JPH0534024U - 車両用ヘツドアツプ式表示装置 - Google Patents
車両用ヘツドアツプ式表示装置Info
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- JPH0534024U JPH0534024U JP8341491U JP8341491U JPH0534024U JP H0534024 U JPH0534024 U JP H0534024U JP 8341491 U JP8341491 U JP 8341491U JP 8341491 U JP8341491 U JP 8341491U JP H0534024 U JPH0534024 U JP H0534024U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラック等の車両に適用され、上面がフロン
トガラス側に傾くようにして発光式表示器がダッシュボ
ード上に取り付けられても、その表示が車外から見られ
たり、表示光が他の車両のドライバの目に直接入射して
眩惑感を与えることがない車両用ヘッドアップ式表示装
置を提供することを目的とする。 【構成】 殆ど傾いておらず直立に近いフロントガラス
面に沿って運転席の前方視野内に透光性反射手段を配す
る。そしてこの反射手段にダッシュボード上に配置した
発光式表示器22の表示像を投影表示する。発光式表示
器の表示面の上方に配置したフレネルレンズ124a、
ルーバ124b又は光制御高分子膜124cからなる光
制御手段が、発光式表示器が発する表示光を透光性反射
手段への表示像の投射方向を中心とする一定の範囲に制
限する。
トガラス側に傾くようにして発光式表示器がダッシュボ
ード上に取り付けられても、その表示が車外から見られ
たり、表示光が他の車両のドライバの目に直接入射して
眩惑感を与えることがない車両用ヘッドアップ式表示装
置を提供することを目的とする。 【構成】 殆ど傾いておらず直立に近いフロントガラス
面に沿って運転席の前方視野内に透光性反射手段を配す
る。そしてこの反射手段にダッシュボード上に配置した
発光式表示器22の表示像を投影表示する。発光式表示
器の表示面の上方に配置したフレネルレンズ124a、
ルーバ124b又は光制御高分子膜124cからなる光
制御手段が、発光式表示器が発する表示光を透光性反射
手段への表示像の投射方向を中心とする一定の範囲に制
限する。
Description
【0001】
本考案は、車両の走行速度などの情報を表示する発光式表示器の表示像を運転 席の前方視野内の透光性反射手段に投影表示する車両用ヘッドアップ式表示装置 に関するものである。
【0002】
従来のこの種の表示装置としては、例えば図5に示すようなものがある。図示 表示装置は乗用車に適用したもので、運転席前方のダッシュボード1内に表示ユ ニット2を埋設し、運転席前方のフロントガラス3に表示ユニット2からの表示 像を反射させる透光性の反射処理面3aを形成し、表示ユニット2の表示像を反 射処理面3aにより車両前方の光景と共に、表示像を読取ることができるように 構成されている。なお、4は乗用車のハンドルである。
【0003】 表示ユニット2は、図6に示すように、上面に開口部21aを有する本体ケー ス21内部に、蛍光表示管のような高輝度表示を行う発光式表示器22と、この 表示器22及びこれを駆動する駆動回路を構成する電子部品を載置したプリント 基板23とを収容すると共に、上記開口部21aに本体ケース21内へ塵埃が進 入されることを防止するための透明のカバー24が取付けられて構成されている 。この表示ユニット2の表示の可視範囲Aは表示器22の表示像と開口部21a との関係によって決定される。
【0004】 この表示ユニット2からは一端にコネクタ26が設けられたリード線25が引 き出され、このリード線25を介して、表示ユニット2とは別体となりコンソー ルボックス内やインストルメントパネル内に配置される制御回路、電源回路、調 光回路などのその他の電子回路が接続される。
【0005】 乗用車のドライバがアイレンジEにおいて視認する像Zは、フロントガラス3 の後方に形成される表示器22の表示像の正立虚像であるが、この虚像Zを良好 な状態で視認することができるためには、アイレンジEから見た像は殆ど傾くこ となく直立していることが必要である。そこで、フロントガラス3が比較的傾斜 している乗用車の場合には、ダッシュボード1に埋設される表示ユニット2はそ の上面が図示のようにフロントガラス3と反対側に傾けられて配置される。
【0006】 図7は上述した表示装置を中型トラックやキャブオーバートラックのようなト ラックなどに搭載した状態を示し、トラック等では、フロントガラス3が直立し ていて殆ど傾いていないので、アイレンジEから見た像が殆ど傾くことなく直立 するようにするには、表示ユニット2は図示のようにその上面がフロントガラス 3側に傾きをもって取り付けられる必要がある。
【0007】
しかし、上面がフロントガラス3側に傾くように表示ユニット2がダッシュボ ード1上に配置されると、表示ユニット2の発光式表示器23の表示光が車外か ら見えてしまうようになる。表示器23の表示が例えば車速のようなものである ときには、表示が車外から見えてしまうことはドライバにとって好ましいことで はない。また、表示器23の表示が例えば10000cd/m2という高輝度表示の 場合には、この表示光が他の車両のドライバの目に直接入射してそのドライバに 眩惑感を与える危険性がある。
【0008】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、フロントガラスが直立してい て殆ど傾いていない車両に適用され、上面がフロントガラス側に傾くようにして 表示ユニットがダッシュボード上に取り付けられても、表示ユニットの表示が車 外から見られたり、表示光が他の車両のドライバの目に直接入射して眩惑感を与 えることがないように車両用ヘッドアップ式表示装置を提供することを課題とし ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため本考案により成された車両用ヘッドアップ式表示装置 は、殆ど傾いておらず直立に近いフロントガラス面に沿って運転席の前方視野内 に配設された透光性反射手段にダッシュボード上に配置した発光式表示器の表示 像を投影表示する車両用ヘッドアップ式表示装置において、前記表示器が発する 表示光を前記透光性反射手段への表示像の投射方向を中心とする一定の範囲に制 限する光制御手段を前記表示器の表示面の上方に配置したことを特徴としている 。
【0010】 上記表示装置において、前記光制御手段がフレネルレンズ、ルーバ又は光制御 高分子膜からなることを特徴としている。
【0011】
上記構成により、発光式表示器の表示面の上方に光制御手段を配置して発光式 表示器が発する表示光を透光性反射手段への表示像の投射方向を中心とする一定 の範囲に制限するようにしているので、殆ど傾いておらず直立に近いフロントガ ラス面に沿って運転席の前方視野内に配設された透光性反射手段にダッシュボー ド上に配置した発光式表示器の表示像を投影表示するようにすることによって、 発光式表示器の上面がフロントガラス側に傾斜されても、発光式表示器の表示光 が他の車両のドライバに直接入射することがなくなる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案による車両用 ヘッドアップ式表示装置の主要部を構成する表示ユニットの実施例を示し、同図 において、図5及び図7について上述した従来の装置及びこれに使用されている 図6の表示ユニットと同等の部分には同一の参照符号を付してある。
【0013】 図1(a)は第1の実施例を示し、内部に蛍光表示管のような高輝度表示を行 う発光式表示器22と、この表示器22及びこれを駆動する駆動回路を構成する 電子部品を載置したプリント基板23とを収容した本体ケース21の開口部21 aには、この開口部21aを塞ぐように光制御手段としてのフレネルレンズ12 4aが配置され、このフレネルレンズ124aを通じて表示器22の表示光が透 光性反射手段である反射処理面(図4,3a)に投射されるようになっている。
【0014】 フレネルレンズ124aは凸レンズと同様に表示器22の表示光を図に示すよ うに表示像の投射方向を中心とする一定の範囲A1 に絞り込んで制限する働きを 有し、構造的には凸レンズの表面部分を同心円状に複数に分割しこれらを単一平 面上に並べた構造となっていて、凸レンズに比べて薄型になっている他、透明な 合成樹脂の金型成形によって簡単に製作される。
【0015】 図1(b)は第2の実施例を示し、本体ケースの開口部21aにはフレネルレ ンズ124aに代えてルーバ124bが配置されている。このルーバ124bと しては、好ましくは図2に示すように内部に多数の黒色の微小なルーバ片Rを平 行に組み込んだ薄い合成樹脂板が使用され、これには住友スリーエム社製のライ トコントロールフイルム、信越ポリマー社製のビューコントロールフイルム、旭 化成工業社製の遮光スクリーンなどが適用することができる。
【0016】 このルーバ124bは、図2に示すように発光式表示器22の表面にこれが配 設されると、表示光は所定の範囲A2 の外で遮断されるようになるので、所定範 囲A2 の範囲でしか表示を見ることができなくする。上記範囲A2 はルーバ片R の傾き、長さ、間隔などによって自由に設定できる。
【0017】 図1(c)は第3の実施例を示し、本体ケースの開口部21にはフレネルレン ズ124aに代えて光制御高分子膜124cが配置されている。この光制御高分 子膜124cは、図3に示すように入射する光の角度に応じて光の透過状態を制 御し、これを発光式表示器22の表面に配設すると、所定の範囲A3 内のみ表示 を見ることができるようにする特殊構造の高分子膜で、これには住友化学工業社 製の光制御高分子膜が適用することができる。
【0018】 上述したように、フレネルレンズ124a、ルーバ124b或いは光制御高分 子膜124cからなる光制御手段124を発光式表示器22の表示面の上方に配 置した構成の表示ユニット2を、図4に示すように、フロントガラス3が殆ど傾 いておらず直立に近いトラック等のダッシュボード1上にその上面がフロントガ ラス3側に傾くようにして配設しても、表示器22が発する表示光は透光性反射 手段としての反射処理面3aへの表示像の投射方向を中心とする狭い一定の範囲 Aに制限されるので、一般にこの範囲Aの外側に位置する他の車両のドライバは 表示器の表示を見ることができず、また表示光が他の車両のドライバの目に直接 入射することが防止される。
【0019】 なお、ドライバがフロントガラスの前方に視認することができる表示虚像Zは 、図4に示すように、ドライバに煩わしさを与えず、しかも読み取りが素早くで きるドライバの右若しくは左の位置で、しかもフロントガラスの試験領域を外れ たフロントガラスの下側の位置に形成することが有効である。
【0020】 なお、実施例では、透光性反射手段はフロントガラス3面に形成した反射処理 面3aによって形成しているが、フロントガラス3面に沿って配置されたもので あれば、フロントガラス3と別体に形成したものであってもよい。
【0021】
以上説明したように本考案によれば、発光式表示器の表示面の上方に光制御手 段を配置して発光式表示器が発する表示光を透光性反射手段への表示像の投射方 向を中心とする一定の範囲に制限しているので、フロントガラスが直立していて 殆ど傾いていない車両に適用され、上面がフロントガラス側に傾くようにして表 示ユニットがダッシュボード上に取り付けられても、表示ユニットの表示が車外 から見られたり、表示光が他の車両のドライバの目に直接入射して眩惑感を与え ることがないという効果が得られる。
【0022】 また、光制御手段が発光式表示器の表示面への太陽光の入射範囲も制限するの で、表示が太陽光によってウオッシュアウトして表示品質が低下することを防止 することができるという効果も得られる。
【図1】本考案による車両用ヘッドアップ式表示装置に
適用される表示ユニットの実施例を示す図である。
適用される表示ユニットの実施例を示す図である。
【図2】光制御手段であるルーバによる光制限の動作原
理を説明する図である。
理を説明する図である。
【図3】光制御高分子膜による光制御の動作原理を説明
する図である。
する図である。
【図4】トラック等に搭載した本考案による装置の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図5】乗用車に適用した従来の装置の一例を示す図で
ある。
ある。
【図6】図5の装置に使用されている表示ユニットの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図7】図6の表示ユニットをトラック等に搭載して構
成した従来の装置の一例を示す図である。
成した従来の装置の一例を示す図である。
1 ダッシュボード 2 表示ユニット 22 発光式表示器 124 光制御手段 124a フレネルレンズ 124b ルーバ 124c 光制御高分子膜 3 フロントガラス 3a 透光性反射板(反射処理面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 和夫 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 殆ど傾いておらず直立に近いフロントガ
ラス面に沿って運転席の前方視野内に配設された透光性
反射手段にダッシュボード上に配置した発光式表示器の
表示像を投影表示する車両用ヘッドアップ式表示装置に
おいて、 前記表示器が発する表示光を前記透光性反射手段への表
示像の投射方向を中心とする一定の範囲に制限する光制
御手段を前記表示器の表示面の上方に配置したことを特
徴とする車両用ヘッドアップ式表示装置。 - 【請求項2】 前記光制御手段がフレネルレンズからな
ることを特徴とする請求項1記載の車両用ヘッドアップ
式表示装置。 - 【請求項3】 前記光制御手段がルーバからなることを
特徴とする請求項1記載の車両用ヘッドアップ式表示装
置。 - 【請求項4】 前記光制御手段が光制御高分子膜からな
ることを特徴とする請求項1記載の車両用ヘッドアップ
式表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341491U JPH0534024U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 車両用ヘツドアツプ式表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341491U JPH0534024U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 車両用ヘツドアツプ式表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534024U true JPH0534024U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13801781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8341491U Pending JPH0534024U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 車両用ヘツドアツプ式表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534024U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003057587A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Yazaki Corp | ヘッドアップディスプレイ |
JP2014129072A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Jvc Kenwood Corp | 画像表示装置 |
WO2023190474A1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-05 | 富士フイルム株式会社 | 虚像表示装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6088926A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-18 | Toyota Motor Corp | ヘツドアツプデイスプレイ装置 |
JPS62139728A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-23 | Stanley Electric Co Ltd | ヘツドアツプデイスプレ− |
JP3098136B2 (ja) * | 1993-05-28 | 2000-10-16 | 株式会社竹中工務店 | スクイッド架台装置 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP8341491U patent/JPH0534024U/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990420 |