JPH109302A - 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ - Google Patents
車両用ディスクブレーキのキャリパボディInfo
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- JPH109302A JPH109302A JP8167793A JP16779396A JPH109302A JP H109302 A JPH109302 A JP H109302A JP 8167793 A JP8167793 A JP 8167793A JP 16779396 A JP16779396 A JP 16779396A JP H109302 A JPH109302 A JP H109302A
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Abstract
を長期に渡って安定して維持させる。 【解決手段】 シリンダ孔6を貫通形成する加工孔11
を閉塞する閉塞部材12を加工孔11に螺着可能に設け
るとともに、閉塞部材12に、螺動用の工具が螺着方向
にのみ係合する係合部12eを形成する。
Description
レーキのキャリパボディに関する。
や実開平6−69456号公報に示される車両用ディス
クブレーキのキャリパボディは、ディスクロータの両側
に一対の作用部を対向配置し、一方の作用部のシリンダ
孔を、該作用部の反ディスクロータ側に穿設した加工孔
から貫通形成し、このシリンダ孔を利用して他方の作用
部にシリンダ孔を形成し、前記加工孔を閉塞部材にて閉
塞している。
部材には、螺動用の工具が係合する係合部が形成されて
いるが、この係合部は螺着方向及び螺脱方向に形成され
ているので、工場での閉塞部材螺着後に不用意に螺動さ
れると、シリンダ孔底部に形成される液圧室のシール性
に影響を及ぼすおそれがある。
て液圧室のシール性を安定させる車両用ディスクブレー
キのキャリパボディを提供することを目的としている。
ため、本発明は、シリンダ孔を作用部の反ディスクロー
タ側に穿設した加工孔から貫通形成し、該加工孔を閉塞
部材にて閉塞する車両用ディスクブレーキのキャリパボ
ディにおいて、請求項1の手段では、前記閉塞部材を前
記加工孔に螺着可能に設けるとともに、該閉塞部材に、
螺動用の工具が螺着方向にのみ係合する係合部を形成し
たことを特徴とし、また、請求項2の手段では、前記閉
塞部材を、前記シリンダ孔底部を閉塞する栓体と、該栓
体に螺合するねじ部材とで構成し、該ねじ部材に、螺動
用の工具が螺着方向にのみ係合する係合部を形成したこ
とを特徴としている。
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。図1及び図
2は本発明の第1実施形態例を示すもので、車両用ディ
スクブレーキのキャリパボディ1は、ディスクロータ2
の両側に作用部3,4を対向配置し、両作用部3,4を
ディスクロータ2を跨ぐブリッジ部5で連結しており、
両作用部3,4にそれぞれ形成したシリンダ孔6,7に
液密かつ移動可能に嵌挿されたピストン8,9により、
ディスクロータ2の両側に配設された摩擦パッド10,
10を押動して制動作用を行う。
ディスクロータ側からシリンダ孔6よりも小径の加工孔
11を穿設し、この加工孔11から掘削具により一方の
作用部3のシリンダ孔6を貫通形成する。次いで、この
シリンダ孔6を利用して他方の作用部4に有底のシリン
ダ孔7を形成し、加工孔11に閉塞部材12を螺着して
シリンダ孔6底部を閉塞している。
ンダ孔6底部を閉塞する大径の栓体部12aと、加工孔
11に刻設した雌ねじ11aに螺合する雄ねじを外周に
形成した小径の雄ねじ部12bとを一体形成したもの
で、栓体部12aと雄ねじ部12bとの間に、シリンダ
孔6と加工孔11との間の段部13に密着するテーパ状
のメタルシール部12cを有している。
側の外面12dに閉塞部材螺動用の工具が係合する係合
部12eを形成している。この係合部12eは、楔状の
突起で閉塞部材螺動用の工具が螺着方向にのみ係合する
ように形成されている。
閉塞部材12螺着後は、閉塞部材12を不用意に螺動で
きず、また、メタルシール部12cが段部13に密着し
て液密に閉塞するので、シリンダ孔6底部とピストン8
との間に画成される液圧室14のシール性を長期に渡っ
て安定して維持させることができ、さらに、メタルシー
ル部12cを段部13に密着させるから、弾性シール部
材のような定期交換作業を行わずにすむから、閉塞部材
12を取り外す必要もない。
示すもので、キャリパボディ20の一方の作用部21に
は、シリンダ孔22と、シリンダ孔22よりも大径の加
工孔23とが形成されており、加工孔23には閉塞部材
24が螺着されている。
ダ孔22底部を閉塞する栓体25と、加工孔23に刻設
した雌ねじに螺合する雄ねじを外周に形成した雄ねじ部
材26とからなり、栓体25には、シリンダ孔22と加
工孔23との間の段部27に密着して液密に閉塞するテ
ーパ状のメタルシール部25aが形成され、雄ねじ部材
26の外面26aには、閉塞部材螺動用の工具が螺着方
向にのみ係合する凹状の係合部26bが形成されてい
る。
は、閉塞部材24を不用意に螺動できないので、液圧室
28のシール性を長期に渡って安定して維持させること
ができる。
示すもので、キャリパボディ30の一方の作用部31に
は、シリンダ孔32と、シリンダ孔32よりも小径の加
工孔33とが形成されており、加工孔33は閉塞部材3
4にて閉塞されている。
リンダ孔32底部を閉塞する栓体35と、栓体35に螺
合するねじ部材36とで構成されている。栓体35は、
シリンダ孔32底部を閉塞する大径部35aと、ねじ部
材36に螺合する雄ねじ部35bとを有し、ねじ部材3
6は、加工孔33よりも大径のナット体で中央部に前記
雄ねじ部35bが螺合する雌ねじ部36aを有し、外面
36bに螺動用の工具が螺着方向にのみ係合する凹状の
係合部36cを形成している。
孔32側から挿入した栓体35の雄ねじ部35bにねじ
部材36を螺着し、ねじ部材36を螺動用の工具にて螺
着方向に締付けると、栓体35のメタルシール部35c
がシリンダ孔32と加工孔33との間の段部37に密着
してシリンダ孔32底部を液密に閉塞する。
は、ねじ部材36を不用意に螺動できないので、液圧室
38のシール性を長期に渡って安定して維持させること
ができる。
ィスクブレーキのキャリパボディは、請求項1の手段で
は、シリンダ孔を貫通形成する加工孔を閉塞する閉塞部
材を加工孔に螺着可能に設けるとともに、閉塞部材に、
螺動用の工具が螺着方向にのみ係合する係合部を形成
し、請求項2の手段では、閉塞部材を、シリンダ孔底部
を閉塞する栓体と、栓体に螺合するねじ部材とで構成
し、ねじ部材に、螺動用の工具が螺着方向にのみ係合す
る係合部を形成したので、閉塞部材の螺脱を防止して液
圧室のシール性を長期に渡って安定して維持させること
ができる。
ィの断面図である。
ィの断面図である。
ィの断面図である。
用部、6,22,32…シリンダ孔、11,23,33
…加工孔、12,24,34…閉塞部材、12e,26
b,36c…係合部、25,35…栓体、26…雄ねじ
部材、36…ねじ部材
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ孔を作用部の反ディスクロータ
側に穿設した加工孔から貫通形成し、該加工孔を閉塞部
材にて閉塞する車両用ディスクブレーキのキャリパボデ
ィにおいて、前記閉塞部材を前記加工孔に螺着可能に設
けるとともに、該閉塞部材に、螺動用の工具が螺着方向
にのみ係合する係合部を形成したことを特徴とする車両
用ディスクブレーキのキャリパボディ。 - 【請求項2】 シリンダ孔を作用部の反ディスクロータ
側に穿設した加工孔から貫通形成し、該加工孔を閉塞部
材にて閉塞する車両用ディスクブレーキのキャリパボデ
ィにおいて、前記閉塞部材を、前記シリンダ孔底部を閉
塞する栓体と、該栓体に螺合するねじ部材とで構成し、
該ねじ部材に、螺動用の工具が螺着方向にのみ係合する
係合部を形成したことを特徴とする車両用ディスクブレ
ーキのキャリパボディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16779396A JP3513686B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16779396A JP3513686B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109302A true JPH109302A (ja) | 1998-01-13 |
JP3513686B2 JP3513686B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=15856219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16779396A Expired - Fee Related JP3513686B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3513686B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1256740A2 (en) | 2001-05-10 | 2002-11-13 | Sumitomo (Sei) Brake Systems, Inc. | Hydraulic disc brake |
JP2011007219A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Honda Motor Co Ltd | 対向ピストン型キャリパボディ |
JP2011033143A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ディスクブレーキ |
US20130056318A1 (en) * | 2011-09-01 | 2013-03-07 | Wayne-Ian Moore | Hydraulic brake clamp for bikes |
US10487896B2 (en) | 2018-04-14 | 2019-11-26 | Mando Corporation | Piston brake caliper and brake system |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16779396A patent/JP3513686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1256740A2 (en) | 2001-05-10 | 2002-11-13 | Sumitomo (Sei) Brake Systems, Inc. | Hydraulic disc brake |
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JP2011033143A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ディスクブレーキ |
US20130056318A1 (en) * | 2011-09-01 | 2013-03-07 | Wayne-Ian Moore | Hydraulic brake clamp for bikes |
US8479891B2 (en) * | 2011-09-01 | 2013-07-09 | Ashima Ltd. | Hydraulic brake clamp for bikes |
US10487896B2 (en) | 2018-04-14 | 2019-11-26 | Mando Corporation | Piston brake caliper and brake system |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3513686B2 (ja) | 2004-03-31 |
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