JPH05339331A - 成形材料 - Google Patents

成形材料

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JPH05339331A
JPH05339331A JP14974992A JP14974992A JPH05339331A JP H05339331 A JPH05339331 A JP H05339331A JP 14974992 A JP14974992 A JP 14974992A JP 14974992 A JP14974992 A JP 14974992A JP H05339331 A JPH05339331 A JP H05339331A
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JP
Japan
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acid
parts
unsaturated polyester
polymerizable monomer
molding material
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JP14974992A
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Kazuyuki Tanaka
一行 田中
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SMC、BMCなどのモノマ臭気を無くし、
作業環境を改善する成形材料を提供する。 【構成】 (A)不飽和ポリエステルおよび/またはビ
ニルエステル (B)式(I)で示される重合性単量体を含む重合性単
量体 (C)有機過酸化物 (D)補強材ならびに必要に応じて (E)熱可塑性樹脂および/または (F)充填剤を含有してなる成形材料。 【化1】 〔式中、R1は炭素原子2〜12個のアルキレングリコ
ール残基または炭素原子4〜12個を有しかつ少なくと
も1個の酸素原子で結合された少なくとも2個のアルキ
レン鎖をなしており、該アルキレン鎖が少なくとも2個
の炭素原子を有するオキサアルキレングリコール残基を
意味し、R2は水素またはメチル基を意味する。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱硬化により型内で
成形されるFRPを製造するための低臭気性の成形材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステルやビニルエステルを
スチレンに溶解した不飽和ポリエステル樹脂やビニルエ
ステル樹脂は、有機過酸化物を用いてガラス繊維等の補
強材や、炭酸カルシウム等の充填剤と組み合わされて加
熱下に成形され、FRPなどの製品とされる。この時、
成形し易いように、樹脂類、有機過酸化物、補強材、充
填剤等を、あらかじめ組み合わせ、例えば混練したり含
浸させたりして、成形材料の形態にしておくことが一般
的である。これらは、SMCや、BMCと呼ばれている
が、これらの材料中には、スチレンが含まれているた
め、SMC、BMCの製造時や、梱包をとく時または成
形のための形量、チャージを行う時スチレン臭が発生
し、作業環境を悪化させている。作業環境を改善させる
ため、局所排気設備の設置が考えられるがSMC成形材
料の取り出しや切断時、また、フィルムのはく離時に、
完全に臭気を取り除くことが出来ないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂を用いた成形
材料が持つ臭気を低減し、作業環境を改善することの出
来る成形材料を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A)不飽和ポリエステルおよび/またはビニルエステ
ル (B)式(I)で示される重合性単量体を含む重合性単
量体 (C)有機過酸化物 (D)補強材ならびに必要に応じて (E)熱可塑性樹脂および/または (F)充填剤を含有してなる成形材料に関する。
【化2】 〔式中、R1は炭素原子2〜12個のアルキレングリコ
ール残基または炭素原子4〜12個を有しかつ少なくと
も1個の酸素原子で結合された少なくとも2個のアルキ
レン鎖をなしており、該アルキレン鎖が少なくとも2個
の炭素原子を有するオキサアルキレングリコール残基を
意味し、R2は水素またはメチル基を意味する。〕
【0005】本発明に用いられる不飽和ポリエステル
は、酸成分とアルコール成分、場合によってはさらに変
性成分と反応させて得られるが、通常は、α、β−不飽
和二塩基酸および/または、その酸無水物および多価ア
ルコールを反応させて得られ、必要に応じてさらに飽和
多塩基酸を反応させることもできる。
【0006】α、β−不飽和二塩基酸および/またはそ
の酸無水物としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、無水マレイン酸などがある。これら
は2種以上を併用してもよい。
【0007】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4−シクロヘキサンジオール、水素添加ビスフェノ
ールA等の二価アルコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等の三価アルコール、ペンタエリスリトール
等の四価アルコールなどを使用することができる。これ
らは2種以上を併用してもよい。
【0008】また必要に応じて用いられる飽和多塩基酸
としては、フタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット
酸、こはく酸、アゼライン酸、アジピン酸、テトラヒド
ロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ロジン−無水マ
レイン酸付加物などがある。これらは2種以上を併用し
てもよい。
【0009】不飽和ポリエステルの製法には特に制限は
なく、例えば上記酸成分とアルコール成分とを縮合反応
させ、両成分が反応するときに生じる水を系外へ脱離さ
せて行われる。このときの反応装置には、ガラス、ステ
ンレス製等のものが選ばれ、撹拌装置、水とアルコール
成分の共沸によるアルコール成分の溜出を防ぐための分
留装置、反応系の温度を高める加熱装置、この加熱装置
の温度制御装置、窒素などの吹込み装置等を備えた反応
装置を用いるのが好ましい。反応温度は、150℃以上
とすることが好ましく、また酸化による副反応を防止す
るために窒素、二酸化炭素などの不活性気体を通気しな
がら行うことが好ましい。反応は、酸成分およびアルコ
ール成分を混合した系を加熱し、生成する縮合水などの
低分子化合物を系外に除きながら進められる。これは好
ましくは不活性気体を通じることによる自然留出または
減圧留出によって行われる。縮合水の留出を促進するた
め、トルエン、キシレンなどの溶剤を共沸成分として系
中に添加することもできる。反応の進行は、一般に反応
により生成する留出分量の測定、末端の官能基の定量、
反応系の粘度の測定などにより知ることができる。本発
明に用いられるビニルエステルにも特に制限はなく、エ
ポキシ樹脂、不飽和一塩基酸、さらに必要に応じて多塩
基酸を反応させたものが用いられる。
【0010】エポキシ樹脂としては特に制限はなく、例
えば一般式
【化3】 〔式中、xは0〜15の範囲の整数を意味する〕で表わ
されるものが用いられる。この市販品としては、シェル
化学社製商品名エピコート828、エピコート100
1、エピコート1004、旭化成工業社製商品名AER
−664H、AER−331、AER−337、ダウケ
ミカル社製商品名D.E.R.330、D.E.R.6
60、D.E.R.664などがある。また、一般式が
【化4】 〔式中、R3、R4およびR5はそれぞれ独立に水素原子
またはアルキル基であり、xは0〜15の範囲の整数を
意味する〕で表わされるものを用いることができる。こ
の市販品としては、ダウケミカル社製商品名D.E.
N.431、D.E.N.438、シェル化学社製商品
名エピコート152、エピコート154、チバ社製商品
名EPN1138などがある。
【0011】エポキシ樹脂に反応させる不飽和一塩基酸
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、珪
皮酸、トリシクロ〔5.2.1.026〕−4−デセン
−8または9残基と、不飽和二塩基酸残基を構成要素と
して含む部分エステル化カルボン酸などを用いることが
できる。部分エステル化カルボン酸の例としては、8ま
たは9−ヒドロキシトリシクロデセン−4−〔5.2.
1.026〕1.00〜1.20モルおよび無水マレイ
ン酸、イタコン酸、シトラコン酸などの不飽和二塩基酸
1モルを、不活性ガス気流下で70〜150℃で加熱し
て得られる不飽和二塩基酸モノエステルがある。必要に
応じて反応される多塩基酸としては、無水フタル酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、3,6−エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸、ダイマー酸などが挙げら
れる。エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸および必要に応じ
て用いられる多塩基酸とは、60〜150℃、好ましく
は70〜130℃の温度で反応させてビニルエステルと
される。
【0012】不飽和一塩基酸および必要に応じて用いる
多塩基酸の割合は、これらの酸成分のカルボキシル基と
エポキシ樹脂のエポキシ基がほぼ当量となる割合で用い
ることが好ましい。本発明に用いられる上記の式(I)
で示される重合性単量体は、ジシクロペンタジエン基の
8位または9位に、エチレン性不飽和二重結合を有する
基、
【化5】 が結合されている。ただし、式中、R1は炭素原子2〜
12個のアルキレングリコール残基または炭素原子4〜
12を有しかつ少なくとも1個の酸素原子で結合された
少なくとも2個のアルキレン鎖をなしており、該アルキ
レン鎖が少なくとも2個の炭素原子を有するオキサアル
キレングリコール残基を意味し、R2は水素またはメチ
ル基を意味する。
【0013】これらの化合物は、公知の化合物であっ
て、例えばジシクロペンテニルオキシエチルアクリレー
ト、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、
ジシクロペンテニルオキシプロピルアクリレート、ジシ
クロペンテニルオキシプロピルメタクリレート等が挙げ
られる。
【0014】これらの化合物は、特公昭61−4333
7号公報に記載されているように、ジシクロペンタジエ
ンにアルキレングリコール又はオキサアルキレングリコ
ールを付加反応させ、生成したアルキレングリコールモ
ノジシクロペンテニルエーテル又はオキサアルキレング
リコールモノジシクロペンテニルエーテルをメタクリル
酸と縮合反応させるか又はメタクリル酸メチルとエステ
ル交換反応させることによって製造することができる。
このメタクリル酸又はメタクリル酸メチルをアクリル酸
又はアクリル酸メチルで代えることも可能である。ま
た、特開昭57−200331号公報に記載されている
ように、アルキレングリコールモノアクリレート又はア
ルキレングリコールモノメタクリレートをジシクロペン
タジエンに付加反応させることによっても製造すること
ができる。
【0015】式(I)で示される重合性単量体は、単独
でまたは他の重合性単量体と組み合わせて用いられる。
他の重合性単量体としては、例えば、スチレン、クロル
スチレン、ジビニルベンゼン、ターシャリブチルスチレ
ン、臭化スチレン、ジアリルフタレート、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、β−ヒドロキシメタクリル酸エチル、β
−ヒドロキシアクリル酸エチル、アクリルアミド、フェ
ニルマレイミドなどが用いられる。また、エチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメタチールプロパントリメタクリレ
ートなどの多官能の(メタ)アクリル酸エステル類を用
いることも出来る。これらのうち低臭気性の観点から、
また、加熱成形時の脱型強度の確保から、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレー
トなどの多官能の(メタ)アクリル酸エステルや多官能
の重合性単量体が好ましい。本発明で用いられる有機過
酸化物としては、ケトンパーオキサイド類、パーオキシ
ジカルボネート類、ハイドロパーオキサイド類、ジアシ
ルパーオキサイド類、パーオキシケタール類、ジアルキ
ルパーオキサイド類、パーオキシエステル類などがあげ
られる。
【0016】本発明で用いられる補強材としては、ガラ
ス繊維、カーボン繊維、ケブラー繊維、ビニロン繊維な
どを用いることができ、一般的にはガラス繊維が用いら
れる。これらの補強材は、連続繊維、織布、不織布等の
形状で用いられる。ロービング状のものを適当な長さ、
好ましくは、約25mmに切断して用いることが好まし
い。本発明で必要に応じて用いられる熱可塑性樹脂とし
ては、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリカ
プロラクトン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ブタジ
エンゴムなどがあげられる。使用量は、成形品の収縮率
や、表面平滑性、表面光沢を考慮して決定され、特に制
限はない。
【0017】本発明で必要に応じて用いられる充填剤と
しては、珪砂、炭酸カルシウム、タルククレー等の無機
系充填剤、木粉、ポリエチレンパウダー、各種FRP成
形品の粉砕物等の有機系充填剤などがあげられる。炭酸
カルシウム特に重質炭酸カルシウムが好ましい。本発明
においては、上記の(A)成分を好ましくは10〜80
重量部、より好ましくは30〜60重量部、上記の
(B)成分を好ましくは90〜20重量部、より好まし
くは70〜40重量部とされる(ただし、(A)成分お
よび(B)成分の総量を100重量部とする)。
【0018】上記の(C)成分は、(A)成分および
(B)成分の100重量部に対して好ましくは0.2〜
5.0重量部、より好ましくは1.0〜2.0重量部の
範囲で用いられる。(D)成分は(A)成分、(B)成
分、(C)成分、必要に応じて用いられる(E)成分お
よび必要に応じて用いられる(F)成分の100重量部
に対して好ましくは10〜250重量部、より好ましく
は25〜55重量部の範囲で用いられる。必要に応じて
用いられる(E)成分は(A)成分および(B)成分の
100重量部に対して好ましくは50重量部以下、より
好ましくは5〜20重量部の範囲で用いられる。必要に
応じて用いられる(F)成分は(A)成分、(B)成
分、(C)成分および(E)成分の100重量部に対し
て好ましくは300重量部以下、より好ましくは80〜
200重量部の範囲で用いられる。成形材料の形態とし
ては、SMC、BMCの名称で代表されるシート状のも
の、またはブロック状の形態のものが一般的である。
【0019】本発明の成形材料は、通常のSMCやBM
C製造装置を使用することができ、例えば、不飽和ポリ
エステルおよび/またはビニルエステルを、式(I)で
示される重合性単量体を主たる成分とする重合性単量体
混合物に溶解させ、さらに、有機過酸化物及び重合禁止
剤、着色剤、増粘剤等の各種添加剤を溶解させた樹脂液
に、必要に応じて熱可塑性樹脂や充填剤を混合した樹脂
組成物を、ポリエチレンフィルム等の離型フィルム上に
均一の厚みに塗布し、この上に所定の長さのガラス繊維
等の補強材を均一に散布し、この上に上記の樹脂組成物
を塗布した他のフィルムを、散布した補強材を樹脂組成
物ではさむように重ね合わせて、これをロールに巻き取
り必要に応じて熟成などを行って、シート状の巻き取ら
れた成形材料とすることが出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明す
る。例中の部は、重量部を示す。 (1)不飽和ポリエステルの合成 イソフタル酸1062部、ネオペンチルグリコール77
6部、プロピレングリコール243部を温度計、窒素吹
込み管、精留管および撹拌装置を付けた3lフラスコに
仕込みマントルヒーターを用いて加熱して、5時間で2
10℃まで昇温した。210℃に保温して、酸価が4と
なった時点で冷却し、無水マレイン酸418部を加え、
再度5時間で210℃まで昇温した。210℃に保温し
て、酸価が25となった時点で、冷却し、反応を終了
し、不飽和ポリエステル(1)を得た。
【0021】実施例1 (1)で得た不飽和ポリエステル500部を、ジシクロ
ペンテニルオキシエチルメタクリレート450部及びト
リメチロールプロパントリメタクリレート50部からな
る重合性単量体混合物に溶解した。また重合禁止剤とし
て、ハイドロキノン0.02部を溶解し、不飽和ポリエ
ステル樹脂(1)を得た。このようにして得られた不飽
和ポリエステル樹脂(1)の粘度は30ポアズであっ
た。この不飽和ポリエステル樹脂(1)1000部に、
パーブチルZT10部(日本油脂(製)商品名、t−ブ
チルパーオキシベンゾエート75重量%とt−ブチルパ
ーオキシメタトルエート25重量%との混合物)、炭酸
カルシウムNS♯100(日東粉化工業(株))100
0部及び酸化マグネシウム10部を加え、カウレス型翼
で充分に混合した。そして、得られた樹脂組成物を、デ
ュアルワイヤメッシュ方式のSMC製造装置により、ガ
ラス含有量を30重量%として、両側に離型フィルム
(厚さ50μmのポリエチレンフィルム)を有するシー
ト状の成形材料を作成した。このシート状の成形材料
は、40℃の熟成炉に5日間熟成し、成形材料(1)を
得た。この成形材料(1)500部を150℃に加熱し
た金型に投入し5分間成形した。25cm×50cmの
リブ付き平板が表面平滑性、光沢良く成形できた。一
方、成形材料(1)を、5cm角に切断し、離型フィル
ムをはく離し容量20lの金属容器中の底部に置いた。
この容器中の空気を自吸式のにおいセンサー(新コスモ
ス電機(株)製XP−329型)に引き込み、におい感
度を測定した。その結果、約1時間後ににおい感度がほ
ぼ一定値となり、その時の値は420mVであった。
【0022】比較例1 (1)で得た不飽和ポリエステル600部をスチレン4
00部に溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン0.
02部も溶解し不飽和ポリエステル樹脂(2)を得た。
このようにして得られた不飽和ポリエステル樹脂(2)
の粘度は、15ポアズであった。この不飽和ポリエステ
ル(2)1000部にパーブチルZT10部(日本油脂
(製))及び炭酸カルシウムNS♯100(日東粉化工
業(株))1000部及び酸化マグネシウム10部を加
え、実施例1と同様にして混合し、同様のSMC製造装
置によりシート状の成形材料を作成し、同様に熟成して
成形材料(2)を得た。この成形材料(2)を実施例1
と同様に成形したところ、光沢のある平板は得られた
が、表面平滑性がやや劣り、うねりがみられた。実施例
1と同様にして成形材料(2)のにおい感度を測定した
ところ、約1時間後、におい感度が1800mVとな
り、実施例1の約4倍の値を示した。
【0023】
【発明の効果】本発明になる成形材料によって、SM
C、BMCなどの臭気を低減出来、成形材料の製造時及
び取り扱い時のモノマーの臭気による作業環境悪化を低
減出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)不飽和ポリエステルおよび/また
    はビニルエステル (B)式(I)で示される重合性単量体を含む重合性単
    量体 (C)有機過酸化物 (D)補強材ならびに必要に応じて (E)熱可塑性樹脂および/または (F)充填剤を含有してなる成形材料。 【化1】 〔式中、R1は炭素原子2〜12個のアルキレングリコ
    ール残基または炭素原子4〜12個を有しかつ少なくと
    も1個の酸素原子で結合された少なくとも2個のアルキ
    レン鎖をなしており、該アルキレン鎖が少なくとも2個
    の炭素原子を有するオキサアルキレングリコール残基を
    意味し、R2は水素またはメチル基を意味する。〕
JP14974992A 1992-06-10 1992-06-10 成形材料 Pending JPH05339331A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1405715A1 (en) * 2002-10-02 2004-04-07 Illinois Tool Works, Inc. Method of making a sheet of building material
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