JP3663766B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)で再生されるディジタル映像信号のレートを変換して出力する場合に適用して好適な映像信号処理装置に関する。詳しくは、レート変換手段の前段でディジタル映像信号の映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープを付加することによって、レート変換手段でのその境界部分におけるリンギングの発生を抑圧しようとした映像信号処理装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来のディジタルビデオカメラ200の出力部の構成を示している。
【0003】
このビデオカメラ200は、カメラ信号処理部(図示せず)からの赤、緑、青の色データDR,DG,DBに対してマトリックス処理をして2fs1(36MHz)レートの輝度データDYa、赤色差データDCRa、青色差データDCBaを形成するマトリックス回路201を有している。
【0004】
また、ビデオカメラ200は、マトリックス回路201より出力される輝度データDYaを後述するレート変換器に供給するためのバッファアンプ202と、このバッファアンプ202より供給される2fs1レートの輝度データDYaをfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYbに変換すると共に、後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサからのfs2レートの輝度データDYcを2fs1レートの輝度データDYdに変換するためのレート変換器203とを有している。
【0005】
また、ビデオカメラ200は、レート変換器203より出力される輝度データDYdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープを付加するためのスロープ付加回路204と、このスロープ付加回路204より出力される輝度データDYeを後述するD/A変換器に供給するためのバッファアンプ205とを有している。ここで、スロープ付加回路204では、例えばNAM(Non Additive Mixing)回路が使用され、輝度データDYdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ信号が挿入される。
【0006】
また、ビデオカメラ200は、マトリックス回路201より出力される色差データDCRa,DCBaを後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサに供給するためのバッファアンプ206,207と、このバッファアンプ206,207より供給される2fs1レートの色差データDCRa,DCBaのサンプルデータを交互に取り出して2fs1レートの点順次色差データDRBaを得ると共に、後述するスロープ付加回路より出力される2fs1レートの点順次色差データDRBeより赤色差データ、青色差データのサンプルデータを分離し、それぞれ2倍にアップコンバートして2fs1レートの赤色差データDCRb,青色差データDCBbを得るためのマルチプレクサ/デマルチプレクサ208とを有している。
【0007】
また、ビデオカメラ200は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ208より出力される色差データDCRb,DCBbを後述するD/A変換器に供給するためのバッファアンプ209,210と、マルチプレクサ/デマルチプレクサ208より出力される2fs1レートの点順次色差データDRBaをfs2(13.5MHz)レートの点順次色差データDRBbに変換すると共に、後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサからのfs2レートの点順次色差データDRBcを2fs1レートの点順次色差データDRBdに変換するためのレート変換器211とを有している。
【0008】
また、ビデオカメラ200は、レート変換器211より出力される点順次色差データDRBdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープを付加するためのスロープ付加回路212を有している。ここで、スロープ付加回路212でも、上述したスロープ付加回路204と同様に、例えばNAM回路が使用され、点順次色差データDRBdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ信号が挿入される。
【0009】
また、ビデオカメラ200は、レート変換器203より出力されるfs2レートの輝度データDYbおよびレート変換器211より出力されるfs2レートの点順次色差データDRBbのサンプルデータを交互に取り出して2fs2(27MHz)レートのD1フォーマットのビデオデータDVaを得ると共に、ディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)250で再生される2fs2レートのD1フォーマットのビデオデータDVbより輝度データ、色差データのサンプルデータを分離し、輝度データDYc、点順次色差データDRBcを得るためのマルチプレクサ/デマルチプレクサ213とを有している。
【0010】
また、ビデオカメラ200は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ213より出力されるビデオデータDVaをディジタルVTR250に記録データとして供給するバッファアンプ214と、ディジタルVTR250より再生データとして出力されるビデオデータDVbをマルチプレクサ/デマルチプレクサ213に供給するためのバッファアンプ215とを有している。
【0011】
また、ビデオカメラ200は、マトリックス回路201より出力される2fs1レートの輝度データDYaまたはバッファアンプ205より出力される2fs1レートの輝度データDYeをアナログ信号に変換するD/A(digital-to-analog)変換器216Yと、このD/A変換器216Yの出力信号に対して帯域制限をして輝度信号を得るポストフィルタ217Yと、このポストフィルタ217Yより出力される輝度信号に対してマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入して出力輝度信号Yを得るブランキング付加回路218Yと、この出力輝度信号Yを導出する出力端子219Yとを有している。
【0012】
ここで、D1フォーマットのビデオデータのブランキング期間TBDが10.2μsecであるのに対し、マスターブランキング期間TBMは10.8μsec である。そして、マスターブランキング期間TBMは、D1フォーマットのビデオデータのブランキング期間TBDを含み、このブランキング期間TBDより前後にそれぞれ300nsecだけ長くなっている。図17AはD1フォーマットにおけるブランキング信号BLKDを示し、図17Bはマスターブランキング信号BLKMを示している。
【0013】
また、ビデオカメラ200は、マトリックス回路201より出力される色差データDCRa,DCBaまたはバッファアンプ209,210より出力される2fs1レートの色差データDCRb,DCBbをアナログ信号に変換するD/A変換器216R,216Bと、このD/A変換器216R,216Bの出力信号に対して帯域制限をして色差信号を得るポストフィルタ217R,217Bと、このポストフィルタ217R,217Bより出力される色差信号に対してマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入して出力赤色差信号CR、出力青色差信号CBを得るブランキング付加回路218R,218Bと、この色差信号CR,CBを導出する出力端子219R,219Bとを有している。
【0014】
次に、図16に示すディジタルビデオカメラ200の動作を説明する。
【0015】
まず、カメラ信号処理部からの色データDR,DG,DBがマトリックス回路201に供給され、このマトリックス回路201より2fs1(36MHz)レートの輝度データDYa、赤色差データDCRa、青色差データDCBaが出力される場合について説明する。
【0016】
この場合、マトリックス回路201より出力される輝度データDYaは、D/A変換器216Yでアナログ信号に変換され、その後にポストフィルタ217Yで帯域制限される。これにより、ポストフィルタ217Yより輝度信号が得られ、この輝度信号に対してブランキング付加回路218Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号が挿入されて出力輝度信号Yが形成され、この輝度信号Yが出力端子219Yに導出される。また、マトリックス回路201より出力される色差データDCRa,DCBaも同様に処理され、出力端子219R,219Bに赤色差信号CR、青色差信号CBが導出される。
【0017】
また、マトリックス回路201より出力される輝度データDYaはバッファアンプ202を介してレート変換器203に供給される。そして、このレート変換器203で輝度データDYaはfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYbに変換され、この輝度データDYbがマルチプレクサ/デマルチプレクサ213に供給される。
【0018】
マトリックス回路201より出力される色差データDCRa,DCBaはバッファアンプ206,207を介してマルチプレクサ/デマルチプレクサ208に供給される。そして、このマルチプレクサ/デマルチプレクサ208で色差データDCRa,DCBaのサンプルデータが交互に取り出されて2fs1レートの点順次色差データDRBaが形成され、このデータDRBaがレート変換器211に供給される。そして、このレート変換器211でデータDRBaはfs2レートの点順次色差データDRBbに変換され、このデータDRBbがマルチプレクサ/デマルチプレクサ213に供給される。
【0019】
マルチプレクサ/デマルチプレクサ213で輝度データDYbと点順次色差データDRBbのサンプルデータが交互に取り出されて2fs2(27MHz)レートのD1フォーマットのビデオデータDVaが形成される。そして、このビデオデータDVaは、バッファアンプ214を介してディジタルVTR250に供給されて記録される。
【0020】
次に、ディジタルVTR250より2fs2レートのD1フォーマットのビデオデータが再生される場合について説明する。
【0021】
ディジタルVTR250より再生されるビデオデータDVbはバッファアンプ215を介してマルチプレクサ/デマルチプレクサ213に供給される。このマルチプレクサ/デマルチプレクサ213でビデオデータDVbより輝度データ、色差データのサンプルデータが分離され、それぞれfs2レートの輝度データDYc、点順次色差データDRBcが得られる。
【0022】
図18Aは、2fs2(27MHz)レートのD1フォーマットのビデオデータDVbを示している。そして、図18B,Cは、それぞれマルチプレクサ/デマルチプレクサ213で分離されて得られるfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYc,点順次色差データDRBcを示している。
【0023】
輝度データDYcはレート変換器203で2fs1レートの輝度データDYdに変換され、この輝度データDYdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ付加回路204でスロープが付加される。そして、スロープ付加回路204より出力される輝度データDYeは、バッファアンプ205を介してD/A変換器216Yに供給される。
【0024】
そして、輝度データDYeは、D/A変換器216Yでアナログ信号に変換され、その後にポストフィルタ217Yで帯域制限される。これにより、ポストフィルタ217Yより輝度信号が得られ、この輝度信号に対してブランキング付加回路218Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号が挿入されて出力輝度信号Yが形成され、この輝度信号Yが出力端子219Yに導出される。
【0025】
また、マルチプレクサ/デマルチプレクサ213より出力される点順次色差データDRBcはレート変換器211で2fs1レートの点順次色差データDRBdに変換され、このデータDRBdの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ付加回路212でスロープが付加される。そして、スロープ付加回路212より出力されるデータDRBeはマルチプレクサ/デマルチプレクサ208に供給される。
【0026】
マルチプレクサ/デマルチプレクサ208で、データDRBeより赤色差データ、青色差データのサンプルデータが分離され、それぞれ2倍にアップコンバートされて2fs1レートの赤色差データDCRb,青色差データDCBbが形成される。そして、この色差データDCRb,DCBbも、上述した輝度データDYeと同様に処理され、出力端子219R,219Bに赤色差信号CR、青色差信号CBが導出される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図16に示すビデオカメラ200では、レート変換器203でレート変換されたデータDYdに対してスロープ付加回路204でスロープを付加するものである。すなわち、レート変換器203では、D1フォーマットのブランキング期間TBDの境界でブランキングレベルにハードクリップされた輝度データDYcに対してレート変換器203でレート変換処理(フィルタ処理)をしている。そのため、レート変換処理された輝度データDYdには映像期間とブランキング期間TBDとの境界を中心に広範囲にリンギングが発生する。
【0028】
したがって、図19に示すようにD1フォーマットのブランキング期間TBDがマスターブランキング期間TBMに近いことから、ブランキング付加回路218Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入する処理を行っても、上述したレート変換処理で広範囲に発生したリンギングを取りきれず、出力端子219Yに導出された輝度信号Yの映像領域にリンギングが残留し、画質が劣化するという不都合がある。
【0029】
例えば、レート変換器203に供給される輝度データDYcの信号波形が図19Bに示すようであるとき、レート変換器203より出力される輝度データDYdの信号波形は図19Cに示すようになり、映像期間とブランキング期間TBDとの境界を中心に広範囲(±1780nsec)にリンギングが発生したものとなる。そして、この輝度データDYdに対してスロープ期間(±110nsec)にスロープが付加され輝度データDYeの信号波形は図19Dに示すようになり、付加されたスロープ部分のみリンギングが除去されたものとなる。しかし、スロープ期間を除く期間ではリンギングが除去されないため、上述したように輝度信号Yの映像期間にリンギング残存範囲(1480nsec)ができる。ここで、図19AはD1フォーマットのビデオデータのブランキング信号BLKDを示しており、図19Eはマスターブランキング信号BLKMを示している。
【0030】
なお、色差データに関しても、上述した輝度データの場合と同様に、ブランキング付加回路218R,218Bでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入する処理を行っても、レート変換処理で広範囲に発生したリンギングを取りきれず、出力端子219R,219Bに導出された色差信号CR,CBの映像領域にリンギングが残留し、画質が劣化するという不都合がある。
【0031】
そこで、この発明では、レート変換処理におけるリンギングの発生を抑圧し、出力映像信号にリンギングが残留することを防止することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る映像信号処理装置は、第1のブランキング期間でブランキングレベルとなり、かつ第1のレートを有する第1のディジタル映像信号に対して、第1のブランキング期間と映像期間との境界部分にスロープを付加して第1のレートの第2のディジタル映像信号を得るスロープ付加手段と、第2のディジタル映像信号のレートを変換して第2のレートを有する第3のディジタル映像信号を得るレート変換手段と、第3のディジタル映像信号に対応する映像信号に対して、第1のブランキング期間を含む第2のブランキング期間にブランキング信号を挿入して第4の映像信号を得るブランキング付加手段とを備えるものである。
【0033】
第1のディジタル映像信号は、第1のブランキング期間でブランキングレベルとなり、かつ第1のレートを有している。例えば、ディジタルVTRより出力されるD1フォーマットのディジタルビデオデータである。
【0034】
スロープ付加手段では、第1のディジタル映像信号に対して、第1のブランキング期間と映像期間との境界部分にスロープが付加される。そして、レート変換手段では、スロープ付加手段でスロープが付加された第2のディジタル映像信号のレートが変換されて、第2のレートを有する第3のディジタル映像信号が形成される。この場合、第2のディジタル映像信号における第1のブランキング期間と映像期間との境界部分にはスロープが付加されているため、レート変換手段におけるレート変換処理(フィルタ処理)による第3のディジタル映像信号へのリンギングの発生が抑圧され、その発生範囲も狭くなる。
【0035】
そして、ブランキング付加手段では、第3のディジタル映像信号に対応する映像信号、例えば第3のディジタル映像信号がD/A変換され、さらにポストフィルタで帯域制限されて得られる映像信号に対して、第1のブランキング期間を含む第2のブランキング期間にブランキングレベル信号が挿入されて第4の映像信号が形成される。この場合、第3のディジタル映像信号のリンギングの発生が抑圧され、その発生範囲も狭くなっているため、第2のブランキング期間が第1のブランキング期間に近くても、ブランキングレベル信号を挿入する処理によってリンギングが除去され、第4の映像信号はリンギングが残留しないものとなる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
【0037】
図1は、実施の形態としてのディジタルビデオカメラ100の構成を示している。
【0038】
このビデオカメラ100は、レンズブロック101と、このレンズブロック101を通して入射された光を赤、緑、青の色成分光に分解するための色分解プリズム102と、この色分解プリズム102で分解された赤、緑、青の色成分光が入射されて撮像面上にそれぞれ被写体に係る赤色画像、緑色画像、青色画像が結像されるCCD固体撮像素子103R,103G,103Bとを有している。
【0039】
この場合、解像度向上のために空間画素ずらし法が採用されている。すなわち、図2に示すように、撮像素子103R,103Bは、撮像素子103Gに対して水平方向に1/2画素ピッチ(P/2)だけずらして配置されている。この空間画素ずらし法では、撮像素子103Gより出力される緑色撮像信号のサンプリング点と、撮像素子103R,103Bより出力される赤色撮像信号、青色撮像信号のサンプリング点は180゜の位相差を有するものとなる。
【0040】
また、ビデオカメラ100は、撮像素子103R,103G,103Bよりそれぞれ出力される赤、緑、青の撮像信号に対して相関二重サンプリング処理やレベル制御処理をするアナログプロセス回路104R,104G,104Bを有している。相関二重サンプリング処理をすることでリセット雑音を低減することができる。また、レベル制御処理では、白バランスや黒バランス等のレベル制御が行われる。
【0041】
また、ビデオカメラ100は、アナログプロセス回路104R,104G,104Bより出力される赤、緑、青の色信号をディジタル信号に変換するためのA/D(analog-to-digital)変換器105R,105G,105Bを有している。上述した撮像素子103R,103G,103Bよりfs1(例えば18MHz)のレートで赤、緑、青の撮像信号が出力される場合、A/D変換器105R,105G,105Bでは赤、緑、青の色信号がサンプリング周波数fs1でサンプルホールドされてディジタル信号に変換される。
【0042】
また、ビデオカメラ100は、A/D変換器105R,105G,105Bより出力される赤、緑、青の色データに対して白黒バランス制御、シェーディング補正、欠陥補正等の画像処理を行うプリプロセス回路106と、このプリプロセス回路106より出力される赤、緑、青の色データより2倍のサンプリング周波数2fs1の赤、緑、青の色データを得るアップコンバータ107R,107G,107Bとを有している。この場合、サンプリング周波数2fs1の赤、緑、青の色データは、位相が合うように処理される。
【0043】
また、ビデオカメラ100は、アップコンバータ107R,107G,107Bより出力される赤、緑、青の色データに対してリニアマトリックス処理をする色補正回路108を有している。リニアマトリクス処理では、(1)式の演算処理が行われ、撮像画像の色再現性を補正した赤、緑、青の色データが得られる。なお、DRin,DGin,DBinは赤、緑、青の入力色データ、DRout,DGout,DBoutは赤、緑、青の出力色データ、a〜fは係数である。
【0044】
DRout=DRin+a(DRin−DGin)+b(DRin−DBin)
DGout=DGin+c(DGin−DRin)+d(DGin−DBin)
DBout=DBin+e(DBin−DRin)+f(DBin−DGin)・・・(1)
また、ビデオカメラ100は、プリプロセス回路106より出力される赤、緑の色データより、画像の輪郭部を強調するための輪郭強調信号Da,Dcを生成するイメージエンハンサ109を有している。この場合、輪郭強調信号Daは高域側を強調するものであり、輪郭強調信号Dcは低域側を強調するものである。
【0045】
また、ビデオカメラ100は、色補正回路108より出力される赤、緑、青の色データにイメージエンハンサ109より出力される輪郭強調信号Dcを加算する加算器110R,110G,110Bと、この加算器110R,110G,110Bより出力される赤、緑、青の色データにニー補正やガンマ補正をするニー・ガンマ補正回路111R,111G,111Bと、この補正回路111R,111G,111Bより出力される赤、緑、青の色データにイメージエンハンサ109より出力される輪郭強調信号Daを加算する加算器112R,112G,112Bとを有している。
【0046】
また、ビデオカメラ100は、加算器112R,112G,112Bより出力される赤、緑、青の色データに対して一定レベルでクリップ処理するクリップ回路113R,113G,113Bと、このクリップ回路113R,113G,113Bより出力される赤、緑、青の色データに対してマトリックス処理をして輝度データDYa、赤色差データDCRa、青色差データDCBaを形成するマトリックス回路114とを有している。
【0047】
また、ビデオカメラ100は、マトリックス回路114より出力される輝度データDYaを後述するレート変換器に供給するためのバッファアンプ121と、このバッファアンプ121より供給される2fs1レートの輝度データDYaをfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYbに変換すると共に、後述するスロープ付加回路からのfs2レートの輝度データDYfを2fs1レートの輝度データDYgに変換するためのレート変換器122と、後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサからのfs2レートの輝度データDYcの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープを付加するためのスロープ付加回路123と、レート変換器122より出力される輝度データDYgを後述するD/A変換器に供給するためのバッファアンプ124とを有している。
【0048】
また、ビデオカメラ100は、マトリックス回路114より出力される色差データDCRa,DCBaを後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサに供給するためのバッファアンプ125,126と、このバッファアンプ125,126より供給される2fs1レートの色差データDCRa,DCBaのサンプルデータを交互に取り出して2fs1レートの点順次色差データDRBaを得ると共に、後述するレート変換器より出力される2fs1レートの点順次色差データDRBgより赤色差データ、青色差データのサンプルデータを分離し、それぞれ2倍にアップコンバートして2fs1レートの赤色差データDCRc,青色差データDCBcを得るためのマルチプレクサ/デマルチプレクサ127とを有している。
【0049】
また、ビデオカメラ100は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ127より出力される色差データDCRc,DCBcを後述するD/A変換器に供給するためのバッファアンプ128,129と、マルチプレクサ/デマルチプレクサ127より出力される2fs1レートの点順次色差データDRBaをfs2(13.5MHz)レートの点順次色差データDRBbに変換すると共に、後述するスロープ付加回路からのfs2レートの点順次色差データDRBfを2fs1レートの点順次色差データDRBgに変換するためのレート変換器130と、後述するマルチプレクサ/デマルチプレクサからのfs2レートの点順次色差データDRBcの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープを付加するためのスロープ付加回路131とを有している。
【0050】
また、ビデオカメラ100は、レート変換器122より出力されるfs2レートの輝度データDYbおよびレート変換器130より出力されるfs2レートの点順次色差データDRBbのサンプルデータを交互に取り出して2fs2(27MHz)レートのD1フォーマットのビデオデータDVaを得ると共に、ディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)150で再生される2fs2レートのD1フォーマットのビデオデータDVbより輝度データ、色差データのサンプルデータを分離し、輝度データDYc、点順次色差データDRBcを得るためのマルチプレクサ/デマルチプレクサ132とを有している。
【0051】
また、ビデオカメラ100は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ132より出力されるビデオデータDVaをディジタルVTR150に記録データとして供給するバッファアンプ133と、ディジタルVTR150より再生データとして出力されるビデオデータDVbをマルチプレクサ/デマルチプレクサ132に供給するためのバッファアンプ134とを有している。
【0052】
また、ビデオカメラ100は、マトリックス回路114より出力される2fs1レートの輝度データDYaまたはバッファアンプ124より出力される2fs1レートの輝度データDYgをアナログ信号に変換するD/A変換器135Yと、このD/A変換器135Yの出力信号に対して帯域制限をして輝度信号を得るポストフィルタ136Yと、このポストフィルタ136Yより出力される輝度信号に対してマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入して出力輝度信号Yを得るブランキング付加回路137Yと、この出力輝度信号Yを導出する出力端子138Yとを有している。
【0053】
また、ビデオカメラ100は、マトリックス回路114より出力される色差データDCRa,DCBaまたはバッファアンプ128,129より出力される2fs1レートの色差データDCRc,DCBcをアナログ信号に変換するD/A変換器135R,135Bと、このD/A変換器135R,135Bの出力信号に対して帯域制限をして色差信号を得るポストフィルタ136R,136Bと、このポストフィルタ136R,136Bより出力される色差信号に対してマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入して出力赤色差信号CR、出力青色差信号CBを得るブランキング付加回路137R,137Bと、この色差信号CR,CBを導出する出力端子138R,138Bとを有している。
【0054】
図3は、輝度系のスロープ付加回路123の構成を示している。
【0055】
スロープ付加回路123は、輝度データDYcが供給される入力端子161と、入力端子161に供給される輝度データDYcよりスロープデータを形成するためのローパスフィルタ162と、このローパスフィルタ162における信号遅れに対応した時間だけ輝度データDYcを遅延させる遅延回路163と、ローパスフィルタ162の出力データYSLまたは遅延回路163の出力データYDLを選択的に取り出す切換スイッチ164と、この切換スイッチ164の出力データを輝度データDYfとして出力する出力端子165とを有している。この場合、切換スイッチ164のa側の固定端子はローパスフィルタ162の出力側に接続され、そのb側の固定端子は遅延回路163の出力側に接続される。
【0056】
また、スロープ付加回路123は、D1フォーマットのビデオデータDVa(図1参照)のブランキング信号BLKDよりスロープ期間を決めるスロープ期間信号SLYを発生するスロープ期間発生部166を有している。このスロープ期間発生部166は、ブランキング信号BLKDをスロープ期間だけ遅延させる遅延回路167と、この遅延回路167の出力信号BLYとブランキング信号BLKDとの論理積をとってスロープ期間信号SLYを得るアンド回路168とより構成される。
【0057】
上述した、切換スイッチ164には、スロープ期間発生部166で発生されるスロープ期間信号SLYが切換制御信号として供給される。そして、切換スイッチ164は、スロープ期間信号SLYがハイレベル「H」である期間はb側に接続され、一方ローレベル「L」である期間はa側に接続される。
【0058】
図4は、図3に示すスロープ付加回路123のローパスフィルタ162、遅延回路163およびスロープ期間発生部166の具体的構成例を示している。この場合、スロープ期間は、fs2レートのクロック信号で2クロック分とされる。
【0059】
図4において、ローパスフィルタ162は、[121]型フィルタで構成される。すなわち、遅延素子11,12、加算器13,14が直列に接続される。また、遅延素子11の入力側は加算器13の入力側に接続され、遅延素子11の出力側は加算器14の入力側に接続される。この場合、遅延素子11の入力側がローパスフィルタ162の入力部となり、この遅延素子11の入力側は入力端子161に接続される。また、加算器14の出力側がローパスフィルタ162の出力部となり、この加算器14の出力側は切換スイッチ164のa側の固定端子に接続される。
【0060】
ここで、遅延素子11,12は、それぞれfs2レートのクロック信号で駆動されるDフリップフロップで構成され、それぞれ1/fs2の遅延時間を有している。また、加算器13では、遅延素子11の入力側のデータおよび遅延素子12の出力側のデータがそれぞれ1/2の係数をもって加算される。また、加算器14では、遅延素子11の出力側のデータおよび加算器13の出力側のデータがそれぞれ1/2の係数をもって加算される。図5は、ローパスフィルタ([121]型フィルタ)162の特性を示している。
【0061】
また、遅延回路163としては、上述したローパスフィルタ162を構成する遅延素子11が兼用される。ローパスフィルタ162では、fs2レートのクロック信号で1クロック分のデータ遅延が発生する。そのため、遅延回路163の出力データYDLは、輝度データDYcがfs2レートのクロック信号で1クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0062】
また、スロープ期間発生部166を構成する遅延回路167は、遅延素子21,22が直列に接続されて構成される。遅延素子21,22はそれぞれfs2レートのクロック信号で駆動されるDフリップフロップで構成され、それぞれ1/fs2の遅延時間を有している。そのため、遅延回路167の出力信号は、ブランキング信号BLKDがfs2レートのクロック信号で2クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0063】
次に、図3、図4に示す輝度系のスロープ付加回路123の動作を説明する。入力端子161に図6Cに示すような輝度データDYcが供給される場合を考える。なお、図6Aはブランキング信号BLKDを示しており、図6Bは輝度データDYcに同期したfs2レートのクロック信号CLKを示している。
【0064】
この場合、ローパスフィルタ162の出力データYSLは、図6Eに示すようになる。図6Eにおいて、データ部分「YF」は輝度データDYcの映像期間のデータ「Y」のみからなるデータであり、ハッチング部分はスロープ期間に対応しており、輝度データDYcの映像期間のデータ「Y」とブランキング期間TBDのブランキングデータ「LB」とからなり、データ「Y」からデータ「LB」、あるいはその逆に滑らかに変化したスロープデータとなる。また、遅延回路163の出力データYDLは、図6Dに示すようになり、輝度データDYcがクロック信号CLKの1クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0065】
また、スロープ期間発生部166の遅延回路167の出力信号BLYは、図6Fに示すように、ブランキング信号BLKDがクロック信号CLKの2クロック分だけ遅延されたものとなる。そのため、スロープ期間発生部166より出力されるスロープ期間信号SLYは、図6Gの実線に示すように、ローパスフィルタ162の出力データYSLのスロープデータ(ハッチング部分)およびブランキングデータ「LB」の期間ではローレベル「L」となり、その他の期間ではハイレベル「H」となる。
【0066】
したがって、切換スイッチ164より出力される輝度データDYfは、図6Hに示すように、スロープ期間信号SLYがハイレベル「H」の期間で遅延回路163の出力データYDLが取り出され、スロープ期間信号SLYがローレベル「L」の期間でローパスフィルタ162の出力データYSLが取り出されたものとなる。つまり、輝度データDYfは、映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分がスロープデータによって滑らかにつながれたものとなる。
【0067】
図7A〜Gは、図3,図4に示すスロープ付加回路123の各部の信号波形を示している。図7Aはブランキング信号BLKD、図7Bは入力端子161に供給される輝度データDYc、図7Cは遅延回路163の出力データYDL、図7Dはローパスフィルタ162の出力データYSLを示している。
【0068】
また、図7Eはスロープ期間発生部166を構成する遅延回路167の出力信号BLY、図7Fはスロープ期間発生部166で発生されるスロープ期間信号SLY、図7Gは切換スイッチ164より出力される輝度データDYfを示している。
【0069】
図7Gより明らかなように、輝度データDYfは映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分がスロープデータによって滑らかにつながれたものとなることがわかる。図7において、EBLはブランキングレベルを示している。
【0070】
なお、図3、図4に示すスロープ付加回路123では、スロープ期間発生部166で発生されるスロープ期間信号SLYは、ローパスフィルタ162の出力データYSLがブランキングデータ「LB」となる期間もローレベル「L」となっているが、この期間は遅延回路163の出力データYDLもブランキングデータ「LB」となることから、図6Gの1点鎖線に示すようにハイレベル「H」となるようにしてもよい。
【0071】
図8は、色差系のスロープ付加回路131の構成を示している。
【0072】
スロープ付加回路131は、点順次色差データDRBcが供給される入力端子171と、入力端子171に供給されるデータDRBcよりスロープデータを形成するためのローパスフィルタ172と、このローパスフィルタ172における信号遅れに対応した時間だけデータDRBcを遅延させる遅延回路173と、ローパスフィルタ172の出力データCSLまたは遅延回路173の出力データCDLを選択的に取り出す切換スイッチ174と、この切換スイッチ174の出力データを点順次色差データDRBfとして出力する出力端子175とを有している。この場合、切換スイッチ174のa側の固定端子はローパスフィルタ172の出力側に接続され、そのb側の固定端子は遅延回路173の出力側に接続される。
【0073】
また、スロープ付加回路131は、D1フォーマットのビデオデータDVa(図1参照)のブランキング信号BLKDよりスロープ期間を決めるスロープ期間信号SLCを発生するスロープ期間発生部176を有している。このスロープ期間発生部176は、ブランキング信号BLKDをスロープ期間だけ遅延させる遅延回路177と、この遅延回路177の出力信号BLCとブランキング信号BLKDとの論理積をとってスロープ期間信号SLCを得るアンド回路178とより構成される。
【0074】
上述した切換スイッチ174には、スロープ期間発生部176で発生されるスロープ期間信号SLCが切換制御信号として供給される。そして、切換スイッチ174は、スロープ期間信号SLCがハイレベル「H」である期間はb側に接続され、一方ローレベル「L」である期間はa側に接続される。
【0075】
図9は、図8に示すスロープ付加回路131のローパスフィルタ172、遅延回路173およびスロープ期間発生部176の具体的構成例を示している。この場合、スロープ期間は、fs2レートのクロック信号で4クロック分とされる。
【0076】
図9において、ローパスフィルタ162は、[121]型フィルタで構成される。すなわち、遅延素子31〜34、加算器35,36が直列に接続される。また、遅延素子31の入力側は加算器35の入力側に接続され、遅延素子32の出力側は加算器36の入力側に接続される。この場合、遅延素子31の入力側がローパスフィルタ172の入力部となり、この遅延素子31の入力側は入力端子171に接続される。また、加算器36の出力側がローパスフィルタ172の出力部となり、この加算器36の出力側は切換スイッチ174のa側の固定端子に接続される。
【0077】
ここで、遅延素子31〜34は、それぞれfs2レートのクロック信号で駆動されるDフリップフロップで構成され、それぞれ1/fs2の遅延時間を有している。また、加算器35では、遅延素子31の入力側のデータおよび遅延素子34の出力側のデータがそれぞれ1/2の係数をもって加算される。また、加算器36では、遅延素子32の出力側のデータおよび加算器35の出力側のデータがそれぞれ1/2の係数をもって加算される。図10は、ローパスフィルタ([121]型フィルタ)172の特性を示している。
【0078】
また、遅延回路173としては、上述したローパスフィルタ172を構成する遅延素子31,32が兼用される。ローパスフィルタ172では、fs2レートのクロック信号で2クロック分のデータ遅延が発生する。そのため、遅延回路173の出力データCDLは、データDRBcがfs2レートのクロック信号で2クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0079】
また、スロープ期間発生部176を構成する遅延回路177は、遅延素子41〜44が直列に接続されて構成される。遅延素子41〜44はそれぞれfs2レートのクロック信号で駆動されるDフリップフロップで構成され、それぞれ1/fs2の遅延時間を有している。そのため、遅延回路177の出力信号BLCは、ブランキング信号BLKDがfs2レートのクロック信号で4クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0080】
次に、図8、図9に示す色差系のスロープ付加回路131の動作を説明する。入力端子171に図11Cに示すような点順次色差データDRBcが供給される場合を考える。なお、図11Aはブランキング信号BLKDを示しており、図11BはデータDRBcに同期したfs2レートのクロック信号CLKを示している。
【0081】
この場合、ローパスフィルタ172の出力データCSLは、図11Eに示すようになる。図11Eにおいて、データ部分「CRF」、「CBF」は、それぞれデータDRBcの映像期間のデータ「CR」,「CB」のみからなるデータであり、ハッチング部分はスロープ期間に対応しており、データDRBcの映像期間のデータ「CR」、「CB」とブランキング期間TBDのブランキングデータ「LB」とからなり、データ「CR」、「CB」からデータ「LB」、あるいはその逆に滑らかに変化したスロープデータとなる。また、遅延回路173の出力データCDLは、図11Dに示すようになり、データDRBcがクロック信号CLKの2クロック分だけ遅延されたものとなる。
【0082】
また、スロープ期間発生部176の遅延回路177の出力信号BLCは、図11Fに示すように、ブランキング信号BLKDがクロック信号CLKの4クロック分だけ遅延されたものとなる。そのため、スロープ期間発生部176より出力されるスロープ期間信号SLCは、図11Gの実線に示すように、ローパスフィルタ172の出力データCSLのスロープデータ(ハッチング部分)およびブランキングデータ「LB」の期間ではローレベル「L」となり、その他の期間ではハイレベル「H」となる。
【0083】
したがって、切換スイッチ174より出力される点順次色差データDRBfは、図11Hに示すように、スロープ期間信号SLCがハイレベル「H」の期間で遅延回路173の出力データCDLが取り出され、スロープ期間信号SLCがローレベル「L」の期間でローパスフィルタ172の出力データCSLが取り出されたものとなる。つまり、データDRBfは、映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分がスロープデータによって滑らかにつながれたものとなる。
【0084】
なお、図8、図9に示すスロープ付加回路131では、スロープ期間発生部176で発生されるスロープ期間信号SLCは、ローパスフィルタ172の出力データCSLがブランキングデータ「LB」となる期間もローレベル「L」となっているが、この期間は遅延回路173の出力データCDLもブランキングデータ「LB」となることから、図11Gの1点鎖線に示すようにハイレベル「H」となるようにしてもよい。
【0085】
次に、図1に示すディジタルビデオカメラ100の動作を説明する。
【0086】
レンズブロック101を通して入射された被写体からの光は色分解プリズム102に供給されて赤色光、緑色光、青色光に分解され、それぞれ撮像素子103R,103G,103Bに導かれる。撮像素子103R,103G,103Bの撮像面上には、それぞれ被写体に係る赤色画像、緑色画像、青色画像が結像されて撮像が行われる。そして、撮像素子103R,103G,103Bより出力される赤、緑、青の撮像信号はアナログプロセス回路104R,104G,104Bに供給されて相関二重サンプリング処理や白バランス、黒バランス等のレベル制御がされる。
【0087】
また、アナログプロセス回路104R,104G,104Bより出力される赤、緑、青の色信号はA/D変換器105R,105G,105Bでfs1(18MHz)レートの色データに変換される。この赤、緑、青の色データはプリプロセス回路106に供給されて白黒バランス制御、シェーディング補正、欠陥補正等の画像処理がされる。
【0088】
そして、プリプロセス回路106より出力される赤、緑、青の色データがアップコンバータ107R,107G,107Bに供給され、互いに位相の合った2倍のサンプリング周波数2fs1の赤、緑、青の色データが形成される。そして、この赤、緑、青の色データが色補正回路108に供給されてリニアマトリックス処理が行われ、撮像画像の色再現性を補正した赤、緑、青の色データが得られる。
【0089】
また、色補正回路108より出力される赤、緑、青の色データに対して、加算器110R,110G,110Bでイメージエンハンサ109より出力される低域側を強調する輪郭強調信号Dcが加算され、またニー・ガンマ補正回路111R,111G,111Bでニー補正およびガンマ補正がされ、さらに加算器112R,112G,112Bでイメージエンハンサ109より出力される高域側を強調する輪郭強調信号Daが加算される。
【0090】
また、加算器112R,112G,112Bより出力される赤、緑、青の色データは、クリップ回路113R,113G,113Bでクリップ処理された後にマトリックス回路114に供給されてマトリックス処理されて、2fs1(36MHz)レートの輝度データDYa,赤色差データDCRa,青色差データDCBaが得られる。
【0091】
マトリックス回路114より出力される輝度データDYaは、D/A変換器135Yでアナログ信号に変換され、その後にポストフィルタ136Yで帯域制限される。これにより、ポストフィルタより輝度信号が得られ、この輝度信号に対してブランキング付加回路137Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号が挿入されて出力輝度信号Yが形成され、この輝度信号Yが出力端子138Yに導出される。また、マトリックス回路114より出力される色差データDCRa,DCBaも同様に処理され、出力端子138R,138Bに赤色差信号CR、青色差信号CBが導出される。
【0092】
また、マトリックス回路114より出力される輝度データDYaはバッファアンプ121を介してレート変換器122に供給される。そして、このレート変換器122で輝度データDYaはfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYbに変換され、この輝度データDYbがマルチプレクサ/デマルチプレクサ132に供給される。
【0093】
マトリックス回路114より出力される色差データDCRa,DCBaはバッファアンプ125,126を介してマルチプレクサ/デマルチプレクサ127に供給される。そして、このマルチプレクサ/デマルチプレクサ127で色差データDCRa,DCBaのサンプルデータが交互に取り出されて2fs1レートのデータDRBaが形成され、このデータDRBaがレート変換器130に供給される。そして、このレート変換器130でデータDRBaはfs2レートの点順次色差データDRBbに変換され、このデータDRBbがマルチプレクサ/デマルチプレクサ132に供給される。
【0094】
マルチプレクサ/デマルチプレクサ132で輝度データDYbと点順次色差データDRBbのサンプルデータが交互に取り出されて2fs2(27MHz)レートのD1フォーマットのビデオデータDVaが形成される。そして、このビデオデータDVaは、バッファアンプ133を介してディジタルVTR150に供給されて記録される。
【0095】
次に、ディジタルVTR150より2fs2レートのD1フォーマットのビデオデータDVbが再生される場合について説明する。
【0096】
ディジタルVTR150より再生されるビデオデータDVbはバッファアンプ134を介してマルチプレクサ/デマルチプレクサ132に供給される。このマルチプレクサ/デマルチプレクサ132でビデオデータDVbより輝度データ、色差データのサンプルデータが分離され、それぞれfs2レートの輝度データDYc、点順次色差データDRBcが得られる。
【0097】
マルチプレクサ/デマルチプレクサ132より出力される輝度データDYcの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ付加回路123でスロープが付加される。そして、スロープ付加回路123より出力されるfs1(13.5MHz)レートの輝度データDYfはレート変換器122で2fs1(36MHz)レートの輝度データDYgに変換される。
【0098】
図12は、レート変換器122の再生時の構成を示している。すなわち、レート変換器122は、輝度データDYfの各サンプル間に0データを挿入する0挿入回路122aと、この0挿入回路122aの出力データの帯域をfs2/2に制限するハーフバンドフィルタ122bと、このハーフバンドフィルタ122bの出力信号をフィルタ処理して2fs1レートの輝度データDYgを得るレート変換フィルタ122cとから構成される。
【0099】
ここで、スロープ付加回路123に供給される輝度データDYcが図13Aに示すようであるとき、スロープ付加回路123より出力される輝度データDYfは図13Bに示すように映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分にスロープが付加されたものとなる。そして、ハーフバンドフィルタ122bより出力される輝度データは、図13Cに示すように2fs2(27MHz)レートのデータとなる。そして、この2fs2レートの輝度データに対してレート変換フィルタ122cでフィルタ処理が行われて、図13Dに示すように2fs1(36MHz)レートの輝度データDYgが形成される。
【0100】
この場合、輝度データDYgは、その映像期間とブランキング期間との境界部分に、輝度データDYfと同様のスロープが付加されたものとなる。つまり、レート変換器122でレート変換処理をしても輝度データに付加されたスロープは変化することがない。このことは、色差系のレート変換器130に関しても同様である。
【0101】
また、レート変換器122より出力される2fs1レートの輝度データDYgは、バッファアンプ124を介してD/A変換器135Yに供給される。この輝度データDYgは、D/A変換器135Yでアナログ信号に変換され、その後にポストフィルタ136Yで帯域制限される。これにより、ポストフィルタ136Yより輝度信号が得られ、この輝度信号に対してブランキング付加回路137Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号が挿入されて出力輝度信号Yが形成され、この輝度信号Yが出力端子138Yに導出される。
【0102】
また、マルチプレクサ/デマルチプレクサ213より出力される点順次色差データDRBcの映像期間とブランキング期間との境界部分にスロープ付加回路131でスロープが付加される。そして、スロープ付加回路131より出力されるfs1(13.5MHz)レートの点順次色差データDRBfはレート変換器130で2fs1(36MHz)レートの点順次色差データDRBgに変換され、このデータDRBgはマルチプレクサ/デマルチプレクサ127に供給される。
【0103】
そして、マルチプレクサ/デマルチプレクサ127で、データDRBgより赤色差データ、青色差データのサンプルデータが分離され、それぞれ2倍にアップコンバートされて2fs1レートの赤色差データDCRc,青色差データDCBcが形成される。そして、この色差データDCRc,DCBcも、上述した輝度データDYgと同様に処理され、出力端子138R,138Bに赤色差信号CR、青色差信号CBが導出される。
【0104】
このように本実施の形態においては、ディジタルVTR150の再生時、マルチプレクサ/デマルチプレクサ132より出力される輝度データDYcに対してスロープ付加回路123でスロープが付加され、このスロープが付加された輝度データDYfに対してレート変換器122でレート変換処理(フィルタ処理)が行われる。そのため、映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分へのレート変換処理によるリンギングの発生が抑圧され、レート変換器122より出力される輝度データDYgには映像期間とブランキング期間TBDとの境界を中心に比較的狭い範囲でリンギングが発生するのみである。
【0105】
したがって、図17に示すようにD1フォーマットのブランキング期間TBDがマスターブランキング期間TBMに近くても、ブランキング付加回路137Yでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入する処理を行うことで、上述したレート変換処理で発生したリンギングを除去でき、出力端子138Yに導出された輝度信号Yの映像領域にリンギングが残留することがなく、画質の向上を図ることができる。
【0106】
例えば、レート変換器203に供給される輝度データDYcの信号波形が図14Bに示すようであるとき、この輝度データDYcに対してスロープ期間(±74nsec)にスロープが付加された輝度データDYfの信号波形は図14Cに示すようになる。そして、レート変換器122より出力される輝度データDYgの信号波形は図14Dに示すようになり、映像期間とブランキング期間TBDとの境界を中心に比較的狭い範囲(±190nsec)でのみリンギングが発生したものとなる。ここで、図14AはD1フォーマットのビデオデータのブランキング信号BLKDを示しており、図14Eはマスターブランキング信号BLKMを示している。
【0107】
なお、色差データに関しても、上述した輝度データの場合と同様に、ブランキング付加回路137R,137Bでマスターブランキング期間TBMにブランキングレベル信号を挿入する処理を行うことで、レート変換処理で発生したリンギングを除去でき、出力端子138R,138Bに導出された色差信号CR,CBの映像領域にリンギングが残留することがなく、画質の向上を図ることができる。
【0108】
また、本実施の形態のように、輝度データ等にスロープ付加回路でスロープを付加し、このスロープが付加された輝度データ等に対してレート変換器でレート変換処理を行う構成とする場合には、レート変換器がマルチレート変換器であって、その出力レートの切り換えがあっても、スロープ付加回路の構成変更を要することなく、レート変換器で変換処理された輝度データ等に常に一定のスロープを付加できる利益がある。
【0109】
例えば、レート変換器122でfs2(13.5MHz)レートの輝度データDYfが28.6MHzレートの輝度データDYgに変換される場合を考える。
【0110】
スロープ付加回路123に供給される輝度データDYcが図15Aに示すようであるとき、スロープ付加回路123より出力される輝度データDYfは図15Bに示すように映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分にスロープが付加されたものとなる。そして、レート変換器122のハーフバンドフィルタ122b(図12参照)より出力される輝度データは、図15Cに示すように2fs2(27MHz)レートのデータとなる。そして、この2fs2レートの輝度データに対してレート変換フィルタ122c(図12参照)でフィルタ処理が行われて、図15Dに示すように28.6MHzレートの輝度データDYgが形成される。
【0111】
このように、28.6MHzレートの輝度データDYgも、上述した2fs1(36MHz)レートの輝度データDYg(図13D参照)と同様に、その映像期間とブランキング期間TBDとの境界部分に、輝度データDYfと同様のスロープが付加されたものとなる。よって、レート変換器122の出力レートの切り換えがあっても、スロープ付加回路123の構成変更を要することなく、レート変換器122の出力輝度データDYgに常に一定のスロープを付加できることがわかる。
【0112】
なお、上述実施の形態は、この発明をディジタルVTR150より再生されるD1フォーマットのビデオデータDVbをレート変換処理をして出力するディジタルビデオカメラ100に適用したものであるが、この発明はディジタル映像信号のレートを変換して出力する場合に適用して好適なものである。
【0113】
【発明の効果】
この発明によれば、レート変換手段の前段でディジタル映像信号の映像期間と第1のブランキング期間との境界部分にスロープを付加するものであり、レート変換手段でのその境界部分におけるリンギングの発生を抑圧でき、その発生範囲を狭くできる。そのため、レート変換後の映像信号にブランキングレベル信号を挿入する第2のブランキング期間が第1のブランキング期間に近くても、ブランキングレベル信号の挿入処理によってレート変換手段で発生したリンギングを除去できる。これにより、映像信号の映像領域にリンギングが残留することがなく、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態としてのディジタルビデオカメラを示すブロック図である。
【図2】空間画素ずらし法を説明するための図である。
【図3】輝度系のスロープ付加回路を示すブロック図である。
【図4】輝度系のスロープ付加回路を構成するローパスフィルタや遅延回路の具体構成を示すブロック図である。
【図5】輝度系のスロープ付加回路のローパスフィルタの特性を示す図である。
【図6】輝度系のスロープ付加回路の動作を説明するための図である。
【図7】輝度系のスロープ付加回路の各部の波形を示す図である。
【図8】色差系のスロープ付加回路を示すブロック図である。
【図9】色差系のスロープ付加回路を構成するローパスフィルタや遅延回路の具体構成を示すブロック図である。
【図10】色差系のスロープ付加回路のローパスフィルタの特性を示す図である。
【図11】色差系のスロープ付加回路の動作を説明するための図である。
【図12】レート変換器(再生時の構成)を示すブロック図である。
【図13】再生時のレート変換動作を説明するための図である。
【図14】再生時の各部信号の波形を示す図である。
【図15】再生時のレート変換動作を説明するための図である。
【図16】従来のディジタルビデオカメラの出力部を示すブロック図である。
【図17】D1フォーマットにおけるブランキング信号とマスターブランキング信号を示す図である。
【図18】D1フォーマットのビデオデータからの輝度データと色差データの分離を説明するための図である。
【図19】従来の再生時の各部信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
100・・・ディジタルビデオカメラ、114・・・マトリックス回路、122,130・・・レート変換器、122a・・・0挿入回路、122b・・・ハーフバンドフィルタ、122c・・・レート変換フィルタ、123,131・・・スロープ付加回路、127,132・・・マルチプレクサ/デマルチプレクサ、137Y,137R,137B・・・ブランキング付加回路、150・・・ディジタルVTR
Claims (5)
- 第1のブランキング期間でブランキングレベルとなり、かつ第1のレートを有する第1のディジタル映像信号に対して、上記第1のブランキング期間と映像期間との境界部分にスロープを付加して上記第1のレートの第2のディジタル映像信号を得るスロープ付加手段と、
上記第2のディジタル映像信号のレートを変換して第2のレートを有する第3のディジタル映像信号を得るレート変換手段と、
上記第3のディジタル映像信号に対応する映像信号に対して、上記第1のブランキング期間を含む第2のブランキング期間にブランキングレベル信号を挿入して第4の映像信号を得るブランキング付加手段と
を備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 上記第1のディジタル映像信号は、映像信号再生手段の再生映像信号である
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 上記映像信号再生手段はディジタルビデオテープレコーダであって、
上記再生映像信号はD1フォーマットのディジタルビデオデータである
ことを特徴とする請求項2に記載の映像信号処理装置。 - 上記スロープ付加手段は、
上記第1のディジタル映像信号よりスロープ信号を形成するローパスフィルタと、
上記ローパスフィルタにおける信号遅れに対応した時間だけ上記第1のディジタル映像信号を遅延させる信号遅延手段と、
上記第1のブランキング期間を示すブランキング信号に基づいてスロープ期間を決めるスロープ期間信号を発生するスロープ期間発生手段と、
上記スロープ期間信号に基づき、上記スロープ期間では上記ローパスフィルタの出力信号を取り出し、上記スロープ期間を除く上記第1のブランキング期間では上記ローパスフィルタの出力信号または上記信号遅延手段の出力信号を取り出し、上記スロープ期間を除く上記映像期間では上記信号遅延手段の出力信号を取り出して上記第2のディジタル映像信号を得る信号切換手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 上記レート変換手段は、
上記第1のレートの第2のディジタル映像信号の各サンプル間に0データを挿入する0挿入回路と、
上記0挿入回路の出力信号の帯域を制限するハーフバンドフィルタと、
上記ハーフバンドフィルタの出力信号をフィルタ処理して上記第2のレートの第3のディジタル映像信号を得るレート変換フィルタとからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23036396A JP3663766B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23036396A JP3663766B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 映像信号処理装置 |
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JPH1075427A JPH1075427A (ja) | 1998-03-17 |
JP3663766B2 true JP3663766B2 (ja) | 2005-06-22 |
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JP23036396A Expired - Fee Related JP3663766B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 映像信号処理装置 |
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-
1996
- 1996-08-30 JP JP23036396A patent/JP3663766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH1075427A (ja) | 1998-03-17 |
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