JPH053405U - エキスパンシヨンジヨイント - Google Patents

エキスパンシヨンジヨイント

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JPH053405U
JPH053405U JP5779791U JP5779791U JPH053405U JP H053405 U JPH053405 U JP H053405U JP 5779791 U JP5779791 U JP 5779791U JP 5779791 U JP5779791 U JP 5779791U JP H053405 U JPH053405 U JP H053405U
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正樹 荻島
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理研軽金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 建造物躯体1のそれぞれの端縁に沿って配設
された各ホルダ4を保持バネ10付きネジ11のような
支持部材により浮き上り可能に支持するとともに、上記
各ホルダ4に上記間隙S側に向かってカバー材12を突
設して重合させた。 【効果】 建造物躯体1が互いに接近、離間方向に変位
するときは、両カバー材12の重合部で摺動し、また、
建造物躯体1が互いに平行な逆方向に変位するときは、
両カバー材12が重合部から互いに離間し、あるいは互
いに強く圧接される状態となって良好に対応できる。カ
バー材12が強く圧接される場合は、ホルダ4が浮き上
がり方向に変位するので、カバー材12に無理な力が加
わらない。建造物躯体1間の間隙Sは2枚のカバー材1
2によって覆われるので、間隙Sが広くても、一枚ずつ
取付ければよく、作業が楽で、外観体裁もよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は間隙を隔てて設けられた建造物躯体からそれぞれカバー材を上記間隙 側に突設し、両カバー材を重合させて上記間隙を覆うようにしたエキスパンショ ンジョイントに関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、エキスパンションジョイントは間隙を隔てて設けられた建造物躯体の 端縁にそれぞれ複数のホルダを間隔をおいて取付けるとともに、該ホルダに上記 間隙を覆うカバー材の両側端を支持させてなるもので、震動や不同沈下により両 建造物躯体が相対的に変位したときに、これに良好に応動する構造が採用されて いた。しかし、従来のカバー材では、建造物躯体の相対的変位が大きいときは、 対応があまりよくなかった。
【0003】 また、従来は一枚のカバー材により建造物躯体間の間隙を覆っていた。したが って、建造物躯体間の間隙が広いと、カバー材の幅も広くなり、その重量のため に作業が面倒になるほか、あまりに幅広のカバー材は外観体裁も劣る欠点がある 。
【0004】
【考案の目的】
本考案は前記欠点を解消し、建造物躯体の相対的変位に対する対応性に優れる エキスパンションジョイントを提供することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係るエキスパンションジョイントは、間隙 を隔てて設けられた建造物躯体のそれぞれの端縁に沿って複数のホルダを間隔を おいて配設し、且つ上記各ホルダを弾性を有する支持部材により上記端縁の表面 から浮き上り可能に支持するとともに、上記各ホルダには上記間隙側に向かって カバー材を突設し、しかも上記間隙のほぼ中央部で前記両カバー材を重合させて 上記間隙を覆うことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用、効果】
前記構成によれば、震動、不同沈下等により建造物躯体が互いに接近又は離間 する方向に相対的に変位するときは、両カバー材の重合部で摺動するので、上記 変位に対し対応することができる。また、建造物躯体が互いに平行な逆方向に相 対的に変位するときは、両カバー材が重合部から互いに離間し、あるいは互いに 強く圧接される状態となる。後者の場合には、支持部材に支持されたホルダ自体 が浮き上がり方向に変位するので、カバー材に無理な力が加わることがなく、建 造物躯体の変位に良好に対応することができる。さらに、建造物躯体間の間隙は 2枚のカバー材によって覆われるので、たとえ間隙が広くても、一枚ずつ取付け ればよいので、カバー材の重量が作業の支障になることがなく、また外観体裁も 良好となる。
【0007】
【実施例】
図1はエキスパンションジョイントの断面図である。符号1は互いに間隙Sを 隔てて設けられた建造物躯体を示す。これらの建造物躯体1のそれぞれの端縁に 沿ってほぼL字形の長尺の保持部材2が固定され、該保持部材2に上記間隙Sに 張設された止水板3の両側端が保持されている。また、上記両建造物躯体1の各 端縁には複数のホルダ4が間隔をおいて配設されている。ホルダ4は、図2のよ うに両側部から互いに向き合いに突出した対向片5と底部6とにより挿入溝7を 形成したホルダ本体4aと、ホルダ本体4aの端から挿入溝7内に圧入された固 定片8とからなり、一方のホルダ本体4aには間隙S側に突出する支持片9が挿 入溝7に圧入して固着されている。ホルダ本体4aの一側は上記保持部材2の起 立部2a上に支持され、他端は固定片8に取付け部8とともに形成された垂下部 8aの先端を建造物躯体1面に当接させた状態で、板バネ状の(コイルバネ等の 他のバネでもよい)保持バネ10付きのネジ11(支持部材)によって建造物躯 体1に支持されている。保持バネ10は山形に形成されている。この保持バネ1 0の弾性により、ホルダ4は建造物躯体1の表面から浮き上がり可能に支持され る。
【0008】 次に、上記間隙Sは一対のカバー材12によって覆われている。各カバー材1 2の一側端はZ字形に折曲げられ、折曲げ端部13は上記各ホルダ4の端部固定 片8ん取付け部8bにネジ、リベット14等により固定されている。そして、上 記両カバー材12は上記間隙Sのほぼ中央部で重合して上記間隙Sを覆っている 。外側になるカバー材12の端部の折曲げ部13には気密材15が取付けられ、 両カバー材12の重合部間に隙間が生じるのを防止している。又、内側になるカ バー材12の端部も外側のカバー材12の端部と逆側に折曲げられ、さらに外側 のカバー材12を固定するホルダ4から突出した支持片9に支持されている。
【0009】 前記構成のエキスパンションジョイントにおいて、震動、不同沈下等により建 造物躯体1が図1のA方向(互いに接近又は離間する方向)に相対的に変位する ときは、両カバー材12の重合部で摺動するので、上記変位に対し対応すること ができる。また、建造物躯体1がB方向(互いに平行な逆方向)に相対的に変位 するときは、両カバー材12が重合部から互いに離間し、あるいは互いに強く圧 接される状態となる。後者の場合には、ホルダ4自体が保持バネ10の弾性によ り浮き上がり方向に変位するので、カバー材12に無理な力が加わることがなく 、建造物躯体1の変位に良好に対応することができる。さらに、建造物躯体1間 の間隙Sは2枚のカバー材12によって覆われるので、たとえ間隙Sが広くても 、一枚ずつ取付ければよいので、カバー材12の重量が作業の支障になることが なく、また外観体裁も良好となる。
【0010】 図3は2つの建造物躯体1が入隅を構成する場合の適用例で、この場合は、一 方の躯体1側の支持片9aとカバー材12aとを入隅状態に応じて屈曲形成させ ればよい。なお、図1の符号と同じ符号で示された部材は図1のものと同じ部材 を示し、説明は省略する。
【0011】 次に、図4は他のエキスパンションジョイントの例で、ホルダ4を止水板3の 保持部材2に支持させている。すなわち、保持部材2にネジ持受け溝16を形成 し、このネジ持受け溝16に保持バネ10付きネジ11のネジ持ち17を挿入す る。ネジ11の頭部を回転させればホルダ4がネジ11に浮き上り可能に支持さ れる。したがって、この例によれば、ネジ11の位置とホルダ4の一方の支持部 がほとんど一致するので、ホルダ4が動きやすくなる。他の構成は前述の実施例 と同じであるから、同符号で示し、説明は省略する。
【0012】 図5は同じホルダ4の取付け構成で、建造物躯体1が入隅を構成した場合の適 用例で、この場合は、一方の躯体1側の支持片9aとカバー材12aとを入隅状 態に応じて屈曲形成させればよい。図3と同符号の部材は同図と同じ部材を示し 、説明は省略する。
【0013】 なお、カバー材12の固定については、図6(a) に示すように、ホルダ本体4 aの端部に固定部材18を圧入し、該固定部材18にカバー材12の折曲げ端部 13をネジ止め固定するとともに、上記折曲げ端部13に気密材15を取付ける 構成としてもよく、あるいは同図(b) に示すように、ホルダ本体4aの端部に係 合溝19を有する固定部材18を圧入し、上記係合溝19にカバー材12の折曲 げ端部13を叩き込んで係着固定するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエキスパンションジョイントの一実施
例の断面図である。
【図2】ホルダ4の断面図である。
【図3】上記エキスパンションジョイントを建造物躯体
の入隅に適用した場合の断面図である。
【図4】上記エキスパンションジョイントの他の例の断
面図である。
【図5】図4のエキスパンションジョイントを建造物躯
体の入隅に適用した場合の断面図である。
【図6】(a) (b) はともに、カバー材の他の固定態様説
明図である。
【符号の説明】
S 間隙 1 建造物躯体 4 ホルダ 12 カバー材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 間隙を隔てて設けられた建造物躯体のそ
    れぞれの端縁に沿って複数のホルダを間隔をおいて配設
    し、且つ上記各ホルダを弾性を有する支持部材により上
    記端縁の表面から浮き上り可能に支持するとともに、上
    記各ホルダには上記間隙側に向かってカバー材を突設
    し、しかも上記間隙のほぼ中央部で前記両カバー材を重
    合させて上記間隙を覆うことを特徴とするエキスパンシ
    ョンジョイント。
JP1991057797U 1991-06-28 1991-06-28 エキスパンションジョイント Expired - Fee Related JP2553649Y2 (ja)

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JP1991057797U JP2553649Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エキスパンションジョイント

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Publications (2)

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JPH053405U true JPH053405U (ja) 1993-01-19
JP2553649Y2 JP2553649Y2 (ja) 1997-11-12

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ID=13065892

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285707U (ja) * 1988-12-23 1990-07-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0285707U (ja) * 1988-12-23 1990-07-05

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