JPH0534131B2 - - Google Patents

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JPH0534131B2
JPH0534131B2 JP59251942A JP25194284A JPH0534131B2 JP H0534131 B2 JPH0534131 B2 JP H0534131B2 JP 59251942 A JP59251942 A JP 59251942A JP 25194284 A JP25194284 A JP 25194284A JP H0534131 B2 JPH0534131 B2 JP H0534131B2
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JP
Japan
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resin
covering cloth
bent
covering
cloth
Prior art date
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JP59251942A
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JPS61132330A (ja
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Yoshikazu Iwata
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PURAMATSUKU KK
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PURAMATSUKU KK
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂と被覆布との積層成形品に於
ける好ましい端末構造を備えた複合成形品、及び
その有利な製造方法を提供するものであり、特に
自動車に多用されるピラーガーニツシユに有効に
利用されるものである。
〔従来の技術〕
自動車用ピラーガーニツシユに於て、折曲端部
を備えた合成樹脂板を布で被覆したものは用いら
れていたが、従来は芯材としての樹脂板材が折曲
端部から露見しないように、第7A図の如く被覆
布2が芯材の折曲端部の端末、即ち先端面の被覆
布と接合側の縁(外縁)を覆うように布と樹脂板
を接着するか、又は第7B図の如く被覆布2で芯
材折曲端部の端末を捲き込んで覆う構造としてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の被覆布を樹脂芯材の折曲端部裏側へまわ
り込ませる場合は、ピン又は接着材等で固定させ
るために作業上手間がかかると共に、被覆布の端
部にしわの生ずる危険すらあつた。
また、樹脂芯板と被覆布を接着させた後、トリ
ム処理するが、その切断面の布の糸がほどけて見
栄が良くなかつた。
本発明はこれら従来品の有した欠陥を解決する
ものであり、成形品を表側から見た場合に合成樹
脂芯材が見えないように被覆されるものであり、
被覆布の積層貼付けと端縁固定の手間を省略出
来、また成形被覆において、コア型とキヤビ型と
の両型間の端部空間内で被覆布端のたるんだ状態
で軟化樹脂を最終段階で該空間内に充填一体化す
るので被覆布が型内に好適に内方が曲がり込んで
布端が樹脂材端末面上に没入して一体化され、平
滑端面が形成される物であり、本発明の製造法に
よつて簡便且つ合理的に有利な端末構造を備えた
複合成形品の形成を可能とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は機能上も製作上も有利に改善された複
合成形品を得るために、芯材となつた合成樹脂板
材の折曲端部の被覆布側の端縁に被覆布端縁があ
たかも曲がつた入り込んで融着一体化成形され、
成形時の型面によつて形成された平滑端末とし、
また該端末構造の折曲端部を備えた複合成形品を
得るために、コア型とキヤビ型の両方に対向端縁
を設け、各対向端縁間に間〓を被覆布を挾んで摩
擦力を生じるように構成し、コア型に載置された
樹脂材上に被覆布をコア型をおおうように展開載
置し、型の加熱によつて樹脂を軟化させて両方の
型でプレスし、樹脂を型の形状に流動延展しなが
ら、同時に被覆布にも樹脂の延展によつて拡開力
を作用させ、成形終了寸前のキヤビ型対向端延の
コア型対向端縁への摺接開始により、被覆布に摺
接摩擦力によつて制動を加えて両型間の折曲端部
形成用の空間内で被覆布端部にたるみを生じさ
せ、被覆布のたるみ部分を流動樹脂で順次先方へ
と送り出しながら両者を一体融着し、たるみ部分
が型空間の末端で内方に曲がり込んだ状態に一体
化成形するものである。
〔作用〕
本発明の複合成形品は、被覆布端末が樹脂板材
の折曲端部の端末1面上に曲がり込んで没入
し、樹脂板材端末と共に平滑面を形成しているた
め、端末面はあたかも樹脂板材のみの形成の如き
型面どおりの平滑な仕上げとなり、布材が樹脂材
中に入り込んで融着一体化しているため両者のは
がれることがない。そして貼付加工では得られな
い型面どおりの硬化平滑端面は、ピラーガーニツ
シユとしての強固で、且つ、表面から折面端部側
面へ、更に折曲端部先端面(端末)の一部へと布
が覆つて見栄の良い、しかも、先端面が型面どお
りの形状のために、別部材に対する好適な取付け
構造の端末を提供する。即ち、本発明成形品は、
その特有の製造方法のために、板材の端部に折曲
部が形成されるが、それが補強リブの機能を奏す
ると共に、折曲端部の端末(先端)面が型面どう
りであるため、他の部材へ該端末を当接取付ける
のに好都合であり、その取付状態でも、被覆布端
末が外側端延を被覆しているため、どこからも樹
脂芯材が露見しない。また、被覆布を構成してい
る糸、繊維等の線状物の端部は樹脂材中に没入一
体化しているためほつれも生じない。
また、成形時に被覆布が流動樹脂によつて拡開
作用を受けながら融着しているため、貼合せ加工
の如きしわの生ずることは皆無である。
また、流動樹脂の拡開作用を受けない被覆布の
端末部が、キヤビ型とコア型の両方の対向縁構造
の作用のため、即ち、被覆布端が挾着保持された
状態での両型の接近のためたるみを生じ、逆にそ
のたるみがピラーガーニツシユとして好都合な、
折曲端部の先端側面から先端面の一部にまわり込
んだ端末構造を提供する。この事実はキヤビ型が
コア型に完全に押圧し成形終了の状態に到れば型
の端末部に流動して来た樹脂が被覆布端部のたる
みを順次先送りしながら押しのけて型面どおりの
形態に一体化成形するからである。
〔実施例〕
所望ガーニツシユ形状にコア型4とキヤビ型3
を作成すると共に、コア型対向端縁4′とキヤビ
型対向端縁3′とが被覆布を摩擦挾着する様に寸
法を設定しておく。
まず、第3図に示す如く両型を開放した状態の
下でコア型4の中央部に芯材としての必要量を有
する熱軟化性の合成樹脂材1′を載置し、その上
に成形品を被覆し、成形品端部にまでまがり込む
に十分な面積を有する不織布、編布又は織布等の
布を展開載置する。
次にコア型を加熱して樹脂材1′を軟化させる
と共に、キヤビ型3をその取付台5の矢印P方向
への駆動によつてコア型上に加圧する。キヤビ型
3のコア型4上の加圧によつて軟化した樹脂材
1′は第4図に示す如き流動層に変化し、被覆布
に対する矢印Fの拡開作用を付与しながら第4A
図に詳細を示す如くコア型対向縁4′にキヤビ型
対向縁が出合う位置に到る。この位置以後のキヤ
ビ型の押圧進行はもはや僅かな距離、即ち第5A
図に拡大した完成形状における樹脂板1のコア型
上の厚さと第4A図に拡大したコア型上の樹脂層
1″の厚さの差だけであるが、両型のそれぞれ対
向端縁4′,3′が被覆布を挾着した後では、キヤ
ビ型の押圧進行にもかかわらずもはや被覆布の協
同移動は制動され、第4A図に示す如く被覆布に
は型間の端部空間S内でたるみが生じる。
このような端末構造形成の作用を段階的に示し
たのが第6A図乃至第6D図である。
即ち第6A図は、コア型4とキヤビ型3とが第
4図に示す関係位置にあり、樹脂流動層1″がコ
ア型上面全体に延展した状態であり、この段階で
各型の対向端縁4′,3′が布の挾着を始める。
次に両型の関係位置が第6B図に到ると、樹脂
流動層1″が両型間に形成された成形品の折曲部
形成用の空間S内への流れ込みを開始し、併せて
布は両型間に挾持されたままで、両型のみが接近
するので成形品の端末被覆用のたるみを生じ始め
る。両型間の押進が更に進んだ第6C図の型関係
位置では、樹脂流動端Eが布のたるみ部分Rに到
り、布たるみ部分に押圧力を作用しはじめる。こ
の工程が更に進んで両型間で成形作用の完了寸前
が第6D図であり、この状態では樹脂流動端Eが
布たるみ部分Rに押圧一体融着を開始し、両型間
の空間Sに充填して成形工程は終了する。
成形後に、第5B図、第6D図に示す布の突出
した余分の部分を切除して、押曲端部に第1図に
示す如き所期の端末構造を備えた複合成形品が得
られる。
また、変形実施例として、被覆布に予じめ所定
製品寸法のものを用いれば、成形後の切除の手間
が省略出来る。この場合には、被覆布端末の厚み
は第1図の成形品の如く順次に薄くはならない
が、その端末は樹脂板材内に没入して、折曲端部
の端末は型面どおりの平滑面となるから、その成
形品も第1図の実施例成形品と同様の作用効果を
奏し、発明の所期の目的が達成出来る。
〔発明の効果〕
意匠上及び補強上の所期の形状の折曲端部を有
する本発明の複合成形品は、コア型とキヤビ型と
によつて所定の形に成形されたことにより被覆布
端末が成形品端面から突出することなく、成形品
の折曲端部を他部材に当接する形態の据付けに有
利な平坦面を折曲端部の先端に形成出来ると共
に、被覆布端末2が折曲端部の樹脂層上に側面
から先端(端末)への被覆形態をとつたことによ
り、成形品の折曲端部の先端を他部材に当接する
使用時に上面や側面側、即ち被覆布側から見た場
合に、芯材である樹脂板材は一切目につかない。
また樹脂が布と融着一体固化していることによ
り、且つ、被覆布端末も樹脂内に没入一体化して
いることにより、布構成の糸又は繊維がどこから
もほつれ出すことがない。
また、使用する被覆布に応じてコア型とキヤビ
型との対向端形状を適切に設定するだけで、所望
の被覆布端末部を備えた成形品が常に一定状態で
成形作用のみによつて形成出来る。
また、流動樹脂の作用によつて被覆布全体にわ
たつてしわの生じない成形が出来る。
また被覆布端末部が樹脂と融着一体固化してい
るので、布の余分の部分を切取る操作も容易であ
る。被覆布として予じめ所定製品寸法のものを用
いれば、成形後の切除の手間が省略出来る。
本発明の製造方法は、平板状物の圧接成形に於
て、該板状体の外端縁に折曲端部の存在する物に
しか、即ち、型端縁に折曲端部形成用の空間の存
在する物にしか適用出来ないが、該方法で成形さ
れた複合成形品は、意匠上も補強上も有利な折曲
端部を備え、且つ折曲端部端末へ被覆布端末が曲
がり込んで没入一体化した新規、且つ有用な、他
の方法では製作不能な成形品となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明複合成形品の1実施例の端末
構造部分断面図。第2図は、本発明の適用された
ピラーガーニツシユの1例を示す斜視図。第3図
は、本願製造発明の1実施例の型装置の開放状態
概略説明図。第4A図は、第3図の装置の押圧成
形状態の概略説明図。第4B図は、第4A図に於
ける端末構造成形部分の拡大説明図。第5A図
は、第3図の装置の押圧成形完了状態の概略説明
図。第5B図は、第5A図に於ける端末構造成形
部分の拡大説明図。第6A,6B,6C,6D各
図は、それぞれ本発明に係る複合成形品の端末構
造形成状態の段階毎の説明図。第7A,7B図
は、それぞれ従来のピラーガーニツシユの端末構
造部分断面図。 1……樹脂板材、1′……樹脂材、1″……樹脂
流動層、1……樹脂板材端末、2……被覆布、
2……被覆布端末、3……キヤビ型、3′……
キヤビ型の対向端縁、4……コア型、4′……コ
ア型の対向端縁、5……キヤビ型取付台、6……
コア型取付台、E……樹脂流動端、R……布たる
み部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂板材1と被覆布2とから成る折曲端部を
    備えた複合成形品に於て、被覆布端末2が樹脂
    板材端末1面上に曲がり込んで樹脂板材端末1
    と共に平滑端末を構成して、樹脂板材折曲端部
    の端末の被覆布との接合側の端末縁を被覆し、被
    覆布と樹脂板材とを融着一体化した複合成形品。 2 不織布によつて樹脂板材を被覆し、不織布の
    突出端部を切断除去して形成した特許請求の範囲
    第1項の複合成形品。 3 コア型4の中央部に延展成形用の樹脂材を載
    置し、樹脂材上に被覆布を展開載置し、樹脂を加
    熱軟化した状態でコア型上にキヤビ型を押圧し、
    樹脂材の流動延展によつて被覆布に拡開力を付与
    し、以後の両型の接近によつて両型間の端部空間
    S内で被覆布にたるみを生じながら、樹脂材を最
    終的には該端部空間内まで流入充填し、端部空間
    の先端に位置する被覆布端末2をたるみによる
    内方への曲がり込み状態で樹脂材と融着一体化す
    る複合成形品の製造方法。 4 コア型4の対向端縁4′とキヤビ型3の対向
    端縁3′との間〓を、被覆布を挾着保持状態で摺
    動可能の関係に設定して、両対向端縁の相対移動
    時に被覆布の対向端縁当接部に制動を及ぼし、以
    後の両型の接近によつて両型間の端部空間S内の
    被覆布にたるみを生ずることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項の複合成形品の製造方法。
JP25194284A 1984-11-30 1984-11-30 被覆布と樹脂の複合成形品及びその製造方法 Granted JPS61132330A (ja)

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JP2968896B2 (ja) * 1993-02-16 1999-11-02 高島屋日発工業株式会社 表皮一体積層体の製造法およびこれに用いる金型装置
JP5605267B2 (ja) * 2011-02-25 2014-10-15 トヨタ自動車株式会社 繊維強化樹脂材とその製造方法

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