JP2596303Y2 - 流体制御弁 - Google Patents
流体制御弁Info
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- JP2596303Y2 JP2596303Y2 JP1992043160U JP4316092U JP2596303Y2 JP 2596303 Y2 JP2596303 Y2 JP 2596303Y2 JP 1992043160 U JP1992043160 U JP 1992043160U JP 4316092 U JP4316092 U JP 4316092U JP 2596303 Y2 JP2596303 Y2 JP 2596303Y2
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- valve
- hole
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は流体制御の調整を行うね
じ部材を備えた流体制御弁に関する。
じ部材を備えた流体制御弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の流体制御弁は、ねじ部材
の過度の回動操作に起因する作動不良を防止するため
に、ねじ部材の軸方向への移動量を規制するよう設けて
いる。すなわち、ねじ部材の進退移動量を規制する場合
には、図４に示す如く、弁本体３０に螺合して回動操作
により軸方向へ移動自在に設けたねじ部材３１は、弁本
体３０内へ嵌挿する軸部３２の外周に径方向へ突出する
鍔３３を形成し、この鍔３３を弁本体３０側に有した規
制面３４に当接することで弁本体３０からの抜け止めを
得ている。また、ねじ部材３１の弁本体３０外に突出す
るねじ軸部３５に、外周を六角形状に形成して工具を係
合自在に有した操作部材３６を螺合固着して設け、この
操作部材３６の内方端面を弁本体３０側のロックナット
３７に当接することで締め込みを規制している。
の過度の回動操作に起因する作動不良を防止するため
に、ねじ部材の軸方向への移動量を規制するよう設けて
いる。すなわち、ねじ部材の進退移動量を規制する場合
には、図４に示す如く、弁本体３０に螺合して回動操作
により軸方向へ移動自在に設けたねじ部材３１は、弁本
体３０内へ嵌挿する軸部３２の外周に径方向へ突出する
鍔３３を形成し、この鍔３３を弁本体３０側に有した規
制面３４に当接することで弁本体３０からの抜け止めを
得ている。また、ねじ部材３１の弁本体３０外に突出す
るねじ軸部３５に、外周を六角形状に形成して工具を係
合自在に有した操作部材３６を螺合固着して設け、この
操作部材３６の内方端面を弁本体３０側のロックナット
３７に当接することで締め込みを規制している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この構成で
は、ねじ部材３１の弁本体３０外に突出するねじ軸部３
５に回動操作用の操作部材３６を螺合して取り付けてい
ると共に、その螺合部分にピン部材３７を貫設して操作
部材３６を一体固着するよう設けているため、弁本体３
０外に突出するねじ部材３１の軸方向寸法が必要以上に
長くなってしまい弁全体の大型化を招いていた。そし
て、このような構成の弁Ｖを、特に、図５に示す如き積
層弁装置３８に使用する場合には、その弁装置３８の側
方に形成される各種操作部材の作業空間を狭くせしめ、
自己および隣接配置する弁の取り扱い性を低下してしま
う問題点があった。
は、ねじ部材３１の弁本体３０外に突出するねじ軸部３
５に回動操作用の操作部材３６を螺合して取り付けてい
ると共に、その螺合部分にピン部材３７を貫設して操作
部材３６を一体固着するよう設けているため、弁本体３
０外に突出するねじ部材３１の軸方向寸法が必要以上に
長くなってしまい弁全体の大型化を招いていた。そし
て、このような構成の弁Ｖを、特に、図５に示す如き積
層弁装置３８に使用する場合には、その弁装置３８の側
方に形成される各種操作部材の作業空間を狭くせしめ、
自己および隣接配置する弁の取り扱い性を低下してしま
う問題点があった。
【０００４】本考案は、かかる問題点を解決するもの
で、ねじ部材自体に軸方向の規制手段および回動操作手
段を直接設けて弁の軸方向寸法を短縮し、弁全体の小型
化を図るようにした流体制御弁を提供することを目的と
する。
で、ねじ部材自体に軸方向の規制手段および回動操作手
段を直接設けて弁の軸方向寸法を短縮し、弁全体の小型
化を図るようにした流体制御弁を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、流体
制御の調整を行うねじ部材を回動操作により軸方向へ移
動自在に弁本体に螺合して設け、ねじ部材の弁本体外へ
突出するねじ軸部にその先端面を軸方向へ窪ませて工具
係合用の工具穴を形成すると共に、ねじ軸部の突出先端
の近傍に径方向へ貫通孔を貫設し、貫通孔におねじ山径
と長さを略同寸法にした単一のピン部材を固着してねじ
部材が螺合するめねじとピン部材との当接によりねじ部
材の締め込みを規制可能に設けている。
制御の調整を行うねじ部材を回動操作により軸方向へ移
動自在に弁本体に螺合して設け、ねじ部材の弁本体外へ
突出するねじ軸部にその先端面を軸方向へ窪ませて工具
係合用の工具穴を形成すると共に、ねじ軸部の突出先端
の近傍に径方向へ貫通孔を貫設し、貫通孔におねじ山径
と長さを略同寸法にした単一のピン部材を固着してねじ
部材が螺合するめねじとピン部材との当接によりねじ部
材の締め込みを規制可能に設けている。
【０００６】
【作用】かかる本考案の構成によれば、ねじ部材の弁本
体外に突出するねじ軸部の先端に形成した工具穴にその
軸方向から工具を係合して締め込み操作することによ
り、ねじ部材は螺合するねじピッチに従って軸方向移動
され、ピン部材がねじ部材螺合のめねじと当接すること
で締め込みが規制される。そして、軸方向の規制手段お
よび回動操作手段をねじ部材自体に直接設けているた
め、弁本体外に突出するねじ部材の軸方向寸法を、従来
弁の如き格別に設けてねじ部材に螺合固着させる操作部
材の相当分を確実に短かくでき、弁全体の小型化が良好
に得られる。
体外に突出するねじ軸部の先端に形成した工具穴にその
軸方向から工具を係合して締め込み操作することによ
り、ねじ部材は螺合するねじピッチに従って軸方向移動
され、ピン部材がねじ部材螺合のめねじと当接すること
で締め込みが規制される。そして、軸方向の規制手段お
よび回動操作手段をねじ部材自体に直接設けているた
め、弁本体外に突出するねじ部材の軸方向寸法を、従来
弁の如き格別に設けてねじ部材に螺合固着させる操作部
材の相当分を確実に短かくでき、弁全体の小型化が良好
に得られる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明
する。図１ないし図３は、本考案を流量調整弁に適用し
た場合を示し、１は弁本体で、上下面に流体の流路２、
３をそれぞれ開口して積層配置できるよう形成してお
り、内部には上下面と略直交する側面より流路２と３間
を連通するよう順次縮径の異径孔４を設けている。そし
て、異径孔４の流路２と３が連通する間に弁座５を形成
している。６は本体部材で、異径孔４の開口を閉塞する
よう弁本体１へ螺合して一体的に取り付けており、この
本体部材６に貫設した嵌合孔７は外方開口側にめねじを
刻設のめねじ部８を形成していると共に、このめねじ部
の径を内方の嵌合部９より小径に設けて内方へ面する規
制段面１０を形成している。
する。図１ないし図３は、本考案を流量調整弁に適用し
た場合を示し、１は弁本体で、上下面に流体の流路２、
３をそれぞれ開口して積層配置できるよう形成してお
り、内部には上下面と略直交する側面より流路２と３間
を連通するよう順次縮径の異径孔４を設けている。そし
て、異径孔４の流路２と３が連通する間に弁座５を形成
している。６は本体部材で、異径孔４の開口を閉塞する
よう弁本体１へ螺合して一体的に取り付けており、この
本体部材６に貫設した嵌合孔７は外方開口側にめねじを
刻設のめねじ部８を形成していると共に、このめねじ部
の径を内方の嵌合部９より小径に設けて内方へ面する規
制段面１０を形成している。
【０００８】１１はねじ部材で、本体部材６の嵌合孔７
に螺合し回動操作により軸方向へ移動自在に設けてい
る。そしてねじ部材１１は、嵌合孔７の嵌合部９へ摺動
自在に嵌挿する軸部１２の径をおねじが刻設されて嵌合
孔７のめねじ部８へ螺合するねじ軸部１３より大径に設
けて異径段面を形成しており、軸部１２の先端は先端面
を縮径して窪ませて外円周を鋭角状に形成し、また、弁
本体１外に突出するねじ軸部１３にはその先端面を軸方
向へ窪ませて工具係合用の工具穴１４を形成している。
に螺合し回動操作により軸方向へ移動自在に設けてい
る。そしてねじ部材１１は、嵌合孔７の嵌合部９へ摺動
自在に嵌挿する軸部１２の径をおねじが刻設されて嵌合
孔７のめねじ部８へ螺合するねじ軸部１３より大径に設
けて異径段面を形成しており、軸部１２の先端は先端面
を縮径して窪ませて外円周を鋭角状に形成し、また、弁
本体１外に突出するねじ軸部１３にはその先端面を軸方
向へ窪ませて工具係合用の工具穴１４を形成している。
【０００９】１５は単一のピン部材で、中空状から成っ
て円周の一部を軸方向へ切り欠き縮径自在に形成し、そ
の長さをねじ軸部１３のおねじ山径と略同寸法に設けて
おり、ねじ軸部１３の突出先端の近傍に径方向へ貫設し
た貫通孔１６に自己の取り付け弾性力により固着してい
る。１７はポペット弁体で、中空状から成ってねじ部材
１１の軸部１２に摺動自在に外嵌しており、ポペット弁
体１７は背部に作用するばね１８の弾性力により弁座５
に着離自在に設けていると共に、外周方向へ間隔を有し
て複数の絞り孔１９を貫設し、この絞り孔１９とねじ部
材１１の軸部１２先端とで薄刃オリフィスＨを形成して
いる。２０はねじ部材１１を螺合固定するためのロック
ナット、２１、２２は嵌合部分から外部への流体洩れを
防止するためのシール部材である。
て円周の一部を軸方向へ切り欠き縮径自在に形成し、そ
の長さをねじ軸部１３のおねじ山径と略同寸法に設けて
おり、ねじ軸部１３の突出先端の近傍に径方向へ貫設し
た貫通孔１６に自己の取り付け弾性力により固着してい
る。１７はポペット弁体で、中空状から成ってねじ部材
１１の軸部１２に摺動自在に外嵌しており、ポペット弁
体１７は背部に作用するばね１８の弾性力により弁座５
に着離自在に設けていると共に、外周方向へ間隔を有し
て複数の絞り孔１９を貫設し、この絞り孔１９とねじ部
材１１の軸部１２先端とで薄刃オリフィスＨを形成して
いる。２０はねじ部材１１を螺合固定するためのロック
ナット、２１、２２は嵌合部分から外部への流体洩れを
防止するためのシール部材である。
【００１０】次に、この構成の作動を説明する。図１に
示す弁の休止状態より、流路２に圧力流体を供給する
と、圧力流体は異径孔４およびポペット弁体１７の絞り
孔１９、薄刃オリフィスＨを経て流路３へ流出する。こ
のとき、流路３に流れる圧力流体の流量は、薄刃オリフ
ィスＨすなわち絞り孔１９の開口量によって制御される
と共に、流体が作動油の如き粘度変化がある場合には薄
刃オリフィスＨによって一定補償される。また流路３に
圧力流体を供給すると、この圧力流体はポペット弁体１
７の先端面に作用してポペット弁体１７をばね１８の弾
性力に抗し弁座５から離脱せしめ異径孔４を経て流路２
へ自由流れで流出する。
示す弁の休止状態より、流路２に圧力流体を供給する
と、圧力流体は異径孔４およびポペット弁体１７の絞り
孔１９、薄刃オリフィスＨを経て流路３へ流出する。こ
のとき、流路３に流れる圧力流体の流量は、薄刃オリフ
ィスＨすなわち絞り孔１９の開口量によって制御される
と共に、流体が作動油の如き粘度変化がある場合には薄
刃オリフィスＨによって一定補償される。また流路３に
圧力流体を供給すると、この圧力流体はポペット弁体１
７の先端面に作用してポペット弁体１７をばね１８の弾
性力に抗し弁座５から離脱せしめ異径孔４を経て流路２
へ自由流れで流出する。
【００１１】そして、流量の調整を行うには、ねじ部材
１１のねじ軸部１３先端に有した工具穴１４にその軸方
向から工具を係合して締め込み操作すると、ねじ部材１
１は螺合するねじピッチに従って図示左方向へ移動され
て薄刃オリフィスＨすなわち絞り孔１９の開口量を絞
り、流路３への流量は減少制御される。また緩み操作す
ると、ねじ部材１１は図示右方向へ移動されて薄刃オリ
フィスＨが拡大し、流路３への流量は増大制御される。
１１のねじ軸部１３先端に有した工具穴１４にその軸方
向から工具を係合して締め込み操作すると、ねじ部材１
１は螺合するねじピッチに従って図示左方向へ移動され
て薄刃オリフィスＨすなわち絞り孔１９の開口量を絞
り、流路３への流量は減少制御される。また緩み操作す
ると、ねじ部材１１は図示右方向へ移動されて薄刃オリ
フィスＨが拡大し、流路３への流量は増大制御される。
【００１２】この調整作業で、締め込み操作を続けてね
じ部材１１が図示左方向へさらに移動されると、ねじ軸
部１３に設けたピン部材１５がロックナット２０を介し
本体部材６のめねじに当接して、ねじ部材１１の締め込
みが規制される。さらに緩みは、ねじ部材１１が図示右
方向へさらに移動されると、軸部１２の異径段面が本体
部材６の嵌合孔７に形成した規制段面１０に当接して、
ねじ部材１１の抜け止めが得られる。
じ部材１１が図示左方向へさらに移動されると、ねじ軸
部１３に設けたピン部材１５がロックナット２０を介し
本体部材６のめねじに当接して、ねじ部材１１の締め込
みが規制される。さらに緩みは、ねじ部材１１が図示右
方向へさらに移動されると、軸部１２の異径段面が本体
部材６の嵌合孔７に形成した規制段面１０に当接して、
ねじ部材１１の抜け止めが得られる。
【００１３】この作動において、ねじ部材１１の弁本体
１外に突出するねじ軸部１３の先端近傍に貫設の貫通孔
１６に固着しておねじ山径と長さを略同寸法のピン部材
１５を設けて軸方向の規制手段を有すると共に、そのね
じ軸部１３の先端面を窪ませて工具係合用の工具穴１４
を形成して回動操作手段を有しているため、弁本体１外
に突出するねじ部材１１の軸方向寸法を、従来弁の如き
格別に設けてねじ部材に螺合固着させる操作部材の相当
分を確実に短かくでき、弁全体の小型化が得られる。こ
の結果、かかる弁を積層弁装置に使用してもその弁装置
側方に形成される作業空間の阻害が軽減され、自己およ
び弁装置の取り扱い性や保守の容易性を向上することが
できる。また、貫通孔１６に固着のピン部材１５をねじ
軸部１３のおねじ山径と略同寸法に設けているため、ね
じ軸部１３の径方向外方にピン部材１６が突出すること
なくでき、弁を積層弁装置に使用した際の弁装置側方に
形成される作業空間の阻害を一層軽減できる。また、部
品点数を従来弁と比らべて減少でき、弁製作コストの低
減が得られる。
１外に突出するねじ軸部１３の先端近傍に貫設の貫通孔
１６に固着しておねじ山径と長さを略同寸法のピン部材
１５を設けて軸方向の規制手段を有すると共に、そのね
じ軸部１３の先端面を窪ませて工具係合用の工具穴１４
を形成して回動操作手段を有しているため、弁本体１外
に突出するねじ部材１１の軸方向寸法を、従来弁の如き
格別に設けてねじ部材に螺合固着させる操作部材の相当
分を確実に短かくでき、弁全体の小型化が得られる。こ
の結果、かかる弁を積層弁装置に使用してもその弁装置
側方に形成される作業空間の阻害が軽減され、自己およ
び弁装置の取り扱い性や保守の容易性を向上することが
できる。また、貫通孔１６に固着のピン部材１５をねじ
軸部１３のおねじ山径と略同寸法に設けているため、ね
じ軸部１３の径方向外方にピン部材１６が突出すること
なくでき、弁を積層弁装置に使用した際の弁装置側方に
形成される作業空間の阻害を一層軽減できる。また、部
品点数を従来弁と比らべて減少でき、弁製作コストの低
減が得られる。
【００１４】なお、一実施例では締め込み規制手段につ
いて弾性ピン部材を設けたが、貫通孔１６の径より僅か
に大径の平行ピン部材やテーパピン部材を圧入固着して
設けても良く、また本考案の適用は流量調整弁の以外、
圧力制御弁や減圧制御弁のばね力調整用のねじ部材など
に設けても良いことは勿論である。
いて弾性ピン部材を設けたが、貫通孔１６の径より僅か
に大径の平行ピン部材やテーパピン部材を圧入固着して
設けても良く、また本考案の適用は流量調整弁の以外、
圧力制御弁や減圧制御弁のばね力調整用のねじ部材など
に設けても良いことは勿論である。
【００１５】
【考案の効果】このように本考案によれば、流体制御の
調整を行うねじ部材を回動操作により軸方向へ移動自在
に弁本体に螺合して設け、ねじ部材の弁本体外へ突出す
るねじ軸部にその先端面を軸方向へ窪ませて工具係合用
の工具穴を形成すると共に、ねじ軸部の突出先端の近傍
に径方向へ貫通孔を貫設し、貫通孔におねじ山径と長さ
を略同寸法にした単一のピン部材を固着してねじ部材が
螺合するめねじとピン部材との当接によりねじ部材の締
め込みを規制可能に設けたことにより、弁の軸方向寸法
が確実に短縮されて弁全体の小型化を得ることができる
ため、積層弁装置に使用してもその側方に形成される作
業空間の阻害が軽減され、かかる弁装置の取り扱い性や
保守の容易性を向上することができる。また、貫通孔に
固着のピン部材をねじ軸部のおねじ山径と略同寸法に設
けているため、ねじ軸部の径方向外方にピン部材が突出
することなくでき、弁を積層弁装置に使用した際の弁装
置側方に形成される作業空間の阻害を一層軽減できる。
また、部品点数を従来弁と比らべて減少でき、弁製作コ
ストの低減が図れるといった実用上の優れた効果を有す
る。
調整を行うねじ部材を回動操作により軸方向へ移動自在
に弁本体に螺合して設け、ねじ部材の弁本体外へ突出す
るねじ軸部にその先端面を軸方向へ窪ませて工具係合用
の工具穴を形成すると共に、ねじ軸部の突出先端の近傍
に径方向へ貫通孔を貫設し、貫通孔におねじ山径と長さ
を略同寸法にした単一のピン部材を固着してねじ部材が
螺合するめねじとピン部材との当接によりねじ部材の締
め込みを規制可能に設けたことにより、弁の軸方向寸法
が確実に短縮されて弁全体の小型化を得ることができる
ため、積層弁装置に使用してもその側方に形成される作
業空間の阻害が軽減され、かかる弁装置の取り扱い性や
保守の容易性を向上することができる。また、貫通孔に
固着のピン部材をねじ軸部のおねじ山径と略同寸法に設
けているため、ねじ軸部の径方向外方にピン部材が突出
することなくでき、弁を積層弁装置に使用した際の弁装
置側方に形成される作業空間の阻害を一層軽減できる。
また、部品点数を従来弁と比らべて減少でき、弁製作コ
ストの低減が図れるといった実用上の優れた効果を有す
る。
【図１】本考案の一実施例を示した流量調整弁の部分縦
断面図である。
断面図である。
【図２】図１の要部拡大平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図４】従来例を示した流体制御弁の部分縦断面図であ
る。
る。
【図５】従来の流体制御弁を使用した積層弁装置の概略
図である。
図である。
１弁本体 １１ねじ部材 １２軸部 １３ねじ軸部 １４工具穴 １５ピン部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16K 31/50 F16B 35/00
Claims (1)
- 【請求項１】 流体制御の調整を行うねじ部材を回動操
作により軸方向へ移動自在に弁本体に螺合して設け、ね
じ部材の弁本体外へ突出するねじ軸部にその先端面を軸
方向へ窪ませて工具係合用の工具穴を形成すると共に、
ねじ軸部の突出先端の近傍に径方向へ貫通孔を貫設し、
貫通孔におねじ山径と長さを略同寸法にした単一のピン
部材を固着してねじ部材が螺合するめねじとピン部材と
の当接によりねじ部材の締め込みを規制可能に設けて成
る流体制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992043160U JP2596303Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 流体制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992043160U JP2596303Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 流体制御弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596662U JPH0596662U (ja) | 1993-12-27 |
| JP2596303Y2 true JP2596303Y2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=12656121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992043160U Expired - Fee Related JP2596303Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 流体制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596303Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP1992043160U patent/JP2596303Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0596662U (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |