JP3584008B2 - 串具および串付食材の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、具とそれを利用した串付食材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、野菜、魚肉、畜肉、臓器などの塊状食材を竹串などの串具に串通し(串刺し)してなる食材を加熱調理して喫食するタイプの串付食品として、これまでに実に様々なものが提供されている。 これら串付食品の中でも、鶏肉や鳥の内臓・皮膚などを竹串に串通しした食材を加熱調理して得られる、いわゆる「焼き鳥」は、串付食品の代表格として広く受け入れられており、居酒屋や料理屋などの飲食店のみならず、一般家庭でも手軽に調理および提供できる食品として認識されている。
【0003】
また、近年のアウトドア志向の高まりに見られるライフスタイルの変化を受けて、串付食品の分野においても、ボリューム感を高め、かつ屋内外でのパーティ用料理としても提供できるよう、串付食品の大型化が図られている。 この種の串付食品は、通常は、まず大型の串具を用い、次に、食品全体のバランスに見合った大きさの数個の塊状食材を串通しする。 このような串付食材を加熱調理して得た串付食品の喫食に際しては、まず串具の先端側に口を差し入れて、先端に串通しされた調理食品を歯でくわえて串具から抜き取って、それをそのまま喫食する。 以後、同様にして、隣の食品を歯でくわえて串具から抜き取って喫食する。 しかし、串具の根元(把持部)に近い位置に串通しされた食品については、串具を横にして食品を横からくわえて、串部上を移動せしめて後に喫食を行わなければならず、この場合、串具からの食品の抜き取りが難しくなる上に、格好も悪く、また口唇を汚すなどの不都合があった。 このことは、串具の大型化、すなわち、串具の串部の長大化によって、さらに顕著となっていた。 また、塊状食材の串通りを円滑ならしめるべく先端を鋭く尖らせた串具において、このような食べ方をすると、口唇や口内を刺傷しかねず、好ましくなかった。
【0004】
このような串部の長大化に伴う不都合を解消すべく、これまでに、串通しされた調理食品を箸などで摘んで串具から抜き取って、それらを盛り皿に取り分けるなどの対応がされていた。 このようにすると、口唇や口内に対する安全性が確保され、串通しされた食品の食べ難さが軽減されるが、串付食品の姿形が料理から完全に失われるのみならず、串付食品を喫食する時の食品を歯でくわえて串具から抜き取る独特の食べ方を楽しむ機会をも逸することになる。
【0005】
このように、串付食品は、社会的に広く認知された食品でありながらも、その大型化に伴って、串具からの食品の取り分けが難しくなり、また、その姿形を保ったままで料理に供することができなくなるなどの問題点に直面しているのが現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、当該技術分野での上記事情に鑑みて、特に、串付食品で利用される串具の構成について鋭意研究を重ねた末に本発明を完成するに至ったものである。つまり、本発明に係る串具は、棒状の第一の串部を有し、その先端部を起点として、前記第一の串部の一部を欠切して短串案内部を形成した長串と、前記第一の串部より短い棒状の第二の串部を有する短串と、を備え、前記第一の串部に塊状食材が串通された状態で、前記第二の串部が、前記長串と逆方向に前記短串の挿入経路を案内する前記短串案内部に沿って前記塊状食材に挿入されるものである。
【0007】
また、本発明に係る串付食材の製造方法は、棒状の串部の先端を起点として、前記串部の一部を欠切して短串案内部を形成した長串を有する串付食材の製造方法であって、塊状食材に前記長串を串通しした後、前記長串の先端を見えるように前記塊状食材の全体配置を整え、続いて、短串の先端を前記長串の先端に当てがい、前記長串の挿入方向と逆方向に、前記塊状食材に対して前記短串案内部によって挿入経路を案内しながら前記短串を前記短串案内部に沿って挿入するものである。
【0009】
本発明のこのような構成によって、串付食品を、その姿形を保ったままで料理に供することができるのみならず、串具からの串付食品の取り分けが安全・容易に行えるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明する。
【0011】
まず、図1を参照すると、本発明の串具1は、塊状食材が串通しおよび保持される棒状の串部と串具を把持するための把持部とを具備した、一本の短串2と一本の長串3とからなる。 この長串3とは、串部の長さが、短串2のそれよりも長い串具を指し、さらに、その先端部を起点とする串部の一部が欠切されてなる、塊状食材への短串の挿入経路を案内する短串案内部4を具備している。 この短串案内部4の形状は、塊状食材への短串2の挿入を妨げない形状であればよく、加工および取り扱いの容易さの観点からして、好ましくは、長串3の串部の長手方向中心軸に平行となるように欠切して形成した平坦面とする。
【0012】
なお、串具1(短串2および長串3)の構成素材としては、食品に利用できるものであればいずれも使用可能であり、例えば、竹、金属、陶器、木およびこれらの組み合わせなどが利用できる。 とりわけ、本発明にあっては、短串2および長串3の一方または双方に、竹串、特に、把持部が幅広に形成されている竹串(例えば、鉄砲串)が好適に利用でき、その把持部に具材の名称を記入、印刷または烙印しておくことで、串通しされた食材の詳細が一目瞭然に判別可能となる利点がある。
【0013】
これら本発明の串具に串通しされる塊状食材とは、塊状形状を保った食材であり、本発明にあっては、野菜、魚肉、畜肉および臓器などのいずれでも使用可能である。 ところで、畜肉としては、鶏肉、豚肉、牛肉、馬肉、羊肉、山羊肉、家兎肉、家きん肉、猪肉、鴨肉などが、また、臓器としては、肝臓、皮膚、心臓などが本発明において使用できる。
【0014】
次に、本発明の串具の使用態様を、図2を参照しながら説明する。
【0015】
まず、数個の塊状食材5(例えば、鶏肉)を、長串3に串通しし、そして、長串3の先端が見えるように、塊状食材5の全体配置を整える(図2(a)の状態)。次に、短串2の先端を長串3の先端に当てがい、そして、長串3とは逆方向から長串3の短串案内部4に沿って短串2を塊状食材5に挿入する(図2(b)の状態)。 塊状食材5への短串2の挿入を終えると、本発明の串付食材6(図2(c))が得られる。
【0016】
この串付食材6を、調味および加熱調理すると、串付食品7が得られる。 串付食材6の調味とは、串通しした塊状食材の調味(味付け)を指し、塊状食材の種類や購買者の好みに応じて味付けを行うものであり、例えば、食塩、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、食用油、醤油、味醂、酒、酢などを適宜選択して調製した調味液に串付食材を浸漬したり、当該調味液を串付食材に塗布または噴霧などして串付食材の味付けを行う。 次に、このように調味した串付食材を加熱調理する。 加熱調理法は、従来の串付食品での調理方法と同様に、串付食材に火を通す調理手段であればいずれでも本発明において利用でき、例えば、ガス炎や炭火による加熱調理法が本発明において好適に利用できる。
【0017】
このようにして得られた串付食品は、従来のように、先端に串通しされた食品を口に差し入れ、それを歯でくわえて串具から抜き取って、そのまま喫食することもできる。 あるいは、串付食品7から短串2を抜き取り、これを楊枝のように使って、串具から所望の数の食品を取り分けて(図3の状態)喫食することも可能である。 本発明のこの態様によれば、串具からの食品の抜き取りが簡便になる上に、手指や口唇を汚す懸念も解消され、また、口唇や口内に対する安全性も確保される。
【0018】
【実施例】
本発明を、その製造例に基づいて以下に具体的に説明するが、本発明は実施例の開示に基づいて限定的に解釈されるべきでない。
【0019】
まず、次の食材と串具を準備した。
【0020】
塊 状 食 材:若鶏のもも肉140個(約10g/個)
長 串(20本):串部の長さ17cm[短串案内部の長さ6cm]
短 串(20本):串部の長さ6cm
なお、長串および短串の双方の把持部に具材の名称を烙印して明記した。
【0021】
若鶏のもも肉を、長串(7個/長串)に串通しした。 そして、長串の先端が見える状態になるように、串通ししたもも肉の全体配置を整えた。 次に、短串の先端を長串の先端に当てがい、そして、長串の短串案内部に沿って、長串とは逆方向から短串をもも肉に挿入した。 このようにして、本実施例の串付食材(20点)が得られた。
【0022】
この串付食材を、調味液(砂糖、醤油、味醂、澱粉、酒精、食酢、食塩、アミノ酸系調味料、増粘剤、食用色素を含む調味液)に漬け込んで味付けした。 そして、備長炭に火をおこし、この炭火で、調味済の串付食材を加熱調理した。
【0023】
短串を取り外し、先端に串通しされた鶏肉を歯でくわえて串具から抜き取り、それをそのまま喫食したところ、鶏肉全体に均質に火が行き渡っており、口当たりが柔らかく、美味であった。
【0024】
また、本実施例の焼き鳥によれば、取り外した短串を楊枝のように使って、長串から所望の数の鶏肉を、手を汚さずに簡単に取り皿に取り分けることができた。
【0025】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、所期の目的であった、その姿形を保ったままで串付食品を料理に供せ、かつ串具からの食品の取り分けを容易ならしめる串具が提供されるのである。
【0026】
また、本発明の串具によれば、短串を箸のように利用することで、串具からの食品の抜き取りが簡便になる上に、手指や口唇を汚さずとも食品の取り分けができ、また、口唇や口内に対する安全性が確保されるなどの、優れた作用効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の串具の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の串付食材の製造プロセスを示す概略図である。
【図3】本発明の串付食品の取分例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 …… 串具
2 …… 短串
3 …… 長串
4 …… 短串案内部
5 …… 塊状食材
6 …… 串付食材
7 …… 串付食品

Claims (6)

  1. 棒状の第一の串部を有し、その先端部を起点として前記第一の串部の一部を欠切して短串案内部を形成した長串と、前記第一の串部より短い棒状の第二の串部を有する短串と、を備え、
    前記第一の串部に塊状食材が串通された状態で、前記第二の串部が、前記長串と逆方向に前記短串の挿入経路を案内する前記短串案内部に沿って前記塊状食材に挿入される串具。
  2. 前記短串および/または長串が、具材名が記入された把持部を具備する請求項1記載の串具。
  3. 前記第一の串部の先端部を起点として、その長手方向中心軸に平行に前記第一の串部を欠切して前記短串案内部が形成される請求項1記載の串具。
  4. 前記短串案内部の形状は、前記長手方向中心軸に平行な平坦面である請求項3記載の串具。
  5. 棒状の串部の先端を起点として、前記串部の一部を欠切して短串案内部を形成した長串を有する串付食材の製造方法であって、
    塊状食材に前記長串を串通しした後、前記長串の先端を見えるように前記塊状食材の全体配置を整え、続いて、短串の先端を前記長串の先端に当てがい、前記長串の挿入方向と逆方向に、前記塊状食材に対して前記短串案内部によって挿入経路を案内しながら前記短串を前記短串案内部に沿って挿入する串付食材の製造方法。
  6. 前記串部の長手方向中心軸に平行に前記串部を欠切して前記短串案内部を形成する請求項5記載の串付食材の製造方法。
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