JPH05345344A - 木質様板材および木質様板製品 - Google Patents

木質様板材および木質様板製品

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JPH05345344A
JPH05345344A JP5009547A JP954793A JPH05345344A JP H05345344 A JPH05345344 A JP H05345344A JP 5009547 A JP5009547 A JP 5009547A JP 954793 A JP954793 A JP 954793A JP H05345344 A JPH05345344 A JP H05345344A
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cellulose
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面にけば立ちがなく、成形歪みが生ぜず、
また寸法安定性に優れた木質様板材を提供する。また、
手触り感が柔らかく十分な木質感を有する木質様板製品
を提供する。 【構成】 磨砕処理が施され、さらに白色無機顔料が表
面に担持されたセルロース系微紛粒と樹脂とが混合さ
れ、この混合物が押出成形、射出成形によって板状に成
形されてなる木質様板材。また、この木質様板材の被塗
装面に研削処理が施され、該研削処理面に塗料が塗布さ
れてなる木質様板製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば住宅における回
り縁や幅木や、家具等の各種化粧板、さらには車両の内
装部材などに好適な木質様の板材および板製品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂成形物に天然木材の有す
る表面特性に近い表面特性を付与し、各種の家具あるい
は日用品の表面を天然の木質様にする試みがなされてき
ている。このような天然木材に近似した木質様樹脂製品
を得るには、木材に近似した色調に着色してその木材的
な趣きをだすため、合成樹脂成形物の成形に際し、さら
には塗膜あるいは皮膜の形成等に際して、所要量の木粉
と所望する色調に対応した顔料を形成樹脂素材に添加し
て目的とする天然木材に近い色調および風合いの樹脂成
形物を得ていた。
【0003】ここで、形成樹脂素材に添加される木粉と
しては、樹脂に対する配合時の分散性をよくするため
に、また樹脂成形時に成形機内に木酸ガスが生じないよ
うに改良されたものが多く、その典型的なものとして
は、フェノールや尿素樹脂で表面等の硬化処理が施され
たパーティクルボードの表面研磨粉が知られている。こ
のパーティクルボードの表面研磨粉の主な特徴として
は、微細であり、しかも表面に繊毛部分が少なく滑性の
良い粒形状をなすことにある。そして、微細であり、し
かも滑性が良いことから粉粒状の樹脂原料に対する良好
な分散配合性のある木粉とされているのである。
【0004】これに対し、木材を直接微粉状に粉砕して
得られる木粉は、乾式粉砕機によって得られたものでも
湿式粉砕機によって得られたものでも粉砕効率が悪く、
長時間粉砕処理しても粉砕粉中に粒径の大きい木粉が多
量に残る不都合を有していた。また、この木粉は粒形状
をなさず、図7に示すようにその多くが繊維状となって
おり、短径側で計測した粒径が数ミクロンであっても長
径側が繊毛状に長く、このため樹脂に配合して用いた際
に木粉相互が絡みあって凝集状態を作りだすことが多
く、樹脂材料に対し均一に分散されない不都合を有して
いる。また、粉砕木粉の粒径が極端にバラついているこ
とから成形された樹脂製品に成形歪み等をもたらし易
く、しかも機械的な強度が部分的に異なる等の不都合を
有していた。したがって、このような不都合から形成樹
脂素材に添加される木粉としては、木材を直接微粉状に
粉砕して得られるものは配合上、色彩上、品質管理上限
界があるとされているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法によって得られた樹脂成形物では、添加される
木粉としてパーティクルボードの表面研磨粉を用いて
も、この表面研磨粉が、パーティクルボードの素材的特
性の違いにより均一の木材特性を有しておらず、しかも
切削手段、例えば使用サンドペーパーのメッシュの違い
に起因して粒径にバラつきが生じ易いため、樹脂成形物
自体も均一な木質様を有するものが得られないのが実状
であり、したがって木材を直接微粉状に粉砕し乾燥して
得られる木粉を使用せざるを得ないのが現状である。
【0006】また、前記樹脂成形物を押出成形法や射出
成形法で板状に成形し、木質様の板製品とする場合、当
然樹脂素材中に木質感を与える色調の顔料を予め添加す
るが、この顔料が樹脂中に均一に分散されない場合が多
く、目的とする色調の製品を得ることが困難であり、ま
た製品表面に色むらが生ずるといった不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するべくなされたもので、請求項1記載の木質様板材で
は磨砕処理が施され、白色無機顔料が表面に担持された
セルロース系微粉粒が樹脂に混合され、該混合物が押出
もしくは射出成形により板状に成形されてなることをそ
の解決手段とした。また、請求項2記載の木質様板製品
では磨砕処理が施され、白色無機顔料が表面に担持され
たセルロース系微粉粒が樹脂に混合され、該混合物が押
出もしくは射出成形により板状に成形され、さらに該板
状成形体の被塗装面に研削処理が施され、該研削処理面
に塗料が塗布されてなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0008】
【作用】本発明における請求項1記載の木質様板材によ
れば、表面が担持された白色顔料によって表面が十分に
白色となり、また顔料を担持したセルロース系微粉粒が
磨砕処理されていることから、従来の木材を直接微粉状
に粉砕したものが繊維状であるのと異なり、その表面に
繊毛が少なく粒状となり、よって板材表面にけば立ちが
なく、肌触りがよくなる。また、セルロース系微粉粒が
繊維状でなく粒状をなしているため、繊維状のものが配
合分散させた際その繊維状部分が絡み合って団子状、綿
状になってしまうのと異なり、個々が独立した状態で分
散されることから、顔料担持微粉粒自体も形成樹脂に対
し極めて分散性が良くなり、したがって得られた板材に
ついても十分に均一な材質のものとなる。
【0009】さらに、セルロース系微粉粒が繊維状でな
く粒状をなしているため、従来の繊維状木粉のごとく水
(湿気を含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを放出する
ことに起因する伸縮が極めて少なく、よってこれを含有
してなる木質様板材は寸法安定性に極めて優れたものと
なる。また、磨砕処理を施しかつ表面に顔料を担持した
セルロース系微粉粒を骨材としていることにより、該微
粉粒による樹脂の吸着・吸い込みが極めて少なくなって
成形歪みを生ずることがほとんどなくなる。
【0010】また、この木質様板材にあっては、セルロ
ース系微粉粒が無機顔料を担持していることから担持前
に比べ耐熱性が向上していることにより、単に木粉等セ
ルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成形時
の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など変質が抑
制される。また、顔料を担持したことによってセルロー
ス系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒中に
含まれるリグニンや木酸が成形時に放出されることが抑
制されるため、該リグニンや木酸の放出に起因する成形
不良が防止される。また、この木質様板材にあっては、
セルロース系微粉粒の表面積が顔料を担持していること
により、従来の木粉に比べ大となっており、したがって
板材中において該微粉粒と樹脂との接着度が高まる。
【0011】請求項2記載の木質様板製品によれば、前
記請求項1記載の木質様板材に研削処理を施したので、
研削処理面において外面に臨んで位置する白色無機顔料
担持セルロース系微粉粒が、その顔料担持部分が削られ
てセルロース系微粉粒の内面が研削処理面に臨むことに
より、板材表面が木質感に富んだものとなる。また、こ
のセルロース系微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料
が塗布されることにより、塗料が直接セルロース系微粉
粒中に吸い込まれ、これによって塗料の板材へののりが
良好となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。本発明にお
ける請求項1記載の木質様板材では、その形成樹脂素材
として塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネ
イト樹脂、ポリウレタン樹脂等が用いられる。そして、
この形成素材樹脂に白色無機顔料を担持したセルロース
系微粉粒が配合され、さらに必要に応じ公知の添加材が
配合され混合された後、該混合物が押出成形もしくは射
出成形によって所望する板形状に成形されることによ
り、本発明の木質様板材が得られるのである。
【0013】白色無機顔料を担持するセルロース系微粉
粒としては、木材の粗粉砕物、バカスの粗粉砕物、稲藁
の粗粉砕物等の各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を磨砕
処理することによって得られたものが用いられる。ここ
で、磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処
理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同
時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後研磨処理
を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、
ここで言う磨砕処理とは、後述するように粗粉砕物から
微粉砕物にする粉砕処理と、微粉砕された粉粒を、繊維
状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている
状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるよ
うに表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している
のである。
【0014】原料材の粗粉砕物を得るには、そのチップ
等を機械的な衝撃破砕により粉砕して150メッシュ、
好ましくは120メッシュよりも細かい粒径の粗粉砕粉
を得る。ここで機械的な粉砕には、例えばインペラーミ
ル(IMP−250;株式会社セイシン企業製)が好適
に使用される。
【0015】そして、このような原料材粉砕物の磨砕処
理としては、例えば図1に示すボールミルによって行う
のが好ましい。このボールミルは、大気解放型のミル本
体1の周壁に冷却ジャケット2を設けたもので、供給パ
イプ8から冷却ジャケット2内に冷却水を供給し、排水
パイプ9から排出することで冷却水を循環させ、これに
よってミル本体1内の温度を予め設定した温度、例えば
80℃以下となるようにするものである。
【0016】ここで、ミル本体1の上部にはモータ5が
配設されており、このモータ5の底部にはミル本体1内
のボール3を攪拌するロータ4が配設されている。ロー
タ4は、モータ5の駆動によって回転し、ボール3と被
磨砕処理物とを攪拌することにより、これらを機械的に
接触させるものである。また、ミル本体1の錐形下部に
はバルブ6で開閉される取出し口7が設けられており、
磨砕処理後の被磨砕処理物を排出できるようになってい
る。
【0017】このボールミルのミル本体1内に装填され
るボール3は、外径3mm〜5mmのセラミックスボール、
特にジルコニア系やアルミナ系のセラミックスボールを
用いるのが好ましく、ステンレス、スチール等の金属製
のボールの使用は避けるのが好ましい。なぜなら、ステ
ンレス、スチール製等の金属製のボールでは、木粉等の
粉砕セルロース系粉がボールの表面に結着し、あるいは
金属製ボール相互の接触に伴う発熱によって粉砕粉に変
質をもたらすおそれがあり、また金属製ボールのかけら
等が発生し、粉砕セルロースの表面にそのかけらが担持
されて所望する微粉粒と異質のものになるおそれがある
からである。なお、この乾式ボールミルは密閉タイプで
あっても大気解放タイプであっても良いが、密閉タイプ
を採用した場合にはミル内に窒素ガス等の不活性ガスを
充填して用いるのが好ましい。
【0018】また、このボールミルでは、使用ボール3
の表面温度が90℃〜120℃の範囲となるように調整
され、ミル本体1の室内温度が80℃を超えないよう調
整されることにより、前記の原料材粉砕物の磨砕処理に
加えてその乾燥処理も同時に行われる。ここで、使用ボ
ール3の温度制御については、ミル本体1の容量と、こ
のミル本体1内に投入されるボール3の量と、ボール3
の材質、寸法ならびに投入粉砕物の投入温度、量、含有
水分量とに基づき、攪拌速度ならびにミル本体1の周面
に設けた冷却ジャケット2による冷却量等を調整するこ
とによって行われる。
【0019】なお、ボール3の表面温度は、対象材料に
よっても異なるものの、例えば木材粉の場合には100
℃〜120℃の範囲にするのが、磨砕の効率の点から好
ましい。ただし、磨砕に長時間を要する場合には暴爆の
防止の点から90℃〜100℃であることが望ましい。
また、磨砕において暴爆を生ずる危険のある場合には、
ミル本体1内の酸素濃度を15%以内とするのが好まし
く、その場合には例えばボールミル内に連続して窒素ガ
スを供給するといった方法を採用してもよい。
【0020】このようなボールミルによる磨砕処理によ
れば、ボール3の回転に伴って生ずる摩擦熱によりミル
本体1の内部温度が上昇し、一方冷却ジャケット2に循
環される冷却水よってミル本体1内の温度およびボール
3の表面温度が前記した範囲に調節されることにより、
原料材粉砕物が粉砕されると同時に強い加熱条件下にお
かれて乾燥せしめられ、これによって粒径が所望する範
囲、例えば100μm以下に揃えられ、しかも含有水分
が2.0重量%以下に調整されるのである。また、この
処理によれば、粗粉状態で投入された原料材粉砕物にボ
ール3が接触することにより、該ボール3に接触した原
料粉砕物は粉砕されて微粉砕物となるとともに、その表
面が研磨されることによって繊毛部分が非常に少ない表
面を有する微粉粒となる。
【0021】すなわち、原料材粉砕物はボール3の表面
に接触した際、機械的に圧潰されかつ磨耗されて粉砕・
研磨され、これと同時に加熱・乾燥されることから、含
有水分が効率良く取り除かれるのである。また、ボール
3から離脱した際急速に冷却されることから、加熱−冷
却の繰返しを受けることによって原料材粉砕物中の繊維
が膨縮作用を受けるとともに、急速に乾燥され、これに
よって繊維の先端部がボール3によって効率良く磨砕さ
れ、結果として周面に繊毛の少ない、独立した粒形状を
なす磨砕処理セルロース系微粉粒が得られるのである。
そして、このようにして得られたセルロース系微粉粒を
分級し、所望する範囲の粒径(例えば1〜10μm、1
0〜20μm、20〜50μm、50〜100μm)に
揃え、白色無機顔料を担持するための本発明のセルロー
ス系微粉粒とする。
【0022】また、原料粉砕物の磨砕処理としては、図
1に示すボールミルに代えて、例えば図2に示すような
粉砕機30を用いて行うこともできる。この粉砕機30
は、石うすの原理を利用したもので、2枚の砥石31、
31を所定の間隙を介して対向させ、これらの間に原料
粉砕物を入れた後、一方の砥石31を高速回転させるこ
とによって粉砕処理および研磨処理を、すなわち磨砕処
理を行うものである。
【0023】ここで、砥石31は、その内面が中心部に
いくに連れて漸次上方あるいは下方に傾斜する皿型のも
のであり、これらはその中央部間が広く、周辺部間が狭
くなるよう対向配置されて用いられるものである。ま
た、これら砥石31は、図3に示すようにその中央部に
取り付け用の孔32を形成したドーナッツ板状のもの
で、その内面に多数の送り溝33…を形成したものであ
る。送り溝33は、砥石31の回転によって生じる遠心
力により、被処理物を砥石31の半径方向に無理なく案
内するためのものである。
【0024】このような粉砕機30によって原料粉砕物
の磨砕処理を行うには、2枚の砥石31、31のそれぞ
れの中央部間に原料粉砕物を投入し、その後一方の砥石
31を高速回転する。すると、原料粉砕物は2枚の砥石
31、31間で遠心力、衝撃力、剪断力等を受けて漸次
粉砕され、小径となるに連れて遠心力により送り溝33
…に沿って半径方向外周側に移動せしめられ、さらにそ
の過程で衝撃力、剪断力を受けて粉砕されるとともにそ
の周面(表面)が研磨処理され、結果として磨砕処理さ
れて周面に繊毛の少ない、独立した粒形状をなす磨砕処
理セルロース系微粉粒となるのである。
【0025】そして、このようにして得られたセルロー
ス系微粉粒についても、ボールミルによる場合と同様に
分級され所望する範囲の粒径に揃えられることにより、
白色無機顔料を担持するための本発明のセルロース系微
粉粒となる。担持される白色無機顔料としては、酸化チ
タン、リトポン、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム等
が使用可能であるが、特に酸化チタンが、得られる木質
様板材に十分な白色度を付与するうえで好ましい。ま
た、この白色無機顔料の粒径については、前記セルロー
ス系微粉粒より十分に小さく調整されたものとされる。
【0026】また、該白色無機顔料の前記セルロース系
微粉粒への担持方法としては、図1に示したボールミル
によってセルロース系微粉粒を得た場合、例えば前記セ
ルロース系微粉粒と白色顔料とを混合し、得られた混合
粒子を気相中に分散させながら衝撃力を主体とする機械
的熱的エネルギーを粒子に付与し、セルロース系微粉粒
を母粒子とし、この母粒子の周面に顔料粒子を担持させ
るといった方法が採用される。すなわち、この方法はセ
ルロース系微粉粒に比べ顔料粒子の方が硬いことを利用
した方法であり、このような硬度の違いによって顔料粒
子をセルロース系微粉粒の表面にめりこませ、あるいは
喰い込ませた状態に担持せしめ得るのである。なお、ボ
ールミルによって得られたセルロース系微粉粒は、前述
したように磨砕処理と同時に乾燥処理もなされているこ
とから、担持処理に供すまでの保管を乾燥状態が十分に
保てるようにしておけば、担持処理後特に乾燥処理を行
うことなく後述する成形処理に供すことができる。
【0027】また、他の担持方法として、特に図2に示
した粉砕機30を用いてセルロース系微粉粒を得た場合
には、セルロース系微粉粒と白色顔料との混合粒子を図
1に示したようなボールミルに投入し、再度磨砕処理を
施すことによってセルロース系微粉粒周面に白色無機顔
料粒子を担持させるのが好ましい。なぜなら、ボールミ
ルによる磨砕処理では前述したようにその処理の過程で
摩擦熱が生じ、結果として乾燥処理が同時に行われるか
らである。すなわち、白色顔料担持セルロース系微粉粒
としては、後述する成形処理に際してはその含水率が例
えば3重量%以下程度に低いものであることが成形上好
ましく、したがって予め乾燥処理を施しておくことが望
ましいものの、ボールミル法によって担持処理がなされ
た場合にはその処理過程にて乾燥処理も同時になされる
ことから、得られた担持微粉粒をそのまま成形処理に供
すことができるからである。
【0028】このような担持処理を施すことにより、図
4に示すように白色無機顔料粒子10…はセルロース系
微粉粒11の周面に喰い込み状態で担持されたものとな
る。なお、担持させる白色無機顔料の量としては、母粒
子となるセルロース系微粉粒の周面に重なり合って該周
面を覆いつくす量が上限とされるが、下限については木
質様板材の所望する白色度に応じて適宜決定される。
【0029】このようにして得られた顔料担持セルロー
ス系微粉粒は、白色無機顔料の色調とほぼ同一の色調を
有するものとなり、該担持微粉粒の製造過程においても
保管の過程においてもその凝集が認められなかった。そ
して、該顔料担持セルロース系微粉粒が形成樹脂素材に
混合され、押出あるいは射出成形法によって所望する板
形状、例えば住宅における回り縁や幅木や、家具等の各
種化粧板、さらには車両の内装部材形状などに成形され
ることにより、本発明の木質様板材が得られるのであ
る。ここで、形成樹脂素材に対する担持微粉粒の配合量
は、樹脂の種類や得られる製品の用途によっても異なる
ものの、例えば塩化ビニル樹脂により住宅の回り縁や幅
木を作製する場合、樹脂100重量部に対し担持微粉粒
が20〜50重量部程度配合される。
【0030】このようにして成形された木質様板材にあ
っては、表面が担持された白色顔料により表面が十分に
白色となっており、また顔料を担持したセルロース系微
粉粒が磨砕処理されていることから、従来の木材を直接
微粉状に粉砕したものが繊維状であるのと異なり、その
表面に繊毛が少なく粒状となり、よって板材表面にけば
立ちがなく、肌触りがよいものとなる。また、セルロー
ス系微粉粒が繊維状でなく粒状をなしているため、繊維
状のものが配合分散させた際その繊維状部分が絡み合っ
て団子状、綿状になってしまうのと異なり、個々が独立
した状態で分散されるものとなり、よって顔料担持微粉
粒自体も形成樹脂に対し極めて分散性が良くなり、した
がって得られた板材についても十分に均一な材質のもの
となる。
【0031】さらに、セルロース系微粉粒が繊維状でな
く粒状をなしているため、従来の繊維状木粉のごとく水
(湿気を含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを放出する
ことに起因する伸縮が極めて少なく、よってこれを含有
してなる木質様板材は寸法安定性に極めて優れたものと
なる。また、磨砕処理を施しかつ表面に顔料を担持した
セルロース系微粉粒を骨材としていることにより、該微
粉粒による樹脂の吸着・吸い込むが極めて少なくなって
成形歪みを生ずることがほとんどなくなる。
【0032】また、この木質様板材にあっては、セルロ
ース系微粉粒が顔料を担持していることから担持前に比
べ耐熱性が向上していることにより、単に木粉等セルロ
ース系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成形時の熱
影響が少なく、よって色や形状の変化など変質が抑制さ
れる。また、顔料を担持したことによってセルロース系
微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒中に含ま
れるリグニンや木酸が成形時に放出されることが抑制さ
れるため、該リグニンや木酸の放出に起因する成形不良
が防止される。
【0033】また、この木質様板材にあっては、セルロ
ース系微粉粒の表面積が顔料を担持していることによ
り、従来の木粉に比べ大となっており、したがって板材
中において該微粉粒と樹脂との接着度が高まる。さらに
成形に際しても、従来の木粉混入樹脂に比べ本発明のセ
ルロース系微粉粒混入樹脂はその流動性に優れ、したが
って押出成形圧や射出圧を低く設定することが可能にな
る。
【0034】次に、本発明における請求項2記載の木質
様板製品について説明する。この木質様板製品は、基本
的に前記請求項1記載の木質様板材を基材とし、該基材
の被塗装面に研削処理を施して該研削処理面に塗料を塗
布したものである。まず、ここで用いられる塗料につい
て説明する。この塗料については、樹脂成分として塗料
に用いられるものはほぼ使用可能であるが、なかでもウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステ
ル樹脂等が好適に用いられる。また、顔料としては、木
質様をだすため例えば酸化鉄等の茶色顔料やカーボン等
の黒色顔料などが用いられる。
【0035】また、特に全艶消しを行いたい場合には前
記磨砕処理セルロース系微粉粒を配合した塗料を用いて
もよい。ここで、該磨砕処理セルロース系微粉粒を配合
する場合には、セルロース系微粉粒として粒径が1〜1
5μm程度のものを用いるのが好ましい。
【0036】この塗料を前記木質様板材に塗布するに先
立ち、前処理として以下に述べる処理を木質様板材に施
す。まず、前記木質様板材の被塗装面を、ブラシやバフ
ロールにより研削処理し、被塗装面を粗面にするととも
に、一部の表面樹脂を除去する。すると、このような研
削処理により木質様板材は、成形時に生じた不要の凹凸
が平滑化されるとともに、細い掻傷を多数形成する。な
お、この工程は表面光沢をなくすことが主目的である
が、特に先端が不揃いのブラシを用いれば、表面の荒ら
し方に強弱を生じ、後述する塗料塗布による着色にて色
ムラ等を出すことができ、これによって木質感を一層高
めることができ、さらには塗料の浸透をよくすることが
できる。
【0037】またこの場合、表面を研削処理することに
よって表面部に位置する顔料担持セルロース系微粉粒
は、図5に示すようにその担持した白色無機顔料10が
剥離し、その結果セルロース系微粉粒11の内部が露出
して板材表面の木質感を高める。また、このような研削
処理によって表面の白色度にムラが生じるとともに、後
述する塗料塗布の際にも微視的にみて塗料の吸い込みや
そののりの具合に微妙に差が生じることにより、得られ
た木質様板製品により一層の木質感がかもし出される。
次に、研削処理した被塗装面にエンボス加工による加飾
処理を行う。このエンボス加工は、ポンチとダイスとの
間に樹脂成形物を入れて木目様の凹凸模様を形成した
り、エンボスロール間で樹脂成形物を転圧せしめて連続
的に木目様の凹凸模様を形成する方法である。
【0038】次いで、エンボス加工を施した面に塗料を
塗布し、木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付け
たロールによって塗装面の余剰塗料を拭き取る。ここで
塗料の塗布については、スプレーガンによる吹き付け法
や各種の流動浸漬法など従来公知の塗布法が採用可能で
ある。さらに、塗装面に公知のトップコート処理を行
い、必要に応じ所要の寸法に切断して本発明の木質様板
製品を得る。なお、所望寸法にするための切断は、予め
木質様板材の段階、すなわち研削処理前にて行ってもよ
く、さらにはエンボス加工を施す前に行ってもよいのは
もちろんである。
【0039】このようにして得られた木質様板製品にあ
っては、板材表面に研削処理を施したので、研削処理面
において外面に臨んで位置する白色無機顔料担持セルロ
ース系微粉粒が、その顔料担持部分が削られてセルロー
ス系微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、板材
表面の手触り感が柔らかくしかもセルロース系微粉粒自
体に吸湿性があることなどにより木質感に富んだものと
なる。また、このセルロース系微粉粒の内面が臨んだ研
削処理面に塗料が塗布されることにより、塗料が直接セ
ルロース系微粉粒中に吸い込まれ、これによって塗料の
板材への吸い込みおよびのりが良好となる。さらに、塗
料がセルロース系微粉粒に吸い込まれることから、微視
的に見て塗料が板材上ににじんだ状態でのり、これによ
って得られた木目模様は、従来の印刷による木目模様の
ように例えば色の濃淡が模様の境目ではっきりしてしま
うといった不自然がなくなり、一層天然のものに近いも
のとなる。
【0040】また、塗料として磨砕処理したセルロース
系微粉粒を配合したものを用いれば、従来のシリカ等に
よる艶消し表面と異なり、白濁減少を生ずることなく、
塗料中の使用顔料固有の色調を有し、かつ艶消し状の着
色表面が得られる。すなわち、このような良好な艶消し
面が得られるのは、図6に示すように板材20表面の塗
膜21中にセルロース系微粉粒22…が均一に配置さ
れ、塗膜形成後、塗膜表層においてセルロース系微粉粒
22は縮まないもののその間の樹脂分が僅かに縮むた
め、表面に極微小の凹凸が生じ、これにより深度反射が
抑さえられて全艶消しがなされるからである。
【0041】さらに、この木質様板製品にあっては、そ
の木質様板材にセルロース系微粉粒が配合されており、
しかもこれが担持している無機顔料は微粒子であって加
工上問題がないため、鋸による切断や釘打ちなども十分
可能となって木材とほぼ同様にして取り扱うことがで
き、よって住宅等の化粧材などとした場合に現場での取
付などの施工が極めて容易になる。また、木質様板材に
セルロース系微粉粒が配合されていることから、塗料の
板材への塗着が強固となり、部分的な剥離もない十分均
質な塗膜を有する製品となる。さらに、塗料として分散
性のよいセルロース系微粉粒を配合したものを用いた場
合、木質の色調を付与する茶色顔料の塗料中での分散も
よくなり、よって得られた塗装面は不自然な色ムラがな
く、エンボス加工等による自然な色調の変化のみを有す
る木質様を呈したものとなる。
【0042】(製造例)前記ボールミル法によって磨砕
処理して得られた粒径が30μm〜100μm、平均粒
径が50μmの木粉を用意し、これに白色無機顔料とし
て平均粒径5μmの酸化チタンを担持した。また、図2
に示した粉砕機30により磨砕処理して粒径が30μm
〜100μm、平均粒径が50μmの木粉を得、これに
白色無機顔料として平均粒径5μmの酸化チタンを担持
した。担持方法としては、いずれの木粉についても前述
したボールミルによる再磨砕処理法によって行った。
【0043】次に、得られた2種類の担持微粉粒をそれ
ぞれ塩化ビニル樹脂100重量部に対し30重量部配合
し、さらに添加剤として公知のものを配合して混合し、
得られた2種類の混合粉末を用いて押出成形し、幅60
mm、厚さ7mm、長さ10mの2種類の板材を得た。
得られた板材を目視で観察しさらに手触り感を調べたと
ころ、両者共に均一な白色度を有し、また表面が柔らか
くベトつきがないことが確認された。
【0044】さらに、これら板材のそれぞれの一方の面
および長さ方向の側端面にバフロールで研削処理を施
し、処理面を粗面にした。次に、研削処理した面にさら
にポンチとダイスとによるエンボス加工を施し、木目様
の凹凸模様を形成した。
【0045】そして、予め用意した一般的な塗料を前記
板材のエンボス加工を施した面にスプレーガンで塗布
し、木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付けたロ
ールによって塗装面の余剰塗料を拭き取った。さらに、
塗装面にウレタン系、アクリル系の塗料をスプレーガ
ン、フローコーター等により塗布してトップコート処理
を行い、5mの長さに切断して2種類の幅木を得た。得
られた幅木はいずれも木目模様が明瞭で色ムラが適度に
あり、しかも艶消しされているため天然の木材に極めて
近い表層を有していた。また、手触りも塗装面が柔らか
くまたベトつきがないため、十分な木質感を有したもの
となった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1記載の木質様板材は、顔料を担持したセルロース
系微粉粒が磨砕処理されていることから、従来の木材を
直接微粉状に粉砕したものが繊維状であるのと異なり、
その表面に繊毛が少なく粒状となり、よって板材表面に
けば立ちがなく木質感に富んだ柔らかな肌触りのものと
なる。また、セルロース系微粉粒が繊維状でなく粒状を
なしているため、個々が独立した状態で分散されること
によって顔料担持微粉粒自体も形成樹脂に対し極めて分
散性が良くなり、したがって得られた板材についても十
分に均一な材質のものとなる。
【0047】さらに、従来の磨砕処理を施さない繊維状
の木粉(セルロース系微粉粒)を骨材として樹脂中に配
合した場合には、該木粉をアルカリ中和処理するための
処理剤の影響のため黄変しさらには茶褐色の板材となっ
てしまい、また樹脂を吸い込むことなどから成形歪みが
生じるが、本発明では単に白色無機顔料を担持するのみ
でアルカリ処理を施さないセルロース系微粉粒を使用し
ているため変色が起こらず、しかもセルロース系微粉粒
が繊維状でなく粒状をなしているため伸縮が極めて少な
く、よってこれを含有してなる木質様板材は寸法安定性
に極めて優れたものとなる。
【0048】また、磨砕処理を施しかつ表面に顔料を担
持したセルロース系微粉粒を骨材としていることによ
り、該微粉粒による樹脂の吸着・吸い込むが極めて少な
くなって成形歪みを生ずることがほとんどなくなる。ま
た、この木質様板材にあっては、セルロース系微粉粒が
顔料を担持していることから担持前に比べ耐熱性が向上
していることにより、単に木粉等セルロース系微粉粒を
配合させ成形する場合に比べ成形時の熱影響が少なく、
よって色や形状の変化など変質が抑制される。また、顔
料を担持したことによってセルロース系微粉粒はその表
面が覆われ、これにより微粉粒中に含まれるリグニンや
木酸が成形時に放出されることが抑制されるため、該リ
グニンや木酸の放出に起因する成形不良が防止される。
【0049】また、この木質様板材にあっては、セルロ
ース系微粉粒の表面積が顔料を担持していることによ
り、従来の木粉に比べ大となっており、したがって板材
中において該微粉粒と樹脂との接着度が高まる。さら
に、白色無機顔料を担持したセルロース系微粉粒を配合
したことによって白色の板材となるため、2次加工にお
ける色調整が簡便となり、美麗な木質様を容易に付与す
ることが可能になる。
【0050】請求項2記載の木質様板製品は、前記請求
項1記載の木質様板材に研削処理を施したので、研削処
理面において外面に臨んで位置する白色無機顔料担持セ
ルロース系微粉粒が、その顔料担持部分が削られてセル
ロース系微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、
板材表面が木質感に富んだものとなる。また、このセル
ロース系微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料が塗布
されることにより、塗料が直接セルロース系微粉粒中に
吸い込まれ、これによって塗料の板材へののりが良好と
なり、より一層木質感に富んだものとなる。さらに、塗
料がセルロース系微粉粒に吸い込まれることから、微視
的に見て塗料が板材上ににじんだ状態でのり、これによ
って得られた木目模様は、従来の印刷による木目模様の
ように例えば色の濃淡が模様の境目ではっきりしてしま
うといった不自然がなくなり、一層天然のものに近いも
のとなる。また、木質様板材にセルロース系微粉粒が配
合されているため鋸による切断や釘打ちなども十分可能
となり、よって木材とほぼ同様に取り扱うことができる
ことから、住宅等の化粧材などとした場合にも現場での
取付などの施工性に極めて優れてものなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】解放型のボールミルの要部破断正面図。
【図2】磨砕処理に用いられる粉砕機の一例を示す概略
構成図。
【図3】図2に示した粉砕機の砥石の一例を示す平面
図。
【図4】本発明に使用されるセルロース系微粉粒の白色
無機顔料を担持した状態を示す断面図。
【図5】研削処理を施した板材表層部の拡大図。
【図6】セルロース系微粉粒を配合した塗料を板材の切
削面に塗布した状態を示す板材表層部の拡大図。
【図7】木材を直接微粉状に粉砕して得られた従来の木
粉を示す拡大図。
【符号の説明】
1 ミル本体 3 ボール 10 白色無機顔料粒子 11 セルロース系微粉粒 20 板材 21 塗膜 22 セルロース系微粉粒 30 粉砕機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:16 4F B29L 31:10 4F 31:44 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磨砕処理が施され、白色無機顔料が表面
    に担持されたセルロース系微粉粒が樹脂に混合され、該
    混合物が押出もしくは射出成形により板状に成形されて
    なることを特徴とする木質様板材。
  2. 【請求項2】 磨砕処理が施され、白色無機顔料が表面
    に担持されたセルロース系微粉粒が樹脂に混合され、該
    混合物が押出もしくは射出成形により板状に成形され、
    さらに該板状成形体の被塗装面に研削処理が施され、該
    研削処理面に塗料が塗布されてなることを特徴とする木
    質様板製品。
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