JPH05345411A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH05345411A
JPH05345411A JP15532592A JP15532592A JPH05345411A JP H05345411 A JPH05345411 A JP H05345411A JP 15532592 A JP15532592 A JP 15532592A JP 15532592 A JP15532592 A JP 15532592A JP H05345411 A JPH05345411 A JP H05345411A
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JP
Japan
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head cartridge
carrier
head
recording
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP15532592A
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English (en)
Inventor
Akira Nagatomo
彰 長友
Nozomi Nishihata
西端  望
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05345411A publication Critical patent/JPH05345411A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドカートリッジをキャリアに平行に装着
し、印字品位を向上する。 【構成】 ヘッドカートリッジ1の背面にはバーコード
53が貼り付けられ、このバーコード53は、ヘッドカ
ートリッジ1の高さ方向に延びる複数本のバーを有して
いる。キャリア2がガイドシャフト10bに沿って移動
する際、装置本体(不図示)に固定された反射型光学検
出素子54は、バーコード53を読み取る。ヘッドカー
トリッジ1がキャリア2の移動方向に対して傾斜してい
る場合には、反射型光学検出素子54のバーコード53
に対する走査方向はバーコード53の各バーと直交せ
ず、反射型光学検出素子54により読み取られた波形が
ROM(不図示)に予め設定された適正波形と一致しな
いことにより、前記傾斜を検出できる。傾き調整用モー
タ55によってヘッドカートリッジ1を移動させ、ヘッ
ドカートリッジ1を水平にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出して記録
を行うためのインクジェット記録ヘッドと該インクジェ
ット記録ヘッドに供給するためのインクを収容するイン
クタンクとが一体になったヘッドカートリッジが、キャ
リアに対して着脱自在に搭載されるインクジェット記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置の記録ヘッド、
特に記録用液滴の吐出エネルギ発生手段に電気熱変換体
を用いてなる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出した飛
翔用液滴を形成する為の吐出口を高密度に配列できるた
めに高解像記録が可能なこと、記録ヘッドとして全体的
な小型化も容易なこと、最近の半導体分野における技術
の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工
技術の長所を十二分に活用でき、長尺化および面状化
(2次元化)が容易であること等により、マルチノズル
化および高密度実装化が容易で、しかも大量生産時の生
産性が良く製造費用も廉価にできるものとして特に注目
されている。
【0003】その中で取り扱いの容易な、記録ヘッドと
該記録ヘッドに供給するためのインクを収容するインク
タンクとが一体となったヘッドカートリッジが大量に生
産されており、このヘッドカートリッジを搭載するイン
クジェット記録装置として、以下の(1)および(2)
のものがある。 (1)ヘッドカートリッジを簡単に交換でき、ヘッドカ
ートリッジを交換する毎に、ヘッドカートリッジのキャ
リアに対する傾きを防止するための位置設定部材を基準
位置に当たるようにしている。 (2)インクタンクとインクを吐出するための記録ヘッ
ドとが一体となったヘッドカートリッジを記録装置側の
キャリアに搭載するにあたっては、インクを紙などの被
記録媒体の適切な位置に正確に付着させ記録を行うこと
と、記録信号を伝達するための接続端子をキャリア側の
電気基板に適切に接続させなければならないことから、
ヘッドカートリッジを適切な位置に固定して装着する必
要がある。
【0004】ヘッドカートリッジを、キャリアに対して
若干回転させた状態で、キャリアの上方や後方からキャ
リアに載せた後、固定用のレバーなどを操作してヘッド
カートリッジを所定の突き当て部材に圧接し固定する構
造のものであった。
【0005】以下、図25を参照し、この従来例を説明
する。図25は従来例の要部を示す図であり、ヘッドカ
ートリッジをキャリアに装着する直前の状態を示してい
る。
【0006】ヘッドカートリッジ101は、複数のイン
ク吐出口(不図示)が設けられた吐出口形成面103を
有するベース104を備え、このベース104の図示裏
側の一側面には、キャリア102側のフレキシブル基板
105からの電気信号を受けるための電気基板(不図
示)が設けられている。キャリア102の底部には、後
述する突き当て部110を有する支持板115が一体的
に立設されており、この支持板115の溝内には、複数
の突起106を有するゴムパッド106と、キャリア1
02を貫通するフレキシブル基板105が嵌め込まれて
いる。符号107はヘッドカートリッジ101の着脱操
作を行うためのコンタクトレバーであり、このコンタク
トレバー107は、キャリア102に設けられた軸(不
図示)によって回動自在に支持される。このコンタクト
レバー107の一部にはフック108が係合し、このフ
ック108は、矢印a方向に曲線運動を行い、ヘッドカ
ートリッジ101の背部に設けられた突起部109と係
合する。また、コンタクトレバー107の先端を図示し
ているように、下げると、フック108はコンタクトレ
バー107側に引きこまれ、コンタクトレバー107の
先端を上げると、フック108はヘッドカートリッジ1
01の取付方向である矢印a方向に引き出される。キャ
リア102の支持板115に設けられた突き当て部11
0は、ヘッドカートリッジ101との位置決めを行うた
めの突起である。この突き当て部110は、ゴムパッド
106とフレキシブル基板105とを貫通している。1
11はキャリア102の前方部において立設される立設
部であり、この立設部111の中央付近に、ヘッドカー
トリッジ101の前面に設けられた突起部112との嵌
合を行うための穴部113が設けられている。
【0007】次に、ヘッドカートリッジ101をキャリ
ア102へ装着する際の動作について説明する。
【0008】コンタクトレバー107の先端を上に持ち
上げて予めフック108を矢印a方向に引き出してお
く。その後、ヘッドカートリッジ101を、キャリア1
02の移動方向(矢印X方向)を含む水平面上で図中矢
印c方向に少し回転させた状態で、キャリア102の支
持板115がヘッドカートリッジ101の穴部114に
挿入するように下ろしてキャリア102に載せる。コン
タクトレバー107の先端を下げると、これにともない
フック108はコンタクトレバー107側に引き込ま
れ、フック108と係合しているヘッドカートリッジ1
01の突起部109もコンタクトレバー107側に引き
込まれる。ヘッドカートリッジ101のキャリア102
への位置決めは、矢印x方向はキャリア102の立設部
111の図示裏側の側端面とヘッドカートリッジ101
のベース104の突き当て、およびキャリア102の突
き当て部110とヘッドカートリッジ101のベース1
04の突き当てで決められ、矢印y方向と矢印z方向は
キャリア102の穴部113へのヘッドカートリッジ1
01の突起部112の嵌合で行なわれる。また、フック
108はコンタクトレバー107内に設けられたコイル
ばね(不図示)によって常にヘッドカートリッジ101
と反対方向に付勢されており、ヘッドカートリッジ10
1のベース104は、位置決め用の突き当て部110と
立設部111とに常に突き当てられている。この結果、
ヘッドカートリッジ101のベース104に取り付けら
れた電気基板(不図示)の電気接点は、キャリア102
のフレキシブル基板105に圧接され、キャリア102
とヘッドカートリッジ101との電気的結合が行われ
る。フレキシブル基板105の裏側に設けられたゴムパ
ット106の複数の突起106aはこの電気的結合を確
実に行うためのもので、フレキシブル基板105の各接
点をヘッドカートリッジ101の各電気接点に押しつけ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下に記載するような問題点があった。
【0010】(1)のものは、位置設定部材の摩耗によ
り基準位置が狂うことや、ヘッドカートリッジに、基準
位置を設定する為の高精度な前記位置設定部材を実装す
るために、ヘッドカートリッジのコストが高くなる問題
点がある。また、ヘッドカートリッジと位置設定部材と
の間に塵埃等が侵入すると、基準位置が狂う恐れがあ
る。この基準位置の狂いによりヘッドカートリッジのキ
ャリアの移動方向に対する傾きが発生すると、特に高密
度印字では印字結果が劣化するという問題点もある。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ヘッドカートリッジのコストが低減するとと
もに、ヘッドカートリッジの傾きが防止されて、印字品
位が向上するインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0012】(2)のものは、図25に示したように、
ヘッドカートリッジ101をキャリア102上に取り付
ける際、キャリア102上の支持板115に対し最初斜
めに回転させる必要があり、ヘッドカートリッジ101
を装着しずらい。
【0013】また、ヘッドカートリッジ101とキャリ
ア102との位置決め用の突き当て部110と、フレキ
シブル基板105の位置関係は固定されているので、ヘ
ッドカートリッジ101とフレキシブル基板105の導
通を確実に行うためには、位置決め用の突き当て部11
0とフレキシブル基板105との位置関係の精度を高精
度に設定する必要があるが、このためコストが高くな
り、また、精度が得られない場合は、フレキシブル基板
105とヘッドカートリッジ101との導通が行えな
い。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ヘッドカートリッジをキャリアに装着しやす
いとともに、ヘッドカートリッジのキャリア側への導通
が確実になり、低コストなインクジェット記録装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、記録ヘッドと該記録ヘッドに供給するため
のインクを収容するインクタンクとが一体となったヘッ
ドカートリッジが、所定の経路を往復移動するキャリア
に着脱自在に設けられるインクジェット記録装置におい
て、前記ヘッドカートリッジの少なくとも一面に設けら
れたバーコードと、装置本体に設けられた、前記バーコ
ードを読み取るための読取り手段と、前記ヘッドカート
リッジの、前記キャリアの移動方向に対する傾きを調整
するための傾き調整機構と、前記読取り手段により読み
取られるバーコードの電気信号の波形と、予め設定され
た、前記ヘッドカートリッジが前記キャリアの移動方向
に対して平行にある状態での適正波形とを比較し、該比
較結果が異なっている場合、前記読取り手段により読み
取られるバーコードの電気信号の波形が前記適正波形と
一致するまで、前記傾き調整機構を制御する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、記録ヘッドと該記録ヘッ
ドに供給するためのインクを収容するインクタンクとが
一体となったヘッドカートリッジが、所定の経路を往復
運動するキャリアに着脱自在に設けられるインクジェッ
ト記録装置において、前記キャリア上には、前記キャリ
アの移動方向である第1の方向と該第1の方向と直交し
かつヘッドカートリッジの底面上にある第2の方向とに
おけるヘッドカートリッジの位置決めをそれぞれ行うた
めの第1突き当て部および第2突き当て部と、前記ヘッ
ドカートリッジとの電気的結合を行うための、側方に電
気基板を備え、かつ第1の方向および第2の方向と直交
する第3の方向におけるヘッドカートリッジの位置決め
を行うための凸部材とが設けられ、該凸部材はキャリア
本体と分離して回動もしくは直線運動可能であり、さら
に、前記キャリア上には、前記凸部材を前記ヘッドカー
トリッジ側に付勢するための付勢手段と、前記凸部材を
回動もしくは直線運動を操作して前記ヘッドカートリッ
ジに固定するための操作機構とを設けたことを特徴とす
る。
【0017】記録ヘッドは熱エネルギーを利用してイン
クを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生する
ための電気熱変換体を備えたものとすることができる。
【0018】
【作用】上記のとおり構成された請求項1に記載の発明
では、キャリアに搭載されたヘッドカートリッジのバー
コードは読取り手段により読み取られる。読み取られた
バーコードの電気信号の波形は、制御手段に入力され、
制御手段は、この電気信号の波形と、ヘッドカートリッ
ジがキャリアの移動方向に対して平行にある状態での予
め設定された適正波形とを比較する。該比較結果が異な
っている場合、制御手段は、読取り手段により読み取ら
れるバーコードの電気信号の波形が前記適正波形と一致
するまで、傾き調整機構を制御することにより、該傾き
調整機構によってヘッドカートリッジはキャリアの移動
方向に対して平行になる。
【0019】請求項2に記載の発明では、ヘッドカート
リッジを、キャリアに対して平行にした状態で、キャリ
アの支持板がヘッドカートリッジの穴部に挿入するよう
に直っすぐ下ろしてキャリアに載せる。操作機構を操作
して支持板を回動もしくは直線移動させヘッドカートリ
ッジに固定すると、ヘッドカートリッジは、第1の突き
当て部および第2の突き当て部にそれぞれ突き当てら
れ、キャリアの移動方向である第1の方向と該第1の方
向と直行しかつヘッドカートリッジの底面上にある第2
の方向において位置決めされるとともに、ヘッドカート
リッジの電極は、キャリア側の電気基板に圧接され、互
いに電気的に結合される。また、ヘッドカートリッジは
凸部材によって、第1の方向および第2の方向と直行す
る第3の方向に位置決めされる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)まず、本発明のインクジェット記録装置
の全体構成について、図1を参照して説明する。
【0021】インクジェット記録装置は、ヘッドカート
リッジ1が装着されたカートリッジ搭載部材としてのキ
ャリア2が、駆動モータ10aの駆動力を伝達する駆動
ベルト10の一部に連結されて、互いに平行に配設され
た2本のガイドシャフト10b,10cに対して摺動可
能に取付けられており、前記駆動モータ10aの駆動力
により、ヘッドカートリッジ1が、該ヘッドカートリッ
ジ1の吐出口形成面に対向して配置されたプラテン9上
に、不図示の媒体給送装置から給送される記録紙(被記
録媒体)の全幅にわたって往復運動して該記録紙への記
録を行なう構成となっている。
【0022】また、ヘッドカートリッジ1の記録動作に
おける往復運動の範囲外で、ヘッド回復動作の際にヘッ
ドカートリッジ1が移動される位置(図中ガイドシャフ
ト10bの左端、以下「回復ポジション」と称す。)に
おいて、該ヘッドカートリッジ1の吐出口形成面に対向
して伝動機構8を介したクリーニング用モータ6の駆動
力によって駆動され、前記ヘッドカートリッジ1の吐出
口形成面をキャッピングするキャップ3を備えたヘッド
回復装置5が設けられている。
【0023】このヘッド回復装置5は、ヘッド回復動作
の際、キャップ3によるヘッドカートリッジ1の吐出口
形成面のキャンピングに関連して、後述する回復系ポン
プ(不図示)によるインク吸引もしくは、ヘッドカート
リッジ1へのインク供給経路に設けた適宜の加圧手段に
よるインク圧送を行ない、インクを吐出口より強制的に
排出させて、吐出口内の増粘インクを除去する等のヘッ
ド回復動作を行なう。このヘッド回復処理によりヘッド
カートリッジ1の各吐出口から吐出不良要因とともに排
出された廃インクは、貯留部材としての廃インクタンク
12に移送されて貯留される。
【0024】さらに、ヘッド回復装置5の側面には、シ
リコンゴムで形成されるワイピング部材としてのブレー
ド4がブレード保持部材7によってカンチレバー形態で
保持され、ヘッド回復装置5と同様、クリーニング用モ
ータ6および伝動機構8によって動作し、ヘッドカート
リッジ1の吐出口形成面との係合が可能となる。これに
より、ヘッド回復装置5を用いたヘッド回復動作後に、
ブレード4を記録ヘッドカートリッジ1の移動経路中に
突出させ、ヘッドカートリッジ1の移動動作に伴なって
記録ヘッドカートリッジ1の吐出口形成面における結
露、濡れあるいは塵埃等を拭き取る。ヘッドカートリッ
ジ1は、インクを吐出して記録を行うための記録ヘッド
と、該記録ヘッドに供給するためのインクを収容するイ
ンクタンクとが一体になったものである。
【0025】図2に示すように、記録ヘッド11には、
列状に設けられた複数個の吐出口1bから記録液を吐出
させるために、印加電圧が供給される熱エネルギーを発
生させる電気熱変換体1aが各液路毎に配設されてい
る。そして駆動信号を印加することによって、前記電気
熱変換体1aに熱エネルギーを発生せしめて膜沸騰を生
じインク液路内に気泡を形成する。そしてこの気泡の成
長によって前記吐出口1bからインク滴を吐出させる。
【0026】図3は、ヘッドカートリッジ1をキャリア
2に装着する直前の状態を示す斜視図であり、この図に
示すように、ヘッドカートリッジ1は、複数のインク吐
出口(不図示)が設けられた吐出口形成面40を有する
ベース41を備え、このベース41の図示裏側の一側面
には、キャリア2側のフレキシブル基板42からの電気
信号を受けるための電気基板(不図示)が設けられてい
る。キャリア2の底部には、後述する突き当て部47を
有する支持板52が一体的に立設されており、この支持
板52の溝内には、複数の突起43aを有するゴムパッ
ド43と、キャリア2を貫通するフレキシブル基板42
が嵌め込まれている。符号44はヘッドカートリッジ1
の着脱操作を行うためのコンタクトレバーであり、この
コンタクトレバー44は、キャリア2に設けられた軸
(不図示)によって回動自在に支持される。このコンタ
クトレバー44の一部にはフック45が係合し、このフ
ック45は、矢印a方向に曲線運動を行い、ヘッドカー
トリッジ1の背部に設けられた突起部46と係合する。
またコンタクトレバー44の先端を図示しているよう
に、下げると、フック45はコンタクトレバー44側に
引きこまれ、コンタクトレバー44の先端を上げると、
フック45はヘッドカートリッジ1の取付方向である矢
印a方向に引き出される。キャリア2の支持板52に設
けられた突き当て部47は、ヘッドカートリッジ1との
位置決めを行うための突起である。この突き当て部47
は、ゴムパッド43とフレキシブル基板42とを貫通し
ている。符号48はキャリア2の前方部において立設さ
れる立設部であり、この立設部48の中央付近に、ヘッ
ドカートリッジ1の前面に設けられた突起部49との嵌
合を行うための穴部50が設けられている。
【0027】図4の(A),(B)に示すように、ヘッ
ドカートリッジ1の背面にはバーコード53が設けられ
ており、このバーコード53は、図5に示すように、ヘ
ッドカートリッジ1の高さ方向に延る25本のバー53
1 〜5325が等間隔に並んだものであり、これらのバー
531 〜5325のうち図示左側より3番目、4番目、5
番目、8番目、9番目、12番目、14番目、17番
目、20番目、21番目、23番目および25番目のバ
ーの幅は、他のバーの幅よりも大きくなっている。
【0028】図6および図7に示すように、装置本体
(不図示)に固定された反射型光学検出素子54は、キ
ャリア2がガイドシャフト10bに沿って移動する際、
ヘッドカートリッジ1のバーコード53を読み取るため
の読取り手段であり、読み取ったバーコード53の電気
信号の波形は後述するMPU(不図示)に入力される。
【0029】ヘッドカートリッジ1の一端部底面にはラ
ック57の一端が固定されており、このラック57は、
ヘッドカートリッジ1の前後方向における重心に固定さ
れ、かつキャリア2の孔2a(図3参照)を貫通してキ
ャリア2の下面より突出している。
【0030】傾き調整用モータ55は、ヘッドカートリ
ッジ1の記録動作における往復運動の範囲外で、かつ前
記回復ポジション(図1中ガイドシャフト10bの左
端)とは反対側に設けられており、この傾き調整用モー
タ55は装置本体(不図示)に固定され、その出力軸5
5aには、ピニオン56が固着されている。キャリア2
が前記回復ポジションとは反対側に位置するとき、ラッ
ク57がピニオン56に噛合する(図6の状態)。ラッ
ク57およびピニオン56により駆動機構58が構成さ
れ、ラック57、ピニオン56および傾き調整用モータ
55により、傾き調整機構が構成されている。また、キ
ャリア2が前記回復ポジションとは反対側の位置に移動
される際、バーコード53は反射型光学検出素子54に
よって読み取られる。
【0031】図8に示すように、制御手段59のROM
61には、図9の(A)に示すように、ヘッドカートリ
ッジ1がキャリア(不図示)の移動方向に対して水平に
搭載されている状態におけるバーコード53の適正波形
(図9の(B)参照)が予め設定されている。この適正
波形の25つのハイレベル641 〜647 (648 〜6
25は不図示)はバーコード53の各バー531 〜53
25(図5参照)にそれぞれ対応する。MPU60は、反
射型光学検出素子54により読み取られるバーコード5
3の電気信号の測定波形を入力するとともに、ROM6
1から前記適正波形を入力し、これらを比較する。モー
タドライバ63は、MPU60より比較結果を入力し、
前記測定波形が前記適正波形に一致するまで、傾き調整
用モータ55を駆動制御するものである。
【0032】次に、本実施例の動作について説明する。
【0033】図3に示すように、コンタクトレバー44
の先端を上に持ち上げて予めフック45を矢印a方向に
引き出しておく。その後、ヘッドカートリッジ1を、キ
ャリア2の移動方向(矢印x方向)を含む水平面上で図
中矢印c方向に少し回転させた状態で、キャリア2の支
持板52がヘッドカートリッジ1の穴部51に挿入する
ように下ろしてキャリア2に載せる。コンタクトレバー
44の先端を下げると、これにともないフック45はコ
ンタクトレバー44側に引き込まれ、フック45と係合
しているヘッドカートリッジ1の突起部46もコンタク
トレバー44側に引き込まれる。ヘッドカートリッジ1
のキャリア2への位置決めは、矢印x方向はキャリア2
の立設部48の図示裏側の側端面とヘッドカートリッジ
1のベース41の突き当て、およびキャリア2の突き当
て部47とヘッドカートリッジ1のベース41の突き当
てで決められ、矢印y方向と矢印z方向はキャリア2の
穴部50へのヘッドカートリッジ1の突起部49の嵌合
で行なわれる。また、フック45はコンタクトレバー4
4内に設けられたコイルばね(不図示)によって常にヘ
ッドカートリッジ1と反対方向に付勢されており、ヘッ
ドカートリッジ1のベース41は、位置決め用の突き当
て部47と立設部48とに常に突き当てられている。こ
の結果、ヘッドカートリッジ1のベース41に取り付け
られた電気基板(不図示)の電気接点は、キャリア2の
フレキシブル基板42に圧接され、キャリア2とヘッド
カートリッジ1との電気的結合が行われる。フレキシブ
ル基板42の裏側に設けられたゴムパッド43の複数の
突起43aはこの電気的結合を確実に行うためのもの
で、フレキシブル基板42の接点をヘッドカートリッジ
1の前記電気接点に押しつけている。
【0034】この状態で、図6および図8に示すよう
に、キャリア2を前記回復ポジションとは反対側の位置
に移動させ、この際、反射型光学検出素子54によって
バーコード53を読み取る。図9の (A)に示すよう
に、ヘッドカートリッジ1がキャリア2の移動方向に対
して水平に搭載されているならば、反射型光学検出素子
54で読み取られる波形は図9の(B)に示す適正波形
と一致し、こののち、ヘッドカートリッジ1はヘッドド
ライバ62により駆動され、通常の記録動作が行われ
る。図9の (A)の中、符号38は、反射型光学検出素
子(不図示)54のバーコード53に対する走査線を示
しており、この場合、ヘッドカートリッジ1はキャリア
2 (図3および図6参照)の移動方向に対して水平状態
にあるので、前記走査線38は、バーコード53の各バ
ーと直交する。
【0035】万が一、図10の(A)に示すように、ヘ
ッドカートリッジ1がキャリア2に対して後方視左に傾
いて搭載されている場合には、反射型光学検出素子54
によってバーコード53が読み取られる際、走査線38
はバーコード53の各バーとは直交せず、その結果、反
射型光学検出素子54で読み取られる波形は、図10の
(B)に示すようになり、25つのハイレベル651
657 (658 〜57 25は不図示)の幅は、図9の
(B)に示した適正波形の各ハイレベル641 〜647
の幅よりも大きくなる。
【0036】これにより、図6および図8に示したよう
に、モータドライバ63により、傾き調整用モータ55
が駆動制御され、ピニオン56およびラック57を介し
てヘッドカートリッジ1の一端部を上方あるいは下方へ
微小量移動させる。そして、キャリア2を前記回復ポジ
ション側に、バーコード53の幅とほぼ等しい距離だけ
移動させ、再びキャリア2を前記回復ポジションとは反
対側の位置に移動させ、この際反射型光学検出素子54
によって再びバーコード53を読み取る。読み取った波
形が図9の(B)に示す適正波形と一致しているなら
ば、ヘッドカートリッジ1はヘッドドライバ62により
駆動され、通常の記録動作が行なわれる。読み取った波
形が適正波形と一致していないならば、一致するまで、
上述したのと同様な動作が再び行なわれる。
【0037】一方、図11の(A)に示すように、ヘッ
ドカートリッジ1がキャリア2に対して後方視右に傾い
た状態で搭載されている場合には、反射型光学検出素子
54によってバーコード53が読み取られる際、走査線
38はバーコード53の各バーとは直交せず、その結
果、反射型光学検出素子54で読み取られる波形は、ヘ
ッドカートリッジ1が左に傾いている状態と同様に、図
11の(B)に示すようになり、25つのハイレベル6
1 〜667 (668 〜6625は不図示)の幅は、図9
の(B)に示した適正波形の各ハイレベル641 〜64
7 の幅よりも大きくなる。
【0038】これにより、図6および図8に示したよう
に、モータドライバ63により傾き調整用モータ55が
駆動制御され、ピニオン56およびラック57を介して
ヘッドカートリッジ1を上方あるいは下方へ微小量移動
させる。これ以降、読み取った波形が適正波形と一致す
るまで、上述した動作と同様な動作が行われる。 (第2実施例)次に、第2実施例について説明する。
【0039】図12の(A)に示すように、バーコード
67の各バーの形状は直線状ではなく、円弧状になって
いる。詳述すると、図12の(B)に示すように、バー
コード67は、同心で等間隔の9本の円弧状のバー67
1 〜679 で構成されている。各バー671 〜679
幅は下部ほど大きくなっており、各バー671 〜67 9
の一点鎖線で示した中心の幅において、図示左側より3
番目、4番目および5番目のバー673 ,674 ,67
5 の幅は、他のバーの幅よりも大きくなっている。
【0040】そして、本実施例では、図8に示すよう
に、反射型光学検出素子54にて検出されるバーコード
の電気信号の波形の各ハイレベルの幅とROM61に予
め設定された適正波形(図13の(B)参照)の各ハイ
レベルの幅との差がMPU60に予め設定された許容値
より小さい場合には、傾き調整用モータ55を駆動させ
ない代わりに、記録時において、ヘッドドライバ62が
ヘッドカートリッジ1の各吐出口(不図示)への駆動信
号の印加タイミングを調整することにより、ヘッドカー
トリッジ1の傾きによる吐出結果の悪化を防止するもの
である。この駆動信号の印加タイミングの調整とは、図
17の(A),(B)および図18の(A),(B)に
示すように、記録時におけるキャリアの移動方向(矢印
X方向)側にある吐出口711 〜718 ほど駆動信号7
1 〜738 ,741 〜748 の印加時刻を遅らせるこ
とにより、傾きがない場合のように、各吐出口711
71 8 から吐出されるインク滴が図17の(C)および
図18の(C)に示すように、鉛直方向に並ぶようにす
ることである。その他の構成は第1実施例のものと同一
である。
【0041】次に、本実施例の動作について説明する。
【0042】第1実施例と同様に、図12の(A)に示
したヘッドカートリッジ1をキャリア(不図示)に装着
し、図8に示すように、キャリアを前記回復ポジション
とは反対側の位置に移動させ、この際、反射型光学素子
54によってバーコード67を読み取る。図13の
(A)に示すように、ヘッドカートリッジ1がキャリア
2の移動方向に対して水平に搭載されているならば、走
査線39はバーコード67の中心を通り、反射型光学検
出素子54で読み取られる波形は図13の(B)に示す
適正波形と一致し、こののち、ヘッドカートリッジ1は
ヘッドドライバ62により駆動され、通常の記録が行な
われる。このとき、図16の(A)に示すように、各吐
出口711 〜718 が傾いておらず、各吐出口に印加す
る駆動信号721 〜728 は、図16の(B)に示すよ
うに、通常のタイミングである。
【0043】万が一、図14の(A)に示すように、ヘ
ッドカートリッジ1がキャリアに対して後方視左に傾い
て搭載されている場合には、反射型光学検出素子54に
よってバーコード67が読み取られる際、走査線39は
バーフード67の各バーの下部を通り、その結果、反射
型光学検出素子54で読み取られる波形は、図14の
(B)に示すようになる。この波形の9つのハイレベル
691 〜697 (698,699 は不図示)の幅は、図
13の(B)に示した適正波形の各ハイレベル681
687 (688 ,689 は不図示)よりも大きくなる。
ここで、幅の差の平均値が予め設定された許容値よりも
小さい場合には、傾き調整用モータを駆動させない代わ
りに、8個のノズル711 〜718 において、図17の
(A)に示したように、記録時のキャリアの移動方向側
にある吐出口711 〜718 ほどそれに印加すべき駆動
信号731 〜738 の印加時刻を遅らせて、印加タイミ
ングを調整する。これにより、印字結果は図17の
(C)に示すように、ヘッドカートリッジが傾いていな
い場合と同様なものになる。
【0044】測定波形の各ハイレベルの幅と適正波形の
各ハイレベルの幅の差の平均値が許容値よりも大きい場
合には、モータドライバ63により傾き調整用モータ5
5が駆動制御され、ピニオン56およびラック57を介
してヘッドカートリッジ1を微小量下げる。そして、キ
ャリア2を前記回復ポジション側に、バーコード67の
幅とほぼ等しい距離だけ移動させ、再びキャリア2を前
記回復ポジションとは反対側の位置に移動させ、この
際、反射型光学検出素子54によって再びバーコード6
7を読み取る。読み取った波形が図13の(B)に示す
適正波形と一致しているならば、ヘッドカートリッジ1
はヘッドドライバ62により駆動され、通常の記録動作
が行なわれる。読み取った波形が一致していないなら
ば、一致するまで上述したのと同様な動作が再び行なわ
れる。
【0045】図15の(A)に示すように、ヘッドカー
トリッジ1がキャリアに対して後方視右に傾いて搭載さ
れている場合には、反射型光学検出素子54によってバ
ーコード67が読み取られる際、走査線39は各バーの
上部を通り、その結果、反射型光学検出素子54で読み
取られる波形は、図15の(B)に示すようになる。こ
の波形の9つのハイレベル701 〜709 (708 ,7
9 は不図示)の幅は、図13の(B)に示した適正波
形の各ハイレベル681 〜687 (688 ,689 は不
図示)よりも大きくなる。ここで、幅の差の平均値が予
め設定された許容値よりも小さい場合には、傾き調整用
モータを駆動させない代わりに、8個のノズル711
718 において、図18の(A)に示したように、記録
時のキャリアの移動方向側にある吐出口711 〜718
ほどそれに印加すべき駆動信号741 〜748 の印加を
遅らせて、印加タイミングを調整する。これにより、印
字結果は図18の(C)に示すように、ヘッドカートリ
ッジが傾いていない場合と同様なものになる。
【0046】測定波形の各ハイレベルの幅と適正波形の
各ハイレベルの幅の差の平均値が許容値よりも大きい場
合には、モータドライバ63により傾き調整用モータ5
5が駆動制御され、ピニオン56およびラック57を介
してヘッドカートリッジ1を微小量上げる。そして、キ
ャリア26を前記回復ポジション側に、バーコード53
の幅とほぼ等しい距離だけ移動させ、再びキャリア2を
前記回復ポジションとは反対側の位置に移動させ、この
際、反射型光学素子54によって再びバーコード53を
読み取る。読み取った波形が図13の(B)に示す適正
波形と一致しているならば、ヘッドカートリッジ1はヘ
ッドドライバ62により駆動され、通常の記録動作が行
なわれる。読み取った波形が一致していないならば、一
致するまで上述したのと同様な動作が再び行なわれる。
【0047】第2実施例では、上述したように、ヘッド
カートリッジが後方視左に傾いている場合、測定波形の
ハイレベルの幅は、適正波形のハイレベルの幅よりも大
きくなり、一方、ヘッドカートリッジが後方視右に傾い
ている場合、測定波形のハイレベルの幅は適正波形のハ
イレベルの幅よりも小さくなるので、傾き方向が判別が
可能で、傾きの調整の回数が第1実施例と比較して減
り、調整に要する時間が短かくなる。
【0048】図19は、紙送りモータの動力を利用して
ヘッドカートリッジの傾きを調整する例である。
【0049】図19に示すように、ヘッドカートリッジ
1の下面に固定されたラック76には、ピニオン77が
常時噛合されており、このピニオン77は、一端に歯車
79が固着された軸78の他端に固着されている。そし
て、軸78は、装置本体(不図示)に回転可能に支持さ
れている。また、キャリア2の図示右端には突起2bが
一体的に突設されている。プラテン84の軸84aには
歯車85が固着されており、この歯車85は、紙送りモ
ータ81の一方の歯車86から2つの減速歯車83a,
83bを介して動力を受ける。
【0050】紙送りモータ81は、2つの出力軸81
a,81bを備えており、一方の出力軸81aには、キ
ャリア2側の歯車79と噛合可能な歯車80が固着さ
れ、他方の出力軸81bには、減速歯車83bと噛合可
能な歯車86が固着されている。また、紙送りモータ8
1は、3つのコイルばね82によって装置本体(不図
示)に支持されている。
【0051】図19および図20の(A)に示すよう
に、記録時には、紙送りモータ81のと動力は、歯車8
6、2つの減速歯車83a,83bおよび歯車85を介
してプラテン84に伝動される。そして、図20の
(B)に示すように、キャリア2が前記回復ポジション
とは反対側へ移動させると、キャリア2の突起2bが紙
送りモータ81を3つのコイルばねに対抗して図示右方
へ押し、歯車86と減速歯車83bとの噛合は解除され
るとともに、キャリア2側の歯車79が紙送りモータ8
1の歯車80に噛合し、紙送りモータ81の動力はラッ
ク76 (図19参照)に伝動される。その他の構成は第
1および第2実施例のものと同一である。 (第3実施例)図21は本発明の第3実施例の特徴部分
である、ヘッドカートリッジのキャリアへの装着構造を
示す図であり、ヘッドカートリッジをキャリアへ装着す
る直前の状態を示している。
【0052】なお、ヘッドカートリッジの内部構成を分
かりやすくするため、その外装の一部が切りとられてい
る。符号14は吐出口形成面13の位置決め基準となる
ベースプレートであり、このベースプレート14の図示
後方の一側面すなわち吐出口形成面13の反対側からみ
て左側面に電気基板(不図示)が設けてある。ベースプ
レート14の他側面の先端部は第1の位置決め基準面1
5となっており、同じく他側面の後端部は第2の位置決
め基準面16となっている。符号17はキャリア2の後
述する支持板18が入るための穴部である。キャリア2
上には凸部材としての支持板18が回転軸23を中心と
して回転可能に設けられている。この支持板18の溝内
には、ヘッドカートリッジ1の前記電気基板と装置との
電気的結合を行うためのフレキシブル基板19と、この
フレキシブル基板19の図示裏側に位置する、フレキシ
ブル基板19の各接点の裏側に突起20aを有するゴム
パッド20が設けられている。支持板18の上部には、
ヘッドカートリッジ1のベースプレート14に係合して
下方に押さえつけるための2つの爪部21が形成されて
いる。符号22はキャリア2に一体的に突設された第2
の突き当て部であり、この第2の突き当て部22は、ヘ
ッドカートリッジ1の凹部28に嵌合可能であるととも
に、第2の位置決め基準面16に当接し、ヘッドカート
リッジ1のキャリア2への矢印Y方向の位置決めを行う
ためのものである。符号24は、同じく矢印X方向にお
ける位置決めを行うため、キャリア2上に立設された第
1の突き当て部である。この第1の突き当て部24の図
示前面にヘッドカートリッジ1の前面が当接し、図示後
方の端面24aに第1の位置決め基準面15が当接す
る。符号26は支持板18の回動操作を行い、ヘッドカ
ートリッジ1をキャリア2上に固定もしくは解放するた
めのコンタクトレバーである。
【0053】図22の(A)、(B)に示すように、こ
のコンタクトレバー26の下部はカム部26aになって
おり、該カム部26aが軸26bに回転自在に支持され
ている。支持板18の下部側面にはカム板18aが一体
的に設けられ、このカム板18aは、キャリア2に支持
された付勢手段としてのコイルばね25によって常に上
方へ付勢されている。
【0054】次に、ヘッドカートリッジ1をキャリア2
上に装着する際の操作について述べる。
【0055】支持板18は回転軸23を回転中心として
コイルばね25によって矢印A方向に付勢されている。
コンタクトレバー26を矢印B方向に引き上げると、カ
ム部26aはコイルばね25の弾発力に対抗してカム板
18aを下げ、これにより、支持板18は矢印C方向
(反矢印A方向)に所定の角度だけ傾く構成となってい
る。
【0056】ヘッドカートリッジ1をキャリア2に装着
するときは、コンタクトレバー26を引き上げた状態、
すなわち支持板18を矢印C方向へ倒した状態で、支持
板18をヘッドカートリッジ1の穴部17に挿入するよ
うにして行う。また、このとき、ベースプレート14は
第1の突き当て部24および第2の突き当て部22の側
面に位置しているとともに、第2の突き当て部22がヘ
ッドカートリッジ1の凹部28に嵌合し、ヘッドカート
リッジ1は矢印Y方向に位置決めされる。次に、コンタ
クトレバー26を図示した位置に引き下げると、支持板
18はコイルばね25の力によって矢印A方向へ回転し
て直立し、2つの爪部21がヘッドカートリッジ1のベ
ースプレート14に係合される。その結果、ヘッドカー
トリッジ1は矢印Z方向にも位置決めされ、裏面にゴム
パッド20を配置されたフレキシブル基板19はベース
プレート14の電気基板(不図示)に押しつけられる。
また、ベースプレート14の第1および第2の位置決め
基準面15,16は、第1および第2の突き当て部2
4,22にそれぞれ押しつけられるので、ヘッドカート
リッジ1のキャリア2への正確な位置決めが可能とな
り、さらに、爪部21はベースプレート14の上端面に
引っかかるため、ヘッドカートリッジ1の誤解放防止も
おこなえる。ヘッドカートリッジ1のキャリア2の移動
方向(矢印X方向)に対する位置決めは、ヘッドカート
リッジ1のベースプレート14の第1の位置決め基準面
15と第1の突き当て部24の端面24aとの突き当て
によって行われる。
【0057】本実施例では、ヘッドカートリッジ1をキ
ャリア2に装着する際、その案内となる支持板18に対
しヘッドカートリッジ1をまっすぐに装着可能であり、
また、第2の突き当て部22は支持板18と分離されて
いるため、ヘッドカートリッジ1の正確な位置決めと、
確実な電気的結合をおこなえる。 (第4実施例)図23は本発明の第4実施例の特徴部分
である、ヘッドカートリッジのキャリアへの装着構造を
示す図であり、ヘッドカートリッジをキャリアへ装着す
る直前の状態を示している。図24は図23の要部拡大
図である。
【0058】本実施例では、支持板18Xは、その前方
下部に一体的に形成された回転支持部31を回転中心と
して、図示矢印方向に回転自在にキャリア2Xに支持さ
れている。一方、支持板18Xの後方下部には2段形状
のガイド部33が一体的に形成されており、このガイド
部33はキャリア2Xを貫通し、キャリア2Xに形成さ
れた弓形状のガイド穴32に沿って案内される。
【0059】ガイド部33の小径部33aには、キャリ
ア2Xに支持されたリンク部材34の一端が嵌め込ま
れ、このリンク部材34の他端は、コンタクトレバー2
6Xの下部に形成されたカム35に係合されている。ガ
イド部33には、付勢手段としてのねじりコイルばね3
6が巻回され、このねじりコイルばね36は、支持板1
8Xをヘッドカートリッジ1X側に回動するよう付勢し
ている。
【0060】コンタクトレバー26Xを図24の状態か
ら矢印方向へ引上げると、リンク部材34はコンタクト
レバー26X側へ引込まれることにより、支持板18X
は矢印D方向すなわちヘッド解放方向へ回転する。この
状態で、コンタクトレバー26Xを押し下げると、支持
板18は矢印E方向すなわちヘッド固定方向へ回動し、
その爪部21Xがヘッドカートリッジ1Xのベースプレ
ート14Xの上端に係合される。
【0061】その他の構成は第3実施例のものと同一で
ある。
【0062】次に、ヘッドカートリッジのキャリア上へ
の装着方向について述べる。
【0063】コンタクトレバー26Xは予め引き上げら
れており、ヘッドカートリッジ1Xをキャリア2Xに乗
せた後、コンタクトレバー26Xを引き下げる。その結
果、フレキシブル基板19Xはベースプレート14Xに
押しつけられ、また、第1および第2の突き当て部24
X,22Xにベースプレート14Xが押し当てられる。
その他の動作は第3実施例のものと同様である。
【0064】第3および第4実施例において、凸部材と
しての支持板がキャリアに対して回動運動するものを示
したが、これに限られず、支持板が直線運動するものと
してもよい。
【0065】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でもキヤノン株式会社が提唱する、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する方式の記録ヘッド、インクジェ
ット記録装置において、優れた効果をもたらすものであ
る。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行な
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書、同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、さらに優れた記録を行なうことが
できる。
【0067】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0068】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれは、
記録ヘッドに対しての加圧手段、電気熱変換体あるいは
これとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによ
る予備加熱手段等を行なうことも安定した記録を行なう
ために有効である。
【0069】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極め
て有効である。
【0070】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体あるい
は、上述のインクジェットではインク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調節を行なってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなす
ものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信
号に応じた付与によってインクが液化してインク液状と
して吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに
固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初
めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としてもよい。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
【0071】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたもののほか、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。
【0072】さらに加えて、本発明のインクジェット記
録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と
組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態をとるものであってもよい。
【0073】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0074】請求項1に記載の発明は、ヘッドカートリ
ッジに、基準位置を設定するための高精度な部品を実装
することが不必要になり、ヘッドカートリッジのコスト
が低くなるとともに、ヘッドカートリッジの傾きが防止
されて、印字品位が向上する。また、読取り手段による
ヘッドカートリッジの傾き検出用信号を、ヘッドカート
リッジの傾きの補正だけではなく、ヘッドカートリッジ
の印字基準位置設定やキャリアの基準位置検出用に使用
すれば、キャリアの基準位置検出用の光学検出素子が不
必要になり、装置本体側のコスト低減に役立つ。
【0075】請求項2に記載の発明は、ヘッドカートリ
ッジをキャリアに装着する際、非常に行いやすく、また
安価な構成でヘッドカートリッジとキャリアとの導通を
確実にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の概略斜視図
である。
【図2】図1に示したヘッドカートリッジの記録ヘッド
の斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置において、ヘ
ッドカートリッジをキャリアへ装着する直前の状態を示
す斜視図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の第1実施例
におけるヘッドカートリッジを示す図であり、(A)は
上面図、(B)は背面図である。
【図5】図4の(B)に示したバーコードの拡大図であ
る。
【図6】第1実施例における要部斜視図である。
【図7】図6の概略上面図である。
【図8】第1実施例の制御ブロック図である。
【図9】第1実施例においてヘッドカートリッジがキャ
リアに対して水平に搭載されている状態を示す図であ
り、(A)はヘッドカートリッジおよび傾き調整機構を
示す図、(B)は反射型光検出素子で検出される適正波
形を示している。
【図10】第1実施例において、ヘッドカートリッジが
キャリアに対して後方視左へ傾いているときの図9と同
様な図である。
【図11】第1実施例において、ヘッドカートリッジが
後方視右へ傾いているときの図9と同様な図である。
【図12】本発明のインクジェット記録装置の第2実施
例を示す図であり、(A)はヘッドカートリッジの背面
図、(B)は(A)に示したバーコードの拡大図であ
る。
【図13】第2実施例においてヘッドカートリッジがキ
ャリアに対して水平に搭載されている状態を示す図であ
り、(A)はヘッドカートリッジおよび傾き調整機構を
示す図、(B)は反射型光検出素子で検出される適正波
形を示している。
【図14】第2実施例において、ヘッドカートリッジが
後方視左へ傾いているときの図13と同様な図である。
【図15】第2実施例において、ヘッドカートリッジが
後方視右へ傾いているときの図13と同様な図である。
【図16】第2実施例において、ヘッドカートリッジが
水平に搭載されている状態において、(A)は吐出口形
成面の正面図、(B)は記録ヘッドへ印加するための駆
動信号を示す図、(C)は印字結果を示す図である。
【図17】第2実施例において、ヘッドカートリッジが
後方視左へ傾いている状態において、(A)は吐出口形
成面の正面図、(B)は記録ヘッドへ印加するための駆
動信号を示す図、(C)は吐出タイミングを調節したと
きの印字結果を示す図である。
【図18】第2実施例において、ヘッドカートリッジが
後方視右へ傾いている状態において、(A)は吐出口形
成面の正面図、(B)は記録ヘッドへ印加するための駆
動信号を示す図、(C)は吐出タイミングを調節したと
きの印字結果を示す図である。
【図19】第1および第2実施例に、紙送りモータの動
力を傾き調整機構の動力に用いた例を示す図である。
【図20】図19の要部上面図であり、(A)はキャリ
アが移動経路のほぼ中央にある状態を示し、(B)はキ
ャリアが回復ポジションとは反対側の位置にある状態を
示している。
【図21】本発明の第3実施例の特徴部分である、ヘッ
ドカートリッジのキャリアへの装着構造を示す斜視図で
あり、ヘッドカートリッジをキャリアへ装着する直前の
状態を示している。
【図22】支持板の操作機構を示す図であり、(A)は
正面図、(B)は(A)の側面図である。
【図23】本発明の第4実施例の特徴部分である、ヘッ
ドカートリッジのキャリアへの装着構造を示す斜視図で
あり、ヘッドカートリッジをキャリアへ装着する直前の
状態を示している。
【図24】支持板の操作機構を示す斜視図である。
【図25】従来のインクジェット記録装置における、ヘ
ッドカートリッジのキャリアへの装着構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1,1X ヘッドカートリッジ 1a 電気熱変換体 1b 吐出口 2,2X キャリア 3 キャップ 4 ブレード 5 ヘッド回復装置 6 クリーニング用モータ 7 ブレード保持部材 8 伝動機構 9 プラテン 10 駆動ベルト 10a 駆動モータ 10b,10c ガイドシャフト 11 記録ヘッド 12 廃インクタンク 13,13X,40 吐出口形成面 14,14X,41 ベースプレート 15,15X 第1の位置決め基準面 16,16X 第2の位置決め基準面 17,17X 穴部 18,18X 支持板 18a カム板 19,19X,42 フレキシブル基板 20,20X,43 ゴムパッド 20a,20aX,43a 突起 21,21X 爪部 22,22X 第2の突き当て部 23 回転軸 24,24X 第1の突き当て部 24a,24aX 端面 25 コイルばね 26,26X,44 コンタクトレバー 26a カム部 26b 軸 28,28X 凹部 31 回転支持部 32 ガイド穴 33 ガイド部 33a 小径部 34 リンク部材 35 カム 36 ねじりコイルばね 38,39 走査線 45 フック 46 突起部 47 突き当て部 48 立設部 49 突起部 50 穴部 51 穴部 52 支持板 53 バーコード 531 〜5325 バー 54 反射型光学検出素子 55 傾き調整用モータ 55a 出力軸 56 ピニオン 57 ラック 58 駆動機構 59 制御手段 60 MPU 61 ROM 62 ヘッドドライバ 63 モータドライバ 641 〜647 ,651 〜657 ,661 〜667 ,6
1 〜687 ,691〜697 ,701 〜707
イレベル 67,75 バーコード 671 〜699 バー 711 〜718 吐出口 721 〜728 ,731 〜738 ,741 〜748
駆動信号 76 ラック 77 ピニオン 78 軸 79 歯車 80 歯車 81 紙送りモータ 81a,81b 出力軸 82 コイルばね 83a,83b 減速歯車 84 プラテン 84a 軸 85 歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドと該記録ヘッドに供給するた
    めのインクを収容するインクタンクとが一体となったヘ
    ッドカートリッジが、所定の経路を往復移動するキャリ
    アに着脱自在に設けられるインクジェット記録装置にお
    いて、 前記ヘッドカートリッジの少なくとも一面に設けられた
    バーコードと、 装置本体に設けられた、前記バーコードを読み取るため
    の読取り手段と、 前記ヘッドカートリッジの、前記キャリアの移動方向に
    対する傾きを調整するための傾き調整機構と、 前記読取り手段により読み取られるバーコードの電気信
    号の波形と、予め設定された、前記ヘッドカートリッジ
    が前記キャリアの移動方向に対して平行にある状態での
    適正波形とを比較し、該比較結果が異なっている場合、
    前記読取り手段により読み取られるバーコードの電気信
    号の波形が前記適正波形と一致するまで、前記傾き調整
    機構を制御する制御手段と、を有することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドと該記録ヘッドに供給するた
    めのインクを収容するインクタンクとが一体となったヘ
    ッドカートリッジが、所定の経路を往復運動するキャリ
    アに着脱自在に設けられるインクジェット記録装置にお
    いて、 前記キャリア上には、前記キャリアの移動方向である第
    1の方向と該第1の方向と直交しかつヘッドカートリッ
    ジの底面上にある第2の方向とにおけるヘッドカートリ
    ッジの位置決めをそれぞれ行うための第1の突き当て部
    および第2の突き当て部と、前記ヘッドカートリッジと
    の電気的結合を行うための電気基板を側方に備え、かつ
    第1の方向および第2の方向と直交する第3の方向にお
    けるヘッドカートリッジの位置決めを行うための凸部材
    とが設けられ、該凸部材はキャリア本体と分離して回動
    もしくは直線運動可能であり、さらに、前記キャリア上
    には、前記凸部材を前記ヘッドカートリッジ側に付勢す
    るための付勢手段と、前記凸部材を回動もしくは直線運
    動させて前記ヘッドカートリッジに固定するための操作
    機構とを設けたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドは熱エネルギーを利用してイ
    ンクを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生す
    るための電気熱変換体を備えたものとした請求項1また
    は2項に記載のインクジェット記録装置。
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