JP3355729B2 - ディジタル信号処理カメラ - Google Patents

ディジタル信号処理カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアナログ撮像信
号をディジタル化したディジタル信号にディジタル非線
形処理を施すディジタル信号処理カメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオカメラやビデオテープレ
コーダなどで取り扱う映像信号には、ガンマ補正、ニー
補正、ホワイトブラッククリップ、輪郭補正、ホワイト
バランス調整、色相調整、ディテールクリスプニング、
レベルディペンドなどの各種信号処理が施される。
【0003】例えばカラービデオカメラの場合、CCD
イメージセンサなどを用いた撮像部により得られる撮像
出力信号から輝度信号やクロマ信号を形成して出力する
撮像信号処理回路において、上記ガンマ補正、輪郭補
正、ホワイトバランス調整、色相調整などの各種信号処
理が施されるようになっている。
【0004】そして、撮像信号をディジタル化してディ
ジタル処理を施して出力するディジタル信号処理カメラ
では、予めいわゆるEEPROM(electrically erasa
bleand programmable read only memory)などの不揮発
性メモリに書き込まれている制御パラメータに基づい
て、上記ガンマ補正、輪郭補正、ホワイトバランス調
整、色相調整などを施す各種信号処理部が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入力信号に
対して上記ガンマ補正、ニー補正、ホワイトブラックク
リップ、ディテールクリスプニング、レベルディペンド
などのような非線形処理を施すと、波形が歪み、したが
って、入力信号に含まれる周波数成分の整数倍の成分が
発生するようになる。なお、この非線形処理による波形
歪みとは、例えば上記クリップをかけた場合には、当該
クリップのかかった波形になるということである。
【0006】すなわち、例えば、図5のA及びBに示す
ような周波数fの信号が入力された場合において、当該
周波数fの入力信号に対して上記ディジタル信号処理カ
メラで図5のCに示すような特性の非線形処理(この図
5の例ではクリップ)を施すと、上記図5のAのような
入力信号の波形が、図5のDに示すように波形の一部が
クリップされたものとなる。この図5のDに示す信号の
周波数成分には、図5のEに示すように、高次(n×
f:nは整数)の周波数成分が発生するようになる。
【0007】ここまでは、アナログ信号処理を行うビデ
オカメラも同じであるが、上記ディジタル信号処理を行
うビデオカメラ(ディジタル信号処理カメラ)の場合
は、アナログ映像信号をサンプリングするためのサンプ
リング周波数fsの半分のfs/2までの周波数成分の
信号しか表現できないという制約がある。
【0008】したがって、当該ディジタル信号処理カメ
ラの内部で行われる上記非線形処理で発生した上記fs
/2を越える周波数成分は、折り返して0〜fs/2の
どこかの周波数成分に置き代わってしまう。
【0009】どのように折り返すかというと、信号周波
数fとサンプリング周波数fsとの関係が (fs/2)・n≦f<(fs/2)・(n+1)
(nは0以上の整数) のとき、折り返した周波数f′は、 f′=(-1) n・f+(1/4) ・fs・{(2n+1)・(-1)n+1 +1} となる。
【0010】このように、非線形処理を受けると入力信
号の波形が歪み、アナログビデオカメラでは歪んだ波形
がそのまま出てくるだけなのに対し、ディジタル信号処
理カメラの場合には、歪んだ波形のfs/2を越える部
分が0〜fs/2のどこか別の周波数の偽信号(エリア
シング)として現れることになる。
【0011】ここで、従来の非線形処理を行うディジタ
ル信号処理カメラにおいては、例えば図6のAに示すよ
うに、周波数fに対する入力信号の上記サンプリング周
波数fsと、非線形処理を行う部分でのサンプリング周
波数とが同じとなっている。このような従来の非線形処
理を行うディジタル信号処理カメラに対して、サンプリ
ング周波数fsの半分の周波数(fs/2)に近い周波
数fの信号が入力信号として供給されると、図6のBに
示すように、上記非線形処理によって発生する高次の成
分(n×f:nは整数)Fhの折り返し成分Flが、上
記サンプリング周波数fsの半分の周波数(fs/2)
を越えた低域側の0〜fs/2の帯域(入力信号の周波
数fよりも低い帯域)に偽信号として発生するようにな
り、したがって、画質が劣化するようになる。
【0012】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
なされたものであり、非線形処理に起因する折り返し成
分がもたらす画質劣化を抑圧することのできるディジタ
ル信号処理カメラを提供することを目的とするものであ
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような実情
を鑑みてなされたものであり、第1の周波数のアナログ
映像信号を少なくとも第1の周波数の2倍以上の周波数
である第2の周波数のサンプリングクロックでサンプリ
ングしてディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換手段と、上記アナログ/ディジタル変換手段の出
力を上記第2の周波数よりも高い第3の周波数にアップ
コンバートするアップコンバート手段と、上記アップコ
ンバート手段の出力に対して所定のディジタル非線形処
理を施す非線形処理手段と、上記非線形処理手段の出力
のうち、所定の周波数帯域のみを通過させる帯域制限フ
ィルタ手段と、上記帯域制限フィルタ手段の出力を上記
第2の周波数に等しいか若しくは近い第4の周波数にダ
ウンコンバートするダウンコンバート手段とを有し、上
記帯域制限フィルタ手段は、上記第4の周波数の半分の
周波数以下を通過帯域とする帯域制限フィルタであるこ
とを特徴とするものである。
【0014】ここで、上記所定のディジタル非線形処理
は、レベル方向の非線形処理であり、例えば、クリップ
処理、ニー補正処理、ガンマ補正処理、ホワイトクリッ
プ処理等である。
【0015】また、上記第3の周波数は、上記ディジタ
ル非線形処理で発生する高次のレベルが充分低くなる周
波数の2倍以上の周波数とする。言い換えれば、当該第
3の周波数は、上記第3の周波数の半分の周波数を越え
て低域側に発生する上記ディジタル非線形処理による高
次成分の折り返し成分が、第1の周波数よりも高くなる
ような周波数とする。
【0016】
【0017】
【作用】本発明によれば、第1の周波数の入力信号を第
2の周波数でサンプリングするアナログ/ディジタル変
換手段の出力を、アップコンバート手段によって第2の
周波数よりも充分高い第3の周波数にアップコンバート
した後に、非線形処理手段での非線形処理を施すように
することで、非線形処理による高次の成分の低域側への
折り返し成分が、第1の周波数よりも低域側に発生しな
いようにしている。
【0018】また、非線形処理後の出力を第2の周波数
に等しいか若しくは近い第4の周波数の半分の周波数以
下を通過帯域とする帯域制限フィルタ手段を介すること
で、折り返し成分の通過を阻止し、さらに帯域制限フィ
ルタ手段の出力を第4の周波数にダウンコンバートする
ことで、アップコンバートで高くした周波数を下げるよ
うにしている。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照にしながら説明する。
【0020】図1には、本発明実施例のディジタル信号
処理カメラの概略構成を示している。すなわち、本実施
例のディジタル信号処理カメラは、図1に示すように、
CCDイメージセンサ1から取り出されアナログプロセ
ス部30を介して供給された第1の周波数fのアナログ
映像信号を、少なくとも第1の周波数fの2倍以上の周
波数である第2の周波数(サンプリング周波数fs)の
サンプリングクリップでサンプリングしてディジタル信
号に変換するアナログ/ディジタル(A/D)コンバー
タ8と、上記A/Dコンバータ8の出力を上記サンプリ
ング周波数fsよりも高い第3の周波数fs′にアップ
コンバートするアップコンバータ31と、上記アップコ
ンバータ31の出力に対してレベル方向の非線形処理で
あるクリップ、ニー補正、ガンマ補正、ホワイトクリッ
プ等のディジタル非線形処理を施す非線形処理部と、上
記非線形処理部の出力のうち上記第3の周波数fs′よ
りも低い周波数帯域のみを通過させる(サンプリング周
波数fsに等しいか若しくは近い第4の周波数fs″の
半分の周波数(fs″/2)以下を通過帯域とする)帯
域制限フィルタ39と、上記帯域制限フィルタ39の出
力を上記第4の周波数fs″にダウンコンバートするダ
ウンコンバータ40と、上記ダウンコンバータ40の出
力をサンプリング周波数fsと同じ周波数に基づいて周
波数fのアナログ映像信号に変換するディジタル/アナ
ログ(D/A)コンバータ40とを有することを特徴と
するものである。
【0021】ここで、本実施例のディジタル信号処理カ
メラでは、後述するように上記第3の周波数fs′を、
上記ディジタル非線形処理で発生する高次成分のレベル
が充分低くなる周波数の2倍以上の周波数とする。言い
換えれば、上記第3の周波数を、上記第3の周波数f
s′の半分(fs′/2)の周波数を越えて低域側に発
生する上記ディジタル非線形処理による高次成分の折り
返し成分が、第1の周波数fよりも高くなるような周波
数としている。
【0022】この図1において、被写体からの光は、レ
ンズ11を通じて入射されCCDイメージセンサ1によ
り3原色のR(赤),G(緑),B(青)の3つの撮像
信号に変換される。なお、上記撮像信号は、上記R,
G,Bの3チャネルあるが、この図1の例では説明を簡
略化するためそのうちの1チャネル分の信号のみ示して
いる。
【0023】上記CCDイメージセンサ1からは、例え
ば図2のAに示すような周波数fの成分を有する信号が
出力され、この周波数fの信号がアナログプロセス部3
0に送られる。
【0024】当該アナログプロセス部30は、例えば補
間フィルタ,ローパスフィルタ,プリアンプ,ビデオア
ンプ等を含むと共に、例えば、上記R,G,Bの撮像信
号について、上記CCDイメージセンサ1の欠陥補正や
該CCDイメージセンサ1の感度のばらつき等により
白、黒色に影響を与えるシェーディング歪等を補正する
ための信号処理をも行うものである。当該アナログプロ
セス部30からの信号は、アナログ/ディジタル(A/
D)コンバータ8に送られる。
【0025】当該A/Dコンバータ8は、図2のAに示
すようにサンプリング周波数fsのサンプリングクロッ
クで供給されたアナログ信号をディジタル信号に変換す
るものである。
【0026】ここで、後段において行われる非線形処理
でのサンプリング周波数と上記A/Dコンバータ8での
サンプリング周波数fsが同じであるとすると、前述し
たように、非線形処理による高次の成分の折り返し成分
が低域側に偽信号として発生するようになり、画質が劣
化することになる。
【0027】このため、本発明実施例のディジタル信号
処理カメラでは、上記A/Dコンバータ8からの信号を
さらにアップコンバータ31によって、図2のBに示す
ように、上記A/Dコンバータ8でのサンプリング周波
数fsよりも充分高い周波数fs′にアップコンバート
するようにしている。
【0028】当該アップコンバータ31からのディジタ
ル信号は、画像の輪郭部を映像信号上で補正して解像度
を上げるためのイメージエンハンサ32に送られる。当
該イメージエンサンサ32からの輪郭強調信号は、レベ
ル圧縮回路33によってレベル圧縮(又はクリップ)さ
れた後、加算器34によって上記アップコンバータ31
からのディジタル信号に加算される。これによって、本
実施例カメラでは輪郭強調がなされることになる。
【0029】上記加算器34の出力はクリップ回路35
によってある特定の基準電圧レベル以上或いは以下の波
形部分をクリップした後、ニー補正回路36に送られ
る。当該ニー補正回路36では所定のニー特性によって
上記クリップ回路35の出力信号にニー補正を施す。上
記ニー補正回路36の出力はさらにガンマ補正回路37
に送られる。当該ガンマ補正回路37では、上記ニー補
正回路36の出力に対して所定のガンマ補正を施す。
【0030】ここで、上記ニー補正回路36及びガンマ
補正回路37は、例えば、レベル圧縮・伸長処理手段と
して機能するものである。
【0031】すなわち、上記ニー補正回路36では、ニ
ー特性として所定のニースロープ及びニーポイントを示
す係数を用いたニー補正処理を撮像信号に施す。
【0032】なお、このニー補正処理の一具体例として
は、例えば、ニースロープ及びニーポイントを示す係数
を第1,第2の2種類用意しておき、この第1,第2の
2種類の係数を適宜選択して用いるようにすることがで
きる。例えば、図3の図中実線で示すような通常のニー
特性に対応する第1の種類の係数によるニー補正処理を
特定の色以外の領域の赤色(R)撮像信号に施したり、
第2の種類の係数に基づいて例えば図3の図中破線で示
すようなニー特性のニー補正処理を特定の色の領域の赤
色(R)撮像信号に施したりする。このように、ニー補
正係数を変えることにより、特定の色(例えば肌色)の
領域の撮像信号に対して最適なニー特性のニー補正処理
を施すことができ、その色をより美しく再現することが
可能になる。
【0033】また、上記ガンマ補正回路37でも、所定
のガンマ補正係数を用いたガンマ補正処理を撮像信号に
施す。
【0034】なお、このガンマ補正処理においても、そ
の一具体例として例えば、ガンマ補正係数を第1,第2
の2種類用意しておき、この第1,第2の2種類の係数
を適宜選択して用いるようにすることができる。例え
ば、図4の図中実線で示すような通常のガンマ特性(γ
=0.5)に対応する第1の種類のガンマ補正係数によ
るガンマ補正処理を特定の色以外の領域の赤色(R)撮
像信号に施したり、第2の種類のガンマ補正係数に基づ
いて例えば図4の図中一点鎖線で示すようなガンマ特性
(γ=0.4)のガンマ補正処理を特定の色の領域の赤
色(R)撮像信号に施したりする。また、上記特定の色
の領域の赤色(R)撮像信号に対するガンマ特性として
は、上記図4の図中に一点鎖線で示したガンマ特性(γ
=0.4)に限定されることなく、例えば図4の図中に
破線で示すガンマ特性(γ=0.6)にするなど、任意
に設定することができる。このようにガンマ補正係数を
変えることにより、特定の色(例えば肌色)の領域の撮
像信号に対して最適なガンマ特性のガンマ補正処理を施
すことができ、その色をより美しく再現することが可能
になる。
【0035】さらに、上記ガンマ補正回路37の出力は
ホワイトクリップ回路38に送られる。当該ホワイトク
リップ回路38では、上記ガンマ補正回路37の出力に
対して所定のホワイトクリップ処理を施す。
【0036】これらクリップ回路35、ニー補正回路3
6、ガンマ補正回路37、ホワイトクリップ回路38
が、本実施例のディジタル信号処理カメラの非線形処理
部となり、これら非線形処理部を介することで、上記図
2のBの信号には、図2のCに示すように高次の成分F
h′が発生する。
【0037】この場合も上記サンプリング周波数fs′
の半分の周波数(fs′/2)を越える周波数成分の折
り返し成分Fl′は、0〜fs′/2の周波数帯域に偽
信号として現れることになる。
【0038】ところが、本発明実施例のディジタル信号
処理カメラでは、上述したように、アップコンバータ3
1によって、A/Dコンバータ8の出力信号の周波数を
上記サンプリング周波数fsよりも充分高い周波数f
s′としているため、当該周波数fs′の半分の周波数
(fs′/2)を越えて低域側に発生する周波数成分の
折り返し成分Fl′は、入力信号の周波数fよりも低域
側には発生することがない。
【0039】次に、上記ホワイトクリップ回路38の出
力は、例えば0〜fs″/2の周波数までを通過させる
例えばローパスフィルタからなる帯域制限フィルタ39
を介することで、図2のDの図中斜線で示す周波数帯域
のみ通過される。この帯域制限フィルタ39の出力は、
図2のEに示すようになる。なお、上記周波数fs″
は、前記A/Dコンバータ8におけるサンプリング周波
数fsに等しいか若しくは近い周波数である。
【0040】その後、当該帯域制限フィルタ39の出力
は、ダウンコンバータ40に送られる。当該ダウンコン
バータ40は、供給された信号の周波数を、上記A/D
コンバータ8でのサンプリング周波数fsに等しいか若
しくは近い周波数fs″にダウンコンバートするもので
ある。
【0041】当該ダウンコンバータ40を介すること
で、上記図2のEの周波数成分は、図2のFのようにな
る。すなわち、当該図2のFに示すように、上記周波数
fs″の半分の周波数以下(0〜fs″/2)で、上記
入力信号の周波数fよりも低い帯域には上記非線形処理
部による上記折り返しの偽信号はなくなる。
【0042】上記ダウンコンバータ40の出力は、D/
A(ディジタル/アナログ)コンバータ41によって、
アナログ信号に変換された後、出力端子42からアナロ
グの映像信号として取り出される。
【0043】上述したように、本実施例のディジタル信
号処理カメラによれば、サンプリング周波数fsのA/
Dコンバータ8の出力を、アップコンバータ31によっ
て上記サンプリング周波数fsよりも充分高い周波数f
s′にアップコンバートした後に、非線形処理部での非
線形処理を行い、その後、上記周波数fsに等しいか若
しくは近い周波数fs″の半分の周波数(fs″/2)
以下を通過帯域とする帯域制限フィルタ39を介し、さ
らに当該帯域制限フィルタ39の出力を周波数fs″に
ダウンコンバートするダウンコンバータ40を介するこ
とで、非線形処理による高次の成分が低域側に折り返し
て生ずる偽信号を抑圧することができ、したがって、画
質の劣化を防止することができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のビデオカメラ装置においては、第1の周波数の入力
信号を第2の周波数でサンプリングするアナログ/ディ
ジタル変換手段の出力を、アップコンバート手段によっ
て第2の周波数よりも充分高い第3の周波数にアップコ
ンバートした後に、非線形処理手段での非線形処理を行
い、第2の周波数に等しいか若しくは近い第4の周波数
の半分の周波数以下を通過帯域とする帯域制限フィルタ
手段を介し、さらに帯域制限フィルタ手段の出力を第4
の周波数にダウンコンバートするダウンコンバーと手段
を介することで、非線形処理による高次の成分が低域側
に折り返して生ずる偽信号を抑圧することができ、した
がって、画質の劣化を防止することが可能となってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のディジタル信号処理カメラの概
略構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明実施例のディジタル信号処理カメラの各
部での信号の周波数成分を示す図である。
【図3】本実施例のディジタル信号処理カメラにおける
一具体例のニー補正について説明するための特性図であ
る。
【図4】本実施例のディジタル信号処理カメラにおける
一具体例のガンマ補正について説明するための特性図で
ある。
【図5】非線形処理によって発生する高次成分について
説明するための図である。
【図6】A/D変換のサンプリング周波数とディジタル
非線形処理での周波数が等しい場合に低域側に発生する
偽信号について説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・CCDイメージセンサ 8・・・・・・・・A/Dコンバータ 11・・・・・・・レンズ 30・・・・・・・アナログプロセス部 31・・・・・・・アップコンバータ 32・・・・・・・イメージエンハンサ 33・・・・・・・レベル圧縮回路 34・・・・・・・加算器 35・・・・・・・クリップ回路 36・・・・・・・ニー補正回路 37・・・・・・・ガンマ補正回路 38・・・・・・・ホワイトクリップ回路 39・・・・・・・帯域制限フィルタ 40・・・・・・・ダウンコンバータ 41・・・・・・・D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−229782(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 9/44 - 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数のアナログ映像信号を少な
    くとも第1の周波数の2倍以上の周波数である第2の周
    波数のサンプリングクロックでサンプリングしてディジ
    タル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段と、 上記アナログ/ディジタル変換手段の出力を上記第2の
    周波数よりも高い第3の周波数にアップコンバートする
    アップコンバート手段と、 上記アップコンバート手段の出力に対して所定のディジ
    タル非線形処理を施す非線形処理手段と、 上記非線形処理手段の出力のうち、所定の周波数帯域の
    みを通過させる帯域制限フィルタ手段と、 上記帯域制限フィルタ手段の出力を上記第2の周波数に
    等しいか若しくは近い第4の周波数にダウンコンバート
    するダウンコンバート手段とを有し、 上記帯域制限フィルタ手段は、上記第4の周波数の半分
    の周波数以下を通過帯域とする帯域制限フィルタである
    こと を特徴とするディジタル信号処理カメラ。
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