JPH0526195A - 多層円板フアン - Google Patents

多層円板フアン

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JPH0526195A
JPH0526195A JP18132891A JP18132891A JPH0526195A JP H0526195 A JPH0526195 A JP H0526195A JP 18132891 A JP18132891 A JP 18132891A JP 18132891 A JP18132891 A JP 18132891A JP H0526195 A JPH0526195 A JP H0526195A
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JP
Japan
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fan
radial
cross
column
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP18132891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Katsushi Akamatsu
克志 赤松
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0526195A publication Critical patent/JPH0526195A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、強度を増加し、組立てを行いや
すい多層円板ファンに関する。 【構成】 この発明は互いに、一定の間隔を保持した多
数の環状円板12を積層することによって形成した多層円
板ファンAにおいて、環状円板12を保持する軸は、断面
放射状の突板21よりなる支柱22で構成し、また環状円板
12は、環状部内方に支柱22の突板21が挿嵌される挿貫ス
リット19を形成し、また各環状円板間に介設するスペー
サー15は、支柱22の放射状の突板21を挿貫できるスリッ
ト20を有した放射形状に構成し、更には支柱22に環状円
板12とスペーサー15とを交互に挿貫積層すべく構成して
なる多層円板ファンを提供せんとするものである。 【効果】 この発明によれば、部品点数を少くして組立
ても確実に行え、しかも強度も増加し、更には環状円板
のずれを防止することができることから乱流発生をなく
し騒音防止にも効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造コストが安価で、
かつ全体の強度が増加する多層円板ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、局部洗浄装置や手乾燥装置に用い
ることができる温風ファンの形態として、図8や図9に
示す多層円板ファンXがある。
【0003】かかる多層円板ファンXは、ファンケーシ
ング110 の一端側に電動モータ100によって駆動される
ファンブレード101 を配設し、同ファンケーシング110
の下流側にヒーター102 を配設することによって構成さ
れている。
【0004】そして、電動モータ100 の駆動によってフ
ァンブレード101 を回転して、空気流を発生するととも
に、同空気流をヒーター102 で加熱して温風を温風空気
出口103 から送出して、人体所要部位を効果的に乾燥す
ることができるように構成されている。
【0005】更に、ファンブレード101 は、多数の環状
円板104 をスペーサー105 によって所定の間隔を開けて
積層して構成し、環状円板104 の表面に生じる摩擦力を
利用して空気流を発生し、ファンの運転を静粛に行うこ
とができるように構成されている。
【0006】かかるファンブレード101 を製造するに際
しては、紙や、繊維質や、薄板等で作った環状円板を、
間に翼形状又は他形状スペーサーを介して積層し、スペ
ーサー部分に挿貫したピンで上下に固定するようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる多層円
板ファンXは、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。
【0008】即ち、温風ファン等の軽量化、小型化を図
る上で、多層円板ファンを比重の小さい紙や繊維質素材
や薄肉板を用いて作ることが考えられる。特に、多層円
板ファンを紙や繊維質素材で作る場合は、乾燥剤や脱臭
剤等を多層円板ファンを構成する環状円板に含浸させる
ことによって、乾燥剤や脱臭剤等の設置スペースを不要
とすることができる効果を有していた。
【0009】しかし、環状円板を紙や繊維質素材や薄肉
板を用いてつくり、上述した従来の組立方法のように多
数のスペーサー105 を介在させて多層円板ファンを組み
立てることは、環状円板に腰がないので、極めて困難で
あり、量産に適しておらず、また、部品点数も増えて、
製作費が高くなる欠点を有していた。
【0010】更には、環状円板の積層位置合せが難し
く、特にスペーサーの配設角度を一定の方向に合わせる
作業も煩雑であり、また、ピンで上下固定しているため
に、回転時に水平方向にゆがみを生じやすく、乱流を生
起して騒音の原因ともなる欠点も有していた。
【0011】本発明は、上記した課題を解決することが
できる多層円板ファンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに一定の
間隔を保持した多数の環状円板を積層することによって
形成した多層円板ファンにおいて、環状円板を保持する
軸は、断面放射状の突板よりなる支柱で構成し、また環
状円板は、環状部内方に支柱の突板が挿嵌される挿貫ス
リットを形成し、また各環状円板間に介設するスペーサ
ーは、更には支柱の放射状の突板を挿貫できるスリット
を有した放射形状に構成し、支柱に環状円板とスペーサ
ーとを交互に挿貫積層すべく構成してなる多層円板ファ
ンを提供せんとするものである。
【0013】また、支柱の突板の上端部に最上層の環状
円板を係合部材で押圧固定するための係合孔を設けたこ
とにも特徴を有する。
【0014】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る多層円板ファンAを具体的に説明する。
【0015】図1及び図2に、多層円板ファンAを温風
ファンとして用いた場合を示す。
【0016】図示するように、多層円板ファンAのファ
ンケーシング1は、略円形の前壁2と後壁3の周縁同士
を、下端開口部(温風吹出口)を除いて、環状周壁4に
よって連結することによって形成されている。
【0017】かかるファンケーシング1は、本実施例で
は、支持フレーム5を介して、壁面6に固定されてい
る。
【0018】ファンケーシング1は、前壁2に空気取込
口7を具備するとともに、その内部に、同心円的にファ
ンブレードaを配設しており、同ファンブレードaは、
ファンケーシング1内に配設した駆動モータ8の出力軸
9にナット10等で連結されている。
【0019】また、ファンケーシング1の下方には、ニ
クロム線等からなるヒーター11が配設されている。
【0020】上記基本構成において、本発明は、軽量・
小型化及び量産化が可能でかつ静粛運転が可能なファン
ブレードaの構成に特徴を有する。
【0021】即ち、図1と図2に示すように、ファンブ
レードaは、実質的に、多数の薄肉の環状円板12を、上
部基板13と下部基板14との間で、所定の間隔を開けた状
態で、スペーサー15を介して、積層することによって形
成される。
【0022】環状円板12は、図1、図2及び図4に示す
ように、中央部に空気流入口16を有するドーナッツ形状
の環状部17の内方に、十字状のフレーム18を架設してお
り、該フレーム18には十字状の挿貫スリット19を設けて
いる。
【0023】また、環状円板12の間に介設されるスペー
サー15は、図5に示すように十字状の放射形状に構成さ
れ、十字状に沿ってスリット20が設けられている。
【0024】一方、図3に示すように、多層に積層され
る環状円板12の上下側には上部基板13と下部基板14と
が、それぞれ配設されているものであり、下部基板14に
は、突板21によって断面十字状の放射形態に構成した支
柱22が立設されている。
【0025】また、上部基板13には、環状円板12と同様
に十字状のフレーム18′を架設し、該フレーム18′に十
字状の挿貫スリット19′を設けている。
【0026】しかも、この突板21は、環状円板12の内方
の挿貫スリット19と、スペーサー15のスリット20とに挿
貫しうるものであり、支柱22に環状円板12とスペーサー
15とを交互に積層しながら取付けることができるように
している。
【0027】また、支柱22の突板21の上端部には、最上
層の上部基板13を支柱22に固定するために係合孔23を設
けており、係合部材24、例えば楔を係合孔23に挿入する
ことにより、最上層の環状円板12の上面を係合部材24で
係止固定することができる。なお、かかる係止固定手段
は、これに限定されることなく、接着やボルト等他の手
段でもよい。
【0028】また、環状円板12は、好ましくは、軽量化
のため、乾燥剤や脱臭剤を含浸させるために、紙や繊維
質素材から形成しているが、その他の素材からなる薄肉
板を用いることもできる。
【0029】次に、上記構成を有するファンブレードa
の組立作業について図3〜図5を参照して説明する。
【0030】まず、下部基板14の上面に、スペーサー15
を重ね、更にその上面に環状円板12を重ねていき、この
ように、スペーサー15と環状円板12とを交互に重ねて積
層していく。
【0031】この際、下部基板14に立設した支柱22の突
板21に、スペーサー15及び環状円板12に形成したスリッ
ト19,20を挿貫していく。
【0032】そして、最上層の環状円板12は、支柱22の
突板21に設けた係合孔23に係合した係合部材24を介して
固定される。
【0033】上記した実施例では、支柱22の突板21を断
面十字状に構成し、環状円板12やスペーサー15のスリッ
トを支柱に合わせて十字状に形成したが、放射形状の形
は突板21を三枚、八枚等にしてもよく、その数に限定さ
れるものではなく、各スリット19,20 も突板21の数に合
わせて変更される。
【0034】従って、ファンブレードaを多数の環状円
板12を使用して風量を著しく増大することができととも
に、紙等によって環状円板12を作ることによってコンパ
クトにかつ軽量にすることができる。
【0035】さらに、環状円板12を紙等で作る場合は、
脱臭剤や乾燥剤を含浸させることができるので、脱臭剤
や乾燥剤の設置個所を不要となすことができ、温風ファ
ン等の構造を簡単にすることができる。
【0036】また、ピン等を要しないので部品点数が少
く、製造も簡単なためコスト上も有利となる。更には支
柱22が突板21にて構成されるので全体的な強度が増加す
ると共に突板21がラジアルファンと同様の機能も果し、
風量を多く確保できる。
【0037】次に、図1〜図2を参照して、上記構成を
具備する多層円板ファンAの作動について説明する。
【0038】まず、使用者が作動スイッチ(図示せず)
を押すと、駆動モータ8とヒーター11が作動する。
【0039】ファン駆動モータ8の駆動によってファン
ブレードaが回転し、ファンケーシング1内に空気取込
口7を通して外部から空気を吸引し、同空気を、ファン
ブレードaを構成する多層構成円板12間の間隙を通し
て、入口側から奥部側まで略等しい風量分布で通過さ
せ、その後、下方空気流を発生し、ヒーター11で加熱し
た後、温風吹出口7-1 から外部に温風を吹き出し、手を
乾燥する。
【0040】更には、支柱22が突板21を放射状に構成す
ることによりつくられているので環状円板12やスペーサ
ー15を積層する場合に、強固にかつ正確に組立てられる
と共に、上記ファンブレードaの回転において環状円板
12間の間隙を可及的に小さくできるので、ファンブレー
ドaをコンパクトな形状に保持しながら風量を著しく増
大することができ、更には、突板21がラジアルファンと
しても機能し、更に風量を増加するとともに、環状円板
12の出入口での乱流発生を可及的に防止して、乱流に起
因する騒音の低下を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、環状円板を積層する
に際し、その支持固定をするために、断面放射状の突板
よりなる支柱と環状円板の挿貫スリットとによって間に
スペーサーを介して積層支持をしたので部品点数を少な
くして確実に組立てが行え、しかも、断面放射状の突板
を主柱とするために強度も増加し、環状円板がずれるこ
ともなく乱流生起を防止でき、従って、製造コストも安
価にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層円板ファンを温風ファンに使用し
た状態の全体断面正面図。
【図2】同断面側面図。
【図3】支柱と上下部基板の分割状態を示す説明図。
【図4】環状円板の平面図。
【図5】スペーサーの斜視図。
【図6】図4のI-I 線の断面図。
【図7】図4のII-II 線の断面図。
【図8】従来の温風ファンの全体断面正面図。
【図9】同断面側面図
【符号の説明】
A 多層円板ファン 20 ファンブレード 24 環状円板 25 スペーサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状
    円板12を積層することによって形成した多層円板ファン
    Aにおいて、 環状円板12を保持する軸は、断面放射状の突板21よりな
    る支柱22で構成し、また環状円板12は、環状部内方に支
    柱22の突板21が挿嵌される挿貫スリット19を形成し、ま
    た各環状円板間に介設するスペーサー15は、支柱22の放
    射状の突板21を挿貫できるスリット20を有した放射形状
    に構成し、更には支柱22に環状円板12とスペーサー15と
    を交互に挿貫積層すべく構成してなる多層円板ファン。
  2. 【請求項2】 支柱22の突板21の上端部に最上層の環状
    円板12を係合部材24で押圧固定するための係合孔23を設
    けてなる請求項1記載の多層円板ファン。
JP18132891A 1991-07-22 1991-07-22 多層円板フアン Pending JPH0526195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18132891A JPH0526195A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 多層円板フアン

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JP18132891A JPH0526195A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 多層円板フアン

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JPH0526195A true JPH0526195A (ja) 1993-02-02

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ID=16098774

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18132891A Pending JPH0526195A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 多層円板フアン

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JP (1) JPH0526195A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843032B2 (en) 2000-10-12 2005-01-18 Nichiha Co., Ltd. Siding boards attachment structure and starter fitting
US10962017B2 (en) 2018-02-26 2021-03-30 Nidec Corporation Centrifugal fan

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US6843032B2 (en) 2000-10-12 2005-01-18 Nichiha Co., Ltd. Siding boards attachment structure and starter fitting
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