JPH05336458A - テレビジョン受信機およびテレビジョン受信チューナ - Google Patents

テレビジョン受信機およびテレビジョン受信チューナ

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JPH05336458A
JPH05336458A JP3051036A JP5103691A JPH05336458A JP H05336458 A JPH05336458 A JP H05336458A JP 3051036 A JP3051036 A JP 3051036A JP 5103691 A JP5103691 A JP 5103691A JP H05336458 A JPH05336458 A JP H05336458A
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video
signal
circuit
carrier
video signal
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JP3051036A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Noda
勉 野田
Takao Shinkawa
敬郎 新川
Toshiyuki Sakamoto
敏幸 坂本
Tomozo Matsumoto
智三 松本
Sadao Nishizawa
貞夫 西沢
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】映像搬送波の位相変動が多い場合でも、再生さ
れる映像信号や音声信号の品質が劣化し難く、映像搬送
波の位相変動が少ない場合には、ゴースト除去回路の性
能を最大限に発揮させるテレビジョン受信機を提供す
る。 【構成】映像搬送波の位相変動を検出する信号検出手段
112と、搬送波再生手段122の応答特性の異なる複
数個の映像検波の出力を選択する切替手段109とを設
け、信号検出手段112に応じて切替手段109を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴースト除去機能をも
つテレビジョン受信機および映像記録再生装置等に用い
るテレビジョン受信チューナに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機等では、送信アンテ
ナから直接到来する電波(希望波)と、建造物などから
反射してくる電波(反射波)が同時に受信アンテナで受
信されると、希望波による画像と反射波による画像がず
れて現れる、いわゆるゴーストが発生する。
【0003】テレビジョン受信機等にとって、このよう
なゴーストは画質を劣化させる大きな要因となってお
り、従来、ゴースト除去回路を用いてそのゴーストの除
去を図っていた。
【0004】その様なゴースト除去回路は、例えば、特
公昭62−4894号公報に開示されているように、遅
延素子群をもち、その遅延素子群によって検波回路の出
力信号(検波出力)からゴーストの遅延時間に相当する
時間だけ遅れた信号を得、その後、その信号にゴースト
のレベルに相当する振幅になるよう利得極性調整を施
し、その調整後の信号を前述の出力信号に加算すること
によって、ゴーストを除去するものがある。
【0005】また、ゴーストの遅延時間を測定する方法
は、特公昭61−60638号公報に開示されているよ
うに、テレビジョン信号の垂直同期パルスのエッジとゴ
ーストによる垂直同期パルスのエッジとの時間を測定す
ることにより、ゴーストの遅延時間を得る方法が知られ
ている。
【0006】さらに、ゴーストの遅延時間や振幅を正確
に検出するのに必要な信号を放送局から送信する検討が
進められ、通常の映像信号の垂直帰線期間内にゴースト
除去制御用の基準信号を挿入することに関し、1987
年10月19日発行の日経エレクトロニクス第213頁
から第225頁の「テレビ信号にゴースト・キャンセラ
制御用基準信号を挿入して放送」と言う論文に示されて
いる。さらに、その論文では、遅延素子群からの信号を
利得極性調整する、いわゆる、トランスバーサルフィル
タのタップ係数を制御するアルゴリズムについても示さ
れている。
【0007】このように、従来のテレビジョン受信機等
では、ゴーストを除去するためにゴースト除去回路が用
いられていた。
【0008】しかし、この様なゴースト除去回路を用い
たテレビジョン受信機等では、ゴーストにより、検波回
路の検波出力に波形歪みを受けると、ゴースト除去回路
のゴースト除去性能を最大限に発揮できないことがあっ
た。
【0009】そこで、これを解決する方法として、テレ
ビジョン受信機等の検波回路で、その内部にある搬送波
再生回路(フェーズ・ロックド・ループ回路(以下、P
LL回路と言う)で構成される)の応答特性を十分遅く
することにより、前述の波形歪みを改善する方法が、例
えば、1989年テレビジョン学会の全国大会の発表番
号11−3の「ゴースト妨害によるテレビジョン受信機
の検波歪みの改善」において提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、ゴースト除去回路のゴースト除去性能を最大限に
発揮させるため、テレビジョン受信機等の検波回路で、
PLL回路からなる搬送波再生回路の応答特性を十分に
遅くし、ゴーストによる検波出力波形の波形歪みを改善
していた。
【0011】しかし、この様にすると、次のような問題
があった。
【0012】テレビジョン受信機等の検波回路では、そ
の内部に、前述の搬送波再生回路の他、搬送波再生回路
と共に動作して検波出力を得る同期検波回路、搬送波再
生回路または同期検波回路の出力を用いて音声検波出力
を得るインタキャリア方式の音声検波回路などがあり、
簡易型のケーブル分配やVTRのRF出力などテレビジ
ョン信号の映像搬送波位相変動の多い場合、搬送波の位
相変動が映像検波出力の色副搬送波の位相変動を招いた
り、音声検波出力の雑音増加などを与えることがある。
【0013】即ち、テレビジョン受信機等の検波回路に
おける搬送波再生回路の応答特性を十分に遅くすること
で、テレビジョン放送など映像搬送波位相変動の少ない
場合には、受信機のゴーストによる検波出力波形の波形
歪みを改善してゴースト除去性能を最大限に発揮させる
が、逆に、映像搬送波位相変動の多い場合には、検波さ
れた映像信号や音声信号の品質を劣化させてしまう問題
も生じる。
【0014】また、テレビジョン受信機等の検波回路で
は、その内部に、前述の搬送波再生回路他、搬送波再生
回路と共に動作して検波出力を得る同期検波回路や、搬
送波再生回路または同期検波回路の出力を用いて映像信
号の中間周波数の誤差を検出し、その検出信号を制御信
号として局部発振回路に負帰還して自動周波数同調制御
(以下、AFTと言う)を行うAFT制御回路や、同期
検波回路の出力を用いて映像信号の振幅を検出し、その
検出信号を制御信号として高周波増幅回路などに負帰還
して自動利得制御(以下、AGCと言う)を行うAGC
制御回路があり、前述のように、搬送波再生回路の応答
特性を十分遅くした場合、AFT制御回路内のループフ
ィルタやAGC制御回路内のループフィルタの時定数を
大きくして、応答特性を遅くしないとAFTループやA
GCループが発振状態のような不安定な状態になる。A
FTループやAGCループがその様な状態になると、検
波回路は正常な検波出力が得られず、その結果その検波
出力を用いるゴースト除去回路が誤動作を起こす。
【0015】そこでAFT制御回路のループフィルタや
AGC制御回路内のループフィルタの時定数を大きく
し、AGC電圧をサンプルホールドして等価的にAGC
制御の時定数を大きくしたりして、応答特性を遅くする
が、そのようにすると今度は、選局動作自体が遅くな
り、選局時間が長くなってしまう。
【0016】本発明の目的は、映像搬送波位相変動の多
い場合には、検波された映像信号や音声信号の品質を劣
化させず、映像搬送波位相変動の少ない場合には、選局
時間が長くなったりすることがなく、ゴースト除去回路
のゴースト除去性能を最大限に発揮できるテレビジョン
受信機及びテレビジョン受信チューナを提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、受信して得られた信号より映像搬送
波を再生する搬送波再生手段と、受信して得られた前記
信号と再生された前記映像搬送波とから映像信号を含む
信号を検波する同期検波手段とを含む複数の検波手段
と、前記検波手段から出力された映像信号を選択する切
替手段と、前記切替手段の出力信号からゴーストを除去
するゴースト除去手段と、受信している映像信号の品質
を検出する信号品質検出手段と、前記信号品質検出手段
の出力に応じて前記切替手段を制御する切替制御手段と
を設け、各検波手段に含まれる前記搬送波再生手段の応
答特性がそれぞれ互いに異なるようにした。
【0018】
【作用】本発明では、信号品質検出手段によって、受信
している映像信号の品質を検出し、切替制御手段と切替
手段によって、映像搬送波位相変動の大小に応じて、搬
送波再生手段の応答特性の遅い方の検波手段で得られた
映像信号と速い方の検波手段で得られた映像信号とを択
一的に選択してゴースト除去手段に加えることができる
ので、映像搬送波位相変動の少ない場合には、ゴースト
除去手段の入力信号はゴーストによる波形歪みを受ける
ことが少なく、ゴースト除去手段のゴースト除去性能を
最大限に発揮させることができ、映像搬送波位相変動の
多い場合には、ゴースト除去手段の出力である映像信号
の品質を劣化させることも無い。
【0019】一方、音声信号検波、AFT制御、AGC
制御を前記搬送波再生手段の応答特性の速い方の検波手
段から行うので、音声信号の品質を劣化させたり、選局
動作を遅くさせることも無い。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明の一実施例を示すテレビジョン受信機のブロ
ック図を図1に示す。
【0021】図1において、101はアンテナ、102
は高周波増幅回路、103は周波数変換回路、104は
ナイキストフィルタ、105は局部発振回路、106は
選局制御回路、107は第一の映像検波回路、108は
第二の映像検波回路、109は切替回路、110はゴー
スト除去回路、111は切替制御回路、112は信号品
質検出手段の一例である搬送波ジッタ検出回路、113
は映像信号出力端子、114は音声信号検波回路、11
5は音声信号出力端子、121a、121bは位相検波
回路、122a、122bはLPF、123a、123
bは電圧制御形発振回路、124a、124bは−π/
4移相回路、125a、125bはπ/4移相回路、1
26a、126bは同期検波回路、127a、127b
はロック検出回路、131a、131b、132a、1
32b、133a、133bは抵抗、134a、134
bは容量、135a、135bはスイッチ、141はフ
ィルタ、142は整流回路、143は比較回路である。
【0022】アンテナ101より入力したテレビジョン
信号は高周波増幅回路102で増幅され、周波数変換回
路103において局部発振回路105からの信号で周波
数変換される。この時、選局は選局制御回路106によ
り局部発振回路105の信号周波数を変換して行われ
る。
【0023】次に、周波数変換回路103から出力され
た信号は、ナイキストフィルタ104に入力され、そこ
で必要帯域が抽出される。ナイキストフィルタ104か
ら出力された信号イは二分岐され、第一及び第二の映像
検波回路107、108に入力される。
【0024】第一の映像検波回路107では、まず、入
力された信号イは位相検波回路121a、LPF122
a、電圧制御形発振回路123a、−π/4移相回路1
24aで構成されるPLL回路に入力され、そこで信号
イから映像信号搬送波が再生される。そして、その再生
された映像搬送波はπ/4移相回路125aを介して同
期検波回路126aに入力され、そこで信号イは同期検
波されて、検波出力を得る。その検波出力を映像信号ロ
として出力される。
【0025】この際、ロック検出回路127aで、同期
検波回路126aの出力が正常、すなわち、搬送波を再
生するPLL回路がロックしているか否かを検出して、
ロック検出されるとスイッチ135aを短絡する。ロッ
ク以前は、抵抗131aと容量134aおよび抵抗13
2aと抵抗133aでLPFの時定数が決まり、応答特
性の早い引込み範囲の広いPLL回路である。ロック検
出されスイッチ135aが短絡されると、抵抗131a
と容量134aおよび抵抗132aでLPFの時定数が
決まり、応答特性が遅くなり再生される搬送波が安定す
る。この時点でのLPFの時定数がτ1である。
【0026】次に、同期検波回路126aの検波出力を
映像信号ロとして出力されるとともに、BPF128a
に入力され、BPF128aによって、4.5MHzに
周波数変換されたテレビジョン信号の音声搬送波が取り
出され、信号ハとして出力される。そして、この信号ハ
は、音声検波回路114に入力され、そこでFM検波さ
れ、音声信号出力端子115に音声信号が得られる。
【0027】一方、第二の映像検波回路108では、入
力された信号イは位相検波回路121b、LPF122
b、電圧制御形発振回路123b、−π/4移相回路1
24bで構成されるPLL回路に入力され、そこで信号
イから映像信号搬送波が再生される。そして、再生され
た映像搬送波はπ/4移相回路125bを介して同期検
波回路126bに入力され、そこで信号イは同期検波さ
れて、検波出力を得る。その検波出力を映像信号ニとし
て出力される。
【0028】この際、同期検波回路126aと同様に、
ロック検出回路127bで、同期検波回路126bの出
力が正常、すなわち、搬送波を再生するPLL回路がロ
ックしているか否かを検出して、ロック検出されるとス
イッチ135bを短絡するが、ロック検出されスイッチ
135bが短絡された後のLPF122bの時定数τ2
はLPF122aの時定数より大きくすることで、さら
に再生された搬送波を安定にして、ゴースト除去回路の
性能を最大限に発揮させることができる。
【0029】次に、第一の映像検波回路107で得られ
た映像信号ロと第二の映像検波回路108で得られた映
像信号ニは、切替回路109に入力され、切替制御回路
111によって映像信号ロとニのどちらかが選択され
て、ゴースト除去回路110に入力され、そこでゴース
トが除去され、映像信号出力端子113より出力され、
映像信号出力端子113に接続されるディスプレイなど
の表示機器(図示せず)に入力される。その結果、その
表示機器によって、ゴーストの除去された映像を鑑賞す
ることができる。
【0030】第二の映像検波回路108におけるLPF
122bの時定数τ2は、第一の映像検波回路107に
おけるLPF122aの時定数τ1よりも大きくなって
いる。即ち、第二の映像検波回路108における搬送波
再生回路としてのPLL回路の応答特性は、第一の映像
検波回路107における搬送波再生回路としてのPLL
回路の応答特性よりも遅くなっているので、第二の映像
検波回路108における搬送波再生回路の応答特性は遅
く、第二の映像検波回路108の検波出力である映像信
号ニは、ゴーストによる波形歪みを受けることが少な
く、従って、その映像信号ニをゴースト除去回路110
に入力させることにより、ゴースト除去回路の性能を最
大限に発揮させることができる。
【0031】本実施例では、信号品質検出手段の一例と
して、搬送波ジッタ検出回路112を設けた。映像検波
回路のPLL回路が、それを構成する位相検波回路で映
像搬送波との位相誤差を検出し、LPFで誤差信号の低
周波成分を取り出して電圧制御形発振回路に負帰還する
ことでできていることを利用して、位相検波回路の出力
から映像搬送波の位相変動を検出することができる。搬
送波ジッタ検出回路112は、フィルタ141、整流回
路142、比較回路143で構成し、位相検波回路12
1bの出力からフィルタ141で位相変動による交流成
分を取り出し、整流回路142で整流し、比較回路14
3である値Aとの比較を行ない、ある値Aを超えた場合
には映像搬送波の位相変動が多いと判断して切替制御回
路111を介して切替回路109を映像信号ロを選択さ
せ、ある値Aを超えない場合には映像搬送波の位相変動
が少ないと判断して映像信号ニを選択させる。
【0032】その結果、映像搬送波位相変動の少ない場
合には、時定数τ2の搬送波再生回路の応答特性の遅い
方の第二の映像検波回路108で得られた映像信号がゴ
ースト除去回路110に加え、映像搬送波位相変動の多
い場合には、時定数τ1の搬送波再生回路の応答特性の
速い方の第一の映像検波回路107で得られた映像信号
がゴースト除去回路110に加えることができる。な
お、図1では、位相検波回路121bの出力から位相変
動を検出したが、位相検波回路121aからでも位相変
動の周波数帯域などの差はあるが検出は可能である。
【0033】また、音声検波回路114も、第一の映像
検波回路107から出力された映像信号ニを持ちいて、
FM検波して音声信号を得ているため、選局しても、選
局後直ぐに音声信号を得ることができる。
【0034】さらに、AGC制御を第一の映像検波回路
107から高周波増幅回路102に制御し、AFT制御
を第一の映像検波回路107から局部発振回路105に
制御する。
【0035】以上のように、本実施例によれば、信号品
質検出手段の一例である搬送波ジッタ検出回路112に
よって、受信している映像搬送波位相変動を検出し、切
替制御回路111と切替回路109によって、映像搬送
波位相変動の少ない場合には、時定数τ2の搬送波再生
回路の応答特性の遅い方の第二の映像検波回路108で
得られた映像信号がゴースト除去回路110に加えられ
るので、ゴースト除去回路110の入力信号はゴースト
による波形歪みを受けることが少なく、ゴースト除去性
能を最大限に発揮させることができる効果があり、映像
搬送波位相変動の多い場合には、時定数τ1の搬送波再
生回路の応答特性の速い方の第一の映像検波回路107
で得られた映像信号がゴースト除去回路110に加えら
れるので、ゴースト除去回路110の出力である映像信
号の品質を劣化させることが少ない効果がある。
【0036】また、音声信号再生に第一の映像検波回路
107で得られた信号を用いているので、映像搬送波位
相変動に搬送波再生回路が追従し、4.5MHzに周波
数変換されたテレビジョン信号の音声搬送波には、その
映像搬送波位相変動が低減されて現われるので、音声信
号の品質を劣化させることが少ない。
【0037】さらに、AGC制御、AFT制御および音
声信号再生に第一の映像検波回路107を用いているの
で、選局時間が長くなったりすることなく、また、選局
しても、選局後、すぐに音声信号を得ることができる。
【0038】次に、本発明の第二の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図2に示す。201は信号
品質検出手段の一例である色副搬送波ジッタ検出回路、
202はカラーバースト抽出回路、203はフィルタ、
204は周波数検波回路、205は比較回路である。
【0039】本実施例が図1の実施例と異なる点は、映
像搬送波の位相変動が検波された映像信号の色副搬送波
の位相変動に変換されることを利用し、色副搬送波の基
準として映像信号に挿入されているカラーバーストをカ
ラーバースト抽出回路202で抽出してその周波数変動
を検出するもので、信号品質検出手段の一例として、色
副搬送波ジッタ検出回路201で構成したことにある。
【0040】映像信号ニからの映像信号のカラーバース
トをカラーバースト抽出回路202で抽出し、フィルタ
203でカラーバーストの帯域成分を取り出し、周波数
検波回路204で整流し、比較回路205である値Aと
の比較を行ない、ある値Aを超えた場合には映像搬送波
の位相変動が多いと判断して切替制御回路111を介し
て切替回路109を映像信号ロを選択させ、ある値Aを
超えない場合には映像搬送波の位相変動が少ないと判断
して映像信号ニを選択させる。
【0041】なお、図2では、映像信号ニから位相変動
を検出したが、色副搬送波ジッタ検出回路201は映像
信号ロからでも、位相変動の周波数帯域などの差はある
が、検出は可能である。
【0042】このように、本実施例によれば、信号品質
検出手段の一例である色副搬送波ジッタ検出回路201
によって、受信している映像搬送波位相変動を検出し、
切替制御回路111と切替回路109によって、映像搬
送波位相変動の少ない場合には、時定数τ2の搬送波再
生回路の応答特性の遅い方の第二の映像検波回路108
で得られた映像信号がゴースト除去回路110に加えら
れるので、ゴースト除去回路110の入力信号はゴース
トによる波形歪みを受けることが少なく、ゴースト除去
性能を最大限に発揮させることができ、映像搬送波位相
変動の多い場合には、時定数τ1の搬送波再生回路の応
答特性の速い方の第一の映像検波回路107で得られた
映像信号がゴースト除去回路110に加えられるので、
ゴースト除去回路110の出力である映像信号の品質を
劣化させることが少ない。
【0043】また、図1と同様に、音声信号再生に第一
の映像検波回路107で得られた信号を用いているの
で、映像搬送波位相変動に搬送波再生回路が追従し、
4.5MHzに周波数変換されたテレビジョン信号の音
声搬送波には、その映像搬送波位相変動が低減されて現
われるので、音声信号の品質を劣化させることが少な
く、AGC制御、AFT制御および音声信号再生に第一
の映像検波回路107を用いているので、選局時間が長
くなったりすることなく、また、選局しても、選局後、
すぐに音声信号を得ることができる。
【0044】次に、本発明の第三の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図3に示す。301は切替
制御回路である。
【0045】本実施例が図1の実施例と異なる点は、同
期検波回路126bの出力が正常、すなわち、搬送波を
再生するPLL回路がロックしているか否かを検出する
ロック検出回路127bの出力信号と、搬送波ジッタ検
出回路112の出力信号に応じて切替制御回路301
で、切替回路109を制御する構成にしたことにある。
【0046】第二の映像検波回路108で得られた映像
信号ニが安定で、かつ搬送波ジッタ検出回路で映像搬送
波の位相変動が少ないと検出された場合に、切替回路1
09によって映像信号ニを選択させる。
【0047】本実施例によれば、映像搬送波の位相変動
が少ない場合で、第二の映像検波回路108で得られた
映像信号が安定したことを判断して、ゴースト除去回路
110に加えられるので、ゴースト除去回路110の入
力信号はゴーストによる波形歪みを受けることが少な
く、ゴースト除去性能を最大限に発揮させることができ
る。
【0048】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0049】次に、本発明の第四の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図4に示す。121cは位
相検波回路、122cはLPF、123cは電圧制御形
発振回路、124cは−π/4移相回路、125cはπ
/4移相回路、126cは検波回路、127cはロック
検出回路、131c、132c、133cは抵抗、13
4cは容量、135cはスイッチ、401は第三の映像
検波回路、402はスイッチ制御回路である。
【0050】本実施例が図1の実施例と異なる点は、映
像検波回路が一個であり、搬送波ジッタ検出回路112
とロック検出回路127cの出力をスイッチ制御回路4
02に加えることで、第三の映像検波回路401で映像
信号が得られ、映像搬送波の位相変動が少ない場合に、
スイッチ制御回路402によって、スイッチ135cを
接続して、LPF122cの時定数を大きくするもので
ある。
【0051】第三の映像検波回路401は、図1の第一
の映像検波回路107や第二の映像検波回路108と同
様に、位相検波回路121c、LPF122c、電圧制
御形発振回路123c、−π/4移相回路124cで構
成されるPLL回路で映像信号搬送波が再生され、その
再生された映像搬送波はπ/4移相回路125cを介し
て同期検波回路126cに入力され、そこで信号イが同
期検波されて、映像検波出力を得る。ロック検出回路1
27cで、同期検波回路126cの出力が正常すなわち
搬送波を再生するPLL回路がロックしているか否かを
検出して、ロックしたことを出力する。その出力と搬送
波ジッタ検出回路112との出力に応じて、すなわち、
PLL回路がロックし、かつ、映像搬送波の位相変動が
少ない場合に、スイッチ135cを短絡する。ロック以
前あるいは映像搬送波の位相変動が大きい場合には、抵
抗131cと容量134cおよび抵抗132cと抵抗1
33cでLPFの時定数が決まり、応答特性の早い引込
み範囲の広いPLL回路である。スイッチ135cが短
絡されると、抵抗131cと容量134cおよび抵抗1
32cでLPFの時定数が決まり、応答特性が遅くなり
再生される搬送波が安定する。
【0052】本実施例によれば、信号品質検出手段の一
例である搬送波ジッタ検出回路112で受信している映
像搬送波位相変動を検出し、ロック検出回路127cで
同期検波回路126cの搬送波を再生するPLL回路が
ロックしているかどうかを検出して、スイッチ制御回路
402でスイッチ135cを制御して、PLL回路がロ
ックし映像搬送波位相変動の少ない場合には、搬送波再
生回路の応答特性を遅くした第三の映像検波回路401
の出力である映像信号がゴースト除去回路110に加え
られるので、映像信号はゴーストによる波形歪みを受け
ることが少なく、ゴースト除去性能を最大限に発揮させ
ることができ、映像搬送波位相変動の多い場合には、搬
送波再生回路の応答特性を遅くしていない第三の映像検
波回路401の出力である映像信号がゴースト除去回路
110に加えられるので、ゴースト除去回路110の出
力である映像信号の品質を劣化させることが少ない。
【0053】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0054】次に、本発明の第五の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図5に示す。121dは位
相検波回路、122dはLPF、123dは電圧制御形
発振回路、124dは−π/4移相回路、125dはπ
/4移相回路、126dは検波回路、127dはロック
検出回路、501は第四の映像検波回路、502はスイ
ッチ制御回路、531、532、533、534は抵
抗、535は容量、536、537はスイッチである。
【0055】本実施例が図1の実施例と異なる点は、映
像検波回路が一個であり、搬送波ジッタ検出回路112
とロック検出回路127dの出力をスイッチ制御回路5
02に加えることで、第四の映像検波回路501で映像
信号が得られたことと映像搬送波の位相変動の大小に応
じて、スイッチ制御回路502によって、スイッチ53
6、537を同じ、あるいは、別々に接続して、LPF
122dの時定数を段階的に大きくするものである。
【0056】第四の映像検波回路501は、図1の第一
の映像検波回路107や第二の映像検波回路108ある
いは第三の映像検波回路401と同様に、位相検波回路
121d、LPF122d、電圧制御形発振回路123
d、−π/4移相回路124dで構成されるPLL回路
で映像信号搬送波が再生され、その再生された映像搬送
波はπ/4移相回路125dを介して同期検波回路12
6dに入力され、そこで信号イが同期検波されて、映像
検波出力を得る。ロック検出回路127dで、同期検波
回路126dの出力が正常、すなわち、搬送波を再生す
るPLL回路がロックしているか否かを検出して、ロッ
クしたことを出力する。その出力と搬送波ジッタ検出回
路112との出力に応じて、スイッチ536、537を
適宜短絡する。
【0057】スイッチ536、537の切り替え方法と
して、例えば、ロック以前は、スイッチ536、537
を開放として、抵抗531と容量535および抵抗53
2と抵抗534でLPFの時定数が決まり、応答特性の
一番早く一番引込み範囲の広いPLL回路とし、スイッ
チ536が短絡されると、抵抗531と容量535およ
び抵抗532と抵抗533でLPFの時定数が決まり、
応答特性の次に早く引込み範囲の次に広いPLL回路と
し、スイッチ537が短絡されると、抵抗531と容量
535および抵抗532でLPFの時定数が決まり、応
答特性が遅くなる。
【0058】本実施例によれば、ロック検出回路127
dで同期検波回路126dの搬送波を再生するPLL回
路がロックしているかどうかを検出して、スイッチ制御
回路502でスイッチ536、537を制御して、PL
L回路がロックするまでは、スイッチ536、537を
ともに開放して搬送波再生回路の応答特性を一番早く
し、信号品質検出手段の一例である搬送波ジッタ検出回
路112で受信している映像搬送波位相変動を検出し、
映像搬送波位相変動が多い場合にはスイッチ536のみ
を短絡して搬送波再生回路の応答特性を次の早さにし、
映像搬送波位相変動が少ない場合には搬送波再生回路の
応答特性を遅くして、映像検波回路501の出力である
映像信号がゴースト除去回路110に加えられるので、
映像搬送波位相変動に応じてゴースト除去性能を最大限
に発揮させることができる。
【0059】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0060】次に、本発明の第六の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図6に示す。601はAG
C特性切替回路、602はAFT特性切替回路、603
は切替制御回路である。
【0061】本実施例が図4の実施例と異なる点は、切
替制御回路603に応じてAGC特性切替回路601あ
るいはAFT特性切替回路602を制御することで、A
GC制御およびAFT制御の応答特性を、第三の映像検
波回路401の搬送波再生用のPLL回路のロック状態
や映像搬送波の位相変動の大小に応じて変更することで
ある。
【0062】ロック検出回路127cの出力や搬送波ジ
ッタ検出回路112の出力が切替制御回路603に加え
られ、その出力でAGC特性切替回路601あるいはA
FT特性切替回路602を制御するので、選局動作時な
どで、第三の映像検波回路401の搬送波再生用のPL
L回路がロックしていない間は、AGC特性切替回路6
01あるいはAFT特性切替回路602によって、AG
CやAFTの応答特性を早くして、選局動作を速やかに
し、PLL回路がロックして映像搬送波位相変動が少な
い場合にはAGCやAFTの応答特性も遅くして、ゴー
スト除去性能を最大限に発揮させることができる。
【0063】本実施例によれば、切替制御回路603に
応じてAGC特性切替回路601あるいはAFT特性切
替回路602を制御することができるので、選局時間が
長くなったりすることがなく、ゴースト除去性能を最大
限に発揮させることができる。
【0064】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0065】また、本実施例では、図4の実施例に、A
GC特性切替回路601、AFT特性切替回路602あ
るいは切替制御回路603を設けた実施例を示したが、
その他、図1、図2、図3あるいは図5に、AGC特性
切替回路601、AFT特性切替回路602あるいは切
替制御回路603を設けても同等の効果を得ることがで
きる。
【0066】本発明の一実施例を示すテレビジョン受信
チューナのブロック図を図7に示す。701は映像信号
出力端子である。
【0067】本実施例が図1の実施例と異なる点は、ゴ
ースト除去回路110を削除し、第一の映像検波回路1
07で得られた映像信号ロと第二の映像検波回路108
で得られた映像信号ニが切替回路109に入力され、切
替制御回路111によって映像信号ロとニのどちらかが
選択されて、映像信号出力端子701に出力されること
である。
【0068】本実施例では、信号品質検出手段の一例で
ある搬送波ジッタ検出回路112によって、受信してい
る映像搬送波位相変動を検出し、切替制御回路111と
切替回路109によって、映像搬送波位相変動の少ない
場合には、時定数τ2の搬送波再生回路の応答特性の遅
い方の第二の映像検波回路108で得られた映像信号が
映像信号出力端子701に出力され、ゴーストによる波
形歪みを受けることが少なく、その出力にゴースト除去
装置を接続した場合でもゴースト除去性能を最大限に発
揮させることができる効果があり、映像搬送波位相変動
の多い場合には、時定数τ1の搬送波再生回路の応答特
性の速い方の第一の映像検波回路107で得られた映像
信号が映像信号出力端子701に出力されるので、映像
信号の品質を劣化させることが少ない効果がある。
【0069】また、音声信号再生に第一の映像検波回路
107で得られた信号を用いているので、映像搬送波位
相変動に搬送波再生回路が追従し、4.5MHzに周波
数変換されたテレビジョン信号の音声搬送波には、その
映像搬送波位相変動が低減されて現われるので、音声信
号の品質を劣化させることが少ない。
【0070】さらに、AGC制御、AFT制御および音
声信号再生に第一の映像検波回路107を用いているの
で、選局時間が長くなったりすることなく、また、選局
しても、選局後、すぐに音声信号を得ることができる。
【0071】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0072】本発明の第二の実施例を示すテレビジョン
受信チューナのブロック図を図8に示す。701は映像
信号出力端子である。
【0073】本実施例が図3の実施例と異なる点は、ゴ
ースト除去回路110を削除し、第一の映像検波回路1
07で得られた映像信号ロと第二の映像検波回路108
で得られた映像信号ニが切替回路109に入力され、切
替制御回路111によって映像信号ロとニのどちらかが
選択されて、映像信号出力端子701に出力されること
である。
【0074】本実施例が図7の実施例と異なる点は、同
期検波回路126bの出力が正常すなわち搬送波を再生
するPLL回路がロックしているか否かを検出するロッ
ク検出回路127bの出力信号と、搬送波ジッタ検出回
路112の出力信号に応じて切替制御回路301で、切
替回路109を制御する構成にしたことである。
【0075】第二の映像検波回路108で得られた映像
信号ニが安定で、かつ、搬送波ジッタ検出回路で映像搬
送波の位相変動が少ないと検出された場合に、切替回路
109によって映像信号ニを選択させる。
【0076】本実施例によれば、映像搬送波の位相変動
が少ない場合で、第二の映像検波回路108で得られた
映像信号が安定したことを判断して、映像信号出力端子
701に出力されるので、ゴーストによる波形歪みを受
けることが少なく、その出力にゴースト除去装置を接続
した場合でもゴースト除去性能を最大限に発揮させるこ
とができる効果がある。
【0077】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0078】本発明の第三の実施例を示すテレビジョン
受信チューナのブロック図を図9に示す。701は映像
信号出力端子である。
【0079】本実施例が図4の実施例と異なる点は、ゴ
ースト除去回路110を削除し、第三の映像検波回路4
01で得られた映像信号が、直接、映像信号出力端子7
01に出力されることであり、図7の実施例と異なる点
は、映像検波回路が一個であり、搬送波ジッタ検出回路
112とロック検出回路127cの出力をスイッチ制御
回路402に加えることで、第三の映像検波回路401
で映像信号が得られ、映像搬送波の位相変動が少ない場
合に、スイッチ制御回路402によって、スイッチ13
5cを接続して、LPF122cの時定数を大きくする
ものである。
【0080】本実施例によれば、信号品質検出手段の一
例である搬送波ジッタ検出回路112で受信している映
像搬送波位相変動を検出し、ロック検出回路127cで
同期検波回路126cの搬送波を再生するPLL回路が
ロックしているかを検出して、スイッチ制御回路402
でスイッチ135cを制御して、PLL回路がロックし
映像搬送波位相変動の少ない場合には、搬送波再生回路
の応答特性を遅くした第三の映像検波回路401の出力
である映像信号が映像信号出力端子701に出力される
ので、ゴーストによる波形歪みを受けることが少なく、
その出力にゴースト除去装置を接続した場合でもゴース
ト除去性能を最大限に発揮させることができる効果があ
り、映像搬送波位相変動の多い場合には、搬送波再生回
路の応答特性を遅くしていない第三の映像検波回路40
1の出力である映像信号が映像信号出力端子701に出
力されるので、映像信号の品質を劣化させることが少な
い効果がある。
【0081】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0082】次に、本発明の第四の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図10に示す。701は映
像信号出力端子である。
【0083】本実施例が図5の実施例と異なる点は、ゴ
ースト除去回路110を削除し、第四の映像検波回路5
01で得られた映像信号が、直接、映像信号出力端子7
01に出力されることであり、図7の実施例と異なる点
は、映像検波回路が一個であり、搬送波ジッタ検出回路
112とロック検出回路127dの出力をスイッチ制御
回路502に加えることで、第四の映像検波回路501
で映像信号が得られたことと映像搬送波の位相変動の大
小に応じて、スイッチ制御回路502によって、スイッ
チ536、537を同じあるいは別々に接続して、LP
F122dの時定数を段階的に大きくするものである。
【0084】本実施例によれば、ロック検出回路127
dで同期検波回路126dの搬送波を再生するPLL回
路がロックしているかを検出して、スイッチ制御回路5
02でスイッチ536、537を制御して、PLL回路
がロックするまでは、スイッチ536、537をともに
開放として搬送波再生回路の応答特性を一番早くし、信
号品質検出手段の一例である搬送波ジッタ検出回路11
2で受信している映像搬送波位相変動を検出し、映像搬
送波位相変動が多い場合にはスイッチ536のみを短絡
して搬送波再生回路の応答特性を次の早さにし、映像搬
送波位相変動が少ない場合には搬送波再生回路の応答特
性を遅くして、映像検波回路501の出力である映像信
号が映像信号出力端子701に出力されるので、ゴース
トによる波形歪みを受けることが少なく、その出力にゴ
ースト除去装置を接続した場合でも、映像搬送波位相変
動に応じてゴースト除去性能を最大限に発揮させること
ができる効果がある。
【0085】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いて
も、同様の効果が得られる。
【0086】次に、本発明の第五の実施例を示すテレビ
ジョン受信機のブロック図を図11に示す。701は映
像信号出力端子である。
【0087】本実施例が図6の実施例と異なる点は、ゴ
ースト除去回路110を削除し、第三の映像検波回路4
01で得られた映像信号が直接、映像信号出力端子70
1に出力されることであり、図9の実施例と異なる点
は、切替制御回路603に応じてAGC特性切替回路6
01あるいはAFT特性切替回路602を制御すること
で、AGC制御およびAFT制御の応答特性を、第三の
映像検波回路401の搬送波再生用のPLL回路のロッ
ク状態や映像搬送波の位相変動の大小に応じて変更する
ことである。
【0088】ロック検出回路127cの出力や搬送波ジ
ッタ検出回路112の出力が切替制御回路603に加え
られ、その出力でAGC特性切替回路601あるいはA
FT特性切替回路602を制御するので、選局動作時な
どで、第三の映像検波回路401の搬送波再生用のPL
L回路がロックしていない間は、AGC特性切替回路6
01あるいはAFT特性切替回路602によって、AG
CやAFTの応答特性を早くして、選局動作を速やかに
し、PLL回路がロックして映像搬送波位相変動が少な
い場合にはAGCやAFTの応答特性も遅くして、ゴー
スト除去性能を最大限に発揮させることができる。
【0089】本実施例によれば、切替制御回路603に
応じてAGC特性切替回路601あるいはAFT特性切
替回路602を制御することができるので、選局時間が
長くなったりすることなく、ゴースト除去性能を最大限
に発揮させることができる。
【0090】本実施例では、図1の実施例と同様に、信
号品質検出手段の一例として搬送波ジッタ検出回路11
2を用いたが、図2の実施例の様に信号品質検出手段の
一例として色副搬送波ジッタ検出回路201を用いても
同様の効果が得られる。
【0091】また、本実施例では、図9の実施例に、A
GC特性切替回路601、AFT特性切替回路602あ
るいは切替制御回路603を設けた実施例を示したが、
その他、図7、図8あるいは図10に、AGC特性切替
回路601、AFT特性切替回路602あるいは切替制
御回路603を設けても同等の効果を得ることができ
る。
【0092】なお、以上の各実施例において用いた、選
局制御回路106、切替制御回路111、301、60
3あるいはスイッチ制御回路402、502は、マイク
ロコンピュータなどの制御回路で構成して、プログラム
によって制御するようにしても同様の効果が得られる。
【0093】また、以上の各実施例で、信号品質検出手
段の一例として搬送波ジッタ検出回路112や色副搬送
波ジッタ検出回路201を用いたが、信号品質検出を自
動ではなく画像を見ている人が判断して、外部スイッチ
など外部信号入力手段を用いて、切替制御回路111、
301、603あるいはスイッチ制御回路402、50
2を制御するようにしても同様の効果が得られる。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、信号品質検出手段によ
って、受信している映像信号の品質を検出し、切替制御
手段と切替手段によって、映像搬送波位相変動の大小に
応じて、搬送波再生手段の応答特性の遅い方の検波手段
で得られた映像信号と速い方の検波手段で得られた映像
信号とを択一的に選択してゴースト除去手段に加えるこ
とができるので、映像搬送波位相変動の少ない場合に
は、ゴースト除去手段の入力信号はゴーストによる波形
歪みを受けることが少なく、ゴースト除去手段のゴース
ト除去性能を最大限に発揮させることができ、映像搬送
波位相変動の多い場合には、ゴースト除去手段の出力で
ある映像信号の品質を劣化させることも無い。
【0095】一方、音声信号検波、AFT制御、AGC
制御を前記搬送波再生手段の応答特性の速い方の検波手
段から行うので、音声信号の品質を劣化させたり、選局
動作を遅くさせることも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテレビジョン受信機を示す
ブロック図、
【図2】本発明の第二の実施例のテレビジョン受信機を
示すブロック図、
【図3】本発明の第三の実施例のテレビジョン受信機を
示すブロック図、
【図4】本発明の第四の実施例のテレビジョン受信機を
示すブロック図、
【図5】本発明の第五の実施例のテレビジョン受信機を
示すブロック図、
【図6】本発明の第六の実施例のテレビジョン受信機を
示すブロック図、
【図7】本発明の一実施例のテレビジョン受信チューナ
を示すブロック図、
【図8】本発明の第二の実施例のテレビジョン受信チュ
ーナを示すブロック図、
【図9】本発明の第三の実施例のテレビジョン受信チュ
ーナを示すブロック図、
【図10】本発明の第四の実施例のテレビジョン受信チ
ューナを示すブロック図、
【図11】本発明の第五の実施例のテレビジョン受信チ
ューナを示すブロック図。
【符号の説明】
101…アンテナ、 102…高周波増幅回路、 103…周波数変換回路、 104…ナイキストフィルタ、 105…局部発振回路、 106…選局制御回路、 107…第一の映像検波回路、 108…第二の映像検波回路、 109…切替回路、 110…ゴースト除去回路、 111…切替制御回路、 112…搬送波ジッタ検出回路、 113…映像信号出力端子、 114…音声信号検波回路、 115…音声信号出力端子、 121a、121b…位相検波回路、 122a、122b…LPF、 123a、123b…電圧制御形発振回路、 124a、124b…−π/4移相回路、 125a、125b…π/4移相回路、 126a、126b…検波回路、 127a、127b…ロック検出回路、 135a、135b…スイッチ、 141、142…整流回路、 143…比較回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 敏幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松本 智三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所横浜工場内 (72)発明者 西沢 貞夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地日立 ビデオエンジニアリング株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信して得られた信号より映像搬送波を再
    生する搬送波再生手段と、前記信号と再生された前記映
    像搬送波とから映像信号を検波する同期検波手段とを含
    む複数の映像検波手段と、前記映像信号の品質を検出す
    る信号品質検出手段と、前記映像検波手段で検波して得
    られた複数の映像信号を入力して前記信号品質検出手段
    の出力に応じてそれらのうちの一つを選択して出力する
    切替手段と、前記切替手段の出力信号からゴーストを除
    去するゴースト除去手段とを含み、前記搬送波再生手段
    の応答特性がそれぞれ互いに異なることを特徴とするテ
    レビジョン受信機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記信号品質検出手段
    として、前記映像検波手段の何れかの検波出力である映
    像信号の色副搬送波の位相変動の大小で受信している映
    像信号の品質を検出するテレビジョン受信機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記信号品質検出手段
    として、前記映像検波手段の何れかの搬送波再生手段で
    の映像搬送波の位相変動の大小を検出することで受信し
    ている映像信号の品質を検出するテレビジョン受信機。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記信号品質検出手段
    として、外部スイッチなど外部入力手段からの信号を用
    いて、画像をみる人が判断した状況によって、受信して
    いる映像信号の品質を検出するテレビジョン受信機。
  5. 【請求項5】請求項2,3または4において、前記搬送
    波再生手段の応答特性の速い方の検波手段において得ら
    れた信号を選局動作及び/または音声検波手段のために
    用いるテレビジョン受信機。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
    前記搬送波再生手段の応答特性が遅い方の検波手段にお
    いて得られる映像信号が安定するまでの期間は、前記切
    替手段により、前記搬送波再生手段の応答特性が速い方
    の検波手段において得られた映像信号を選択して前記ゴ
    ースト除去手段に加え、その後は、前記切替手段によ
    り、前記搬送波再生手段の応答特性が遅い方の検波手段
    で得られた映像信号を選択して前記ゴースト除去手段に
    加えるテレビジョン受信機。
  7. 【請求項7】受信して得られた信号より映像搬送波を再
    生する搬送波再生手段と、前記信号と再生された前記映
    像搬送波とから映像信号を検波する同期検波手段と、前
    記映像信号の品質を検出する信号品質検出手段と、前記
    信号品質検出手段の出力に応じて前記搬送波再生手段の
    応答特性を切り替える応答特性切替手段と、前記同期検
    波手段の出力信号からゴーストを除去するゴースト除去
    手段とを含むことを特徴とするテレビジョン受信機。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記信号品質検出手段
    として、前記映像検波手段の検波出力である映像信号の
    色副搬送波の位相変動の大小で受信している映像信号の
    品質を検出するテレビジョン受信機。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記信号品質検出手段
    として、前記搬送波再生手段での映像搬送波の位相変動
    の大小を検出することで受信している映像信号の品質を
    検出するテレビジョン受信機。
  10. 【請求項10】請求項7において、前記信号品質検出手
    段として、外部スイッチなど外部入力手段からの信号を
    用いて、画像をみる人が判断した状況によって、受信し
    ている映像信号の品質を検出するテレビジョン受信機。
  11. 【請求項11】受信して得られた信号より映像搬送波を
    再生する搬送波再生手段と、前記信号と再生された前記
    映像搬送波とから映像信号を検波する同期検波手段とを
    含む複数の映像検波手段と、受信している映像信号の品
    質を検出する信号品質検出手段と、前記映像検波手段で
    検波して得られた複数の映像信号を入力して前記信号品
    質検出手段の出力に応じてそれらのうちの一つを選択し
    て出力する切替手段とを含み、前記搬送波再生手段の応
    答特性がそれぞれ互いに異なることを特徴とするテレビ
    ジョン受信チューナ。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記信号品質検出
    手段として、前記映像検波手段の何れかの検波出力であ
    る映像信号の色副搬送波の位相変動の大小で受信してい
    る映像信号の品質を検出するテレビジョン受信チュー
    ナ。
  13. 【請求項13】請求項11において、前記信号品質検出
    手段として、前記映像検波手段の何れかの搬送波再生手
    段での映像搬送波の位相変動の大小を検出することで受
    信している映像信号の品質を検出するテレビジョン受信
    チューナ。
  14. 【請求項14】請求項11において、前記信号品質検出
    手段として、外部スイッチなど外部入力手段からの信号
    を用いて、画像をみる人が判断した状況によって、受信
    している映像信号の品質を検出するテレビジョン受信チ
    ューナ。
  15. 【請求項15】請求項11,12,13または14にお
    いて、前記搬送波再生手段の応答特性の速い方の検波手
    段において得られた信号を選局動作及び/または音声検
    波手段のために用いるテレビジョン受信チューナ。
  16. 【請求項16】請求項11,12,13,14または1
    5において、前記搬送波再生手段の応答特性が遅い方の
    検波手段において得られる映像信号が安定するまでの期
    間は、前記切替手段により、前記搬送波再生手段の応答
    特性が速い方の検波手段で得られた映像信号を選択して
    前記ゴースト除去手段に加え、その後は、前記切替手段
    により、前記搬送波再生手段の応答特性が遅い方の検波
    手段で得られた映像信号を選択して前記ゴースト除去手
    段に加えるテレビジョン受信チューナ。
  17. 【請求項17】受信して得られた信号より映像搬送波を
    再生する搬送波再生手段と、前記信号と再生された前記
    映像搬送波とから映像信号を検波する同期検波手段と、
    受信している映像信号の品質を検出する信号品質検出手
    段と、前記信号品質検出手段の出力に応じて前記搬送波
    再生手段の応答特性を切り替える応答特性切替手段とを
    含むことを特徴とするテレビジョン受信チューナ。
  18. 【請求項18】請求項17において、前記信号品質検出
    手段として、前記映像検波手段の検波出力である映像信
    号の色副搬送波の位相変動の大小で受信している映像信
    号の品質を検出するテレビジョン受信チューナ。
  19. 【請求項19】請求項17において、前記信号品質検出
    手段として、前記搬送波再生手段での映像搬送波の位相
    変動の大小を検出することで受信している映像信号の品
    質を検出するテレビジョン受信チューナ。
  20. 【請求項20】請求項16において、前記信号品質検出
    手段として、外部スイッチなど外部入力手段からの信号
    を用いて、画像をみる人が判断した状況によって、受信
    している映像信号の品質を検出するテレビジョン受信チ
    ューナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001103394A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送受信装置
US7643099B2 (en) 2002-10-07 2010-01-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Television system with controlled tuning

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