JPH05333742A - 定着装置の温度制御方法 - Google Patents
定着装置の温度制御方法Info
- Publication number
- JPH05333742A JPH05333742A JP4139386A JP13938692A JPH05333742A JP H05333742 A JPH05333742 A JP H05333742A JP 4139386 A JP4139386 A JP 4139386A JP 13938692 A JP13938692 A JP 13938692A JP H05333742 A JPH05333742 A JP H05333742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- temperature
- fixing roller
- surface temperature
- heater
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過剰昇温による定着装置に与えるダメージを
極力防止することのできる定着装置の温度制御方法を提
供する。 【構成】 設定温度時間t2が経過しても定着ヒータ7
へ通電していれば、例えば温度検知手段が途中で断線す
るなどの故障や定着ヒータ7に異常があった場合であ
り、このときにも異常信号を出し、ただちに定着ヒータ
7への通電をオフする。
極力防止することのできる定着装置の温度制御方法を提
供する。 【構成】 設定温度時間t2が経過しても定着ヒータ7
へ通電していれば、例えば温度検知手段が途中で断線す
るなどの故障や定着ヒータ7に異常があった場合であ
り、このときにも異常信号を出し、ただちに定着ヒータ
7への通電をオフする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着ヒータにより加熱
され、回転駆動する定着ローラと、該定着ローラに圧接
され、従動回転する加圧ローラと、前記定着ヒータを駆
動するヒータ駆動手段と、前記定着ローラの表面温度を
検知する温度検知手段とを有し、定着ヒータに通電後、
前記定着ローラの表面温度が定着可能な定着温度に上昇
後、前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオン・
オフして定着ローラの表面温度をほぼ定着温度に制御す
る定着装置の温度制御方法に関する。
され、回転駆動する定着ローラと、該定着ローラに圧接
され、従動回転する加圧ローラと、前記定着ヒータを駆
動するヒータ駆動手段と、前記定着ローラの表面温度を
検知する温度検知手段とを有し、定着ヒータに通電後、
前記定着ローラの表面温度が定着可能な定着温度に上昇
後、前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオン・
オフして定着ローラの表面温度をほぼ定着温度に制御す
る定着装置の温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等にお
いて、上記した温度制御方法を用いた定着装置は周知で
ある。この種の定着装置において、定着ヒータに通電
後、設定時間内に定着温度に達しないときには故障とみ
なして定着ヒータをオフする温度制御方法も知られてい
る。
いて、上記した温度制御方法を用いた定着装置は周知で
ある。この種の定着装置において、定着ヒータに通電
後、設定時間内に定着温度に達しないときには故障とみ
なして定着ヒータをオフする温度制御方法も知られてい
る。
【0003】かかる制御方法では、定着ヒータがオンし
た後に故障、例えば温度検知手段が途中で断線するなど
の故障があった場合、設定時間内に温度検知手段の出力
値が定着温度値に達しないので、定着ヒータをオフでき
る。しかしながら、設定時間が経過するまではヒータを
オン状態に保持するので、定着ヒータがオン時に定着ロ
ーラの表面温度が高温であったとすると、定着ヒータを
オフ時には装置全体がかなりの高温になっている可能性
が高く、定着ギヤ、ローラなどにダメージが残ったり、
火災を誘起したりする問題があった。
た後に故障、例えば温度検知手段が途中で断線するなど
の故障があった場合、設定時間内に温度検知手段の出力
値が定着温度値に達しないので、定着ヒータをオフでき
る。しかしながら、設定時間が経過するまではヒータを
オン状態に保持するので、定着ヒータがオン時に定着ロ
ーラの表面温度が高温であったとすると、定着ヒータを
オフ時には装置全体がかなりの高温になっている可能性
が高く、定着ギヤ、ローラなどにダメージが残ったり、
火災を誘起したりする問題があった。
【0004】このような問題を解消するため、特公平2
−208681号には定着ヒータオン直後のローラ表面
温度を検知して、表面温度が高ければ短い時間に、低け
れば長い時間になるように設定時間を多段階に可変する
制御方法が開示されている。この制御方法では、定着ヒ
ータがオンした後に故障が発生し、かつ定着ローラの表
面温度が高温であった場合でも、設定時間が短いので定
着ギヤ、ローラなどにダメージが残ったり、火災を誘起
したりする問題が生じにくくなる。
−208681号には定着ヒータオン直後のローラ表面
温度を検知して、表面温度が高ければ短い時間に、低け
れば長い時間になるように設定時間を多段階に可変する
制御方法が開示されている。この制御方法では、定着ヒ
ータがオンした後に故障が発生し、かつ定着ローラの表
面温度が高温であった場合でも、設定時間が短いので定
着ギヤ、ローラなどにダメージが残ったり、火災を誘起
したりする問題が生じにくくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着装
置は連続通紙すると、定着ローラの熱が用紙に奪われて
しまい、定着ローラの表面温度は低くなるが、周囲の温
度が高温になっている。この状態で、電源をオフし、即
座にオンしたときには設定時間を長くするにも拘らず、
周囲の温度が高温になっており、定着ギヤ、ローラなど
にダメージが残ったり、火災を誘起したりする問題が発
生する恐れがあった。
置は連続通紙すると、定着ローラの熱が用紙に奪われて
しまい、定着ローラの表面温度は低くなるが、周囲の温
度が高温になっている。この状態で、電源をオフし、即
座にオンしたときには設定時間を長くするにも拘らず、
周囲の温度が高温になっており、定着ギヤ、ローラなど
にダメージが残ったり、火災を誘起したりする問題が発
生する恐れがあった。
【0006】このように、定着装置の温度制御はユーザ
ーに思わぬ災害を遭遇させるため、ありとあらゆる状況
において安全性を保証しなければならなかった。
ーに思わぬ災害を遭遇させるため、ありとあらゆる状況
において安全性を保証しなければならなかった。
【0007】本発明は、上述した従来の問題を解消し、
過剰昇温による定着装置に与えるダメージを極力防止す
ることのでき、安全性の高い定着装置の温度制御方法を
提供することを目的とする。
過剰昇温による定着装置に与えるダメージを極力防止す
ることのでき、安全性の高い定着装置の温度制御方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は定着ヒータにより加熱され、回転駆動する
定着ローラと、該定着ローラに圧接され、従動回転する
加圧ローラと、前記定着ヒータを駆動するヒータ駆動手
段と、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手
段とを有し、定着ヒータに通電後、前記定着ローラの表
面温度が定着可能な定着温度に上昇後、前記ヒータ駆動
手段により前記定着ヒータをオン・オフして定着ローラ
の表面温度をほぼ定着温度に制御する定着装置の温度制
御方法において、前記定着ヒータに通電開始直後に、前
記定着ローラの表面温度を検知して定着ローラの温度上
昇開始を予測した上昇開始時間を設定し、該上昇開始時
間を経過した後、上昇開始時間直後の前記定着ローラの
表面温度及び表面温度上昇率によって前記定着ローラの
表面温度が定着温度と同温かそれよりも高い設定温度に
達する時間を予測した設定温度時間を決定し、該設定温
度時間を経過した後も前記定着ローラの表面温度が定着
温度に達していないとき、前記ヒータ駆動手段により前
記定着ヒータをオフすることを特徴としている。
め、本発明は定着ヒータにより加熱され、回転駆動する
定着ローラと、該定着ローラに圧接され、従動回転する
加圧ローラと、前記定着ヒータを駆動するヒータ駆動手
段と、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知手
段とを有し、定着ヒータに通電後、前記定着ローラの表
面温度が定着可能な定着温度に上昇後、前記ヒータ駆動
手段により前記定着ヒータをオン・オフして定着ローラ
の表面温度をほぼ定着温度に制御する定着装置の温度制
御方法において、前記定着ヒータに通電開始直後に、前
記定着ローラの表面温度を検知して定着ローラの温度上
昇開始を予測した上昇開始時間を設定し、該上昇開始時
間を経過した後、上昇開始時間直後の前記定着ローラの
表面温度及び表面温度上昇率によって前記定着ローラの
表面温度が定着温度と同温かそれよりも高い設定温度に
達する時間を予測した設定温度時間を決定し、該設定温
度時間を経過した後も前記定着ローラの表面温度が定着
温度に達していないとき、前記ヒータ駆動手段により前
記定着ヒータをオフすることを特徴としている。
【0009】また、本発明は前記定着ヒータへ通電開始
直後に検知した前記定着ローラの表面温度と前記上昇開
始時間を経過した後に検知した前記定着ローラの表面温
度との温度差を測定し、該温度差が設定値内であると
き、前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオフす
ることを特徴としている。
直後に検知した前記定着ローラの表面温度と前記上昇開
始時間を経過した後に検知した前記定着ローラの表面温
度との温度差を測定し、該温度差が設定値内であると
き、前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオフす
ることを特徴としている。
【0010】さらにまた、本発明は前記上昇開始時間直
後の前記定着ローラの表面温度から定着ローラの表面温
度の上昇率範囲を設定し、前記上昇開始時間後の実際の
表面温度上昇率が前記上昇率範囲外の率になったとき、
前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオフするこ
とを特徴としている。
後の前記定着ローラの表面温度から定着ローラの表面温
度の上昇率範囲を設定し、前記上昇開始時間後の実際の
表面温度上昇率が前記上昇率範囲外の率になったとき、
前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオフするこ
とを特徴としている。
【0011】さらにまた、本発明は前記定着ローラの表
面温度の上昇率範囲の設定が、前記上昇開始時間直後の
前記定着ローラの表面温度によって可変されることを特
徴としている。
面温度の上昇率範囲の設定が、前記上昇開始時間直後の
前記定着ローラの表面温度によって可変されることを特
徴としている。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、定着ローラ表面温度及び
定着ローラ表面温度上昇率とによって定着装置の立上げ
時間を決定しているので、定着装置に異常が生じても、
定着装置への熱によるダメージを極力少なくすることが
可能となる。
定着ローラ表面温度上昇率とによって定着装置の立上げ
時間を決定しているので、定着装置に異常が生じても、
定着装置への熱によるダメージを極力少なくすることが
可能となる。
【0013】さらに、上昇開始時間経過後は定着ローラ
表面温度は直線的に上昇しており、温度上昇率を容易に
求めることができ、上昇開始時間経過時点での定着ロー
ラ表面温度と、定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度
とを比較して、ある設定温度以上の差がない場合は異常
検知し、早期の異常検知が可能となる。
表面温度は直線的に上昇しており、温度上昇率を容易に
求めることができ、上昇開始時間経過時点での定着ロー
ラ表面温度と、定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度
とを比較して、ある設定温度以上の差がない場合は異常
検知し、早期の異常検知が可能となる。
【0014】さらにまた、上昇開始時間経過時点で定着
ローラ表面温度を0.5secおきに検知して温度上昇率
を算出するので、その結果が正常の上昇率範囲以外の値
を取った時に異常検知し、早期の異常検知が可能とな
る。
ローラ表面温度を0.5secおきに検知して温度上昇率
を算出するので、その結果が正常の上昇率範囲以外の値
を取った時に異常検知し、早期の異常検知が可能とな
る。
【0015】請求項4の構成によれば、定着ローラ表面
温度上昇率は定着ローラ表面温度等によって変化するた
め、温度上昇率設定範囲を定着ローラ表面温度によって
可変とすることで、定着ヒータに通電時の定着ローラ表
面温度の高低に関わらず、正常に立上げることが可能と
なる。
温度上昇率は定着ローラ表面温度等によって変化するた
め、温度上昇率設定範囲を定着ローラ表面温度によって
可変とすることで、定着ヒータに通電時の定着ローラ表
面温度の高低に関わらず、正常に立上げることが可能と
なる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明が適用される定着装置を備えた
画像形成装置の概略説明図である。図1において、矢印
方向に回転する感光体ドラム1上に形成された静電潜像
は現像されてトナー像となり、このトナー像と同期して
給紙ガイド2側から給紙された転写紙P上に転写チャー
ジャ3を通過する際に転写される。トナー像の転写を終
えた転写紙Pは、分離チャージャ4で感光体ドラム1か
ら分離され、搬送手段5によって定着装置6に搬送され
る。そして、転写紙Pが定着装置6を通過するとき熱及
び加圧力によって前記トナー像が転写紙P上へ定着さ
れ、その後装置外への排出される。
明する。図1は、本発明が適用される定着装置を備えた
画像形成装置の概略説明図である。図1において、矢印
方向に回転する感光体ドラム1上に形成された静電潜像
は現像されてトナー像となり、このトナー像と同期して
給紙ガイド2側から給紙された転写紙P上に転写チャー
ジャ3を通過する際に転写される。トナー像の転写を終
えた転写紙Pは、分離チャージャ4で感光体ドラム1か
ら分離され、搬送手段5によって定着装置6に搬送され
る。そして、転写紙Pが定着装置6を通過するとき熱及
び加圧力によって前記トナー像が転写紙P上へ定着さ
れ、その後装置外への排出される。
【0017】上記定着装置6は、ハロゲンランプ等の定
着ヒータ7を内蔵し、時計方向に回転する定着ローラ8
と、これに圧接して従動回転する加圧ローラ9を有し、
その間に転写紙Pを挟持・搬送しつつトナーを転写紙P
上に融着し定着を行なう。10は分離爪で、定着後の転
写紙Pの搬送・排出を確保するために設けたものであ
る。
着ヒータ7を内蔵し、時計方向に回転する定着ローラ8
と、これに圧接して従動回転する加圧ローラ9を有し、
その間に転写紙Pを挟持・搬送しつつトナーを転写紙P
上に融着し定着を行なう。10は分離爪で、定着後の転
写紙Pの搬送・排出を確保するために設けたものであ
る。
【0018】定着装置6によって転写紙Pの定着を行な
うには、定着ローラ8の表面温度が予め設定された定着
温度近傍に保持されることが必要であって、これは定着
ローラ8の表面に接触して設けたサーミスタ等の温度検
知素子11によって定着ローラ8の表面温度を検知し、
定着ローラ8の表面温度から制御部12によってヒータ
駆動手段13を介して定着ヒータ7をオン,オフ制御
し、定着ローラ8の表面温度を定着温度近傍に保持する
ことができる。
うには、定着ローラ8の表面温度が予め設定された定着
温度近傍に保持されることが必要であって、これは定着
ローラ8の表面に接触して設けたサーミスタ等の温度検
知素子11によって定着ローラ8の表面温度を検知し、
定着ローラ8の表面温度から制御部12によってヒータ
駆動手段13を介して定着ヒータ7をオン,オフ制御
し、定着ローラ8の表面温度を定着温度近傍に保持する
ことができる。
【0019】図2は、定着ローラ表面温度の立上り特性
の一例を示すグラフであり、横軸に時間、縦軸に定着ロ
ーラ表面温度をとって特性曲線を示している。定着ロー
ラ8は、熱容量が大きいため、このグラフから明らかな
ように、電源をオンして定着ヒータ7に通電してもしば
らくの間は定着ローラ表面温度が上昇を開始しない。ま
た、定着ヒータ7に通電を開始してから定着ローラ表面
温度が上昇し始めるまでの時間は、通電開始時の定着ロ
ーラ表面温度によって長かったり短かったりする。図2
では、定着ローラ表面温度が高温時Aと低温時Bの特性
を示している。また、定着ローラ表面温度が上昇し始め
ると、その温度はほぼ直線的に上昇するが、上昇率は雰
囲気温度等の条件によって一定とはならない。
の一例を示すグラフであり、横軸に時間、縦軸に定着ロ
ーラ表面温度をとって特性曲線を示している。定着ロー
ラ8は、熱容量が大きいため、このグラフから明らかな
ように、電源をオンして定着ヒータ7に通電してもしば
らくの間は定着ローラ表面温度が上昇を開始しない。ま
た、定着ヒータ7に通電を開始してから定着ローラ表面
温度が上昇し始めるまでの時間は、通電開始時の定着ロ
ーラ表面温度によって長かったり短かったりする。図2
では、定着ローラ表面温度が高温時Aと低温時Bの特性
を示している。また、定着ローラ表面温度が上昇し始め
ると、その温度はほぼ直線的に上昇するが、上昇率は雰
囲気温度等の条件によって一定とはならない。
【0020】本発明の定着装置6の温度制御方法は、あ
らゆる状況において立ち上げ時の安全性を確保できる制
御方法であって、図3乃至図6のフローチャートを用い
て説明する。
らゆる状況において立ち上げ時の安全性を確保できる制
御方法であって、図3乃至図6のフローチャートを用い
て説明する。
【0021】この温度制御方法は、定着ヒータ7に通電
を開始するとともに図3に示す上昇開始時間ルーチンが
作動し、通電開始時の定着ローラ表面温度T1によって
上昇開始時間t1が3段階のタイマ1,2,3によって
時間設定される。この場合、定着ローラ表面温度T1が
予め設定した第1温度より低い範囲、第1温度とそれよ
り高温の第2温度の間の範囲及び第2温度より高い範囲
によって3段階の上昇開始時間t1を設定している。
を開始するとともに図3に示す上昇開始時間ルーチンが
作動し、通電開始時の定着ローラ表面温度T1によって
上昇開始時間t1が3段階のタイマ1,2,3によって
時間設定される。この場合、定着ローラ表面温度T1が
予め設定した第1温度より低い範囲、第1温度とそれよ
り高温の第2温度の間の範囲及び第2温度より高い範囲
によって3段階の上昇開始時間t1を設定している。
【0022】かくして、設定した上昇開始時間t1は定
着ローラ8の熱容量による定着ローラ表面温度の上昇を
開始の遅れを考慮した時間であり、定着ヒータ7に通電
時の定着ローラ表面温度T1が第1温度より低い範囲で
あれば、タイマ1の長い時間が設定され、第1温度と第
2温度の間の範囲であれば、タイマ2の中位の時間が設
定され、第2温度より高い範囲であれば、タイマ3の短
い時間が設定される。そして、各範囲において上昇開始
時間t1が経過すると、定着ローラ表面温度は上昇を開
始されているように、タイマ1,2,3の時間が設定が
されている。
着ローラ8の熱容量による定着ローラ表面温度の上昇を
開始の遅れを考慮した時間であり、定着ヒータ7に通電
時の定着ローラ表面温度T1が第1温度より低い範囲で
あれば、タイマ1の長い時間が設定され、第1温度と第
2温度の間の範囲であれば、タイマ2の中位の時間が設
定され、第2温度より高い範囲であれば、タイマ3の短
い時間が設定される。そして、各範囲において上昇開始
時間t1が経過すると、定着ローラ表面温度は上昇を開
始されているように、タイマ1,2,3の時間が設定が
されている。
【0023】上昇開始時間t1が経過すると、図4に示
す設定温度時間ルーチンが作動し、まず上昇開始時間t
1経過直後の定着ローラ表面温度T2を検知する。そし
て、定着ローラ表面温度T2が予め設定した第3温度よ
り低い範囲、第3温度とそれより高温の第4温度の間の
範囲及び第4温度より高い範囲の3段階に分け、定着ロ
ーラ表面温度T2の高低によって図5に示す温度上昇率
設定範囲のルーチンによって温度上昇率設定範囲a0を
決定する。すなわち、定着ローラ表面温度T2が低温な
らばa1を温度上昇率設定範囲a0、中間温ならばa2を
温度上昇率設定範囲a0、高温ならばa3を温度上昇率設
定範囲a0のように状況に応じて可変している。とま
た、定着ローラ表面温度T2を検知した後、例えば0.
5sec後に再び定着ローラ表面温度T3を検知して定着ロ
ーラ表面温度上昇率aTを算出し、この上昇率aTと定着
ローラ表面温度T3とによって定着ローラ表面温度が定
着温度に達する設定温度時間t2を決定する。定着ロー
ラ表面温度上昇率aTは式(1)で、設定温度時間t2は
式(2)のように容易に算出することができる。
す設定温度時間ルーチンが作動し、まず上昇開始時間t
1経過直後の定着ローラ表面温度T2を検知する。そし
て、定着ローラ表面温度T2が予め設定した第3温度よ
り低い範囲、第3温度とそれより高温の第4温度の間の
範囲及び第4温度より高い範囲の3段階に分け、定着ロ
ーラ表面温度T2の高低によって図5に示す温度上昇率
設定範囲のルーチンによって温度上昇率設定範囲a0を
決定する。すなわち、定着ローラ表面温度T2が低温な
らばa1を温度上昇率設定範囲a0、中間温ならばa2を
温度上昇率設定範囲a0、高温ならばa3を温度上昇率設
定範囲a0のように状況に応じて可変している。とま
た、定着ローラ表面温度T2を検知した後、例えば0.
5sec後に再び定着ローラ表面温度T3を検知して定着ロ
ーラ表面温度上昇率aTを算出し、この上昇率aTと定着
ローラ表面温度T3とによって定着ローラ表面温度が定
着温度に達する設定温度時間t2を決定する。定着ロー
ラ表面温度上昇率aTは式(1)で、設定温度時間t2は
式(2)のように容易に算出することができる。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】式(1)において、tはT2とT3を検知す
る間の時間で、この本例の場合0.5secであり、式
(2)のTAは定着温度である。定着ローラ表面温度
は、環境によって温度上昇率aTが変化するので、第2
の設定時間t2を定着ローラ表面温度T3及び定着ローラ
表面温度上昇率aTによって算出することにより、仮に
故障が起きた場合でも定着装置6のダメージを極力少な
くすることが可能となる。
る間の時間で、この本例の場合0.5secであり、式
(2)のTAは定着温度である。定着ローラ表面温度
は、環境によって温度上昇率aTが変化するので、第2
の設定時間t2を定着ローラ表面温度T3及び定着ローラ
表面温度上昇率aTによって算出することにより、仮に
故障が起きた場合でも定着装置6のダメージを極力少な
くすることが可能となる。
【0027】これを図6に示す異常チェックフローによ
り説明すると、異常チェックフローでは電源オンととも
に作動し、定着装置6の立上りまでの各異常をチェック
する。まず、上昇開始時間t1経過後に検知する定着ロ
ーラ表面温度T2とT1との差が設定チェック温度(例え
ば10℃)以上でなければ、故障等の異常が発生して定
着ヒータ7の作動が支障を来していることとなり、異常
信号を出して定着ヒータへの通電をオフする。これに
て、早期の異常検知が可能となり、定着装置6へのダメ
ージがかなり少なくなる。
り説明すると、異常チェックフローでは電源オンととも
に作動し、定着装置6の立上りまでの各異常をチェック
する。まず、上昇開始時間t1経過後に検知する定着ロ
ーラ表面温度T2とT1との差が設定チェック温度(例え
ば10℃)以上でなければ、故障等の異常が発生して定
着ヒータ7の作動が支障を来していることとなり、異常
信号を出して定着ヒータへの通電をオフする。これに
て、早期の異常検知が可能となり、定着装置6へのダメ
ージがかなり少なくなる。
【0028】次に、定着ローラ表面温度上昇率aTが上
昇率設定範囲a0を外れた場合にも異常信号を出して定
着ヒータ7への通電をオフする。この定着ローラ表面温
度上昇率aTは、上昇開始時間t1のカウントが終った時
点で定着ローラ表面温度T3を0.5secおきに検知して
温度上昇率を算出するが、その結果、上昇率が正常範囲
以外の値を取った時は定着ヒータ7、温度検知手段等に
異常が生じたときであり、この異常も早期に検知可能と
なる。このとき、上昇率設定範囲a0を3段階に分けて
いるので、周囲の温度に対応した確実な異常チェックが
できる。
昇率設定範囲a0を外れた場合にも異常信号を出して定
着ヒータ7への通電をオフする。この定着ローラ表面温
度上昇率aTは、上昇開始時間t1のカウントが終った時
点で定着ローラ表面温度T3を0.5secおきに検知して
温度上昇率を算出するが、その結果、上昇率が正常範囲
以外の値を取った時は定着ヒータ7、温度検知手段等に
異常が生じたときであり、この異常も早期に検知可能と
なる。このとき、上昇率設定範囲a0を3段階に分けて
いるので、周囲の温度に対応した確実な異常チェックが
できる。
【0029】次に、設定温度時間t2が経過しても定着
ヒータ7へ通電していれば、例えば温度検知手段が途中
で断線するなどの故障や定着ヒータ7に異常があった場
合であり、このときにも異常信号を出し、ただちに定着
ヒータ7への通電をオフする。
ヒータ7へ通電していれば、例えば温度検知手段が途中
で断線するなどの故障や定着ヒータ7に異常があった場
合であり、このときにも異常信号を出し、ただちに定着
ヒータ7への通電をオフする。
【0030】なお、図3の上昇開始時間ルーチンや図5
の温度上昇率設定範囲ルーチンにおいて、それぞれの設
定を3段階に分けたが、更に多段階に分割することも可
能である。
の温度上昇率設定範囲ルーチンにおいて、それぞれの設
定を3段階に分けたが、更に多段階に分割することも可
能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、定着ローラ表
面温度及び定着ローラ表面温度上昇率とによって定着装
置の立上げ時間を決定しているので、定着装置に異常が
生じても、定着装置への熱によるダメージを極力少なく
することが可能となる。
面温度及び定着ローラ表面温度上昇率とによって定着装
置の立上げ時間を決定しているので、定着装置に異常が
生じても、定着装置への熱によるダメージを極力少なく
することが可能となる。
【0032】請求項2の構成によれば、定着ヒータへ通
電を開始してから定着ローラ表面温度が立上り始めるま
である程度時間がかかる。そこで、表面温度が直接的に
立上り始めるまで、上昇開始時間でカウントする。この
上昇開始時間は定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度
によって可変となり、あらゆる特性に対して、カウント
が終わった時点で定着ローラ表面温度は直線的に上昇し
ており、温度上昇率を容易に求めることができるように
なる。また、カウントが終った時点での定着ローラ表面
温度と、定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度とを比
較して、ある設定温度以上の差がない場合は異常検知す
るため、早期の異常検知が可能となる。
電を開始してから定着ローラ表面温度が立上り始めるま
である程度時間がかかる。そこで、表面温度が直接的に
立上り始めるまで、上昇開始時間でカウントする。この
上昇開始時間は定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度
によって可変となり、あらゆる特性に対して、カウント
が終わった時点で定着ローラ表面温度は直線的に上昇し
ており、温度上昇率を容易に求めることができるように
なる。また、カウントが終った時点での定着ローラ表面
温度と、定着ヒータ通電時の定着ローラ表面温度とを比
較して、ある設定温度以上の差がない場合は異常検知す
るため、早期の異常検知が可能となる。
【0033】請求項3の構成によれば、上昇開始時間の
カウントが終った時点で定着ローラ表面温度を0.5se
cおきに検知して温度上昇率を算出するが、その結果が
正常範囲以外の値を取った時に異常検知するため、早期
の異常検知が可能となる。
カウントが終った時点で定着ローラ表面温度を0.5se
cおきに検知して温度上昇率を算出するが、その結果が
正常範囲以外の値を取った時に異常検知するため、早期
の異常検知が可能となる。
【0034】請求項4の構成によれば、定着ローラ表面
温度上昇率は、定着ローラ表面温度等によって変化する
ため、温度上昇率設定範囲を定着ローラ表面温度によっ
て可変とすることで、定着ヒータに通電時の定着ローラ
表面温度の高低に関わらず、正常に立上げることが可能
となる。
温度上昇率は、定着ローラ表面温度等によって変化する
ため、温度上昇率設定範囲を定着ローラ表面温度によっ
て可変とすることで、定着ヒータに通電時の定着ローラ
表面温度の高低に関わらず、正常に立上げることが可能
となる。
【図1】本発明が適用される定着装置を備えた画像形成
装置の概略説明図である。
装置の概略説明図である。
【図2】定着ローラ表面温度の立上り特性の一例を示す
グラフである。
グラフである。
【図3】上昇開始時間ルーチンを示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】設定温度時間ルーチンを示すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】温度上昇率設定範囲のルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】本発明の異常チェックのフローチャートであ
る。
る。
6 定着装置 7 定着ヒータ 8 定着ローラ 9 加圧ローラ 11 温度検知素子 12 制御部 13 ヒータ駆動手段 t1 上昇開始時間 t2 設定温度時間 a0 上昇率設定範囲 aT 定着ローラ表面温度上昇率
Claims (4)
- 【請求項1】 定着ヒータにより加熱され、回転駆動す
る定着ローラと、該定着ローラに圧接され、従動回転す
る加圧ローラと、前記定着ヒータを駆動するヒータ駆動
手段と、前記定着ローラの表面温度を検知する温度検知
手段とを有し、定着ヒータに通電後、前記定着ローラの
表面温度が定着可能な定着温度に上昇後、前記ヒータ駆
動手段により前記定着ヒータをオン・オフして定着ロー
ラの表面温度をほぼ定着温度に制御する定着装置の温度
制御方法において、 前記定着ヒータに通電開始直後に、前記定着ローラの表
面温度を検知して定着ローラの温度上昇開始を予測した
上昇開始時間を設定し、該上昇開始時間を経過した後、
上昇開始時間直後の前記定着ローラの表面温度及び表面
温度上昇率によって前記定着ローラの表面温度が定着温
度と同温かそれよりも高い設定温度に達する時間を予測
した設定温度時間を決定し、該設定温度時間を経過した
後も前記定着ローラの表面温度が定着温度に達していな
いとき、前記ヒータ駆動手段により前記定着ヒータをオ
フすることを特徴とする定着装置の温度制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の定着装置の温度制御方
法において、前記定着ヒータへ通電開始直後に検知した
前記定着ローラの表面温度と前記上昇開始時間を経過し
た後に検知した前記定着ローラの表面温度との温度差を
測定し、該温度差が設定値内であるとき、前記ヒータ駆
動手段により前記定着ヒータをオフすることを特徴とす
る定着装置の温度制御方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の定着装置の温
度制御方法において、前記上昇開始時間直後の前記定着
ローラの表面温度から定着ローラの表面温度の上昇率範
囲を設定し、前記上昇開始時間後の実際の表面温度上昇
率が前記上昇率範囲外の率になったとき、前記ヒータ駆
動手段により前記定着ヒータをオフすることを特徴とす
る定着装置の温度制御方法。 - 【請求項4】 前記定着ローラの表面温度の上昇率範囲
の設定が、前記上昇開始時間直後の前記定着ローラの表
面温度によって可変されることを特徴とする請求項3に
記載の定着装置の温度制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139386A JPH05333742A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 定着装置の温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139386A JPH05333742A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 定着装置の温度制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333742A true JPH05333742A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15244105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4139386A Pending JPH05333742A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 定着装置の温度制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05333742A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000206826A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-07-28 | Canon Inc | 加熱装置および画像形成装置 |
JP2002296962A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Canon Inc | 加熱装置および画像形成装置 |
JP2007051821A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和装置 |
WO2015190223A1 (en) * | 2014-06-10 | 2015-12-17 | Ricoh Company, Ltd. | Temperature detection device and image forming apparatus |
JP2018124451A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置、画像形成装置、異常発生判断装置、およびプログラム |
JP2019028337A (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置、及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4139386A patent/JPH05333742A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2015232649A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 株式会社リコー | 温度検出装置、画像形成装置 |
US9864311B2 (en) | 2014-06-10 | 2018-01-09 | Ricoh Company, Ltd. | Temperature detection device and image forming apparatus |
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JP2019028337A (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置、及び画像形成装置 |
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