JPH05341719A - 磁気泳動表示装置 - Google Patents

磁気泳動表示装置

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JPH05341719A
JPH05341719A JP4176195A JP17619592A JPH05341719A JP H05341719 A JPH05341719 A JP H05341719A JP 4176195 A JP4176195 A JP 4176195A JP 17619592 A JP17619592 A JP 17619592A JP H05341719 A JPH05341719 A JP H05341719A
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screen
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JP4176195A
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Inventor
Toshio Yagi
敏夫 八木
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Star Micronics Co Ltd
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的な表示画面を形成可能にするととも
に、表示された情報または磁気ペン、マーカーペン等で
書き込まれた情報の記憶手段として用いることができる
磁気泳動表示装置を提供する。 【構成】 泳動表示素子(マイクロカプセル404)を
平面状に配列して表示面(40)が形成されるととも
に、回転可能に支持されて選択的な磁化により前記表示
面に任意の表示を行なう表示ベルト(4)と、この表示
ベルトを回転させて前記表示面を移動させる駆動手段
(表示ベルト駆動機構6)と、前記表示ベルトの前記表
示面に選択的な磁気を作用させて任意の表示を行なう印
字手段(印字機構8)とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光吸収性粒子を分散さ
せた流動性液体に磁界を作用させ、その磁気力により磁
性微粒子の流動性及び保持性を利用して所望の表示を行
なう磁気泳動表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁性微粒子の流動性及び保持性を
利用した表示装置には、特開昭62−92987号「書
込ヘツドアレイを用いる透磁粉表示パネル」、特開昭6
3−58493号「ドツトマトリツクス形磁気表示装
置」等が提案されている。これらの表示装置は硬質プラ
スチック板からなる表示パネルの上にヘッドアレイユニ
ットを走行可能に取り付けたものであり、印字及び消去
はヘッドアレイユニットを走行させて行なうものであ
る。このような表示装置では、ヘッドアレイユニットが
表示パネル側に設置され、且つ、その走行機構を備えて
いるため、装置が大型化する欠点がある。さらに、表示
は表示パネル側の一画面のみで行なわれており、例え
ば、表示内容を一時的に保存し、それを別画面として表
示することは不可能である。換言すれば、現在の表示を
消去しない限り、次の表示ができないという不都合があ
った。また、表示パネルに設置されている表示媒体であ
るセルの密封性を長期に亘って維持することが困難であ
るため、信頼性に欠けるという不都合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような欠点を改善
する表示装置として特開昭59−166985号「流動
表示装置」が提案されている。この流動表示装置では、
離間して設置されたローラに表示ベルトを走行可能に懸
け回し、その表示ベルトに対して印字を行なうようにし
たものである。このように表示ベルトを走行させる形態
の表示装置では、複数の表示画面を設定でき、その表示
画面を必要に応じて機械的に変更させることができる利
点がある。
【0004】また、他の表示装置として特開昭63−1
26354号「電子黒板」が提案されている。この電子
黒板では、一画面を基準にして画面上の表示に筆記によ
る上書きや、その上書き情報の記録装置としての利点が
あるが、前記各例の欠点は依然として解決されていな
い。
【0005】そこで、本発明は、連続的な表示画面を形
成可能にするとともに、表示された情報または磁気ペ
ン、マーカーペン等で書き込まれた情報の記憶手段とし
て用いることができる磁気泳動表示装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気泳動表示装
置は、泳動表示素子(マイクロカプセル404)を平面
状に配列して表示面(40)が形成されるとともに、回
転可能に支持されて選択的な磁化により前記表示面に任
意の表示を行なう表示ベルト(4)と、この表示ベルト
を回転させて前記表示面を移動させる駆動手段(表示ベ
ルト駆動機構6)と、前記表示ベルトの前記表示面に選
択的な磁気を作用させて任意の表示を行なう印字手段
(印字機構8)とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の磁気泳動表示装置は、前記
表示ベルトに表示された表示を光学的に読み取る表示内
容読取手段(表示内容読取機構12)と、この表示内容
読取手段で読み取った表示内容を記憶する記憶手段(表
示制御部14、RAM142)とを備えたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】この磁気泳動表示装置では、ローラによって回
転する表示ベルトが用いられている。この表示ベルト
は、ローラによって回転可能な柔軟性を持ち、無数の磁
気泳動表示素子が配設された帯状体で構成され、選択的
な磁化によって文字、記号、図形等の各種の表示を行な
うことができる。
【0009】そして、表示ベルトは、駆動手段によって
回転させ、その表示面を移動させることができる。この
結果、印字手段を以て磁化による印字を行い、それを表
示側に移動させることにより、視覚的にその表示内容を
認識することができる。
【0010】また、表示内容読取手段は、光学的にその
表示内容を読み取り、表示データに変換する。この表示
データは、記憶手段に取り込まれて再度読出し可能な表
示データとして格納される。したがって、この記憶手段
から読み出された表示データは印字手段に加えられ、そ
の結果、表示ベルトに再び印字し、必要な表示を行なう
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の磁気泳動表示装置の一実
施例を示している。この磁気泳動表示装置には、文字、
記号、図形等の各種の表示を行なうべき表示部2が設置
され、この表示部2には回転可能に表示ベルト4が設置
されている。この表示ベルト4には複数の泳動表示素子
を平面的に配列することにより、選択的な磁化によって
文字、記号、図形等の各種の表示が可能な可撓性を有す
る磁気泳動表示ベルトが用いられている。
【0013】この表示ベルト4には、回転駆動する駆動
手段として表示ベルト駆動機構6が設置されている。こ
の表示ベルト駆動機構6は、例えば、表示ベルト4を支
持するローラに対して回転力を付与し、表示ベルト4の
表示面を変転させる場合、必要な印字を行い又はその印
字を読み取る場合には連続的に回転させる。
【0014】また、この表示ベルト4には、磁気を作用
させて必要な表示を行なう印字手段として印字機構8が
設置されている。この印字機構8は、磁気ヘッド等を備
えており、この磁気ヘッドを表示ベルト4に軽く圧接す
る状態で必要な印字を行なうことから、安定した印字処
理を行なうため、その背面部から表示ベルト4を印字機
構8側に抑えつける表示ベルト押圧機構10が設置され
ている。この表示ベルト押圧機構10と印字機構8とを
以て表示ベルト4に対する印字を行なうことができる。
【0015】この表示ベルト4には、その表示内容を光
学的に読み取る読取手段としての表示内容読取機構12
が設置されている。この表示内容読取機構12は、単な
るビットイメージデータとしても処理できる表示内容を
光学的に読み取って表示データに変換するデータ変換手
段である。
【0016】これら表示ベルト駆動機構6、印字機構
8、表示ベルト押圧機構10及び表示内容読取機構12
には、記憶手段としての表示制御部14が接続され、ベ
ルト駆動、印字制御及びベルト押圧、表示内容読取り等
の各制御は所定のプログラムに従って行なわれる。この
表示ベルト4には、表示部2に併設されたプリンタ15
に表示情報が印字情報として出力され、表示部2の表示
ベルト4の表示内容はこのプリンタ15を以て印字用紙
に印字可能である。また、操作パネル13は、表示ベル
ト4の移動及び停止又はその移動方向を指示するために
設置され、その手段としてスイッチ等を備えている。
【0017】そして、表示制御部14には、外部制御手
段としてホストコンピュータ16が連携されており、こ
の実施例では信号線18を以てデータの授受を行なって
いる。このホストコンピュータ16には、データ入力手
段としてのスキャナ20が、また、表示情報を遠隔地と
やりとりする通信手段としてモデム22が接続されてい
るとともに、FAXアダプタ24を介してFAX26が
接続されている。従って、ホストコンピュータ16に
は、表示ベルト4に表示すべきホストコンピュータ自身
で作られたテキストデータとスキャナ20、モデム2
2、FAX26を通したデータが取り込まれ、また、表
示ベルト4に生じさせた表示データは、モデム22又は
FAX26等を以て電話回線等を通じて遠隔地に伝送さ
れる。FAXアダプタ24から他のFAXその他の通信
手段を以て伝送することも可能である。
【0018】次に、図2は、この磁気泳動表示装置の具
体的な実施例を示している。この磁気泳動表示装置は、
図1の表示部2が任意の位置に移送可能な表示ボード2
8に設置されている。表示部2は、表示ベルト4の一面
部を以て構成されており、データ表示の単位を成してい
る。この表示部2を支持する枠部には操作パネル13が
設置されており、この操作パネル13には表示ベルト4
の移送方向を指定するスイッチ131、132、移動を
停止させるスイッチ133等が設置されている。そし
て、ホストコンピュータ16にはキーボード17とディ
スプレイ装置32が接続され、表示部2に表示すべき表
示データ、即ち、表示ベルト4に表示すべき表示データ
を以て共通の表示が行なわれ、キーボード入力により表
示が行なわれる。その他の装置は、図1に示したものと
同一であり、共通符号を付してある。
【0019】次に、図3は、表示ボード28に設置され
ている表示部2の具体的な構成例を示している。この表
示部2には、左右部に一対のローラ33、34が設置さ
れ、各ローラ33、34間に無端状を成す表示ベルト4
が懸け回されている。ローラ33側の支持軸36は可動
可能に支持されているとともに、ローラ34側の位置は
固定されており、支持軸36には矢印A方向に引張力を
与えてテンション機構38が設置されている。また、こ
の表示ベルト4の背面部には、表示ベルト4との接触面
側を平坦面とした背面板42が設置されている。従っ
て、表示ベルト4は、テンション機構38による一定の
張力作用と背面板42の平坦保持機能とが相俟って表示
面40の平坦化が図られる。
【0020】表示ボード28の枠部には、表示ベルト駆
動機構6が設置されている。この表示ベルト駆動機構6
は、表示ベルト4にローラ34を通して回転力を作用さ
せて回転させる手段である。即ち、回転力を発生させる
手段としてモータ44が表示ボード28の枠部に固定さ
れ、このモータ44の回転力がプーリ及びベルトからな
る回転連結機構46を以て表示ベルト4に伝えられる。
表示ベルト4の回転方向はモータ44の回転によって任
意方向に与えられる。回転連結機構46は、歯車連結機
構で構成してもよい。
【0021】また、表示ベルト4の背面部には印字機構
8が設置されている。この印字機構8には、表示情報を
磁気で出力する磁気印字手段としての磁気ヘッド48と
ともに、この磁気ヘッド48の印字を確実に行なうた
め、表示ベルト4を磁気ヘッド48側に軽押圧させる押
圧機構50が設置されている。磁気ヘッド48はライン
ヘッドで構成されており、この磁気ヘッド48の印字面
に押圧機構50の表示ベルト4に対する接触面を平坦化
した押圧部51が設置されており、表示ベルト4を挟む
とともに磁気ヘッド48を挟んでローラ52、54が設
置されている。このローラ52、54は押圧機構50と
相俟って印字の際、ローラ52は消去マグネットへ表示
ベルト4を軽押圧することにより印字前消去を確実に行
なう。また印字を行なわず表示面の移動のみ行なう場
合、ベルトが常時印字ヘッドにこすれないようセットさ
れており、磁化表示の信頼性および耐久性向上に寄与す
る。
【0022】押圧機構50は、押圧部51にL字形を成
すレバー53が支持軸56を以て回転可能に取り付けら
れており、このレバー53の他端部には定圧スプリング
55を通して押圧機構駆動装置57から押圧力が作用す
るように構成されている。押圧機構駆動装置57は電磁
石等によって一定の押圧力を発生し、この押圧力は定圧
スプリング55を通して押圧部51に作用する。定圧ス
プリング55は、衝撃的な押圧力を抑制するので、印字
に必要な圧力を緩やかに表示ベルト4に作用させること
ができる。この結果、磁気ヘッド48の印字面との密着
化が図られ、必要な画面情報の磁化印字の信頼性を高め
ることができる。なお、本実施例の場合、押圧機構は電
磁石を使用しているが、モータを使用した機構でも良
い。
【0023】また、この磁気ヘッド48によるライン印
字の信頼性を高めるため、表示ベルト4上の不要な表示
や磁化を消去する消去手段としてローラ33側には表示
消去装置58、ローラ34側に表示消去装置60がそれ
ぞれ設置されているとともに、押圧部51にも消去手段
として消去用永久磁石62がその平面内に設置されてい
る。表示消去装置58及び60は、表示ベルト4の回転
方向に対応したものであり、その機能及び目的は同一で
ある。そして、各表示消去装置58、60には、消去用
永久磁石移動装置66、68が設置されており、それぞ
れ永久磁石移動装置66、68を以て消去時、各永久磁
石63、64を選択的に前方に移動させて表示ベルト4
に接触させる。
【0024】そして、この表示ベルト4の表示データを
光学的に読み取る読取部70が設置されている。この実
施例では、表示ベルト4の表示面が後方に移動した際
に、その後方部側で表示データの読取りを行なってい
る。表示ベルト4上には光源としてのランプ72が設置
され、表示ベルト4からの反射光、即ち、表示データ
は、反射鏡74で反射させて光電変換手段である光学的
読取装置76に加えられて読み取られた後、電気信号に
変換される。
【0025】また、この表示部2の背面部には、図示し
ないが図1に示した表示制御部14が内蔵されており、
その詳細を図4に示している。即ち、この表示制御部1
4には、マイクロコンピュータ等が用いられており、全
ての制御及び演算を司る中央処理装置(CPU)14
0、読出し専用の記憶手段としてROM141及び随時
書込み可能な記憶手段としてRAM142が設置されて
いる。ROM141には、表示制御プログラム等が書き
込まれ、RAM142には必要に応じて取り込まれた各
種のデータが一時的に書き込まれる。そして、インター
フェイス143にはホストコンピュータ16から表示デ
ータ等の各種のデータが加えられ、そのデータは入力部
144を通してCPU140、RAM142等に取り込
まれる。また、読取部70で読み取られた画面情報はR
AM142に格納される。
【0026】そして、CPU140からの制御出力は出
力部146を経てドライバ147から、モータ44、表
示用磁気ヘッド48、押圧機構駆動装置57、永久磁石
移動装置66、68に出力され、また、印字情報がプリ
ンタ15に出力される。
【0027】次に、図5の(A)及び(B)は、表示ベ
ルト4に対する筆記具及び表示ベルトの具体的な実施例
を示している。筆記具100には、軸102の先端部に
棒状の磁石104を固定したものを用いる。
【0028】そして、この筆記具100で表示可能な表
示ベルト4は、図5の(B)に示すように、表裏面側に
2枚のシート、例えば、透明なシート401と不透明な
シート402が設置され、各シート401、402間を
平面方向に球状を成す泳動表示素子としてのマイクロカ
プセル404が平面状に塗布されたものである。各マイ
クロカプセル404は、透明状の膜を以て形成されてお
り、その内部には光吸収性粒子を分散させた流動性液体
405とともに適当なコントラストを得る上で必要な着
色、例えば、黒色又は褐色を成す磁性微粒子406を封
入させている。磁性微粒子406は、流動性液体405
によって磁力作用で移動可能であるとともに、流動性液
体405の持つ塑性(チクソトロピー性)により、流動
性と適当な位置保持性を備えている。この位置保持性
は、画面情報の記憶機能の根幹を成す特性である。即
ち、磁化によって磁性微粒子406が移動するが、その
移動の結果、この磁性微粒子406と光吸収性粒子を分
散させた流動性液体405とで適当なコントラストが形
成されて所望の表示が行なわれるのである。流動性液体
405は使用目的により白色、ピンク、グリーン、イエ
ローなど明色系の着色を行なうことが可能である。
【0029】次に、図6は、図3に示した磁気ヘッド4
8及び押圧部51の具体的な構成例を示している。磁気
ヘッド48は、表示ベルト4側に一定幅の平坦面を形成
したヘッドケース49を備えており、その内部には棒状
のコア47とその周囲を包囲する円筒状の磁化コイル8
0が設置され、この磁化コイル80はそのボビン81を
以てヘッドべース83に固定されるとともに、その端子
85はヘッドベース83を貫通させてヘッドケーブル8
4に接続され、このヘッドケーブル84を通して表示制
御部14に接続されている。一方、コア47の先端部印
字ピン78は同軸ブッシュ82とともにヘッドケース4
9に取り付けられている。従って、磁気ヘッド48のコ
ア47と磁気的に結合されている印字ピン78の磁化コ
イル80による選択的な磁化により、表示ベルト4にお
けるマイクロカプセル404中の磁性微粒子406が選
択的に磁気ヘッド48側に引き付けられて保持され、必
要な表示が行なわれている。この磁化に先立って、押圧
部51にヨーク61とともに固定されている永久磁石6
2は、不要な磁化及び表示を消去するため、磁性微粒子
406の一方向への磁化による整列化を行なっている。
【0030】以上の構成に基づいて、表示動作を図7な
いし図10に示す表示制御プログラムを参照して説明す
る。この表示制御プログラムには、表示モード(図
7)、スキャニングモード(図8)、複写モード(図
9)及び消去モード(図10)が含まれている。
【0031】表示モードでは、図7に示すように、電源
の投入でプログラム動作が開始される。ステップS1で
はホストコンピュータ16からの表示画面入力か否かを
判断し、表示画面入力の場合にはステップS2に移行
し、画面情報の読込みを行なう。この画面情報は、ステ
ップS3に示すように、RAM142に記憶させる。次
に、ステップS4ではその読込みが終了したか否かが判
断され、読込みが終了していない場合には、ステップS
2に移行して同様の操作を行ない、読込みが終了した場
合にはステップS5に移行し、RAM142から1ライ
ン分のデータを出力部146から磁気ヘッド48側に転
送する。
【0032】そして、ステップS6では、磁気ヘッド4
8へのデータの転送に同期し、モータ44を駆動して表
示ベルト4を1ライン分回転させ、この結果、表示ベル
ト4には1ライン分の磁化による表示が行なわれる。ス
テップS7では、表示終了か否かが判断され、文字、図
形等の必要な表示が完成するまで、ステップS5ないし
ステップS7の動作が繰り返された後、表示終了の場合
には、図8のスキャニングモードに移行する。
【0033】このスキャニングモードでは、図8に示す
ように、ステップS8で画面情報転送の要求か否かを判
断し、画面の転送要求の場合にはステップS9に移行
し、ランプ72を点灯させる。次に、ステップS10に
移行し、表示ベルト4を1ライン分回転させ、ステップ
S11では1ライン分の表示を読み取り、ステップS1
2に移行する。ステップS12では読み取ったデータは
RAM142に記憶させ、ステップS13では画面読取
り終了か否かが判断され、読取りが終了するまでステッ
プS10〜S13までの動作が繰り返し行なわれる。そ
して、ステップS13で画面の読取りが終了した場合に
は、ステップS14に移行してランプ72を消灯させて
ステップS15に移行し、その画面情報をホストコンピ
ュータ16に転送させる。この転送情報は、ホストコン
ピュータ16を通してモデム22又はFAX26又は双
方で遠隔地等に行なうことも可能である。
【0034】また、ステップS8で画面情報の転送が要
求されていない場合には、ステップS16に移行しこの
モードを終了する。ステップS16では転送終了か否か
が判断され、転送が終了していない場合にはステップS
15に移行し、転送が完了するまで、ステップS15、
S16の操作が行なわれる。そして、ステップS16で
転送終了と判断した場合には、図9に示す複写モードに
移行する。
【0035】この複写モードでは、図9に示すように、
ステップS17でプリンタ15の出力要求か否かを判断
し、出力要求の場合には、ステップS18に移行してラ
ンプ72を点灯させる。このランプ72の点灯は、スキ
ャニングモードと同様である。次に、ステップS19に
移行し、表示ベルト4を1ライン分回転させ、ステップ
S20では1ライン分の表示を読み取り、ステップS2
1に移行する。ステップS21では読み取ったデータを
RAM142に記憶させ、ステップS22では1ライン
データのプリントアウトを行ない、ステップS23でプ
リントアウト完了か否かを判断し、プリントアウトが完
了していない場合にはステップS19に移行する。従っ
て、プリントアウトが完了するまで、ステップS19〜
S23までの動作が繰り返し行なわれる。そして、ステ
ップS23でプリントアウトが完了した場合には、ステ
ップS24に移行してランプ72を消灯させて複写モー
ドを完了する。
【0036】次に、消去モードでは、図10に示すよう
に、ステップS25で表示画面消去か否かを判断し、消
去の場合には、ステップS26に移行し、左右方向から
の画面消去が可能であるから、その消去方向の判断と任
意又はプリセット消去かの判断を行なう。次に、ステッ
プS27では、その消去方向の要求に従って消去用永久
磁石移動装置66又は68の何れか一方を駆動させ、ス
テップS28で表示ベルト4を任意の量又はプリセット
された量を回転させる。この結果、表示ベルト4上の表
示が消去され、ステップS29ではその表示画面消去が
終了したか否かを判断する。この消去動作は、画面消去
が終了するまで繰り返し行なわれ、消去終了によって全
ての表示から消去までの操作を終了する。
【0037】次に、図11は、図示しない表示部2の裏
面に配設されたデジタイザによる情報読取りの場合のス
キャニングモードを示している。このスキャニングモー
ドは、図8に示したスキャニングモードに対応している
が、デジタイザを用いたことにより、ランプ点灯及び消
灯がないこと、表示ベルト回転によるラインデータ読取
りの替りにXYデータ情報読取り操作が常時あること等
の点で異なっている。即ち、スタイラスペンで書き込ま
れた情報は、常時ステップS31でXYデータ情報の読
取りを行ない、画面の転送要求の場合にはステップS3
2ではその読取りデータの処理を行い、ステップS33
でそのデータをRAM142に記憶させ、ステップS3
4で画面情報転送の要求か否かを判断し、次に、ステッ
プS35でその画面情報のホストコンピュータ16への
転送を行なう。そして、ステップS36ではその転送終
了か否かを判断し、転送が終了した場合には図9の複写
モードに移行するが、RAM情報をそのままコピー出力
して利用でき、その場合、ベルトの回転は不要である。
従って、デジタイザを用いた場合にも、同様の情報の転
送動作を行なうことができる。
【0038】次に、図12ないし図13は、表示制御部
14とホストコンピュータ16との連携手段についての
他の実施例を示している。前記実施例では、信号線18
を用いて必要なデータの授受を行なうようにしたが、表
示制御部14側に受信器90を接続し、ホストコンピュ
ータ16側に無線モデム91を設置することにより、通
信媒体に電波、光等のワイヤレスでのデータ授受を行な
うようにしても、同様の画面表示を行なうことができ
る。図13は、赤外線92を通信媒体に用いた無線モデ
ム91を用いた場合であり、表示ボード28の上縁部に
は赤外線92を受ける受信器90が設置されている。ま
た、図14は、電波94を通信媒体に用いた無線モデム
93を用いた場合であり、表示ボード28の上縁部には
電波94を受けるアンテナ96が設けられている。
【0039】次に、図15は、表示ボード28に設置さ
れている表示部2の他の実施例を示している。図3に示
した実施例では、モータ44がベルト4の走行内部に設
置されているため、磁気ヘッド48の設置位置を表示ベ
ルト4の中程に設置しなければならず、その分だけ表示
ベルト4の表示面の活用範囲が制限を受ける。そこで、
図15に示すように、モータ44を表示ベルト4の外側
に出すことで、磁気ヘッド48の設置位置をローラ34
の近傍に設置し、表示待ち時間の短縮化と退避させた画
面を保存が可能な空間が確保できる。
【0040】このようにすれば、表示ベルト4の背面側
も表示部分として活用し、一時的な記憶手段として利用
でき、その表示面を前面側に再び送り出して表示させる
ことができ、画面の保持範囲の拡大を図ることができ
る。
【0041】なお、実施例では、1ライン毎のデータの
読取りを行う場合について説明したが、表示画面を単
位、即ち、1ページとする表示データを格納すべきデー
タとして1ページ毎に読み取るようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示ベルトを任意に回転させることにより必要な画面情
報をその表示面に印字して表示することができ、また、
その回転駆動によって表示面を変転させ、画面情報の読
取記憶手段として利用することができ、いわゆる電子黒
板、メッセージボード、広告看板等のメッセージ手段に
広く用いることができる。
【0043】また、請求項2に記載の本発明によれば、
画面情報を任意に読み取って記憶手段に記憶させ、必要
に応じて読み出すことにより、再度表示ベルトに表示さ
せることができ、画面情報を繰り返し利用でき、効率的
な情報伝達手段として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気泳動表示装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の磁気泳動表示装置の具体的な実施例を
示す斜視図である。
【図3】図2に示した磁気泳動表示装置における表示ボ
ードの具体的な実施例を示す概略断面図である。
【図4】図1に示した磁気泳動表示装置の表示制御部の
具体的な構成例を示すブロック図である。
【図5】図1に示した磁気泳動表示装置における表示ベ
ルトを示す断面図である。
【図6】図3に示した表示用磁気ヘッド及び押圧機構の
一部を示す断面図である。
【図7】本発明の磁気泳動表示装置の表示制御プログラ
ムにおける表示モードを示すフローチャートである。
【図8】本発明の磁気泳動表示装置の表示制御プログラ
ムにおけるスキャニングモードを示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明の磁気泳動表示装置の表示制御プログラ
ムにおける複写モードを示すフローチャートである。
【図10】本発明の磁気泳動表示装置の表示制御プログ
ラムにおける消去モードを示すフローチャートである。
【図11】本発明の磁気泳動表示装置の表示制御プログ
ラムにおける他のスキャニングモードを示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の磁気泳動表示装置の他の実施例を示
すブロック図である。
【図13】図12に示した磁気泳動表示装置の具体的な
実施例を示す斜視図である。
【図14】図12に示した磁気泳動表示装置の他の具体
的な実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の磁気泳動表示装置における表示ボー
ドの他の具体的な実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
4 表示ベルト 6 表示ベルト駆動機構(駆動手段) 8 印字機構(印字手段) 12 表示内容読取機構(表示内容読取手段) 14 表示制御部(記憶手段) 40 表示面 142 RAM(記憶手段) 404 マイクロカプセル(泳動表示素子)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泳動表示素子を平面状に配列して表示面
    が形成されるとともに、回転可能に支持されて選択的な
    磁化により前記表示面に任意の表示を行なう表示ベルト
    と、 この表示ベルトを回転させて前記表示面を移動させる駆
    動手段と、 前記表示ベルトの前記表示面に選択的な磁気を作用させ
    て任意の表示を行なう印字手段と、 を備えたことを特徴とする磁気泳動表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示ベルトに表示された表示を光学
    的に読み取る表示内容読取手段と、 この表示内容読取手段で読み取った表示内容を記憶する
    記憶手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気泳動表示
    装置。
JP4176195A 1992-06-10 1992-06-10 磁気泳動表示装置 Pending JPH05341719A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3638035A1 (de) * 1986-11-07 1988-05-11 Siemens Ag Abschalteinrichtung fuer ein geregeltes stromversorgungsgeraet
WO2022029877A1 (ja) * 2020-08-04 2022-02-10 Zero Lab株式会社 磁気シート、磁気筆記システム、描画方法および消去方法

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DE3638035A1 (de) * 1986-11-07 1988-05-11 Siemens Ag Abschalteinrichtung fuer ein geregeltes stromversorgungsgeraet
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