JPH04287895A - 多層円板ファン - Google Patents

多層円板ファン

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Publication number
JPH04287895A
JPH04287895A JP5135291A JP5135291A JPH04287895A JP H04287895 A JPH04287895 A JP H04287895A JP 5135291 A JP5135291 A JP 5135291A JP 5135291 A JP5135291 A JP 5135291A JP H04287895 A JPH04287895 A JP H04287895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
disk
fan
multilayer
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP5135291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisato Haraga
久人 原賀
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Katsushi Akamatsu
赤松 克志
Yuzuru Nakamura
譲 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP5135291A priority Critical patent/JPH04287895A/ja
Publication of JPH04287895A publication Critical patent/JPH04287895A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに一定の間隔を保
持した多数の環状円板を積層することによって形成した
多層円板ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、局部洗浄装置や手乾燥装置に用い
ることができる温風ファンの一形態として、図11及び
図12に示す多層円板ファンXがある。
【0003】かかる多層円板ファンXは、実質的に、フ
ァンケーシング110 の一端側に電動モータ100 
によって駆動されるファンブレード101 を配設して
おり、同ファンケーシング110 の下流側にヒーター
102 を配設することによって構成されている。
【0004】そして、電動モータ100 の駆動によっ
てファンブレード101 を回転して、空気流を発生す
るとともに、同空気流をヒーター102 で加熱して温
風を温風空気出口103 から送出して、人体所要部位
を効果的に乾燥することができる。
【0005】また、ファンブレード101 は、複数の
弧状のスペーサー105 によって、多数の薄い環状円
板104 を所定の間隔を開けて積層して構成している
ので、環状円板104 の表面に生じる空気抵抗を利用
して空気流を発生することができ、ファンの運転を、シ
ロッコファンと比較した場合、静粛に行うことができる
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる多層円
板ファンXは、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。
【0007】即ち、上記した多層円板ファンXにおいて
は、ファンブレード101 の回転とともに、環状円板
104 の積層体の内側に形成された中央空間106 
内に外部から空気が流入するが、その際、空気は奥部ま
では流入せず、入口付近の環状円板104 間の空間を
通過する風量は大きいにもかかわらず、奥部の環状円板
104 間の空間を通過する風量は小さく (図11の
風量分布D参照) 、そのため、分布が偏った無駄のあ
る送風となり、大流量を得ることができなかった。また
、送風分布の偏りのため円板外周部で乱流が発生し、騒
音の原因になっていた。
【0008】本発明は、上記した課題を解決することが
できる多層円板ファンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに一定の
間隔を保持した多数の環状円板を積層することによって
形成した多層円板ファンにおいて、同多層円板の内部空
間に空気強送機構を配設し、同内部空間の入口から奥部
まで強制的に空気を送給可能としたことを特徴とする多
層円板ファンに係るものである。
【0010】上記構成において、空気強送機構は、環状
円板間にスペーサーを介設し、各スペーサーを、環状円
板の内側空間内に位置する中心部と、同中心部から放射
状に複数個伸延する支持リブと、各支持リブの先端に一
体的に取付け、環状円板間に介設される介設部とから形
成し、かつ、支持リブに、その放射方向軸線周りにねじ
りを設けることによって構成することができる。
【0011】また、空気強送機構は、多層円板の内部空
間の入口に嵌入した筒体と、同筒体の外部周縁に取付け
、空気入口側の環状円板の周縁に接合可能なフランジと
、筒体の内側に形成したプロペラ状の複数の支持リブと
によって構成することもできる。
【0012】さらに、上記した支持リブに代えて、所要
円周間隔で切欠流入孔を設けた円板を具備したものとす
ることもできる。
【0013】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る多層円板ファンAを具体的に説明する。
【0014】図1〜図6に、多層円板ファンAを温風フ
ァンとして用いた場合を示す。
【0015】図1及び図2に示すように、多層円板ファ
ンAのファンケーシング13は、略円形の前壁10と後
壁11の周縁同士を、下端開口部(温風吹出口)40 
を除いて、環状周壁12によって連結することによって
形成されている。
【0016】かかるファンケーシング13は、本実施例
では、支持フレーム14を介して、壁面Wに固定されて
いる。
【0017】ファンケーシング13は、前壁10に空気
取込口10a を具備するとともに、その内部に、同心
円的にファンブレード20を配設しており、同ファンブ
レード20は、支持フレーム14内に配設した駆動モー
タ21の出力軸22に連結されている。
【0018】また、ファンケーシング13の下方には、
ニクロム線等からなるヒーター39が配設されている。
【0019】上記基本構成において、本発明は、組立・
取付容易なファンブレード20の構成に特徴を有する。
【0020】即ち、図1、図3及び図4に示すように、
ファンブレード20は、実質的に、基礎円板23上に、
多数の薄肉の環状円板24を、薄肉のスペーサー25を
介して所定の間隔を開けた状態で、層状に積層すること
によって構成している。
【0021】環状円板24は、図5に示すようにドーナ
ッツ形状を有しており、所要円周ピッチで、後述する連
結ピン26を挿通するための挿通孔27を設けている。
【0022】一方、スペーサー25は、図6と図7に示
すように、環状円板24の内側空間内に位置し中心部を
形成する中央筒部25a と、同中央筒部25a から
放射状に複数個伸延する支持リブ25b と、各支持リ
ブ25b の先端に一体的に取付け、環状円板間24に
介設される弧状の介設部25c とから形成されている
【0023】また、各介設部25c には、図6に示す
ように、環状円板24に設けた挿通孔27と整合する個
所に、同様に連結ピン26を挿通するための案内筒付挿
通孔28が設けられている。
【0024】さらに、図1に示すように、各スペーサー
25の中央筒部25a の厚さは、その介設部25c 
の厚さと、環状円板24の厚さの合計と等しくしている
【0025】そして、図1に示すファンブレード20の
組立に際しては、基礎円板23上に多数の環状円板24
とスペーサー25とを、それぞれの挿通孔27,28 
に連結ピン26を挿通することによって、交互に積層し
、その後、連結ピン26の挿通端を最終の環状円板24
の表面にかしめることによって容易にファンブレード2
0を組み立てることができる。
【0026】さらに、本実施例では、図1、図5、図6
及び図7から最も明らかなように、多層円板24の内部
に形成された内部空間Sに空気強送機構Bを設けており
、かかる空気強送機構Bは、具体的には、各スペーサー
25の支持リブ25b を所定角度ねじってプロペラ状
に形成している。
【0027】かかる空気強送機構Bによって、ファンブ
レード20を回転した際、空気を、多層の環状円板24
の内部に形成された内部空間S内の入口S−1のみなら
ず奥部S−2にもスムーズに強送することができ、入口
S−1から奥部S−2にいたる各環状円板24,24 
間の空間へ流入する空気量とを略等しくすることができ
る。このように、プロペラ状の支持リブ25b によっ
て、入口S−1と奥部S−2における環状円板24,2
4 間の間隙への流入空気分布を平均化することにより
、各環状円板24,24 ・・・を有効に利用して多量
の送風が得られるとともに、円板外周部での乱流による
騒音を防止できる。
【0028】以下、図1及び図2を参照して、上記構成
を具備する多層円板ファンAの作動について説明する。
【0029】まず、使用者が図示しない作動スイッチを
押すと、ファン駆動モータ21とヒーター39が作動す
る。
【0030】ファン駆動モータ21の駆動によってファ
ンブレード20が回転し、ファンケーシング3内に空気
取込口10a を通して外部から空気を吸引し、同空気
を、ファンブレード20を構成する多層構成円板24,
24 間の間隙を通して、入口側から奥部側まで略等し
い風量分布Cで通過させ、その後、下方空気流を発生し
、ヒーター39で加熱した後、温風吹出口40から外部
に温風を静粛に吹き出し、手を乾燥する。
【0031】そして、ファンブレード20の点検・補修
が必要な場合は、ナット41を緩めて駆動モーター21
の出力軸22からファンブレード20を取り外し、構成
円板24の一部に不備があった場合は、ファンブレード
20を容易に連結ピン26から構成円板24とスペーサ
ー25とを抜き取り、新規構成円板24と取り替え、再
度連結ピン26に構成円板24とスペーサー25とを取
付けることによってファンブレード20を組立でき、そ
の後、ファンブレード20をナット41によって、駆動
モーター21の出力軸22に取付けることができる。
【0032】また、図8〜図10に、本発明に係る多層
円板ファンAの他の実施例を示す。
【0033】図8及び図9に示す実施例は、環状円板2
4間に介設されるスペーサーを、従来と同様に複数のス
ペーサー片75から構成するとともに、連結ピン76に
よって積層状態の環状円板24とスペーサー片75とを
縫合連結し、さらに、最外側、即ち、空気入口側の環状
円板24の周縁に、フランジ付筒体からなる空気強送機
構Bを取付けた構成に特徴を有する。
【0034】即ち、本実施例において、空気強送機構B
は、筒体77と、同筒体77の外部周縁に取付け、空気
入口側の環状円板24の周縁に接合可能なフランジ78
と、筒体77の内側に形成したプロペラ状の複数の支持
リブ79とから形成される。
【0035】この場合も、図1〜図7に記載した実施例
と同様に、プロペラ状の支持リブ79によって、内部空
間Sの入口S−1と奥部S−2における環状円板24,
24 間の間隙への流入空気分布を平均化することによ
り、各環状円板24,24 ・・・を有効に利用して多
量の送風が得られるとともに、円板外周部での乱流によ
る騒音を防止できる。
【0036】図10は上記実施例の変容例であり、プロ
ペラ状の支持リブ79に代えて、所要円周間隔で切欠流
入孔80を設けた円板81から構成している。この場合
も、図1〜図7に記載した実施例と同様に、切欠流入孔
80を通して、内部空間Sの入口S−1と奥部S−2に
おける環状円板24,24 間の間隙への流入空気分布
を平均化することにより、各環状円板24,24 ・・
・を有効に利用して多量の送風が得られるとともに、円
板外周部での乱流による騒音を防止できる。
【0037】
【発明の効果】本発明では、互いに一定の間隔を保持し
た多数の環状円板を積層することによって形成した多層
円板ファンにおいて、同多層円板の内部空間に空気強送
機構を配設し、同内部空間の入口から奥部まで強制的に
空気を送給可能としたので、内部空間の入口と奥部にお
ける環状円板間の間隙への流入空気分布を平均化するこ
とにより、環状円板すべてを有効に利用して多量の送風
が得られるとともに、送風分布の偏りによって発生する
円板外周部での乱流による騒音の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層円板ファンを温風ファンとし
て用いた場合の断面正面図である。
【図2】同多層円板ファンの前面図である。
【図3】図1のI−I線による断面図である。
【図4】図1のII−II線による断面図である。
【図5】環状円板の斜視図である。
【図6】スペーサーの斜視図である。
【図7】図6のIII−III 線の断面図である。
【図8】他の実施例に係る多層円板ファンの断面正面図
である。
【図9】図8のIV−IV 線の断面図である。
【図10】同変容例の斜視図である。
【図11】従来の多層円板ファンを温風ファンとして用
いた場合の断面正面図である。
【図12】図11のV−V 線の断面図である。
【符号の説明】
A  多層円板ファン B  空気強送機構 20  ファンブレード 24  環状円板 25  スペーサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに一定の間隔を保持した多数の環状円
    板を積層することによって形成した多層円板ファンにお
    いて、同多層円板の内部空間に空気強送機構を配設し、
    同内部空間の入口から奥部まで強制的に空気を送給可能
    としたことを特徴とする多層円板ファン。
  2. 【請求項2】空気強送機構は、環状円板間にスペーサー
    を介設し、各スペーサーを、環状円板の内側空間内に位
    置する中心部と、同中心部から放射状に複数個伸延する
    支持リブと、各支持リブの先端に一体的に取付け、環状
    円板間に介設される介設部とから形成し、かつ、支持リ
    ブに、その放射方向軸線周りにねじりを設けることによ
    って形成したことを特徴とする請求項1記載の多層円板
    ファン。
  3. 【請求項3】空気強送機構は、多層円板の内部空間の入
    口に嵌入した筒体と、同筒体の外部周縁に取付け、空気
    入口側の環状円板の周縁に接合可能なフランジと、筒体
    の内側に形成したプロペラ状の複数の支持リブとによっ
    て形成したことを特徴とする請求項1記載の多層円板フ
    ァン。
  4. 【請求項4】空気強送機構は、プロペラ状の支持リブに
    代えて、所要円周間隔で切欠流入孔を設けた円板を具備
    することを特徴とする請求項3記載の多層円板ファン。
JP5135291A 1991-03-15 1991-03-15 多層円板ファン Pending JPH04287895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10962017B2 (en) 2018-02-26 2021-03-30 Nidec Corporation Centrifugal fan

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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