JPH05344386A - 画像輪郭強調器 - Google Patents

画像輪郭強調器

Info

Publication number
JPH05344386A
JPH05344386A JP4149629A JP14962992A JPH05344386A JP H05344386 A JPH05344386 A JP H05344386A JP 4149629 A JP4149629 A JP 4149629A JP 14962992 A JP14962992 A JP 14962992A JP H05344386 A JPH05344386 A JP H05344386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
output signal
low
adder
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4149629A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ozasa
正之 小笹
Kazuo Akiyama
一男 秋山
Yasuhiro Enomoto
康浩 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4149629A priority Critical patent/JPH05344386A/ja
Publication of JPH05344386A publication Critical patent/JPH05344386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の輪郭に滑らかで自然な輪郭強調補正を
行う。 【構成】 映像信号をハイパスフィルタ2,ローパスフ
ィルタ3およびローパスフィルタ4の縦続回路に通し、
この第1のフィルタ群の出力信号を増幅器5で増幅し、
映像信号をハイパスフィルタ6およびローパスフィルタ
7の縦続回路に通す。増幅器5の出力信号と第2のフィ
ルタ群の出力信号とを極性を適合させた上で加算器8で
加算し、利得制御器9で加算器8の出力信号のレベル調
整を行う。映像信号を遅延器10で所定時間遅延し、利
得制御器9の出力信号と遅延器10の出力信号とを極性
を適合させた上で加算器11で加算する。利得制御器9
から出力される強調信号の初期値がゼロより始まり、遅
延された映像信号の前エッジおよび後エッジの両方にほ
ぼ均等に強調信号を重畳させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子・通信機器の画像
表示装置に用いられる画像輪郭強調器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像輪郭強調器は、テレビジョン
受像機、ビデオテープレコーダ等の様々な映像機器に利
用されるようになってきた。以下に従来の画像輪郭強調
器について説明する。図6は従来の画像輪郭強調器の構
成を示すブロック図である。図6において、21は入力
端子、22はハイパスフィルタ(1次フィルタ)、23
はハイパスフィルタ(1次フィルタ)、24は利得制御
器、25は遅延器、26は加算器、27は出力端子であ
る。
【0003】なお、以下において、ハイパスフィルタお
よびローパスフィルタという記述は、すべて1次フィル
タを意味し、2次フィルタについては、例えばローパス
2次フィルタと記して、1次と2次とを区別している。
以上のように構成された画像輪郭強調器について、以下
その動作を説明する。映像信号が入力端子21に入力さ
れると、それが2段のハイパスフィルタ22,23を通
ることで高域成分が抽出され、さらに利得調整器24で
その振幅が調整された後、加算器26へ極性が反転され
た状態で入力される。一方、入力端子21に入力された
映像信号は遅延器25へ送られて所定時間遅延された
後、加算器26へ入力される。遅延器25の遅延時間
は、ハイパスフィルタ22,23と利得調整器24によ
る処理時間に応じて適宜設定される。加算器26は、利
得調整器24の出力信号と遅延器25の出力信号とが加
算され、出力端子27よりエッジが強調された映像信号
が出力されることになる。
【0004】上記の遅延器25の遅延時間は、例えば、
映像信号がステップ波の場合、利得調整器24から出力
されるエッジ強調信号が遅延器25から出力される映像
信号の前縁および後縁にそれぞれエッジ強調信号がそれ
ぞれ重畳されるように設定される。ここで、上記回路の
動作を数式で説明する。
【0005】映像信号の過渡波形として、例えばステッ
プ波の応答と各フィルタの伝達特性とを考える。まず入
力端子21に映像信号を入力する。ハイパスフィルタ2
2の伝達特性HHPF1(s)はs関数で、
【0006】
【数1】HHPF1(s)=s/(s+1/RC) となる。ここで、Rはフィルタを構成する抵抗の抵抗
値、Cはフィルタを構成するコンデンサの静電容量であ
る。
【0007】さらに、ハイパスフィルタ23にもハイパ
スフィルタ22と同等の伝達特性を与えると、2段のハ
イパスフィルタ22,23の総合通過特性H1(s)は、
【0008】
【数2】H1(s)={s/(s+1/RC)}2 となる。このシステムのステップ応答は、ステップ関数
のラプラス変換U(s)(=1/s)を考慮すると、
【0009】
【数3】H1(S)・U(s)=s/(s+1/RC)2 となる。このs関数の逆ラプラス変換がステップ応答の
強調信号h1 (t)であり、
【0010】
【数4】h1(t)=(1−t/RC)exp(−t/RC) となり、これがハイパスフィルタ23が出力されること
になる。この信号を利得調整器24で信号振幅を適当な
レベルに調整して、遅延器25で遅延された原信号にこ
の信号を逆相に加算器26で加算することにより、ステ
ップ関数の前後を強調することができる。そして、その
エッジ強調された信号が出力端子27より出力されるこ
とになる。
【0011】このステップ応答の各部の波形を図7に示
す。図7において、(a)は入力端子21に入力される
ステップ波(映像信号)の波形を示し、(b)は利得調
整器24の出力信号の波形を示し、(c)は遅延器25
の出力信号の波形を示し、(d)は加算器26の出力信
号、つまりエッジ強調された映像信号の波形を示してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、ステップ応答による強調信号が1次関
数と減衰関数(exp)の掛け算であったので、強調の
最初の部分が他の部分よりも強調し過ぎて不自然な画面
になるという欠点を有していた。例えば、強調信号h
1(t)の最大値と最小値は、
【0013】
【数5】h1(0)=1
【0014】
【数6】h1(2RC)=−e-2 となる。つまり、t=0で最も強い輪郭強調となり、ま
た強調部前後のピークで1: 0.135の振幅差がある。こ
の発明の目的は、上記従来の問題点を解決するもので、
滑らかに画像の輪郭を強調することができる画像輪郭強
調器を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の画像輪郭強調器は、強調信号が2次関数
と減衰関数(exp)の掛け算となるような構成を有し
ている。つまり、請求項1記載の画像輪郭強調器は、映
像信号が入力される第1のハイパスフィルタ,第1のロ
ーパスフィルタおよび第2のローパスフィルタの縦続回
路からなる第1のフィルタ群を設け、この第1のフィル
タ群の出力信号を増幅する増幅器を設け、映像信号が入
力される第2のハイパスフィルタおよび第3のローパス
フィルタの縦続回路からなる第2のフィルタ群を設け、
増幅器の出力信号と第2のフィルタ群の出力信号とを極
性を適合させた上で加算する第1の加算器を設け、映像
信号を所定時間遅延する遅延器を設け、第1の加算器の
出力信号と遅延器の出力信号とを極性を適合させた上で
加算する第2の加算器を設けている。
【0016】請求項2記載の画像輪郭強調器は、映像信
号が入力されるハイパスフィルタおよび第1のローパス
フィルタの縦続回路からなるフィルタ群を設け、このフ
ィルタ群の出力信号が入力される第2のローパスフィル
タを設け、この第2のローパスフィルタの出力信号を増
幅する増幅器を設け、この増幅器の出力信号とフィルタ
群の出力信号とを極性を適合させた上で加算する第1の
加算器を設け、映像信号を所定時間遅延する遅延器を設
け、第1の加算器の出力信号と遅延器の出力信号とを極
性を適合させた上で加算する第2の加算器を設けてい
る。
【0017】請求項3記載の画像輪郭強調器は、映像信
号が入力されるハイパスフィルタを設け、このハイパス
フィルタの出力信号が入力される第1のローパスフィル
タを設け、この第1のローパスフィルタの出力信号を増
幅する増幅器を設け、この増幅器の出力信号とハイパス
フィルタの出力信号とを極性を適合させた上で加算する
第1の加算器を設け、第1の加算器の出力信号が入力さ
れる第2のローパスフィルタを設け、映像信号を所定時
間遅延する遅延器を設け、第2のローパスフィルタの出
力信号と遅延器の出力信号とを極性を適合させた上で加
算する第2の加算器を設けている。
【0018】
【作用】請求項1記載の構成によれば、映像信号を第1
のハイパスフィルタ,第1のローパスフィルタおよび第
2のローパスフィルタの縦続回路からなる第1のフィル
タ群に通し、この第1のフィルタ群の出力信号を増幅器
で増幅し、映像信号を第2のハイパスフィルタおよび第
3のローパスフィルタの縦続回路からなる第2のフィル
タ群に通し、増幅器の出力信号と第2のフィルタ群の出
力信号とを極性を適合させた上で第1の加算器で加算す
ることにより、第1の加算器から得られる強調信号が、
2次関数と減衰関数(exp)の掛け算となる。この結
果、強調信号の初期値がゼロより始まり、遅延された映
像信号の前エッジおよび後エッジの両方にほぼ均等に強
調信号を重畳させることができ、画像の輪郭に滑らかで
自然な輪郭強調補正を行うことができる。
【0019】請求項2記載の構成によれば、映像信号を
ハイパスフィルタおよび第1のローパスフィルタの縦続
回路からなるフィルタ群に通し、このフィルタ群の出力
信号を第2のローパスフィルタに通し、この第2のロー
パスフィルタの出力信号を増幅器で増幅し、この増幅器
の出力信号とフィルタ群の出力信号とを極性を適合させ
た上で第1の加算器で加算することにより、第1の加算
器から得られる強調信号が、2次関数と減衰関数(ex
p)の掛け算となる。この結果、強調信号の初期値がゼ
ロより始まり、遅延された映像信号の前エッジおよび後
エッジの両方にほぼ均等に強調信号を重畳させることが
でき、画像の輪郭に滑らかで自然な輪郭強調補正を行う
ことができる。
【0020】請求項3記載の構成によれば、映像信号を
ハイパスフィルタに通し、このハイパスフィルタの出力
信号を第1のローパスフィルタに通し、この第1のロー
パスフィルタの出力信号を増幅器で増幅し、この増幅器
の出力信号とハイパスフィルタの出力信号とを極性を適
合させた上で第1の加算器で加算し、第1の加算器の出
力信号を第2のローパスフィルタに通すことにより、第
2のローパスフィルタから得られる強調信号が、2次関
数と減衰関数(exp)の掛け算となる。この結果、強
調信号の初期値がゼロより始まり、遅延された映像信号
の前エッジおよび後エッジの両方にほぼ均等に強調信号
を重畳させることができ、画像の輪郭に滑らかで自然な
輪郭強調補正を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。 〔第1の実施例〕この発明の第1の実施例の画像輪郭強
調器について図1および図2に基づいて説明する(請求
項1に対応する)。
【0022】図1は第1の実施例の画像輪郭強調器の構
成を示すブロック図である。図1において、1は映像信
号が入力される入力端子、2はハイパスフィルタ(1次
フィルタ)、3はローパスフィルタ(1次フィルタ)、
4はローパスフィルタ(1次フィルタ)、5は増幅器、
6はハイパスフィルタ(1次フィルタ)、7はローパス
フィルタ(1次フィルタ)、8は加算器、9は利得調整
器、10は従来例の遅延器25と同様の目的で設けられ
た遅延器、11は加算器、12は出力端子である。
【0023】以上のように構成されたこの実施例の画像
輪郭強調器について以下その動作を説明する。入力端子
1に入力された映像信号は、ハイパスフィルタ2,ロー
パスフィルタ3,4および増幅器5を順に通過して極性
を反転した上で加算器8に加えられ、また、同映像信号
は、ハイパスフィルタ6およびローパスフィルタ7を順
に通過して加算器8に加えられ、そこで両者が加算され
て強調信号が作成される。この強調信号は、利得調整器
9で振幅が調整された後加算器11に加えられる。
【0024】一方、入力端子1に入力された映像信号
は、遅延器10で所定時間遅延された状態で加算器11
に加えられる。この結果、出力端子12より、エッジが
強調された映像信号が出力されることになる。ここで、
上記回路の動作を数式で説明する。まず強調信号h
2(t)をつぎのように定義する。
【0025】
【数7】 h2(t)=t(1−at/RC)exp(−t/RC) このように強調信号h2(t)を定義すれば、その初期値
【0026】
【数8】h2(0)=0 となり、強調の最初の部分が他のときよりも強調し過ぎ
ることはない。さらに定数aを1.32に設定すれば、強調
信号h2(t)の最大値h2MAXおよび最小値h2MINは、
【0027】
【数9】h2MAX≒−h2MIN となり、強調部前後での振幅差を解消できる。つまり、
前エッジの強調量と後エッジの強調量を略同じにするこ
とができる。このステップ応答を実現するための伝達関
数を求める。強調信号h2(t)をラプラス変換すると、
【0028】
【数10】 H2(s)・U(s)=aRC/(s+1/RC)2 −2/(s+1/RC)3 となり、システムの伝達関数H2(s)は、
【0029】
【数11】 H2(s)=aRCs/(s+1/RC)2 −2s/(s+1/RC)3 となる。このシステムは、1次のハイパスフィルタと1
次のローパスフィルタで構成できる。1次のハイパスフ
ィルタの伝達関数HHPF1(s)は〔数1〕で示したとお
りである。また、1次のローパスフィルタの伝達関数H
LPF1(s)は、
【0030】
【数12】 HLPF1(s)=1/(RC(s+1/RC)) である。したがって、〔数11〕を〔数1〕と〔数1
2〕とで分解すれば、図1のようなシステムが構成でき
る。具体的には、〔数11〕は図1におけるハイパスフ
ィルタ2,ローパスフィルタ3,4,増幅器5,ハイパ
スフィルタ6,ローパスフィルタ7および加算器8より
なる回路ブロックで実現することができる。
【0031】ここで、増幅器5は、〔数11〕における
定数aなどを決定し、最大最小の振幅を適正にする。そ
して、加算器8で強調信号が合成される。利得調整器
9,,遅延器10および加算器11は、従来例と同様に
動作する。ステップ応答における図1のブロック図の各
点の波形を図2に示す。図2において、(a)は入力端
子1に加えられる映像信号(ステップ波)を示し、
(b)は利得制御器9の出力信号を示し、(c)は遅延
器10の出力信号を示し、(d)は加算器11の出力信
号、つまり出力端子12より出力されるエッジ強調され
た映像信号を示している。
【0032】この実施例の画像輪郭強調器によれば、従
来例のものと比較して、強調の最初の部分が他の部分よ
りも強調し過ぎることがなく、前エッジと後エッジを略
均等に強調することができ、画像輪郭を良好に強調する
ことができる。なお、ハイパスフィルタ2,ローパスフ
ィルタ3およびローパスフィルタ4は、それぞれ線形動
作をするものであるので、その接続順序は図示の通りで
なくてもよく、例えばハイパスフィルタ2が中央に位置
してもよい。また、例えばハイパスフィルタ2およびロ
ーパスフィルタ3に代えて、帯域通過フィルタを使用す
ることもでき、またローパスフィルタ3,4に代えて、
ローパス2次フィルタを使用することもでき、またハイ
パスフィルタ6およびローパスフィルタ7に代えて帯域
通過フィルタ(1次フィルタ)を使用することもでき、
ハイパスフィルタおよびローパスフィルタの縦続回路は
帯域通過フィルタと均等である。また、2個のローパス
フィルタ(1次フィルタ)と1個のローパス2次フィル
タとも均等である。
【0033】〔第2の実施例〕この発明の第2の画像輪
郭強調器を図3に基づいて説明する(請求項2に対応す
る)。図3は第2の実施例の画像輪郭強調器の構成図を
示すものである。この画像輪郭強調器は、ローパスフィ
ルタ7の出力信号を加算器8へ供給するのに代えて、ロ
ーパスフィルタ3の出力信号を加算器8へ供給する構成
とし、ハイパスフィルタ6およびローパスフィルタ7を
省略したものであり、その他の構成は図1のものと同様
である。
【0034】以上のように構成された第2の実施例の画
像輪郭強調器について以下、その動作を説明する。この
画像輪郭強調器では、図1の画像輪郭強調器において、
ハイパスフィルタ2およびローパスフィルタ3の縦続回
路は、ハイパスフィルタ6およびローパスフィルタ7の
縦続回路と同様の機能を有するものであり、両者を共用
しても、つまりハイパスフィルタ6およびローパスフィ
ルタ7の縦続回路を省略してローパスフィルタ3の出力
信号を加算器8に入力する構成としても、システムの伝
達関数H2(s)は変化しない。したがって、図3のシス
テムは図1のシステムと等価であり、同じステップ応答
が得られ、同等な画像輪郭強調を行なえる。
【0035】この実施例では、ハイパスフィルタ6およ
びローパスフィルタ7を省略したので、回路構成を簡略
することができる。なお、この実施例でも、ハイパスフ
ィルタ2およびローパスフィルタ3に代えて、帯域通過
フィルタ(1次フィルタ)を使用することもできる。 〔第3の実施例〕この発明の第3の実施例を図4に基づ
いて説明する(請求項3に対応する)。
【0036】この実施例は、回路ブロックが線形動作
し、フィルタの順序を交換しても等価であるから、ロー
パスフィルタ3の挿入位置を、図3のようにハイパスフ
ィルタ2の後ではなく、図4のように加算器8の後とし
たものである。この場合にも、図3と同様に、同じ伝達
関数H2 (s)を実現でき、上記第2の実施例と同様の
効果を奏する。
【0037】この第3の実施例の画像輪郭強調器の具体
的な回路構成を図5に示す。図5において、Vsgは信号
源でである。コンデンサC1 ,抵抗R1 ,電源V1 ,ト
ランジスタQ1 および電流源I1 はハイパスフィルタ2
を構成している。抵抗R2 ,コンデンサC2 はローパス
フィルタ4を構成している。抵抗R3 〜R5 ,トランジ
スタQ2 〜Q4 および電流源I2 〜I4 は増幅器5を構
成している。抵抗R6,トランジスタQ5 ,Q6 および
電流源I5 ,I6 は加算器8を構成している。抵抗
7 ,コンデンサC3 ,トランジスタQ7 および電流源
7 はローパスフィルタ3を構成している。
【0038】15は電源印加端、16は強調信号の出力
端である。以上のように、各実施例によれば、強調信号
を2次関数と減衰関数(exp)の掛け算となるように
システムを構成したことにより画像の輪郭に滑らかで自
然な補正を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、映像信号
を第1のハイパスフィルタ,第1のローパスフィルタお
よび第2のローパスフィルタの縦続回路からなる第1の
フィルタ群に通し、この第1のフィルタ群の出力信号を
増幅器で増幅し、映像信号を第2のハイパスフィルタお
よび第3のローパスフィルタからなる第2のフィルタ群
に通し、増幅器の出力信号と第2のフィルタ群の出力信
号とを極性を適合させた上で第1の加算器で加算するこ
とにより、第1の加算器から得られる強調信号を2次関
数と減衰関数(exp)の掛け算とすることができる。
したがって、強調信号の初期値がゼロより始まり、遅延
された映像信号の前エッジおよび後エッジの両方にほぼ
均等に強調信号を重畳させることができ、画像の輪郭に
滑らかで自然な輪郭強調補正を行うことができる。
【0040】請求項2記載の構成によれば、映像信号を
ハイパスフィルタおよび第1のローパスフィルタの縦続
回路からなるフィルタ群に通し、このフィルタ群の出力
信号を第2のローパスフィルタに通し、この第2のロー
パスフィルタの出力信号を増幅器で増幅し、この増幅器
の出力信号とフィルタ群の出力信号とを極性を適合させ
た上で第1の加算器で加算することにより、第1の加算
器から得られる強調信号を2次関数と減衰関数(ex
p)の掛け算とすることができる。したがって、強調信
号の初期値がゼロより始まり、遅延された映像信号の前
エッジおよび後エッジの両方にほぼ均等に強調信号を重
畳させることができ、画像の輪郭に滑らかで自然な輪郭
強調補正を行うことができる。
【0041】請求項3記載の構成によれば、映像信号を
ハイパスフィルタに通し、このハイパスフィルタの出力
信号を第1のローパスフィルタに通し、この第1のロー
パスフィルタの出力信号を増幅器で増幅し、この増幅器
の出力信号とハイパスフィルタの出力信号とを極性を適
合させた上で第1の加算器で加算し、第1の加算器の出
力信号を第2のローパスフィルタに通すことにより、第
2のローパスフィルタから得られる強調信号を2次関数
と減衰関数(exp)の掛け算とすることができる。し
たがって、強調信号の初期値がゼロより始まり、遅延さ
れた映像信号の前エッジおよび後エッジの両方にほぼ均
等に強調信号を重畳させることができ、画像の輪郭に滑
らかで自然な輪郭強調補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の画像輪郭強調器の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像輪郭強調器の各部の波形図である。
【図3】この発明の第2の実施例の画像輪郭強調器の構
成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第3の実施例の画像輪郭強調器の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4の回路の具体的の構成を示す回路図であ
る。
【図6】従来の画像輪郭強調器の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図6の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 ハイパスフィルタ 3 ローパスフィルタ 4 ローパスフィルタ 5 増幅器 6 ハイパスフィルタ 7 ローパスフィルタ 8 加算器 9 利得調整器 10 遅延器 11 加算器 12 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号が入力される第1のハイパスフ
    ィルタ,第1のローパスフィルタおよび第2のローパス
    フィルタの縦続回路からなる第1のフィルタ群と、この
    第1のフィルタ群の出力信号を増幅する増幅器と、前記
    映像信号が入力される第2のハイパスフィルタおよび第
    3のローパスフィルタの縦続回路からなる第2のフィル
    タ群と、前記増幅器の出力信号と前記第2のフィルタ群
    の出力信号とを極性を適合させた上で加算する第1の加
    算器と、前記映像信号を所定時間遅延する遅延器と、前
    記第1の加算器の出力信号と前記遅延器の出力信号とを
    極性を適合させた上で加算する第2の加算器とを備えた
    画像輪郭強調器。
  2. 【請求項2】 映像信号が入力されるハイパスフィルタ
    および第1のローパスフィルタの縦続回路からなるフィ
    ルタ群と、このフィルタ群の出力信号が入力される第2
    のローパスフィルタと、この第2のローパスフィルタの
    出力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力信号と
    前記フィルタ群の出力信号とを極性を適合させた上で加
    算する第1の加算器と、前記映像信号を所定時間遅延す
    る遅延器と、前記第1の加算器の出力信号と前記遅延器
    の出力信号とを極性を適合させた上で加算する第2の加
    算器とを備えた画像輪郭強調器。
  3. 【請求項3】 映像信号が入力されるハイパスフィルタ
    と、このハイパスフィルタの出力信号が入力される第1
    のローパスフィルタと、この第1のローパスフィルタの
    出力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力信号と
    前記ハイパスフィルタの出力信号とを極性を適合させた
    上で加算する第1の加算器と、前記第1の加算器の出力
    信号が入力される第2のローパスフィルタと、前記映像
    信号を所定時間遅延する遅延器と、前記第2のローパス
    フィルタの出力信号と前記遅延器の出力信号とを極性を
    適合させた上で加算する第2の加算器とを備えた画像輪
    郭強調器。
JP4149629A 1992-06-09 1992-06-09 画像輪郭強調器 Pending JPH05344386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149629A JPH05344386A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 画像輪郭強調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4149629A JPH05344386A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 画像輪郭強調器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05344386A true JPH05344386A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15479407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4149629A Pending JPH05344386A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 画像輪郭強調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05344386A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100581160B1 (ko) * 1998-07-08 2006-05-22 소니 가부시끼 가이샤 영상신호 윤곽 보정회로
WO2010008011A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 日本ビクター株式会社 画質改善装置及び方法
WO2010013401A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 三菱電機株式会社 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置
JP2010034959A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置
JP2010102397A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置
WO2010073485A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 三菱電機株式会社 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置
JP2010199695A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置及び方法
JP2011049965A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100581160B1 (ko) * 1998-07-08 2006-05-22 소니 가부시끼 가이샤 영상신호 윤곽 보정회로
WO2010008011A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 日本ビクター株式会社 画質改善装置及び方法
US8363166B2 (en) 2008-07-15 2013-01-29 JVC Kenwood Corporation Image quality improving device and method
WO2010013401A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 三菱電機株式会社 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置
JP2010034959A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置
CN102113307A (zh) * 2008-07-30 2011-06-29 三菱电机株式会社 图像处理装置、方法以及图像显示装置
US8498499B2 (en) 2008-07-30 2013-07-30 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus and method and image display apparatus
JP2010102397A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置
WO2010073485A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 三菱電機株式会社 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置
US8249379B2 (en) 2008-12-22 2012-08-21 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus and method and image display apparatus
JP2010199695A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置及び方法
JP2011049965A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8565448B2 (en) Dynamic bass equalization with modified Sallen-Key high pass filter
JPH05344386A (ja) 画像輪郭強調器
JPH07177386A (ja) 画像輪郭強調装置
JPH08111792A (ja) 画像輪郭強調器
US4071782A (en) Phaseless equalizer
JP3343405B2 (ja) 画像輪郭強調器
JP2551205B2 (ja) 輪郭補正回路
US4568980A (en) Video clamping correction circuit
KR900003542Y1 (ko) 재생 휘도 신호의 잡음 제거회로
JP3349550B2 (ja) フィルタ回路
KR950004113B1 (ko) 윤곽 보정신호 발생장치
JPH06253179A (ja) 輪郭補正回路
JPH05145992A (ja) 低音域特性補正回路
JPS6222502B2 (ja)
JPS6326168A (ja) 雑音除去回路
KR940000981B1 (ko) 영상신호 윤곽보정시스템
JP2640552B2 (ja) 音声信号出力装置
JP3233331B2 (ja) 輪郭補正回路
JPH06319063A (ja) 画像輪郭強調回路
JP2833932B2 (ja) ノンリニアエンファシス回路
JP2874698B2 (ja) 非直線歪補償装置
KR0113721Y1 (ko) 전하결합소자를 이용한 에코장치
JP3281493B2 (ja) 画像輪郭強調器
JPH04973A (ja) 映像信号処理装置
JP3021194B2 (ja) 映像機器におけるクシ型フィルタ