JPS63225871A - ハイビジヨン画像信号から印刷画像デ−タへの変換システム - Google Patents

ハイビジヨン画像信号から印刷画像デ−タへの変換システム

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JPS63225871A
JPS63225871A JP62059783A JP5978387A JPS63225871A JP S63225871 A JPS63225871 A JP S63225871A JP 62059783 A JP62059783 A JP 62059783A JP 5978387 A JP5978387 A JP 5978387A JP S63225871 A JPS63225871 A JP S63225871A
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JP
Japan
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color
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signal
image data
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Application number
JP62059783A
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English (en)
Inventor
Hideji Fujita
藤田 秀治
Yoshihiko Azuma
東 吉彦
Yuji Nojiri
裕司 野尻
Kenzo Seo
瀬尾 健三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷画像データとハイビジョン画像信号との相
互変換システムに関し、特にハイビジョン画像信号から
印刷画像データへの変換システムに関するものである。
〔従来の技術〕
HDTV (High Definition Te1
evision %高品位テレビジョン、高精細度テレ
ビジョン、ハイビジロン)は、ニューメディア群の中で
最も有望なものの一つとして各方面で本格的開発が行わ
れている。
このハイビジョンは、もともと高画質なテレビジョン面
像を提供するということを目的としていたが、高精細で
情報量の多い映像特性であるため、放送だけではなくパ
ッケージメディア、展示映像、電子出版、あるいは各種
産業への応用が期待され、とりわけハイビジラン画像を
印刷物化することや印刷画像データを直接ハイビジョン
画像化することが期待されている。
ところで、従来、印刷物をテレビカメラで撮影してハイ
ビジョン画像化することや、通常のテレビジョン画像、
或いはモニター上にディスプレイされたハイビジョン画
像を通常の写真撮影によって写真フィルム上に固定して
製版することが行われ、またハイビジョン映像信号を映
画フィルムにおこし、その−コマを捉えて通常の写真製
版することもおこなわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、印刷物からハイビジョン画像を作成し、
またはハイビジタン画像から印刷物を作成する従来の方
式は、いずれも一旦テレビカメラや写真用カメラを介し
て行っているために、忠実再現性の点で問題がある。例
えばハイビジョン画像から印刷物を作成する場合に管面
逼影を行うと、色調が不鮮明になり、ボケ、歪等を生じ
てしまう。
また一旦仲介物を介して変換を行うために各81画像の
編集や合成、さらには印刷や放送以外のいろいろな他の
系への適応等多様な要請に応えることが困難であった。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、ハイビジ
ョン画像信号から印刷画像データへ直接変換することを
可能にし、各種画像の編集や合成、印刷や放送以外のい
ろいろな他の系への適応等多様な要請に応えることので
きるハイビジョン画像信号から印刷画像データへの変換
システムを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のハイビジョン画像信号から印刷画像データへの
変換システムは、ハイビジタン画像信号の実時間軸領域
処理を利用してノイズを低減し、波形歪を補正し、輪郭
を強調したハイビジタン信号を画像データに変換する手
段と、変換されたハイビジョン画像データに含まれるノ
イズを低減するためのノイズ低減手段と、ノイズ低減し
た画像データのボケ補正を行うシャープネス強調手段と
、ボケ補正した画像のR,G、BデータをC,M、Y、
B1データに変換する色変換手段と、色変換したデータ
から印刷サイズに必要な画素データを作成する倍率変換
手段とを備え、前記ノイズ低減手段のノイズ低減補正は
ノイズ低減フィルタにより行うと共に、前記シャープネ
ス強調手段のボケ補正はエツジ強調フィルタにより行う
ことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によるハイビジョン画像信号から印刷画像データ
への変換は、先ず実時間軸領域処理を利用してノイズを
低減し、波形歪を補正し、輪郭を強調したハイビジタン
信号を画像データに変換し、さらに変換されたハイビジ
ロン画像データに含まれるノイズをノイズ低減フィルタ
により低減し、ノイズ低減した画像データをエツジ強調
フィルタによりボケ補正し、ボケ補正した画像のR,G
BデータをC,M、Y、Bjlデータに変換すると共に
、倍率変換処理により印刷サイズに必要な画素データを
作成することにより、フィルムなどの仲介媒体を介さず
に直接ハイビジョン画像信号から印刷画像データを得る
ことが可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面に基づき説明する。
先ず本発明が使用される印刷画像信号とハイビジョン画
像データの相互変換システムの全体構成について説明す
る。
第1図は印刷画像データとハイビジロン画像信号の相互
変換システムの全体構成を示すブロック図で、1はハイ
ビジコン用VTR12はハイビジョン用エンコーダ、3
はハイビジョン用デコーダ、4はハイビジタン用カメラ
、5はハイビジラン用カラーモニタ、6はD/A変換器
、7はハイビジョン用メモリ、8aは実時間軸処理装置
、8bはA/D変換器、9はコンピュータ、10はカラ
ーモニタ、11はキーボード、12はタブレット、13
はマウス、14は磁気テープ装置、15は磁気ディスク
装置、16は製版用カラースキャナー、17はフィルム
レコーダ、18は高解像度カラープリンタ、19は光デ
ィスク、20は光デイスクドライバ、21はデコーダ、
22は光カード、23は光カードリーグ、24は追記型
光ディスク、25は光デイスクドライバ、26は簡易ス
キャナーである。
図において、メモリ7にはカメラ4からの画像信号、あ
るいはカメラ4からの画像が収録されているVTR1か
らの画像信号が実時間軸処理装置8aで処理された後、
A/D変換器・8bでデジタルデータに変換され記憶さ
れる。デコーダ3は■TRIが例えば輝度゛信号Y、広
帯域色信号Cw、狭帯域色信号Cnで記録されるタイプ
のものであるときR,G、B信号に変換するためのもの
で、R,G、Bの三原色信号方式の場合は必要ではない
。メモリ7の内容は必要に応じて、D/A変換器6を介
してハイビジョン用カラーモニタ5に出力され、或いは
エンコーダ2を介してVTR1に収録される。エンコー
ダ2もVTR1が例えば輝度信号Y、広帯域色信号Cw
、狭帯域色信号Cnで記録されるタイプのものでなく、
R,GSBの三原色信号方式のものであれば必要ではな
い、このメモリ7とコンピュータ9との間では相互にデ
ータ転送が行われる。すなわちコンピュータ9はメモリ
7からのハイビジョン画像データに対して印刷に必要な
処理をし、データを製版用カラースキャナー16に転送
する。また製版用カラースキャナー16で読み込まれた
印刷物用のカラー画像データはコンピュータ9に転送さ
れてハイビジョン用に必要な処理を施されてメモリ7に
転送される。コンピュータ9における処理においては、
キーボード11、タブレット12、マウス13からの指
令で必要な画像編集等を行うことができ、また必要に応
じてカラーモニター10に画像を映し出して画像の色や
調子の変更などができる。またコンピュータで加工処理
した画像データは磁気テープ14に記憶させて外の系に
利用したり、逆に外の系からのデータを利用することも
できる。またコンピュータの加工前後のデータは磁気記
憶装置15や追記型光ディスク24に記憶させる。さら
にこれ以外にもいろいろな記録再生系との接続が可能で
、例えばフィルムレコーダ17や昇華転写プリンタのよ
うな高解像度カラープリンタ18にアウトプットしたり
、また光カード22、光ディスク24に記録されている
ようなデータを取り込んだりすることもできる。また例
えばフラントベント型の簡易スキャナー26でカメラを
使わずに被写体画像をハイスペック用に取り込むことも
できる。またハイビジロン用データがPCMコード化さ
れて光ディスク19に入っているような場合はこれを読
み取り、デコーダ21で映像信号にデコードし、さらに
実時間軸処理装置8a、A/D変換器8bを経由してメ
モリ7に入力することも可能である。
次に、印刷画像データからハイビジョン画像信号への変
換の方法を具体例について説明する。
第2図は印刷画像データからハイビジョン画像信号への
変換処理のための機能構成を示すブロック図であり、3
1はカラースキャナー、32はトリミング・レイアウト
処理部、33は合成・特殊効果処理部、34はフィルタ
処理部、35は色変換処理部、36は編集処理部である
図において、製版用カラースキャナー31にセットされ
たカラー原稿を、例えば、ハイビジョンのディジタル規
格画素数1035X1920の2倍画素密度(2070
x3Q40画素)で読み取る。この読取の画素密度を、
例えば倍画素密度とするのは、カラースキャナーの持っ
ている高精細画像取込み性能を活かし、1つのデータで
多様な用途に応えるマルチアウトプットを可能とするた
めである。従って、目的に応じて倍画素密度よりも高密
度で読み取っても良いし、ハイビジョンだけに限定した
場合はハイビジョンの規格画素数で読み取っても良い。
こうして読み込まれた画像は印刷用原色信号であるY、
MSC,Bjlのカラーデータとして第1図の磁気ディ
スク装置15に記憶される。
次にトリミング・レイアウト処理部32は画像の必要な
部分を取り出すためのトリミング処理、さらに画像をど
のように配置するか等のレイアウト処理を行う0合成・
特殊効果処理部33は、例えば絵柄と文字との合成や、
背景の色を部分的に変えたり、或いはモザイク処理、ボ
カシ処理等効果的な静止画像を作るための特殊効果処理
を行う。
このトリミング・レイアウト処理部32と合成・特殊効
果処理部とで編集処理部36を構成している。これらの
処理には例えば第1図のキーボード、タブレット、マウ
ス等を使った画像編集手段も使用される。
フィルタ処理部34は、もとの印刷画像データが持って
いる信号情fii量をハイビジョンの映像帯域に見合っ
た情報量にまで落とし、あわせてディテールの細かい部
分が映像画面とでフリッカ−として見えてしまうのを防
止する。この処理によって、例えば倍密度で読み込んだ
画素数をハイビジョンの規格画素数の枠内におさめるた
めの画素数合わせを完了させる。さらに具体的に説明す
れば、例えば、第3図(イ)に示すように2(水平)×
3(垂直)画素からなる重み付はフィルターを原画像に
適用する。第3図(イ)のal”ahは重み付は係数で
、al ”at ”・・ah−l、a3、a4 >an
 、at s aS 、ahのように設定されている。
こうして重み付けした画素を第3図(ロ)に示すように
垂直方向には1画素づつ重複させ、水平方向には重複さ
せずに並べることにより画素数は水平方向、垂直方向に
それぞれ1/2になり、ハイビジョン用の標準密度のデ
ータが作成される。重み付はフィルターを32 、aa
 >a。
、am 、as 、a、として中央部分の重み付けを大
きくし、周辺部分の重み付けを小さくしたのはシャープ
さを可能な限り保存するためであり、垂直方向に一部重
ね合わせたのは垂直方向の相関を高めてテレビ画面の走
査における第1フイールドと第2フイールドのインター
レースの影響によるフリッカ−を低減させるためである
。なお重み付はフィルターは2×3画素に限らずより広
いものを採用してもよく、その場合はハイビジョン用標
準密度データが得られるよう重ね合わせ部分の大きさを
変更する必要がある。この重み付はフィルターの広さの
選択によってシャープさやボケ具合が異なり、例えば広
くとりすぎるとボケでくるので必要に応じて適当な広さ
のものを選択する必要がある。
色変換処理部35は印刷色用画像データをモニター上で
適正に再現するためにC,M、Y、B1の色データをR
,G、Bに変換する処理を行う。
この度喚は単純な補色変換だけではモニター上の演色性
が不自然になるのを適切に補正してテレビジョンとして
良質の演色性を得るために行う処理である。この色変換
処理部35の作用は、例えば第4図〜第10図に示した
構成によづてなされる。
以下図面によって詳細に説明する。
第4図は色変換処理部の全体構成の例を示す図で、41
はUCR補正処理部、42は色成分分離処理部、43は
有彩色再現変換テーブル、44は無彩色再現変換テーブ
ル、45は合成処理部、46はγ補正処理部である。
UCR補正処理部41ではY、、M、CおよびBlの印
刷用画像データからテレビジラン用のR2O,B原色画
像信号に変換するに際して考慮すべきB1信号の適切な
処理が行われる。すなわち、UCRがかかっている印刷
用画像データC,,M。
YおよびBlの場合、第5図(イ)に示すように、墨成
分B1の一部分或いは全部分KをBjlから取り出して
グレイバランスを考慮してC,M、Y成分に分解した上
で元のC,M、Y信号に加算して、第5図(ロ)に示す
ようなC,M、Y、B1の色データに変換する。ここで
の処理内容、すなわちBIlからKを取り出して、グレ
イバランスを考慮して、C,M、Y成分に分解する処理
について、詳しく説明しておく。前述のKをC,M、Y
の色データに置き換えることは、墨インキによって再現
されるグレイの量をC,、M、Yのインキで再現するこ
とに相当する。一般に、印刷インキは、C1M、Yに等
量にしてもグレイが再現されず、赤みがかった色になる
。そこでグレイを再現するためにはCに比してMSYを
少なめにする必要がある。
具体的には第6図のように、グレイの再現に必要な各色
インキのバランス条件、すなわちグレイバランスの条件
に従った変換テーブルによって、Kに相当するC、M、
Yの値を求めれば良い、こうして求まったC、M、Yの
値を前述のように元のC,M、Y信号に加算して、第5
図(ロ)の01M、Y、Blの色データを作る。このC
,li’I、 Yの信号をハイビジタン用の原色データ
として利用し、残余のBlデータは無視する。これは印
刷系の演色性とテレビジョン系の演色性の相違を補正す
るために必要な処理の1つである。
次に色成分分離処理部42で有彩色成分と無彩色成分に
分離する。これはqおよびM、Yの大小関係に応じた適
応的処理を形成するものであるが、その方法を一例をも
って次に説明する。例えば第7図(イ)に示すようなC
,M、Yの大小関係があったとき、そのうちでグレイの
再現に寄与している部分C’、M’、Y’を第7図(ロ
)に示すように無彩色成分とし、残余の部分C″、M′
、Y’(この場合、Y’−0)を有彩色成分とするもの
である。ここでC’、M’、Y′は前述のようなグレイ
バランスの条件に従っていなければならない。ここで無
彩色成分の量としてはC′、M′、Y′のうちどの値を
用いてもよいが、例えば第7図ではC′の値で定義しで
ある。また他のC5M、Y間の大小関係においても無彩
色成分は分離し、残余から有彩色成分を形成する原則は
保持される。
このうち有彩色成分はさらに第8図に示すようにしっド
、グリーン、ブルー、シアン、マゼンダ、イエローの基
本6色に分けられる。そして第9図に示すような有彩色
再現変換テーブルにより、その成分比に応じてカラーモ
ニタ再現に必要なRlG、Bのデータに変換する。なお
第9図では説明の便宜上、R,GXBを等量にした場合
についての有彩色再現変換テーブルを示したが、実際に
はこれを修正した有彩色再現変換テーブルを使用するこ
ととなる。
次に無彩色成分については無彩色再現変換テーブルによ
りカラーモニタ上でグレイを再現するために必要なR%
GSBのデータを求める。通常カラーモニタではRSG
、Bが等量であればグレイが再現されるように調整され
ているが必要に応じて第1O図(イ)に示すような再現
変換テーブルにより変換をして補正を行ってもよい。
こうして有彩色再現変換テーブル43と無彩色再現変換
テーブル44の出力を合成処理部45で合成する0次に
こうして変換されたR、G、Hの各色データはγ補正処
理部でハイビジコン用カラーモニタに合うように階調再
現特性を補正する。
これは、第10図(ロ)に示すように、印刷の場合のC
,M、Y値(網点濃度又はバリュー)への変換が印刷効
果を考えて曲線Aのように設定されているのを、カラー
モニタの輝度変換特性に対応した変換曲線Bに変更する
ための補正を行うものである0以上の処理を以てカラー
モニタ上で再現するのに必要なR,G、Bのデータが作
成される。
第11図は印刷画像データからハイビジョン画像信号へ
の変換処理工程を説明するための図である。
先ず、工程101では製版用カラースキャナーで高品質
画像データを入力する。このとき読み取りアパーチャ径
をほぼ読み取りピッチとし、シャープネスはやや弱め、
ハイビジランの規格画素1035X1920の倍画素密
度(2070x3840画素)で読み取る。また無彩色
成分に対する墨成分の比率であるUCR(Under 
 Co1or  Regoνal、下色除去)は約10
%であり、その他レンジ(原稿の明暗を濃度で表したと
き、読み取るぺき原稿中の濃度の有効範囲)、ハイライ
ト、シャドウポイント等のセットアツプ条件は通常作業
条件に準じて行われる。
こうして読み込まれて印刷用画像データが作成されるが
(工程102)、この画像データにはYlM、C,Bl
のカラーデータが入っている。
次に工程103では画像の必要な部分を取り出すための
トリミング処理、どのような配置にするか等のレイアウ
ト処理を行い、工程104では前述したような合成や特
殊効果処理を行う。
工程105のフィルター処理では、もとの画像データが
持っている信号帯域を映像帯域まで落とすと共にフリッ
カ−を低減し画素数合わ廿を行う。
工程106では印刷色をモニター上で適正に再現するた
めにY、MSC,Bj!の色データをRlG、Bに変換
する処理を行う。これは単純に補色変換するだけではモ
ニター上では色がけばけばしくなるためである。
こうしてハイビジョン用画像データが作成され(工程1
07)、必要に応じてハイビジョン用画像データとして
磁気テープに記憶させ(工程10日)、またD/A変換
してVTRに収録する(工程109.110)。
次にハイビジョン画像信号から画像データを発生し、更
に画像データから印刷用画像データへの変換について具
体的な構成について説明する。
ハイビジョン信号は通常連続する画像として、視覚に入
るため、画像信号に含まれるノイズは、多数のフレーム
の平均化されたものとして、知覚されるためノイズが目
立ちにくい。しかし、ハイビジコン信号の中の1フレー
ムを取り出して、例えば印刷等の静止画情報源として使
用する場合には、ノイズのピーク値を見ることになりノ
イズが目立ちやすくなる。
このため、まずハイビジョン電気信号の段階において、
時間軸領域の相関を利用したノイズ低減手段によりノイ
ズの改善を行うと共に、電気回路系などで生じる波形歪
、例えば、リンギング等を補正するとともに輪郭信号を
強調した後A/D変換し、1枚の画像としてデータベー
スに入力する。
第12図はこのようなハイビジョン画像信号から画像デ
ータへ変換するための構成を示すブロック図であり、図
中、51は時間軸領域ノイズ低減処理部、52は波形等
化輪郭強調処理部、53はA/D変換部である。
図において、時間軸領域ノイズ低減処理部51は、ハイ
ビジョンフレームメモリーを使用しN枚の画像を重ね合
わせることにより静止画像に対するノイズの低減を行う
もので、N枚の加算の場合でS/N比を14倍改善がで
きる。一般にハイビジョン画像は動画であるから単純に
加算した場合、動きによりボケを発生するので、動きに
応じた適応型の加算を行うことが好ましい。
波形等化輪郭強調処理部52は、例えばトランスバーサ
ル形フィルタを用いて位相歪のない輪郭強調を行うもの
である。このように時間軸領域で、前処理されたハイビ
ジョン信号をA/D変換部53においてディジタル化し
て画像データに変換する。
第13図はハイビジョン画像データから印刷用画像デー
タへ変換するための構成を示すブロック図であり、61
はノイズ低減処理部、62はシャープネス処理部、63
は色変換処理部、64は倍率変換処理部である。
図において、取り込まれたハイビジョン画像データはノ
イズ低減処理部61によりノイズの低減を行って画質の
改善を行う。この処理は第14図(イ)に示すように、
例えば3×3メデイアンフイルターを使用する。これは
図示するように当該画素(図の斜線部)を真中にした3
×3の画素を設定し、例えば各画素の輝度が図示するよ
うなものであるとすれば、これらの値の中から真中の値
70をもって当該画素の輝度とする処理である。
また第14図(ロ)に示すように3×1メデイアンフイ
ルターを採用してもよく、またフィルターの大きさは適
宜選択すればよい、ノイズは通常最大値、最小値部分と
して出現するのでこの処理によりノイズを除去すること
ができるが、ノイズの性質いかんによっては、選定値と
して必ずしも真中の値でなく最大最小値を除く他の値を
採用してもよい。
シャープネス処理62はノイズ処理により生じたボケの
補正を行う。これは第15図(イ)に示すような鈍った
エツジ信号があった場合、同図(ロ)のように−次微分
し、更に同図(ハ)のように二次微分し、この二次微分
した値を最初の値から差し引(ことにより同図(ニ)の
ようなエツジ部分が強調された信号を得る。このデジタ
ル処理としては、第16図(イ)に示すような、例えば
3×3のラプラシアンフィルターを使用することにより
二次微分を行うことができる。そして第16図(ロ)の
ようなフィルタでもとの画素データを変換することによ
りエツジを鮮明にした画像データを得ることができる。
なお、この場合フィルターの強さは絵柄により適宜選択
すればよい。
色変換処理部63では、第2図〜第10図で説明した色
変換と逆のR,G、BからY、M、C。
Blへの変換処理を行う。これは印刷インキ色による色
再現を行うための処理で、この処理により色、トーンの
適正再現を行う。
この色変換処理部63の作用は、例えば第17図〜第2
4図に示した構成によってなされる。以下図面によって
詳細に説明する。
第17図は色変換処理部の全体構成の例を示す図で、7
1はT補正処理部、72は補色変換処理部、73は色成
分分離処理部、74は有彩色再現変換テーブル、75は
OCR処理部、76は無彩色再現変換テーブル、77は
合成処理部、78は墨データ作成処理部である。
T補正処理部71は、ハイビジョン原色データを印刷の
階調再現特性に合うように補正するものである。これは
第18図に示すようにカラーモニタはへのような輝度変
換特性をもつが印刷ではC1M、Y値(li1点濃度又
はバリュー)への変換が、印刷効果を考えて曲線Bのよ
うに設定されており、これに対応した変換を行うもので
ある。この場合の処理はハイコントラストぎみが適当で
ある。
次に、補色変換処理部72でR,G、Hの色データから
、C,MSYの色データに変換する。ここでの変換は、
第19図に示すような単純な補色の関係に従って行われ
る。
次に色成分分離処理部73で有彩色成分と無彩色成分に
分離する。これは第20図に示すようにC,M、Yの等
量成分を無彩色成分、残りの部分を有彩色成分とするも
のである。
このうち有彩色成分はさらに前述の第8図で示したレッ
ド、グリーン、ブルー、マゼンタ、イエローの基本6色
に分けられる。そして第22図に示すような有彩色再現
変換テーブルにより、その成分比に応じて印刷再現に必
要なC,、M、、、Yのデータに変換する。なお、第2
1図では説明の便宜上、C5M5Yを等量にした場合に
ついての有彩色再現変換テーブルを示したが、実際には
これを修正した有彩色再現変換テーブルを使用すること
になる。
次に無彩色成分についてはまずUCR処理部75によっ
てUCRの処理を行う。すなわち第22図で示すように
無彩色成分のうち墨のインキで再現する部分Kを減算す
る処理を行う。これは無彩色成分を全てC,、MSYの
3色のインキで再現するよりも、その幾分かを墨インキ
で再現する方が印刷適性、経済性などの点で有利だから
である。
こうしてUCR処理により無彩色成分からKを減算した
残余の部分に′は第23図に示すような無彩色再現変換
テーブルによってグレイバランスの補正が行われてC,
M、Yの3色のデータに変換され、その結果が合成処理
部77において前述の有彩色再現変換テーブルで形成さ
れたC、M、Yの3色データと合成され、印刷に必要な
C,M、Yの3色データが形成される。
次に墨のデータの形成について説明する。墨データの形
成は墨データ作成処理部78において行われるが、ここ
ではまず、無彩色成分が、例えば第24図に示すような
変換テーブルによって変換され、墨データBjlを形成
する0次にOCR処理部で減算されたKと合成されて、
最終的に印刷に必要な墨データB1が形成される。
倍率変換処理部64は、印刷サイズに必要な画素データ
を補間処理により作成する。この補間処理は2倍程度で
あれば隣接画素と同じ値を持つ画素を並べるニアレスト
ネーバー補間、それ以上の場合は目伸し等の光学的処理
が適当であるが、隣接画素の値から線型近似した値を補
間画素の値とするパイリニア法やCubic −5pl
ine関数で補間を行うキュービック法等地の補間方法
を適用することも可能である。
こうしてハイビジコン画像信号から印刷用画像データが
作成される。
第25図はハイビジョン画像信号から印刷用画像データ
への変換処理工程を説明するための図である。
先ず、VTR再生画やテレビカメラで盪影した画像信号
をノイズリデュース、エンハンス処理した。後A/D変
換しく工程201〜2o4)、あるいは既にハイビジョ
ン画像データとして磁気+ −プに記憶されているデー
タ(工程2o5)をハイビジョン画像データとして取り
込む(工程206)。こうして取り込んだハイビジョン
画像データに対して、工程207でノイズ低減処理を行
う。
工程208のシャープネス処理ではノイズ処理により生
じたボケの補正を行う。次にR,G、BデータからY、
M、C5EI!への変換処理を行い、印刷サイズに必要
な画素データを前述したような補間処理により作成する
(工程209.21o)。
工程211の電子レタッチ作業工程ではアルゴリズム的
には処理しきれないテレビ特有の波形歪やデータエラー
を画面上で修正するもので、特殊効果処理の1つである
。この波形歪は、例えば第26図に示すように被写体の
エツジ部分で生ずるリンギング信号により現れるテレビ
画像信号特有のものである。
こうして作成された印刷用画像データは一旦記憶され(
工程212)、製版用スキャナーへ出力される(工程2
13)。なおりメラでR,G、Bの情報をピックアップ
する撮像管の各々のレジストレーションを合わせる調整
をやっても必ずしも合わせ込めない場合が生じ、その結
果色ずれ等が生ずるが、その処理は、通常製版時に修正
を行うようにしているが、工程211の電子レタッチで
行ってもよい、同様にカメラの走査における第1フイー
ルドと第2フイールドのデータが異なっているために、
動画から静止画にしたときに必然的に生ずるボケのよう
なものについても、製版時の修正、あるいは電子レタッ
チによる修正のどちらで行ってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、印刷画像データとハイビ
ジョン画像信号との相互変換システムにおいて、ハイビ
ジョン画像信号から印刷画像データへの変換を可能にし
、各種画像の編集や合成、印刷や放送以外のいろいろな
他の系への適応等多様な要請に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が使用される印刷画像データとハイビジ
ョン画像信号の相互変換システムの全体構成を示すブロ
ック図、第2図は印刷画像データからハイビジョン画像
信号への変換処理のための構成を示すブロック図、第3
図は重み付はフィルタを示す図、第4図は色変換処理部
の全体構成を示す図、第5図は墨データを含む色データ
の変換を説明するための図、第6図は印刷インキのグレ
イバランスを説明するための図、第7図は無彩色成分と
有彩色成分の分離を説明するための図、第8図は有彩色
成分の基本6色への分離を説明するための図、第9図は
有彩色の再現変換テーブルを示す図、第10図(イ)は
無彩色の再現変換テーブルを示す図、第10図(ロ)は
γ補正を説明するための図、第11図は印刷画像データ
からハイビジョン画像信号への変換処理工程を説明する
ための図、第12図はハイビジョン画像信号から画像デ
ータへ変換するための構成を示すブロック図、第13図
はハイビジョン画像信号から印刷用画像データへ変換す
るための構成を示すブロック図、第14図はメディアン
フィルタを示す図、第15図はシャープネス処理を説明
するための波形図、第16図はラプラシアンフィルタを
示す図、第17図は色変換処理部の全体構成を示す図、
第18図はγ補正を説明するための図、第19図は補色
変換処理を説明するための図、第20図は無彩色成分と
有彩色成分の分離を説明するための図、第21図は有彩
色の再現変換テーブルを示す図、第22図はOCRの処
理を説明するための図、第23図は無彩色再現変換テー
ブルを示す図、第24図は無彩色成分から墨データを作
成する変換テーブルを示す図、第25図はハイビジョン
画像信号から印刷用画像データへの変換処理工程を説明
するための図、第26図はリンギングを説明するための
図である。 1・・・ハイビジョン用VTR,2・・・ハイビジョン
用エンコーダ、3・・・ハイビジョン用デコータ、4・
・・ハイビジョン用カメラ、5・・・ハイビジタン用カ
ラーモニタ、6・・・D/A変換器、7・・・ハイビジ
ョン用メモリ、8a・・・実時間軸処理装置、8b・・
・A/D変換器、9・・・コンピュータ、10・・・カ
ラーモニタ、11・・・キーボード、12・・・タブレ
ット、13・・・マウス−114・・・磁気テープ装置
、15・・・磁気ディスク装置、16・・・製版用カラ
ースキャナー、17・・・フィルムレコーダ、18・・
・高解像度カラープリンタ、19・・・光ディスク、2
0・・・光デイスクドライバ、21・・・デコーダ、2
2・・・光カード、23・・・光カードリーグ、24・
・・光ディスク、25・・・光デイスクドライバ、26
・・・簡易スキャナー 、31・・・カラースキャナー
、32・・・トリミング・レイアウト処理部、33・・
・合成・特殊効果処理部、34・・・フィルタ処理部、
35・・・色変換処理部、41・・・UCR補正処理部
、42・・・T補正処理部、43・・・色成分分離処理
部、44・−・有彩色再現変換テーブル、45・・・無
彩色再現変換テーブル、46・・・合成処理部、51・
・・時間軸ノイズ低減処理部、52・・・波形等化輪郭
強調処理部、53・・・A/D変換部、61・・・ノイ
ズ低減処理部、62・・・シャープネス処理部、63・
・・色変換処理部、64・・・倍率変換処理部、71・
・・T補正処理部、72・・・補色変換処理部、73・
・・色成分分離処理部、74・・・を彩色再現変換テー
ブル、75・・・UCR処理部、76・・・無彩色再現
変換テーブル、77・・・合成処理部、78・・・墨デ
ータ作成処理部。 出  願  人  大日本印刷株式会社(外1名) 代理人 弁理士  蛭 川 晶 信(外2名)第7図 (ロ)  M Y 第8図 ン・−hI麿扁シ絨 第11図 第17図 第18図     第19図 麿、#ll改 良24図 無参色べ伊 第25図 第26図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハイビジョン画像信号の実時間軸領域処理を利用してノ
    イズを低減し、波形歪を補正し、輪郭を強調したハイビ
    ジョン信号を画像データに変換する手段と、変換された
    ハイビジョン画像データに含まれるノイズを低減するた
    めのノイズ低減手段と、ノイズ低減した画像データのボ
    ケ補正を行うシャープネス強調手段と、ボケ補正した画
    像のR、G、BデータをC、M、Y、Blデータに変換
    する色変換手段と、色変換したデータから印刷サイズに
    必要な画素データを作成する倍率変換手段とを備え、前
    記ノイズ低減手段のノイズ低減補正はノイズ低減フィル
    タにより行うと共に、前記シャープネス強調手段のボケ
    補正はエッジ強調フィルタにより行うことを特徴とする
    ハイビジョン画像信号から印刷画像データへの変換シス
    テム。
JP62059783A 1987-03-14 1987-03-14 ハイビジヨン画像信号から印刷画像デ−タへの変換システム Pending JPS63225871A (ja)

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