では、磁気デイスク310の目的の画像が記録
されているトラツクを複数回再生し、それぞれの再生信
号から、後述するように輝度データ及び線順次色差デー
タをメモリ324に取り込み、また線同時化やNTSC化の処
理を行う。
先ず、第1フイールド期間ではスイツチ320をa接点
側に接続し、復調回路316の出力(輝度成分)をA/D変換
器322に印加し、メモリ324に記録する。A/D変換器322の
サンプリング・レートを4fSCとすると、第2図に示すよ
うに、1画素のメモリ324への書込みを約70nsecで行わ
なければならないが、これは一般的な汎用DRAMでページ
モードやスタテイツクカラムモードを使用すれば容易に
実現できる速度である。第3図はメモリ324のブロツク
構成を示す。本実施例では、4×256Kbitの1Mbit汎用DR
AM(スタテイツクカラムモード用)を2チツプ使用して
いる。このような構成で、データ・バスを8ビツトにす
れば、第2図に示すように、8ビツトのデータをメモリ
324に70nsecで連続的に書き込める。
なお、リフレツシユは映像ブランキング期間に行えば
よく、このようなリフレツシユ方式は周知であるので、
詳細な説明は省略する。
このようにして第1フイールド期間に再生輝度データ
をメモリ324に取り込んだ後、第2フイールド期間に、
スイツチ320をb接点側に接続して、復調回路318の出力
(再生された線順次色差信号)をA/D変換器322に印加
し、デジタル化する。デジタル信号処理及びメモリ制御
回路326は、再生線順次色差信号のA/D変換と同時に、メ
モリ324から輝度データを読み出し、当該輝度データと
線順次色差データの加減算を行い、NTSC化する。第4図
はそのための、デジタル信号処理及びメモリ制御回路32
6に含まれるデジタルNTSCエンコーダの回路構成を示
す。340は加算のときにはバツフア、減算のときにはイ
ンバータとして機能する回路であり、342はアダー、344
はアドレス・カウンタである。
第4図の回路で加算又は減算された結果は、メモリ32
4の同じアドレスに書き込まれる。即ち、ページモード
又はスタテイツクカラムモードのリード・モデイフアイ
・ライトを行うことになる。通常の汎用DRAMでリード又
はライト・サイクルが60〜70nsecのものでは、リード・
モデイフアイ・ライト・サイクルは120〜130nsec程度に
なるので、これを全ての輝度データについて行うことは
不可能であるが、スチル・ビデオ・フロツピーのフオー
マツトでは、色差信号が線順次記録されているので、1
画素おきに行えばよいことになる。何故なら、1画素/7
0nsecのサンプリングでは、直交変調はR−Y,B−Y,−
(R−Y),−(B−Y)の順になり、線順次記録でR
−Yしかない場合には、B−Yの画素に変調を行うこと
はできないからである。またこのとき、直交変調の性質
から輝度データと色差データとの演算は、加算と減算を
交互に行うことになる。
このようにして、第2フイールド期間での処理が終了
すると、メモリ324には第5図に示すようなデータが展
開格納されている。
次の第3フイールド期間では、第2フイールド期間で
の処理と比べて、走査線の位置とメモリ324のアドレス
の縦位置とを1だけずらすようにする。その結果、第2
フイールド期間でR−Yの変調のみを行ったラインに対
してB−Yの変調を、第2フイールド期間でB−Yの変
調のみを行ったラインに対してR−Yの変調を行える。
このようにして、第3フイールド期間の処理が終了した
時点では、第6図に示すような情報がメモリ324に格納
されている。
第4フイールド期間以降では、ただメモリ324の記憶
データを連続的に読み出して、D/A変換器328に印加する
だけである。D/A変換器328はメモリ324から読み出され
たデータをアナログ化し、LPF330が不要帯域を除去す
る。これにより、アナログNTSC信号が得られる。必要な
信号は全てメモリ324に格納されているので、磁気デイ
スク310の回転を停止させ、分離回路314、復調回路316,
318及びA/D変換器322へ電力供給を遮断してもよい。
以上では、4fSCでサンプリングした場合を説明した
が、3fSCでも原理的には同じである。但しその場合、加
算・減算の単純な切換えだけではだめで、第7図に示す
ような演算が必要になる。ここで、31/2/2は1−2-3
2-7で近似すればよく、4fSCの場合と比べて著しく困難
になるわけではない。
本実施例によれば、長時間再生時に単位行時間当たり
にメモリから読み出すビット数が少なくて済むので、低
速のメモリを使用できる。これらにより価格を下げ、消
費電力を少なくできる。
本実施例では再生輝度信号を先に処理してメモリに格
納し、次いで再生色差信号を処理する際に再生輝度信号
をメモリから読み出して処理するようにしたが、これに
限らず再生色差信号を先にメモリに格納するようにして
もよい。これはメモリの読出し/書込みの速度を向上さ
せることによって実施できる。また、本実施例ではメモ
リにNTSCエンコードした画像信号を書き込むようにした
が、本発明においてはこれに限らず、別のメモリに書き
込むようにしてもよい。
以上の説明から容易に理解できるように、本実施例に
よれば、再生データをメモリに取り込む前に、ビデオ信
号への変換を行うので、メモリ容量が少なくて済む。
次に第8図を用いて本発明の第2の実施例について説
明する。
第8図は本発明の第2の実施例の装置の全体構成を示
すブロツク図である。
第8図において1は本実施例のデジタル処理回路(DS
P)でありその構成は第9図を用いて後に詳述する。
第8図中2は装置全体の動作を制御するシステムコン
トローラであり、設定部50により設定された各動作モー
ド、例えば外部入力モード、カメラ記録モード、再生モ
ード等に応じて回路各部を動作させる。
以下映像信号の流れの順に回路各部の説明を行う。
7は撮像プロセス回路であり不図示の撮像レンズ、絞
り等の光学系を介して入射する光束を受ける光電変換素
子、例えばカラーCCDを含み、該カラーCCDから出力され
る例えば原色信号、R,G,B信号から輝度信号Y、同期信
号Sの加算信号Y+S、線順次色差信号R−Y/B−Yを
演算し出力する。
撮像プロセス7から出力されるY+S,R−Y/B−Y信号
はスイツチ34,35を介しており折り歪やノイズ除去を行
うためのY用LPF8,C用LPF9に入力される。3,4はY用LPF
8,C用LPF9の出力を夫々の信号の帯域に適応した周波数
でA/D変換するアナログデジタルコンバータである。尚3
3は同期信号分離回路であり、Y+Sに含まれる同期信
号を分離してデジタル処理回路に入力する。
デジタル処理回路1は入力された信号を処理して同期
信号CSYNC−OUT、輝度信号Y、色信号Cを出力する。5,
6は夫々デジタル処理回路1から出力される輝度信号、
色信号をD/A変換するデジタルアナログコンバータであ
る。
尚、デジタル処理回路1は色信号として再生モードの
際には同時化された色信号を出力し、記録モードの際に
は線順次色差信号R−Y/B−Yを出力する。
10は輝度用LPF、11は色信号用BPFであり、同時化され
た色信号の帯域制限、具体的には副搬送波周波数と同程
度の周波数を含む帯域の信号を出力する。
12は線順次色差信号を処理するLPF、13はデジタル処
理回路1から出力される同期信号CSYNC−OUTとLPF10の
出力とを加算する加算器、14は加算器13の出力とBPF11
の出力とを加算してコンポジツトビデオ信号を出力する
加算器、30,31,32は出力バツフアであり、30,32の出力
はS端子、31の出力はコンポジツトビデオ信号を出力す
る端子である。
15はLPF12から出力される色差線順次信号にオフセツ
トを付加するオフセツト付加回路、16,17はエンフアシ
ス回路、18,19は媒体へ記録出来る様に変換する変調回
路、20は変調回路18,19の出力を加算する加算器であ
る。36はヘツド37に記録用回路再生用回路のいずれかを
接続するための切り換えスイツチである。
次にヘツド37に接続される再生用回路について説明す
る。
21,22は夫々ヘツド37の再生出力から輝度信号、色信
号を抽出するためのHPF,BPF、23,24は復調回路、25,26
はデイエンフアシス回路である。デイエンフアシス回路
25,26の出力はスイツチ34,35を介して前述のLPF8,LPF9
に入力する。
28は外部から入力されるビデオ信号から輝度信号、色
差信号を分離する分離回路、29は分離回路28で分離され
た信号を線順次信号に変換する順次化回路である。
次に第9図を用いてデジタル処理回路1の詳細につい
て説明する。
第9図において100は入力される同期信号Sから前縁
を検出する検出器、101は検出器100からの出力によりリ
セツトされクロツクをカウントするカウンタ、103はカ
ウンタ101の出力をシステムコントローラ2からのプロ
グラムデータに従ってデコードし、イネーブル信号ENA
を出力するデコーダ、102は103と同様のデコーダであ
り、デコード結果に基づいてコンポジツト同期信号を出
力する。105はA/D変換器3、A/D変換器4の出力をスト
アするメモリ、104はメモリ105のアドレスをコントロー
ルするカウンタ、106はメモリ105から出力された信号を
処理するプロセツサ。以上のような構成の記録再生回路
における一体的に構成された撮像装置7からの映像信号
記録時の動作を第11図のタイミングチヤートを参照しな
がら説明する。
まず撮像プロセス回路7からは必要な複合同期信号を
含んだ輝度信号と線順次化された色差信号が出力され
る。それぞれ入力切換スイツチ34、35を通り(YLPF1)
8、(CLPF1)9を通過して不要な信号を除去される。
これらのアナログ輝度信号とアナログ色差信号をそれぞ
れ輝度用アナログデジタルコンバータ3(以下YAD)と
色差用アナログデジタルコンバータ4(以下CAD)でデ
ジタルの輝度信号と色差信号に変換する。これらデジタ
ルの輝度信号と色差信号をDPS1で必要な処理(内容は後
述)をした後にそれぞれ輝度信号用デジタルアナログコ
ンバータ5(以下YDA)と色差信号用デジタルアナログ
コンバータ6(以下CAD)によってアナログ信号に再び
変換する。これらの信号からデジタルのキヤリア(サン
プリングクロツク)を除去する為にそれぞれの信号を
(以下YLPF2)10と(以下CLPF2)12で処理した後、加算
器13により輝度信号には複合同期信号を付加し、オフセ
ツト付加回路15によって色差信号(線順次)に1水平走
査期間毎にレベルのオフセツトを付加する。これらの処
理により本実施例ではSVフロツピーのフオーマツトに合
致したベースバンドの信号形態にされた輝度信号と色差
信号をエンフアシス回路16、17でエンフアシスした後、
変調回路18、19で変調した後加算器20で加算してからス
イツチ36を経て磁気ヘツド37により磁気デイスク38に記
録する。
次にこのときのDSP1内部での動作を説明する。
DPS1の内部においては色温度の補正や水平、垂直の輪
郭強調やノイズ除去、垂直方向のエリアジング防止処理
又は色差線順次信号を同時化された色差線順次信号に変
換する等を行う。かかる処理はプロセツサ106がメモリ1
05を用いて行う処理である。またDSP1に入力される輝度
信号と色差信号(エリアジング等の除去の為に)YLPF18
とCLPF1 9の帯域の差からDSP1に入力される時刻に差が
生じている。この時間差をそのままにしてデジタル信号
をメモリ105に記憶し読み出すと記録する信号において
色ずれが生じてしまう。従って本実施例ではメモリ105
に記憶する時、又は読み出すときに輝度信号と色差信号
の時間差を補正する。この実施例においてはメモリ105
に一旦、記憶するときとメモリ105から読み出す時に
は、複合同期信号Sに対して固定したタイミングでメモ
リへの読み書きを行い、メモリ105に一旦記憶されたデ
ータを読み出してプロセツサ106により輝度信号又は色
差信号を処理(前述の輪郭強調やフイルタリング処理
等)した時に再びメモリ105に書き込みに際して複合同
期信号Sの前ブチ(leading edge)に対するメモリの
書き込みアドレスを変えることにより前述の輝度信号と
色差信号の時間差を吸収している。かかる方法について
説明する。DSP1のCSYNCからSync Sep33で分離された複
合同期信号Sが入力され、この同期信号Sから前縁(le
ading edge)検出器100で複合同期パルスの前縁を検出
して、DSP1で処理された映像信号に同期した複合同期信
号を生成する為のカウンタ101をリセツトする。前述のD
SP1で処理された映像信号に同期した複合同期信号は、
前記カウンタの出力をデコーダ102でデコードすること
によって得られる。輝度信号と色差信号の間に時間差が
なければこれだけで記録再生装置が出きるのだが、該差
を除去する為に以下の動作を行う。
まず、撮像プロセスからの輝度信号と色差信号をメモ
リにとりこむときには、プログラマブルデコーダ103
は、映像信号の有効部分をとりこむ(同期パルスの前縁
からαだけ遅延してENABLEにする)ゲート信号を生成す
る様にシステムコントローラ2によって設定される(第
11図a)。
次にプロセツサ106とメモリ105とで輝度信号を処理す
る時には同様にプログラマブルデコーダ103を同期パル
スの前縁からβだけ遅延してENABLE信号をactiveにする
様に設定する(第11図b)。またプロセツサ106とメモ
リ105とで輝度信号を処理する時にはプログラマブルデ
コーダ103を同期パルスの前縁からγだけ遅延してENABL
E信号をactiveにする様に設定する(第11図c)。
ここでβ−γがYLPF1 8とCLPE1 9等によって生じる輝
度信号と色差信号の時間差に相当する。これらの処理の
結果メモリ105内には前述の種々の処理及び輝度信号と
色差信号の時間差の補正の済んだ輝度信号と色差信号が
記録されることになる。尚前述のα,β,γはβ−γが
輝度信号と色差信号との時間差に相当するだけではなく
β≒αである。
また切換スイツチ34、35が外部信号に接続された信号
もYC分離器で輝度信号と色差信号に分離され、色差信号
から水平同期期間毎に一方のみを抽出した後は前述の撮
像プロセス7からの信号の処理と同じであるので説明は
省略する。ただし、輝度信号と色差信号の時間差の値は
同じではない。したがって、システムコントローラ2は
かかる場合に適した値にプログラマブルデコーダ103に
セツトする。
次に切換スイツチ34、35、36が再生状態に設定されて
いる時について説明する。
まずdisk38より磁気ヘツド37によって再生された変調
された映像信号はスイツチ36を経由し、フイルタ21、22
によって変調された輝度信号と変調された線順次の色差
信号に分離される。これらの信号を復調器23、24でベー
スバンド信号に復調し、デイエンフアシス回路25、26で
デイエンフアシスした後YLPF1 8とCLPF1 9を経てYAD3,C
AD4に供給する。YAD3、CAD4でデジタル化された映像信
号はDSP1に供給される。このDSP1内で線順次の色差信号
の同時化や欠落信号の補償、ノイズリダクシヨン、色副
搬送波の色差信号の変調等を行った後YDA5、CDA6により
再びアナログ信号に変換される。これらのアナログ信号
をYLPFと変調された色副搬送波用のBPF11によってキヤ
リア(サンプリングクロツク)を除去した後は輝度信号
にはコンポジツトSYNC信号を付加して出力する(この信
号はいわゆるS端子の出力となる)。また必要に応じて
加算器14で前記複合同期信号の付加された輝度信号と前
記変調された色副搬送波とを加算してコンポジツトビデ
オ信号としてもよい。
次にこの再生状態でのDSP1での処理について第12図を
用いて説明する。(DSP1での処理後の映像信号に同期し
た複合同期信号の生成方法は記録時と同じであるので説
明を省略する。)まずdiskから再生され復調された輝度
信号をメモリに記憶する時には同期分離回路33で分離さ
れたCsync(S)信号の前縁(leading edge)から一定
時間α′(但し、記録時のαとは異なる)だけ遅延して
カウンタ104のENABLE信号を生成する。この実施例では
輝度信号のノイズを除去する為に繰り返しdiskから読み
だして加算しながらメモリに記憶する様に構成してい
る。次にdiskから再生され復調された色差信号をメモリ
に記憶する時には前述の再生時のαと異なる時間β′
(記録時のβとは異なる)だけCsync(S)信号の前縁
から遅延させてカウンタ104のENABLE信号を生成する。
このα′とβ′の差が再生時の復調回路等で発生する輝
度信号と色差信号の差に相当する。メモリから読み出す
時にはCsync(S)信号の前縁からγ′だけ遅延して読
みだすことにより輝度信号と色差信号の時間差が補正さ
れた映像信号を得ることができる。
次に第9図の変形例について説明する。
第10図は第9図に示した回路の変形例であり、その他
の点は第1図に示した構成と同様である。
第10図に示す実施例では輝度信号用メモリ115と色信
号用メモリ116とを別々に設け、夫々のメモリ用にデコ
ーダ110、111、カウンタ113、114を設けている。本実施
例では輝度信号と色差信号のメモリのアドレスの計数開
始のCsync(S)の前縁からの遅延時間をそれぞれ別個
に設定できる為に第1実施例の様に記録時にセンサから
一旦すべてのデータをメモリにとりこまなくても、輝度
信号と色差信号の時間差の補正が可能である。その為に
はセンサからメモリにデータを読み込む時に輝度信号に
ついては第11図b色差信号について第11図cの遅延をも
ったENA信号を発生すればよい。
この方法によれば記録時に必要な時間の短縮が可能で
ある。
〔第3実施例〕 また第1実施例、第2実施例共特定のコンポジツトビ
デオ信号を想定していない為、再生時に第2図の加算器
14によって複合同期信号を含んだ輝度信号と色副搬送波
を色差信号で変調した信号とを加算する構成をとってい
るが、サンプリングクロツクを4fSCにしたNTSC方式のみ
に対応する構成であれば第1実施例の構成で説明した輝
度信号の読み込みの後、色差信号をdiskからメモリを読
み込む時に第1図乃至第7図に示す実施例において説明
した様に時間差を補正しつつ色差信号を輝度信号に加
算、減算することによって、色差信号をメモリに読み込
むと同時にNTSCフオーマツトのコンポジツトビデオ信号
を得ることができる。この構成ではS端子の対応する信
号を得ることはできないが、装置の簡略化には効果があ
る。
また本発明の実施例においては、DSP1の動作に必要な
Csync(S)を常に同期分離33によってY・S信号から
抽出して得ているが、記録時においては撮像プロセス内
で生成される同期信号から直接得ることも可能なことは
もちろんである。また、メモリ内に輝度信号と色差信号
の時間差の補正の終わった映像信号が得られた後はDSP1
内部で自走するCsync発生器を備え、このCsyncを用いて
メモリからの読み出しを行ってもよいことももちろんで
ある。
この場合この自走Csync発生器でのCsyncによるメモリ
からの読み出しが開始されればdisk38,復調器23,24、AD
C3,4等の動作を停止して省電力を計ることができる。
以上の実施例においては輝度信号、色差信号の両信号
が記録或いは再生用信号処理回路を経るに際して生じる
処理時間の違いに基因する時間差を記録モード或は再生
モード等のモードの違いに応じてメモリへの画像データ
の書き込みアドレスを制御することにより補償したが、
次にかかる時間差を他のデジタル処理によって補償して
もよい。この時間差を補償する例を第13図に示す。
第13図はかかる時間差を記録モード或いは再生モード
等のモードの違いに応じて遅延時間を可変とする回路に
より補償している。
第3図において201、202は夫々所定時間、入力信号を
遅延するデジタル遅延回路DL1,DL2であり、203はシステ
ムコントローラ2からの入力に従ってDL1,DL2の出力を
選択することによって各モードに応じた遅延時間を得る
ためのマルチプレクサである。
本実施例においては記録モード時よりも再生モードの
場合の方が時間遅れが大きいのでシステムコントローラ
は記録モードの際にはDL2の出力を選択し、再生モード
の際にはDL1の出力を選択する。
これに依り更に簡単な構成で上述のモードに応じた時
間の違いを補償することが出来る。
尚本実施例では説明を簡単にするためにデジタル遅延
回路をDL1,DL2の2種類設けたが、動作モードが増えた
場合、例えばカメラ入力ではなく外部入力を記録する場
合等に対応して遅延回路を更に設けて遅延時間を調節出
来る様にしてもよい。
以上説明したように第8図乃至第13図に示す実施例に
依れば動作モードに応じて異なる輝度信号と色差信号の
時間差をデジタル信号の遅延量又はメモリ書き込み開始
タイミング又はメモリ読み出し開始タイミングを変化さ
せることで補正することにより、信号の劣化がなく、ま
た装置の大型化を招かずに映像信号の色ズレを防止ぐこ
とができる効果がある。
特に第8図、第9図、第10図に示す実施例においては
digital IC化した時のチツプの占有面積がほとんど増
加しない(Csync発生用のカウンタデコーダ、アドレス
用カウンタは通常用いられる必須の回路であるので、第
9図、第10図に示す実施例では新たに追加された回路は
プログラムデコーダ103又はプログラムデコーダ110、11
1のみである。)という利点を有する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば共通のメモリを
様々な処理に兼用できるのみならず、当該メモリを用い
て輝度データと色データとの時間差を様々な処理に最適
な時間調整できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の一実施例の構成を示すブロツク
図、 第2図は輝度データのメモリ24への取り込みタイミング
の説明図、 第3図はメモリ24のブロツク構成図、 第4図はデジタル信号処理及びメモリ制御回路26に含ま
れるNTSCエンコーダの回路構成図、 第5図は第2フイールド期間での演算結果の説明図、 第6図は第3フイールド期間での演算結果の説明図、 第7図は3fSCサンプリング時のメモリ24上のデータ配置
図、 第8図は本発明の別の実施例の構成を示すブロツク図、 第9図は第8図中のデジタル処理回路1の内部構成を示
すブロツク図、 第10図は第9図の別の例を示すブロツク図、 第11図は記録モードにおける第9図示の回路動作を示す
図、 第12図は再生モードにおける第9図示の回路動作を示す
図、 第13図は第9図の更に別の例を示すブロツク図である。 1……デジタル処理回路 24……メモリ 32……システム制御部 105……メモリ 103……プログラマブルデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/79 - 9/898

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度データと色データを夫々別個に処理
    し、与えられた複数の処理モードに応じて当該処理モー
    ドにより輝度データと色データとの間に発生する時間差
    が互いに異なる処理手段と、 該処理手段に接続され、前記複数のモードのいずれにあ
    っても共通に用いられるメモリと、 前記処理モードに応じて該メモリの書き込みもしくは読
    み出しを夫々制御することにより、前記処理モードによ
    り輝度データと色データとの相対的な遅延時間差を切り
    換え、前記複数のモードのいずれにあっても輝度データ
    と色データの時間差を調整可能な時間差調整手段と を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記複数の処理モードは、記録媒体に記録
    しようとする輝度データと色データを処理する記録モー
    ドと、記録媒体から再生された輝度データと色データを
    処理する再生モードとを含み、前記時間差調整手段は当
    該記録モードと再生モードとで前記遅延時間差を切り換
    えることを特徴とする請求項(1)に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記記録モードは、外部から入力された輝
    度データと色データを処理する外部入力モードと、当該
    装置に設けられた撮像手段からの輝度データと色データ
    とを処理する撮像記録モードとを含み、前記時間差調整
    手段は当該外部入力モードと撮像記録モードとで前記遅
    延時間差を切り換えることを特徴とする請求項(2)に
    記載の画像処理装置。
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