JPH0689525A - 情報記録媒体用ハブ、および情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体用ハブ、および情報記録媒体

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JPH0689525A
JPH0689525A JP9819492A JP9819492A JPH0689525A JP H0689525 A JPH0689525 A JP H0689525A JP 9819492 A JP9819492 A JP 9819492A JP 9819492 A JP9819492 A JP 9819492A JP H0689525 A JPH0689525 A JP H0689525A
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radius
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JP9819492A
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English (en)
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Atsushi Okubo
敦 大久保
Hidehiko Hashimoto
本 英 彦 橋
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスクドライブ装置のスピンドルが挿入さ
れる中心孔を有し、該ディスクドライブ装置のターンテ
ーブルに備えられたクランプ用マグネットに吸着可能な
ハブにおいて、上記ハブの中心孔の挿入口部断面が開口
端に向かって0.2mmを超え2.0mm以下の曲率半
径で弧状に拡開していることを特徴とする情報記録媒体
用ハブ。 【効果】 本発明の情報記録媒体用ハブおよび情報記録
媒体は、繰り返して使用しても優れたローディング性が
保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は情報記録媒体用ハブおよび
情報記録媒体に関し、さらに詳しくは繰り返して使用し
ても優れたローディング性が保持されるような情報記録
媒体用ハブおよび情報記録媒体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】レーザ光等の光を記録層に集光し
て情報の書き込み、読み取りを行うプラスチック製の情
報記録媒体として、両面貼合わせタイプのディスクおよ
び単板タイプのディスクが挙げられる。両面貼合わせタ
イプの情報記録媒体には記録層を内側にして直接または
スペーサを介して、接着剤または超音波溶接により基板
本体を貼合わせたものがあり、単板タイプのディスクに
は記録層に保護層を設けたものがある。
【0003】このような情報記録媒体のクランプ方式に
は、たとえばマグネットクランプ方式が挙げられる。マ
グネットクランプ方式の情報記録媒体の場合、スピンド
ルがハブの中心孔に挿入されることにより、該媒体は、
高い中心精度でドライブ装置に固定される。
【0004】このようにドライブ装置に情報記録媒体が
固定される際には、スピンドルの中心位置とハブの中心
孔位置とが僅かにずれた状態で、一旦スピンドルがハブ
の中心孔の縁部に当接した後、中心孔縁部に沿って滑る
ようにして中心孔に嵌合するため、中心孔近辺はスピン
ドルの衝突により変形してしまうという問題点がある。
そこでこのような問題点を解決すべく、従来では、第1
5図あるいは第16図に示すようにハブ802の挿入口
部805を開口端806に向かって弧状に拡開させる
(換言すれば、特定の曲率半径で丸める:R型)場合が
多い。しかしながら、このように挿入口部805を弧状
に拡開させても、曲率半径(R)が0.2mm以下の場
合には、繰り返して情報記録媒体をドライブ装置に装脱
着すると、ドライブ装置の種類によってはスピンドル9
3が挿入口部805周辺に衝突することにより次第に中
心孔808またはその周辺付近が変形したりするなどし
て、ローディング不良を生じてしまうとの問題点があっ
た。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、マグネットク
ランプ方式の情報記録媒体のハブの中心孔に設けるテー
パの形状を特定の形状にすることにより、くり返して情
報記録媒体の装脱着を行ってもローディング不良が生じ
ないようなハブ、および該ハブを備えた情報記録媒体を
提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る情報記録媒体用ハブは、デ
ィスクドライブ装置のスピンドルが挿入される中心孔を
有し、該ディスクドライブ装置のターンテーブルに備え
られたクランプ用マグネットに吸着可能なハブにおい
て、上記ハブの中心孔の挿入口部断面が開口端に向かっ
て0.2mmを超え2.0mm以下、好ましくは0.3
mm以上0.5mm以下の曲率半径(R)で弧状に拡開
していることを特徴としている。
【0007】また、本発明においては、上記挿入口部お
よび/または中心孔内周部が樹脂製であってもよい。ま
た、本発明においては、上記挿入口部の拡開面またはそ
の近傍に潤滑剤層が設けられていることが好ましい。
【0008】本発明に係る情報記録媒体は、上記のよう
なハブを備えていることを特徴としている。本発明に係
るハブは、上記のような構造を有しているので、くり返
し使用してもローディング性に優れている。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る情報記録媒体
用ハブおよび情報記録媒体について、添付図面に基づい
て具体的に説明する。
【0010】[情報記録媒体用ハブ]以下、本発明に係
る情報記録媒体用ハブについてまず初めに説明する。第
10図は、本発明に係る情報記録媒体用ハブの挿入口部
断面図である。第10図(A)は、曲率半径(R)が
0.3mmのハブの挿入口部断面図であり、第10図
(B)は、曲率半径(R)が0.5mmのハブの挿入口
部断面図である。
【0011】なお、第3図は、第1図に示す本発明の情
報記録媒体に用いられる情報記録媒体用ハブを下方向か
ら見た斜視図、第4図は、該ハブを上方向から見た斜視
図である。
【0012】このようなハブ67を備えた本発明に係る
情報記録媒体を第1図、第2図、第5〜9図並びに、第
11〜第14図に示す。これらの図面においては、第1
0図(B)の場合と同様に、ハブの挿入口部断面が中心
孔77から開口端72に向かって0.5mmの曲率半径
(R)で弧状に拡開している場合が示されているが、例
えば第10図(A)に示すように該曲率半径(R)は
0.3mmであってもよく、また後述するように0.2
mmを超え2.0mm以下の範囲で他の値をとることも
できる。
【0013】第1図および第2図は、本発明の情報記録
媒体の断面図である。第1図は、第3図に示すハブの外
向き端面s6に、環状金属部材67aを係合させる凹部
81が設けられた張り合わせ型情報記録媒体を示し、第
2図はハブの外向き端面に第1図の情報記録媒体と同様
の凹部81が設けられたエアーサンドイッチ型情報記録
媒体を示す。
【0014】第5図は、本発明の情報記録媒体をディス
クドライブ装置に装着する状態を示す要部拡大断面図を
示し、第6図は、本発明の情報記録媒体を示す断面図で
あって、第1図の情報記録媒体における、ハブの外向き
端面s6と環状金属部材67aとを係合させるための凹
部81が特に設けられていないタイプの張り合わせ型情
報記録媒体を示し、また、第7図は、第2図の情報記録
媒体における、ハブの外向き端面に凹部81が設けられ
ていないタイプのエアーサンドイッチ型情報記録媒体を
示す。
【0015】本発明に係る情報記録媒体用ハブは、第1
0図に示すように、ディスクドライブ装置のスピンドル
93が挿入される中心孔77を有し、該ディスクドライ
ブ装置のターンテーブルに備えられたクランプ用マグネ
ットに吸着可能なハブ67において、ハブ67の中心孔
77の挿入口部100は、その断面形状が開口端72に
向かって、0.2mmを超え2.0mm以下、好ましく
は0.3mm以上0.5mm以下の曲率半径(R)で弧
状に拡開している。このような範囲の曲率半径で、挿入
口部100が弧状に拡開していると、スピンドル93が
挿入口部100に繰り返して当接(衝突)しても、中心
孔s8またはその周辺付近が変形されにくい。従って、
本発明のハブにおいては、ドライブ装置に該ハブを備え
た情報記録媒体を繰り返して装脱着した場合でも、中心
孔s8にスピンドルが装着されないというトラブルや、
一旦中心孔s8に装着されたスピンドル93の脱着が困
難となってしまうなどというトラブルはほとんどあるい
はまったく発生しない。よって、該ハブを備えた情報記
録媒体をディスクドライブ装置に繰り返して装脱着して
も、優れたローディング性が保持される。
【0016】以下、第10図を参照しつつ、本発明に係
るハブの挿入口部100についてさらに詳説する。スピ
ンドル93は、通常、第10図(A)に示すように、先
端が尖った棒状に形成されており、スピンドル93の頂
角(2θ1)は、最大160度まで、通常、90度〜1
20度程度である。第10図(A)および(B)に例示
する本発明のハブでは、スピンドル93挿入時における
スピンドル93位置と、挿入口部100の開口端72位
置との距離が、第15図あるいは第16図に示すような
従来のハブ802と比較してより大きくなり、スピンド
ル93が挿入口部100に繰り返して当接(衝突)して
も、中心孔s8またはその周辺付近が変形されにくい。
換言すれば、削り幅は大きい方がスピンドルは、より
入り易くなり中心孔またはその周辺付近の変形がより確
実に防止されるので、本発明では、曲率半径(R)は
0.2mmを超えることが好ましく、さらに0.3mm
以上であることがより好ましい。
【0017】一方、曲率半径(R)を、先述のように設
定すると挿入口部100の深さも大きくなる。スピンド
ル93が情報記録媒体を高い中心精度で固定するために
はスピンドル93は挿入口部の深さより深くまで挿入さ
れる必要がある。
【0018】以上の理由から曲率半径(R)があまり大
きい場合は、長いスピンドルが必要となるため、実用上
好ましくない。従って、本発明では、曲率半径(R)は
2.0mm以下にすることが好ましく、さらに0.5m
m以下にすることがより好ましい。
【0019】このような本発明のハブにおいては、ドラ
イブ装置に該ハブを備えた情報記録媒体を繰り返し装脱
着した場合でも中心孔s8にスピンドル93が装着され
ないというトラブルや、一旦中心孔s8に装着されたス
ピンドル93の脱着が困難となってしまうなどというト
ラブルはほとんどあるいはまったく発生しない。
【0020】したがって、このようなハブを備えた後述
するような情報記録媒体をドライブ装置に繰り返して装
脱着しても、スピンドル93が挿入口部周辺に衝突する
ことにより中心孔s8が変形することはなく、優れたロ
ーディング性が保持される。
【0021】このようなハブ67は、後述するようなデ
ィスク基板本体63の中心開口65に嵌装される(第1
図参照)。そしてハブ67は、通常、第3図および第4
図に示されるように、柱状部71と、該柱状部71の一
方端から外方向に伸出されてなるフランジ部73とから
なる樹脂製本体67bを有している。
【0022】この柱状部71には、柱状部71を貫通し
てその両端面s6,s7に開孔した中心穴77が形成さ
れており、中心孔77には後述する第5図に示すような
ドライブ装置91のスピンドル93が挿入される。
【0023】本発明の情報記録媒体用ハブでは、第3図
あるいは第4図に示すようにハブ67の一部を構成する
樹脂製本体67bは、柱状部71の内向き端面s7の周
縁に沿って環状の溝78を有しており、さらにフランジ
部73を含む柱状部材71の外向き端面s6に環状の金
属部材(金属プレート)67aが埋設されている(第4
図参照)。この金属部材67aは、その中心開口89内
に中心孔77が位置するように配置される。
【0024】また、金属部材67aの中心開口89は、
樹脂製本体67bの中心孔77よりも大半径であり、中
心開口89の内縁端と中心孔77の内周部s8とは所定
の距離を以て離間している。
【0025】したがって、樹脂製本体67bの柱状部7
1は、中心孔77の周縁部s9,s10と内周部s8が
全体にわたって樹脂で形成された構成となっている。そ
して金属部材67aは、フランジ部73と柱状部71を
含むハブ67の外向き端面s6における中心孔周縁部s
9と外周縁部s11との間に露出する露出面s12を有
している。
【0026】樹脂製本体67bの材料は、従来情報記録
媒体の樹脂製ハブに用いられた何れの樹脂であってもよ
く、特に限定しないが、強度、成形性に優れた材料が好
ましく、具体的には上記樹脂基板材料63aで例示した
材料、例えばポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリオ
レフィンなどの他、ナイロン、ポリアセタール、ポリス
ルホン、ポリエーテルスルホン等を用いることができ
る。この内、特にポリカーボネートが好ましい。ポリカ
ーボネートとしては、一般には汎用性ポリカーボネート
(帝人パンライト L1250等)が用いられるが、高
粘度型のポリカーボネート(帝人パンライト K128
5等)あるいは高衝撃性ポリカーボネート(帝人パンラ
イト LE1250等)等の改質型のポリカーボネート
を用いてもよい。これらの樹脂製本体材料は非晶性であ
ることが好ましい。
【0027】また、金属部材(金属プレート)67aの
材料としては、磁石に吸着されうる金属であれば良く、
特に鉄、ニッケル、コバルトなどの強磁性体またはその
合金(SUS430あるいはSUS631等)を好まし
く用いることができる。
【0028】本発明においては、上述したように、ハブ
67には露出面s12を有する金属部材が用いられてい
てもよいが、第11図(a)に示すように、ハブ67全
体が薄いリング状の磁性金属で構成されていてもよく、
また同図(b)に示すように、中心孔77内側に向かっ
て延びた円筒部767とフランジ部73とから構成され
るハブであって、ハブ全体が磁性金属で構成されている
ものであってもよい。
【0029】また、第12図(a)に示すように、ディ
スクドライブ装置のターンテーブル上に設けられるマグ
ネット部材と吸着し得る被吸着金属部材701が、スピ
ンドルが装着される中心孔651を有していてもよく、
また、第12図(b)に示すように、ターンテーブル上
に設けられるマグネット部材と吸着し得る被吸着金属部
材701が、スピンドルが装着される中心孔651を有
し、しかも中心孔651部分には円筒状の凸片が中心孔
651の内方向に延伸されていてもよい。
【0030】なお、これらの金属部材701の外周縁部
分702は、樹脂本体67b内に埋設されて、樹脂本体
67bと密着していることが好ましい。 [ハブの作製]本発明に係る上記ハブ67は、金属部材
67aを成形型内の所定位置に装着し、次いで樹脂を成
形型内に射出して樹脂製ハブ本体67bを成形するイン
サート成形法によって容易に製造できる。
【0031】また、第1図あるいは第2図に示すよう
な、外向き端面s6に凹部81が設けられたハブ67
は、第4図に示すように、必要により1または2以上の
凹部81が外向き端面s6の周縁近傍に略等間隔に設け
られた樹脂製ハブ本体67bを成形した後に、必要によ
り1箇所または2箇所以上の係合片82が設けられた金
属部材67aを樹脂製ハブ本体67bの凹部81に嵌め
込む方法で製造してもよい。
【0032】第1図に示す情報記録媒体61は、張り合
わされたディスク基板本体63とハブ67、およびハブ
67,67同士を接着して製造され、接着剤層83は、
ディスク基板本体63の中心開口65とこの開口65に
嵌合された柱状部71との間x、中心開口65の開口周
縁部とこの部分に沿い当てられたフランジ部73との間
y、およびハブ67,67の内向き端面s7,s7同士
の間zに形成され、溝78は接着剤溜として作用する。
【0033】本発明では、溝78を設けた方が接着力の
観点から見て好ましいが、この溝78は必ず設けなけれ
ばならないものではなく、場合によっては設けなくても
よい。また本発明において、接着剤層83は、接着強度
の観点から見てx,y,zの3つの箇所に形成されてい
ることが好ましいが、yの1箇所のみに接着剤層83を
形成してもよく、さらにx,yあるいはy,zの2箇所
に接着剤層83を形成するようにしてもよい。
【0034】[潤滑剤層]上記のようなハブ67では、
スピンドル93の先端部521a(93c)が挿入され
るハブ67の中心孔77の挿入口部100の拡開面72
a又はその近傍には、摺動性の面から、潤滑剤層(図示
せず)が形成されていることが好ましいが、この潤滑剤
層は必ずしも形成されていなければならないものではな
く、場合によっては、潤滑剤層は形成されていなくとも
よい。
【0035】この潤滑剤層は、潤滑剤の種類によって種
々の厚さに形成することができるが、通常、1オングス
トローム〜50,000オングストローム、好ましくは
5オングストローム〜20,000オングストローム、
特に好ましくは100〜15,000オングストローム
の厚さを有し、例えば、シリコーングリースなどの潤滑
剤が塗布されることにより形成されている。
【0036】潤滑剤としては、公知の潤滑剤を用いるこ
とができるが、本発明では、透明で不揮発性または難揮
発性であって、化学的安定性に優れているものが好まし
い。このような潤滑剤としては、下記のような液体潤滑
剤、固体潤滑剤、半固体潤滑剤などを挙げることができ
る。
【0037】具体的には、液体潤滑剤としては、パラフ
ィン系やナフテン系などの石油系潤滑剤の他、ポリオレ
フィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系、リン酸エ
ステル系、フッ素系、シリコーン系、ケイ酸エステル
系、アルキルベンゼン系、塩素化炭化水素系等各種の潤
滑剤を用いることができる。
【0038】固体潤滑剤としては、二硫化モリブデン系
や黒鉛系などの層状結晶無機物、フッ化カルシウム、フ
ッ化バリウムなどの非層状結晶無機物、軟質金属、ポリ
イミド樹脂やナイロンなどの有機物を用いることができ
る。
【0039】半固体潤滑剤、いわゆるグリース、オイル
コンパウンドとしては、石油、合成油を基油とし、増ち
ょう剤としていわゆる金属石ケンの他、ベントナイト、
フッ素樹脂、フタロシアニン系の非金属石ケンを用いる
ことができ、さらに種々の添加剤を加えたものも使用で
きる。
【0040】また潤滑剤について一般に行われているよ
うに、上記の各種潤滑剤を種々混ぜ合わせて用いること
もできる。これらの中ではシリコーングリースまたはシ
リコーンオイルコンパウンドが好ましく用いられる。
【0041】シリコングリースとしては、例えば、信越
シリコーン社製のシリコングリースG30,G31,G
40,G41,G420,G501,FG720,G3
30,G340,G630などのシリーズや、東レダウ
コーニングシリコーン株式会社製のシリコングリース
SH33,SH41,SH44,SH45,SG345
1,等がある。
【0042】シリコーンオイルコンパウンドとしては、
例えば、信越シリコーン社製のHIVAC−Gや、東レ
ダウコーニングシリコーン株式会社製のHVGなどがあ
る。このような潤滑剤層を、スピンドル93の先端部5
21a(93c)が挿入されるハブ67の中心孔77の
挿入口部100又はその近傍に設けるには、例えば、後
述する第8図に示すような光ディスクカートリッジ内装
式の情報記録媒体では、まずはじめに本体ケース510
の開閉シャッター513を開けクリップで固定する。次
いで、シリコングリースなどの潤滑剤を一端に付着させ
た綿棒で、ハブ中心孔の挿入口部100に又はその近傍
に、所望量の該潤滑剤を塗布すればよい。
【0043】なお、挿入口部100に過剰量の潤滑剤が
付着している場合には、清浄な綿棒の端で、該挿入口部
100の潤滑剤を拭き取ることが好ましい。また、ハブ
の中心孔77の挿入口部100以外の部分に又はその挿
入口部近傍以外の部分、例えば、ハブ67の上面(外表
面)72bなどにもシリコングリースが付着してしまっ
た場合には、かかる部分に付着しているシリコングリー
スも綿棒で乾拭きすることが好ましい。また、綿棒は、
使用する度に新しいものに取り替えることが好ましい。
このように過剰量の潤滑剤を拭き取り、あるいは所定部
分以外の箇所に付着している潤滑剤を拭き取ると、情報
記録媒体の汚染を有効に防止し、情報の記録・再生ミス
を防止することができる。
【0044】このように、スピンドル93の挿入口部1
00に又はその近傍に、潤滑剤層が形成されていると、
スピンドル93とハブ67の中心孔77との摺動性又は
滑りが改善される。 [情報記録媒体]以下、上記のようなハブを備えた情報
記録媒体について、第1図に基づいてその一例を説明す
る。第1図には、張合せ型情報記録媒体が示されてい
る。
【0045】本発明の情報記録媒体61は、例えば、第
1図に示すような張合せ型の情報記録媒体であって、記
録層63bが2枚の基板本体63,63の間に位置する
ように張り合わされたディスク基板本体63,63と、
このディスク基板本体の中心開口65,65に各々両側
から嵌装されるハブ67,67とを備えている。
【0046】例えば第1図あるいは第2図に示す情報記
録媒体では、ハブ67を構成する柱状部71には、金属
部材67a(またはs12)が埋設され、かつ柱状部7
1のそれ以外の部分(すなわち、中心孔77の開孔周縁
部s9,s11と内周部s8全体)は、樹脂で形成され
ている。このような情報記録媒体61では、スピンドル
93は、潤滑剤層が中心孔口89表面に設けられ、滑性
に優れた中心孔に挿通されることになるため、情報記録
媒体61の脱着操作はスムーズとなり、ローディング不
良が発生することがない。なお、第1図において潤滑剤
層は必ずしも設けなくてもよい。
【0047】したがって、この情報記録媒体61は、自
動着脱装置(オートチェンジャ)を用い、ディスクドラ
イブ(ドライブ装置)への数万回ないし数十万回もの着
脱操作を自動的に行なう場合に最適である。 [ディスク基板本体]ディスク基板本体63は、樹脂基
板63aと、この樹脂基板63aの内側表面sに積層さ
れる記録層63bを有している。なお、本態様では、両
方のディスク基板本体63,63が記録層63bを有し
た構成となっているが、記録層63bは何れか一方にだ
け形成されていてもよい。
【0048】樹脂基板63aは、従来公知の樹脂材料の
何れで形成してもよく、例えば、基板材料として通常用
いられる材料、例えばポリメチルメタアクリレートおよ
びポリカーボネートなどの他、エチレンと環状オレフィ
ン、例えばテトラシクロドデセン、メチルシクロテトラ
ドデセンおよびノルボルネン等とのランダム共重合体な
どを用いることができる。
【0049】好ましい基板材料としては、135℃のデ
カリン中で測定した極限粘度[η]が0.05〜10d
l/gである、 (a)下記一般式[1]で表わされる環状オレフィンと
エチレンとの共重合体からなる環状オレフィン系ランダ
ム共重合体、または (b)下記一般式[1]で表わされる環状オレフィンと
の開環重合体もしくはその水素添加物からなるポリオレ
フィンがある。
【0050】
【化1】
【0051】……[1] (式[1]中、nは0または1、mは0または正の整
数、R1〜R18はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン
原子および炭化水素基からなる群から選ばれる原子また
は基を示す。またR15〜R18は互いに結合して単環また
は多環を形成していてもよく、また、R15とR16とで、
またはR17とR18とで2価の炭化水素基を形成していて
もよい。R15〜R18より形成される前記単環または多環
は二重結合を有していてもよい。) また、このディスク基板本体63内表面に設けられる記
録層63bは、記録材料層、あるいは必要に応じてこの
記録材料層の上および/または下に、無機または有機材
料からなる保護層(例えば、SiNx および紫外線硬化
樹脂等) 、エンハンス層、反射層、熱良伝体層( 例え
ば、Al合金)、干渉層、反射防止層などの層の1つま
たは2つ以上の層を積層した積層体からなり、他の態様
では有機材料(例えば紫外線硬化樹脂)または無機材料
からなる保護層が最外層として積層されていることが好
ましい。特に、基板63a上には、SiN保護層/記録
材料層/SiN保護層/Al合金層/紫外線硬化樹脂層
がこの順序で積層されてなる記録層63bが積層されて
いることが好ましい。記録材料層としては、光学的記録
材料であれば特に制限はなくコンパクトディスク(C
D)やCD−ROMなどの再生専用型、情報の記録は可
能であるが消去不可能な追記型、情報の書換えが自由に
できる書換え型などのいずれの記録材料であってもよい
が、例えばTb・Fe・Co等の希土類元素と3d遷移
金属とを含む合金およびTb・Fe・CoにPtまたは
Pdを加えたもの等の希土類元素と3d遷移金属と耐食
性金属とを含む合金等の光磁気記録材料;シアニン、ナ
フタロシアニン系色素などの有機色素材料;Te、Te
−C−H、Te−Cr−C−H等の低融点金属材料ある
いはディスク基板に信号に対応したピットを形成したも
のなどを挙げることができる。この中では、特に光磁気
記録材料層が好ましい。
【0052】このディスク基板本体63,63は、第1
図(または第6図)に示すように直接接着剤層68cを
介して接着され、あるいは第2図(または第7図)に示
すように外周スペーサ68aおよび内周スペーサ68b
を介し接着剤または超音波溶接等によって張り合わされ
る(エアーサンドイッチ型)。
【0053】本発明において、ディスク基板とハブとを
接着する接着剤としては、 アミノ樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール系樹脂、
キシレン樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシ
アネート、不飽和ポリエステル、アクリル樹脂等の熱硬
化性接着剤: 酢酸ビニル系、アクリル系、エチレン共重合体系、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性接着
剤: ポリクロロプレン系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、S
BR系、天然ゴム系等のゴム系接着剤: ゴム系、アクリル系、エマルジョン型、オリゴマー型、
ホットメルト型、熱硬化型、吸湿硬化型等の感圧接着
剤: 水溶型、高温型、反応型、感圧型等のホットメルト接着
剤: シアノアクリレート系等の瞬間接着剤: 嫌気性接着剤などがあり、超音波または高周波溶着でも
よい。これらの内で好ましい接着剤としては、アクリレ
ート系またはエポキシ系のUV(紫外線)硬化型接着剤
が挙げられる。
【0054】また、ディスク基板同士、またはハブ同士
を接着する接着剤としては、上記接着剤も同様に用いる
ことができるが、中でも水溶型、高温型、反応型あるい
は感圧型のホットメルト接着剤が好ましく、さらにこれ
らの中でも軟化点が130℃以上、特に軟化点が140
℃を超えるようなホットメルト接着剤が好ましく用いら
れる。
【0055】このようなホットメルト接着剤としては、
例えば、次の組成を有するものが例示される。 (組成) α-オレフィンポリマー ……1〜60重量% (エチレン−プロピレンコポリーマー、ポリプロピレン、ポリイソブチレンな ど) スチレンタイプのポリマー ……1〜30重量% タッキーファイアー(粘着付与剤) ……30〜95重量% (数平均分子量300〜5000の脂環族樹脂など) [情報記録媒体の使用方法]本発明の情報記録媒体61
は、例えば第5図に示すようなドライブ装置91のスピ
ンドル93をハブ67の中心孔77に挿通・嵌合した状
態で、金属部材67aをドライブ装置91のマグネット
95に吸着させて、ドライブ装置91に保持固定され
て、使用される。
【0056】なお、第8図は、本発明に係る情報記録媒
体61、ディスクカートリッジ、及びディスクドライブ
の断面図であり、第9図は、第8図に示したディスクカ
ートリッジの正面図であるが、上述したような本発明に
係る情報記録媒体61は、例えば第8図あるいは第9図
に示すように中空薄箱状の本体ケース510内に回転可
能に収容・保持され、光ディスクカートリッジとして使
用することができる。
【0057】情報記録媒体を収容する本体ケース510
は、たとえば合成樹脂で形成された一対のケース構成体
510a,510bを中空部511が形成されるように
貼り合わせることにより形成される。この本体ケース5
10には、情報記録媒体の基板の一部を外部に露出させ
る開放窓512が表裏両面に形成されている。また、上
記本体ケース510には、開放窓512を開閉するため
の開閉シャッター513が第9図中矢印方向に往復スラ
イド可能に装着されている。
【0058】さらに、本体ケース510には、ディスク
ドライブ装置のターンテーブル96を挿通するための開
口514が形成されており、この開口514の縁に沿っ
て、情報記録媒体に対向する本体ケース510の内面に
は、内周リブ515が形成されている。この内周リブ5
15は、この内周リブ515と情報記録媒体との間の隙
間を比較的小さくして、情報記録媒体が「がたつく」こ
とを防止するためのものである。
【0059】このディスクカートリッジ510に収納さ
れた情報記録媒体は、光ディスクドライブ装置に装着さ
れて回転される。この光ディスクドライブ装置は、既述
したようにターンテーブル96を備えている。このター
ンテーブル96は、ハブ67を包持するように環状に形
成された環状保持部523と、中央部から突出し先端部
521aが円錐状(テーパー状)に形成され、ハブ67
の中心孔77に挿入されるスピンドル93とを有してい
る。
【0060】また、ターンテーブル96には、環状保持
部523がハブ67を包持しスピンドル93(53)が
中心孔77に挿入された状態において、ハブ67の金属
製プレートs12を吸着するためのマグネット524が
設けられており、このマグネットおよび環状保持部によ
り、ハブ67がターンテーブル96に固定される。ター
ンテーブル96を回転させると、情報記録媒体が回転
し、開口窓512から露出した基板63にレーザ光が照
射されて、情報の記録・再生が行われる。
【0061】また、本発明者は、この情報記録媒体(光
ディスク)を用いて、縦置きドライブ(SONY(株)製、
SMO−S501 縦置き)に5.25インチサイズの
光記録ディスクを装着する実験(ロードアンドロードテ
スト)を2万回行ったが、異常は発生しなかった。な
お、縦置きドライブとは、ドライブのディスクカートリ
ッジ挿入口が地面に対して垂直となっており、ディスク
カートリッジは上記挿入口へ縦にして挿入するタイプの
ドライブである。なお、この「縦置きローディングテス
ト」の際には、ドライブ装置として、SONY DRI
VE(SONY(株)製、SMO- S501)を用いた。こ
のロードアンロードテストの際には第10図(A)およ
び第10図(B)に示すような本発明に係る2種の光デ
ィスク用ハブを用いた。いずれの光ディスク用ハブも、
ポリカーボネート製のハブ本体に磁性板がはめ込み取り
付けられており、かつ曲率半径(R)はそれぞれ0.3
mm(第10図(A))、0.5mm(第10図
(B))である。なお、比較例として用いた従来のハブ
では、曲率半径は0.2mm(第15図、第16図)で
ある。
【0062】なお、この実験に際しては、ロボット(三
菱電機(株)製、RVーCMI)を用いて、自動で「ロードア
ンドロードテスト(LOAD/UNLOAD試験)」を
行った。
【0063】「ロードアンドロードテスト」とは、下記
のようなローディング動作を繰り返し行うことを言い、
このテストではロボットを用いた。また、ハブの内径
(2p)は、ピンゲージを用いて評価した。
【0064】すなわち、ロボットに、完全に引き抜かれ
た状態の情報記録媒体を縦置きドライブにまずはじめに
収納(挿入)させる。このように情報記録媒体を収納さ
れることにより、情報記録媒体は自動的に該ドライブに
装着され、ついで、該ドライブは該情報記録媒体のスピ
ンアップを開始し、縦置きドライブは記録・再生可能な
「READY状態」となり、該ドライブに設置された
「BUSY LAMP(急速回転指示ランプ)」が消え
る。このようにランプが消えた後で、ロボットに情報記
録媒体の取り出しを指示する「EJECTボタン」を押
させる。すると、情報記録媒体はドライブから排出され
その一部分が出てくる。そこで一部分が排出された情報
記録媒体をロボットに完全に抜き取らせると、このテス
トが1回終了する。このようなテストを繰り返して行う
ことを、「ロードアンドロードテスト」という。なお、
情報記録媒体がドライブに挿入されてから15秒間経っ
てもドライブが「READY状態」とならない場合に
は、警報が鳴るようにドライブをセットした。また、1
回のタクトタイムは22秒間であった。
【0065】このようなロードアンドロードテストを2
0,000回行なったところ、本発明のハブ(A)およ
び(B)では、ローディング不良などの問題は全く生じ
なかった。なお、ロードアンドロードテストの途中段階
においてもハブ部分を目視観察したが、異常は認められ
らなかった。
【0066】また、上記のようにシリコーングリースか
らなる潤滑剤層(シリコーングリース層ともいう)を所
定箇所に設けた本発明に係る情報記録媒体を用意して行
ったロードアンドロードテストにおいても、ローディン
グ不良などの問題は全く生じなかった。またロードアン
ドロードテストの途中でハブ部分を上記と同様に目視観
察したが異常は認められなかった。
【0067】なお、第15図あるいは第16図に示すよ
うな従来例に係る曲率半径(R)が0.2mmのR型ハ
ブを用いた上記と同様のロードアンドロードテストにお
いては、ドライブ装置の種類によっては、挿入口部80
5が次第に変形しローディング不良などの問題が生じ
た。
【0068】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れないのは勿論であり、種々変形可能である。以上説明
してきた情報記録媒体および情報記録媒体用ハブはいず
れも「張り合わせ型」のもの(第1図、第2図参照)で
あるが、次に「単板型」の情報記録媒体および単板型の
情報記録媒体用ハブについて説明する。
【0069】第13図に示す情報記録媒体21は、単板
型の情報記録媒体であって、ディスク基板本体23a
と、ディスク基板本体23aの中心開口25に嵌装され
るハブ27とを備えている。
【0070】ディスク基板本体23a、記録材料層など
は、前記情報記録媒体の場合と同様である。ディスク基
板本体23aの中心開口25にはハブ27が嵌装されて
いる。このハブ27は、第1図の情報記録媒体における
ハブ67と同様に、筒状部31と、該筒状部31の一方
端から外方向に伸出されてなるフランジ部33と、他方
端側を閉塞する底部35とからなる樹脂製本体27bを
有しており、底部35にはドライブ装置のスピンドルを
挿入するための中心孔37が形成されており、中心孔3
7の廻りは筒状のボス部分38となっている。
【0071】この樹脂製本体27bの底部35外側表面
には、環状の金属部材27aが埋設されており、この金
属部材27aは、その中心開口39内に中心孔37が位
置するように配置される。また、金属部材27aの中心
開口39は、樹脂製本体27bの中心孔37よりも大半
径であり、開口39の内縁端と中心孔37の内周部s1
とは所定の距離を持って離間している。樹脂製本体27
bの底部35では、ボス部分38は底部35の一部であ
り、したがって中心孔37の周縁部s2,s3と内周部
s1は全体が樹脂で形成されている。そして金属部材2
7aは、底部35の外側表面における中心孔周縁部s2
と外周縁部s4との間に露出する露出部s5を有してい
る。
【0072】樹脂製本体27b、金属部材27a等の材
料は前記と同様である。また、ハブ27、情報記録媒体
21などは前記と同様にして製造される。このような単
板型情報記録媒体21のスピンドル挿入口部100は前
記「張り合わせ型」の情報記録媒体61における挿入口
部100の場合と同様に、ハブの中心孔の挿入口部が、
中心孔から開口端に向かって弧状に拡開している。また
このように面取り(弧状に拡開)された挿入口部100
には前記と同様な潤滑剤層(図示せず)が形成されるこ
とが好ましい。
【0073】
【発明の効果】このような本発明に係るハブを用いた情
報記録媒体では、ドライブ装置に該媒体を繰り返して装
脱着した場合でも、例えば情報記録媒体がスピンドルに
装着しない(はまらない)、あるいは情報記録媒体がス
ピンドルから外れないというようなトラブルはほとんど
あるいはまったく発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
の断面図である。
【図2】第2図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
の断面図である。
【図3】第3図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
に用いる情報記録媒体用ハブの下方向から見た斜視図で
ある。
【図4】第4図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
に用いる情報記録媒体用ハブの上方向から見た斜視図で
ある。
【図5】第5図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
を光ディスクドライブ装置に装着する状態を示す要部拡
大断面図である。
【図6】第6図は、実施例に係る情報記録媒体を示す断
面図であって、第1図の情報記録媒体における、ハブの
外向き端面に環状金属部材を係合させる凹部が設けられ
ていないタイプの張り合わせ型情報記録媒体である。
【図7】第7図は、第2図の情報記録媒体における、ハ
ブの外向き端面に凹部が設けられていないタイプのエア
ーサンドイッチ型情報記録媒体である。
【図8】第8図は、本発明の実施例に係る情報記録媒
体、ディスクカートリッジ、ディスクドライブの断面
図、および面取りされたスピンドル挿入口部を拡大して
示す縦断面図である。
【図9】第9図は、第8図に示した光ディスクカートリ
ッジの正面図である。
【図10】第10図は、本発明の実施例に係る情報記録
媒体用ハブの挿入口部断面図である。第10図(A)
は、曲率半径が0.3mmのハブの挿入口部断面図であ
る。
【図11】第10図は、本発明の実施例に係る情報記録
媒体用ハブの挿入口部断面図である。第10図(B)
は、曲率半径が0.5mmのハブの挿入口部断面図であ
る。
【図12】第11図は、本発明の実施例に係る情報記録
媒体における各種形状の金属製ハブの中心孔の挿入口部
断面図である。
【図13】第12図は、ハブの中心に金属製リングがイ
ンサート成形されているインサートハブの断面図であ
る。
【図14】第13図は、本発明の実施例に係る単板型の
情報記録媒体の断面図である。
【図15】第14図は、本発明の実施例に係る単板型の
情報記録媒体の断面図である。
【図16】第15図は、従来例に係る曲率半径が0.2
mmの樹脂製ハブの断面図である。
【図17】第16図は、従来例に係る曲率半径が0.2
mmの金属製ハブ(SUSハブ)の断面図である。
【符号の説明】
67…ハブ、77…中心孔、100…挿入口部、53、
93…スピンドル、61、21…光ディスクプレート、
72a……拡開面、72……開口端、R…曲率半径。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
の断面図である。
【図2】第2図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
の断面図である。
【図3】第3図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
に用いる情報記録媒体用ハブの下方向から見た斜視図で
ある。
【図4】第4図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
に用いる情報記録媒体用ハブの上方向から見た斜視図で
ある。
【図5】第5図は、本発明の実施例に係る情報記録媒体
を光ディスクドライブ装置に装着する状態を示す要部拡
大断面図である。
【図6】第6図は、実施例に係る情報記録媒体を示す断
面図であって、第1図の情報記録媒体における、ハブの
外向き端面に環状金属部材を係合させる凹部が設けられ
ていないタイプの張り合わせ型情報記録媒体である。
【図7】第7図は、第2図の情報記録媒体における、ハ
ブの外向き端面に凹部が設けられていないタイプのエア
ーサンドイッチ型情報記録媒体である。
【図8】第8図は、本発明の実施例に係る情報記録媒
体、ディスクカートリッジ、ディスクドライブの断面
図、および面取りされたスピンドル挿入口部を拡大して
示す縦断面図である。
【図9】第9図は、第8図に示した光ディスクカートリ
ッジの正面図である。
【図10】第10図は、本発明の実施例に係る情報記録
媒体用ハブの挿入口部断面図である。第10図(A)
は、曲率半径が0.3mmのハブの挿入口部断面図であ
る。第10図(B)は、曲率半径が0.5mmのハブの
挿入口部断面図である。
【図11】第11図は、本発明の実施例に係る情報記録
媒体における各種形状の金属製ハブの中心孔の挿入口部
断面図である。
【図12】第12図は、ハブの中心に金属製リングがイ
ンサート成形されているインサートハブの断面図であ
る。
【図13】第13図は、本発明の実施例に係る単板型の
情報記録媒体の断面図である。
【図14】第14図は、本発明の実施例に係る単板型の
情報記録媒体の断面図である。
【図15】第15図は、従来例に係る曲率半径が0.2
mmの樹脂製ハブの断面図である。
【図16】第16図は、従来例に係る曲率半径が0.2
mmの金属製ハブ(SUSハブ)の断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクドライブ装置のスピンドルが挿
    入される中心孔を有し、該ディスクドライブ装置のター
    ンテーブルに備えられたクランプ用マグネットに吸着可
    能なハブにおいて、 上記ハブの中心孔の挿入口部断面が開口端に向かって
    0.2mmを超え2.0mm以下の曲率半径(R)で、
    弧状に拡開していることを特徴とする情報記録媒体用ハ
    ブ。
  2. 【請求項2】 上記曲率半径(R)が0.3mm以上
    0.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    情報記録媒体用ハブ。
  3. 【請求項3】 上記挿入口部および/または中心孔内周
    部が樹脂製であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の情報記録媒体用ハブ。
  4. 【請求項4】 上記挿入口部またはその近傍に潤滑剤層
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の情報記録媒体用ハブ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のハ
    ブを備えた情報記録媒体。
JP9819492A 1991-08-02 1992-04-17 情報記録媒体用ハブ、および情報記録媒体 Pending JPH0689525A (ja)

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JP9819492A JPH0689525A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報記録媒体用ハブ、および情報記録媒体
PCT/JP1992/000984 WO1993003482A1 (en) 1991-08-02 1992-08-03 Hub for optical recording medium and optical recording medium
EP92916517A EP0555486A4 (en) 1991-08-02 1992-08-03 Hub for optical recording medium and optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

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JP9819492A Pending JPH0689525A (ja) 1991-08-02 1992-04-17 情報記録媒体用ハブ、および情報記録媒体

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