JP2006300109A - 油圧装置用封止プラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 意図しない位置で破断することがなく、更に、シールテープや手作業で接着剤を塗布する必要のない油圧装置に装着することができる油圧装置用封止プラグを提供する。
【解決手段】 油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグであって、前記油圧装置用封止プラグは、軸状の本体の一端部に直径3〜12mmのねじ部を設け、前記ねじ部の端部に、他端側に開拡する鍔部を設け、前記鍔部の端面に、前記他端側に開拡する破断用の溝部を設けるとともに、前記鍔部の端面と前記破断用の溝部との接合部の軸方向断面の曲率半径を0.2mm以下となるように形成し、前記破断用溝部の端部に旋回用頭部を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグであって、前記油圧装置用封止プラグは、軸状の本体の一端部に直径3〜12mmのねじ部を設け、前記ねじ部の端部に、他端側に開拡する鍔部を設け、前記鍔部の端面に、前記他端側に開拡する破断用の溝部を設けるとともに、前記鍔部の端面と前記破断用の溝部との接合部の軸方向断面の曲率半径を0.2mm以下となるように形成し、前記破断用溝部の端部に旋回用頭部を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、油圧バルブ、油圧ポンプ等の油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグに関する。
従来、油圧装置用封止プラグとして、例えば、特許文献1に開示されるように、テーパねじに角形の旋回用頭部を形成し、前記テーパねじ部と旋回用頭部との連接面において破断するように構成したものが知られている。
このプラグは、適当な締付けトルクで旋回用頭部を旋回して、破断用の溝において破断させて使用するものであるが、前記ねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、意図しない位置で剪断され、剪断面に凹凸が残ってしまうという問題があった。また、前記ねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、プラグ先端部に油圧力が作用すると、雄ねじと雌ねじの隙間から油が漏れることがあった。このため、プラグのねじ部にシールテープを巻き付けてから、油圧装置の透孔に螺着する必要があったが、前記のようにねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、テーパねじにシールテープを巻き付ける作業は煩雑であり、また、シールテープの破片が油路内に流れ込むとオリフィス部やスプール部等に詰まってバルブの作動不良を起こすという問題があった。更に、また、前記テーパねじ部は、締結時に油圧装置に埋設される程度が不規則となり、油圧装置を構成する壁面を膨張させる等の問題があった。
このプラグは、適当な締付けトルクで旋回用頭部を旋回して、破断用の溝において破断させて使用するものであるが、前記ねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、意図しない位置で剪断され、剪断面に凹凸が残ってしまうという問題があった。また、前記ねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、プラグ先端部に油圧力が作用すると、雄ねじと雌ねじの隙間から油が漏れることがあった。このため、プラグのねじ部にシールテープを巻き付けてから、油圧装置の透孔に螺着する必要があったが、前記のようにねじ部の直径が3〜12mmと小さい場合には、テーパねじにシールテープを巻き付ける作業は煩雑であり、また、シールテープの破片が油路内に流れ込むとオリフィス部やスプール部等に詰まってバルブの作動不良を起こすという問題があった。更に、また、前記テーパねじ部は、締結時に油圧装置に埋設される程度が不規則となり、油圧装置を構成する壁面を膨張させる等の問題があった。
そこで、本発明は、意図しない位置で破断することがなく、更に、シールテープや手作業で接着剤を塗布する必要のない油圧装置に装着することができる油圧装置用封止プラグを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者は鋭意検討の結果、下記の通り解決手段を見いだした。
即ち、本発明の油圧装置用封止プラグは、請求項1に記載の通り、油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグであって、前記油圧装置用封止プラグは、軸状の本体の一端部に直径3〜12mmのねじ部を設け、前記ねじ部の端部に、他端側に開拡する鍔部を設け、前記鍔部の端面に、前記他端側に開拡する破断用の溝部を設けるとともに、前記鍔部の端面と前記破断用の溝部との接合部の軸方向断面の曲率半径を0.2mm以下となるように形成し、前記破断用溝部の端部に旋回用頭部を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の油圧装置用封止プラグは、請求項1に記載の油圧装置用封止プラグにおいて、前記鍔部及び/又は前記ねじ部に嫌気性接着剤をコーティングしたことを特徴とする。
即ち、本発明の油圧装置用封止プラグは、請求項1に記載の通り、油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグであって、前記油圧装置用封止プラグは、軸状の本体の一端部に直径3〜12mmのねじ部を設け、前記ねじ部の端部に、他端側に開拡する鍔部を設け、前記鍔部の端面に、前記他端側に開拡する破断用の溝部を設けるとともに、前記鍔部の端面と前記破断用の溝部との接合部の軸方向断面の曲率半径を0.2mm以下となるように形成し、前記破断用溝部の端部に旋回用頭部を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の油圧装置用封止プラグは、請求項1に記載の油圧装置用封止プラグにおいて、前記鍔部及び/又は前記ねじ部に嫌気性接着剤をコーティングしたことを特徴とする。
本発明によれば、意図しない位置で破断することがないので、確実に封止したい透孔を封止するとともに封止した端面を美しくすることができ、しかも、シールテープや手作業で接着剤を塗布する必要がない油圧装置用封止プラグを提供することができる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の油圧装置用封止プラグであり、図2は、封止プラグを2個取りしたものである。
図中符号1で示されるものは、例えば、硫黄快削鋼材等の金属材料からなる軸状の本体で、本体1の一端部或いは両端部に直径4mmの平行ねじ部2を形成し、前記平行ねじ部2の根部から連続して、例えば、40°のテーパで本体1の他端部側へと拡がる鍔部4を形成する。鍔部4の後方に六角形その他の旋回用の頭部3を形成し、頭部3と鍔部4との間には破断用の溝部5をテーパ状に形成する。前記溝部5のテーパは、鍔部4の端面から頭部3に近づくにつれて、軸に垂直方向の断面積が漸次大きくなるようにし、立ち上がり角(α)は、図3(a)に示すように、75°とする。鍔部4と溝部5との接合部は、図3(b)に示すように、断面形状において、角部頂点の曲率半径(R)を0.2mmとなるまで加工する。そして、平行ねじ部2と鍔部4には、嫌気性接着剤をコーティング9する。
図1は、本発明の油圧装置用封止プラグであり、図2は、封止プラグを2個取りしたものである。
図中符号1で示されるものは、例えば、硫黄快削鋼材等の金属材料からなる軸状の本体で、本体1の一端部或いは両端部に直径4mmの平行ねじ部2を形成し、前記平行ねじ部2の根部から連続して、例えば、40°のテーパで本体1の他端部側へと拡がる鍔部4を形成する。鍔部4の後方に六角形その他の旋回用の頭部3を形成し、頭部3と鍔部4との間には破断用の溝部5をテーパ状に形成する。前記溝部5のテーパは、鍔部4の端面から頭部3に近づくにつれて、軸に垂直方向の断面積が漸次大きくなるようにし、立ち上がり角(α)は、図3(a)に示すように、75°とする。鍔部4と溝部5との接合部は、図3(b)に示すように、断面形状において、角部頂点の曲率半径(R)を0.2mmとなるまで加工する。そして、平行ねじ部2と鍔部4には、嫌気性接着剤をコーティング9する。
上記のようにして形成された本体1の平行ねじ部2は、図4に示されるように、直径20mmの縦方向の第一の透孔6に対して、横方向から貫通するようにして形成された直径4mmの第2の透孔7に挿入される。透孔7には、本体1の平行ねじ部2がねじ止めできるようにねじが切られており、また、透孔7の口縁には、60°のテーパ部8を形成している。
次に、上記封止プラグの具体的な締付け方法について説明する。
透孔7に、本体1の一方の平行ねじ部2を挿入し、頭部3をスパナ等の工具で旋回させると、鍔部4がテーパ部の面に接し、ねじ部2の透孔7内への進入が止まり、プラグの位置が決まる。このとき、鍔部4の嫌気性接着剤の接着性が発現し、透孔7との当接箇所をシールできる状態となる。
この後、強い力で更に頭部3を旋回すると、溝部5と鍔部4との接合部の箇所から本体1が破断し、透孔7を塞ぐようにねじ部2及び鍔部4が封止プラグとして残る。この締付け作業の際に、ねじ部2の嫌気性接着剤の接着性が発現し、透孔7との当接箇所をシールできる状態となる。
透孔7に、本体1の一方の平行ねじ部2を挿入し、頭部3をスパナ等の工具で旋回させると、鍔部4がテーパ部の面に接し、ねじ部2の透孔7内への進入が止まり、プラグの位置が決まる。このとき、鍔部4の嫌気性接着剤の接着性が発現し、透孔7との当接箇所をシールできる状態となる。
この後、強い力で更に頭部3を旋回すると、溝部5と鍔部4との接合部の箇所から本体1が破断し、透孔7を塞ぐようにねじ部2及び鍔部4が封止プラグとして残る。この締付け作業の際に、ねじ部2の嫌気性接着剤の接着性が発現し、透孔7との当接箇所をシールできる状態となる。
上記した例では、鍔部4の端面からの立ち上がり角(α)は、75°としているが、特に制限するものではなく、好ましくは12〜18°とする。
また、上記した例では、曲率半径を0.2mmとしたが、0.1mm以下とすれば、より破断しやすくなるため好ましい。
また、上記した例では、曲率半径を0.2mmとしたが、0.1mm以下とすれば、より破断しやすくなるため好ましい。
1 本体
2 平行ねじ部
3 頭部
4 鍔部
5 溝部
6 第1の透孔
7 第2の透孔
8 テーパ部
9 コーティング
2 平行ねじ部
3 頭部
4 鍔部
5 溝部
6 第1の透孔
7 第2の透孔
8 テーパ部
9 コーティング
Claims (2)
- 油圧装置に形成された第1の透孔に対して交わるようにして形成された第2の透孔を封止するための油圧装置用封止プラグであって、前記油圧装置用封止プラグは、軸状の本体の一端部に直径3〜12mmのねじ部を設け、前記ねじ部の端部に、他端側に開拡する鍔部を設け、前記鍔部の端面に、前記他端側に開拡する破断用の溝部を設けるとともに、前記鍔部の端面と前記破断用の溝部との接合部の軸方向断面の曲率半径を0.2mm以下となるように形成し、前記破断用溝部の端部に旋回用頭部を設けたことを特徴とする油圧装置用封止プラグ。
- 前記鍔部及び/又は前記ねじ部に嫌気性接着剤をコーティングしたことを特徴とする請求項1に記載の油圧装置用封止プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005118809A JP2006300109A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 油圧装置用封止プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005118809A JP2006300109A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 油圧装置用封止プラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006300109A true JP2006300109A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37468654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005118809A Pending JP2006300109A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 油圧装置用封止プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006300109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155156A1 (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-15 | 川崎重工業株式会社 | 油圧機器用埋め栓 |
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JPH01133568U (ja) * | 1988-03-08 | 1989-09-12 | ||
JPH0276991A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-16 | Fujitsu Ltd | テーパネジの接続方法 |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005118809A patent/JP2006300109A/ja active Pending
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CN102834653A (zh) * | 2010-06-11 | 2012-12-19 | 川崎重工业株式会社 | 油压机器用填塞 |
KR101387230B1 (ko) | 2010-06-11 | 2014-04-21 | 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 | 유압 기기용 마개 |
US8783497B2 (en) | 2010-06-11 | 2014-07-22 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Filler plug for hydraulic device |
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