JPH05334834A - 光ディスク用ハブおよび光ディスク - Google Patents

光ディスク用ハブおよび光ディスク

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JPH05334834A
JPH05334834A JP4137302A JP13730292A JPH05334834A JP H05334834 A JPH05334834 A JP H05334834A JP 4137302 A JP4137302 A JP 4137302A JP 13730292 A JP13730292 A JP 13730292A JP H05334834 A JPH05334834 A JP H05334834A
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hub
optical disk
spindle
lubricant
center hole
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JP4137302A
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English (en)
Inventor
Akira Todo
堂 昭 藤
Masayoshi Kurisu
栖 正 吉 栗
Shigeharu Fujii
井 重 治 藤
Atsushi Okubo
敦 大久保
Kunihiko Mizumoto
本 邦 彦 水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光ディスクドライブ装置のスピンドルが挿入
される中心孔を有するハブにおいて、前記スピンドルが
挿入されるハブの中心孔の挿入口部に又はその近傍に、
非シリコーン系液状潤滑剤、非シリコーン系半固体潤滑
剤、固体潤滑剤の内から選ばれる少なくとも一種の潤滑
剤層が設けられていることを特徴とする光ディスクプレ
ート用ハブならびに該ハブが用いられた光ディスクプレ
ート。 【効果】 光ディスクドライブ装置のスピンドルを光デ
ィスクプレートのハブに装着するとき、スピンドルと、
ハブの中心孔との摺動性が改善され、ローディング性に
優れた光ディスクプレートが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、光ディスク用ハブおよび
光ディスクに関し、詳しくは、光ディスクドライブ装置
のスピンドルを光ディスクのハブに装着するとき、スピ
ンドルとハブの中心孔との滑性、あるいは摺動性に優
れ、ローディング不良が生じないような光ディスク用ハ
ブおよび光ディスクに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】光ディスクは、記憶容量が大き
く、可搬性があるなどの特徴を有するため将来非常に多
くの分野で用いられる可能性があり、近年その開発が盛
んに行われている。
【0003】光ディスク(光ディスクプレート)として
は、コンパクトディスク(CD)やCD−ROMなどの
ような再生専用のものと、情報の記録は可能であるが消
去不可能な追記型のもの(Write-Once)とが実用化されて
いる。また情報の書換えが自由にできる書換え型のもの
(Re-Writable)も実用化され始めている。
【0004】このような光ディスクは、通常、中空薄箱
状の本体ケースに回転可能に収容・保持され、光ディス
クカートリッジとしてしばしば使用されている。この光
ディスクカートリッジが記録・再生装置のキャリッジに
セットされると、ディスクドライブのスピンドルに光デ
ィスクのハブが装着される。この時、スピンドルは、ハ
ブの中心孔に挿入されるように構成されている。
【0005】その後、カートリッジから露出された光デ
ィスクにレーザ光が照射されて、情報の記録・再生が行
われる。しかしながら、スピンドルがハブの中心孔に挿
入されるとき、スピンドルが中心孔内周面に当接するこ
とがあり、またスピンドルと中心孔内周面との間の摩擦
力が大きくなり、その結果、ハブの中心孔が金属製であ
る場合には、スピンドルが損傷することがあり、また、
ハブの中心孔が樹脂製である場合には、樹脂の種類によ
っては滑性が不十分となり、ローディング不良が起きる
ことがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであって、光ディスクドライブ装置のスピンドル
を光ディスクのハブに装着するとき、スピンドルとハブ
の中心孔との滑性あるいは摺動性を改善し、ローディン
グ性に優れた光ディスク用ハブおよび光ディスクを提供
することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】この目的を達成するため、本発明に係る
光ディスク用ハブ(光ディスクプレート用ハブ)は、光
ディスクドライブ装置のスピンドルが挿入される中心孔
を有するハブにおいて、前記スピンドルが挿入されるハ
ブの中心孔の挿入口部に又はその近傍に、潤滑剤層が設
けられていることを特徴としている。
【0008】本発明に係る光ディスク(光ディスクプレ
ート)は、光ディスクドライブ装置のスピンドルが挿入
される位置に、上記のような、スピンドルが挿入される
ハブの中心孔の挿入口部に又はその近傍に、非シリコー
ン系液状潤滑剤、非シリコーン系半固体潤滑剤、固体潤
滑剤の内から選ばれる少なくとも一種の潤滑剤層が設け
られているハブが用いられることを特徴としている。
【0009】また、潤滑剤層は、好適には、その厚さが
好ましくは1オングストローム〜50,000オングス
トロームである。
【0010】このように、本発明では、ハブの中心孔の
挿入口部に又はその近傍に、例えば、潤滑剤を塗布する
ことにより潤滑剤層が設けられているため、スピンドル
をハブの中心孔に挿入するときの摺動性又は滑りを改善
することができ、これによりスピンドル又はハブの損傷
を有効に防止することができる。
【0011】また、本発明者は、本発明に基づく光ディ
スクを用いて、縦置きドライブに光ディスクを装着する
実験を2万回行ったが、光ディスクドライブ装置のスピ
ンドルを光ディスクのハブに装着するとき、スピンドル
とハブの中心孔との摺動性に優れ、スピンアップトラブ
ルは発生しなかった。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。第1図および第2図は、本発明の1
実施例に係る光ディスクの断面図である。
【0013】第1図は、ハブの外向き端面s6に環状金
属部材67aを係合させる凹部81が設けられた張り合
わせ型光ディスクを示し、第2図はハブの外向き端面に
第1図の光ディスクと同様の凹部81が設けられたエア
ーサンドイッチ型光ディスクを示す。
【0014】以下、第1図に示す第1の態様に係る張合
せ型光ディスクを具体的に説明する。なお、第3図は、
第1図に示す第1の態様に係る光ディスクに用いられる
光ディスク用ハブを下方向から見た斜視図、第4図は、
該ハブの上方向から見た斜視図である。
【0015】第5図は、本発明の1態様に係る光ディス
クを光ディスクドライブ装置に装着する状態を示す要部
拡大断面図を示し、第6図は、本発明の1態様に係る光
ディスクを示す断面図であって、第1図の光ディスクに
おける、ハブの外向き端面s6と環状金属部材67aと
を係合させるための凹部81が特に設けられていないタ
イプの張り合わせ型光ディスクを示し、また、第7図
は、第2図の光ディスクにおける、ハブの外向き端面に
凹部81が設けられていないタイプのエアーサンドイッ
チ型光ディスクを示す。
【0016】第1図に示すように、本発明の第1の態様
に係る光ディスク61は、張合せ型の光ディスクであっ
て、記録媒体層63bが2枚の基板本体63,63の間
に位置するように張り合わされたディスク基板本体6
3,63と、このディスク基板本体の中心開口65,6
5に各々両側から嵌装されるハブ67,67とを備えて
いる。 [ディスク基板本体]ディスク基板本体63は、樹脂基
板63aと、この樹脂基板63aの内側表面sに積層さ
れる記録媒体層63bを有している。なお、本態様で
は、両方のディスク基板本体63,63が記録媒体層6
3bを有した構成となっているが、記録媒体層63bは
何れか一方にだけ形成されていてもよい。
【0017】樹脂基板63aは、従来公知の樹脂材料の
何れで形成してもよく、例えば、基板材料として通常用
いられる材料、例えばポリメチルメタアクリレートおよ
びポリカーボネートなどの他、エチレンと環状オレフィ
ン、例えばテトラシクロドデセン、メチルシクロテトラ
ドデセンおよびノルボルネン等とのランダム共重合体な
どを用いることができる。
【0018】好ましい基板材料としては、135℃のデ
カリン中で測定した極限粘度[η]が0.05〜10d
l/gである、(a)下記一般式[1]で表わされる環
状オレフィンとエチレンとの共重合体からなる環状オレ
フィン系ランダム共重合体、または(b)下記一般式
[1]で表わされる環状オレフィンの開環重合体もしく
はその水素添加物からなるポリオレフィンがある。
【0019】
【化1】
【0020】……[1] (式[1]中、nは0または1であり、mは0または正
の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18なら
びにRaおよびRbはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子または炭化水素基である。またR15〜R18は互い
に結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ
該単環または多環は二重結合を有していてもよく、また
15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基
を形成していてもよい。ここでqが0の場合には、Ra
およびRbが結合して5員環を形成する。)また、この
ディスク基板本体63内表面に設けられる記録媒体層6
3bは、記録材料層、あるいは必要に応じてこの記録材
料層の上および/または下に、無機または有機材料から
なる保護層(例えば、SiNx および紫外線硬化樹脂
等) 、エンハンス層、反射層、熱良伝体層( 例えば、A
l合金)、干渉層、反射防止層などの層の1つまたは2
つ以上の層を積層した積層体からなり、他の態様では有
機材料(例えば紫外線硬化樹脂)または無機材料からな
る保護層が最外層として積層されていることが好まし
い。特に、基板63a上には、SiN保護層/記録材料
層/SiN保護層/Al合金層/紫外線硬化樹脂層がこ
の順序で積層されてなる記録媒体層63bが積層されて
いることが好ましい。記録材料層としては、光学的記録
材料であれば特に制限はなくコンパクトディスク(C
D)やCD−ROMなどの再生専用型、情報の記録は可
能であるが消去不可能な追記型、情報の書換えが自由に
できる書換え型などのいずれの記録材料であってもよい
が、例えばTb・Fe・Co等の希土類元素と3d遷移
金属とを含む合金およびTb・Fe・CoにPtまたは
Pdを加えたもの等の希土類元素と3d遷移金属と耐食
性金属とを含む合金等の光磁気記録材料;シアニン、ナ
フタロシアニン系色素などの有機色素材料;Te、Te
−C−H、Te−Cr−C−H等の低融点金属材料ある
いはディスク基板に信号に対応したピットを形成したも
のなどを挙げることができる。この中では、特に光磁気
記録材料層が好ましい。
【0021】このディスク基板本体63,63は、第1
図(または第6図)に示すように直接接着剤層68cを
介して接着され、あるいは第2図(または第7図)に示
すように外周スペーサ68aおよび内周スペーサ68b
を介し接着剤または超音波溶接等によって張り合わされ
る(エアーサンドイッチ型)。
【0022】本発明において、ディスク基板とハブとを
接着する接着剤としては、アミノ樹脂、フェノール樹
脂、レゾルシノール系樹脂、キシレン樹脂、フラン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート、不飽和ポリエ
ステル、アクリル樹脂等の熱硬化性接着剤:酢酸ビニル
系、アクリル系、エチレン共重合体系、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリウレタン等の熱可塑性接着剤:ポリク
ロロプレン系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、SBR
系、天然ゴム系等のゴム系接着剤:ゴム系、アクリル
系、エマルジョン型、オリゴマー型、ホットメルト型、
熱硬化型、吸湿硬化型等の感圧接着剤:水溶型、高温
型、反応型、感圧型等のホットメルト接着剤:シアノア
クリレート系等の瞬間接着剤:嫌気性接着剤などがあ
り、超音波または高周波溶着でもよい。これらの内で好
ましい接着剤としては、アクリレート系またはエポキシ
系のUV(紫外線)硬化型接着剤が挙げられる。
【0023】また、ディスク基板同士、またはハブ同士
を接着する接着剤としては、上記接着剤も同様に用いる
ことができるが、中でも水溶型、高温型、反応型あるい
は感圧型のホットメルト接着剤が好ましく、さらにこれ
らの中でも軟化点が130℃以上、特に軟化点が140
℃を超えるようなホットメルト接着剤が好ましく用いら
れる。
【0024】このようなホットメルト接着剤としては、
例えば、次の組成を有するものが例示される。 (組成) α-オレフィンポリマー ……1〜60重量% (エチレン−プロピレンコポリーマー、ポリプロピレン、ポリイソブチレン など) スチレンタイプのポリマー ……1〜30重量% タッキーファイアー(粘着付与剤) ……30〜95重量% (数平均分子量300〜5000の脂環族樹脂など) [ハブ]このようなディスク基板本体63の中心開口6
5に嵌装されるハブ67は、通常、第3図および第4図
にも示されるように、柱状部71と、該柱状部71の一
方端から外方向に伸出されてなるフランジ部73とから
なる樹脂製本体67bを有している。
【0025】この柱状部71には、柱状部71を貫通し
てその両端面s6,s7に開孔した中心穴77が形成さ
れており、中心孔77には後述する第5図に示すような
ドライブ装置91のスピンドル93が挿入される。
【0026】第1図に示す本発明の1態様に係る光ディ
スクでは、ハブ67の一部を構成する樹脂製本体67b
は、柱状部71の内向き端面s7の周縁に沿って環状の
溝78を有しており、さらにフランジ部73を含む柱状
部材71の外向き端面s6に環状の金属部材(金属プレ
ート)67aが埋設されている(第4図参照)。この金
属部材67aは、その中心開口89内に中心孔77が位
置するように配置される。
【0027】また、金属部材67aの中心開口89は、
樹脂製本体67bの中心孔77よりも大半径であり、開
口89の内縁端と中心孔77の内周部s8とは所定の距
離を持って離間している。
【0028】したがって、樹脂製本体67bの柱状部7
1は、中心孔77の周縁部s9,s10と内周部s8が
全体にわたって樹脂で形成された構成となっている。そ
して金属部材67aは、フランジ部73と柱状部71を
含むハブ67の外向き端面s6における中心孔周縁部s
9と外周縁部s11との間に露出する露出面s12を有
している。
【0029】樹脂製本体67bの材料は、従来光ディス
クの樹脂製ハブに用いられた何れの樹脂であってもよ
く、特に限定しないが、具体的には上記樹脂基板材料6
3aで例示した材料、例えばポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、ポリオレフィン等を用いることができる。この
内、特にポリカーボネートが好ましい。
【0030】また、金属部材(金属プレート)67aの
材料としては、磁石に吸着されうる金属であれば良く、
特に鉄、ニッケル、コバルトなどの強磁性体またはその
合金(SUS430等)を好ましく用いることができ
る。
【0031】本発明においては、上述したように、ハブ
には露出面s12を有する金属部材が用いられていても
よいが、第11図(a)に示すように、ハブ67全体が
薄いリング状の磁性金属で構成されていてもよく、また
同図(b)に示すように、中心孔77内側に向かって延
びた円筒部767とフランジ部73とから構成されるハ
ブであって、ハブ全体が磁性金属で構成されているもの
であってもよい。
【0032】また、第12図(a)に示すように、ディ
スクドライブ装置のターンテーブル上に設けられるマグ
ネット部材と吸着し得る被吸着金属部材701が、スピ
ンドルが装着される中心孔651を有していてもよく、
また、第12図(b)に示すように、ターンテーブル上
に設けられるマグネット部材と吸着し得る被吸着金属部
材701が、スピンドルが装着される中心孔651を有
し、しかも中心孔651部分には円筒状の凸片が中心孔
651の内方向に延伸されていてもよい。
【0033】なお、これらの金属部材701の外周縁部
分702は、樹脂本体67b内に埋設されて、樹脂本体
67bと密着していることが好ましい。本発明の光ディ
スク61にはハブ67が設けられているが、このハブの
中心孔77の挿入口部100は、第5図あるいは第8図
に拡大して示すように、面取りされていることが好まし
い。
【0034】面取りされた挿入口部100としては、第
1図、第2図または第10図(a)に示すように挿入口
部100が各々の解放端に向かって弧状に拡開している
もの(換言すれば、特定半径で丸められているもの:R
型)、第10図(b−1)、第6図または第7図に示す
ように、挿入口部100が解放端に向かって(例えば角
度45度で)直線的に拡開しており、かつ挿入口部10
0の開口端が小口径であるテーパ型、あるいは、第10
図(b−2)に示すように同図(b−1)の挿入口部1
00が大口径のテーパ型などが挙げられるが、R型が好
ましい。テーパ型の角度は好ましくは10〜80度、さ
らに好ましくは30〜60度、特に好ましくは45度で
ある。
【0035】本発明においては、ハブの中心孔の挿入口
部が面取りされていることにより、ハブの中心孔の挿入
口部またはその近傍に潤滑剤を塗布しやすくなり、ま
た、長期間、より安定した潤滑剤層をハブの中心孔の挿
入口部またはその近傍に保持できるだけでなく、スピン
ドルがハブ中心孔にスムーズに挿入され易くなり、ロー
ディング性がより改善される。
【0036】上記の面取り(chamfer)を設ける
ことによる効果を最も大きく発揮させるためには、R型
面取り開口端では、その半径が好ましくは0,2mm以
下程度の範囲、さらに好ましくは0,02〜0,2mm
程度であり、またテーパ型面取り開口端では、削られた
断面3角形の直交する2辺の長さが好ましくはそれぞれ
0,2mm以下、さらに好ましくは0,02〜0,2m
m程度である。
【0037】[ハブの作製]本発明の光ディスクに使用
されるようなハブ67は、金属部材67aを成形型内の
所定位置に装着し、次いで樹脂を成形型内に射出して樹
脂製ハブ本体67bを成形するインサート成形法によっ
て容易に製造できる。
【0038】また、第1図あるいは第2図に示すよう
な、外向き端面s6に凹部81が設けられたハブ67
は、第4図に示すように、必要により1または2以上の
凹部81が外向き端面s6の周縁近傍に略等間隔に設け
られた樹脂製ハブ本体67bを成形した後に、必要によ
り1箇所または2箇所以上の係合片82が設けられた金
属部材67aを樹脂製ハブ本体67bの凹部81に嵌め
込む方法で製造してもよい。
【0039】第1図に示す光ディスク61は、張り合わ
されたディスク基板本体63とハブ67、およびハブ6
7,67同士を接着して製造され、接着剤層83は、デ
ィスク基板本体63の中心開口65とこの開口65に嵌
合された柱状部71との間x、中心開口65の開口周縁
部とこの部分に沿い当てられたフランジ部73との間
y、およびハブ67,67の内向き端面s7,s7同士
の間zに形成され、溝78は接着剤溜として作用する。
【0040】本発明では、溝78を設けた方が接着力の
観点から見て好ましいが、この溝78は必ず設けなけれ
ばならないものではなく、場合によっては設けなくても
よい。また本発明において、接着剤層83は、接着強度
の観点から見てx,y,zの3つの箇所に形成されてい
ることが好ましいが、yの1箇所のみに接着剤層83を
形成してもよく、さらにx,yあるいはy,zの2箇所
に接着剤層83を形成するようにしてもよい。
【0041】[潤滑剤層]本実施例では、スピンドル9
3の先端部521aが挿入されるハブ67の中心孔77
の挿入口部100に又はその近傍に、潤滑剤層(図示せ
ず)が形成されている。この潤滑剤層は、潤滑剤の種類
によって種々の厚さに形成することができるが、通常、
1オングストローム〜50,000オングストローム、
好ましくは5オングストローム〜20,000オングス
トローム、特に好ましくは100〜15,000オング
ストロームの厚さを有し、例えば、固体潤滑剤などの潤
滑剤が塗布されることにより形成されている。
【0042】潤滑剤としては、公知の潤滑剤を用いるこ
とができるが、本発明では、透明で不揮発性または難揮
発性であって、化学的安定性に優れているものが好まし
く用いられる。
【0043】このような潤滑剤としては、非シリコーン
系液状潤滑剤(潤滑油)、非シリコーン系半固体潤滑剤
および固体潤滑剤が挙げられる。このような潤滑剤につ
いて、以下により具体的に例示する。
【0044】非シリコーン系液状潤滑剤としては、たと
えば、パラフィン系潤滑油、ナフテン系潤滑油などの石
油系潤滑油、ポリブテン、アルキルベンゼン、α−オレ
フィンオリゴマー、エチレンオリゴマー、スチレンオリ
ゴマーなどのポリオレフィン系潤滑油、脂肪酸エステル
系潤滑油、脂肪酸含有ポリエステル系潤滑油、ジエステ
ル(二塩基酸エステル)、ポリオールエステル(ヒンダ
ードエステル)などのポリエステル系潤滑油、ポリグリ
コール、ポリフェニルエーテルなどのポリエーテル系潤
滑油、アルキルリン酸エステル、アリルリン酸エステル
などのリン酸エステル系潤滑油、フッ化炭化水素(フロ
ロカーボン)、フッ化エステル、フッ化ポリエーテル、
フッ化シリコーンなどのフッ素系潤滑油、ケイ酸エステ
ル系潤滑油、アルキルベンゼン系潤滑油、塩素化炭化水
素系潤滑油などが挙げられる。
【0045】非シリコーン系半固体潤滑剤としては、金
属セッケングリース系半固体潤滑剤(鉱油ワックス類)
または非金属セッケングリース系半固体潤滑剤が挙げら
れる。これらは基油の種類によって石油系または合成系
などに分類され、たとえば、アルカリ金属グリース(L
i、Na、K)、アルカリ土類グリース(Ca、Ba、
Sr)、アルミニウムグリース、鉛グリース、亜鉛グリ
ース、ソーダグリースなどの石油系基油系金属セッケン
グリース、ベントナイトグリース、シリカゲルグリー
ス、フッ素樹脂グリース、フタロシアニングリース、ポ
リ尿素グリース、アリール尿素グリース、テレフタラメ
ートグリース、ウレア系有機化合物などの石油系基油系
非金属セッケングリース(石油ワックス類)、アルカリ
金属グリース、アルカリ土類グリース、アルミニウムグ
リース、ソーダグリースなどの合成系基油系(非シリコ
ーンオイル系)の金属セッケングリース、ベントナイト
グリース、フッ素樹脂グリース、フタロシアニングリー
スなどの合成系基油系非金属セッケングリース、さらに
インダンスレングリース、アメリングリース、アリルウ
レアグリース、ポリウレアグリース、有機処理した粘
土、化学的に表面処理したシリカ、物理的に表面処理し
たシリカ、亜硝酸ホウ素などの半固体潤滑剤が挙げられ
る。
【0046】また固体潤滑剤としては、たとえば、炭素
(黒鉛など)、二硫化モリブテン、二硫化タングステ
ン、ハロゲン化カドミウム、フッ化黒鉛、窒化ホウ素、
雲母などの層状結晶無機物、フッ化カルシウム、フッ化
バリウム、酸化鉛などの非層状結晶無機物、鉛、金、
銀、カドミウム、ホワイトメタルなどの軟質金属、ポリ
イミド樹脂、ポリテトラフルオロエタン、フタロシアニ
ン、ナイロン、フッ素樹脂(PTFE:商品名テフロン
など)などの有機物が挙げられる。
【0047】本発明では、これらのうちパラフィン系潤
滑油などの石油系潤滑油、ウレア系有機化合物などの石
油系基油系非金属セッケングリースおよび二硫化モリブ
テン、炭素、磁性粉などの固体潤滑剤が好ましく用いら
れる。
【0048】このような潤滑剤層を、スピンドル93の
先端部521aが挿入されるハブ67の中心孔77の挿
入口部100又はその近傍に設けるには、例えば、後述
する第8図に示すような光ディスクカートリッジ内装式
の光ディスクでは、まずはじめに本体ケース510の開
閉シャッター513を開けクリップで固定する。次い
で、固体潤滑剤などの潤滑剤を一端に付着させた綿棒
で、ハブ中心孔の挿入口部100に又はその近傍に、所
望量の該潤滑剤を塗布すればよい。
【0049】特に固体潤滑剤を用いる場合には、粉末状
の固体潤滑剤をそのまま塗布してもよく、あるいは固体
潤滑剤を適当なバインダーに分散させたり、液状潤滑剤
に懸濁または分散させて塗布してもよい。この際、たと
えばバインダーに分散された固体潤滑剤をスプレーなど
で塗布して、室温で乾燥固定することもできる。
【0050】なお、挿入口部100に過剰量の潤滑剤が
付着している場合には、清浄な綿棒の端で、該挿入口部
100の潤滑剤を拭き取ることが好ましい。また、ハブ
の中心孔77の挿入口部100以外の部分に又はその挿
入口部近傍以外の部分、例えば、ハブ67の外表面など
にも潤滑剤が付着してしまった場合には、かかる部分に
付着している潤滑剤も綿棒で乾拭きすることが好まし
い。また、綿棒は、使用する度に新しいものに取り替え
ることが好ましい。このように過剰量の潤滑剤を拭き取
り、あるいは所定部分以外の箇所に付着している潤滑剤
を拭き取ると、光ディスクの汚染を有効に防止し、情報
の記録・再生ミスを防止することができる。
【0051】このように、本実施例では、スピンドル9
3の挿入口部100に又はその近傍に、潤滑剤層が形成
されているため、スピンドル93とハブ67の中心孔7
7との摺動性又は滑りを改善することができる。
【0052】以上説明したように本発明に係る光ディス
ク61は、スピンドル93が挿入される中心開口89表
面(面取り部)に潤滑剤層が設けられている。ところ
で、例えば第1図あるいは第2図に示す光ディスクで
は、ハブ67を構成する柱状部71には、金属部材67
a(またはs12)が埋設され、かつ柱状部71のそれ
以外の部分(すなわち、中心孔77の開孔周縁部s9,
s11と内周部s8全体)は、樹脂で形成されている。
このような光ディスク61では、スピンドル93は、潤
滑剤層が中心孔口89表面に設けられ、滑性に優れた中
心孔に挿通されることになるため、光ディスク61の脱
着操作はスムーズとなり、ローディング不良が発生する
ことがない。
【0053】したがって、この光ディスク61は、自動
着脱装置(オートチェンジャ)を用い、ディスクドライ
ブ(ドライブ装置)への数万回ないし数十万回もの着脱
操作を自動的に行なう場合に最適である。 [使用方法]本発明の光ディスク61は、例えば第5図
に示すようなドライブ装置91のスピンドル93をハブ
67の中心孔77に挿通・嵌合した状態で、金属部材6
7aをドライブ装置91のマグネット95に吸着させ
て、ドライブ装置91に保持固定されて、使用される。
【0054】なお、第8図は、本発明の一実施例に係る
光ディスク61、ディスクカートリッジ、及びディスク
ドライブの断面図、第9図は、第8図に示したディスク
カートリッジの正面図であるが、上述したような本発明
に係る光ディスク61は、例えば第8図あるいは第9図
に示すように中空薄箱状の本体ケース510内に回転可
能に収容・保持され、光ディスクカートリッジとして使
用することができる。
【0055】光ディスクを収容する本体ケース510
は、たとえば合成樹脂で形成された一対のケース構成体
510a,510bを中空部511が形成されるように
貼り合わせることにより形成される。この本体ケース5
10には、光ディスクの基板の一部を外部に露出させる
開放窓512が表裏両面に形成されている。また、上記
本体ケース510には、開放窓512を開閉するための
開閉シャッター513が第9図中矢印方向に往復スライ
ド可能に装着されている。
【0056】さらに、本体ケース510には、ディスク
ドライブ装置のターンテーブル96を挿通するための開
口514が形成されており、この開口514の縁に沿っ
て、光ディスクに対向する本体ケース510の内面に
は、内周リブ515が形成されている。この内周リブ5
15は、この内周リブ515と光ディスクとの間の隙間
を比較的小さくして、光ディスクが「がたつく」ことを
防止するためのものである。
【0057】このディスクカートリッジ510に収納さ
れた光ディスクは、光ディスクドライブ装置に装着され
て回転される。この光ディスクドライブ装置は、既述し
たようにターンテーブル96を備えている。このターン
テーブル96は、ハブ67を包持するように環状に形成
された環状保持部523と、中央部から突出し先端部5
21aが円錐状(テーパー状)に形成され、ハブ67の
中心孔77に挿入されるスピンドル93とを有してい
る。
【0058】また、ターンテーブル96には、環状保持
部523がハブ67を包持しスピンドル53が中心孔7
7に挿入された状態において、ハブ67の金属製プレー
トs12を吸着するためのマグネット524が設けられ
ており、このマグネットおよび環状保持部により、ハブ
67がターンテーブル96に固定される。ターンテーブ
ル96を回転させると、光ディスクが回転し、開口窓5
12から露出した基板63にレーザ光が照射されて、情
報の記録・再生が行われる。
【0059】本発明者は、本実施例の効果を実証するた
め、本実施例に基づく光ディスクを用いて、縦置きドラ
イブに光ディスクを装着する実験を2万回行ったが、ス
ピンアップトラブルは発生しなかった。
【0060】なお、縦置きドライブとは、ドライブのデ
ィスクカートリッジ挿入口が地面に対して垂直となって
おり、ディスクカートリッジは上記挿入口へ縦にして挿
入するタイプのドライブである。
【0061】また、本発明者は、第8図に示すような、
本体ケース510に収容された第1図に示す光ディスク
10枚(両面で計20面)の各中心孔の挿入口部(ハブ
面取り部)100に、前述したような方法で、下記表1
に示す潤滑剤をそれぞれ、膜厚が1μmとなるような量
で塗布してなる本発明に係る光ディスクを用意し、「縦
置きロディングテスト」を各々の光ディスク片面に付き
50回ずつ(両面では計100回ずつ)行ったところ、
全回とも、スピンドルはハブ67の中心孔77に正確か
つ速やかにはまるとともに、縦置きドライブのターンン
テーブルは、ハブ67を確実に吸着し、スピンアップ
(spin up:回転を停止していた光ディスクが、ターン
テーブルの回転に連動して突然回転を開始すること)
し、ローディング不良は生じなかった。
【0062】
【表1】
【0063】なお、この「縦置きローディングテスト」
の際には、ドライブ装置として、SONY DRIVE
(SONY(株)製、SMO- S501)を用いた。また、
本発明者は、この光ディスク(第1図参照)を用いて、
縦置きドライブ(SONY(株)製、SMO−S501 縦
置き)に光ディスクを装着する実験(ロード/アンロー
ドテスト)を25000回行ったが、異常は発生しなか
った。
【0064】なお、この実験に際しては、ロボット(三
菱電機(株)製、RVーCMI)を用いて、自動で「ロード/
アンロードテスト」を行った。「ロード/アンロードテ
スト」とは、下記のようなローディング動作を繰り返し
行うことを言い、このテストではロボットを用いた。
【0065】すなわち、ロボットに、完全に引き抜かれ
た状態の光ディスクを縦置きドライブにまずはじめに収
納(挿入)させる。このように光ディスクを収納される
ことにより、光ディスクは自動的に該ドライブに装着さ
れ、ついで、該ドライブは該光ディスクのスピンアップ
を開始し、縦置きドライブは記録・再生可能な「REA
DY状態」となり、該ドライブに設置された「BUSY
LAMP(急速回転指示ランプ)」が消える。このよ
うにランプが消えた後で、ロボットに光ディスクの取り
出しを指示する「EJECTボタン」を押させる。する
と、光ディスクはドライブから排出されその一部分が出
てくる。そこで一部分が排出された光ディスクをロボッ
トに完全に抜き取らせると、このテストが1回終了す
る。このようなテストを繰り返して行うことを、「ロー
ド/アンロードテスト」という。なお、光ディスクがド
ライブに挿入されてから15秒間経ってもドライブが
「READY状態」とならない場合には、警報が鳴るよ
うにドライブをセットした。また、1回のタクトタイム
は22秒間であった。
【0066】このようなロード/アンロードテストを2
5000回おこなったところ、ローディング不良などの
問題は全く生じなかった。なお、ロード/アンロードテ
ストの途中段階、すなわち該テスト100回目、200
回目、500回目、2300回目、5000回目、12
000回目、14700回目および、20600回目に
おいてもハブ部分を目視観察したが、異常は認められら
なかった。
【0067】また、上記のように潤滑剤層を所定箇所に
設けた本発明に係る光ディスクを用意し、80℃/相対
湿度(RH)85%条件下、300時間経過後に、ロード
/アンロードテストを行ったところ、光ディスクのハブ
にストレスクラックは発生せず、また、光ディスクが空
回りして音を発したり、ハブ内周面が削られるなどのロ
ーディング異常は認められなかった。
【0068】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れないのは勿論であり、種々変形可能である。たとえ
ば、潤滑剤には、種々のものを用いることができ、ま
た、ハブの中心孔の挿入口部は、面取りされていること
が好ましいが、面取りされていなくても良い。また、面
取り形状、ハブの形状なども上述した実施例には限定さ
れず、種々の形状をとり得る。
【0069】以上説明してきた光ディスクおよび光ディ
スク用ハブはいずれも「張り合わせ型」のもの(第1
図、第2図参照)であるが、次に「単板型」の光ディス
クおよび単板型の光ディスク用ハブについて説明する。
【0070】第13図に示す光ディスク21は、単板型
の光ディスクであって、ディスク基板本体23aと、デ
ィスク基板本体23aの中心開口25に嵌装されるハブ
27とを備えている。
【0071】ディスク基板本体23a、記録材料層など
は、前記光ディスクの場合と同様である。ディスク基板
本体23aの中心開口25にはハブ27が嵌装されてい
る。このハブ27は、第1図の光ディスクにおけるハブ
67と同様に、筒状部31と、該筒状部31の一方端か
ら外方向に伸出されてなるフランジ部33と、他方端側
を閉塞する底部35とからなる樹脂製本体27bを有し
ており、底部35にはドライブ装置のスピンドルを挿入
するための中心孔37が形成されており、中心孔37の
廻りは筒状のボス部分38となっている。
【0072】この樹脂製本体27bの底部35外側表面
には、環状の金属部材27aが埋設されており、この金
属部材27aは、その中心開口39内に中心孔37が位
置するように配置される。また、金属部材27aの中心
開口39は、樹脂製本体27bの中心孔37よりも大半
径であり、開口39の内縁端と中心孔37の内周部s1
とは所定の距離を持って離間している。樹脂製本体27
bの底部35では、ボス部分38は底部35の一部であ
り、したがって中心孔37の周縁部s2,s3と内周部
s1は全体が樹脂で形成されている。そして金属部材2
7aは、底部35の外側表面における中心孔周縁部s2
と外周縁部s4との間に露出する露出部s5を有してい
る。
【0073】樹脂製本体27b、金属部材27a等の材
料は前記と同様である。また、第14図に示すように、
本発明の光ディスク61は、樹脂本体27bと、ドライ
ブ装置のターンテーブルに設けられるマグネットに吸引
される金属部材701とからなり、該金属部材701が
ドライブ装置のスピンドルを挿入する中心孔37を有す
るハブを有していてもよい。この中心孔37は、樹脂本
体27bの筒状部31内に延出される突状部を有してい
る。金属部材701の外周縁部はハブ27の樹脂本体2
7bに埋設されて、該本体に接していることが好まし
い。
【0074】また、ハブ27、光ディスク21などは前
記と同様にして製造される。このような単板型光ディス
ク21のスピンドル挿入口部100は前記「張り合わせ
型」の光ディスク61における挿入口部100の場合と
同様に面取りされていることが好ましく、またこのよう
に面取りされた挿入口部100には前記と同様な潤滑剤
層(図示せず)が形成される。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、ハブの
中心孔の挿入口部に又はその近傍に、潤滑剤が例えば塗
布されることにより潤滑剤層が形成されているため、ス
ピンドルとハブの中心孔との摺動性又は滑りを改善する
ことができ、光ディスクをドライブにスムーズに装顛
(ローディング)して光ディスクの記録・再生を円滑に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の1実施例に係る光ディスク
の断面図である。
【図2】第2図は、本発明の1実施例に係る光ディスク
の断面図である。
【図3】第3図は、本発明の1実施例に係る光ディスク
に用いる光ディスク用ハブの下方向から見た斜視図であ
る。
【図4】第4図は、本発明の1実施例に係る光ディスク
に用いる光ディスク用ハブの上方向から見た斜視図であ
る。
【図5】第5図は、本発明の好ましい第1の態様に係る
光ディスクを光ディスクドライブ装置に装着する状態を
示す要部拡大断面図である。
【図6】第6図は、第3の態様に係る光ディスクを示す
断面図であって、第1図の光ディスクにおける、ハブの
外向き端面に環状金属部材を係合させる凹部が設けられ
ていないタイプの張り合わせ型光ディスクである。
【図7】第7図は、第2図の光ディスクにおける、ハブ
の外向き端面に凹部が設けられていないタイプのエアー
サンドイッチ型光ディスクである。
【図8】第8図は、本発明の一実施例に係る光ディス
ク、ディスクカートリッジ、ディスクドライブの断面
図、および面取りされたスピンドル挿入口部を拡大して
示す縦断面図である。
【図9】第9図は、第8図に示した光ディスクカートリ
ッジの正面図である。
【図10】第10図は、本発明の1態様に係る光ディス
クにおける各種形状の樹脂製ハブの中心孔の挿入口部断
面図である。
【図11】第11図は、本発明の1態様に係る光ディス
クにおける各種形状の金属製ハブの中心孔の挿入口部断
面図である。
【図12】第12図は、ハブの中心に金属製リングがイ
ンサート成形されているインサートハブの断面図であ
る。
【図13】第13図は、本発明の1実施例に係る単板型
の光ディスクの断面図である
【図14】第14図は、本発明の1実施例に係る単板型
の光ディスクの断面図である。
【符号の説明】
67…ハブ、77…中心孔、100…挿入口部、53、
93…スピンドル、61、21…光ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 敦 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 水 本 邦 彦 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクドライブ装置のスピンドルが
    挿入される中心孔を有するハブにおいて、 前記スピンドルが挿入されるハブの中心孔の挿入口部に
    又はその近傍に、 非シリコーン系液状潤滑剤、非シリコーン系半固体潤滑
    剤、固体潤滑剤の内から選ばれる少なくとも一種の潤滑
    剤層が設けられていることを特徴とする光ディスク用ハ
    ブ。
  2. 【請求項2】 前記潤滑剤層の厚さが、1オングストロ
    ーム〜50,000オングストロームであることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク用ハブ。
  3. 【請求項3】 前記ハブの中心孔の挿入口部が、面取り
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    光ディスク用ハブ。
  4. 【請求項4】 光ディスクドライブ装置のスピンドルが
    挿入される中心孔を有するハブが設けられた光ディスク
    において、 前記スピンドルが挿入されるハブの中心孔の挿入口部に
    又はその近傍に、 非シリコーン系液状潤滑剤、非シリコーン系半固体潤滑
    剤、固体潤滑剤の内から選ばれる少なくとも一種の潤滑
    剤層が設けられていることを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤層の厚さが、1オングストロ
    ーム〜50,000オングストロームであることを特徴
    とする請求項4に記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記ハブの中心孔の挿入口部が、面取り
    されていることを特徴とする請求項4または5に記載の
    光ディスク。
  7. 【請求項7】 ハブが、光ディスクドライブ装置のマグ
    ネットが吸着される金属部材と、前記ドライブ装置のス
    ピンドルを挿入する中心孔が形成された樹脂部材とを備
    え、前記中心孔の内周部および開孔周縁部の全体が樹脂
    で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかの項に記載のハブ。
  8. 【請求項8】 ハブが、光ディスクドライブ装置のマグ
    ネットが吸着される金属部材と、前記ドライブ装置のス
    ピンドルを挿入する中心孔が形成された樹脂部材とを備
    え、前記中心孔の内周部および開孔周縁部の全体が樹脂
    で形成されていることを特徴とする請求項4〜6のいず
    れかの項に記載の光ディスク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003512275A (ja) * 1999-10-27 2003-04-02 オーチス エレベータ カンパニー 回転作動過速安全装置
JP2006344269A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hiro 21:Kk ディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスク
JP2008275063A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nsk Warner Kk 発進クラッチ装置

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