JPH05343171A - 電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具

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JPH05343171A
JPH05343171A JP14467192A JP14467192A JPH05343171A JP H05343171 A JPH05343171 A JP H05343171A JP 14467192 A JP14467192 A JP 14467192A JP 14467192 A JP14467192 A JP 14467192A JP H05343171 A JPH05343171 A JP H05343171A
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JP
Japan
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magnetic metal
plate
rib
cooker
electromagnetic induction
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Pending
Application number
JP14467192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Aoki
哲郎 青木
Kazuichi Okada
和一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH05343171A publication Critical patent/JPH05343171A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で安価を電磁誘導加熱調理器用の
被加熱調理具の提供を目的とする。 【構成】 非磁性金属体よる鍋体12の底面に環状リブ14
を一体に形成し、これを折曲して磁性金属板15を固定す
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底面に発熱手段を有す
る電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般、電磁誘導加熱調理器ではアルミ鍋
などの非磁性金属鍋を加熱することができないが、鍋底
面に各種の加工をすることにより電磁誘導加熱調理器に
使用できるようになっている。
【0003】従来の、この種の電磁誘導加熱調理器と被
加熱調理具ついて図4を参照しながら説明する。図に示
すように電磁誘導加熱調理器は上面にガラスセラミック
などよりなる耐熱平板71を配置し、その下部に加熱コイ
ル72を有し、前記耐熱平板71上に載置された被加熱調理
具である鍋体73を電磁誘導加熱する構成となっている。
ここで前記鍋体73はアルミなどの非磁性金属製としたと
き、これ自体は電磁誘導加熱されないので、鍋体73の裏
面に鉄系の金属層74を溶射加工などにより一体に形成す
るのが一般的であった。図中の75は温度センサー(図示
せず)を内蔵した感熱筒であり、鍋体73裏面に圧接され
ている。76は上ボディ、77は下ボディを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電磁
誘導加熱調理器用の被加熱調理具、すなわち鍋体73で
は、第1の課題として鍋体73の底面の金属層74の厚さを
均一に加工するのが困難であり、安定した発熱が得られ
ないうえ、また溶射などの加工コストも大であった。ま
た第2の課題として、誤って鍋体73を落下したとき、金
属層74が剥離することがあり、また熱で鍋底に反りが発
生すると金属層74にクラックが入る恐れがあった。さら
に第3の課題として、アルミよりなる鍋体73の場合、鉄
系の金属層74はアルミニュームなどに比べて熱伝導が悪
いため、鍋体73の保温性能は向上するが、逆にこの金属
層74を介して温度センサーを配設していたのでは、調理
物の温度を正確に検知できず、また温度が過昇して鍋体
73の内面に処理されているフッ素樹脂層を熱で損傷する
恐れがあった。本発明は上記課題を解決するもので、簡
単な構成で、堅牢にして使い勝手がよく安全に調理がで
きる電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の課題解決手段は、非磁性金属材料より
なり、底面に一体に形成した環状のリブを有し、前記環
状リブに外周が内接するとともに、このリブを折曲して
固定される磁性金属板を有する電磁誘導加熱調理器用の
被加熱調理具の構成としたものである。
【0006】第2の課題解決手段は、前記環状リブの内
側根元に連続する凹溝を形成し、前記磁性金属板の外周
を凹溝に対向させる構成としたものである。第3の課題
解決手段は、非磁性金属材料よりなり、底面に一体に環
状内リブとこれと同心の環状外リブを有し、前記環状内
リブと環状外リブ間に、これらのリブを折曲して固定さ
れる磁性金属板を有する電磁誘導加熱調理器用の被加熱
調理具の構成としたものである。
【0007】
【作用】上記した第1の課題解決手段では磁性金属板の
外周を被加熱調理具の底面の環状リブで覆って固定した
ため、固定作業が容易で極めて安価に被加熱調理具が構
成される。また第2の課題解決手段では磁性金属板の外
周部が環状リブの内側根元に連続する凹溝に対向してい
るため、加熱時の環状リブの温度は比較的低く、アルミ
などよりなる被加熱調理具と磁性金属板の熱膨張差があ
っても、磁性金属がぐらついたり、外れたりすることは
ない。また第3の課題解決手段では磁性金属板を内外の
環状リブ間において前記内外の環状リブにより固定する
ため、確実に被加熱調理具に固定されるとともに、被加
熱調理具の底面の反りを防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
ながら説明する。図において、11は電磁誘導加熱調理器
におけるガラスセラミックスよりなるトッププレート
で、12はトッププレート11上に載置される被加熱調理具
であるアルミ製の鍋体である。この鍋体12は凹部13をも
ち、外周部を略逆U字状のフランジ形状にしている。さ
らに底面に環状リブ14を一体に形成している。そして環
状リブ14内に鋳鉄よりなる磁性金属板15をはめ入れ、そ
の外周部は前記環状リブ14を折曲して固定している。
【0009】なお図中の16はトッププレート11下部に配
設された加熱コイル、17はPPS樹脂などよりなる耐熱
樹脂製の上ボディ、19はトッププレート11を保持する立
壁、20は下ボディ、21は回路基板、22は脚、23は鍋体12
の蓋、24はつまみを示す。
【0010】上記構成において、鍋体12の底面に固定さ
れた非磁性金属板15が加熱され、この熱伝導により非磁
性金属製の鍋体12が熱くなる。また鍋体12は底面の環状
リブ14の折曲部でトッププレート11上面に接触支持さ
れ、磁性金属板15とは隙間25が形成される。
【0011】以上のように本実施例によればアルミなど
の非磁性金属の鍋体12を簡単な構成にして、安定した加
熱ができる。また磁性金属板15が直接トッププレート11
に接触しないため、トッププレート11表面は熱くならず
安全である。
【0012】次に第2の実施例について図2を参照しな
がら説明する。図において、31は電磁誘導加熱調理器に
おけるガラスセラミックスよりなるトッププレート、32
はトッププレート13上に載置されるアルミ製の鍋体であ
る。この鍋体32は凹部33を有し、外周部に略逆U字状の
フランジを有している。また鍋体32の底面に環状リブ34
を一体に形成してあり、この環状リブ34の内側の根元部
には連続した凹溝46を形成している。そして鋳鉄よりな
る磁性金属板35を環状リブ34内に入れるとともにその、
外周部は前記凹溝46に対応させ、そして前記リブ34を折
曲して固定されている。
【0013】なお図中の36は加熱コイル、37はPPS樹
脂などよりなる耐熱樹脂製の上ボディ、39は立壁、40は
下ボディ、41は回路基板、42は脚、43は鍋体32の蓋、44
はつまみを示す。
【0014】上記構成において、鍋体32の底面に固定さ
れた磁性金属板35が加熱されこの熱伝導により非磁性金
属製の鍋体32が熱くなる。また鍋体32は底面の環状リブ
34の折曲部でトッププレート31上面に接触支持され、磁
性金属板35とは隙間45が形成される。前記磁性金属板35
の外形は加熱コイルの外形よりも大きく、かつリブ34の
根元には形成した連続する凹溝46に外周が対向している
ため、外周部への熱伝導が抑えられ、環状リブ34の温度
を比較的低くできる。
【0015】以上のように本実施例によれば環状リブ34
の温度が比較的低いため、環状リブが熱変形して、磁性
金属板35がぐらつくようなことがなく、簡単な構成にし
て堅牢な電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具を提供す
ることができる。
【0016】次に第3の実施例について図3を参照しな
がら説明する。図において、51は電磁誘導加熱調理器に
おけるガラスセラミックスよりなるトッププレートで、
中央部に透孔52を設けてある。53はトッププレート51上
に載置されるアルミ製の鍋体であり、凹部54を有し、外
周部を略逆U字状のフランジとしている。そして底面中
央部に環状内リブ55およびこのリブと同心円状に環状外
リブ56を一体に形成してある。鋳鉄よりなる環状の磁性
金属板57は、前記環状内リブ55と環状外リブ56間に挿入
され、内外周部は前記内外リブ55,56 を折曲して固定さ
れている。なお図中の58は加熱コイル、59は温度センサ
ー(図示せず)を内蔵した感熱筒であり、この上面はス
プリング60により鍋体53底面に圧接されている。61はP
PS樹脂などよりなる耐熱樹脂製の上ボディ、62は立
壁、63は下ボディで、64は回路基板、65は脚、66は鍋体
53の蓋、67はつまみ、68は加熱コイル58の支持板を示
す。
【0017】上記構成において、鍋体53の底面に固定さ
れた磁性金属板57が加熱され、この熱伝導により非磁性
金属製の鍋体53が熱くなる。また鍋体53は底面の内外環
状リブ55,56 の折曲部でトッププレート51上面に接触支
持され、磁性金属板57とは隙間69が形成される。前記磁
性金属板57は内外環状リブ55,56 で固定されるため、よ
り堅牢であり、また鍋体53がアルミのように熱で反りや
すい材料でも磁性金属板57を適宜な厚さにすることによ
りこれを防止できる。また温度センサーを内蔵した感熱
筒59は鍋体53の裏面の温度を直接検知するもので、磁性
金属板57を介して検知するよりも、より調理物に近い温
度を検知することができる。
【0018】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように本
発明の電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具は、アルミ
などの非磁性金属鍋でも簡単で安価な構成にして加熱す
ることができる。また環状リブ根元に凹溝を形成するこ
とにより、加熱時でも環状リブの温度は比較的低く、し
たがって熱膨張により熱で磁性金属板がぐらついたりす
ることがなく、堅牢に固定される。また磁性金属板を内
外の環状リブで固定することにより、さらに堅牢に固定
されるとともに鍋底面の熱反りも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例の電磁誘導加熱
調理器と被加熱調理具の断面図 (b)は同被加熱調理具の要部断面図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例の電磁誘導加熱
調理器と被加熱調理具の正面断面図 (b)は同被加熱調理具の要部断面図
【図3】(a)は本発明の第3の実施例の電磁誘導加熱
調理器と被加熱調理具の正面断面図 (b)は同被加熱調理具の要部断面図
【図4】(a)は従来の電磁誘導加熱調理器と被加熱調
理具の正面断面図 (b)は同被加熱調理具の要部断面図
【符号の説明】
12 鍋体 14 環状リブ 15 磁性金属板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性金属材料よりなり、底面に一体に
    形成した環状リブを有し、前記環状リブ内に外周が内接
    するように磁性金属板を設け、環状リブを折曲して磁性
    金属板を固定した電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理
    具。
  2. 【請求項2】 環状リブの内側根元部に連続した凹溝を
    形成し、磁性金属板の外周部を前記凹溝に対向させた請
    求項1記載の電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具。
  3. 【請求項3】 非磁性金属材料よりなり、底面に一体に
    形成した内環状リブとこれと同心の外環状リブを有し、
    環状の磁性金属板を前記内環状リブと外環状リブ間に挿
    入し、前記磁性金属板の内周部と外周部を内環状リブと
    外環状リブを折曲げて固定した電磁誘導加熱調理器用の
    被加熱調理具。
JP14467192A 1992-06-05 1992-06-05 電磁誘導加熱調理器用の被加熱調理具 Pending JPH05343171A (ja)

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