JP2001043572A - 光ディスクのリサイクル方法及びリサイクル光ディスク - Google Patents

光ディスクのリサイクル方法及びリサイクル光ディスク

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JP2001043572A
JP2001043572A JP11213950A JP21395099A JP2001043572A JP 2001043572 A JP2001043572 A JP 2001043572A JP 11213950 A JP11213950 A JP 11213950A JP 21395099 A JP21395099 A JP 21395099A JP 2001043572 A JP2001043572 A JP 2001043572A
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optical disk
substrate
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recording layer
recycled
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Yutaka Oki
裕 大木
Toshiyuki Kashiwagi
俊行 柏木
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Sony Corp
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    • G11B7/26Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要光ディスクを簡便、かつ安価にリサイク
ルすることが可能なリサイクル方法及びリサイクルディ
スクを提供する。 【解決手段】 基板上に少なくとも記録層が形成されて
なる光ディスクの前記記録層を剥離除去した後、記録層
が形成された他の基板を貼り合わせて新たな光ディスク
とし、上記記録層が剥離除去された基板を再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクのリサ
イクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ記録の分野においては光学
データ記録方式に関する研究が各所で進められており、
また、実用化されている。この光学データ記録方式は、
非接触で記録・再生が行えること、磁気記録方式に比べ
て一桁以上も高い記録密度が達成できること、再生専用
型、追記型、書換可能型のそれぞれのメモリー形態に対
応できる等の数々の利点を有し、安価な大容量ファイル
の実現を可能とする方式として産業用から民生用まで幅
広い用途に用いられている。
【0003】そのため、CD(コンパクトディスク)、
CD−R(追記型コンパクトディスク)等の、光ディス
クの生産枚数は年々増加する一方であり、また、それに
伴って不要光ディスク、例えばユーザーにおける使用済
み品や破壊品、生産工場における不良品等の量も増加す
る傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの光ディスクの
不要品は、ユーザーもしくは生産工場において個別に廃
棄しなければならないのが現状である。光ディスクは、
ポリカーボネイト樹脂等の光透過性を有する合成樹脂か
らなる基板と、情報信号の記録再生のために用いられる
光ビームを反射するアルミニウム等からなる反射膜等の
金属層、さらに紫外線硬化型樹脂等から形成された保護
層やレーベル印刷層等の複数の材料層からなる多層構造
を有しているため、そのままでは再利用が困難である。
そのため、これらの廃棄された光ディスクの基板は、大
半がリサイクルされることなく捨てられるのが現状であ
り、地球環境的にも資源の有効利用の点でも好ましくな
い。
【0005】そこで、再利用の1つの方法として、廃棄
されるディスクをそのまま粉砕し、金属層、保護層、レ
ーベル印刷層が混入した状態で成形材料として用いるこ
とが行われている。他の方法として、機械的研磨法、化
学的処理法を用いて基板から金属層等の他の層を取り除
き、これを成形材料として用いる方法も提案されてい
る。
【0006】前者の方法にあっては、リサイクル後の樹
脂材料に金属層を形成した金属等の不純物が多量に混入
することから不良ディスク又は廃棄されるディスクを粉
砕し、それを材料にして再び成形された成形体の物理特
性、例えば曲げ強度、曲げ弾性率等が不安定になりその
用途が限られてしまう。
【0007】これに対して、後者の方法によれば、比較
的純粋な樹脂材料が再利用可能となるが、機械的研磨
法、化学的処理法のいずれの場合にも設備が高価であ
り、処理効率の点でも課題が多い。化学的処理法を採用
した場合には、化学薬品を大量に使用する必要があるこ
とから、2次汚染等を発生させ環境を悪化させる問題も
ある。
【0008】また、追記型の光ディスク、例えばCD−
Rディスクにおいては、反射層に金のような高価な貴金
属が用いられることが多いが、上述の方法ではこれら貴
金属の再利用については考慮されていないのが実情であ
る。
【0009】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、不要光ディスクを簡便、かつ安
価にリサイクルすることが可能なリサイクル方法及びリ
サイクルディスクを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
のリサイクル方法は、基板上に少なくとも記録層が形成
されてなる光ディスクの前記記録層を剥離除去した後、
記録層が形成された他の基板を貼り合わせて新たな光デ
ィスクとし、上記記録層が剥離除去された基板を再利用
することを特徴とする。
【0011】本発明に係る光ディスクのリサイクル方法
によれば、基板上に少なくとも記録層が形成されてなる
光ディスクの前記記録層を剥離除去する。そして、当該
光ディスクに、記録層が形成された他の基板を貼り合わ
せて新たな光ディスクとする。 したがって、基板上に
少なくとも記録層が形成されてなり、記録層が剥離除去
された光ディスクの基板に新たな記録層が形成される。
【0012】本発明に係る光ディスクのリサイクル方法
は、基板上に少なくとも記録層が形成されてなる光ディ
スクの少なくとも一方の面を研磨した後、記録層が形成
された他の基板を貼り合わせて新たな光ディスクとし、
上記研磨された光ディスクを再利用することを特徴とす
る。
【0013】本発明に係る光ディスクのリサイクル方法
によれば、基板上に少なくとも記録層が形成されてなる
光ディスクの少なくとも一方の面を研磨する。そして、
当該光ディスクに、記録層が形成された他の基板を貼り
合わせて新たな光ディスクとする。
【0014】したがって、基板上に少なくとも記録層が
形成されてなり、少なくとも一方の面が研磨された光デ
ィスクの基板に新たな記録層が形成される。
【0015】本発明に係るリサイクル光ディスクは、記
録層が剥離除去された光ディスク基板上に、記録層が形
成された他の基板が貼り合わされてなることを特徴とす
る。
【0016】本発明に係るリサイクル光ディスクは、記
録層が剥離除去された光ディスク基板を用いているた
め、曲げ強度、曲げ弾性率等の物理的特性に優れる。
【0017】本発明に係るリサイクル光ディスクは、少
なくとも一方の面が研磨された光ディスク上に、記録層
が形成された他の基板が貼り合わされてなることを特徴
とする。
【0018】本発明に係るリサイクル光ディスクは、少
なくとも一方の面が研磨された光ディスクを用いている
ため、曲げ強度、曲げ弾性率等の物理的特性に優れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。
【0020】本発明に係るリサイクル方法によってリサ
イクルされる光ディスクは、いわゆるコンパクトディス
ク(以下、CDと称する。)のような再生専用型の光デ
ィスク、追記型コンパクトディスク(以下、CD−Rと
称する。)のような記録可能な光ディスクである。図1
及び図2にそれぞれの代表的な構成を示す。図1は、再
生専用型の光ディスクであり、基板11と、金属層12
と、保護層13と、レーベル14とを備える。また、図
2は、追記型の光ディスクであり、基板11と、色素層
15と、金属層12と、保護層13と、レーベル14と
を備える。
【0021】基板11は、ポリカーボネイト樹脂等の光
透過性を有する合成樹脂材料を射出成形することによっ
て中心孔を有する円盤状に形成されている。基板11の
一方の面には、光ディスクが再生専用の光ディスクであ
る場合には複数のピットからなるトラックが渦巻状又は
同心円状に形成されて情報記録面となっている。本実施
の形態においては、この情報記録面の凹凸と金属層12
とを合わせて記録層と定義する。
【0022】また、光ディスクが記録可能なディスクで
ある場合には、基板11の一方の面には、プリグルーブ
が渦巻状又は同心円状に形成されている。この基板11
の他方の面側から記録及び/又は再生装置の光ピックア
ップから出射された光ビームが照射される。
【0023】金属層12は、基板11の一方の面、すな
わちピットが形成されている面を覆うように形成され
る。この金属層12は、光ディスクが再生専用型のもの
である場合には、アルミニウム等の金属を用いて蒸着や
スパッタリングによって基板11の一方の面に被着形成
される。また、光ディスクが記録可能なものであり、追
記型の光ディスクの場合には、金属層12は、金等によ
り後述する色素層15の上に設けられている。
【0024】保護層13は、上記のようにして設けられ
た金属層12を保護するために、紫外線硬化型樹脂等を
用いて金属層12上に設けられる。この保護層13は、
基板11の一方の面に金属層12の全面を覆うように設
けられる。
【0025】レーベル14は、保護層13の表面に印刷
される。
【0026】色素層15は、追記型の光ディスクの場合
に形成され、基板11の一方の面、すなわちプリグルー
ブが形成されている面を覆うようにコーティングされ
る。色素層15は、記録層として機能し、色素の非可逆
的変化による記録層の状態変化を利用して情報を記録再
生する媒体である。したがって、本実施の形態において
は、光ディスクが記録可能なディスクである場合は、色
素層15を記録層と定義する。なお、現在、追記型の光
ディスクの色素層15には、シアニン色素やフタロシア
ニン色素等の有機色素が用いられており、場合によって
は、クエンチャー(一重項酸素失活剤)等が混合されて
いる。
【0027】以上により構成された図1及び図2に示す
ような光ディスク1及び光ディスク2は、下記のように
してリサイクルすることができる。
【0028】まず、光ディスク1および光ディスク2に
おいて、基板11の金属層12を形成した側の最表層を
剥離除去する。すなわち、図1及び図2に示すような光
ディスク1及び光ディスク2においては、レーベル14
が金属層2を形成した側の最表層となるため、レーベル
14を剥離除去する。
【0029】また、ここで、光ディスクが再生専用型の
ものである場合、すなわち光ディスク1のタイプの場
合、レーベル14を剥離除去しても良いし、レーベル1
4を除去したうえで保護層13を剥離除去、もしくは、
レーベル14と保護層13を一緒に剥離除去しても良
い。また、レーベル14と、保護層13とを除去したう
えで、金属層12を剥離除去、もしくは、レーベル14
と保護層13と金属層12を一緒に剥離除去しても良
い。この時、基板11表面に形成されたピットに入り込
んでいる金属層12は、完全に除去しても良いし、除去
しなくても良い。そして、上記の各層を剥離除去した後
は、剥離除去した表面を平坦化することが好ましい。表
面を平坦化することにより、光ディスクをリサイクルし
た際、品質の良いリサイクル光ディスクを再生すること
ができるからである。
【0030】また、上記の各層を剥離除去した際、各層
を除去した後の表面層となる面の平坦度がでている場合
には、特に平坦化を行う必要はない。そして、表面層に
存在するピット等の凹部は、そのまま残しておいても問
題はなく、凹部を除去するための処理を施す必要はな
い。また、凹部に入り込んでいる他層の組成物も、凸状
になって平坦化された表面から飛び出していない限り
は、特に全て除去する必要はない。例えば、レーベル1
4、保護層13及び金属層12を除去した場合、基板1
1に形成されたピットの凹部に金属層12が残っていた
としても、基板11の表面の平坦度がでており、金属層
12がピット部において凸状になって基板11の表面か
ら飛び出していない限りは、特に取り除く必要はない。
【0031】また、光ディスク1および光ディスク2に
おいて、基板11の金属層12を形成した側の最表層を
研磨しても良い。すなわち、図1及び図2に示すような
光ディスク1及び光ディスク2においては、レーベル1
4が金属層2を形成した側の最表層となるため、レーベ
ル14表面を平坦化する。
【0032】また、ここで、光ディスクが再生専用型の
ものである場合、すなわち光ディスク1のタイプの場
合、レーベル14の表面を研磨しても良いし、レーベル
14を研磨除去したうえで保護層13の表面を研磨して
も良い。また、レーベル14と、保護層13とを研磨除
去したうえで、金属層12の表面を研磨しても良い。そ
して、レーベル14と、保護層13と、金属層12とを
研磨除去したうえで基板11の表面を研磨しても良い。
この時、基板11表面に形成されたピットに入り込んで
いる金属層12は、完全に除去しても良いし、除去しな
くても良い。
【0033】そして、表面層に存在するピット等の凹部
は、そのまま残しておいても問題はなく、凹部を除去す
るための処理を施す必要はない。また、凹部に入り込ん
でいる他層の組成物も、凸状になって平坦化された表面
から飛び出していない限りは、特に全て除去する必要は
ない。例えば、レーベル14、保護層13及び金属層1
2を除去した場合、基板11に形成されたピットの凹部
に金属層12が残っていたとしても、基板11の表面の
平坦度がでており、金属層12がピット部において凸状
になって基板11の表面から飛び出していない限りは、
特に取り除く必要はない。
【0034】以上の操作における、各層の剥離除去処
理、平坦化処理は、研磨は、従来公知の技術を用いて行
うことができる。
【0035】また、光ディスクが記録可能なものである
場合、すなわち光ディスク2のタイプの場合、レーベル
14を剥離除去しても良いし、レーベル14を剥離除去
したうえで保護層13を剥離除去、もしくは、レーベル
14と保護層13とを一緒に剥離除去しても良い。ま
た、レーベル14と、保護層13とを除去したうえで、
金属層12を剥離除去、もしくは、レーベル14と保護
層13と金属層12とを一緒に剥離除去しても良い。そ
して、レーベル14と、保護層13と、金属層12とを
除去したうえで色素層15を剥離除去、もしくは、レー
ベル14と、保護層13と、金属層12と色素層15と
を一緒に剥離除去しても良い。そして、上記の各層を剥
離除去した後は、剥離除去した表面を平坦化することが
好ましい。表面を平坦化することにより、光ディスクを
リサイクルした際、品質の良いリサイクル光ディスクを
再生することができるからである。
【0036】また、上記の各層を除去する場合は、各層
を除去した後に表面層となる面の平坦度がでている場合
には、特に平坦化を行う必要はない。そして、表面層に
存在するプリグルーブ等の凹部は、そのまま残しておい
ても問題はなく、凹部を除去するための処理を施す必要
はない。また、凹部に入り込んでいる他層の組成物も、
凸状になって平坦化された表面から飛び出していない限
りは、特に全て除去する必要はない。例えば、図2に示
すような光ディスクにおいて、レーベル14、保護層1
3、金属層12及び色素層15を除去した場合、基板1
1に形成されたプリグルーブの凹部に色素層15が残っ
ていたとしても、基板11の表面の平坦度がでており、
色素層15がピットにおいて凸状になって基板11の表
面から飛び出していない限りは、特に取り除く必要はな
い。
【0037】また、ここで、光ディスクが記録可能なも
のである場合、すなわち光ディスク2のタイプの場合、
レーベル14の表面を研磨しても良いし、レーベル14
を研磨除去したうえで保護層13の表面を研磨しても良
い。また、レーベル14と、保護層13とを研磨除去し
たうえで、金属層12の表面を研磨しても良い。そし
て、レーベル14と、保護層13と、金属層12とを研
磨除去したうえで色素層15の表面を研磨しても良い。
さらに、レーベル14と、保護層13と、金属層12
と、色素層15とを研磨除去したうえで基板11の表面
を研磨しても良い。
【0038】そして、表面層に存在するプリグルーブ等
の凹部は、そのまま残しておいても問題はなく、凹部を
除去するための処理を施す必要はない。また、凹部に入
り込んでいる他層の組成物も、凸状になって平坦化され
た表面から飛び出していない限りは、特に全て除去する
必要はない。例えば、図2に示すような光ディスクにお
いて、レーベル14、保護層13、金属層12及び色素
層15を研磨除去した場合、基板11に形成されたプリ
グルーブの凹部に色素層15が残っていたとしても、基
板11の表面の平坦度がでており、色素層15がピット
において凸状になって基板11の表面から飛び出してい
ない限りは、特に取り除く必要はない。
【0039】以上の操作における、各層の除去処理、平
坦化処理は、研磨は、従来公知の技術を用いて行うこと
ができる。
【0040】また、記録可能な光ディスク2の場合、金
属層12には、高価な金や銀などが用いられることか
ら、金属層12を除去、回収することが好ましい。この
場合、金属層12を効率よく回収する方法としては、例
えば、特開平10−249103号公報に開示されてい
るように、光ディスク2の色素層15を溶解し、かつ基
板11を溶解しない有機溶剤と接触させて色素層15を
溶解することにより基板11と、金属層12、保護膜1
3及びレーベル14とに分離、回収する方法を用いても
良いし、特開平11−34057号公報に開示されてい
るように、光ディスク2に対して、媒質中で超音波を照
射して基板11と金属層12との界面に剥離を生じさせ
ることにより基板11と金属層12とを分離し、分離し
た金属層12を加熱して金属層12を回収する方法等を
用いても良い。
【0041】以上のようにして、基板11の金属層12
を形成した側の面を平坦化された光ディスク1及び2
は、平坦化された面に、シート表面に凹凸の形でピット
やグルーブ等の情報等が転写されたカバーシート16が
張り付けられる。以下、上記の操作において基板11の
金属層12を形成した側の面が平坦化された光ディスク
をリサイクル基板と呼ぶ。
【0042】カバーシート16の材料としては、例えば
透明プラスチックシート等を好ましく用いることができ
る。カバーシート16の厚みは、基板11の厚さ以下で
あることが好ましく、具体的には0.1mm程度が好ま
しい。カバーシート16の厚さを0.1mm程度とする
ことにより、カバーシート16を張り合わせた後のリサ
イクル基板の厚みは、1.2mm程度となり、現在用い
られているCDやCD−R、Digital Versatile Disc
(以下、DVDと称する。)等と同様の寸法となる。
【0043】カバーシート16上へのピットやプリグル
ーブ等の形成は、例えば図3に示すように高温加熱圧着
法により行うことができる。
【0044】まず、巻き出しロール22より送り出され
たカバーシート16をスタンパー17上に載置する。そ
して、カバーシート16をスタンパー17と高温に加熱
されたロール18との間で挟み込むことにより加圧し
て、カバーシート16にピットやプリグルーブ等の形状
を形成する。
【0045】次に、カバーシート16からスタンパー1
7を剥離し、図4に示すようにカバーシート16をリサ
イクル基板と同じ大きさに打ち抜く。
【0046】次に、リサイクルする光ディスクが再生専
用型のものである場合は、上記において打ち抜かれたカ
バーシート16のピットやプリグルーブ等が形成された
面に、反射層として機能する金属層12として、例えば
Alをスパッタンリング等により形成する。
【0047】また、リサイクルする光ディスクが記録可
能型のものである場合は、上記において打ち抜かれたカ
バーシート16のピットやプリグルーブ等が形成された
面に、記録層となる色素層及び金属層をこの順でスパッ
タリング等により形成する。ここで形成される色素層
は、リサイクルを行う前の光ディスクの記録層と比較し
て同等、もしくは、より高い記録密度を有することが好
ましい。これにより、リサイクル光ディスクは、リサイ
クルする前の光ディスクと比較して同等、もしくは、よ
り高い性能を有する光ディスクとしてリサイクルするこ
とができる。したがって、光ディスクは、よりグレード
の低いものへのリサイクルではなく、よりグレードの高
いものへの前向きなリサイクルが可能となる。
【0048】次に、色素層や金属層を形成したカバーシ
ート16をリサイクル基板に張り合わせるための接着層
21を形成する。接着層21を形成する接着剤として
は、DVD等の作製に用いられている感圧系接着剤や紫
外線硬化樹脂系接着剤等を用いることができる。ここ
で、リサイクル基板に、ピットやグルーブ等の凹部が存
在している場合においても、ピットやグルーブの深さは
0.1μm程度である。そして、紫外線硬化接着剤や感
圧性樹脂等の接着剤による接着層21の厚みは数μmで
ある。したがって、紫外線硬化接着剤や感圧性樹脂等を
用いることにより、紫外線硬化接着剤や感圧性樹脂等が
ピットやグルーブに入り込み凹部を埋めるため、リサイ
クルディスクと張り合わせた後のカバーシート16表面
の平坦度は均一に保たれ、平面性に優れた光ディスクを
リサイクルすることができる。
【0049】ここで、接着層21は、図4に示すような
スピンコート法などによりリサイクル基板23上に形成
することができる。そして、リサイクル基板23上に形
成された接着層21と、カバーシート16の色素層15
や金属層12が形成された面とが対向するように重ね合
わせることにより、カバーシート16とリサイクル基板
23とを張り合わせ、その上に例えばおもり26を載置
することにより、圧力を加えてカバーシート16とリサ
イクル基板23とを接着させる。また、接着剤24とし
て紫外線硬化樹脂系接着剤を用いた場合には、たとえ
ば、リサイクル基板側が下になるように透明な台27に
載置し、更に上から重りを載置する。そして、リサイク
ル基板23側から透明な台27を通して紫外線を照射す
ることにより、紫外線硬化樹脂系接着剤を硬化させてカ
バーシート16とリサイクル基板23とを接着させる。
これにより、リサイクル基板23表面に、新たな記録層
が形成されたリサイクル光ディスク28が再製される。
また、リサイクル基板23は、カバーシート16と張り
合わせる前に、脱脂処理等を施すことにより洗浄してお
くことが好ましい。リサイクル基板23を洗浄しておく
ことにより、より確実にカバーシート16とリサイクル
基板23とを接着することができるからである。なお、
図4においては、便宜上、リサイクル基板23の平坦
化、もしくは、研磨された面を波線で示してある。
【0050】ここで、カバーシート16をリサイクル基
板23に張り合わせた後のカバーシート16表面の平坦
度は、カバーシート16を張り合わせる前のリサイクル
基板23表面の平坦度の影響を受ける。カバーシート1
6表面に凹凸やうねりが生じている場合、カバーシート
16に光ビームが照射された際、カバーシート16表面
の凹凸やうねりのために、光ビームが所定の進行方向に
進むことができなくなり、その結果、正確な記録再生が
できなくなる。したがって、リサイクル基板23のカバ
ーシート16を張り合わせる面の平坦度を良く確認して
おくことが重要であり、リサイクル基板23と張り合わ
せた後のカバーシート16表面のうねりは、±数μm程
度の精度に抑えられていることが好ましい。
【0051】以上のようにしてリサイクルされたリサイ
クル光ディスク28は、カバーシート側の面から、カバ
ーシートを通して光ビームが照射されて情報の記録再生
が行われる超高密度光ディスクとして用いられる。
【0052】この超高密度光ディスクは、高倍率の対物
レンズ、例えば、開口数NAが0.8〜0.9の対物レ
ンズにより集光された光ビームで情報の記録再生が行わ
れる次世代の超高密度光ディスクである。この超高密度
光ディスクにおいては、波長400〜410nmの青紫
色レーザを用いると、直径12cmのサイズの光ディス
クにおいて片面を使用した場合でも15GB以上の記録
容量が実現することができる。15GBの容量を得られ
れば、現在広く用いられているVHS(VideoHome Syst
em)カセットと置き換えることも可能であり、高画質の
デジタル動画を3時間以上記録することが可能である。
したがって、本発明において再製される光ディスクはよ
り新しい世代の優れた光ディスクであり、旧世代の製品
の廃材を新世代の製品の主材料に用いるというリサイク
ルが成り立つ。また、超高密度光ディスクは、相変化型
材料や光磁気材料等の記録材料を用いることも可能であ
る。そして、カバーシートの厚みが0.1mm程度と薄
いため、光ディスクの傾きに起因するコマ収差が少な
く、高NAのレンズを用いた場合においても±1°以上
の光ディスクの傾きに対しても確実に情報の記録再生が
行われる。
【0053】また、このタイプの光ディスクでは、光デ
ィスクにおいてカバーシート16側の面から、カバーシ
ート16を通して光ビームを照射して情報の記録再生が
行われるため、リサイクル基板23はリサイクル光ディ
スク28においては、ダミー板の役割を果たすことにな
る。すなわち、リサイクル基板23の表面には、光ビー
ムが照射されることがなく、リサイクル基板23の表面
には、多少の擦傷等があっても問題なく用いることがで
きるため、より簡便にリサイクルを実現することができ
る。
【0054】上記においては、図1及び図2に示す光デ
ィスク1及び光ディスク2のレーベル14や保護層13
などが形成されている面に対して平坦化処理を施し、カ
バーシートを張り合わせた場合について説明したが、例
えば、図5及び図6に示すように光ディスク1及び光デ
ィスク2の他方の面、すなわち、レーベル14や保護層
13などが形成されている面と反対側の面にカバーシー
ト16を張り合わせてリサイクル光ディスク29を再製
しても良い。この場合、光ディスク1及び光ディスク2
の上述した他方の面は、基本的には平坦度がでているの
で、脱脂処理等を施して洗浄した後、上記と同様にして
カバーシート16を張り合わせればよい。なお、図5及
び図6においては、便宜上、リサイクルディスクの研
磨、もしくは、平坦化された面を波線で示してある。
【0055】以上、リサイクルディスク及びリサイクル
方法について詳細に説明したが、本発明は、上記の形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明に係
るリサイクル方法によれば、CDやCD−R等の不要光
ディスクの基板を、粉砕や溶解等の手段によらず簡便か
つ安価にリサイクルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CD(コンパクトディスク)の構成を示した断
面図である。
【図2】CD−R(追記型コンパクトディスク)の構成
を示した断面図である。
【図3】光ディスクのリサイクル方法における高温加熱
圧着法の工程を示した図である。
【図4】本発明に係る光ディスクのリサイクル工程の一
例を示した図である。
【図5】本発明に係るコンパクトディスク(CD)のリ
サイクル工程の一例を示した図である。
【図6】本発明に係る追記型コンパクトディスク(CD
−R)のリサイクル工程の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 コンパクトディスク(CD)、2 追記型コンパク
トディスク(CD−R)、11 基板、12 金属層、
13 保護層、14 レーベル、15 色素層、16
カバーシート、21 接着層、23 リサイクル基板

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも記録層が形成されて
    なる光ディスクの前記記録層を剥離除去した後、記録層
    が形成された他の基板を貼り合わせて新たな光ディスク
    とし、 上記記録層が剥離除去された基板を再利用することを特
    徴とする光ディスクのリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 上記剥離除去される記録層が色素を記録
    材料とする記録層であることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスクのリサイクル方法。
  3. 【請求項3】 上記貼り合わされる他の基板に形成され
    る記録層の記録密度が剥離除去される記録層の記録密度
    よりも大であることを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スクのリサイクル方法。
  4. 【請求項4】 上記貼り合わされる他の基板の厚さが、
    記録層が剥離除去された基板の厚さ以下であることを特
    徴とする請求項1記載の光ディスクのリサイクル方法。
  5. 【請求項5】 上記記録層を剥離除去する光ディスク
    が、使用済み光ディスク又は不良品の光ディスクである
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスクのリサイク
    ル方法。
  6. 【請求項6】 上記他の基板が、透明プラスチックシー
    トであることを特徴とする請求項1記載の光ディスクの
    リサイクル方法。
  7. 【請求項7】 基板上に少なくとも記録層が形成されて
    なる光ディスクの少なくとも一方の面を研磨した後、記
    録層が形成された他の基板を貼り合わせて新たな光ディ
    スクとし、 上記研磨された光ディスクを再利用することを特徴とす
    る光ディスクのリサイクル方法。
  8. 【請求項8】 上記剥離除去される記録層が色素を記録
    材料とする記録層であることを特徴とする請求項7記載
    の光ディスクのリサイクル方法。
  9. 【請求項9】 上記貼り合わされる他の基板に形成され
    る記録層の記録密度が剥離除去される記録層の記録密度
    よりも大であることを特徴とする請求項7記載の光ディ
    スクのリサイクル方法。
  10. 【請求項10】 上記貼り合わされる他の基板の厚さ
    が、記録層が剥離除去された基板の厚さ以下であること
    を特徴とする請求項7記載の光ディスクのリサイクル方
    法。
  11. 【請求項11】 上記記録層を剥離除去する光ディスク
    が、使用済み光ディスク又は不良品の光ディスクである
    ことを特徴とする請求項7記載の光ディスクのリサイク
    ル方法。
  12. 【請求項12】 上記他の基板が、透明プラスチックシ
    ートであることを特徴とする請求項7記載の光ディスク
    のリサイクル方法。
  13. 【請求項13】 記録層が剥離除去された光ディスク基
    板上に、記録層が形成された他の基板が貼り合わされて
    なるリサイクル光ディスク。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方の面が研磨された光デ
    ィスク上に、記録層が形成された他の基板が貼り合わさ
    れてなるリサイクル光ディスク。
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