JPH0534369Y2 - - Google Patents

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JPH0534369Y2
JPH0534369Y2 JP1988029830U JP2983088U JPH0534369Y2 JP H0534369 Y2 JPH0534369 Y2 JP H0534369Y2 JP 1988029830 U JP1988029830 U JP 1988029830U JP 2983088 U JP2983088 U JP 2983088U JP H0534369 Y2 JPH0534369 Y2 JP H0534369Y2
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tapered
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groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧バルブ、油圧ポンプ等の油圧装
置に形成される外部へ連通した透孔の密閉に適し
た盲プラグ装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば第1図示のように、油圧装置の本
体a内に交叉した油路b,bを形成する場合、加
工治具を進入させるために外部へ連なる加工捨て
穴cを形成しなければならないことがあり、この
捨て穴cの口縁はテーパ状に形成され、油路bの
加工後、1/16程度のテーパがついたテーパねじd
を有するプラグeを充填して閉鎖するを一般とす
る。この場合、プラグeの締め付けトルクが小さ
いと油漏れを生じ、それが大きいとプラグeの進
入の伴なうクサビ作用のために本体aが歪み、該
本体a内のスプールやピストンの摺動を妨げ、ロ
ツク状態を発生することがあるので、その締め付
けトルクを管理する必要があり作業が煩わしい。
しかも、該プラグeはテーパねじdのねじ部でシ
ールするために、該プラグeの先端に油圧力が作
用すると、雄ねじと雌ねじの隙間から油が漏れ
る。この油漏れを防止するためにテーパねじdの
周囲にシールテープfを巻き付けて該捨て穴c内
に螺着する必要がある。gはレンチ穴である。
また、油圧装置用盲プラグとして、例えば実開
昭48−36252号に見られるように、テーパねじの
頭部に角形の旋回用頭部を形成し、該テーパねじ
部と旋回用頭部との間に破断用の溝を形成するよ
うにしたものも知られている。このプラグは、適
当な締め付けトルクを与えると、テーパねじ部と
旋回用頭部とが破断用の溝の箇所に於いて破断す
るので、締め付けトルクを管理する必要がない
が、このテーパねじ部には前記の場合と同様にシ
ールテープを巻き付けて螺着する必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記の従来例では、テーパねじにシールテープ
fを巻き付ける作業が面倒であること、巻き付け
たシールテープfから切れた破片が油路内に流れ
込むとオリフイス部、スプール部等に詰まつてバ
ルブの作動不良を起こす原因になること、の不都
合がある。更に、上記の破断用の溝を設けた例で
は、テーパねじにばらつきがあるため、締め付け
トルクが一定であつても、破断した時にプラグ頭
部の位置を捨て穴の一定位置に存在させることが
難しく、プラグの頭部が捨て穴から飛び出した
り、捨て穴の奥に入りすぎたりするので、外観が
悪い欠点があつた。この欠点は、破断用の溝のな
い第1図示の例でも発生する。
本考案は、締め付けトルクの管理やシールテー
プが不要で、プラグの頭部を取付け穴の所定の位
置に位置させ得る油圧装置用の盲プラグを提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案では、軸状の本体の一端部にねじ部を形
成すると共に該ねじ部の根部に角形その他の旋回
用頭部を形成し、該ねじ部と旋回用頭部との間に
破断用の溝を形成するようにした油圧装置用盲プ
ラグを、油圧装置に形成した穴を密閉すべく螺着
するようにしたものに於いて、該ねじ部を平行ね
じで形成すると共に該ねじ部と破断用の溝との間
に該本体の他端部側へと拡がるテーパ状の鍔部を
設け、油圧装置の穴に平行ねじ穴を形成すると共
に該穴の口縁にテーパ部を形成することにより、
上記の課題を解決するようにした。
(作用) 油圧装置の加工捨て穴に形成した平行ねじ穴
に、軸状の本体の一端部に形成された平行ねじ部
を挿入し、レンチ等の工具により旋回用頭部を適
当な工具で掴んで本体を旋回させると、該捨て穴
の口縁のテーパ部にテーパ状の鍔部が当接して該
本体の捨て穴内への進入が止まり位置が決まる。
このあと更に強い力で本体を旋回すると、該鍔部
と旋回用頭部の間に設けた破断用の溝から該本体
が破断し、鍔部よりも先端の部分が捨て穴内に盲
プラグとして残る。該本体には平行ねじが形成さ
れており、この平行ねじの精度はプラグ頭部の深
さのばらつきに無関係である。テーパー状の鍔部
と捨て穴口縁のテーパ部との組み合わせは、テー
パねじよりも深さ方向の精度を出しやすいため、
テーパねじよりも深さ方向のばらつきを小さくで
きる。
該本体が破断するときの力と締め付けトルクは
比例するので、該本体の材質と破断用の溝の寸法
を所定の締め付けトルクが得られるように設定す
ることにより、特別に締め付けトルクを測定する
ことなく該溝に於いて該本体を破断させるだけで
所定の締め付けトルクで盲プラグを取付け得る。
その結果、テーパ状の鍔部と捨て穴の口縁のテ
ーパ部との間の隙間を零になし得るので、シール
材なしでプラグのシールを行なえる。
該本体のもう一方の端部にも平行ねじ部と鍔部
を形成すれば、一つの旋回用頭部を利用して2つ
の盲プラグを取付けることができ、本体の材料に
無駄がなくなる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づき説明すると、第
3図は盲プラグを2個取りした例で、第6図は1
個取りの盲プラグの例を示し、これらの図面に於
いて符号1は例えば硫黄快削鋼材等の金属材料か
ら成る軸状の本体で、該本体1の一端部或いは両
端部に平行ねじ部2を形成し、該平行ねじ部2の
根部から連続して例えば40°のテーパで該本体1
の他端部側へと拡がる環状の鍔部4を形成する。
該鍔部4の後方に六角形その他の旋回用の頭部3
を形成し、該頭部3と鍔部4の間には破断用の溝
5が形成される。該溝5は、該鍔部4の背面4a
の直後に於いて最深部となり、頭部3に近付くに
つれ浅くなる例えば30°のテーパ状の溝で構成す
るようにした。
該本体1の平行ねじ部2が挿入される油圧ポン
プや弁等の油圧装置の加工捨て穴6には、第4図
に見られるように、平行ねじ穴7と加工捨て穴6
の口縁の60°のテーパ部8とを加工するようにし
た。該テーパ部8のテーパ部と鍔部4のテーパ度
の大小関係は任意である。
その作動を説明するに、加工捨て穴6に本体1
の一方の平行ねじ部2を挿入し、頭部3にスパナ
等の適当な工具で旋回を与えると、鍔部4がテー
パ部8の面に接し、ねじ部2の捨て穴6内への進
入が止まり、プラグの位置が決まる。このあと強
い力で更に頭部3に旋回を与えると、溝5の箇所
から本体1が破断し、第5図示のように捨て穴6
を塞ぐようにねじ部2及び鍔部4が盲プラグとし
て残り、該鍔部5とテーパ部8は本体1の破断力
に応じた締め付けトルクで接し、締め付けトルク
の過不足が生じない。また鍔部5は、締め付けト
ルクにより捨て穴6にめり込むことがないので、
油圧装置に大きな歪みを与えることがない。該鍔
部4の周面とテーパ部8の口縁との接触で充分な
シールが可能であるが、使用条件如何によつて
は、ねじ部2或いは鍔部4に接着剤を塗布し、緩
み止めとシール性をより高めるようにしてもよ
い。また、該溝5の寸法は必要締め付けトルクに
応じて変更される。
(考案の効果) 以上のように、本考案によるときは、本体に形
成した破断用の溝の破断によりねじ部と旋回用頭
部とが分離する形式の油圧装置用の盲プラグを、
油圧装置の穴にねじ込んで該穴を密閉するように
したものに於いて、該ねじ部を平行ねじで形成す
ると共に該ねじ部と破断用の溝との間にテーパ状
の鍔部を設け、該穴に平行ねじ部とテーパ部を設
けたので、盲プラグの取付け時に穴のテーパ部に
該鍔部が当接して該本体の該穴内への進入が止ま
つて位置が決まり、そこで本体が破断するためプ
ラグ取付け状態の外観が良好になり、テーパ状の
鍔部とテーパ穴との面接触で隙間が零になるため
シール材なしでプラグのシールを行なえ、作業性
が向上し、従来のようにシールテープの破片が油
圧装置に流れ込む不都合もない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図は第1図の側
面図、第3図は本考案の実施例の正面図、第4図
は加工捨て穴の断面図、第5図は使用状態の断面
図、第6図は本考案の第2実施例の正面図であ
る。 1……本体、2,2……平行ねじ部、3……頭
部、4,4……鍔部、5,5……溝、6……穴、
7……平行ねじ穴、8……テーパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸状の本体の一端部にねじ部を形成すると共に
    該ねじ部の根部に角形その他の旋回用頭部を形成
    し、該ねじ部と旋回用頭部との間に破断用の溝を
    形成するようにした油圧装置用盲プラグを、油圧
    装置に形成した穴を密閉すべく螺着するようにし
    たものに於いて、該ねじ部を平行ねじで形成する
    と共に該ねじ部と破断用の溝との間に該本体の他
    端部側へと拡がるテーパ状の鍔部を設け、油圧装
    置の穴に平行ねじ穴を形成すると共に該穴の口縁
    にテーパ部を形成したことを特徴とする油圧装置
    用盲プラグ装置。
JP1988029830U 1988-03-08 1988-03-08 Expired - Lifetime JPH0534369Y2 (ja)

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JPH01133568U JPH01133568U (ja) 1989-09-12
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