JP3031822U - 野菜入り鶏肉菜 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鶏肉から出る肉汁が野菜に滲み込んで双方の
美味しさを出した鶏肉菜である。 【解決手段】 刻み野菜を巻き込み干瓢で束ねたロール
鶏肉を、火を通して食用処理した野菜入り鶏肉菜であ
る。また、刻み野菜を巻き込んで束ねたロール鶏肉の１
個または２個以上を串刺し、火を通して食用処理した野
菜入り鶏肉菜である

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は飯や酒の副食またはおかずに使用される野菜入りの鶏肉菜に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

飯や酒のおかずに食用される鶏肉は、唐揚げ、煮付け、塩焼き、水炊きなど火 を通して、各種の料理に供されている。特に鶏肉は、牛肉や豚肉に較べ脂身の少 ないため、健康食材としてまた酒の摘まみ食材として玉葱やキャベツなどの野菜 と共に多く食用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、これまでの鶏肉菜は、食用皿の鶏肉に野菜を添えたおかずや鶏肉と 野菜を交互に串刺して塩焼きした焼き鳥のように、それぞれの食材のもつ味を口 の中で頬張って味合う食べ方であるため、鶏肉から出る肉汁が野菜に滲み込んで 双方の美味しさを出した料理ではなかった。 本考案はこうした問題を解決し、鶏肉の肉汁が野菜に滲み込んだ野菜入り鶏肉 菜を提供する事を目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は上記の目的を満足した鶏肉料理を提供するもので、その要旨は 、刻み野菜を巻き込み干瓢で束ねたロール鶏肉を、火を通して食用処理した野菜 入り鶏肉菜である。また、刻み野菜を巻き込んで束ねたロール鶏肉の１個または ２個以上を串刺し、火を通して食用処理した野菜入り鶏肉菜である。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案について、図面を参照しながら詳細に説明する。 図１および図２は、本考案の野菜入り鶏肉菜を示したものである。図１におい て１は、ロール鶏肉である。ロール鶏肉１は、鶏の手羽先あるいはその他の部分 の肉を平たく切ってロール状に捲いたもので、中に、人参、いんげん豆、牛蒡、 アスパラガスなどを細片状に刻んだ野菜２が包み込まれている。この場合の野菜 ２は、ロール鶏肉１の中心部あるいはロール鶏肉１をコイル状に捲く際に順次捲 き込んでよい。３は、干瓢である。干瓢３は、夕顔を紐の様に薄く細長くむいて 干した食用乾物で、ロール状に捲いた鶏肉１が解けないように束ねるもので、料 理した際に鶏肉や野菜の汁が滲み込んで美味しく食べられる特長がある

【０００６】 また図２は本考案の一実施例を示したもので、図１と同様に、野菜２を包み込 んで束ねたロール鶏肉１の１個または２個以上を、竹や鉄などの細い串４に刺し 込んだ、串刺しロール鶏肉を示す。 上記のように束ねられたロール鶏肉は、火を通して唐揚げ、煮付け、塩焼き、 水炊き、カツ、焼き鳥など食用処理を施して食卓に供される。

【０００７】

【考案の効果】

上記のように構成された本考案の野菜入り鶏肉菜は、互いの食材がもつ旨味を 出し合いながら料理されるため美味しく食べられ、また野菜によって鶏肉の消化 作用が一層早く促進されるため胃がもたれる事もなく食される特長がある。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の野菜入り鶏肉菜の一実施例を斜視図で
示す。

【図２】本考案の野菜入り鶏肉菜の他の一実施例を斜視
図で示す。

【符号の説明】

１ ロール鶏肉 ２ 野菜 ３ 干瓢 ４ 串

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 刻み野菜を捲き込み干瓢で束ねたロール
   鶏肉を、火を通して食用処理した事を特徴とする野菜入
   り鶏肉菜。
2. 【請求項２】 刻み野菜を捲き込んで束ねたロール鶏肉
   の１個または２個以上を串刺し、火を通して食用処理し
   た事を特徴とする野菜入り鶏肉菜。