JPH0224966Y2 - - Google Patents

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JPH0224966Y2
JPH0224966Y2 JP1984177327U JP17732784U JPH0224966Y2 JP H0224966 Y2 JPH0224966 Y2 JP H0224966Y2 JP 1984177327 U JP1984177327 U JP 1984177327U JP 17732784 U JP17732784 U JP 17732784U JP H0224966 Y2 JPH0224966 Y2 JP H0224966Y2
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cylinder cap
eye
cylinder
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screw hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体圧シリンダに関するもので、特
に、シリンダキヤツプへの、シリンダ取付用アイ
形部材の取付構造に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来のCA形(いわゆる1山クレビス形)又は
CB形(2山クレビス形)流体圧シリンダでは、
第2図に示すようにCA形用又はCB形用のアイ形
部材イをシリンダキヤツプロの外側面に溶接によ
つて取付けていたために、このシリンダキヤツプ
ロがCA形又はCB形専用のキヤツプとなつてこれ
らCA形、CB形相互間での転用やキヤツプ単独で
の使用がかきないと云う不都合があり、また溶接
により歪が生じるため溶接後に歪取り加工を行う
など工数が多くなつて製作的に非常に面倒であ
り、更には溶接代αだけ余分な長さを要するため
それだけ取付時のシリンダ長が長くなる不都合が
あつた。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上記の諸問題点を悉く解決することを
目的としてなされたもので、その技術的手段は、
内面側にクツシヨン用の凹所を形成しているシリ
ンダキヤツプに、穴又はねじ穴をその内端部が上
記凹所を底壁面に開口するよう軸方向に貫設する
一方、上記シリンダキヤツプの外側面に取付けら
れるアイ形部材に、上記シリンダキヤツプの穴又
はねじ穴と同軸上に開口するねじ穴を設け、しか
してボルト頭を上記凹所内に没入させて上記シリ
ンダキヤツプの穴又はねじ穴から上記アイ形部材
のねじ穴に螺入したボルトによりこれらシリンダ
キヤツプとアイ形部材とを一体結合して成ること
を特徴とする。
(作用) 本考案は、第1図に示すようにシリンダキヤツ
プ22のクツシヨン用凹所23を利用して、これ
に結合用ボルト28の頭28aが位置するように
してアイ形部材25のねじ穴26に上記ボルト2
8をねじ込むようにしたからピストン4の移動に
支障をきたすことがなく、またシリンダキヤツプ
22に対するアイ形部材25の周方向の取付位置
を必要な方向に向けた状態で上記ボルト28のね
じ穴26にねじ込み固定することができる。
上述のようにシリンダキヤツプ22のクツシヨ
ン用凹所23を利用して結合用ボルト28をアイ
形部材25にねじ込むからピストン4の移動に支
障をきたすことがないが、積極的にピストン4の
ストローク終端近くで結合用ボルト28の頭28
aにピストン4が当接するようにボルト頭28a
を上記凹所23に設けることによつて結合用ボル
ト28をピストン4のストローク調整部材として
利用することが可能である。
(実施例) 次に本考案を多段形流体圧シリンダに実施した
一実施例について第1図に基づき説明する。
この第1図は取付形式がCA形である多段形流
体圧シリンダの全体構造を示したもので、基本シ
リンダ1内に、ピストン4,5をそれぞれ基端部
側に有する可動シリンダ2,3を順次嵌装し、第
一可動シリンダ2のピストン4にその軸方向に流
通路6を設けて可動シリンダ2,3の往復側流体
室7,8を相互に連通させ、一方同じく第一可動
シリンダ2のピストン4の中央に軸方向に延びる
送通管9を突設し、ピストン4には半径方向に延
びる流通路10を設け、また第二可動シリンダ3
のチユーブ11にはピストン5との接続部付近に
おいてチユーブ11の内外を連通する複数の流通
孔12a,12b,12cを設けて可動シリンダ
2,3の復動側流体室13,14を相互に連通さ
せてある。ここにおいて、第一可動シリンダ2の
ピストン4には、その半径方向に設けた流通路1
0の外周への開口部分に対応して円環状の凹溝1
5を設けてあり、この凹溝15と復動側流体室1
3とを連通する絞り孔16をピストン4に一箇所
または複数箇所設けてある。
上記基本シリンダ1のチユーブ17の両端部に
は内径がこのチユーブ17と同径のチユーブフラ
ンジ18,19が溶接によつて一体り連設されて
おり、これらのチユーブフランジ18及び19に
給排ポート20及び21がそれぞれ穿設してあ
る。そして、一方のチユーブフランジ18にはシ
リンダキヤツプ22が装着されている。このシリ
ンダキヤツプ22は、その内側面中央部に横断面
円形状のクツシヨン用凹所23を有すると共に、
内端がこの凹所23の底壁面23aに開口するよ
う軸方向に貫設されたねじ穴24を有しており、
一方このシリンダキヤツプ22の外側面に取付け
られるCA形用のアイ形部材25には上記ねじ穴
24に対応するねじ穴26が該アイ形部材の取付
側端面からシリンダ取付用ピン穴27に亘つて貫
通して設けられ、しかしてボルト28がそのボル
ト頭28aをクツシヨン用凹所23内に没入させ
た状態で双方のねじ穴24,26に螺入されて緊
締されることによりシリンダキヤツプ22に対し
アイ形部材25は周方向の所望の方向に向けた状
態で一体に結合されている。このボルト28が特
にシリンダキヤツプ22のねじ穴24に螺合され
る際それらのねじ部間に適当なシール材が介在さ
れる。尚、このキヤツプ22にはねじ穴24に代
えてねじ無しの穴を形成することもでき、その場
合にはボルト頭の座面にシールパツキン等のシー
ル部材を備えたボルトを用いればよく、またアイ
形部材25のねじ穴26は必ずしもピン穴27に
開口するように設ける必要はなく、その途中まで
設けてもよい。上記ピン穴27にはブシユ29が
嵌装してある。上記のようにしてアイ形部材25
と一体結合されたシリンダキヤツプ22は内側面
側に形成された係合用段部30を介してチユーブ
フランジ18に係合され、そして該キヤツプ22
の取付用フランジ部31よりチユーブフランジ1
8に螺入されるボルト32…によつて取付け固定
される。また、他方の(ヘツド側の)チユーブフ
ランジ19にはヘツドカバー33がその内側面の
係合用段部34を介して係合されると共に取付用
フランジ部35より螺入されたボルト36…によ
つて固定されている。
尚、シリンダキヤツプ22にアイ形部材25を
取付けず、このキヤツプ22のみ使用するような
場合には、ボルト28はそのまま付けておいてこ
のボルト28の突出端部に適当なシール材を介し
ロツクナツト(第1図37で示す)を螺着してお
けばよい。また、第一可動シリンダ2のピストン
4がボルト28の頭28aに衝当するようにボル
ト28の固定位置を適宜設定することによりスト
ロークの調整もできるようになる。
また、第一可動シリンダ2のピストン4には、
往動側流体室7に面する側の中央にクツシヨンボ
ス38が形成され、このクツシヨンボス38はシ
リンダキヤツプ22のクツシヨン用凹所23に微
小間隙で嵌合するようになつている。またクツシ
ヨンボス38は、円柱状物の端面中央に凹部38
aを有しかつピストン4との接続部分が径小とな
つた形状で、このクツシヨンボス38の軸方向長
さはクツシヨン用凹所23の深さよりも長くして
あり、さらに凹部38aから外周方向へ貫通する
貫通孔38bと、この貫通孔38bから往動側流
体室7とに貫通する径小の絞り孔38cとを有し
ている。したがつてピストン4が往動してクツシ
ヨンボス38がクツシヨン用凹所23へ嵌入する
と、クツシヨン用凹所23内の流体は絞り孔38
cによつて排出流路が絞られてクツシヨン効果が
得られるとともにクツシヨンボス38先端がクツ
シヨン用凹所23の底壁面23aに当接してスト
ツパの作用をなす。
上記実施例ではシリンダキヤツプ22に1つの
アイ形部材25を取付けたいわゆる1山クレビス
の例を示したが、このようなアイ形部材25を2
山クレビスにすることができる。
また、上記実施例では多段形流体圧シリンダを
示したが、本考案は勿論普通の1段形流体圧シリ
ンダにも適用可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、シリンダキヤツプとアイ形部
材とがボルト結合されているため両者の分離、結
合が自由に行え、したがつてシリンダキヤツプに
アイ形部材に1つ山を取付けるか2つ山を取付け
るかによつてCA形として使用できるしまたCB形
としても使用可能となり、更にアイ形部材を必要
としない場合にはシリンダキヤツプ単独での使用
も可能となる。また製作にあたつて従来のような
溶接による歪が生じないため加工が簡単となつて
製作が容易に行え、更に溶接代も不要となるため
それだけシリンダ長を短くできる効果がある。
また、多段形流体圧シリンダにあつてはシリン
ダキヤツプにかかるヘツド側方向への引張力はそ
の逆方向に作用する押圧力に比べて小さいためシ
リンダキヤツプとアイ形部材とを結合するボルト
は比較的径小のボルトで十分となる。更に、多段
式流体圧シリンダにおいてストロークの公差は段
数が多くなる程大きく変化し、このためストロー
クを調整して修正を行う場合もあるが、この時上
記結合用ボルトの頭に第一可動シリンダのピスト
ンが衝当するようにしておくと共にこのボルトの
固定位置を適宜設定することによりストロークの
調整が行える利点がある。
即ち本考案によれば結合用ボルトをピストンの
ストローク調整部材として利用することができ
る。
更に本考案によれば、アイ形部材をシリンダキ
ヤツプに対して周方向のいずれかにも自由な位置
に固定することができ、シリンダの取付個所の条
件に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す多段形流体圧
シリンダの半断面図、第2図は従来例を示す要部
断面図である。 22……シリンダキヤツプ、23……クツシヨ
ン用凹所、23a……クツシヨン用凹所の底壁
面、24……ねじ穴、25……アイ形部材、26
……ねじ穴、28……ボルト、28a……ボルト
頭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面側にクツシヨン用の凹所を形成しているシ
    リンダキヤツプに、穴又はねじ穴をその内端が上
    記凹所の底壁面に開口するよう軸方向に貫設する
    一方、上記シリンダキヤツプの外側面に取付けら
    れるアイ形部材に、上記シリンダキヤツプの穴又
    はねじ穴と同軸上に開口するねじ穴を設け、しか
    してボルト頭を上記凹所内に没入させて上記シリ
    ンダキヤツプの穴又はねじ穴から上記アイ形部材
    のねじ穴に螺入したボルトによりこれらシリンダ
    キヤツプとアイ形部材とを一体結合して成ること
    を特徴とする流体圧シリンダ。
JP1984177327U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0224966Y2 (ja)

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JPS6191607U JPS6191607U (ja) 1986-06-13
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JPS51101497U (ja) * 1975-02-12 1976-08-14
JPS5967603U (ja) * 1982-10-27 1984-05-08 太陽鉄工株式会社 多段形クッション付流体圧シリンダ

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