JPH05344838A - 魚体の調理方法 - Google Patents

魚体の調理方法

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Publication number
JPH05344838A
JPH05344838A JP4180417A JP18041792A JPH05344838A JP H05344838 A JPH05344838 A JP H05344838A JP 4180417 A JP4180417 A JP 4180417A JP 18041792 A JP18041792 A JP 18041792A JP H05344838 A JPH05344838 A JP H05344838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish body
jig
spine
fish
gills
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4180417A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryokichi Chiba
良吉 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOURIYUU KAIKAN KK
Original Assignee
HOURIYUU KAIKAN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HOURIYUU KAIKAN KK filed Critical HOURIYUU KAIKAN KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】魚体から内臓とエラと背骨を引き出した後に焼
くか、さらに魚体の内部に骨粉を入れて焼くか、あるい
は焼くときに頭部を除く魚体を笹の葉5で覆った状態で
焼く。 【効果】内臓や背骨を抜き取った後に焼くので、食べや
すい。魚体内に骨粉を入れたときはカルシウムが摂取で
きる。また、笹の葉で覆ってから焼くので身崩れせず、
商品性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚体の調理方法、詳しく
は魚体の外観をそのまま残すとともに内臓とエラと背骨
を除去した状態で焼く魚体の調理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一般に、岩魚などの魚体はそのまま焼くと
皮が焦げて身が崩れてしまうので、調理には細心の注意
と熟練を要していた。食する際には骨や内蔵と肉とを選
り分ける作業が必要で煩わしいほか、骨が邪魔になるの
で食べにくく、骨まわりの肉は食べ残してしまうことが
多かった。
【0003】
【発明の目的】本発明は前記欠点を解消し、特に食べや
すく、見た目によく、身が崩れることがなく、また健康
にもよい魚体の調理方法を提供することをその目的とす
る。
【0004】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る魚体の調理方法は、魚体の口又はエラ
の部分より内臓とエラを引き出すとともに、筒状の治具
を魚体内に差し込み、上記治具の先端開口部に頭骨に続
く背骨の基端部を入れ込み、さらに治具を魚体の背骨に
沿って進入させ、背骨の尾ヒレ側の先端を折って治具内
に背骨を挿入させた後、治具を抜き出すことにより背骨
を除去した後に魚体を焼くことを特徴とする。
【0005】また、本発明に係る魚体の調理方法は魚体
の口又はエラの部分より内臓とエラと背骨を引き出した
後に、魚体の内部に骨粉を入れて焼くことを特徴とす
る。
【0006】さらに、本発明に係る魚体の調理方法は、
魚体の口又はエラの部分より内臓とエラと背骨を引き出
した後に、頭部を除く魚体を笹の葉で覆った状態で焼く
ことを特徴とする。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を岩魚の調理方法の例につい
て材料の岩魚は生きているか、または死後時間が経過し
ていないものを使用する。その理由は、死後時間が経つ
と、肉が硬直してしまい、次に述べる骨抜きができなく
なるからである。
【0008】まず魚体からエラを取るとともに、内臓を
取り出して除去する。そのためには、口又はエラの部分
から適当な治具を入れ、内臓に絡ませて引き出せばよ
い。例えば、2本の箸を入れて魚体内で回転させながら
内臓に絡ませ、そのまま引き出せば、簡単に内臓を体外
に出すことができる。
【0009】次に、魚体から背骨を取り出す。そのため
には、図1のように筒状の治具1を使えばよい。この治
具1は先端側が元側よりも細く形成されているのが好ま
しい。もちろん、治具1の内径は背骨2の中心の太い部
分よりも大きく形成する。上記治具1を使うときは、ま
ず同図(a) のように魚体のエラの部分から上記治具1の
先端を差し込み、魚体の頭部3を横に曲げると背骨2の
端部2aが頭骨4から折れて離れるから、該端部2aを
治具1の先端開口部1aに入れる。口部又はエラ部は頭
骨4から近いので、この作業は簡単に行なうことができ
る。続いて、治具1を背骨2の長さ方向に沿って尾ヒレ
側に進入させる。背骨2の端部2aは既に治具1内に入
り込んでいるから、治具1の差し込みにつれて背骨2も
順次治具1の内部に挿入されていく。なお、治具1内に
挿入されるのは、背骨2の中心部分であり、中心から離
れた部分は体内に残る。また、肉は硬直していないの
で、骨と肉との離れがよく、容易に治具1を進入させる
ことができる。さらに、治具1の先端を魚体の尾ヒレ付
近にまで差し入れたら、魚体を同図(b) のように横に曲
げて背骨2を折る。治具1の内部の背骨2と尾ヒレ側の
背骨2とは分離するから、治具1を魚体から抜き出すこ
とにより背骨2も治具1と一緒に体外に出すことができ
る。治具1内の背骨2は適当な線材を使って押し出せば
よい。
【0010】次に、魚体を水洗いして数日間塩漬けし、
さらに塩抜きして塩、砂糖、しょうゆ、椎茸、調味料等
で作った調味液に漬けて味付けする。味付け後、魚体の
口から体内に焼いた骨粉を入れる。この骨粉は抜き出さ
れた背骨のほか、他の魚や動物等の骨を粉砕して焼いた
ものでよいが、さらにビタミン、調味料等を添加しても
よい。
【0011】最後に、魚体を焼く。ところで、魚体を直
接に火にかけると、皮が剥れるので、この場合、図2の
ように熊笹の葉5で魚体を覆ってから焼くのが好まし
い。通常は2枚の笹の葉5、5で魚体の両側を覆い、両
面焼きにすればよい。魚体の頭部3は露出させる。この
ようにして140°C前後で数分間焼くと、食するに十
分な程度に焼き上がる。熊笹の葉5と頭部3に焦げ目は
付くが、魚体のその他の部分の皮は剥れないので、身が
崩れることがなく、外観上は生きた状態のままである。
【0012】調理後は焼き立てを食べてもよいが、笹に
包んだ状態で真空パックにすれば、笹には殺菌作用があ
るので、日持ちがよくなるほか、パックのまま湯に通せ
ば調理仕立てと同じような風味を楽しむことができる。
【0013】
【効果】本発明によれば、魚体から内臓や背骨を抜き取
った後に焼くことにより、食する際には魚体の中心に棒
状の背骨がないので柔らかく、また骨や内蔵と肉とを選
り分ける作業が不要なので非常に食べやすい。
【0014】また、魚体の内部には骨粉が入れることに
より、カルシウムを摂取することができ、健康によいと
ともに、抜き取った背骨が無駄にならない。
【0015】さらに、魚体を笹の葉で覆ってから焼くこ
とにより、身崩れせず、商品性が高い。そして、笹の葉
から外部に露出した頭部には焦げ目が付いているので、
見た目には生魚の感じがなく、食欲がそがれることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b) は魚体からの背骨の抜き出し態様説明
図である。
【図2】笹の葉で覆った状態の説明図である。
【符号の説明】
1 治具 2 背骨 3 頭部 5 笹の葉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚体の口又はエラの部分より内臓とエラ
    を引き出すとともに、筒状の治具を魚体内に差し込み、
    上記治具の先端開口部に頭骨に続く背骨の基端部を入れ
    込み、さらに治具を魚体の背骨に沿って進入させ、背骨
    の尾ヒレ側の先端を折って治具内に背骨を挿入させた
    後、治具を抜き出すことにより背骨を除去した後に魚体
    を焼くことを特徴とする魚体の調理方法。
  2. 【請求項2】 魚体の口又はエラの部分より内臓とエラ
    と背骨を引き出した後に、魚体の内部に骨粉を入れて焼
    くことを特徴とする魚体の調理方法。
  3. 【請求項3】 魚体の口又はエラの部分より内臓とエラ
    と背骨を引き出した後に、頭部を除く魚体を笹の葉で覆
    った状態で焼くことを特徴とする魚体の調理方法。
JP4180417A 1992-06-15 1992-06-15 魚体の調理方法 Pending JPH05344838A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4180417A JPH05344838A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 魚体の調理方法

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JPH05344838A true JPH05344838A (ja) 1993-12-27

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ID=16082898

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JP4180417A Pending JPH05344838A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 魚体の調理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003532393A (ja) * 2000-05-10 2003-11-05 カルド フィッシュ アクスイェ セルスカプ 生魚肉製品を製造するための改良された方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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