JP3011313U - 畳 表 - Google Patents

畳 表

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JP3011313U
JP3011313U JP1994008767U JP876794U JP3011313U JP 3011313 U JP3011313 U JP 3011313U JP 1994008767 U JP1994008767 U JP 1994008767U JP 876794 U JP876794 U JP 876794U JP 3011313 U JP3011313 U JP 3011313U
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JP
Japan
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tatami mat
tatami
attached
band
ring
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JP1994008767U
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Inventor
隆之 麻田
篤生 宮崎
Original Assignee
信英交易株式会社
篤生 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畳表を畳床に簡単に取り付けができる構造を
開発する。 【構成】 い草など適当な材料で編んだ畳表1の対向す
る二辺に縁(へり)布2、2を縫着し、他の二辺と共に
それぞれ対向する辺に各一対の締結用バンド3、3及び
環4、4を複数個付設した構成としたものである。この
畳表1を畳床10の表面に重ね、その四辺側端を畳床1
0の裏面に巻回し、それぞれ対向辺に付着せしめた対と
なるバンド3と環4を係合して緊締する。これによって
畳表1は畳床に装着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、畳表の畳床への取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より畳の製造は次のような工程でなされる。まず、植物繊維を成形した軟 質繊維板であるインシュレーションボード12を主な構成材料とし、これにポリ スチレンフォーム11などを併用し、さらには補強材またはクッション材13を 順次積層して所定の厚さとした畳床10を作製する。次いで、い草などで織られ た畳表を1この畳床に適当な張力をもって被覆、仮止めをなし、その両長辺側端 部に縁布(または縁)2を重ねて一端を畳針、畳糸でもって畳床に縫着14する 。そしてその縁布の他端を畳床の側面から下面に巻回し、畳床の側面から裏面に かけて畳糸で縫着15する。畳の短辺側は畳表の両端を畳床裏面にまで巻回して 前記と同様に側面から裏面にかけて畳糸で縫着していた(図5)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような畳において、畳の縫製または畳の表替え行うためには相当の経験を 積んだ技能職人が必要とされ、かつその畳職人が畳針と畳糸を使って手作業で一 針づつ縫製するもので非常に能率の悪い作業であった。しかも、人材難はこの業 界でも例外ではなく畳職人の不足は今後益々深刻になることが予測されている。 したがって、このような畳の製造あるいは表替え作業が特別の技能、経験がなく ても簡易にできる装着方法の開発が待たれている。本考案はこのような要請にこ たえることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の目的を次のような構成により達成される。すなわち、い草な ど適当な材料で編んだ畳表はその対向する二辺に縁(へり)布を縫着などにより 付着し、他の二辺と共にそれぞれ対向する辺に対となる締結バンドを複数個付設 した構成としたものである。この畳表を畳床上面に重ね合わせ、その縁など四辺 を裏面側に巻回して、対向する辺に付着した一対の締結バンドをそれぞれ係合し 、適当な引っ張り強さを保って係止することにより畳床に畳表を装着する構造に なるものである。
【0005】 また、この締結バンドは一方には環が付着され、他方にはその先端に一対とな るマジックテープ又は両面接着テープを付着した構成にしているが、環自体にバ ンドを係止する機構を持たせることによって前記マジックテープ、両面粘着テー プを省略することも可能である。
【0006】
【作用】
このように畳表の四辺に緊締バンドを取り付けることによって畳床への畳表の 装着は、該締結バンドをそれぞれ係止するという非常に簡単な作業によってなし 得ることになった。したがって従来のような特別な縫製技能を必要とすることが なく、かつ迅速に行い得ることになる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例につき添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本考案 の一実施例にかかる畳表を示している。い草などで編んだ畳表1はその幅(い草 の茎(軸)方向)が畳床の幅と同じでその長さ方向は畳床の長さプラス厚みの2 倍より若干長い寸法に裁断されており、その幅方向の対向二辺には縁(布)2、 2の一側端が縫着などにより付着されている。その縁2、2の他側端2aにはバ ンド3、3が、2bにはそのバンド3が挿通係合する方形の環4、4が付着され ている。さらにそのバンド3の先端には一対のマジックテープ(布と布の打ち合 わせを両面についたフックとループのかみ合わせによって止めるもの(広辞林に よる))5、5が適当な間隔を設けて付着されている。このマジックテープ5、 5に代えて両面粘着テープを付着してもよい。なお、締結バンド3は畳床の裏面 において対辺の環4に係合し、かつ折り返しができるに十分な長さであることが 必要である。
【0008】 また、畳表1のい草と平行方向すなわち通常畳の長手方向の対向する二辺には 前記と同様に一方にバンド3、3が、他方にそのバンド3が挿通係合する方形の 環4、4がそれぞれ適当な方法例えば前記と同様の縁などの取付け布6、6を介 して(図1)、あるいは畳表1の端部に直接接着するなどの方法(図示していな い)で付着されており、さらにそのバンド3、3の先端には一対のマジックテー プ5、5が適当間隔を設けて付着されている。なお、このマジックテープ5、5 については両面粘着テープを付着しておいてもよいことは前記と同様である。ま た、締結バンドは畳床の裏面において対辺の環4に係合し、折り返すに十分な長 さであることが必要であり、その材質は布、プラスチック、皮革などが使用せら れる。環は金属、プラスチックあるいは紐などで形成され、図5に例示するよう に取付けバンド3aを介して取付け布6に付着してもよい。
【0009】 以上の構成になる本考案畳表1の畳床10への装着は次のとおりである。すな わちクッション材11、インシュレーションボード12及び裏地(またはクッシ ョン材)13からなる畳床10の表面にこの畳表1を被覆してその四辺を裏面に 巻回し、それぞれ対辺に付設したバンド3、3をそれに対となる環4、4に係合 して強く締め付け、バンドの先端に付着したマジックテープ部5、5を重ね合わ せ接合する(図2、3)。このようにして畳表1は畳床10に緊密に被覆される 。したがって、従来の畳において必要とした畳糸による縫製は必要とすることが なくなった。なお、畳の使用に際して締結バンド3、環4は畳の裏側にあるため に全く見えることがなく、したがって美観上、実用上何らの支障もない。
【0010】 締結バンドの係止部の構造については、バンド3、3の先端に付着したマジッ クテープ5、5に代えて両面粘着テープを付着することも可能であることは前記 のとおりである。また、図4の左側に示したように畳表1の表及び裏共に縁2を 形成し、その縁2の他端にバンド3または環4を固着することによって畳表1は 表裏両面が使用できることになり、したがって自家において一面を使用後、その 畳表1を取り外して裏返し、再度対となるバンド3と環4を係合して締め付ける ことにより容易に畳の表替えができるという経済性が生じた。また、図4右側に 表示したように畳表の一面側にのみに縁2を縫着してその縁2の先端にバンド3 または環4を固着して畳表1の片面のみを使用するようにしてもよい。
【0011】 また、環4に摺動する滑り止め具を付設してそれに係合するバンド3を係止す る構造とすることによって前記のマジックテープ5、5の付着を省略することも 可能であり(図5)、各種公知のバンド締付方法が採用できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の畳表1は前記の構造であって、畳床10に畳表1を被覆し、その裏面 でそれぞれ対となる締結バンド3と環4を係合し緊締する方法によって簡単に畳 表1を装着することができるようになった。したがって従来、畳の縫製、表替え 作業に必要とした縫製技能が全く必要でなくなり畳職人の作業を簡易化して軽減 を図り、さらに作業時間を短縮し、作業工賃の軽減が図られる。また、上記作業 は畳の表替え技能を必要としないため、一般家庭において本考案の畳表1を購入 などにより入手して自らが上記の作業をなせば、さらに安価に畳の表替えをする こともでき、さらに安価になる。
【提出日】平成6年11月18日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 また、この締結バンドは一方には環が付着され、他方にはその先端に一対とな る面ファスナー又は両面接着テープを付着した構成にしているが、環自体にバン ドを係止する機構を持たせることによって前記面ファスナー、両面粘着テープを 省略することも可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例につき添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本考案 の一実施例にかかる畳表を示している。い草などで編んだ畳表1はその幅(い草 の茎(軸)方向)が畳床の幅と同じでその長さ方向は畳床の長さプラス厚みの2 倍より若干長い寸法に裁断されており、その幅方向の対向二辺には縁(布)2、 2の一側端が縫着などにより付着されている。その縁2、2の他側端2aにはバ ンド3、3が、2bにはそのバンド3が挿通係合する方形の環4、4が付着され ている。さらにそのバンド3の先端には一対の面ファスナー(布と布の打ち合わ せを両面についたフックとループのかみ合わせによって止めるもの)5、5が適 当な間隔を設けて付着されている。この面ファスナー5、5に代えて両面粘着テ ープを付着してもよい。なお、締結バンド3は畳床の裏面において対辺の環4に 係合し、かつ折り返しができるに十分な長さであることが必要である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 また、畳表1のい草と平行方向すなわち通常畳の長手方向の対向する二辺には 前記と同様に一方にバンド3、3が、他方にそのバンド3が挿通係合する方形の 環4、4がそれぞれ適当な方法例えば前記と同様の縁などの取付け布6、6を介 して(図1)、あるいは畳表1の端部に直接接着するなどの方法(図示していな い)で付着されており、さらにそのバンド3、3の先端には一対の面ファスナー 5、5が適当間隔を設けて付着されている。なお、この面ファスナー5、5につ いては両面粘着テープを付着しておいてもよいことは前記と同様である。また、 締結バントは畳床の裏面において対辺の環4に係合し、折り返すに十分な長さで あることが必要であり、その材質は布、プラスチック、皮革などが使用せられる 。環は金属、プラスチックあるいは紐などで形成され、図5に例示するように取 付けバンド3aを介して取付け布6に付着してもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 以上の構成になる本考案畳表1の畳床10への装着は次のとおりである。すな わちクッション材11、インシュレーションボード12及び裏地(またはクッシ ョン材)13からなる畳床10の表面にこの畳表1を被覆してその四辺を裏面に 巻回し、それぞれ対辺に付設したバンド3、3をそれに対となる環4、4に係合 して強く締め付け、バンドの先端に付着した面ファスナー部5、5を重ね合わせ 接合する(図2、3)。このようにして畳表1は畳床10に緊密に被覆される。 したがって、従来の畳において必要とした畳糸による縫製は必要とすることがな くなった。なお、畳の使用に際して締結バンド3、環4は畳の裏側にあるために 全く見えることがなく、したがって美観上、実用上何らの支障もない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 締結バンドの係止部の構造については、バンド3、3の先端に付着した面ファ スナー5、5に代えて両面粘着テープを付着することも可能であることは前記の とおりである。また、図4の左側に示したように畳表1の表及び裏共に縁2を形 成し、その縁2の他端にバンド3または環4を固着することによって畳表1は表 裏両面が使用できることになり、したがって自家において一面を使用後、その畳 表1を取り外して裏返し、再度対となるバンド3と環4を係合して締め付けるこ とにより容易に畳の表替えができるという経済性が生じた。また、図4右側に表 示したように畳表の一面側にのみに縁2を縫着してその縁2の先端にバンド3ま たは環4を固着して畳表1の片面のみを使用するようにしてもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 また、環4に摺動する滑り止め具を付設してそれに係合するバンド3を係止す る構造とすることによって前記の面ファスナー5、5の付着を省略することも可 能であり(図5)、各種公知のバンド締付方法が採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の畳表を示した斜視図である。
【図2】本考案の畳表を畳床に装着した状態をい草と平
行方向の断面について示した側面図である。
【図3】本考案の畳表を畳床に装着した状態をい草と直
角方向の断面について示した側面図である。
【図4】畳表と縁及び締結バンドの固着方法を例示した
断面図である。
【図5】締結バンドの環の一例を示した斜視図である。
【図6】従来の畳における畳表及び縁の縫製を示す中央
縦断面図である。
【符号の説明】
1 畳表 2 縁 3 バンド 4 環 5 マジックテープ 6 バンド取付け布 10 畳床 11 クッション材 12 インシュレーションボード 13 裏地材
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 畳表 2 縁 3 バンド 4 環 5 面ファスナー 6 バンド取付け布 10 畳床 11 クッション材 12 インシュレーションボード 13 裏地材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 い草などを編んだ畳表において、その対
    向二辺に縁を付着し、他の二辺と共にそれぞれ対向する
    辺に各一対の締結バンドを複数個付設したことを特徴と
    する畳表。
  2. 【請求項2】 一対の締結バンドは一方には環が付着さ
    れ、他方にはその先端に対となるマジックテープが付着
    されいることを特徴とする請求項1記載の畳表。
  3. 【請求項3】 締結バンドは一方には環が付着され、他
    方にはその先端に両面接着テープが付着されいることを
    特徴とする請求項1記載の畳表。
JP1994008767U 1994-07-20 1994-07-20 畳 表 Expired - Lifetime JP3011313U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10245965A (ja) * 1997-03-07 1998-09-14 Yamasen:Kk 薄型置き畳及びその製造方法
JP3455114B2 (ja) 1998-09-16 2003-10-14 株式会社明々道 畳表の折り曲げ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10245965A (ja) * 1997-03-07 1998-09-14 Yamasen:Kk 薄型置き畳及びその製造方法
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