JPH05334633A - 磁気記録再生装置およびクリーニングテープカセット - Google Patents

磁気記録再生装置およびクリーニングテープカセット

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JPH05334633A
JPH05334633A JP13831392A JP13831392A JPH05334633A JP H05334633 A JPH05334633 A JP H05334633A JP 13831392 A JP13831392 A JP 13831392A JP 13831392 A JP13831392 A JP 13831392A JP H05334633 A JPH05334633 A JP H05334633A
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JP
Japan
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magnetic
tape
magnetic head
cleaning
cleaning tape
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JP13831392A
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English (en)
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Toru Tanaka
徹 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録再生時の磁気ヘッドと磁気テープの接触
状態を改善するため、クリーニングテープを用いての、
磁気ヘッド清掃の効率化を図る。 【構成】 磁気ヘッドへの磁気テープの巻き付け角よ
り、磁気ヘッドへのクリーニングテープの巻き付け角を
大きくするための巻き付け角切り換え手段を有する。 【効果】 磁気ヘッド10と磁気テープ3の接触領域よ
り、磁気ヘッド10とクリーニングテープの接触領域を
広くする事ができるので、従来のクリーニングテープで
は取り除けなかった磁気ヘッド10とクリーニングテー
プの接触領域外の付着物を研磨して取り除く事ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽や情報等の記録、
再生が可能な磁気記録再生装置および同装置の磁気ヘッ
ドを清掃するためのクリーニングテープカセットに関す
るものであり、さらに詳しくは、同装置及び同クリーニ
ングテープカセットを用いての磁気ヘッド清掃の効率化
をはかるための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置においては、そ
の高記録密度化が求められており、これらを達成するた
めに、磁気ヘッドと磁気テープの接触状態を改善しよう
とする考案がいくつかなされている(例えば、特開平3
−34177公報)。
【0003】以下、図面を参照しながら、上記した従来
の磁気記録再生装置の一例について説明する。
【0004】図5は従来の磁気記録再生装置に用いられ
ている磁気テープカセットの斜視図、図6は図5の磁気
テープカセットにおける、磁気ヘッド挿入窓近傍の拡大
図、図7は従来の磁気記録再生装置の磁気ヘッド部の斜
視図、図8は、図7に示した磁気ヘッドを、図5に示し
た磁気テープカセットの挿入窓に挿入したときの平面図
である。
【0005】図5に示すように、磁気テープ3を収納し
た磁気テープカセット4は、その前面部に磁気ヘッドの
一部を挿入するための挿入窓4aが設けられており、そ
の挿入窓4a近傍で、磁気テープ3の裏面側にテープ案
内部材2、パッド1が設けられている。
【0006】次に図6を用いて、上述した挿入窓4a近
傍でのテープ案内部材2、パッド1の詳細を説明する。
パッド1は、金属製の板バネ1aと、板バネ1aに接着
されたパッドフェルト1bからなり、テープ案内部材2
は、金属製の板バネ2aと、磁気テープの裏面に当接す
る半円筒形状の一対のテープガイド部2bとからなる。
そして、一対のテープガイド部2bはその間を上述した
パッドフェルト1bの少なくともその一部が通過できる
よう、距離をおいて構成されている。また、パッド1の
板バネ1a、及び、テープ案内部材2の板バネ2aは共
にその両端が折り曲げてあり、磁気テープカセット4に
植立された位置決めピン4b、4cによって弾性変形可
能なように取付られている。
【0007】次に図7を用いて、上述した挿入窓4aに
挿入する磁気ヘッド部について述べる。磁気ヘッド10
は、その前面部に記録再生をおこなうためのギャップ部
10aを有し、通常樹脂などを用いて成型されたガイド
ブロック11に、そのギャップ部10aが突出するよう
に取り付けられている。
【0008】また、ガイドブロック11はその取り付け
た磁気ヘッド10の両側で、磁気テープが接触しながら
走行する半円筒形状の一対のテープガイド部11bと、
テープガイド部11bの上下で、磁気テープの上下両端
を規制するように設けられた突起状のガイドフランジ1
1aを有し、さらに、磁気テープ3に接しない位置で上
記したテープ案内部材2を上下で当接させ、その位置を
規制するための、案内部材規制つば11cを有してい
る。
【0009】図8は上述した磁気ヘッド10、ガイドブ
ロック11を挿入窓4aから磁気テープカセット4内に
所定の量だけ挿入したときの様子を示すものである。
【0010】図8に示すように、磁気ヘッド10、ガイ
ドブロック11を磁気テープカセット4内に挿入する
と、パッド1は磁気テープ3を介して磁気ヘッド10に
押され、また、テープ案内部材2はガイドブロック11
に設けられた案内部材規制つば11cに押されるので、
それぞれを取り付けた板バネ1a、2aが、位置決めピ
ン4b、4c間で弾性変形を起こす。つまり、パッド1
は磁気ヘッド10の挿入量に応じて磁気テープ3の磁気
ヘッド10への押圧力を変化させながら変位し、また、
テープ案内部材2は案内部材規制つば11cに規制され
る位置まで変位し、そのテープ案内部材2と磁気ヘッド
10の位置関係によって決定される巻き付け角で、磁気
テープ3を磁気ヘッド10に巻き付ける。
【0011】ここで、従来の磁気記録再生装置におい
て、上記したように磁気ヘッド10に磁気テープ3を巻
き付けて、磁気テープ3を移送させ、音楽や情報などの
記録再生を行う時、その磁気テープ3に磁性粉や外気中
の粉塵などが付着していると、これら付着物は磁気テー
プ3と共に磁気ヘッド10の前面部まで移送されてく
る。そして、この付着物のうち特に磁気テープ3の磁性
面側に付着しているものは、磁気ヘッド10と磁気テー
プ3の接触領域およびその前後で、磁気ヘッド10によ
り削り取られたり、磁気ヘッド10側に転写したりす
る。
【0012】そして、この磁気ヘッド10側に転写した
付着物は、磁気テープ3を走行させ続けると、次第に大
きくなって、磁気ヘッド10のギャップ部10aの前面
部を覆ったり、反対に磁気テープ3側に再び転写したり
する。そして、このように付着物がギャップ部10aを
覆ったり、再び磁気テープ3側に転写し、磁気ヘッド1
0のギャップ部10aの前面を通過したりすると、その
時発生する、磁気テープ3と磁気ヘッド10の間の隙間
のため、音楽や情報などの信号が記録再生できなくな
る。
【0013】従来の磁気記録再生装置は、このような場
合には、磁気ヘッド10前面に付着した付着物に当接
し、研摩するためのクリーニングテープを収納したクリ
ーニングカセットを時々同装置に装着し、このような付
着物を取り除いていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の磁気記録再生装置では、磁気ヘッドに磁気テー
プから剥離した磁性粉や外気中の粉塵などが付着した場
合、同装置にクリーニングテープカセットを装着し、磁
気ヘッド前面を清掃しようとしても、清掃が完全に行わ
れないという課題を有していた。
【0015】以下、上記した清掃が完全に行われない理
由について、詳しく述べる。図9は図8に示した、磁気
ヘッド部の拡大図である。図9に示すように、上記付着
物20は磁気ヘッド10と磁気テープ3の接触領域、及
びその前後で磁気ヘッド10に付着している。これは、
付着物20が上記したように、磁気テープ3から剥離し
た磁性粉や磁気テープ3に付着していた粉塵が磁気ヘッ
ド10側に転写したものがそのほとんどであるためであ
り、その転写付着位置は、磁気テープ3が磁気ヘッド1
0に巻き付いている接触領域だけでなく、その前後の領
域、つまり、磁気ヘッド10とテープ案内部材2の概略
接線上を走行する磁気テープ3と磁気ヘッド10の間に
もおよんでいる。
【0016】ここで、これら付着物20を取り除くため
に、同装置にクリーニングテープカセットを装着する
と、図10に示すように、従来の磁気記録再生装置、及
び従来のクリーニングテープカセットでは、クリーニン
グテープ6は磁気テープカセットを装着したときの磁気
テープとほぼ同じ角度しか磁気ヘッド10に巻き付か
ず、かつクリーニングテープ6では同テープに当接する
付着物しか研摩して、取り除く事ができないため、クリ
ーニングテープ6と磁気ヘッド10の接触領域内の付着
物20は取り除く事ができるが、磁気ヘッド10とクリ
ーニングテープ6の接触領域外に付着した付着物20は
取り除くことができない。
【0017】そして、これら、磁気ヘッド10とクリー
ニングテープ6の接触領域外の付着物20が取り除かれ
ずに残っていると、再び、磁気テープカセットを同装置
に装着し記録再生を行おうとすると、これら取り除けな
かった付着物20が核になり、また、磁性粉や粉塵が付
着し始め、磁気ヘッド10のギャップ部10aの前面部
を覆ったり、反対に磁気テープ3側に再び転写したり
し、すぐに、音楽や情報などの信号が記録再生できなく
なるという課題を有していた。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープに信号を記
録する、もしくは、磁気テープから信号を再生するため
の磁気ヘッドと、磁気テープを収納した磁気テープカセ
ットを装着したときの、磁気ヘッドへの磁気テープの巻
き付け角より、磁気ヘッドの前面部を清掃するためのク
リーニングテープを収納したクリーニングテープカセッ
トを装着したときの、磁気ヘッドへのクリーニングテー
プの巻き付け角を大きくする、巻き付け角切り換え手段
とを有し、また、上記課題を解決するために本発明のク
リーニングテープカセットは、磁気テープに信号を記録
する、もしくは、磁気テープから信号を再生する磁気ヘ
ッドの前面部を清掃するためのクリーニングテープと、
磁気ヘッドの少なくとも一部を挿入するための挿入窓
と、磁気ヘッドへの磁気テープの巻き付け角より、磁気
ヘッドへのクリーニングテープの巻き付け角の方が大き
くなるよう、クリーニングテープの走行を規制する走行
規制部材とを有する構成とした。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成によって、磁気テープカ
セットを装着したときの、磁気ヘッドへの磁気テープの
巻き付け角より、クリーニングテープカセットを装着し
たときの、磁気ヘッドへのクリーニングテープの巻き付
け角を大きくする事ができるので、磁気ヘッド前面部の
清掃時に、磁気ヘッドとクリーニングテープの接触領域
を広げることができ、従来の磁気記録再生装置、従来の
クリーニングテープカセットで取り除く事ができなかっ
た、磁気ヘッドとクリーニングテープの接触領域外に付
着した付着物にクリーニングテープを当接、研摩する事
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生装置の一実施例
を図面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の磁気記録再生装置に磁気テ
ープカセットを装着し、信号を記録再生するときの磁気
ヘッド部の拡大図、第2図は同装置にクリーニングテー
プカセットを装着し、同磁気ヘッドを清掃するときの同
磁気ヘッド部の拡大図である。
【0022】図1において、磁気テープ3を収納し、そ
の前面部に磁気ヘッドの一部を挿入するための挿入窓4
aが設けられた磁気テープカセット4と、その挿入窓4
a近傍で、磁気テープ3の裏面側に設けられた、金属製
の板バネ2aとテープガイド部2bとからなるテープ案
内部材2と、金属製の板バネ1aと、板バネ1aに接着
されたパッドフェルト1bからなるパッド1と、磁気ヘ
ッド10と、ガイドブロック11とは従来例で説明した
ものと同じである。
【0023】また、磁気ヘッド10、ガイドブロック1
1を磁気テープカセット4内に挿入した時、パッド1は
磁気ヘッド10に押されて、また、テープ案内部材2は
ガイドブロック11に押されて、それぞれ取り付けられ
た、板バネ1a、2aの弾性変形を起こしながら、その
規制される位置まで変位する点も従来例で説明したもの
と同じである。
【0024】従来と異なるのは、磁気テープカセット4
を装着し、上記した磁気ヘッド10を用いて磁気テープ
3に信号を記録再生する時の、磁気ヘッド10の磁気テ
ープカセット4に対する挿入量より、図2に示したよう
に、クリーニングテープカセットを装着し、クリーニン
グテープを用いて、磁気ヘッド10の前面部を清掃する
ときの、磁気ヘッド10のクリーニングテープカセット
に対する挿入量の方を大きくするための、ヘッド挿入量
切り換え手段であるヘッド位置切り換え板30を有して
おり、磁気ヘッド10がヘッド位置切り換え板30に取
り付けられている点である。
【0025】ここで、このヘッド位置切り換え板30は
その一部に、切り換えロッド32上に植立された2本の
切り換え位置決めピン31と係合させるための2本のカ
ム溝30aを有している。そして、この切り換えロッド
32はその位置を左右にスライド可能なように取り付け
られており、この切り換えロッド32を左右にスライド
させると、切り換え位置決めピン31とヘッド位置切り
換え板30の相対位置を切り換える事ができ、よって、
ヘッド位置切り換え板30に取り付けられた磁気ヘッド
10のテープカセットに対する挿入量を切り換える事が
できるよう構成されている。
【0026】次に、同装置にクリーニングテープカセッ
トを装着し、クリーニングテープを用いて磁気ヘッド1
0の前面部を清掃するときの様子を、図2に示す。
【0027】図2に示すように、クリーニングテープカ
セット5を装着したときには、上記した切り換えロッド
32を左右にスライドさせることにより、磁気ヘッド1
0の挿入量を、磁気テープカセット4を装着したときの
挿入量よりも、大きくする事ができる。
【0028】本実施例の磁気記録再生装置では、上記し
た構成にしたことにより、切り換えロッド32をスライ
ドさせる事により、磁気ヘッド10のテープカセットに
対する挿入量を切り換える事ができるので、図1に示し
た、磁気テープカセットを装着したときの、磁気ヘッド
10の磁気テープカセット4への挿入量より、図2に示
した、クリーニングテープカセット5を装着したとき
の、磁気ヘッド10のクリーニングテープカセット5へ
の挿入量を大きくする事ができる。そして、このように
磁気ヘッド10のクリーニングテープカセット5への挿
入量を大きくした事により、テープ案内部材2と磁気ヘ
ッド10の位置関係によって変化する、磁気ヘッド10
への磁気テープ3の巻き付け角より、磁気ヘッド10へ
のクリーニングテープ6の巻き付け角が大きくなるよう
にする事ができ、クリーニングテープ6と磁気ヘッド1
0の接触領域を、磁気テープ3と磁気ヘッド10の接触
領域より広くすることが出来る。
【0029】そして、このようにしたことにより、従来
の磁気記録再生装置において、クリーニングテープを装
着しても取り除く事ができなかった、磁気ヘッドと磁気
テープの接触領域外に付着した付着物にもクリーニング
テープを当接、研摩する事ができるので、クリーニング
テープによる清掃後、磁気テープを安定して磁気ヘッド
に接触させる事ができる。
【0030】なお、本実施例において、磁気テープカセ
ットを装着したときの、磁気ヘッドへの磁気テープの巻
き付け角より、クリーニングテープカセットを装着した
ときの、磁気ヘッドへのクリーニングテープの巻き付け
角を大きくするための巻き付け角切り換え手段を、磁気
テープカセットに対する磁気ヘッドの挿入量より、クリ
ーニングテープカセットに対する磁気ヘッドの挿入量の
方を大きくするためのヘッド挿入量切り換え手段とした
が、上記巻き付け角切り換え手段を、テープ案内部材の
磁気ヘッドに対する相対位置を変化させる、案内部材位
置切り換え手段であっても同様の効果が得られる。
【0031】以下、本発明のクリーニングテープカセッ
トの一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0032】図3は本発明のクリーニングテープカセッ
トを磁気記録再生装置に装着し、磁気ヘッドを清掃する
ときの同磁気ヘッド部の拡大図である。
【0033】図3において、クリーニングテープ6を収
納し、その前面部に磁気ヘッドの一部を挿入するための
挿入窓5aが設けられたクリーニングテープカセット5
と、その挿入窓5a近傍で、クリーニングテープ6の裏
面側に設けられた、金属製の板バネ12aとテープガイ
ド部12bとからなるテープ案内部材12と、金属製の
板バネ1aと、板バネ1aに接着されたパッドフェルト
1bからなるパッド1とは、従来例で磁気テープカセッ
トを用いて説明したものと同じである。
【0034】また、磁気ヘッド10、ガイドブロック1
1をクリーニングテープカセット5内に挿入した時、パ
ッド1は磁気ヘッド10に押されて、また、テープ案内
部材12はガイドブロック11に押されて、それぞれ取
り付けられた、板バネ1a、12aの弾性変形を起こし
ながら、その規制される位置まで変位する点も従来例で
説明したものと同じである。
【0035】従来の磁気テープカセットと異なるのは、
クリーニングテープカセット5に設けられたテープ案内
部材12が、図4に示すように、その半円筒形状のテー
プガイド部12bの半径が、従来の磁気テープカセット
のテープ案内部材2のテープガイド部2bの半径より大
きくなるように構成されており、かつ、ガイドブロック
11の案内部材規制つば11cに接する部分にくぼみ部
12cを設け、くぼみ部12cの半径は従来の磁気テー
プカセットのテープ案内部材2のテープガイド部2bの
半径と同じになるように構成されている点である。この
ような構成にすれば、本クリーニングテープカセット5
を、従来の磁気記録再生装置に装着しても、そのテープ
案内部材12がガイドブロック11に規制される位置
は、従来のクリーニングテープカセットを装着したとき
の、テープ案内部材の規制される位置と同じであって
も、テープガイド部12bによる、磁気ヘッド10に対
するクリーニングテープ6の巻き付け角は従来より大き
くする事ができる。
【0036】本実施例のクリーニングテープカセット
は、上記した構成にしたことにより、従来の磁気記録再
生装置に磁気テープカセットを装着し、磁気ヘッド10
を用いて磁気テープに信号を記録再生する時の、磁気ヘ
ッド10への磁気テープの巻き付け角より、クリーニン
グテープカセット5を装着し、クリーニングテープ6を
用いて、磁気ヘッド10の前面部を清掃するときの、磁
気ヘッド10へのクリーニングテープ6の巻き付け角の
方を大きくすることができ、クリーニングテープ6と磁
気ヘッド10の接触領域を、磁気テープと磁気ヘッドの
接触領域より広くすることが出来る。
【0037】そして、従来のクリーニングテープカセッ
トにおいて、クリーニングテープを装着しても取り除く
事ができなかった、磁気ヘッドとクリーニングテープの
接触領域外に付着した付着物に、本発明のクリーニング
テープカセットではクリーニングテープを当接、研摩す
る事ができるので、クリーニングテープによる清掃後、
磁気テープを安定して磁気ヘッドに接触させる事ができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の磁気記録再生装置は、磁気テープに信号を記録す
る、もしくは、磁気テープから信号を再生するための磁
気ヘッドと、磁気テープを収納した磁気テープカセット
を装着したときの、磁気ヘッドへの磁気テープの巻き付
け角より、磁気ヘッドの前面部を清掃するためのクリー
ニングテープを収納したクリーニングテープカセットを
装着したときの、磁気ヘッドへのクリーニングテープの
巻き付け角を大きくする、巻き付け角切り換え手段とを
有する構成にしたことによって、磁気テープカセットを
装着したときの、磁気ヘッドへの磁気テープの巻き付け
角より、クリーニングテープカセットを装着したとき
の、磁気ヘッドへのクリーニングテープの巻き付け角を
大きくする事ができるので、磁気ヘッド前面部の清掃時
には、磁気ヘッドとクリーニングテープの接触領域をよ
り広げることができ、従来の磁気記録再生装置、従来の
クリーニングテープカセットで取り除く事ができなかっ
た、磁気ヘッドとクリーニングテープの接触領域外に付
着した付着物にクリーニングテープを当接、研摩する事
ができるので、クリーニングテープによる清掃後、磁気
テープを安定して磁気ヘッドに接触させる事ができ、し
いては、高記録密度化が可能な磁気記録再生装置を提供
することができる。
【0039】また、本発明のクリーニングテープカセッ
トは、磁気テープに信号を記録する、もしくは、磁気テ
ープから信号を再生する磁気ヘッドの前面部を清掃する
ためのクリーニングテープと、磁気ヘッドの少なくとも
一部を挿入するための挿入窓と、磁気ヘッドへの磁気テ
ープの巻き付け角より、磁気ヘッドへのクリーニングテ
ープの巻き付け角の方が大きくなるよう、クリーニング
テープの走行を規制する走行規制部材とを有する構成と
したことによって、磁気テープカセットを装着したとき
の、磁気ヘッドへの磁気テープの巻き付け角より、クリ
ーニングテープカセットを装着したときの、磁気ヘッド
へのクリーニングテープの巻き付け角を大きくする事が
できるので、磁気ヘッド前面部の清掃時には、磁気ヘッ
ドとクリーニングテープの接触領域をより広げることが
でき、従来の磁気記録再生装置、従来のクリーニングテ
ープカセットで取り除く事ができなかった、磁気ヘッド
とクリーニングテープの接触領域外に付着した付着物に
クリーニングテープを当接、研摩する事ができるので、
クリーニングテープによる清掃後、磁気テープを安定し
て磁気ヘッドに接触させる事ができ、しいては、高記録
密度化が可能な磁気記録再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置に磁気テープカセッ
トを装着したときの磁気ヘッド部の拡大図
【図2】同装置にクリーニングテープカセットを装着し
たときの同磁気ヘッド部の拡大図
【図3】本発明のクリーニングテープカセットを磁気記
録再生装置に装着したときの同磁気ヘッド部の拡大図
【図4】本発明のクリーニングテープカセットのテープ
案内部材の拡大図
【図5】磁気テープカセットの斜視図
【図6】同磁気テープカセットにおける、磁気ヘッド挿
入窓近傍の拡大図
【図7】従来の磁気記録再生装置の磁気ヘッド部の斜視
【図8】同磁気ヘッドを、磁気テープカセットの挿入窓
に挿入したときの平面図
【図9】同磁気ヘッド部の拡大図
【図10】同磁気ヘッド部の拡大図
【符号の説明】
1 パッド 2 テープ案内部材 3 磁気テープ 4 磁気テープカセット 5 クリーニングテープカセット 6 クリーニングテープ 10 磁気ヘッド 11 ガイドブロック 12 テープ案内部材(第2の実施例) 20 付着物 30 ヘッド位置切り換え板 31 切り換え位置決めピン 32 切り換えロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに信号を記録する、もしくは、
    磁気テープから信号を再生するための磁気ヘッドと、 前記磁気テープを収納した磁気テープカセットを装着し
    たときの、前記磁気ヘッドへの前記磁気テープの巻き付
    け角より、前記磁気ヘッドの前面部を清掃するためのク
    リーニングテープを収納したクリーニングテープカセッ
    トを装着したときの、前記磁気ヘッドへの前記クリーニ
    ングテープの巻き付け角を大きくする、巻き付け角切り
    換え手段とを有する事を特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】巻き付け角切り換え手段が、磁気テープカ
    セットに対する磁気ヘッドの挿入量より、クリーニング
    テープカセットに対する磁気ヘッドの挿入量の方を大き
    くするための、ヘッド挿入量切り換え手段であることを
    特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】クリーニングテープカセットは、前記クリ
    ーニングテープカセットに磁気ヘッドを挿入したとき、
    クリーニングテープにその裏面側より当接し、前記クリ
    ーニングテープを前記磁気ヘッドに巻き付けるためのテ
    ープ案内部材を有しており、 巻き付け角切り換え手段が、前記テープ案内部材の前記
    磁気ヘッドに対する相対位置を変化させる、案内部材位
    置切り換え手段であることを特徴とする請求項1記載の
    磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】磁気テープに信号を記録する、もしくは、
    磁気テープから信号を再生する磁気ヘッドの前面部を清
    掃するためのクリーニングテープと、 前記磁気ヘッドの少なくとも一部を挿入するための挿入
    窓と、 前記磁気ヘッドへの前記磁気テープの巻き付け角より、
    前記磁気ヘッドへの前記クリーニングテープの巻き付け
    角の方が大きくなるよう、前記クリーニングテープの走
    行を規制する走行規制部材とを有する事を特徴とするク
    リーニングテープカセット。
  5. 【請求項5】走行規制部材が、磁気ヘッドを挿入窓に挿
    入したとき、クリーニングテープにその裏面側より当接
    し、前記クリーニングテープを前記磁気ヘッドに巻き付
    けるためのテープ案内部材であることを特徴とする請求
    項4記載のクリーニングテープカセット。
JP13831392A 1992-05-29 1992-05-29 磁気記録再生装置およびクリーニングテープカセット Pending JPH05334633A (ja)

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