JPH0533794A - 多層円板フアン - Google Patents

多層円板フアン

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JPH0533794A
JPH0533794A JP19006291A JP19006291A JPH0533794A JP H0533794 A JPH0533794 A JP H0533794A JP 19006291 A JP19006291 A JP 19006291A JP 19006291 A JP19006291 A JP 19006291A JP H0533794 A JPH0533794 A JP H0533794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punched
piece
shaft body
fan
punching
Prior art date
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Pending
Application number
JP19006291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Katsushi Akamatsu
克志 赤松
Hisato Haraga
久人 原賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0533794A publication Critical patent/JPH0533794A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、環状円板を正確に積層できる多層
円板ファンに関する。 【構成】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状円板
を積層することによって形成した多層円板ファンにおい
て、環状円板にスペーサーとして機能する打起し片を形
成すると共に、打起しにより形成された打抜き孔に軸体
を緊密に挿貫して積層した環状円板を支持固定すべく構
成した。 【効果】 軸体を打抜き孔に挿貫させることにより、環
状円板の水平方向における打抜き孔へのずれこみを防止
することができ、スペーサーとしての間隔寸法を正確に
確保できるとともに、組立作業も簡単かつ正確に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正確な積層が行える多
層円板ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、局部洗浄装置や手乾燥装置に用い
ることができる温風ファンの形態として、図8に示す多
層円板ファンXがある。
【0003】かかる多層円板ファンXは、実質的に、フ
ァンケーシング110の一端側に電動モータ100 によって
駆動されるファンブレード101 を配設しており、同ファ
ンケーシング110 の下流側にヒーター102 を配設するこ
とによって構成されている。
【0004】そして、電動モータ100 の駆動によってフ
ァンブレード101 を回転して、空気流を発生するととも
に、同空気流をヒーター102 で加熱して温風を温風空気
出口103 から送出して、人体所要部位を効果的に乾燥す
ることができる。
【0005】また、ファンブレード101 は、多数の環状
円板104 をスペーサー105 によって所定の間隔を開けて
積層して構成しているので、環状円板104 の表面に生じ
る摩擦力を利用して空気流を発生することができ、ファ
ンの運転を静粛に行うことができる。
【0006】しかも、ファンブレード101 に使用する環
状円板には、実公昭41-15876に示すように、スペーサー
105 として機能すべく一部を打抜きによって形成された
打起し片を突設している。
【0007】かかる打起し片は、環状円板を積層する場
合のスペーサーの機能を果し、更には空気を整流するた
めの整流翼としての機能も果すように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように打起し片で
スペーサーを形成した場合においては、環状円板を積層
する場合に、スペーサー105 としての打起し片の上端が
打起し片の基端の折曲端縁に当接するように整えて積層
しなければならない。
【0009】しかし、積層する環状円板の軸がずれる
と、図10に示すようにスペーサー105 としての打起し
片の基端の折曲端縁107 がアール形状であるため、打起
し片の側方に開口した打抜き孔106 に打起し片の上端が
ずれ込み、同孔に落ち込むおそれがあり、特に、打抜き
孔が打起し片より大きくなっているため、かかる傾向が
強くなる。
【0010】このように、打起し片の先端と基端との突
き合せ作業が煩雑であるため、積層組立作業が円滑に行
えないと共に、高さ寸法も正確にでないおそれがあり、
積層してもファンとして使用中に環状円板が水平方向に
ずれると、やはり打起し片が打抜き孔中にずれ込んで、
スペーサーとしての高さ寸法が狂い乱流を生起し、騒音
の原因ともなる欠点を有していた。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、互いに一定
の間隔を保持した多数の環状円板を積層することによっ
て形成した多層円板ファンにおいて、環状円板にスペー
サーとして機能する打起し片を形成すると共に、打起し
により形成された打抜き孔に軸体を緊密に挿貫し積層し
た環状円板を支持固定すべく構成してなる多層円板ファ
ンを提供せんとするものである。
【0012】また、打抜き孔が翼形状となるべく打起し
片を一側方に打起し、打抜き孔に断面翼形状の軸体を緊
密に挿貫してなる多層円板ファン、及び、打起し片は、
略円筒状とし、その筒中にある打抜き円孔に棒状軸体を
緊密に挿貫してなる多層円板ファンを提供せんとするも
のである。
【0013】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る多層円板ファンAを具体的に説明する。
【0014】図1及び図2に、多層円板ファンAを温風
ファンとして用いた場合を示す。
【0015】図示するように、多層円板ファンAのファ
ンケーシング1は、略円形の前壁2と後壁3の周縁同士
を、下端開口部(温風吹出口)7-1 を除いて、環状周壁
4によって連結することによって形成されている。
【0016】かかるファンケーシング1は、本実施例で
は、支持フレーム5を介して、壁面6に固定されてい
る。
【0017】ファンケーシング1は、前壁2に空気取込
口7を具備するとともに、その内部に、同心円的にファ
ンブレードaを配設しており、同ファンブレードaは、
支持フレーム5内に配設した駆動モータ8の出力軸9に
ナット10等で連結されている。
【0018】また、ファンケーシング1の下方には、ニ
クロム線等からなるヒーター11が配設されている。
【0019】上記基本構成において、本発明は、軽量・
小型化及び量産化が可能でかつ静粛運転が可能なファン
ブレードaの構成に特徴を有する。
【0020】即ち、図1と図2に示すように、ファンブ
レードaは、実質的に、多数の薄肉の環状円板12を、上
部基板13と下部基板14との間で、所定の間隔を開けた状
態で、後述するスペーサーを介して、積層することによ
って形成される。
【0021】環状円板12は、図2に示すように、中央部
に空気流入口15を有するドーナツ形状に形成されてお
り、同環状円板12には、円周に沿ってスペーサーとして
機能する打起し片16を多数形成している。
【0022】該打起し片16は、打抜き孔17から突出した
環状円板12の一部でもって構成されるものであり、打抜
き孔17は、翼形状となるように打起す。
【0023】かかる打起し片16は、環状円板12を積層す
る場合に、その間に間隔を正確に保持するためのスペー
サーとして機能する。
【0024】このように、打起し片16の側方には、打抜
き孔17が翼形状となって穿設されており、同打抜き孔17
には、断面翼形状の軸体18を挿貫している。
【0025】環状円板12を積層するに際しては、かかる
断面翼形状の軸体18に打抜き孔17を挿貫して、互いに一
定の間隔を保持した状態で環状円板を積層形成すること
により、多層円板ファンAとするものである。
【0026】具体的には、下部基板14上に予め各打抜き
孔17に対応した位置に断面翼形状の軸体18を立設固定し
ておき、下部基板14に環状円板12を積層していくに際し
ては、該円板12の打抜き孔17中に断面翼形状の軸体18を
挿貫していき、最上面において、上部基板13を所要の手
段で軸体18に固定することにより、多層円板ファンAを
構成するものである。
【0027】このように構成することによって、図5に
示すように軸体18の側面には打起し片16が当接した状態
となり、打起し片16の上端面は、上層にある環状円板12
の打起し片基端折曲部16-1に当接して正確に各環状円板
間の間隔を保持することができる。すなわち、打起し片
16の高さだけ間隔を保持することができ、打起し片16は
スペーサーとしての機能を充分に果すことができるもの
であり、さらには、断面翼形状の軸体18が翼形状である
ことと相俟って整流翼としての機能も充分に果すことが
できる。
【0028】なお、図5に示すように金属薄板を使用し
た環状円板12に断面翼形状の軸体18を挿貫するに際して
は、同環状円板12をアルミニウム薄板として、同薄板に
打起し片16形成し、打抜き孔17にアルミニウム素材の押
出し形成した断面翼形状の軸体18を挿貫するものであ
り、特に軸体18を挿貫するに際しては、打抜き孔17の下
方より軸体18を圧入していきながら軸体18の上端面18-1
を上部基板13に形成した翼状挿貫孔19より突出せしめ、
突出した軸体18の上端面18-1の周縁部を上部基板13に溶
接20して固定するものであり、かかる溶接により、上部
基板13と軸体18とを連設固定するものは、多数の軸体中
の必要本数だけに限定し、他の軸体18の上端部は、上部
基板13の下側面と接着剤、あるいは接着剤なしで当接せ
しめるものである。
【0029】上記した打起し片16の実施例以外に、図6
に示すように、打起し片21を略円筒状となるように打抜
き円孔の周縁に立設するように構成する場合がある(請
求項3)。
【0030】かかる構成の円筒打起し片21においては、
多数の環状円板12の積層固定に際して打抜き円孔22中に
棒状軸体23を挿貫することにより、かかる円筒打起し片
21を各環状円板の間のスペーサーとして機能させること
ができるものであり、しかも、円筒打起し片21は、棒状
軸体23の周面に沿って緊密に当接しているために、正確
に上層の環状円板における円筒打起し片の基端折曲部24
に当接することができ、スペーサーの位置決め、及び環
状円板12の間隔保持等が正確に行われるものである。
【0031】以下、図1、図2を参照して、上記構成を
具備する多層円板ファンの作動について説明する。
【0032】まず使用者は、作動スイッチ(図示せず)
を押すと、駆動モータ8の駆動によって、ファンブレー
トが回転し、ファンケーシング1内に、空気取込口7を
通して外部から空気が吸引される。
【0033】この空気は、ファンブレードaを構成する
下層環状円板12間の間隙を通って入口側から奥部側まで
略同量の風量で通過し、その後、下方空気流を発生し
て、ヒーター11で加熱した後温風吹出口7-1 から外部に
温風を吹出し、手を乾燥する。
【0034】このように、下層の環状円板間の間隙から
の空気とともに、各円板を支持する軸体が整流翼として
機能する場合には、更に風量が著しく増大することがで
きるものである。更には、環状円板12の打抜き孔17に挿
通した軸体18が環状円板12を積層した場合に、スペーサ
ーとしての打起し片16の位置を正確に保持しうることに
なると同時に、環状円板12の積層組立作業が容易とな
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、環状円板にスペーサー
として機能する打起し片を形成し、打抜き孔に軸体を緊
密に挿貫して、環状円板を積層固定することとしたため
に、スペーサーとしての打起し片の重設用位置決めが正
確に行え、環状円板の水平方向のずれ込みをなくし、積
層円板間の間隔の寸法を正しく確保する効果があり、ま
た、環状円板の積層組立作業においても、軸体に打抜き
孔を緊密に挿貫することができるため上記したスペーサ
ー位置決めが正確になされ、組立作業が行いやすい。
【0036】更には、軸体は、スペーサーとしての機能
以外に整流翼としての機能を発揮することができ、更に
は、略円筒状の打起し片に棒状軸体を挿貫した場合に
は、同軸体が環状円板を積層した場合の正確な固定機能
を果す効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層円板ファンを温風ファンとし
て用いた場合の断面正面図。
【図2】図1のI-I 線による断面図。
【図3】打起し片と軸体を示す説明図。
【図4】環状円板の最上層部に位置する上部基端の平面
図。
【図5】図4II-II 線の断面斜視図。
【図6】他の実施例の打起し片の平面図。
【図7】図6III-III 線の断面図。
【図8】従来の多層円板ファンの断面正面図。
【図9】図8のIV-IV 線の断面図。
【図10】従来の打起し片の積層状態を示す断面説明
図。
【符号の説明】
A 多層円板ファン a ファンブレード 12 環状円板 16 打起し片 17 打抜き孔 18 軸体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状
    円板12を積層することによって形成した多層円板ファン
    Aにおいて、 環状円板12にスペーサーとして機能する打起し片16を形
    成すると共に、打起しにより形成された打抜き孔17に軸
    体18を緊密に挿貫し積層した環状円板12を支持固定すべ
    く構成してなる多層円板ファン。
  2. 【請求項2】 打抜き孔17が翼形状となるべく打起し片
    16を一側方に打起し、打抜き孔17に断面翼形状の軸体18
    を緊密に挿貫してなる請求項1記載の多層円板ファン。
  3. 【請求項3】 打起し片16は、略円筒状とし、その筒中
    にある打抜き円孔に棒状軸体23を緊密に挿貫してなる請
    求項1記載の多層円板ファン。
JP19006291A 1991-07-30 1991-07-30 多層円板フアン Pending JPH0533794A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190083797A (ko) * 2018-01-05 2019-07-15 최태천 펌프 어셈블리에 구비되는 임펠라
KR20200041053A (ko) * 2018-10-11 2020-04-21 최태천 양식장용 믹싱 펌프 어셈블리
US10962017B2 (en) 2018-02-26 2021-03-30 Nidec Corporation Centrifugal fan

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KR20190083797A (ko) * 2018-01-05 2019-07-15 최태천 펌프 어셈블리에 구비되는 임펠라
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