JPH05340074A - 畳 - Google Patents

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Publication number
JPH05340074A
JPH05340074A JP14927192A JP14927192A JPH05340074A JP H05340074 A JPH05340074 A JP H05340074A JP 14927192 A JP14927192 A JP 14927192A JP 14927192 A JP14927192 A JP 14927192A JP H05340074 A JPH05340074 A JP H05340074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
synthetic resin
tatami
laminated tape
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14927192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsujiro Yamamoto
勝次郎 山本
Hisao Rokuhara
久男 六波羅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP14927192A priority Critical patent/JPH05340074A/ja
Publication of JPH05340074A publication Critical patent/JPH05340074A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】床板上に敷き並べた際にがたつきが一切生じる
ことがなく、しかも衛生的で、製作作業性に優れた畳を
提供する。 【構成】合成樹脂製の畳床1の裏面に、テープ状に形成
した合成樹脂発泡体51の一面に発泡体51の長手方向
に沿って1本乃至複数本の補強材52を積層してなる補
強用積層テープ5が、補強材52を外側にして、縁布2
が縫着される辺に沿って添着されるとともに縁布2とと
もに縫着された畳。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は畳、特に畳床が合成樹脂
製である畳に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に畳の長辺の縁には、畳床の側部を
補強するために、畳表の表面から畳床の側面にかけて縁
布が糸で縫い付けられる。
【0003】畳床が藁である畳では、上記縫い付け糸の
締め付け力により、畳の厚みが長辺において薄くなり、
このため、床板上に敷き並べたときに長辺の部分が他の
部分よりも低くなり、この部分で段差が生じる。
【0004】これに対し、畳床がポリスチレン樹脂やア
クリル樹脂等の合成樹脂発泡体からなる、いわゆる化学
床である合成樹脂製畳の場合、畳床が藁のものと違っ
て、上記縫い付け糸の締め付け力により厚みが長辺にお
いて薄くなることはない。しかしながら、畳床全体に弾
力がないため、床板上に敷き並べた際、床板の凹凸にな
じみにくくがたつきを生じる。
【0005】そこで、このようながたつきを防止するた
め、従来は数本の藁を捩った、いわゆる捩り藁と称する
ものを、畳床の裏面に、縁布が縫着される辺に沿って添
着するとともに縁布とともに縫い付けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の捩り藁は、数本の藁を捩る作業や藁の継ぎ足し作業
が必要であるため、その分作業コストがかかるといった
問題があった。また、それとともに、捩り藁は腐り易
く、ダニが発生し易いため、衛生上好ましくないといっ
た不都合もあった。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑みなされた
ものであって、床板上に敷き並べた際にがたつきが一切
生じることがなく、しかも衛生的で、製作作業性に優れ
た畳を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る畳は、合成
樹脂製の畳床の裏面に、テープ状に形成した合成樹脂発
泡体の一面に該発泡体の長手方向に沿って1本乃至複数
本の補強材を積層してなる補強用積層テープが、該補強
材を外側にして、縁布が縫着される辺に沿って添着され
るとともに縁布とともに縫着されたものである
【0009】
【作用】補強用積層テープは、テープ状に形成された合
成樹脂発泡体の一面に該発泡体の長手方向に沿って1本
乃至複数本の補強材が積層されてなるから、テープ全体
の強度が高く、従来の捩り藁に比べて縫い付け作業性が
格段に優れている。また、縁布とともに畳床に縫着され
る際、糸の締め付け力が加わるが、補強材がこれに抗す
るため、合成樹脂発泡体が糸で切り裂かれることはな
い。しかも、床板上に敷き並べた際、床板の凹凸は補強
用積層テープの合成樹脂発泡体によって吸収され、がた
つきが防止される。さらに、補強用積層テープは合成樹
脂製であるから、腐ったりダニが発生したりすることが
ない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1は、本発明に係る畳を裏面側からみた
部分斜視図、図2は補強用積層テープの一部を示す拡大
斜視図である。
【0012】この畳は、畳床1の裏面に、テープ状に形
成した合成樹脂発泡体51の一面に該発泡体51の長手
方向に沿って複数本の補強材52を積層してなる補強用
積層テープ5が、該補強材52を外側にして、縁布2が
縫着される辺に沿って添着されるとともに縁布2ととも
に縫着されたものである。なお、図中の符号4は畳表を
示している。
【0013】上記畳床1は、例えばポリスチレン樹脂や
アクリル樹脂等の合成樹脂発泡体からなる、いわゆる化
学床である。
【0014】前記補強用積層テープ5を構成する合成樹
脂発泡体51としては、例えば10〜40倍に発泡さ
れ、厚さが約2〜5mmのポリエチレン発泡シートが好適
である。発泡倍率が10倍よりも低いと圧縮強度が高す
ぎて床板の凹凸になじみにくく、また逆に40倍よりも
高いと圧縮強度が低すぎて弾力性にかけ、畳床の縁部の
厚みを補うことができない。本例では、発泡倍率が約2
0倍、厚さが約3mmのポリエチレン発泡シートを用いて
いる。
【0015】なお、合成樹脂発泡体51は、上記ポリエ
チレン発泡シートに限るものではなく、弾力性と適当な
圧縮強度を有するものであれば、例えばポリウレタン、
塩化ビニル、ゴムなど種々のものが使用できる。
【0016】一方、補強材52としては、例えばポリエ
チレンフィルムを一軸延伸し、これを延伸方向に所定の
幅で繊維状に切り裂いたヤーンが好適である。本例で
は、このヤーンの幅を5mmとし、4本のヤーン52を上
記ポリエチレン発泡シート51の一面に僅かな間隔をお
いて並列に熱融着し、該発泡シート51上に積層してい
る。
【0017】なお、補強材52は、上記したようなポリ
エチレンフィルムからなるヤーンに限るものではなく、
補強用積層テープ5全体を補強して縫い付け等の作業性
をよくするとともに、糸3の締め付け力によって合成樹
脂発泡体51が切り裂かれるのを防止するものであれ
ば、例えば寒冷沙、織布、不織布、合成樹脂フィルム、
その他丈夫な糸等であってもよく、これらを合成樹脂発
泡体51の一面に並列に多数貼り付けても目的を達成す
ることができる。
【0018】特に、複数本の前記ヤーンを合成樹脂発泡
体51の一面に並列に貼り付けたものや、あるいは一軸
延伸した合成樹脂フィルムを合成樹脂発泡体の一面に貼
り付けたものは、糸3から線状に受ける力や、床板との
間にある異物あるいは突起等により点状に受ける力を面
方向に分散させる作用があり、合成樹脂発泡体51が破
れるのを防ぐ効果がある。また上記ヤーンや一軸延伸し
た合成樹脂フィルムは、補強用積層テープ5の幅方向の
引裂強度、及び長手方向の引張強度を高めるとともに、
合成樹脂発泡体51との貼り合わせ作業や、畳床1への
縫着作業等をよくする効果がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の畳は、畳
床の裏面に設けられた補強用積層テープが床板の凹凸を
吸収するので、床板上に敷き並べた際にがたつきが一切
生じることがない。
【0020】しかも補強用積層テープは、テープ状に形
成された合成樹脂発泡体の一面に該発泡体の長手方向に
沿って1本乃至複数本の補強材が積層されてなるから、
テープ全体の強度が高く、従来の捩り藁に比べて縫い付
け作業性が格段に優れている。したがって、作業コスト
を低減することができる。
【0021】また、補強用積層テープは合成樹脂製であ
るから、腐ったりダニが発生したりすることがない。し
たがって、衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る畳を裏面側からみた部分斜視図で
ある。
【図2】補強用積層テープを示す部分拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 畳床 2 縁布 3 糸 4 畳表 5 補強用積層テープ 51 合成樹脂発泡体 52 補強材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の畳床の裏面に、テープ状に
    形成した合成樹脂発泡体の一面に該発泡体の長手方向に
    沿って1本乃至複数本の補強材を積層してなる補強用積
    層テープが、該補強材を外側にして、縁布が縫着される
    辺に沿って添着されるとともに縁布とともに縫着された
    ことを特徴とする畳。
JP14927192A 1992-06-09 1992-06-09 Pending JPH05340074A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14927192A JPH05340074A (ja) 1992-06-09 1992-06-09

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JP14927192A JPH05340074A (ja) 1992-06-09 1992-06-09

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JP14927192A Pending JPH05340074A (ja) 1992-06-09 1992-06-09

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JP (1) JPH05340074A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1147703A2 (en) 2000-04-18 2001-10-24 POLYSACK PLASTIC INDUSTRIES (R.A.C.S.) Ltd. Net for protecting plants from light

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1147703A2 (en) 2000-04-18 2001-10-24 POLYSACK PLASTIC INDUSTRIES (R.A.C.S.) Ltd. Net for protecting plants from light
US6586350B2 (en) 2000-04-18 2003-07-01 Polysack Plastic Industries (R.A.C.S.) Ltd. Net for protecting plants from light

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