JPH0534236U - フロアパネル - Google Patents

フロアパネル

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JPH0534236U
JPH0534236U JP9147491U JP9147491U JPH0534236U JP H0534236 U JPH0534236 U JP H0534236U JP 9147491 U JP9147491 U JP 9147491U JP 9147491 U JP9147491 U JP 9147491U JP H0534236 U JPH0534236 U JP H0534236U
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JP
Japan
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plate
floor panel
flat
view
floor
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Pending
Application number
JP9147491U
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English (en)
Inventor
英治 河崎
元男 松本
克巳 沢井
潤二 古市
Original Assignee
住金鋼材工業株式会社
住友金属工業株式会社
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Publication date
Application filed by 住金鋼材工業株式会社, 住友金属工業株式会社 filed Critical 住金鋼材工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図る。表裏いずれの面も使用できる
ようにする。一方の面を使用するときにのみフロア面に
配線溝を形成する。 【構成】 上板110の周縁部を下板120の側へ窪ま
せて下板120の周縁部に結合する。上板110と下板
120との間に中板130を挟む。中板130には複数
の膨出部131を設ける。膨出部131の頂部を上板1
10に結合し、膨出部131を除いた平板部133を下
板120に結合する。膨出131を取り囲む上板110
と下板120との間の空間にモルタル等の無機質充填材
140を充填する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フリーアクセスフロアに使用される鋼製のフロアパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼製のフロアパネルは、通常は、上下一組の鋼板により構成される。そのよう な鋼製フロアパネルの一種として、鋼板間にモルタルを充填したものは、特開平 2−91353号公報に開示されている。ここに開示された鋼製フロアパネルは 、図14に示すように、下側の鋼板12の周縁部を上側へ窪ませて上側の鋼板1 1の周縁部に結合すると共に、下側の鋼板12を複数箇所で上側へ膨出させて、 その膨出部13の頂部を上側の鋼板11に結合し、更に、2枚の鋼板間にモルタ ル14を充填した構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような構造の鋼製フロアパネルは、2枚の鋼板間にモルタルが充填されて いるので、強度および防振性が高い。また、下側の鋼板に複数の膨出部が設けら れ、その内部からモルタルが排除されているので、モルタル充填構造である割り には重量が軽く、且つ、複数の膨出部が効果的な補強リブとなるので、モルタル を部分的に排除したことによる強度低下も避けられる。
【0004】 一方、床面上に敷きつめたフロアパネルの間に配線溝を形成するフリーアクセ スフロアは、特開昭63−181854号公報に開示されている。このようなフ リーアクセスフロアは、フロアパネル敷設後も配線やその変更を簡単に行うこと ができる。図14に示したモルタル充填型の鋼製フロアパネルは、下側の鋼板の 周縁部が上側へ窪んでいるので、フロアパネルを裏返して使用することができれ ば、この窪みにより配線溝を形成することができる。
【0005】 ところが、図14のフロアパネルは、裏返すと、膨出部のところに凹部ができ るので、裏返して使用することができない。従って、このままでは、窪みを配線 溝として利用することができない。そこで、例えば、上側の鋼板の周縁部を下側 へ窪ませれば、その窪みを配線溝として使用できるようになるが、このような設 計変更では、配線溝を必要としない場合もフロア表面に配線溝が形成されてしま い、その溝を閉ぐ手数や蓋が無駄になる。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであって、無機質充填材を部分的に 除去した軽量、高強度の構造でありながら、表裏いずれの面も使用することがで きて、必要時にのみフロア表面に配線溝を形成することができるフロアパネルを 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のフロアパネルは、鋼板からなる上下一組の平板を有し、一方の平板の 周縁部を他方の平板の側へ窪ませて他方の平板の周縁部に結合すると共に、複数 の膨出部が形成された鋼板製の中板を2枚の平板間に挟み、中板の膨出部頂部を 2枚の平板のいずれか一方に結合し、膨出部以外の平板部を他方に結合し、更に 、膨出部外側の平板間に形成される空間に無機質充填材を充填したことを特徴と する。
【0008】
【作用】
本考案のフロアパネルにおいては、パネル周縁部に窪みが形成される。この窪 みをフロア表面に向けてパネルを敷設した場合は、パネル間に配線溝が形成され る。逆に向けてパネルを敷設した場合は、窪みは裏側を向き、配線溝は形成され ない。いずれの場合も、膨出部を中板に設け、その中板を上下一組の平板間に挟 んでいるので、パネル表面は平坦となる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1はフロアパネルの平面 図、図2はフロアパネルの底面図、図3はフロアパネルの分解側面図、図4はフ ロアパネルの縦断面図、図5は平板同士の結合部を示す縦断面図、図6は中板の 平面図、図7は膨出部の平面図および立面図、図8は上側の平板と中板との結合 部を示す縦断面図、図9は中板と下側の平板との結合部を示す縦断面、図10は フロアパネルのコーナー連結構造を示す斜視図、図11はコーナー連結構造を示 す縦断面図、図12はフロアパネルの裏返して使用する場合のコーナー連結構造 を示す縦断面図、図13はフロアパネルを裏返して連結する場合に使用されるリ ングの斜視図である。
【0010】 フロアパネル100は、図1および図2に示すように、略正方形の平面形状を 有し、その各コーナ部には円弧状の切り込み101が設けられている。また、四 隅部には貫通孔102が、相対向する2辺には角形状の切り込み103がそれぞ れ設けられている。円弧状の切り込み101は、フロアパネル100の相互連結 に使用され、貫通孔102は、支持脚の取り付けに使用される。また、角形状の 切り込み103は、配線の引き出しや、ポップアップ型式の配線器具の取付に使 用されるとともに、パネル敷脱時のハンドホールとしても使用される。
【0011】 該フロアパネル100は、図3および図4に示すように、鋼板からなる上下一 対の平板110,120と、平板110,120間に挟まれた同じく鋼板製の中 板130と、平板110,120間に充填されたモルタル等の無機質充填材14 0とにより構成されている。以下、上側の平板110を上板、下側の平板120 を下板と称す。
【0012】 上板110は、その周縁部が下板120に密着するように下方へ窪んでいる。 そして、図5(A)に示すように、上板110の周縁に下板120の周縁をかし め、且つ、図5(B)に示すように、下板120の周縁部複数箇所に設けた切り 起こし片121,121を、上板110の周縁部に設けた角孔111に通して両 側へ押し倒すことにより、上板110と下板120とが結合されている。
【0013】 上板110と下板120との間に挟まれた中板130は、図6に示すように、 環状であって、その周方向に間隔をあけて複数の膨出部131が設けられている 。各膨出部131は、図7および図8に示すように、上方へ台錐状に押し出すこ とにより形成され、その頂部に設けた4つの三角形状の切り起こし片132を、 上板110に設けた角孔112に通して外側へ押し倒すことで、上板110に結 合されている。膨出部131を除いた平板部133には、多数の凸部134が、 膨出部131を取り囲むように設けられている。そして、図9に示すように、下 板120に設けたボタン孔122にこの凸部134を嵌めて押し潰すことにより 、下板120に中板130が結合されている。
【0014】 無機質充填材140は、上板110と下板120との間の、膨出部131の外 側に位置する空間に充填されている。無機質充填材140を充填するために、上 板110の四隅部の一つに充填孔113が設けられており、この充填孔113は 蓋板114で閉塞されている。他の3つの隅部には、座屈強度および意匠上の理 由から、浅い凹部115が設けられている。
【0015】 該フロアパネル100は、コンクリート床等の基準床面上に、支持脚を用いて 密に敷きつめることにより、フリーアクセスフロアを構成する。上板110の周 縁部を除いた部分には、問題となる凹凸がないので、上板110を上にしてフロ アパネル100を敷設することができる。これにより、上板110の周囲に形成 された窪みが、隣接するフロアパネル100の窪みとつながって、フロアパネル 100間に配線溝が形成される。そして、この配線溝に電線等を敷設した後、蓋 を設置して平坦なフロアー面となる。
【0016】 一方、下板120は、その全面にわたって問題となる凹凸を有しない。そのた め、下板120を上にしてフロアパネル100を敷設することができる。この場 合は、配線溝が形成されず、全面にわたってフラットなフリーアクセスフロアが 構成される。従って、配線溝に蓋をする手間および蓋部材が制約できる。
【0017】 そして、このフロアパネル100は、膨出部131の内部から無機質充填材1 40が排除されているので、モルタル充填構造であるにもかかわらず軽量であり 、無機質充填材140を部分的に排除したことによる強度低下も、膨出部材の中 板130が効果的な補強部材となるために生じず、むしろ、上板110と下板1 20との間全体に無機質充填材を行き渡らせたものよりも高強度となる。
【0018】 コンクリート床等の基準床面上に敷きつめられたフロアパネル100は、その コーナ部が集合する部分で相互に連結される。この連結構造を次に説明する。
【0019】 図10および図11は上板110を上にした場合の連結構造である。フロアパ ネル100のコーナ部には、円弧状の窪み104が設けられいる。その内周縁の 両端部を除く部分は、上方へ立ち上げられており、その立ち上げ部105の両側 には、切り欠き部106が設けられている。そして、4個のコーナ部が集合する ことにより、それらの立ち上げ部105内側に円形の貫通孔107が形成され、 隣接する2個の切り欠き部106,106が合体することにより、貫通孔107 の周囲に4個の切り欠き孔108が形成される。
【0020】 立ち上げ部105は、断面が逆L状で、水平部分105aおよび垂直部分10 5bにより構成されている。水平部分105aは、その先端に、下方へ折り曲げ て形成された第2垂直部分105cを有する。集合した4個のコーナ部における 立ち上げ部105は、リング200および連結具300により締結される。
【0021】 リング200は、金属あるいは樹脂等からなる円環体で、4個の立ち上げ部1 05の各垂直部分105bを外側から締め付ける大きさとされている。
【0022】 連結具300は、円柱状の胴部310を有し、その中心部に角孔311が設け られている。胴部310の上端部外周面にはフランジ320が設けられており、 下端部外周面には、4個の突起330が周方向に90度のピッチで設けられてい る。胴部310は、立ち上げ部105の内側に形成される貫通孔107の内径よ り若干小さい外径を有し、フランジ部320は、立ち上げ部105の外周縁が形 成する円の直径よりも更に大きい外径を有する。4個の突起330は、貫通孔1 07の周囲に形成された4個の切込孔108にそれぞれ挿入され、突起330と フランジ320との隙間Gは、立ち上げ部105の第2垂直部分105cの高さ とほぼ同じにされている。各突起330の上面には、連結具300の回転方向に 向かって下方へ傾斜する円弧状の傾斜がつけられている。
【0023】 4枚のフロアパネル100の各コーナ部が突き合わされると、まず、各立ち上 げ部105の外側にリング200を嵌め込む。これにより、各立ち上げ部105 が水平方向において強固に締結される。次いで、連結具300の各突起330を 上方から4個の切込孔108に挿入する。そして、連結具300の角孔311に 工具を差し込んで、連結具300を周方向へ約45度回転させる。このとき、フ ランジ320と突起330との隙間Gが、第2垂直部105cの厚みとほぼ同じ にされ、且つ、各突起330の上面に傾斜がつけられているので、連結具300 はスムーズに回転する。連結具300の回転により、各突起330は、立ち上げ 部105のほぼ中央に位置する。これにより、各水平部分105aがフランジ3 20と各突起330とで上下から挟持され、コーナ部が垂直方向においても固定 される。
【0024】 フロアパネル100の裏面を使用する場合は、図12に示すように、立ち上げ 部105の水平部分105aに形成された第2垂直部分105cをリング200 ′により外側から締め付ける一方、水平部分105aを連結具300′により上 下から挟持する。リング200′には、図13に示すように、連結具300′の 各突起330′を通過させるための切り込み210′が設けられている。この切 り込み210′により突起330′を長くでき、水平部分105aの固定を確実 にする。320′は連結具300′のフランジである。
【0025】
【考案の効果】
本考案のフロアパネルは、無機質充填材を部分的に除去した軽量、高強度な構 造でありながら、表裏いずれの面も使用することができ、必要時にのみフロア表 に配線溝を形成することができる。従って、配線溝の不要時に、配線溝へ蓋をす る手間や蓋部材が省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案フロアパネルの平面図である。
【図2】本考案フロアパネルの底面図である。
【図3】本考案フロアパネルの分解側面図である。
【図4】本考案フロアパネルの縦断面図である。
【図5】平板同士の結合部を示す縦断面図である。
【図6】中板の平面図である。
【図7】膨出部の平面図および立面図である。
【図8】上側の平板と中板との結合部を示す縦断面図で
ある。
【図9】中板と下側の平板との結合部を示す縦断面図で
ある。
【図10】本考案フロアパネルの連結構造を示す斜視図
である。
【図11】本考案フロアパネルの連結構造を示す縦断面
図である。
【図12】フロアパネルの裏返して使用する場合の連結
構造を示す縦断面図である。
【図13】フロアパネルを裏返して連結する場合に使用
されるリングの斜視図である。
【図14】従来のフロアパネルの縦断面図である。
【符号の説明】
100 フロアパネル 110 平板(上板) 120 平板(下板) 130 中板 131 膨出部 133 平板部 140 無機質充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 沢井 克巳 兵庫県尼崎市扶桑町1番21号 住金鋼材工 業株式会社内 (72)考案者 古市 潤二 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 住 友金属工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板からなる上下一組の平板を有し、一
    方の平板の周縁部を他方の平板の側へ窪ませて他方の平
    板の周縁部に結合すると共に、複数の膨出部が形成され
    た鋼板製の中板を2枚の平板間に挟み、中板の膨出部頂
    部を2枚の平板のいずれか一方に結合し、膨出部以外の
    平板部を他方に結合し、更に、膨出部外側の平板間に形
    成される空間に無機質充填材を充填したことを特徴とす
    るフロアパネル。
JP9147491U 1991-10-11 1991-10-11 フロアパネル Pending JPH0534236U (ja)

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