JPS625965Y2 - - Google Patents

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JPS625965Y2
JPS625965Y2 JP9237379U JP9237379U JPS625965Y2 JP S625965 Y2 JPS625965 Y2 JP S625965Y2 JP 9237379 U JP9237379 U JP 9237379U JP 9237379 U JP9237379 U JP 9237379U JP S625965 Y2 JPS625965 Y2 JP S625965Y2
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hole
bolt
reservoir
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cylinder body
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等に装着されるクラツチ用或
はブレーキ用のマスタシリンダの改良に関し、特
に、内部に貯室を有する合成樹脂製の作動液リザ
ーバと、この作動液リザーバに形成され、前記貯
室に連通する液連通孔を有する液接続部と、シリ
ンダ孔を有する金属製のシリンダ本体と、このシ
リンダ本体の壁部に形成され、前記シリンダ孔と
連通する内孔を有する突出部と、前記液接続部と
前記突出部の内壁との間に介設された密封部材と
を備えたマスタシリンダの改良に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
作動液リザーバをシリンダ本体にボルトにより
取りつけるようにしたマスタシリンダでは、例え
ば特開昭53−132669号に示されているものがある
が、このマスタシリンダではリザーバの側壁部か
ら両側方に延びる一対の突片が設けられ、これら
がボルトによりシリンダ本体の一部に固定されて
いる。これによりリザーバがシリンダ本体に取付
けられているのであるが、リザーバは合成樹脂で
成り、また上記突片からリザーバの液接続部もし
くはこの液接続部が嵌合するシリンダ本体の突出
部までには相当の距離があるので、リザーバに外
力が作用すると突片が変形し、これによりリザー
バが倒れる。従つて、リザーバの液接続部とシリ
ンダ本体の突出部の内孔との間に介在するシール
部材(ゴム)に異常な外力が作用し、その密封性
能を悪化させてしまう。あるいはシール保護が不
確実となる。
以上のマスタシリンダでは外力が作用したとき
に突片が容易に変形してしまうことが原因でリザ
ーバが倒れるので、リザーバの一部を外力が作用
しても容易に変形しない形状とし、この部分をボ
ルトにより締めつけてシリンダ本体に取りつける
ことが考えられる。このようにすれば、リザーバ
に外力が作用してもリザーバは倒れることがない
ので、シール部材の密封性能が改良されるであろ
う。
しかしながら、単にボルトで締めつけて固定す
るのでは、この締めつけを受ける合成樹脂製のリ
ザーバの一部に相当な応力が加わり、このため熱
により永久変形をしたり、外力によつては破損す
るという不具合が生ずる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ、ボルトで直
接、リザーバの一部を締めつけることなくリザー
バをシリンダ本体に取りつけることができるマス
タシリンダを提供することを目的とする。もしく
は技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は、内部に貯室を有する合成樹脂製
の作動液リザーバと、この作動液リザーバに形成
され、前記貯室に連通する液連通孔を有する液接
続部と、シリンダ孔を有する金属製のシリンダ本
体と、このシリンダ本体の壁部に形成され、前記
シリンダ孔と連通する内孔を有する突出部と、前
記液接続部と前記突出部の内壁との間に介設され
た密封部材とを備えたマスタシリンダにおいて、
前記液接続部に前記液連通孔を横断するように筒
部を設け、前記突出部にその側壁部を貫通して側
孔と、その内壁に前記側孔と整列するように凹所
とを形成し、前記内孔に前記液接続部を前記筒部
と前記側孔とが整列するように嵌合させ、ボルト
の軸部を前記側孔と前記筒部内に嵌合させ、かつ
その先端部を前記凹所に螺着させ、締め付けるこ
とにより、前記液接続部を、前記ボルトをその両
端部で前記突出部に固定することにより該突出部
に結合して成るマスタシリンダによつて達成され
る。
〔作用〕
以上の構成により、ボルトはシリンダ本体の突
出部の側孔、リザーバの液接続部の筒部に嵌合
し、その先端部が突出部の内壁の凹所に螺着し、
締めつけられる。これによりリザーバはシリンダ
本体に外力が働らいても倒れることなく取りつけ
られるのであるが、ボルトにより直接締めつけら
れるのはリザーバではなく、シリンダ本体の突出
部である。シリンダ本体は金属から成るので、ボ
ルトによる締めつけ応力を受けても上述のような
不具合が生じない。リザーバは合成樹脂から成る
が、本考案によればボルトにより何ら締めつけ応
力を受けないので、上述のような不具合は回避さ
れる。
またボルトの両端部でリザーバの液接続部とシ
リンダ本体の突出部とが固定されるので、ボルト
を細くしても結合安定性を確保することができそ
れだけ液接続部及び突出部の外径を小とすること
ができる。また、ボルトが螺合するねじ部が奥に
あるので、外部からの水の付着によるさび付きの
不安がない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき、本考案のマスタ
シリンダについて詳説する。
第1図は、本考案の一実施例であるブレーキ用
タンデムマスタシリンダの要部を断面で示す側面
図で、第2図は、第1図の−線方向の断面図
である。
図において、ブレーキ用タンデムマスタシリン
ダは全体として1で示され、このマスタシリンダ
1は、内部に貯室2を形成した合成樹脂製の作動
液リザーバ3と、シリンダ孔4を有する金属製の
シリンダ本体5とを備えている。
リザーバ3とシリンダ本体5とは、結合部A及
びBにおいて結合されているが、両結合部A,B
は同一の構造であるので以下の説明は結合部Aに
ついてのみ述べる。
結合部Aにおいて、リザーバ3の下部には、貯
室2に連通する液連通孔6を設けたほゞ筒形状の
液接続部7が一体的に形成されており、この液接
続部7には、半径方向に延びる孔8を有する筒部
9が上記液連通孔6を横切るようにして設けられ
ている。また、液接続部7は、テーパ状に漸次に
減径する段部10を介して下方側が若干小径とさ
れた段付形状に形成されており、下端外周部には
密封部材11を装着する環状溝12が設けられて
いる。
他方、シリンダ本体5には、そのシリンダ孔4
内に補給孔13、戻し孔14を介して連通する内
孔15を内設されたほゞ円筒状のボス部16もし
くは突出部が突設されている。このボス部16の
内孔15は、上記の液接続部7に対応して、テー
パ状に漸次に減径する段部17を介して下方側が
若干小径とされた段付形状に形成されているとゝ
もに、この内孔15に液接続部7を嵌合しリザー
バ3の下面とボス部16の上端面とが当接したと
き、前記孔8と同一軸線上に整列するように、ボ
ス部16の側壁を貫通する貫通孔18もしくは側
孔と、内孔15の内壁にねじを内面に形成した凹
所19とが各々設けられている。
上記貫通孔18及び孔8に軸部20を挿通し
て、ボルト21を配設し、ボルト21の先端に形
成させたねじ部22を凹所19に螺嵌している。
ボルト21の頭部23はボス部16の外方側に位
置し、ボルト21はマスタシリンダ1の側方から
ねじ込むようにしている。
なお、図示の実施例の結合部A,Bを除いた他
の部分は、従来のブレーキ用タンデムマスタシリ
ンダと同様であるので、詳細な説明は省略する。
上述のマスタシリンダ1におけるリザーバ3と
シリンダ本体5との結合の手順を以下に示す。
まず、密封部材11を液接続部7の溝12に装
着し、液接続部7をボス部16の内孔15に嵌入
する(これと同時に結合部Bにおいても同様のこ
とを行なう)。これにより、リザーバ3の下面が
ボス部16の上端面に当接し、孔8と貫通孔18
及び凹所19が同一軸線上に整列する。
次いで、ボルト21を貫通孔18から挿入し
て、ボルト21のねじ部22を凹所19にねじ込
む。結合部Aでのボルト21のねじ込み及び締付
けが完了した後、或いはこれと同時に結合部Bに
おいても同様の手順でボルトのねじ込み及び締付
けを行なう。
両結合部A,Bにおいてボルトのねじ込み及び
締付けが完了した時点で、リザーバ3とシリンダ
本体5との結合作業は完了する。
次に、以上のような構成を有するマスタシリン
ダ1の作用効果を説明する。上述の如く、リザー
バ3とシリンダ本体5との結合は、密封部材11
を装着した液接続部7をボス部16の内孔15に
嵌合し、ボルト21をねじ込み、締付けることに
より行なえるため、結合作業は非常に簡単であ
り、またボルト21のねじ込み作業はマスタシリ
ンダ1の側方から行なえるため、作業が容易に行
なえる。
更に、リザーバ3は、ボス部16の内孔15か
ら抜け出ることがないように、ボルト21により
ボス部16に対して結合されており、しかも、ボ
ルト21は貫通孔18及び凹所19の2個所によ
り支持されているため、ボルト21の軸部20の
半径方向に作用する力に対しても、ボルト21に
よる液接続部7とボス部16との結合、換言すれ
ば、2個所で支持されたボルト21によるリザー
バ3とシリンダ本体5との結合は、充分に堅固で
確実なものである。リザーバ3に外力が作用して
もリザーバ3に倒れは生じない。また、リザーバ
3はボルト21により締めつけ応力を受けないの
で、熱により永久変形したり、外力によつて破損
することもない。また、ボルトが螺合するねじ部
が奥にあるので、外部からの水の付着によるさび
付きの不安がない。
また、液接続部7とボス部16の内孔15と
は、互いに嵌合するテーパ状の段付形状に形成さ
れているため、液接続部7に密封部材11を装着
して内孔15に嵌入する際、段部17により案内
されて、密封部材11が容易にかつ確実に所定の
位置に配置できると共に、密封部材11は液接続
部7の小径部分と内孔15の小径部分との間を密
封するようにしているため、液接続部7が筒部9
を形成するため比較的大径となつても密封部材1
1の密封径を小さくすることができ、ブレーキ配
管系内の空気抜き作業としてブレーキ液圧送が行
なわれる際、受圧面積が小さいので、液接続部7
が内孔15から抜け出るように作用する力を比較
的小さくすることができる。従つて、結合部の構
造を大型にしたり、或いは、複雑化したりするこ
とがなく、簡単な構造で充分な強度をもたせるこ
とができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案は上述の実施例に限定されることな
く、本考案の技術的思想に基づいて種々の態様で
実施可能である。
例えば、ボス部の内孔内壁部分に設ける凹所
に、予めねじを形成することが、ボス部に対する
機械加工工程の作業を煩雑にする場合には、凹所
にねじを形成することなく単なる円柱状にすると
共にボルトの先端のねじ部をタツピングスクリユ
部とし、リザーバとシリンダ本体とを結合する際
に、ボルトのタツピングスクリユ部を凹所にねじ
込むようにしてもよい。この場合には、凹所の加
工が簡単となる。
また以上の実施例は、タンデムマスタシリンダ
に適用されているが、勿論、本考案はシングルマ
スタシリンダにも適用可能であり、シリンダ本体
とリザーバとの結合部も2箇所に限定されること
なく、1箇所でも、2箇所以上でもよい。
〔考案の効果〕
以上から明かなように、本考案によれば、リザ
ーバの液接続部にはその液連通孔を横切るように
筒部が設けられているので、これが補強効果を奏
し、設けていないものと比べ液接続部の剛性を向
上させる。また、ボルトは両持ちでシリンダ本体
の突出部に支持されているので、片持ちと比べリ
ザーバはシリンダ本体に対し安定に取りつけられ
る。また、ボルト径を小さくすることもできる。
更にまた、ボルトが螺合するねじ部が奥にある
ので、外部からの水の付着によるさび付きの不安
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるタンデムマスタ
シリンダの一部を断面で示す側面図であり、第2
図は第1図は−線方向断面図である。 なお図において、7……液接続部、8……孔、
9……筒部、15……内孔、16……ボス部、1
8……貫通孔、19……凹所、21……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に貯室を有する合成樹脂製の作動液リザー
    バと、この作動液リザーバに形成され、前記貯室
    に連通する液連通孔を有する液接続部と、シリン
    ダ孔を有する金属製のシリンダ本体と、このシリ
    ンダ本体の壁部に形成され、前記シリンダ孔と連
    通する内孔を有する突出部と、前記液接続部と前
    記突出部の内壁との間に介設された密封部材とを
    備えたマスタシリンダにおいて、前記液接続部に
    前記液連通孔を横断するように筒部を設け、前記
    突出部にその側壁部を貫通して側孔と、その内壁
    に前記側孔と整列するように凹所とを形成し、前
    記内孔に前記液接続部を前記筒部と前記側孔とが
    整列するように嵌合させ、ボルトの軸部を前記側
    孔と前記筒部内に嵌合させ、かつその先端部を前
    記凹所に螺着させ、締め付けることにより、前記
    液接続部を、前記ボルトをその両端部で前記突出
    部に固定することにより該突出部に結合して成る
    マスタシリンダ。
JP9237379U 1979-07-04 1979-07-04 Expired JPS625965Y2 (ja)

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JPS569957U JPS569957U (ja) 1981-01-28
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