JPH05334239A - バスシステム - Google Patents

バスシステム

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JPH05334239A
JPH05334239A JP4142324A JP14232492A JPH05334239A JP H05334239 A JPH05334239 A JP H05334239A JP 4142324 A JP4142324 A JP 4142324A JP 14232492 A JP14232492 A JP 14232492A JP H05334239 A JPH05334239 A JP H05334239A
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JP
Japan
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bus
slave
access
master
bus master
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JP4142324A
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English (en)
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Takeshi Ichise
毅 市瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明では、バスアクセスにおいてスレーブ
が即時応答可能でない場合、バスマスタにバスアクセス
を中断させ、他のバスアクセスを実行させることで、バ
スの使用効率を向上させることを目的とする。 【構成】 本バスシステムは、ボード内の状態を把握し
バスアクセスが開始された時、即時応答が不可能な時は
スレーブビジー信号をアサートする手段を有する複数の
スレーブ3,4と、バスアクセス実行に際しスレーブビ
ジー信号がアサートされた場合、一旦そのバスアクセス
を中断する手段を有する複数のバスマスタ1,5と、前
記スレーブ、バスマスタを接続するバスをコントロール
するバスコントローラ2より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバスシステムは、バスアクセスの
開始から終了までの時間を規定し、規定以内にサイクル
が終了しなかった場合は、バスコントローラがそのアク
セスが失敗したと判断し強制的にバスサイクルを終了さ
せてしまうというバスタイムアウトシステムを用いシス
テムがハングアップしないようにバスの管理を行なって
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、バスアクセスが開始された時バススレー
ブが内部の何等かの処理のためにすぐにアクセスに対し
て応答できない時でもバスタイムアウトにならない範囲
でバスマスタを待たせることになり、そのような時に生
じる待ち時間はバスのデータ転送効率を考える上では、
障害になっていた。
【0004】本発明はかかる問題を解決するために、バ
スアクセス実行に際しスレーブが即時応答できない時
に、一時そのアクセスを中断し、他のバスアクセスを実
行するバスシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のバスシス
テムは、バスマスタからのアクセス要求に即時応答が不
可能な時はスレーブビジー信号を発生する手段を有する
複数のスレーブと、前記スレーブに対してバスアクセス
を実行し、前記スレーブよりスレーブビジー信号がアサ
ートされた時一旦バスアクセスを中断しバスアクセスを
再度実行し直す手段を有する複数のバスマスタと、前記
スレーブ、バスマスタを接続するバスをコントロールす
るバスコントローラとを備えたものである。
【0006】請求項2記載のバスシステムは、上記バス
システムにおいて、各スレーブは即時応答可能になるま
での時間をモニターしその値をバスマスタに知らせる手
段を有し、各バスマスタはバスアクセス実行中にスレー
ブビジー信号がアサートされた場合、前記スレーブより
発生される即時応答可能になるまでの時間を取り込んで
前記スレーブが即時応答可能になるまでバスアクセスを
中断し、即時応答可能になり次第バスアクセスを再度実
行する手段を有すことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記請求項1記載のスレーブ、バスマスタとを
備えたバスシステムでは、スレーブは即時応答が不可能
な状態の場合は、スレーブビジー信号をアサートし、バ
スマスタは直ちにバスアクセスを中断し、もう一度バス
アクセスを実行し直す。この際、他のバスマスタがバス
使用権の要求を出していた場合は、バスコントローラの
調停によっては別のバスマスタのバスアクセスを実行さ
せることが可能である。
【0008】上記請求項2記載のスレーブ、バスマスタ
とを備えたバスシステムにおいて、スレーブが即時応答
が不可能な場合、スレーブビジー信号をアサートすると
共に、バスマスタに即時応答可能になるまでの時間を知
らせる。バスマスタはこのスレーブに対するバスアクセ
スを中断し、即時応答可能な状態になり次第再度アクセ
スを実行する。バスマスタは、スレーブが確実に即時応
答可能な状態である時にバスアクセスを実行するので、
2回目のアクセスは必ず成功させることができ、さらに
このマスターがバスアクセスを中断している間に、他の
バスマスタがバスアクセスを実行することも可能であ
る。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明によるバスシステムについて
図面を用いて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明によるバスシステムの概念構
成図を示している。図のバスシステムは、システム全体
を制御するためにバスマスタとして動作するCPU1、
各バスマスタからのバス獲得要求の調停などを行なうバ
スコントローラ2、CPU1のプログラムやデータなど
を記録するためのメモリ3、ディスプレイに画像を表示
するグラフィックスボード(スレーブボード)4、画像
データを圧縮・伸長する機能を持った静止画プロセッサ
ボード(バスマスタ)5などによって構成する。
【0011】図2に本実施例によるスレーブの概念構成
図を示し、図3に本実施例によるバスマスタの概念構成
図を示す。本実施例におけるスレーブの例には図2のグ
ラフィックスボードを例にとった。
【0012】図2に示すようにグラフィックスボード6
は、VRAM12、BUSY発生装置8、バスインター
フェース部7、シーケンサ10、データバッファ13、
アドレスマルチプレクサ11、RAMDAC14、SD
T(シリアルデータ転送)アドレスカウンタ9などを備
えている。グラフィックスボード6において、ビジー発
生装置8はVRAM12のシリアルデータ転送のタイミ
ングを管理しており、そのタイミングになるとバスイン
ターフェース7に即時応答不可能状態であることを伝
え、シーケンサ10を起動しシリアルデータ転送を行な
う。またSDT(シリアルデータ転送)アドレスカウン
タ9は、シリアルデータ転送を行なうアドレスを記憶す
るレジスタでビジー発生装置8はシリアルデータ転送毎
にそのアドレスを増加させていく。バスインターフェー
ス7は、バス上のアドレスをデコードして自分に対する
アクセスのときは即時応答可能か判断し可能であればシ
ーケンサ10を起動し、そうでなければスレーブビジー
信号(以後SBと呼ぶ)をアサートする。シーケンサ1
0は、バスアクセスによる動作か、シリアルデータ転送
なのかによってMUX11やデータバッファ13の制御
を行なう。RAMDAC14はカラーパレット及びD/
Aコンバータとを備えており、VRAM12のデータを
カラーパレットを基に適当な色データに変換し、(RG
B)アナログ信号として出力する。
【0013】図3には、バスマスタの例として、静止画
プロセッサボード15の概念構成図を示す。静止画プロ
セッサボード15におけるバスインターフェース16
は、静止画プロセッサ19に対するCPU1からの命令
や、静止画プロセッサ19の状態をモニターするための
レジスタを備えている。ここで、静止画プロセッサボー
ド15上のメモリ22に対しては静止画プロセッサ19
だけがアクセスできるようにしておくことによって、バ
スからのアクセスに対して静止画プロセッサボード15
は常に即時応答可能にすることができるので、バスイン
ターフェース16はスレーブビジー信号をアサートする
機能を省略することができる。静止画プロセッサ19は
CPU1からの命令に基づきバッファ20、21を制御
したり、バスインタフェース16を通しバスアクセスを
実行する。図3中のバスグラント信号は、バスリクエス
ト信号をアサートしバスの使用権の要求を出したバスマ
スタに対してバスの使用権を認めたバスマスタに対して
バスコントローラ2がアサートする。図3の静止画プロ
セッサボード15は、CPU1などからの指示によって
グラフィックスボード6から画像データをリードしそれ
を圧縮して、メモリ3に転送したり、逆にメモリ3から
圧縮されたデータをリードしそれを伸長して、グラフィ
ックスボード6にライトしたりする。
【0014】ここで、本発明によるバスシステムにおけ
るバスアクセスについて、図2,図3及び、フローチャ
ート図6,図7、図10を用いて説明する。図6,図7は
それぞれバスマスタ、スレーブの基本動作、図10はバ
スコントローラに関するフローチャートである。
【0015】本実施例におけるバス構成として図1に示
すように、静止画プロセッサボード(バスマスタ1)、
CPU(バスマスタ2)からなる複数のバスマスタと、
グラフィックスボード(スレーブ1)、メモリ(スレー
ブ2)からなる複数のスレーブ、及びバスコントローラ
を備えている場合について説明する。前記の構成におい
て、CPU1はバス上の全てのボードに対してアクセス
可能であり、静止画プロセッサボード5は、グラフィッ
クスボード4のVRAMのデータを圧縮しメモリ転送し
たり、あるいはメモリ3上に蓄積された圧縮データを伸
長しVRAMに転送する機能を備えている。
【0016】本実施例におけるバスシステムでは、ステ
ップ107でバスコントローラ2が動作を開始すると、ス
テップ108で先ずバスマスタ1、2からバス使用権獲得
要求がないか、すなわちバスコントリクエスト(BR)
がアサートされていないか調べ、その中から1つのバス
マスタにバス使用権を与える(ステップ109)。
【0017】一方バスマスタ1はステップ61でバスリク
エスト信号(BR)をアサートすることによってバスの
使用権をバスコントローラ2に要求する。そして、ステ
ップ62でバスコントローラ2よりバスグラント信号(B
G)がアサートされるとバスの使用権を認められたと認
識する。バス使用権を認められたバスマスタ1は、ステ
ップ109でバスアクセスを開始するとアドレス(ADD
R)、データ(DATA)、リード(R/W)をバスに
ロードし、さらにアドレスストローブ信号(AS)、バ
スビジー信号(BB)(不図示、BBはバスマスタが他
のバスマスタにバス使用権を認められたことを伝達する
信号)をアサートする。ASとBBがアサートされたこ
とによって、各スレーブはステップ110でバスアクセス
の開始を知る。スレーブ1は、ステップ72でバス上にロ
ードされているアドレスを基に自分に対するアクセスで
あると判断するとBUSY発生装置8の信号を基に即時
応答可能であるか判定し(ステップ73)、即時応答可能
であれば、バス上の信号を基にVRAM12から該当す
るアドレスのデータを読み書きし、バスにデータをロー
ドし(ステップ74)、アクナレッジ信号(ACK)をア
サートする(ステップ75)。
【0018】一方バスマスタ1は、バスアクセスを開始
すると(ステップ63)、スレーブ1からスレーブビジー
信号(SB)がアサートされないか調べ(ステップ6
4)、SBがアサートされなければ、ACKがアサート
されるのを待ち(ステップ65)、アサートされ次第、A
S、BBをネゲートし、スレーブ1に対するアクセスは
終了となる(ステップ66,67)。
【0019】また、バスコントローラ2はステップ109
でBGをアサートした後は、SBを監視(ステップ11
0)し、SBがアサートされた場合は直ちにBGをネゲ
ート(ステップ112)してバスをまた未使用な状態と
し、ステップ110においてSBがアサートされなけれ
ば、ACKがアサートされてから(ステップ111)BG
をネゲートする(ステップ112)。以上をまとめるとス
レーブ即時応答可能な状態でのアクセスにおけるバスコ
ントローラ、バスマスタ、スレーブの動作は、 バスマスタ1 :ステップ61−62−63−64−65−66−
67 スレーブ1 :ステップ72−73−74−75−77 バスコントローラ:ステップ108−109−110−111−112
である。
【0020】またスレーブが即時応答不可能状態でバス
マスタ1がアクセスを実行した場合のバスマスタ1、ス
レーブ1、バスコントローラの動作は、 バスマスタ1 :ステップ61−62−63−64−68−69−
70 スレーブ1 :ステップ72−73−76−77 バスコントローラ:ステップ108−109−110−112とな
る。
【0021】ここで、バスマスタ1はステップ64でスレ
ーブ1からのSBを認識すると、すぐにアクセスを中断
し(ステップ68)、もう1度同じアクセスを繰り返すか
別のスレーブ(スレーブ2)に対してアクセスを実行す
るか判断し(ステップ69)、ステップ70でスレーブ2に
アクセスする場合は新たに設定をかえてステップ61にも
どる。バスマスタ1は、ステップ65でスレーブ2からA
CKを受けとった場合、その前にSBを受けている場合
があるので、SBで後回しにしたアクセスがあるかをチ
ェック(ステップ66)し、あればそれを再実行する(ス
テップ71)。ここで、バスマスタ1がスレーブ2のアク
セスを開始するためのBRをアサートした際、バスマス
タ2が同様にBRをアサートしていればバスコントロー
ラ2がステップ109でバスマスタ2の処理を先に実行す
ることも可能である。
【0022】(実施例2)第2の実施例によるバスシス
テムは、図4,5のようなスレーブ、バスマスタとを備
えている。図4及び図5において、図2及び図3と同一
の機能を有するものには同一の符号を付し詳細な説明を
省略する。図4のグラフィックスボード23は図2と比
べてスレーブが即時応答不可能な状態になった時、それ
が解消するまでの時間をモニターするビジータイマ31
とその値をデータ線にロードするためのバッファ30を
備えているところが異なっている。また、シーケンサ2
7はバッファ30を制御する機能を備えている。また、
図5の静止画プロセッサボード33は、図3と比べてア
クセスタイミングレジスタ41、カウンタ42、比較器
43を備えているところが異なっている。アクセスタイ
ミングレジスタ41はスレーブがロードする即時応答可
能までの値をラッチする。カウンタ42はアクセスタイ
ミングレジスタ41がデータをラッチすると同時にカウ
ントを開始し、比較器43は両者の値を比較し等しくな
ったとき、すなわちスレーブが即時応答可能状態になっ
たときバスインタフェース34バスアクセスを開始する
ように信号を送る。
【0023】以下に実施例2を図4、5及びバスマス
タ、スレーブ、バスコントローラのフローチャート図
8、図9、図11を用いて詳細に説明する。ここで、本
実施例も実施例1同様、静止画プロセッサボード5、C
PU1をバスマスタ1、2としグラッフィクスボード
4、メモリ3をスレーブ1、2とする。
【0024】バスマスタ1がスレーブ1へのアクセスを
正常に終了した場合は、実施例1の場合と同様でその動
作は、 バスマスタ1 :ステップ61−62−63−64−65−66−
67 スレーブ1 :ステップ72−73−74−75−77 バスコントローラ:ステップ108−109−116−112とな
る。
【0025】以下では、バスマスタ1がスレーブ1にア
クセスしたがSBがアサートされた場合を説明する。バ
スマスタ1はステップ61でバス使用権を獲得するために
BRをアサートし、バスコントローラ2よりBGがアサ
ート(ステップ62)されると、ADDR、R/W、DA
TA、AS、BBをロードしバスアクセスを開始(ステ
ップ63)すると、次にSBを監視する。
【0026】スレーブ1では、ASがアサートすること
でバス上にロードされているアドレスをデコードして
(ステップ72)、自分に対するアクセスであれば即時応
答可能か判断(ステップ73)する。ここではスレーブ1
は即時応答不可能な状態としているので、スレーブ1は
SBをアサートし(ステップ76)、その後データ線にビ
ジータイマ31の値をロードし、データを確定したこと
を知らせるためにACKをアサートする(ステップ7
5)。
【0027】一方バスマスタ1は、SBがアサートされ
たので、データ線をリード方向に制御しビジータイマ3
1の値をACKのアサートによってアクセスタイミング
レジスタ41にセット(ステップ85)し、同時にカウン
タ42をスタートさせAS等をネゲートしバスアクセス
を中断する(ステップ68)。以後バスマスタ1内部で
は、アクセスタイミングレジスタ41とカウンタ42の
値を比較器43によって比較することでスレーブ1が即
時応答可能なるタイミングを計る。ここで、ステップ69
においてスレーブ2にアクセスするかを判断し、実行す
るのであれば設定を改めてBRをアサートする(ステッ
プ69−70−61)。スレーブ2へのアクセスが終了しステ
ップ66で、スレーブ1へのアクセスが終了していなかっ
たことを認識すると、バスインタフェース16にスレー
ブ2へのアクセスするための設定を行ない(ステップ7
1)、比較器43によってスレーブ1が即時応答可能状
態になったと判断すると(ステップ91)、もう1度ステ
ップ61に戻りスレーブ1へのアクセスを再実行する。こ
こで、実施例1同様バスマスタ1がスレーブ2に対する
BRをアサートした際にバスマスタ2もBRをアサート
していれば、そちらを実行することもできる。実施例2
のバスシステムではSBの有無に係わらずスレーブから
はACKがアサートされるので、バスコントローラの処
理は、ステップ107−108−116−112である。
【0028】なお上記実施例1,2では、スレーブがバ
スマスタに対して即時応答が不可能であるということを
伝達するためにスレーブビジー信号を特別に設けた場合
について説明したが、これはアクナレッジ信号を複数本
用意して、特定のコードを用いてスレーブビジー信号の
かわりをすることも可能であり、ビジータイマ31の値
をデータ線によって伝達するのとは別の手段として、特
別にバスを用意することもできる。さらに実施例1,2
はコンピュータのシステムバスについて説明したが、本
発明によるバスシステムをマスタボード、スレーブボー
ドの内部バスの処理に応用することも可能である。
【0029】さらに、第2の実施例においてビジー信号
をバスマスタが取り込み、再度アクセスのタイミングを
バスマスタ自ら計っているが、これをバスコントローラ
によって実現することも可能であり、上記実施例に示し
たSBが意味する信号やビジータイマ31の値を伝達す
る方法、さらにバスマスタ、スレーブの構成などを限定
して、上記実施例以外への応用を発明の範囲から排除す
るものではない。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、次のような効果を奏することができる。
【0031】(1)請求項1記載の第1の発明によれ
ば、即時応答が不可能なスレーブに対してバスアクセス
が行なわれた場合、即ちそのバスアクセスを中断し、再
度バスアクセスを始めからやり直すので従来スレーブの
応答を待ち続けていた時間にそのバスマスタが他のスレ
ーブに対するアクセスを実行することも可能であり、ま
たこの時に他のバスマスタによるバスアクセスも実行可
能となり、バスの使用効率を向上させることが可能であ
る。
【0032】(2)請求項2記載の第2の発明では、ス
レーブ、バスマスタの間で即時応答可能な状態になるま
での時間を伝達し、スレーブが即時応答可能になった後
に再度バスアクセスを実行するので、第2回目のバスア
クセスは必ず成功させることができるので、第1の発明
同様バス使用効率の向上を図れることに加えて、システ
ム全体が無駄のない動作を実行できる。
【0033】(3)バス使用効率の向上は、システム全
体から見るとデータ転送効率の向上につながり、これは
ユーザから見た場合は、アプリケーションのレスポンス
向上へと結び付けることができ、よって本発明は優れた
ヒューマンインタフェースを提供するためのシステムを
構築するための優れたバスシステムを提供することを可
能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスシステムの概念構成図
【図2】第1の発明によるスレーブ、バスマスタの概念
構成図
【図3】同発明によるスレーブ、バスマスタの概念構成
【図4】第2の発明によるスレーブ、バスマスタの概念
構成図
【図5】同発明によるスレーブ、バスマスタの概念構成
【図6】第1の発明によるバスマスタの処理に関するフ
ローチャート
【図7】同発明によるスレーブの処理に関するフローチ
ャート
【図8】第2の発明によるバスマスタの処理に関するフ
ローチャート
【図9】同発明によるスレーブの処理に関するフローチ
ャート
【図10】第1の発明によるバスコントローラの処理に
関するフローチャート
【図11】第2の発明によるバスコントローラの処理に
関するフローチャート
【符号の説明】
1 CPU 2 バスコントローラ 3 メモリ 4 スレーブボード 5 マスタボード 8 BUSY発生装置 31 ビジータイマ 41 アクセスタイミングレジスタ 42 カウンタ 43 比較器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスマスタからのアクセス要求に即時応答
    が不可能な時はスレーブビジー信号を発生する手段を有
    する複数のスレーブと、前記スレーブに対してバスアク
    セスを実行し、前記スレーブよりスレーブビジー信号が
    アサートされた時一旦バスアクセスを中断しバスアクセ
    スを再度実行し直す手段を有する複数のバスマスタと、
    前記スレーブ、バスマスタを接続するバスをコントロー
    ルするバスコントローラとを備えたバスシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバスシステムにおいて、各
    スレーブは即時応答可能になるまでの時間をモニターし
    その値をバスマスタに知らせる手段を有し、各バスマス
    タはバスアクセス実行中にスレーブビジー信号がアサー
    トされた場合、前記スレーブより発生される即時応答可
    能になるまでの時間を取り込んで前記スレーブが即時応
    答可能になるまでバスアクセスを中断し、即時応答可能
    になり次第バスアクセスを再度実行する手段を有すこと
    を特徴とするバスシステム。
JP4142324A 1992-06-03 1992-06-03 バスシステム Pending JPH05334239A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001024020A1 (de) * 1999-09-29 2001-04-05 Infineon Technologies Ag Verfahren zum betrieb eines prozessorbusses
CN109255419A (zh) * 2017-07-13 2019-01-22 恩智浦有限公司 生物识别传感系统

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