JPH0534501A - プラスチツク成形光学素子およびその成形型 - Google Patents

プラスチツク成形光学素子およびその成形型

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JPH0534501A
JPH0534501A JP3213152A JP21315291A JPH0534501A JP H0534501 A JPH0534501 A JP H0534501A JP 3213152 A JP3213152 A JP 3213152A JP 21315291 A JP21315291 A JP 21315291A JP H0534501 A JPH0534501 A JP H0534501A
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弘 中西
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Yoichi Shibata
洋一 柴田
Toshiaki Magome
敏明 馬籠
Takashi Ubagai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学素子本体をプラスチック成形するとき
の、成形用の型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分
(型割り面)に対応して、光学素子本体に突条部を形成
して、「バリ」の発生を未然に防ぐことができ、成形後
の光学素子の取扱いを容易にしたプラスチック成形光学
素子およびその成形型を提供する。 【構成】 光学素子本体(1)をプラスチック成形する
ときに使用する成形用の型部材あるいは駒部材の合わせ
となる部分(型割り面)(6)に対応して、前記光学素
子本体(1)に、所要強度を確保するのに必要な厚さ
で、薄い突条部(2)を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、レンズ、プ
リズム、ミラー(ポリゴンミラーを含む)などの光学素
子を、プラスチック樹脂を用いて構成したプラスチック
成形光学素子およびその成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチックレンズなどのプ
ラスチック成形光学素子は、射出成形、射出圧縮成形な
どの成形法を用いて成形されている。これらのプラスチ
ック成形光学素子は、一般のプラスチック成形品と異な
り、全体の寸法精度、光学機能面の加工精度などの要求
精度が高い。この要求精度を満足するために、その成形
加工に際しては、例えば、樹脂の収縮分を補う目的で、
通常のプラスチック成形に用いられるより高い加工圧力
(一般のプラスチック成形品の成形加工圧力は凡そ数百
kg/cm2 であるが、プラスチック成形光学素子の成
形加工圧力は1000kg/cm2 を越える)が用いら
れ、成形型のキャビティ形状をより忠実に転写しようと
している。
【0003】また、特開昭60−75911号公報に開
示されているように、プラスチック成形光学素子の成形
に際しては、溶融した樹脂を成形型に射出する前に、予
め、前記樹脂のガラス転移点温度以上に、前記成形型
の、特に、そのキャビティ周辺の温度を上昇させ、前記
樹脂が型内に射出されてからの急速な粘度低下を防ぎ、
キャビティ形状の、より忠実な転写が行えるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、成形の際の加工圧力、成形型の温度条件
などで、光学素子本体を形造る前記成形型のキャビティ
周囲における、合わせとなる部分(型割り面)や、成形
型の一部を構成する駒部材相互の、あるいは、成形型部
材との合わせとなる部分に「バリ」が形成される。この
「バリ」は、本来、成形に際して形成されることを期待
していない部分であり、非常に薄く構成されるために、
成形後のプラスチック成形光学素子の取扱い過程で、光
学素子本体より解離して、例えば、光学素子の光学機能
面に付着すると、解像力の低下など、光学性能の劣化を
引き起す。また、「バリ」の解離を避けるため、光学素
子に対する、搬送用のハンドなどのロボットによるアク
セスを難しくしている。
【0005】そこで、従来から、成形型に十分な型締力
を作用させ、あるいは、成形用の型部材、駒部材の合わ
せとなる部分に「バリ」が生じないように、各型部材、
駒部材相互の製作精度を上げ、例えば、加工精度を5μ
以下という超高精度にし、あるいは焼きばめなどの手段
を講じたりしている。しかし、前述のように、型締め力
を上げると、型に過剰な負担が掛かり、繰返し使用され
る過程で、型が変形し、ひいては、型の耐久性を低下す
るという新たな問題も発生し、また、型加工精度を上げ
ると、型製作費がかさみ、型加工に膨大な時間を費やす
という問題が発生していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、光学素子本体をプラスチック成形するときの、成
形用の型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分(型割
り面)に対応して、光学素子本体に突条部を形成して、
「バリ」の発生を未然に防ぐことができ、成形後の光学
素子の取扱いを容易にしたプラスチック成形光学素子お
よびその成形型を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のプラ
スチック成形光学素子では、光学素子本体をプラスチッ
ク成形するときに使用する成形用の型部材あるいは駒部
材の合わせとなる部分(型割り面)に対応して、前記光
学素子本体に、所要強度を確保するのに必要な厚さで、
薄い突条部を形成している。
【0008】また、上記光学素子の成形型では、光学素
子本体をプラスチック成形するときに使用する成形用の
型部材あるいは駒部材で形造るキャビティの周囲の、成
形用型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分に、前記
キャビティで形成される前記光学素子本体に突条部が形
成されるに足る溝条が設けられている。象を解決したも
のである。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を具体的に説明する。図1には、本発明によるプラスチ
ック成形光学素子の第1の実施例が示されており、ここ
で符号1は、その光学素子本体を表し、2は本発明によ
るところの光学素子本体に付随して形成された突条部で
ある。
【0010】このような構成のプラスチック成形光学素
子を得るには、図2に示すような構成の成形型が使用さ
れる。ここで、符号4は固定側型枠、5は可動側型枠あ
り、符号6は固定側型枠と可動側型枠との合わせ部分
で、一般にはこの部分をパーティング面(型割り面)と
呼称している。
【0011】符号7は固定側型枠4の内側で、被成形光
学素子のレンズ面を構成するところの鏡面駒であり、9
は可動側型枠5の内側で、同じくレンズ面を構成すると
ころの鏡面駒であって、上記各型枠内に位置する型部材
8および10内に埋め込まれている。また、前記型部材
8および10には、上記光学素子を成形型より突出す時
に使用する突き出しピン11の突き場所に対応して、上
記光学素子を光学製品として組み込む時の基準場所とな
る鍔3に対応する段部3Aが形成されており、その段部
内側に位置して、上記型部材8および10で形成される
キャビティ1Aが構成され、前記鏡面駒7,9とのパ−
ティングに対応している。
【0012】なお、この実施例では、前記鏡面駒7およ
び9と、これらを格納する型部材8および10との合わ
せの部分も、また、符号12および13で示されるパ−
ティング面であるが、焼ばめなどの手段で、上記型部材
に嵌合してあって、実質的に無間隙状態になっている。
【0013】従って、通常、前記光学素子の成形型で発
生する「バリ」は、これらの固定側型枠4と可動側型枠
5の合わせ部分6(これは同時に型部材8および10の
パ−ティング面でもある)や、鏡面駒7および9と、こ
れを格納する型部材8および10との合わせ部分12お
よび13の位置に発生するが、上記実施例では、特に、
前記合わせ部分6に「バリ」を発生させないようにする
ための対策がなされている。これは、図示のように、上
記パ−ティング面6に沿って、上記キャビティ1Aを囲
む段部3Aの先に溝条2Aを形成するという型加工で実
現される。
【0014】次に、本発明のプラスチック成形光学素子
(図1参照)およびその成形型(図2参照)による射出
成形を例にして、従来例(図3および図4参照)との比
較において、実際の成形加工中にどのように「バリ」が
発生していくか、また、本発明で、これを如何に回避す
るかについて、説明する。
【0015】ここで成形に使用する樹脂は、成形機のシ
リンダ(図示せず)内で加熱溶融され(例えば、アクリ
ル樹脂、PMMAなどで、250℃)、符号17の所か
らスプルー14、ランナー15、ゲート16を通って成
形型内に射出される。なお、射出の前に、キャビティ1
Aの周囲は温度調節用の溝23に供給された媒体によっ
て、十分に温度調節されている(例えば、120℃〜1
50℃)。
【0016】前述したように、光学素子を成形する場
合、キャビティ形状をより忠実に転写するために、上記
溶融樹脂は、一般のプラスチック成形品の成形時よりも
高い射出圧力で型内に射出される。また、同様の理由
で、前述した様に成形型を予め射出する樹脂のガラス転
移点温度(例えば、120℃)以上に上昇させ、前記樹
脂が型内に射出されてからの著しい粘度低下を防いでい
る。なお、一般には、前記成形型を、その流動開始(=
停止)温度(例えば、150℃)以上に昇温させること
は、冷却などを含む成形サイクルの関係で不利であるこ
とから、そのような昇温を行うことはない。
【0017】ここでは、成形型が、上記条件に合うよう
に、成形機の型締装置(図示せず)によって十分に型締
されているが、それでも、キャビティ1Aに射圧された
樹脂の高い射出圧力によって、射出充填時の一瞬である
が、固定側の型部材8と、可動側の型部材10の間に、
前記パ−ティング面6において隙間が発生してしまう。
従って、従来の成形型による成形の場合には、金型の温
度が高いということも加わって、前記隙間には、溶融樹
脂が入りこみ、図3の符号20に示すように「バリ」が
発生するのである。これは、成形に使用する樹脂の種類
によっても異なるが、光学素子を成形する樹脂は低粘度
の物が多く、例えば、アクリル樹脂やポリカーボネート
樹脂では、上記隙間が15μm程度であっても、溶融樹
脂が前記隙間に入り込み、「バリ」となってしまう。
【0018】ところが、我々が、鋭意努力して、知見し
たところでは、本発明のように、成形型のパ−ティング
面に沿って、キャビティ1A(あるいはその周囲の段部
3A)に付随して溝条2Aを設けておくと(図2参
照)、固定側の型部材8と可動側の型部材10の間に、
たとえ、隙間が発生したとしても、溝条2Aのせまい個
所に樹脂が流れ出る間に、前記樹脂は急速に冷却され、
その溝条2Aの先端に到達する前に固化してしまい、
「バリ」を発生させないのである。
【0019】なお、我々は、多くの経験から、この溝条
2Aの形状(深さと長さ)とバリ止めの効果との間で、
また、この成形型で樹脂が光学素子となった時の、上記
溝条2A内で形成される突条部2の強度について一定の
関係があることを見い出している。ここで、溝条2Aの
加工部分の深さとは、光学素子の突条部でいうと、厚
み、すなわち、図1に示す寸法Cのことであり、長さと
は、同じく、光学素子本体1より突出する方向で図1に
示す寸法Bのことである。
【0020】溝条2Aの加工部分が深かったり、その長
さが短かったりすると、溝条2A内での樹脂の冷却固化
が十分に進まない内に、溝条2Aの先端まで樹脂が流れ
てしまい、その先で、従来と同じように「バリ」を発生
させてしまうおそれがある。また、反対に、溝条2Aが
浅かったり、その長さが長かったりすると、成形後の光
学素子の突条部の厚みが薄かったり、長さが長かったり
するため、成形後の機械ハンドなどによる取扱いの際、
強度不足により、折れ易く、折れた突条部が光学素子の
光学機能面に付着してしまう可能性がある。
【0021】既に述べたように、「バリ」の問題は、そ
の「バリ」が光学素子本体より解離して光学素子の光学
機能面に付着した時に解像力の低下など光学性能の劣化
をひき起こす点、および、この「バリ」を避けて機械ハ
ンドなどにより光学素子を搬送する際のアクセスの難し
さにある。従って、溝条2Aを設けて、その溝条の加工
部分の所より先にバリが発生しなくなったとしても、成
形品である光学素子の突条部が折れ易くなってしまって
は、突条部を設けた意味がない。
【0022】そこで、我々は、鋭意検討の結果、実用
上、前記溝条2Aの深さが0.5mm以下で、長さは
0.3mm以上であれば、前記溝条の加工部分の所より
先にバリが発生するおそれがなく、また、成形品として
の光学素子に形成されている突条部の強度的な問題も、
前記突起部の厚みCが0.05mm以上で、その長さB
が2mm以下であれば、実質的に起こらないと認識して
いる。
【0023】なお、ここで、突条部2の長さBに対応す
る溝条2Aの加工部分の長さBBの最大は2mmである
必要はない。これは、前記樹脂の流れが溝条2Aの先端
の所で止まることもあれば、前記溝条2Aの加工部分の
途中で止まることもあるからである。従って、われわれ
は、溝条の加工部の長さの最大値を、使用する樹脂、成
形条件によって、適宜設定すれば良いと考えている。ま
た、突条部2の厚みCが0.05mm〜0.1mm程度
の時は、この突条部が強度的に十分でなく、折れ易いの
で、突条部の根元、すなわち、光学素子本体との連続部
18に、所謂、Rなどの面取りを施すことが望ましいと
考えている。これは、すなわち、成形型でいえば、前記
突条部を形成する溝条2Aと光学素子本体を形造るキャ
ビティ1Aとが連続するところに面取り加工を施すこと
を意味する。
【0024】なお、突条部2の先端19の形状は丸味を
帯びていても良いし、角張っていても良いが、角張って
いる時は、成形加工時の型からの突き出し方向に対し、
抜き勾配が施されていることが望ましい。
【0025】図5は本発明によるプラスチック成形光学
素子の第2の実施例を示すもので、符号1Dはその光学
素子本体を表し、2Dは本発明による所の光学素子本体
に付随して設けられた突条部である。
【0026】このような光学素子を得るためには、図6
に示すような構成の成形型が使用される。図2に示した
先述の実施例では、エジェクターピン11を用いて鍔部
3のところを突出し、光学素子を成形型より突出す方法
が開示されているが、図6に示す実施例では、可動側の
鏡面駒9により直接光学素子を突出す方法が開示してあ
る。このように、光学素子の突出しのために可動側鏡面
駒9を摺動させるには、可動側鏡面駒9とその鏡面駒を
格納する駒10との間に、摺動に必要なクリアランスが
なくてはならない。このため、前述したように、それら
の型部材、駒部材の合わせ部分、すなわち、パ−ティン
グ面13に「バリ」が発生するおそれがある。そこで、
図6に示す実施例では、特に、成形型を構成する型部
材、駒部材の合わせ部分13に位置して溝条2DAを設
けている。このような成形型で形成された前記突条部2
Dは、図2に示す突条部2とは異なり、成形品の抜き方
向に位置する。従って、前記抜き方向には、通常、抜き
勾配を設定するので、突条部2Dの厚みは、樹脂の流れ
方向に関して変化する形となる。なお、パ−ティング面
6について、この実施例では「バリ」発生に対処するた
めの溝条を設けていないが、必要なら、ここにも、当
然、溝条を設けて、光学素子本体1Dの周縁に突条部を
形成するとよい。
【0027】我々は、前記突条部2Dに対応する溝条部
2DAの形状とバリ止めの効果について鋭意検討した結
果、バリ止めに関しては0.5mm以下の厚みの部分が
0.3mm以上であることが好ましいことを見い出して
いる。また、成形後の光学素子の突条部の強度上の問題
より、前記突起部2Dの0.5mm以下の厚みの部分の
長さEは2mm以下であることが好ましいと判断してい
る。
【0028】なお、ここで、突条部2Dの長さEに対応
する溝条部の長さの最大値は2mmである必要はなく、
前述したように2mm以上であっても良い。また、強度
上、突条部2Dの根元、すなわち光学素子本体1Dとの
連続部分18DにはRなどの面取りが施されていること
が望ましい。これは、すなわち、成形型でいえば、突条
部を形成する溝条部2DAの加工部分と光学素子本体を
形造るキャビティ1DAとの連続するところにRなどの
面取り加工を施すことを意味する。
【0029】また、図6に示す実施例では、通常の射出
成形の型構成について示したが、射出圧縮成形の場合
も、上記実施例と同様に、鏡面駒9が圧縮成形のために
摺動する構成になるので、鏡面駒9と前記鏡面駒を格納
する型部材10との合わせ部分、すなわち、パ−ティン
グ面13に「バリ」が発生するおそれがある。従って、
この場合にも、上記実施例と同様に、突条部2Dを形成
するための溝条部2DAを加工する必要がある。
【0030】更に、図5、図6に示す実施例では、可動
側にのみに突条部を形成したが、鏡面駒7と鏡面駒を格
納する型部材8との間において、その熱膨張係数差の関
係で、たとえ、両者間で摺動しないにしても、合わせ部
分12に隙間が生じ、「バリ」を発生させるおそれがあ
るので、成形型の構造上、あるいは使用態様によって
は、固定側に突条部を形成するための溝条部の加工を行
うことも必要である。
【0031】先述の図1の実施例では、光学素子1を成
形する金型のパーティング面に対応する個所21が平面
である場合を示したが、光学素子の種類、用途によって
は、図7に示すように、パーティング面に対応する個所
22が円弧状などの曲面の場合もあり得る。この場合
は、パ−ティング面が平面の場合よりも、型合わせが難
しいから、「バリ」が発生しやすい。従って、パーティ
ング面が曲面となる場合には、特に、図示のように、突
条部2Gが必要である。
【0032】また、図6に示す成形型では、鏡面駒7,
9と、これらを格納する型部材8,10との合わせ部分
12,13に予想される「バリ」の発生についての対策
が例示されているが、型部材、駒部材の合わせ部分は、
図6に示した構成だけに留まらないのであって、たとえ
ば、型内にスライド駒部材を備えた機構があれば、その
スライドする駒部材の合わせ面などにも「バリ」の発生
が予想できるから、その合わせ面にも成形品で突条部と
なるように溝条部の加工が必要である。その例を図8に
示す。ここで、符号24は光学素子としてのポリゴンミ
ラーであり、その鏡面25はレーザー光の反射面であ
る。
【0033】ポリゴンミラー24を成形する成形型は、
たとえば、図10に示すものが用いられると良く、ここ
では、パーティングを開いた状態で可動側型を示してい
る。型枠28の中にはキャビティ24Aを形成する6個
のスライド鏡面駒27が組み込まれており、型開、型閉
動作によって鏡面駒27は矢印方向にスライドするよう
な機構(図示せず)で操作される。ここで、符号29は
スライドする鏡面駒同志の合わせ部分、すなわち、パ−
ティング面であり、この合わせ部分29に「バリ」が発
生すると考えられる。従って、各鏡面駒27に、成形品
の突条部26に対応する溝条部26Aを設けることで、
「バリ」の発生を回避するのである。
【0034】また、図9には、光学素子本体に別の突条
部を設けた例が示されている。ここでは、ポリゴンミラ
ー30は、両端にフランジ状の突条部32を備え、その
間に6個の鏡面31(レーザー光の反射面)を備えてい
る。
【0035】前記ポリゴンミラー30を成形する型は、
たとえば、図11に示す構成になっていて、キャビティ
30Aを形成する6個の鏡面駒33は、スライド駒の構
成であり、成形型の開閉動作により、矢印方向にスライ
ドする。しかして、成形型が開いている時は、鏡面駒3
3を格納している型部材36が、バネ37により、中心
より離れる方向に動く。成形型を閉めると、上記型部材
36のテーパ面40の働きにより、型部材36は型の中
心方向へ動き、それに従って、鏡面駒33も型の中心方
向へ動く。この時、鏡面駒33と固定側型枠34、可動
側型枠35との合わせ部分(パ−ティング面)38,3
9には「バリ」が発生する可能性がある。従って、成形
品の突条部32に対応するように、駒33の先端に溝条
部32Aを設けて、ここで樹脂の流れを止め、「バリ」
の発生を阻止するのである。
【0036】なお、前記突条部26,32の厚みIおよ
びKと、長さHおよびJの範囲は、厚みが0.05mm
以上0.5mm以下で、長さが0.3mm以上2mm以
下であることが望ましい。
【0037】また、図2、図4、図6で示す成形型によ
る成形には、一般の射出成形法が採用されているが、複
数の金型を射出工程、冷却工程、取出工程、昇温工程と
移動する、所謂、「ロ−タリ−式」の成形方法において
は、可及的に型を小型化したいという要求から、過大な
型締力をかけることが、型の変形を招くものとして避け
られなければならない。この点を解決しないと、型の耐
久性が低下する。また、十分な型締め力を受けても耐え
られるように丈夫な型を構成すると、多数の型を用いる
ことから、1個当たりの型代が高価になり、また、これ
に対応する成形操作機構も大型化し、コスト高となる。
従って、本発明のように、成形型の型部材、駒部材にお
けるパ−ティング面での溝条部の加工を行い、「バリ」
発生防止対策を行うことは、十分に有益なことである。
【0038】なお、本発明は、熱可塑性樹脂の射出成形
のみならず、粉末成形や熱硬化性樹脂(たとえば、エポ
キシ樹脂やシリコーン樹脂)の成形でも、有益な「バ
リ」発生防止対策となる。また、上述の実施例では、成
形型のパ−ティング面全てにわたって溝条部を形成し、
そこで樹脂の流れを止めて、実質的に「バリ」発生を回
避し、しかも、この時、光学素子に形成された突条部
を、機械的なハンドによる搬送操作でも損傷しない強度
に構成する配慮がなされたが、成形時のパ−ティング面
近くの樹脂の硬化速度などを考慮すれば、パ−ティング
面の所要部分にのみ、上記溝条部を形成するだけでも、
実質的に「バリ」発生を回避できる場合が考えられる。
従って、本発明は、光学素子本体における上記突条部が
部分的に構成される場合、および、成形型の型部材、駒
部材の合わせ部分における溝条部が部分的に形成される
場合も、その技術的範囲に含んでいる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、光学素
子本体をプラスチック成形するときに使用する成形型の
光学素子本体を形造るキャビティの周囲の型合わせ部分
(型割り面)に対応して、光学素子本体に所要強度の突
起部が形成されるように、溝条部を形成加工し、この成
形型を使用して、プラスチック光学素子を成形すること
により、「バリ」の発生がなく、成形後の光学素子の搬
送における機械的ハンドなどのアクセスを容易にし、更
には、多大な型締力を必要としないので、型の変形も少
なく、長期の使用に耐えられるようになり、また、型製
作費や型加工時間が大きくなることも避けられるなどの
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学素子の第1の実施例を示す図
である。
【図2】上記実施例の光学素子のための成形型を示す図
である。
【図3】従来の光学素子の図である。
【図4】上記従来の光学素子のための成形型を示す図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】上記他の実施例の光学素子のための成形型を示
す図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図9】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図10】図8の実施例のための成形型を示す図であ
る。
【図11】図9の実施例のための成形型を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1D,1G 光学素子本体 2,2D,2G 突条部 2A 溝条部 3,3G 鍔部 7 固定側鏡面駒 8 固定側鏡面駒が格納される型部材 9 可動側鏡面駒 10 可動側鏡面駒が格納される型部材 12,13 合わせ部分(パ−ティング面) 6 合わせ部分(パ−ティング面) 20 バリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、光学素子本体をプラスチック成形するときの、成
形用の型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分(たと
えば型割り面)に対応して、光学素子本体に突条部を形
成して、「バリ」の発生を未然に防ぐことができ、成形
後の光学素子の取扱いを容易にしたプラスチック成形光
学素子およびその成形型を提供しようとするものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のプラ
スチック成形光学素子では、光学素子本体をプラスチッ
ク成形するときに使用する成形用の型部材あるいは駒部
材の合わせとなる部分(たとえば型割り面)に対応し
て、前記光学素子本体に、所要強度を確保するのに必要
な厚さで、薄い突条部を形成している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、上記光学素子の成形型では、光学素
子本体をプラスチック成形するときに使用する成形用の
型部材あるいは駒部材で形造るキャビティの周囲の、成
形用型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分に、前記
キャビティで形成される前記光学素子本体に突条部が形
成されるに足る溝条が設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】なお、この実施例では、前記鏡面駒7およ
び9と、これらを格納する型部材8および10との
、符号12および13で示される合わせの部分が生じ
が、焼ばめなどの手段で、上記型部材に嵌合してあっ
て、実質的に無間隙状態になっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このような光学素子を得るためには、図6
に示すような構成の成形型が使用される。図2に示した
先述の実施例では、エジェクターピン11を用いて鍔部
3のところを突出し、光学素子を成形型より突出す方法
が開示されているが、図6に示す実施例では、可動側の
鏡面駒9により直接光学素子を突出す方法が開示してあ
る。このように、光学素子の突出しのために可動側鏡面
駒9を摺動させるには、可動側鏡面駒9とその鏡面駒を
格納する駒10との間に、摺動に必要なクリアランスが
なくてはならない。このため、前述したように、それら
の型部材、駒部材の合わせ部分13に「バリ」が発生す
るおそれがある。そこで、図6に示す実施例では、特
に、成形型を構成する型部材、駒部材の合わせ部分13
に位置して溝条2DAを設けている。このような成形型
で形成された前記突条部2Dは、図2に示す突条部2と
は異なり、成形品の抜き方向に位置する。従って、前記
抜き方向には、通常、抜き勾配を設定するので、突条部
2Dの厚みは、樹脂の流れ方向に関して変化する形とな
る。なお、パ−ティング面6について、この実施例では
「バリ」発生に対処するための溝条を設けていないが、
必要なら、ここにも、当然、溝条を設けて、光学素子本
体1Dの周縁に突条部を形成するとよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、図6に示す実施例では、通常の射出
成形の型構成について示したが、射出圧縮成形の場合
も、上記実施例と同様に、鏡面駒9が圧縮成形のために
摺動する構成になるので、鏡面駒9と前記鏡面駒を格納
する型部材10との合わせ部分13に「バリ」が発生す
るおそれがある。従って、この場合にも、上記実施例と
同様に、突条部2Dを形成するための溝条部2DAを加
工する必要がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】ポリゴンミラー24を成形する成形型は、
たとえば、図10に示すものが用いられると良く、ここ
では、パーティングを開いた状態で可動側型を示してい
る。型枠28の中にはキャビティ24Aを形成する6個
のスライド鏡面駒27が組み込まれており、型開、型閉
動作によって鏡面駒27は矢印方向にスライドするよう
な機構(図示せず)で操作される。ここで、符号29は
スライドする鏡面駒同志の合わせ部分であり、この合わ
せ部分29に「バリ」が発生すると考えられる。従っ
て、各鏡面駒27に、成形品の突条部26に対応する溝
条部26Aを設けることで、「バリ」の発生を回避する
のである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】前記ポリゴンミラー30を成形する型は、
たとえば、図11に示す構成になっていて、キャビティ
30Aを形成する6個の鏡面駒33は、スライド駒の構
成であり、成形型の開閉動作により、矢印方向にスライ
ドする。しかして、成形型が開いている時は、鏡面駒3
3を格納している型部材36が、バネ37により、中心
より離れる方向に動く。成形型を閉めると、上記型部材
36のテーパ面40の働きにより、型部材36は型の中
心方向へ動き、それに従って、鏡面駒33も型の中心方
向へ動く。この時、鏡面駒33と固定側型枠34、可動
側型枠35との合わせ部分38,39には「バリ」が発
生する可能性がある。従って、成形品の突条部32に対
応するように、駒33の先端に溝条部32Aを設けて、
ここで樹脂の流れを止め、「バリ」の発生を阻止するの
である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、図2、図4、図6で示す成形型によ
る成形には、一般の射出成形法が採用されているが、
及的に型を小型化したいという要求のある複数の金型を
射出工程、冷却工程、取出工程、昇温工程と移動する、
所謂、「ロ−タリ−式」の成形方法や、複数の金型を成
形後に自動段取りさせて行う成形法においては、過大な
型締力をかけることが、型の変形を招くものとして避け
られなければならない。この点を解決しないと、型の耐
久性が低下する。また、十分な型締め力を受けても耐え
られるように丈夫な型を構成すると、多数の型を用いる
ことから、1個当たりの型代が高価になり、また、これ
に対応する成形操作機構も大型化し、コスト高となる。
従って、本発明のように、成形型の型部材、駒部材にお
ける合わせ面での溝条部の加工を行い、「バリ」発生防
止対策を行うことは、十分に有益なことである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,1D,1G 光学素子本体 2,2D,2G 突条部 2A 溝条部 3,3G 鍔部 7 固定側鏡面駒 8 固定側鏡面駒が格納される型部材 9 可動側鏡面駒 10 可動側鏡面駒が格納される型部材 12,13 合わせ部分 6 合わせ部分(パ−ティング面) 20 バリ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、特開昭61−233520号公報に
開示されているように、プラスチック成形光学素子の成
形に際しては、溶融した樹脂を成形型に射出する前に、
予め、前記樹脂のガラス転移点温度以上に、前記成形型
の、特にキャビティ周辺の温度を上昇させ、前記樹脂が
型内に射出されてからの急速な粘度低下を防ぎ、キャビ
ティ形状の、より忠実な転写が行なえるようにしてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】図7は図6の成形型で成形したレンズ成形
品の前述溝条部20Aによって成形された成形部2DA
を示す部分拡大図である。ここでは、突条部2Dの長さ
Eに対応する溝条部の長さの最大値は2mmである必要
はなく、前述したように2mmであっても良い。また、
強度上、突条部2Dの根元、すなわち光学素子本体1D
との連続部分18DにはRなどの面取りが施されている
ことが望ましい。これは、すなわち、成形型でいえば、
突条部を形成する溝条部2DAの加工部分と光学素子本
体を形造るキャビティ1DAとの連続するところにRな
どの面取り加工を施すことを意味する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 11:00 4F (72)発明者 馬籠 敏明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 祖母井 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子本体をプラスチック成形すると
    きに使用する成形用の型部材あるいは駒部材の合わせと
    なる部分(型割り面)に対応して、前記光学素子本体
    に、所要強度を確保するのに必要な厚さで、薄い突条部
    を形成したことを特徴とするプラスチック成形光学素
    子。
  2. 【請求項2】 前記突条部の厚みが0.05mm以上
    0.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載
    のプラスチック成形光学素子。
  3. 【請求項3】 前記突条部の長さが0.3mm以上2m
    m以下であることを特徴とする請求項2に記載のプラス
    チック成形光学素子。
  4. 【請求項4】 前記突条部が前記光学素子本体に連続す
    る個所に、面取りが施されていることを特徴とする請求
    項1に記載のプラスチック成形光学素子。
  5. 【請求項5】 光学素子本体をプラスチック成形すると
    きに使用する成形用の型部材あるいは駒部材で形造るキ
    ャビティの周囲の、成形用型部材あるいは駒部材の合わ
    せとなる部分に、前記キャビティで形成される前記光学
    素子本体に突条部が形成されるに足る溝条が設けられて
    いることを特徴とするプラスチック成形光学素子の成形
    型。
  6. 【請求項6】 前記突条部を形成する前記溝条と、前記
    光学素子本体を形成するキャビティとの連続個所に面取
    り加工が施されていることを特徴とする請求項5に記載
    のプラスチック光学素子の成形型。
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