JPH05336334A - ファクシミリ同報装置 - Google Patents

ファクシミリ同報装置

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JPH05336334A
JPH05336334A JP4152972A JP15297292A JPH05336334A JP H05336334 A JPH05336334 A JP H05336334A JP 4152972 A JP4152972 A JP 4152972A JP 15297292 A JP15297292 A JP 15297292A JP H05336334 A JPH05336334 A JP H05336334A
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JP
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facsimile
modem
signal
image data
communication
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Isamu Ozawa
勇 小澤
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Canon Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/327Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor
    • H04N1/32797Systems adapted to communicate over more than one channel, e.g. via ISDN
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/327Initiating, continuing or ending a single-mode communication; Handshaking therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリモデムが1つであっても同時同
報通信を可能とするファクシミリ同報装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ファクシミリモデムとファクシミリ制御信号
用モデム受信器またはファクシミリ制御信号用モデムと
を設け、ファクシミリ同報送信の際には、制御信号の受
信または送受信については各同報先毎にファクシミリ制
御信号用モデム受信器またはファクシミリ制御信号用モ
デムを回線に接続して受信または送受信を行い、その他
の信号についてはファクシミリモデムを同報先全ての回
線に接続して同時に通信を行うことから、同時同報する
同報先ファクシミリ装置の台数よりも少数のファクシミ
リモデムを使用して同時同報通信を行うことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ同報装置
に関し、特に複数の相手先に同時に同報送信することが
できるファクシミリ同報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の相手に同時に同報送信
を行うことができるファクシミリ同報装置として、図6
に示すような構成のものが存在する。
【0003】同図において、ファクシミリ同報装置90
1は、このファクシミリ同報装置901の全体を制御す
るCPU902と、画像データの保持等を行うRAM9
03と、制御プログラム等を記憶しているROM904
と、ファクシミリ通信のプロトコル処理等に使用するタ
イマ905と、ファクシミリ通信用のモデム906〜9
09と、CPU902の制御のもとで網制御を行ってモ
デムを電話網914に接続するための局線インターフェ
ース910〜913とを有する。また、電話網914に
は、ファクシミリ装置915〜919が接続されてい
る。
【0004】ここでファクシミリ装置915から同報す
るための画像データを電話網914を介してファクシミ
リ同報装置901に送信した場合、ファクシミリ同報装
置901は、例えば局線インタフェース910、ファク
シミリモデム906を通して画像データを受信して、C
PU902の制御のもと、同報する画像データをRAM
903に蓄積する。
【0005】次に、蓄積している画像データをファクシ
ミリ装置916〜919に同時同報する場合について説
明する。まず、ファクシミリ同報装置901のCPU9
02は、局線インタフェース910〜913にそれぞれ
ファクシミリ装置916〜919に発呼するように制御
する。
【0006】この結果、局線インタフェース910はフ
ァクシミリ装置916に接続され、局線インタフェース
911はファクシミリ装置917に接続され、局線イン
タフェース912はファクシミリ装置918に接続さ
れ、局線インタフェース913はファクシミリ装置91
9に接続される。そして、各ファクシミリ装置916〜
919からの応答に従って、CPU902はファクシミ
リモデム906〜909を通してRAM903に保持さ
れている同報すべき画像データを各ファクシミリ装置9
16〜919に送信する。
【0007】また、以上説明した装置のように、複数の
ファクシミリモデムをもたないファクシミリ同報装置と
しては、図7に示すような構成のものが存在する。
【0008】このファクシミリ同報装置は、図6の構成
からファクシミリモデム907〜909および局線イン
タフェース911〜913を除いたものである。この従
来例では、ファクシミリモデムが1つしか無いため、同
時同報を行うことができず、相手ファクシミリ装置91
6〜919の各々に回線を接続し直して同報画像データ
を送信していく順序同報を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示す従来例では、送信する画像データが同じであり
ながら同時同報する相手の数だけファクシミリモデムを
必要としており、高価なファクシミリモデムを多数使用
しなければならないという欠点があった。
【0010】また、上記図7に示す従来例では、ファク
シミリモデムを1個しか使用できないので、同時同報が
できないという欠点があった。
【0011】本発明は、1つのファクシミリモデムしか
もたない構成において、同時同報を行うことができるフ
ァクシミリ同報装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
通信手段と、ファクシミリモデムと、複数のファクシミ
リ制御信号用モデム受信器とを有し、ファクシミリ同報
送信に際して、制御信号の送信時には、上記ファクシミ
リモデムを同報先全ての回線に接続して同時に制御信号
を送信し、制御信号の受信時には、各同報先毎に上記フ
ァクシミリ制御信号用モデム受信器を回線に接続して制
御信号を受信し、画像データ送信時には、上記ファクシ
ミリモデムを同報先の全ての回線に接続して同時に画像
データを送信することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、ファクシミリ通信手段
と、ファクシミリモデムと、複数のファクシミリ制御信
号用モデムとを有し、ファクシミリ同報送信に際して、
制御信号の送受信時には、上記ファクシミリ制御信号用
モデムを回線に接続して制御信号の送受信を行い、画像
データ送信時には、上記ファクシミリモデムを同報先の
全ての回線に接続して同時に画像データを送信すること
を特徴とする。
【0014】さらに、本発明は、ファクシミリ通信手段
と、ファクシミリモデムと、同時同報先のファクシミリ
装置の数よりも少ない数のファクシミリ制御信号用モデ
ム受信器とを有し、ファクシミリ同報送信に際して、制
御信号の送信時には、上記ファクシミリモデムを同報先
全ての回線に接続して同時に制御信号を送信し、制御信
号の受信時には、同報先ファクシミリ装置の制御信号送
信および再送中に上記ファクシミリ制御信号用モデム受
信器を各回線に順次接続して制御信号を受信し、画像デ
ータ送信時には、上記ファクシミリモデムを同報先の全
ての回線に接続して同時に画像データを送信することを
特徴とする。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、本実施例で用いるファクシミリ
通信のプロトコルはG3モードとし、各信号名称もG3
のプロトコルを使用する。
【0016】同図において、ファクシミリ同報装置1
は、このファクシミリ同報装置1の全体を制御するCP
U2と、画像データの保持等を行うRAM3と、制御プ
ログラム等を記憶しているROM4と、ファクシミリ通
信のプロトコル処理等に使用するタイマ5と、ファクシ
ミリ画像信号および制御信号通信用のファクシミリモデ
ム6と、CCITT勧告V.21に基づくファクシミリ
制御信号受信用のV.21モデム受信器7〜10と、各
局線インターフェース15〜18と上記ファクシミリモ
デム6またはV.21モデム受信器7〜10との接続を
切り替えるスイッチ回路11〜14と、各モデム6〜1
0を電話網19に接続するための局線インターフェース
15〜18とを有する。また、電話網19には、ファク
シミリ装置20〜24が接続されている。
【0017】次に、本実施例における動作について、ま
ず、同報する画像データの受信について説明する。
【0018】例えばファクシミリ装置20からファクシ
ミリ装置21〜24に同報送信する画像を、電話網19
を介してファクシミリ同報装置1の局線インタフェース
15に送信する。ファクシミリ同報装置1のCPU2
は、局線インタフェース15により着信があることを検
出すると、スイッチ回路11を局線インタフェース15
とファクシミリモデム6が接続するように制御する。次
に、CPU2は、ファクシミリモデム6を介してファク
シミリ装置20とファクシミリ通信のプロトコルに基づ
いた通信を行って、ファクシミリ装置20より同報する
画像データを受信する。そして、受信した画像データは
RAM3に蓄積する。
【0019】次に、図2および図3に示すフローチャー
トに従い、蓄積した画像データをファクシミリ同報装置
1よりファクシミリ装置21〜24に同時同報する場合
の動作を、蓄積した同報用の画像データが1ページの場
合について説明する。なお、G3のプロトコル処理上の
タイマ監視はタイマ5を用いて行う。
【0020】まず、CPU2の制御のもとにスイッチ回
路11〜14の接続をV.21モデム受信器7〜10側
に設定して、局線インタフェース15〜18がそれぞれ
V.21モデム受信器7〜10に接続するようにし、局
線からの信号をV.21モデム受信器7〜10で受信で
きるようにする(S1)。
【0021】次に、CPU2は局線インタフェース15
〜18を制御して、各々の局線インタフェースからファ
クシミリ装置21〜24に電話網19を通して発呼する
(S2)。そして、ファクシミリ装置21〜24に正常
に着信した場合には、各ファクシミリ装置21〜24か
らDIS信号が送られてくる。そこで、このDIS信号
を全てのファクシミリ装置21〜24から受信できたか
どうか判断し(S3)、全てのファクシミリ装置21〜
24からDIS信号を受信した場合は、次のDCS信号
送信の処理に移る。
【0022】また、全てのファクシミリ装置21〜24
からDIS信号が受信できていない場合には、G3プロ
トコル手順上のタイムアウトかどうかを判断し(S
4)、タイムアウトしていない場合は、全てのファクシ
ミリ装置21〜24からDIS信号が受信できたかどう
かの監視を続ける。
【0023】また、全てのファクシミリ装置21〜24
からDIS信号を受信する前にタイムアウトが発生した
場合には、DIS信号を受信できなかったファクシミリ
装置と接続している回線をCPU2の制御によって局線
インタフェースで切断処理を行う(S5)。例えば、フ
ァクシミリ装置24からのDIS信号を局線インタフェ
ース18、V.21モデム受信器10を通して受信でき
ずにタイムアウトが発生した場合は、局線インタフェー
ス18、または局線インタフェース18およびV.21
モデム受信器10をCPU2が制御してファクシミリ通
信の切断処理および回線切断処理を行う。この回線切断
処理によって、DIS信号を受信できなかったファクシ
ミリ装置、すなわち、以降の正常手順の通信が不可能と
なったファクシミリ装置に対して余分な通信を行わない
ようにする。
【0024】次に、DIS信号を受信できて回線切断動
作をしなかったファクシミリ装置に接続している回線
(以下、切断していない回線を「有効回線」という)に
接続しているスイッチ回路をCPU2の制御によってフ
ァクシミリモデム6側に設定する(S6)。例えば、局
線インタフェース15が有効回線であるならば、スイッ
チ回路11を介して局線インタフェース15がファクシ
ミリモデム6と接続するようにする。
【0025】次に、ファクシミリモデム6より同報先フ
ァクシミリ装置にDCS信号を送信してから(S7)、
相手ファクシミリモデムトレーニングのためのモデムト
レーニング信号とTCF信号を各ファクシミリ装置に送
信する(S8)。この時、これらの信号は、有効回線に
接続されている同報先ファクシミリ装置の全てに同時に
送信される。
【0026】次に、有効回線に接続しているスイッチ回
路をCPU2の制御のもとに、V.21モデム受信器側
に設定する(S9)。例えば、局線インタフェース15
が有効回線に接続しているのであれば、局線インタフェ
ース15とV.21モデム受信器7が接続するように
し、他の有効回線についても同様にV.21モデム受信
器と接続するようにする。
【0027】CPU2は、V.21モデム受信器を通し
てファクシミリ装置からのCFR信号を監視し(S1
0)、有効回線に接続している全てのファクシミリ装置
からCFR信号を受信した場合には、次の画像データの
送信の処理に移る。
【0028】また、有効回線に接続する全てのファクシ
ミリ装置からのCFR信号を受信できていない場合は、
CFR信号を受信していないファクシミリ装置のモデム
トレーニングのリトライを行う条件が成立するかどうか
ファクシミリ通信のプロトコルに基づいて判断を行い
(S11)、成立しない場合には、相手ファクシミリ装
置からのCFR受信監視を繰り返す(S10)。
【0029】モデムトレーニングのリトライ条件が成立
した場合には、そのリトライ回数が3回以上かどうか判
断し(S12)、3回未満の場合には、スイッチ回路を
ファクシミリモデム6側に設定して(S6)、ファクシ
ミリモデム6よりDCS信号を各ファクシミリ装置に送
信する手順(S7)まで戻ってモデムトレーニングをリ
トライする。
【0030】そして、モデムトレーニングが3回以上に
なった場合には、CFR信号を受信できなかったファク
シミリ装置に接続している回線について、回線切断処理
する(S13)。例えば、ファクシミリ装置23からの
CFR信号を局線インタフェース17、V.21モデム
受信器9を通して受信できずにリトライが3回以上にな
った場合は、局線インタフェース17、または局線イン
タフェース17およびファクシミリモデム6等をCPU
2が制御してファクシミリ通信の切断処理および回線切
断処理を行う。
【0031】この回線切断処理によって、CFR信号を
受信できなかったファクシミリ装置、すなわち、以降の
正常手順の通信が不可能となったファクシミリ装置に対
して余分な通信を行わなくなる。
【0032】このように有効回線に接続しているファク
シミリ装置の中にモデムトレーニングに失敗したファク
シミリ装置があってモデムトレーニングのリトライを行
うと、モデムトレーニングが成功してCFR信号を送信
したファクシミリ装置に対してもモデムトレーニングの
リトライを送信する。そのような場合、モデムトレーニ
ングに成功したファクシミリ装置は、ファクシミリ通信
のプロトコルに基づいてモデムトレーニング成功後のリ
トライのモデムトレーニングでも1回目のモデムトレー
ニングと同様に応答し、再度モデムトレーニング結果を
返送する。
【0033】次に、上記S10で有効回線に接続してい
る全てのファクシミリ装置からCFR信号を受信した
後、または上記S13でCFR信号を受信できなかった
ファクシミリ装置に接続している回線を回線切断処理し
た後は、S7と同様に、有効回線に接続しているスイッ
チ回路をCPU2の制御によってファクシミリモデム6
側に設定する(S14)。
【0034】そして、有効回線に接続している各ファク
シミリ装置に対し、CPU2の制御によってファクシミ
リモデム6により、モデムトレーニング信号とRAM3
に蓄積されている画像データとRTC信号とを送信し
(S15)、さらに、有効回線に接続されたファクシミ
リモデム6により、各ファクシミリ装置にEOP信号を
送信する(S16)。この時、これらの信号は有効回線
に接続されている同報先ファクシミリ装置の全てに同時
に送信される。
【0035】そして、これらの信号の送信後、上記S9
と同様に、有効回線に接続しているスイッチ回路をCP
U2の制御のもとに、V.21モデム受信器側に設定す
る(S17)。
【0036】これにより、CPU2は、V.21モデム
受信器を通してファクシミリ装置からのMCF信号を監
視し(S18)、有効回線に接続している全てのファク
シミリ装置からMCF信号を受信した場合には、次のD
CN信号送信の処理に移り、有効回線に接続する全ての
ファクシミリ装置からのMCF信号を受信できていない
場合は、G3プロトコル手順上のタイムアウトかどうか
判断し(S19)、タイムアウトしていない場合には、
有効回線に接続している全てのファクシミリ装置からM
CF信号が受信できたかどうかの監視を続ける。
【0037】また、有効回線に接続している全てのファ
クシミリ装置からMCF信号を受信する前にタイムアウ
トが発生した場合には、そのタイムアウト回数が3回以
上かどうか判断し(S20)、3回未満の場合には、有
効回線に接続しているスイッチ回路を、S7と同様に、
CPU2の制御によってファクシミリモデム6側に設定
してから(S24)、有効回線に接続されたファクシミ
リモデム6より各ファクシミリ装置にEOP信号を送信
する手順(S16)まで戻ってEOP信号を再送信す
る。そして、タイムアウトの発生とEOP信号の送信が
3回以上になった場合には、DCN信号送信の処理に移
る。
【0038】このように有効回線に接続しているファク
シミリ装置の中に画像データ受信に失敗またはEOP受
信に失敗等によってファクシミリ装置からMCF信号を
受信できないファクシミリ装置があって、V.21モデ
ム受信器よりEOP信号再送信を行うと、MCF信号を
送信したファクシミリ装置に対してもEOP信号を送信
する。そのような場合、MCF信号を送信したファクシ
ミリ装置は、ファクシミリ通信のプロトコルに基づいて
1回目のEOP信号受信時と同様に応答し、再度MCF
信号を返送する。
【0039】次に、有効回線に接続しているスイッチ回
路をS7と同様にCPU2の制御によってファクシミリ
モデム6側に設定してから(S21)、ファクシミリモ
デムより各ファクシミリ装置にDCN信号を送信し(S
22)、CPU2の制御によって各局線インタフェース
は回線の切断処理を行う(S23)。
【0040】次に、図4に示すフローチャートに従っ
て、上述した一連の手順(S1〜S24)において、フ
ァクシミリ同報通信を正常に行えなかった同報先のファ
クシミリ装置に対して再送する場合、特にモデムトレー
ニングの失敗により通信回線切断処理を行ってファクシ
ミリ通信を中断した同報先ファクシミリ装置に再送する
場合、ならびに、画像データをファクシミリ同報装置か
ら送信したものの正常に送信できなかった同報先ファク
シミリ装置に再送する場合の手順について説明する。
【0041】まず、前述したS1〜S24の手順に従っ
て一度目のファクシミリ同報を行う(S101)。次
に、モデムトレーニングの失敗等により、CFR信号を
受信できなかったファクシミリ装置に接続している回線
を回線切断処理して(S13)ファクシミリ通信を中断
した同報先ファクシミリ装置があるかどうかを判断する
(S102)。
【0042】そして、そのようなファクシミリ装置がな
い場合には、次に画像データ送信後EOP信号送信に対
してMCF信号を返送せず、画像データを正常に送信で
きなかったファクシミリ装置があるかどうか判断する
(S103)。そして、そのようなファクシミリ装置が
ない場合には、再送はせずに終了する。
【0043】また、モデムトレーニングの失敗等により
ファクシミリ通信を中断した同報先ファクシミリ装置、
または画像データを正常に送信できなかったファクシミ
リ装置がある場合には、画像データ通信速度のフォール
バックがこれ以上可能かどうか判断する(S104)。
そして、不可能な場合にはそのまま終了する。
【0044】また、画像データ通信速度をフォールバッ
クできる場合には、画像データ通信速度を予め一段階フ
ォールバックさせ(S105)、モデムトレーニングの
失敗等によりファクシミリ通信を中断した同報先ファク
シミリ装置、または画像データを正常に送信できなかっ
たファクシミリ装置に対して、S1〜S24の手順によ
って予めフォールバックした画像データ通信速度でファ
クシミリ同報通信処理を行う(S106)。
【0045】そして、再度モデムトレーニングの失敗等
によりファクシミリ通信を中断した同報先ファクシミリ
装置、または画像データを正常に送信できなかったファ
クシミリ装置があるかどうかの判断を繰り返す(S10
2、S103)。
【0046】以下、全ての同報先ファクシミリ装置に同
報を完了するか、画像データ通信速度のフォールバック
ができなくなくまで画像データの同報再送処理を行う。
【0047】このような再送処理を行うことにより、例
えば1回目のファクシミリ同報通信で画像データの送信
に失敗したファクシミリ装置に対し、予めフォールバッ
クした画像データ通信速度でファクシミリ同報通信を行
うので、再送の成功率が向上し、また、再送時にもファ
クシミリ同報通信によって複数台のファクシミリ装置に
同時同報を行うので送信効率を良くすることができる。
【0048】なお、以上の第1実施例では、図2のS1
3のようにCFRを受信しなかったファクシミリ装置の
回線を切断処理しているが、全ての有効回線が同じ条件
の場合には別の処理を行うこともできる。
【0049】次に、本発明の第2実施例として、図5に
示すフローチャートに従い、全ての有効回線からFTT
信号を受信する場合の処理について説明する。
【0050】まず、図2のS1からS9までと同様の処
理をする(S201、S202)。次に全ての有効回線
において、それまでの処理でFTT信号を検出したかど
うか判断する(S203)。そして、有効回線の内の1
回線でも、FTT信号以外の信号を検出したか、あるい
は何も検出しなかった場合には、次のS204からS2
07までで、上記図2、図3のS10からS13までと
同様の処理を行う。ただし、S205のリトライ条件が
成立するまでは、全ての有効回線からFTT信号検出の
監視(S203)も行う。また、S206におけるリト
ライが3回未満の時に動作も図2と同様にS6(S20
2)の処理から動作する。
【0051】そして、各ファクシミリ装置よりCFR信
号を受信するか(S204)、S207の処理を行った
後は、上記図3のS14からS23と同様に処理して終
了する(S208、S209)。全ての有効回線におい
てFTT信号を検出した場合は、モデムトレーニングの
通信速度のフォールバックが可能かどうか判断し(S2
10)、フォールバックが不可能な場合には、上記S2
1からS23までと同様の処理を行って終了する(S2
09)。
【0052】また、通信速度のフォールバックが可能な
場合には、モデムトレーニングの通信速度のフォールバ
ックを設定する等の処理を行って(S211)、そのフ
ォールバックした通信速度で再度S202からの処理を
行う。このように処理することで、全ての有効回線が同
じ条件の場合には、モデムトレーニングの通信速度のフ
ォールバック等が同時に可能となる。つまり、ファクシ
ミリ通信の準正常手順や異常手順を同時に行うことが可
能となる。
【0053】図8は、本発明の第3実施例の構成を示す
ブロック図である。なお、本実施例で用いるファクシミ
リ通信のプロトコルはG3モードとし、各信号名称もG
3のプロトコルを使用する。また、上記第1実施例と共
通の構成については、同一符号を付して説明する。
【0054】上記第1実施例では、ファクシミリ同報送
信に際し、制御信号の受信時にのみ各同報先毎のV.2
1モデム受信器7〜10を使用し、その他の画像データ
や制御信号の送信には、ファクシミリモデム6を用いる
ようにしたが、この第3実施例は、上記各V.21モデ
ム受信器7〜10の代わりに、V.21モデム31〜3
4を有し、制御信号の送受信時には、これらV.21モ
デム31〜34を用いて送受信を行い、画像データの送
信にだけ上記ファクシミリモデム6を用いて送信を行う
ようにしたものである。
【0055】次に、本実施例における動作について説明
する。まず、同報する画像データの受信については、上
記第1実施例と同様であるので省略する。
【0056】次に、図9および図10に示すフローチャ
ートに従い、蓄積した画像データをファクシミリ同報装
置1よりファクシミリ装置21〜24に同時同報する場
合の動作を、蓄積した同報用の画像データが1ページの
場合について説明する。なお、G3のプロトコル処理上
のタイマ監視はタイマ5を用いて行う。
【0057】まず、CPU2の制御のもとにスイッチ回
路11〜14の接続をV.21モデム31〜34側に設
定して、局線インタフェース15〜18がそれぞれV.
21モデム31〜34に接続するようにし、局線からの
信号をV.21モデム31〜34で受信できるようにす
る(S301)。
【0058】次に、CPU2は局線インタフェース15
〜18を制御して、各々の局線インタフェースからファ
クシミリ装置21〜24に電話網19を通して発呼する
(S302)。そして、ファクシミリ装置21〜24に
正常に着信した場合には、各ファクシミリ装置21〜2
4からDIS信号が送られてくる。そこで、このDIS
信号を全てのファクシミリ装置21〜24から受信でき
たかどうか判断し(S303)、全てのファクシミリ装
置21〜24からDIS信号を受信した場合は、次のD
CS信号送信の処理に移る。
【0059】また、全てのファクシミリ装置21〜24
からDIS信号が受信できていない場合には、G3プロ
トコル手順上のタイムアウトかどうかを判断し(S30
4)、タイムアウトしていない場合は、全てのファクシ
ミリ装置21〜24からDIS信号が受信できたかどう
かの監視を続ける。
【0060】また、全てのファクシミリ装置21〜24
からDIS信号を受信する前にタイムアウトが発生した
場合には、DIS信号を受信できなかったファクシミリ
装置と接続している回線をCPU2の制御によって局線
インタフェースで切断処理を行う(S305)。
【0061】そして、DIS信号を受信できて回線切断
動作をしなかったファクシミリ装置に接続している回線
(以下、「有効回線」という)に接続しているV.21
モデムよりDCS信号を各ファクシミリ装置に送信する
(S306)。その後、CPU2の制御によって有効回
線に接続しているスイッチ回路をファクシミリモデム6
側に設定する(S307)。
【0062】次に、ファクシミリモデム6より相手ファ
クシミリモデムトレーニングのためのモデムトレーニン
グ信号とTCF信号を各ファクシミリ装置に送信する
(S308)。この時、これらの信号は、有効回線に接
続されている同報先ファクシミリ装置の全てに同時に送
信される。
【0063】次に、有効回線に接続しているスイッチ回
路をCPU2の制御のもとに、V.21モデム側に設定
する(S309)。CPU2は、V.21モデムを通し
てファクシミリ装置からのCFR信号を監視し(S31
0)、有効回線に接続している全てのファクシミリ装置
からCFR信号を受信した場合には、次の画像データの
送信の処理に移る。
【0064】また、有効回線に接続する全てのファクシ
ミリ装置からのCFR信号を受信できていない場合は、
CFR信号を受信していないファクシミリ装置のモデム
トレーニングのリトライを行う条件が成立するかどうか
ファクシミリ通信のプロトコルに基づいて判断を行い
(S311)、成立しない場合には、相手ファクシミリ
装置からのCFR受信監視を繰り返す(S310)。
【0065】モデムトレーニングのリトライ条件が成立
した場合には、そのリトライ回数が3回以上かどうか判
断し(S312)、3回未満の場合には、V.21モデ
ムよりDCS信号を各ファクシミリ装置に送信する手順
(S306)まで戻ってモデムトレーニングをリトライ
する。
【0066】そして、モデムトレーニングが3回以上に
なった場合には、CFR信号を受信できなかったファク
シミリ装置に接続している回線について、回線切断処理
する(S313)。
【0067】このように有効回線に接続しているファク
シミリ装置の中にモデムトレーニングに失敗したファク
シミリ装置があってモデムトレーニングのリトライを行
うと、モデムトレーニングが成功してCFR信号を送信
したファクシミリ装置に対してもモデムトレーニングの
リトライを送信する。そのような場合、モデムトレーニ
ングに成功したファクシミリ装置は、ファクシミリ通信
のプロトコルに基づいてモデムトレーニング成功後のリ
トライのモデムトレーニングでも1回目のモデムトレー
ニングと同様に応答し、再度モデムトレーニング結果を
返送する。
【0068】次に、上記S310で有効回線に接続して
いる全てのファクシミリ装置からCFR信号を受信した
後、または上記S313でCFR信号を受信できなかっ
たファクシミリ装置に接続している回線を回線切断処理
した後は、S307と同様に、有効回線に接続している
スイッチ回路をCPU2の制御によってファクシミリモ
デム6側に設定する(S314)。
【0069】そして、有効回線に接続している各ファク
シミリ装置に対し、CPU2の制御によってファクシミ
リモデム6により、モデムトレーニング信号とRAM3
に蓄積されている画像データとRTC信号とを送信する
(S315)。この時、これらの信号は有効回線に接続
されている同報先ファクシミリ装置の全てに同時に送信
される。
【0070】そして、これらの信号の送信後、上記S3
09と同様に、有効回線に接続しているスイッチ回路を
CPU2の制御によってV.21モデム側に設定し(S
316)、有効回線に接続されたV.21モデムによ
り、各ファクシミリ装置にEOP信号を送信する(S3
17)。
【0071】これにより、CPU2は、V.21モデム
を通してファクシミリ装置からのMCF信号を監視し
(S318)、有効回線に接続している全てのファクシ
ミリ装置からMCF信号を受信した場合には、次のDC
N信号送信の処理に移り、有効回線に接続する全てのフ
ァクシミリ装置からのMCF信号を受信できていない場
合は、G3プロトコル手順上のタイムアウトかどうか判
断し(S319)、タイムアウトしていない場合には、
有効回線に接続している全てのファクシミリ装置からM
CF信号が受信できたかどうかの監視を続ける。
【0072】また、有効回線に接続している全てのファ
クシミリ装置からMCF信号を受信する前にタイムアウ
トが発生した場合には、そのタイムアウト回数が3回以
上かどうか判断し(S320)、3回未満の場合には、
有効回線に接続されたV.21モデムより各ファクシミ
リ装置にEOP信号を送信する手順(S317)まで戻
ってEOP信号を再送信する。そして、タイムアウトの
発生とEOP信号の送信が3回以上になった場合には、
DCN信号送信の処理に移る。
【0073】このように有効回線に接続しているファク
シミリ装置の中に画像データ受信に失敗またはEOP受
信に失敗等によってファクシミリ装置からMCF信号を
受信できないファクシミリ装置があって、V.21モデ
ムよりEOP信号再送信を行うと、MCF信号を送信し
たファクシミリ装置に対してもEOP信号を送信する。
そのような場合、MCF信号を送信したファクシミリ装
置は、ファクシミリ通信のプロトコルに基づいて1回目
のEOP信号受信時と同様に応答し、再度MCF信号を
返送する。
【0074】次に、CPU2の制御により、有効回線に
接続しているV.21モデムより各ファクシミリ装置に
DCN信号を送信し(S321)、CPU2の制御によ
って各局線インタフェースは回線の切断処理を行う(S
322)。
【0075】次に、上述した一連の手順(S301〜S
322)において、ファクシミリ同報通信を正常に行え
なかった同報先のファクシミリ装置に対して再送する場
合の動作については、上述した第1実施例(図4)と同
様であるので説明は省略する。すなわち、上記図4のS
101およびS106において、S1〜S24とあるの
を、S301〜S322と置き換えることにより、第1
実施例と共通の動作により、第3実施例の再送動作を行
うことができる。
【0076】なお、以上の第3実施例では、図9のS3
13のようにCFRを受信しなかったファクシミリ装置
の回線を切断処理しているが、全ての有効回線が同じ条
件の場合には別の処理を行うこともできる。例えば上記
第1実施例で説明した図5に示すフローチャートと同様
の処理を行うことができる。なお、上記図5のS201
におけるS1〜S5をS301〜S305、S202に
おけるS6〜S9をS306〜S309、S208にお
けるS14〜S21、S24をS314〜S320、S
209におけるS21〜S23をS321〜S322
と、それぞれ置き換えることにより、第3実施例に対応
する動作となるので説明は省略する。
【0077】図11は、本発明の第4実施例の構成を示
すブロック図である。なお、本実施例で用いるファクシ
ミリ通信のプロトコルはG3モードとし、各信号名称も
G3のプロトコルを使用する。また、上記第1実施例と
共通の構成については、同一符号を付して説明する。
【0078】上記第1実施例では、同時同報先のファク
シミリ装置の数以上のV.21モデム受信器7〜10を
使用したが、この第4実施例は、同時同報先のファクシ
ミリ装置の数よりも少ない数のV.21モデム受信器と
によって制御信号の受信を行うようにしたものである。
【0079】すなわち、この第4実施例のファクシミリ
同報装置1は、4つの同報先ファクシミリ装置21〜2
4に対して2つのV.21モデム受信器41、42を有
するとともに、これらのV.21モデム受信器41、4
2と上記各スイッチ回路11〜14との間の接続をCP
U2の制御に基づいて切り換える回線切替回路43、4
4とを有するものであり、制御信号を受信する場合に、
同報先ファクシミリ装置の制御信号送信および再送中に
上記V.21モデム受信器41、42を各回線に順次接
続して制御信号を受信するようになっている。
【0080】次に、本実施例における動作について説明
する。まず、同報する画像データの受信については、上
記第1実施例と同様であるので省略する。
【0081】次に、図12〜図14に示すフローチャー
トに従い、蓄積した画像データをファクシミリ同報装置
1よりファクシミリ装置21〜24に同時同報する場合
の動作を、蓄積した同報用の画像データが1ページの場
合について説明する。なお、G3のプロトコル処理上の
タイマ監視はタイマ5を用いて行う。
【0082】まず、CPU2の制御のもとにスイッチ回
路11〜14の接続をV.21モデム受信器41、42
側に設定して、局線インタフェース15〜18がそれぞ
れV.21モデム受信器41、42に接続するように
し、局線からの信号をV.21モデム受信器41、42
で受信できるようにする(S401)。
【0083】次に、CPU2は局線インタフェース15
〜18を制御して、各々の局線インタフェースからファ
クシミリ装置21〜24に電話網19を通して発呼する
(S402)。
【0084】次に、局線インタフェース15がスイッチ
回路11を通してV.21モデム受信器41に接続する
よう、CPU2の制御で回線切替回路43をスイッチ回
路11側に切り替え、また局線インタフェース16がス
イッチ回路12を通してV.21モデム受信器42に接
続するよう、CPU2の制御で回線切替回路44をスイ
ッチ回路12側に切り替える(S403)。
【0085】そして、ファクシミリ装置21〜24に正
常に着信した場合には、各ファクシミリ装置21〜24
からDIS信号が送られてくる。そこで、このDIS信
号をファクシミリ装置21、22から受信できたかどう
か判断し(S404)、ファクシミリ装置21、22の
双方からDIS信号を受信した場合は、次のDCS信号
送信の処理に移る。
【0086】また、ファクシミリ装置21、22からD
IS信号が受信できていない場合には、G3プロトコル
手順上のタイムアウト時間より短い予め設定した時間、
例えばG3プロトコル手順上のタイムアウト時間の2分
の1の時間がタイムアウトしたかどうか判断し(S40
5)、タイムアウトしていない場合は、全てのファクシ
ミリ装置21、22からDIS信号が受信できたかどう
かの監視を続ける。
【0087】また、ファクシミリ装置21、22からD
IS信号を受信する前にタイムアウトが発生した場合に
は、DIS信号を受信できなかったファクシミリ装置と
接続している回線をCPU2の制御によって局線インタ
フェースで切断処理を行う(S406)。
【0088】次に、局線インタフェース17がスイッチ
回路13を通してV.21モデム受信器41に接続する
よう、CPU2の制御で回線切替回路43をスイッチ回
路13側に切り替え、また局線インタフェース18がス
イッチ回路14を通してV.21モデム受信器42に接
続するよう、CPU2の制御で回線切替回路44をスイ
ッチ回路14側に切り替える(S407)。
【0089】その後、ファクシミリ装置23、24に対
して、上記S404〜S406と同様の処理を行う(S
408)。ただし、この動作のタイムアウト時間は、例
えばファクシミリ装置23、24に発呼してからG3プ
ロトコル手順上のDIS信号を受信するまでのタイムア
ウト時間とする。
【0090】そして、DIS信号を受信できて回線切断
動作をしなかったファクシミリ装置に接続している回線
(以下、「有効回線」という)がスイッチ回路を介して
V.21モデム受信器と接続できるようにCPU2の制
御で回線切替回路を設定する(S409)。
【0091】例えばファクシミリ装置24と局線インタ
フェース18との間が回線切断処理され、局線インタフ
ェース15〜17に接続された回線が有効回線になった
とすると、局線インタフェース15とV.21モデム受
信器41とが接続できるように回線切替回路43を切り
替えて、V.21モデム受信器41とスイッチ回路11
とを接続する。また、回線切替回路44を切り替えて、
V.21モデム受信器42とスイッチ回路12とを接続
する。
【0092】そして、有効回線に接続しているスイッチ
回路をCPU2の制御によってファクシミリモデム6側
に設定する(S410)。例えば、局線インタフェース
15〜17に接続された回線が有効回線であれば、スイ
ッチ回路11〜13を介して局線インタフェース15〜
17がファクシミリモデム6と接続される。
【0093】次に、ファクシミリモデム6より同報先フ
ァクシミリ装置にDCS信号を送信してから(S41
1)、相手ファクシミリモデムトレーニングのためのモ
デムトレーニング信号とTCF信号を各ファクシミリ装
置に送信する(S412)。この時、これらの信号は、
有効回線に接続されている同報先ファクシミリ装置の全
てに同時に送信される。
【0094】次に、有効回線に接続しているスイッチ回
路をCPU2の制御のもとに、回線切替回路側に設定す
る(S413)。例えば、局線インタフェース15が有
効回線に接続しているのであれば、局線インタフェース
15と回線切替回路43または44が接続するようスイ
ッチ回路11を設定し、スイッチ回路、回線切替回路を
介してV.21モデム受信器と接続するようにする。他
の有効回線についても同様に、局線インタフェースと回
線切替回路とが接続されるようにする。
【0095】この結果、局線インタフェース15がV.
21モデム受信器41と接続され、局線インタフェース
16がV.21モデム受信器42と接続される。
【0096】CPU2は、V.21モデム受信器を通し
て局線インタフェース15、16に接続されているファ
クシミリ装置21、22からのCFR信号を監視し(S
414)、G3ファクシミリ手順上のCFR信号受信の
タイムアウトが発生するまでその監視を繰り返す(S4
15)。有効回線に接続しているファクシミリ装置2
1、22の双方からCFR信号を受信するか、G3ファ
クシミリ手順上のCFR信号受信のタイムアウトが発生
した場合は、次の処理に移る。
【0097】また、有効回線のうち、まだCFR信号受
信処理を行っていない回線があるかどうか判断し(S4
16)、ある場合は、S409の処理と同様に、まだC
FR信号受信処理を行っていない回線がスイッチ回路を
介してV.21モデム受信器と接続できるように、CP
U2の制御で回線切替回路を設定する(S417)。例
えば局線インタフェース17が有効回線で、まだCFR
信号受信処理を行っていないならば、スイッチ回路13
と回線切替回路43をCPU2の制御によって切り替
え、局線インタフェース17とV.21モデム受信器4
1とを接続する。そして、S410〜S415と同様の
処理を行い、同報先ファクシミリのモデムトレーニング
を行って、ファクシミリ装置23からCFR信号受信と
タイムアウトの監視を行う(S418)。
【0098】さらに、有効回線のうち、まだCFR信号
受信に成功していない回線があるかどうか判断し(S4
19)、ある場合には、S409の処理と同様に、まだ
CFR信号受信処理を行っていない回線がスイッチ回路
を介してV.21モデム受信器と接続できるように、C
PU2の制御で回線切替回路を設定する(S420)。
例えば局線インタフェース16、17が有効回線で、ま
だCFR信号受信処理を行っていないならば、スイッチ
回路12、13と回線切替回路43、44をCPU2の
制御によって切り替え、局線インタフェース16とV.
21モデム受信器41とを接続し、局線インタフェース
17とV.21モデム受信器42とを接続する。そし
て、S410〜S415と同様の処理を行い、同報先フ
ァクシミリのモデムトレーニングを行って、ファクシミ
リ装置22、23からCFR信号受信とタイムアウトの
監視を行う(S421)。
【0099】そして、このようなモデムトレーニング処
理の後、CFR信号を受信できなかったファクシミリ装
置に接続している有効回線について回線切断処理する
(S422)。
【0100】なお、以上のように、V.21モデム受信
器41、42を有効回線に順次接続してモデムトレーニ
ング処理とCFR信号受信処理を行うと、V.21モデ
ム受信器が接続されていないにもかかわらず、モデムト
レーニング処理のための信号を送信してしまう有効回線
があることになる。従って、このような回線に接続され
ているファクシミリ装置からCFR信号のような画像デ
ータ受信結果信号が送信されてきても、これを受信する
ことができず、その後、そのような回線にV.21モデ
ム受信器を接続してモデムトレーニング処理とCFR信
号受信処理を行う場合、モデムトレーニングが成功した
ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信プロトコルに基
づいてモデムトレーニング成功後に再度モデムトレーニ
ング処理を受けてもリトライ処理とみなしてファクシミ
リ通信プロトコルに基づいて前回のモデムトレーニング
と同様に応答し、再度モデムトレーニング受信結果信号
を返送することになる。
【0101】次に、上記S419で有効回線に接続して
いる全てのファクシミリ装置からCFR信号を受信した
後、または上記S422でCFR信号を受信できなかっ
たファクシミリ装置に接続している回線を回線切断処理
した後は、有効回線がスイッチ回路を介してV.21モ
デム受信器と接続できるよう、CPU2の制御によって
回線切替回路を設定する(S423)。
【0102】例えばファクシミリ装置24と局線インタ
フェース18との間が回線切断処理され、局線インタフ
ェース15〜17に接続された回線が有効回線となった
とすると、局線インタフェース15とV.21モデム受
信器41とが接続できるように、回線切替回路43を切
り替え、V.21モデム受信器41とスイッチ回路11
とを接続する。また、回線切替回路44を切り替えて、
V.21モデム受信器42とスイッチ回路12とを接続
する。
【0103】そして、有効回線に接続しているスイッチ
回路を上記S410と同様に、CPU2の制御によって
ファクシミリモデム6側に設定する(S424)。例え
ば、局線インタフェース15〜17に接続された回線が
有効回線であれば、スイッチ回路11〜13を介して局
線インタフェース15〜17がファクシミリモデム6と
接続される。
【0104】そして、有効回線に接続している各ファク
シミリ装置に対し、CPU2の制御によってファクシミ
リモデム6により、モデムトレーニング信号とRAM3
に蓄積されている画像データとRTC信号とを送信し
(S425)、さらに、有効回線に接続されたファクシ
ミリモデム6により、各ファクシミリ装置にEOP信号
を送信する(S426)。この時、これらの信号は、有
効回線に接続されている同報先ファクシミリ装置の全て
に同時に送信される。
【0105】次に、有効回線に接続されているスイッチ
回路をS413と同様に、CPU2の制御により、回線
切替回路側に設定する(S427)。例えば、局線イン
タフェース15が有効回線に接続しているのであれば、
局線インタフェース15と回線切替回路43または44
が接続するようスイッチ回路11を設定し、スイッチ回
路、回線切替回路を介してV.21モデム受信器と接続
するようにする。他の有効回線についても同様に、局線
インタフェースと回線切替回路とが接続されるようにす
る。
【0106】この結果、局線インタフェース15がV.
21モデム受信器41と接続され、局線インタフェース
16がV.21モデム受信器42と接続される。
【0107】CPU2は、V.21モデム受信器を通し
て局線インタフェース15、16に接続されているファ
クシミリ装置21、22からのMCF信号を監視し(S
428)、G3ファクシミリ手順上のMCF信号受信の
タイムアウトが発生するまでその監視を繰り返す(S4
29)。有効回線に接続しているファクシミリ装置2
1、22の双方からMCF信号を受信するか、G3ファ
クシミリ手順上のMCF信号受信のタイムアウトが発生
した場合は、次の処理に移る。
【0108】また、有効回線のうち、まだMCF信号受
信処理を行っていない回線があるかどうか判断し(S4
30)、ある場合は、S423の処理と同様に、まだM
CF信号受信処理を行っていない回線がスイッチ回路を
介してV.21モデム受信器と接続できるように、CP
U2の制御で回線切替回路を設定する(S431)。例
えば局線インタフェース17が有効回線で、まだMCF
信号受信処理を行っていないならば、スイッチ回路13
と回線切替回路43をCPU2の制御によって切り替
え、局線インタフェース17とV.21モデム受信器4
1とを接続する。そして、上記S424と同様に、有効
回線に接続しているスイッチ回路を上記S410と同様
に、CPU2の制御によってファクシミリモデム6側に
設定する(S432)。そして、上記S426〜S42
9と同様の処理により、有効回線に接続されたファクシ
ミリモデム6より各ファクシミリ装置にEOP信号を送
信して、ファクシミリ装置23からのMCF信号受信と
タイムアウトの監視を行う(S433)。
【0109】さらに、有効回線のうち、まだMCF信号
受信に成功していない回線があるかどうか判断し(S4
34)、ある場合には、上記S423の処理と同様に、
まだMCF信号受信処理を行っていない回線がスイッチ
回路を介してV.21モデム受信器と接続できるよう
に、CPU2の制御で回線切替回路を設定する(S43
5)。例えば局線インタフェース16、17が有効回線
で、まだMCF信号受信処理に成功していないならば、
スイッチ回路12、13と回線切替回路43、44をC
PU2の制御によって切り替え、局線インタフェース1
6とV.21モデム受信器41とを接続し、局線インタ
フェース17とV.21モデム受信器42とを接続す
る。そして、上記S424と同様に有効回線に接続して
いるスイッチ回路を上記S410と同様に、CPU2の
制御によってファクシミリモデム6側に設定する(S4
36)。そして、上記S426〜S429と同様の処理
を行い、有効回線に接続されたファクシミリモデム6よ
り各ファクシミリ装置にEOP信号を送信して、ファク
シミリ装置23からのMCF信号受信とタイムアウトの
監視を行う(S437)。
【0110】なお、以上のように、V.21モデム受信
器41、42を有効回線に順次接続してEOP信号送信
処理とMCF信号受信処理を行うと、V.21モデム受
信器が接続されていないにもかかわらず、EOP信号を
送信してしまう有効回線があることになる。従って、こ
のような回線に接続されているファクシミリ装置からM
CF信号のような画像データ受信結果信号が送信されて
きても、これを受信することができず、その後、そのよ
うな回線にV.21モデム受信器を接続してEOP信号
送信処理とMCF信号受信処理を行う場合、画像データ
受信結果信号を送信した同報先ファクシミリ装置は、フ
ァクシミリ通信プロトコルに基づいて画像データ受信結
果信号の送信後に再度EOP信号を受信してもリトライ
処理とみなしてファクシミリ通信プロトコルに基づいて
前回のEOP信号受信時と同様に応答し、再度画像デー
タ受信結果信号を返送することになる。
【0111】次に、上記S434で有効回線に接続して
いる全てのファクシミリ装置からMCF信号を受信した
後、または上記S437の処理をした後は、有効回線に
接続されているスイッチ回路をS424と同様に、CP
U2の制御によってファクシミリモデム6側に設定する
(S438)。例えば局線インタフェース15〜17が
有効回線である場合には、スイッチ回路11〜13を介
して局線インタフェース15〜17がファクシミリモデ
ム6に接続される。
【0112】次に、有効回線に接続されている各ファク
シミリ装置にCPU2の制御によってファクシミリモデ
ム6よりDCN信号を送信し(S439)、最後にCP
U2の制御によって各局線インタフェースは回線の切断
処理を行う(S440)。
【0113】次に、上述した一連の手順(S401〜S
440)において、ファクシミリ同報通信を正常に行え
なかった同報先のファクシミリ装置に対して再送する場
合の動作については、上述した第1実施例(図4)と同
様であるので説明は省略する。すなわち、上記図4のS
101およびS106において、S1〜S24とあるの
を、S401〜S340と置き換えることにより、第1
実施例と共通の動作により、第4実施例の再送動作を行
うことができる。
【0114】また、以上の第4実施例では、図13のS
422のようにCFRを受信しなかったファクシミリ装
置の回線を切断処理しているが、全ての有効回線が同じ
条件の場合には別の処理を行うこともできる。
【0115】次に、第5実施例として、図15に示すフ
ローチャートに従い、全ての有効回線からFTT信号を
受信する場合を例にとり、その処理について説明する。
【0116】まず、図12、図13のS401からS4
18までと同様の処理をする(S501、S502)。
また、次のS503〜S505までは、上記図13のS
419〜S421と同様の処理である。
【0117】次に全ての有効回線において、それまでの
処理でFTT信号を検出したかどうか判断する(S50
6)。そして、有効回線の内の1回線でも、FTT信号
以外の信号を検出したか、あるいは何も検出しなかった
場合には、上記図13のS422と同様の処理を行って
(S507)、さらに上記図14のS423からS44
0までと同様に処理して終了する(S508、S50
9)。
【0118】また、全ての有効回線においてFTT信号
を検出した場合には、モデムトレーニングの通信速度の
フォールバックが可能かどうか判断し(S510)、フ
ォールバックが不可能な場合には、上記S438からS
440までと同様の処理を行って終了する(S50
9)。
【0119】また、通信速度のフォールバックが可能な
場合には、モデムトレーニングの通信速度のフォールバ
ックを設定する等の処理を行って(S511)、そのフ
ォールバックした通信速度で再度S502からの処理を
行う。このように処理することで、全ての有効回線が同
じ条件の場合には、モデムトレーニングの通信速度のフ
ォールバック等が同時に可能となる。つまり、ファクシ
ミリ通信の準正常手順や異常手順を同時に行うことが可
能となる。
【0120】なお、以上の各実施例では1ページの同報
通信について記述しているが、これは複数ページであっ
てもよい。また、その際にはファクシミリ通信のプロト
コルに従って通信手順が変更となるが、本質的には、上
記各実施例の動作と異なるものではない。
【0121】また、前記各実施例において、ファクシミ
リ通信はG3のプロトコルで行っているが、G4等の他
のモードにおいても、同様に適用し得るものである。
【0122】また、前記各実施例におけるファクシミリ
通信手順は、同報通信を行う際の一例であって、同等の
処理を行うならば、プロトコルに従った他のファクシミ
リ通信手順であってもかまわない。例えば、前記各実施
例ではCFR信号、MCF信号、FTT信号受信の動作
について詳細に説明しているが、他の制御信号、例えば
DTC信号、RTP信号、RTN信号等を識別して、前
記各実施例のごとくファクシミリ同時同報の動作を行っ
てもよい。
【0123】また、前記各実施例においては、同報する
画像データをファクシミリ装置から受信して他のファク
シミリ装置に同報しているが、同報する画像データは他
の方法によって得てもよく、例えば、ファクシミリ装置
の画像スキャナをファクシミリ同報装置に設け、原稿か
ら読み取った画像データを用いてもよい。また、予めフ
ァクシミリ同報装置内に同報する画像データを保持して
いてもよい。
【0124】また、前記各実施例においては、同報先の
ファクシミリ装置が4台の場合について説明している
が、これは他の台数であってもよく、前記第1、第3実
施例においては、V.21モデム受信器やV.21モデ
ムの数以下ならばよく、前記第4実施例においては、
V.21モデム受信器の数以上であればよい。
【0125】また、前記第4実施例のS409、S41
7およびS420における有効回線とV.20モデム受
信器との接続については、この第4実施例とは異なる方
法であってもよい。例えば、第4実施例では、上記図1
3のS417の処理において、残りの有効回線の局線イ
ンタフェースがV.20モデム受信器41、42と接続
するようにしているが、残りの有効回線がV.20モデ
ム受信器の数に満たないときには、S410〜S415
の処理によってCFRを受信できなかった回線を余って
いるV.20モデム受信器に割り当てて接続するように
してもよい。
【0126】また、前記第1、第3実施例においては、
V.21モデム受信器やV.21モデムを4個設ける場
合について説明しているが、これは他の数であってもか
まわず、同時同報先の数以上であればよい。また、前記
第4実施例においては、V.21モデム受信器を2個設
ける場合について説明しているが、これは他の数であっ
てもかまわず、同時同報先の数未満であればよい。
【0127】また、前記各実施例においては、同報先フ
ァクシミリ装置とファクシミリ同報装置の回線接続に電
話網を使用しているが、電話網も同等の機能をもつもの
であれば他のものであってもよく、構内交換機等であっ
てもかまわない。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリモデムとファクシミリ制御信号用モデム受
信器またはファクシミリ制御信号用モデムを設け、ファ
クシミリ同報送信の際には、制御信号の受信または送受
信については各同報先毎にファクシミリ制御信号用モデ
ム受信器またはファクシミリ制御信号用モデムを回線に
接続して受信または送受信を行い、その他の信号につい
てはファクシミリモデムを同報先全ての回線に接続して
同時に通信を行うことから、同時同報する同報先ファク
シミリ装置の台数よりも少数のファクシミリモデムを使
用して同時同報通信を行うことが可能となり、高価なフ
ァクシミリモデムの使用数が少なくなるので、装置のコ
ストダウンを図ることができる。
【0129】また、本発明によれば、ファクシミリモデ
ムが1つであっても複数の安価なファクシミリ制御信号
用モデム受信器やファクシミリ制御信号用モデムを複数
もつことで同時同報通信が可能となる。
【0130】また、本発明によれば、ファクシミリ制御
信号用モデム受信器を用いることにより、制御通信の送
受信が可能なモデムを複数設ける必要がなく、ファクシ
ミリ制御信号用モデム送信器が不要となる分、装置のコ
ストダウンを実現することができる。
【0131】また、本発明によれば、同報先のファクシ
ミリ装置のうち、ファクシミリ通信中に準正常手順また
は異常処理手順によってそれ以降の正常手順の通信が不
可能となったファクシミリ装置に対してのみ回線切断処
理を行うことにより、それら正常手順の通信が不可能と
なったファクシミリ装置に他の同報先ファクシミリ装置
あての正常手順の通信を行わなくなるので、正常手順の
通信が不可能となったファクシミリ装置がさらに余分な
通信を受信しなくてよくなり、即時に次のファクシミリ
通信を行えるようになり、ファクシミリ装置の使用効率
を向上することができる。
【0132】また、本発明によれば、同報先のファクシ
ミリ装置のうち、モデムトレーニング処理中にフォール
バックしない通信速度でのモデムトレーニングに失敗し
た同報先ファクシミリ装置に対して、通信回線切断処理
を行うことにより、同報先のファクシミリ装置に適合し
た高速な同時同報通信が可能となって通信効率がよくな
り、通信時間の短縮、通信費用の削減が可能となる。
【0133】また、本発明によれば、同報先のファクシ
ミリ装置のうち、モデムトレーニング処理中にフォール
バックしない通信速度でのモデムトレーニングに失敗し
て通信回線切断処理が行われた同報先ファクシミリ装置
に対して、画像データの再送を行い、再送時はあらかじ
めフォールバックした通信速度でモデムトレーニングお
よび画像データの通信を行うことにより、より確実なフ
ァクシミリ同時同報の再送が可能となり、通信効率を向
上できる。
【0134】また、本発明によれば、同報先のファクシ
ミリ装置のうち、画像データ通信中に準正常手順または
異常処理手順によって画像データを正常に送信できなか
ったファクシミリ装置に対して、画像データの再送を行
い、再送時は予めフォールバックした通信速度でモデム
トレーニングおよび画像データの通信を行うことによ
り、より確実なファクシミリ同時同報の再送が可能とな
り、通信効率を向上できる。
【0135】また、本発明によれば、同報先のファクシ
ミリ装置の全てが同じ条件の準正常手順または異常手順
で通信するのかを識別する手段を設け、同じ条件の場合
には同報先のファクシミリ装置全てに対して同じ準正常
手順または異常手順を行うことにより、ファクシミリ通
信を切断せずにフォールバック手順等が可能となり、通
信時間の削減、通信コストの減少等が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】他の従来例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図9】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図11】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図13】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図14】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図15】本発明の第5実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…ファクシミリ同報装置、 2…CPU、 3…RAM、 4…ROM、 5…タイマ、 6…ファクシミリモデム、 7〜10、41、42…V.21モデム受信器 11〜14…スイッチ回路、 15〜18…局線インタフェース、 19…電話網、 20〜24…ファクシミリ装置、 31〜34…V.21モデム、 43、44…回線切替回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信手段と、ファクシミリ
    モデムと、複数のファクシミリ制御信号用モデム受信器
    とを有し、 ファクシミリ同報送信に際して、制御信号の送信時に
    は、上記ファクシミリモデムを同報先全ての回線に接続
    して同時に制御信号を送信し、制御信号の受信時には、
    各同報先毎に上記ファクシミリ制御信号用モデム受信器
    を回線に接続して制御信号を受信し、画像データ送信時
    には、上記ファクシミリモデムを同報先の全ての回線に
    接続して同時に画像データを送信することを特徴とする
    ファクシミリ同報装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ通信手段と、ファクシミリ
    モデムと、複数のファクシミリ制御信号用モデムとを有
    し、 ファクシミリ同報送信に際して、制御信号の送受信時に
    は、上記ファクシミリ制御信号用モデムを回線に接続し
    て制御信号の送受信を行い、画像データ送信時には、上
    記ファクシミリモデムを同報先の全ての回線に接続して
    同時に画像データを送信することを特徴とするファクシ
    ミリ同報装置。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ通信手段と、ファクシミリ
    モデムと、同時同報先のファクシミリ装置の数よりも少
    ない数のファクシミリ制御信号用モデム受信器とを有
    し、 ファクシミリ同報送信に際して、制御信号の送信時に
    は、上記ファクシミリモデムを同報先全ての回線に接続
    して同時に制御信号を送信し、制御信号の受信時には、
    同報先ファクシミリ装置の制御信号送信および再送中に
    上記ファクシミリ制御信号用モデム受信器を各回線に順
    次接続して制御信号を受信し、画像データ送信時には、
    上記ファクシミリモデムを同報先の全ての回線に接続し
    て同時に画像データを送信することを特徴とするファク
    シミリ同報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、 同報先のファクシミリ装置のうち、ファクシミリ通信中
    に準正常手順または異常処理手順でそれ以降の正常手順
    の通信が不可能となった同報先ファクシミリ装置に対し
    てだけ回線切断処理を行うことを特徴とするファクシミ
    リ同報装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項において、 同報先のファクシミリ装置のうち、モデムトレーニング
    処理中にフォールバックしない通信速度でのモデムトレ
    ーニングに失敗した同報先ファクシミリ装置に対して、
    通信回線切断処理を行うことを特徴とするファクシミリ
    同報装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項において、 同報先のファクシミリ装置のうち、モデムトレーニング
    処理中にフォールバックしない通信速度でのモデムトレ
    ーニングに失敗して通信回線切断処理を行われた同報先
    ファクシミリに対し、画像データの再送を実行するとと
    もに、この再送時には、予めフォールバックした通信速
    度でモデムトレーニングおよび画像データの通信を行う
    ことを特徴とするファクシミリ同報装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項において、 同報先のファクシミリ装置のうち、画像データ通信中に
    準正常手順または異常処理手順によって画像データを正
    常に送信できなかった同報先ファクシミリに対し、画像
    データの再送を実行するとともに、この再送時には、予
    めフォールバックした通信速度でモデムトレーニングお
    よび画像データの通信を行うことを特徴とするファクシ
    ミリ同報装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1項において、 同報先のファクシミリ装置の全てが同じ条件の準正常手
    順または異常手順で通信するかどうかを識別する識別手
    段を有し、同じ条件の場合には、同報先のファクシミリ
    装置の全てに対して同じ準正常手順または異常手順を行
    うことを特徴とするファクシミリ同報装置。
JP4152972A 1992-05-20 1992-05-20 ファクシミリ同報装置 Pending JPH05336334A (ja)

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