JP2000206826A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

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JP2000206826A
JP2000206826A JP11009039A JP903999A JP2000206826A JP 2000206826 A JP2000206826 A JP 2000206826A JP 11009039 A JP11009039 A JP 11009039A JP 903999 A JP903999 A JP 903999A JP 2000206826 A JP2000206826 A JP 2000206826A
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悟 谷口
Koichi Okuda
幸一 奥田
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Ken Murooka
謙 室岡
Yasuto Tsubakimoto
椿本  康人
Noriyuki Ito
紀之 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大サイズよりも小さな幅で厚さの大きい記
録材P(厚紙、封筒等)が重送して通紙された場合、通
紙部では記録材に大量の熱を奪われるため、加熱体に大
量の電力が供給されるが、非通紙部では記録材に熱を奪
われず、かつ加熱体が加圧ローラから離れてしまうため
非常に高温になり、加熱体の破損に至る可能性があると
いう課題があった。 【解決手段】 加熱体3の温度を検知する第1の検温素
子5と、前記加熱体の長手方向で第1の検温素子とは異
なる位置に設けた第2の検温素子6を設け、前記記録材
が前記加熱体位置を搬送されている場合は、前記第2の
検温素子の出力より該加熱体の該第2の検温素子付近の
温度上昇速度を計算し、その値が所定の値を超えた場
合、前記加熱体への通電を停止するあるいは該加熱体へ
の通電電力を減少させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ピームプリンター等の加熱装置および該加熱装置を具備
した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、被加熱材としての記録材
に形成した画像を該記録材に加熱定着する加熱装置に
は、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性体層を
介して前記加熱ローラに圧接する加圧ローラとによっ
て、記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ方式が多
用されている。また、この他にもフラッシュ加熱方式、
オープン加熱方式、熱板加熱方式等種々の方式、構成の
ものが知られており、実用されている。
【0003】特に、最近では、上記ような方式に代わっ
て、図6に示すように固定支持された加熱体(ヒータ)
3と、この加熱体3に対向圧接しつつ搬送される耐熱性
のフィルム(以下、フィルムと称する)2と、このフィ
ルム2を介して被加熱体としての記録材Pを加熱体3に
密着させる加圧体(以下、加圧ローラと称する)4を有
し、加熱体3の熱をフィルム2を介して記録材Pへ付与
することで、この記録材面に形成担持されている未定着
画像を該記録材面に加熱定着させる方式、構成の画像加
熱定着方式(フィルム加熱方式の加熱装置)が提案され
ている。
【0004】このようなフィルム加熱方式の加熱装置な
いしは画像加熱定着装置においては、加熱体として低熱
容量加熱体を用いることができる。このため、前記の接
触加熱方式である熱ローラ方式、ベルト加熱方式等の装
置に比べ省電力及びウェイトタイムの短縮化(クイック
スタート)が可能になる。
【0005】図6は加熱装置として、上記フィルム加熱
方式の最大通紙幅がA3サイズである加熱装置の一例を
示す概略構成図である。この加熱装置は例えば、特開平
4−44075〜44083号公報、同4−20498
0〜204984号公報等に開示された所謂テンション
レスタイプの装置である。
【0006】このテンションレスタイプの装置は耐熱性
のフィルム2としてエンドレスベルト状もしくは円筒状
のものを用い、このフイルム2の周長の少なくとも一部
は常にテンションフリー(テンションが加わらない状
態)とし、フィルム2は加圧体4の回転駆動力で従動回
転する装置である。
【0007】エンドレスの耐熱性のフィルム2は、加熱
体3(ヒータ)を含むフィルムガイド部材であるステー
1に外嵌させてある。このエンドレスのフイルム2の内
周長と加熱体3を含むステー1の外周長はフイルム2の
方を例えば3m程度大きくしてあり、したがってフイル
ム2は周長が余裕を持って外嵌している。
【0008】上記ステー1はポリイミド、ポリアミドイ
ミド、PEEK,PPS、液晶ポリマー等の高耐熱性樹
脂や、これらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス等と
の複合材料等で構成できるもので、液晶ポリマーを用い
ている。
【0009】また、上記フィルム2は熱容量を小さくし
てクイックスタート性を向上させるために、フィルム膜
厚は100μm以下、好ましくは50μm以下20μm
以上の耐熱性のあるPTFE,PFA,FEP等の単層
フィルム、或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PF
EK,PES,PPS等のフィルムの外周表面にPTF
E、PFA、FEP等をコーティングした複合層フィル
ムを使用できるもので、ポリイミドフィルムの外周表面
にPTFEをコーティングしたものを用いている。
【0010】加圧ローラ4は加熱体3との間にフィルム
2を挟んで圧接ニップ部(定着ニップ部)N1を形成
し、かつフィルム2を回転駆動させるフィルム外面接触
駆動手段であり、このフィルム駆動ローラ兼加圧ローラ
4は芯金4aとシリコンゴム等よりなる弾性体層4bと
最外層の離形層4cからなり、不図示の軸受け手段・付
勢手段により所定の押圧力をもって、フィルム2を挟ま
せて加熱体3の表面に圧接させて配設してある。この加
圧ローラ4の回転駆動による該ローラとフィルム外面と
の摩擦力でフィルム2に回転力が作用する。
【0011】検温素子5は加熱体の温度を検知してCP
U24に供給し、このCPU24は検温素子5の検知温
度に基づいてトライアック25を制御し、検知温度が一
定となるように交流電源26から加熱体3に供給される
電力を調整する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
熱ローラ方式の加熱装置において、最大サイズよりも小
さな幅の記録材を通紙すると、非通紙部では記録材に熱
が奪われないため、通紙部に比べて高温になる(非通紙
部昇温)。非通紙部昇温が大きくなると、加熱装置の劣
化、破損が生じる。また、前述フイルム加熱方式の加熱
装置においても、非通紙部昇温が大きくなると、加熱
体、加熱体支持部材、フイルム、加圧ローラ(加圧部
材)等の劣化、破損が生じる。
【0013】特に、最大サイズよりも小さな幅で厚さの
大きい記録材(厚紙、封筒等)が重送して通紙された場
合、通紙部では記録材に大量の熱を奪われるため、加熱
体に大量の電力が供給されるが、非通紙部では記録材に
熱を奪われず、かつ加熱体が加圧ローラから離れてしま
うため非常に高温になり、加熱体の破損に至る可能性が
あるという課題があった。
【0014】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、小サイズの厚紙が重送した場合等の
非通紙部の異常昇温およびそれに起因する加熱体、加熱
体支持部材、加圧部材等の劣化、破損の防止を目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成から
なることを特徴とする加熱装置および画像形成装置であ
る。
【0016】(1)移動する記録材を加熱する加熱体
と、前記加熱体の温度を検知する第1の検温素子と、前
記第1の検温素子の検知温度が一定となるように加熱体
への通電を制御する通電制御手段とを有する加熱装置に
おいて、前記加熱体の長手方向で第1の検温素子とは異
なる位置に設けた第2の検温素子と、前記記録材が前記
加熱体位置を搬送されている場合に、前記第2の検温素
子の出力より該加熱体の該第2の検温素子付近の温度上
昇速度を計算し、その値が所定の値を超えた場合、前記
加熱体への通電を停止するあるいは該加熱体への通電電
力を減少させる通電処理手段とを備えたことを特徴とす
る加熱装置。
【0017】(2)加熱体に接触摺動する耐熱性のフィ
ルムと、前記フィルムを駆動し、かつ前記フィルムを介
して被加熱材を前記加熱体に密着させる加圧部材と、前
記加熱体の温度を検知する第1の検温素子と、前記第1
の検温素子の検知温度が一定となるように前記加熱体へ
の通電を制御する通電制御手段と、前記加熱体と前記加
圧部材により形成されるニップ部を前記フィルムと前記
被加熱材が一緒に挟持搬送されることにより該被加熱材
を加熱する加熱装置において、前記加熱体の長手方向で
前記第1の検温素子とは異なる位置に設けた第2の検温
素子と、前記被加熱材が加熱体位置を搬送されている場
合に、前記第2の検温素子の出力より加熱体の該第2の
検温素子付近の温度上昇速度を計算し、その値が所定の
値を超えた場合、前記加熱体への通電を停止するあるい
は加熱体への通電電力を減少させる通電処理手段とを備
えたことを特徴とする加熱装置。
【0018】(3)第1の検温素子は使用可能な最小幅
の被加熱材が通過する領域内に設け、第2の検温素子は
前記使用可能な最小幅の被加熱材が通過する領域外に設
けることを特徴とする(1)または(2)記載の加熱装
置。
【0019】(4)加熱体への通電を停止するあるいは
加熱体への通電電力を滅少させる通電処理を行うか否か
の判定に際し、被加熱材のサイズも関与することを特徴
とする(1)から(3)のうちのいずれか1記載の加熱
装置。
【0020】(5)加熱体への通電を停止するあるいは
加熱体への通電電力を減少させる通電処理を行うか否か
を判定するために用いる温度上昇速度の所定の値を、被
加熱材のサイズに応じて変更することを特徴とする
(1)から(3)のうちのいずれか1記載の加熱装置。 (6)被加熱材の移動速度を複数有する場合、加熱体へ
の通電を停止するあるいは加熱体への通電電力を減少さ
せる通電処理を行うか否かの判定に際し、被加熱材のサ
イズも関与することを特徴とする(1)から(5)のう
ちのいずれか1記載の加熱装置。 (7)被加熱材の移動速度を複数有する場合、加熱体へ
の通電を停止するあるいは加熱体への通電電力を減少さ
せる通電処理を行うか否かを判定するために用いる温度
上昇速度の所定の値を、被加熱材の移動速度に応じて変
更することを特徴とする(1)から(5)のうちのいず
れか1記載の加熱装置。 (8)記録材に未定着画像を形成担持させる作像手段
と、前記記録材に形成担持された未定着画像を加熱定着
させる定着手段とを有する画像形成装置において、前記
定着手段が(1)から(7)のうちのいずれか1項記載
の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を添
付図面について説明する。
【0022】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1における加熱装置(全体構成は前記図6と同じであ
るから図示を省略する)の加熱体3と第1、第2の検温
素子の配置関係をします図であり、図1(a)は加熱体
3の正面図および通電制御を行う回路を表す図であり、
図1(b)は加熱体3の裏面を表している図である。
【0023】加熱体3は耐熱性フィルム2もしくは被加
熱体としての記録材Pの搬送方向aに対して直角方向を
長手とする細長の耐熱性・絶縁性・良熱伝導性の基板3
1、この基板31の表面側の短手方向中央部に基板長手
に沿って形成具備させた抵抗発熱体32、この抵抗発熱
体32を形成した加熱体表面を保護させた耐熱性オーバ
ーコート層34、抵抗発熱体32の長手両端部の給電用
電極21・22等からなる全体に低熱容量の線状加熱体
である。
【0024】また、基板31の裏面側には、中央部に第
1の検温素子5が、端部に第2の検温素子6が設置され
ている。この実施の形態1では、第1の検温素子5は加
熱装置107に給紙可能な最小幅の記録材が通過する領
域に設け、第2の検温素子6は最小幅の記録材が通過す
る領域外(長手方向外側)に設けている。
【0025】図1に示すように、最大サイズよりも幅の
狭い紙(以下、小サイズ紙)を通紙した場合、第2の検
温素子6が設置されている位置は非通紙部になる。第1
の検温素子5は基板31を貫通する導通可のスルーホー
ルを介して表面の電極27・28に、第2の検温素子は
同様に電極27・29に通じている。
【0026】上記加熱体3を前記図6に示したように、
抵抗発熱体32を形成具備させた表面側を下向きに露呈
させて剛性・耐熱性を有するステー1の下面側に保持さ
せて固定配設する。上記基板31は、例えば、アルミナ
や窒化アルミニウム等の厚み1mm・幅10mm・長さ33
0mmのものである。
【0027】上記抵抗発熱体32は、例えば、Ag/P
d(銀パラジウム)、Ru02 ,Ta2 N等の電気抵抗
材料をスクリーン印刷等により、厚み約10μm、幅1
〜3mmの線状もしくは線帯状に塗工して形成したもので
ある。給電用電極21・22は例えばAg等のスクリー
ン印刷パターン層である。オーバーコート層34は例え
ば約10μm厚の耐熱性ガラス層である。
【0028】上記加熱体3は、抵抗発熱体32の長手両
端部の給電用電極21・22に対する給電により該抵抗
発熱体32が長手全長にわたって発熱することで昇温
し、その昇温が第1の検温素子5で検知される。その第
1の検温素子5の出力をA/D変換しCPU24に取り
込み、その情報をもとにトライアック25により抵抗発
熱体32に通電する電力を位相、波数制御等により制御
し、加熱体3の温度制御がなされる。
【0029】即ち、第1の検温素子5の検知温度が所定
の設定温度より低いと加熱体3が昇温するように、所定
の設定温度より高いと降温するように通電を制御するこ
とで、加熱体3は定着時一定に温調される。
【0030】第2の検温素子6は、加熱体3を一定温度
に保つための制御には使用しない。而して加熱体3の温
度が所定に立ち上がり、かつ加圧ローラ4の回転による
フィルム2の回転周速度が定常化した状態において、フ
ィルム2を挟んで加熱体3と加圧ローラ4とで形成され
る圧接ニップ部N1のフィルム2と加圧ローラ4との間
に被加熱体としての画像定着すべき記録材Pが不図示の
画像形成部(転写部)より導入されて、フィルム2と一
緒に圧接ニップ部N1を挟持搬送されることにより、加
熱体3の熱がフィルム2を介して記録材Pに付与され、
記録材P上の未定着顕画像(トナー画像)Tが記録材P
面に加熱定着される。そして、圧接ニップ部N1を通っ
た記録材Pはフィルム2の面から分離されて搬送され
る。
【0031】図2は前述定着フィルム加熱方式の加熱定
着装置において、記録材通紙時の第1の検温素子5およ
び第2の検温素子6の検知温度の時間変化を示す。図2
において、a)は小サイズ紙を通紙した場合、b)は最
大通紙幅の記録材を通紙した場合であり、Tは目標定着
温度、Tlは第1の検温素子5の検知温度、T2は第2
の検温素子6の検知温度を示す。
【0032】a)において、立ち上げ時、第1の検温素
子5の検知温度T1と第2の検温素子6の検知温度T2
はほぼ同じ時間変化を示すと考えられるが、小サイズ紙
が加熱装置に入ると、通紙部の加熱体温度T1は一定に
保たれる(加熱体3の温度は第1の検温素子5の出力に
基づいて制御されている)のに対して、非通紙部では記
録材Pに熱が奪われないため、非通紙部の加熱体温度T
2は上昇していく。この加熱体温度T2の温度上昇の傾
き(温度上昇速度)は、小サイズ紙が厚いほど(例えば
厚紙、封筒等)大きくなる。
【0033】また、小サイズ紙が重送して通紙されてし
まった場合も大きくなる傾向がある。すなわち、厚い小
サイズ紙が重送した場合、最も非通紙部の温度上昇速度
が大きくなる。これは、以下の理由によるものである。
厚い小サイズ紙が重送して通紙された場合、通紙部では
小サイズ紙に大量の熱を奪われるため、加熱体3に大量
の電力が供給され、非通紙部で定着ニップN1の幅が通
紙部に比べ減少する(非常に厚い記録材の場合あるいは
重送枚数が多い場合は加熱体3が加圧ローラ4から離れ
てしまう可能性もある)ので、急激に非通紙部の温度が
上昇する。非通紙部が急激に昇温すると、加熱体3の破
損、ステー1(加熱体支持部材)、フィルム2・加圧ロ
ーラ(加熱部材)4等の劣化、破損に至る危険性が生じ
る。
【0034】一方、b)に示した最大通紙幅の記録材P
を通紙する場合には非通紙部が存在しないため、記録材
Pが加熱装置に入っても、第1の検温素子5の検知温度
T1と第2の検温素子6の検知温度T2はほぼ同じ時間
変化を示す。
【0035】以上で述べた、小サイズの厚紙が重送した
場合等の非通紙部の急激な温度上昇に起因する加熱装置
の劣化、破損を防止するため、この実施の形態1では非
通紙部の温度を検知できる位置に第2の検温素子6を設
け、非通紙部の温度上昇速度を監視する。温度制御中は
常に第2の検温素子6の出力をA/D変換し、一定時間
(例えば、数〜数十msec。)ごとにCPU24に取
り込む。
【0036】このCPU24は前回取り込んだ第2の検
温素子6の検知温度と現在の検知温度とを比較して温度
上昇速度を計算し、所定の値と比較する。温度上昇速度
の比較手段はこの実施の形態1のようにCPU24で行
う他に微分回路、比較器を用いることも可能である。比
較の結果、計算された温度上昇速度が所定の値よりも大
きい場合、非通紙部が異常に昇温していると判断して加
熱体3への通電を停止し、加熱装置の劣化、破損を防止
する。
【0037】加熱体3への通電を停止した時点でレーザ
ービームプリンタが次のプリント信号を受けている場
合、第2の検温素子6の検知温度が所定の値(温度上昇
速度と比較するための所定の値とは異なる値)以下にな
るまで、次の記録材が加熱装置に入ることを許可しな
い。上記検知温度の所定の値は十分に温度が下がったと
いう判断であるので100℃位が適当である。
【0038】第2の検温素子6の検知温度が所定の値以
下になっていないのに関わらず、次の記録材が加熱装置
に入ることを防止できない場合は、定着温度を低下させ
て通紙する(この場合は、再び第2の検温素子6の出力
により温度上昇速度を監視する)。第2の検温素子6の
検知温度が所定の値以下に低下したら、通常の画像形成
時と同じ制御を許可する。レーザーピームプリンタが次
のプリント信号を受けていない場合も同様の処理を行
う。また、非通紙部の異常昇温を検知した場合、加熱体
3への通電を停止するのではなく、通電電力を減少させ
てもよい。
【0039】加熱装置がスタンバイ状態の時、プリント
信号を受けて目標定着温度まで立ち上がる場合は、短時
間で加熱体3の温度を上昇させることが要求されるため
比較的大量の電力が供給され、加熱体3の温度上昇速度
は速くなる。
【0040】よって、この実施の形態1では立ち上げ時
は、上述した第2の検温素子6の出力に基づく温度上昇
速度の監視は行わない。もちろん、立ち上げ時の異常な
温度上昇を検知するために、立ち上げ時にも別の条件で
第1の検温素子5あるいは第2の検温素子6の出力に基
づく加熱体3の温度上昇速度を監視することも可能であ
る。
【0041】加熱体3の非通紙部の異常な昇温を検知し
て加熱体3への通電を停止するための手段としては、第
2の検温素子6の出力即ち加熱体3の非通紙部温度を監
視し、ある温度に達したら通電を停止するという方法も
考えられる。しかし、所定の温度を検知して初めて通電
を停止するため、通電停止のタイミングが遅れ、検知し
てから通電を停止するまでにあるいは検知する前に加熱
体3が破損してしまう危険性がある。また、検知のタイ
ミングを早めるために異常検知の温度を下げ過ぎると、
通常の立ち上げ後のオーバーシュート等を誤って検知し
てしまう恐れがある。
【0042】温度を監視する場合と温度上昇速度を監視
する場合との非通紙部の異常昇温検知のタイミングの違
いの比較図を図3に示す。図3において、Tは目標定着
温度、T’は温度を監視する場合の非通紙部の異常昇温
検知温度、T1は第1の検温素子5の検知温度、T2は
第2の検温素子6の検知温度、Aは小サイズ紙が加熱装
置に入った時点を示す。
【0043】温度上昇速度を監視する場合は、A点の直
後の検知温度T2の温度上昇速度を計算し、B点で異常
な昇温という判定を行い、加熱体3への通電を停止す
る。一方、温度を監視する場合は、検知温度T2が検知
温度T’に達するC点まで異常を検知できない。すなわ
ち、温度を監視するよりも温度上昇速度を監視する方
が、非通紙部の異常昇温を検知するのが早く加熱装置破
損の危険性が少ないのが分かる。
【0044】上記構成からなる加熱装置を用いることに
よって、小サイズの厚紙が重送した場合等の非通紙部の
異常昇温をいち早く検知することが可能であり、異常を
検知した場合、加熱体3への通電を停止するあるいは加
熱体3への通電電力を滅少させる通電処理を行うことに
より、非通紙部昇温の悪化を抑えそれに起因する加熱体
3の破損、ステー1(加熱体支持部材)・フィルム2・
加圧ローラ(加圧部材)4等の劣化、破損を防止するこ
とができる。
【0045】この実施の形態1はフィルム加熱定着方式
の加熱装置を例示したが、熱ローラ方式等の加熱装置に
もこの実施の形態1は適用可能である。この実施の形態
1は記録材を中央基準で通紙する場合の加熱装置である
が、記録材を端部基準で通紙する加熱装置にも適用可能
である。また、この実施の形態1は非通紙部昇温を検知
するための検温素子を1つ設けたが、この検温素子を加
熱体の長手方向に対して異なる位置に複数個設けても、
この実施の形態1の制御は適用可能である。
【0046】実施の形態2.この実施の形態2では、実
施の形態1で述べた非通紙部が異常昇温しているか否か
の判断を行う際に用いる温度上昇速度の所定の値を、記
録材Pの紙サイズごとに別々に設定する他は、実施の形
態1と同様である。
【0047】図4は小サイズ紙通紙時の加熱体3の長手
方向における温度分布の概念図を示すもので、通紙部の
加熱体3の温度はほぼ一定と考えられるが、非通紙部の
長手方向における温度分布は小サイズ紙の紙の端と抵抗
発熱体32の端との中間あたりにピークを持つ形にな
る。これは紙の端近傍の非通紙部では加熱体3が紙に熱
を奪われる影響が存在し、抵抗発熱体32の端近傍の非
通紙部では長手方向外側に熱が逃げてしまう影響が存在
するためと考えられる。
【0048】図4のa)、b)は異なる紙幅の小サイズ
紙を通紙する場合の非通紙部の温度分布の比較である。
a)とb)の記録材の厚さ、坪量が同じであれば、b)
はa)に対して紙幅が広いため、加熱体3はより大量の
熱を奪われ、大量の電力供給が必要となる。
【0049】よって、非通紙部のピーク温度はa)より
もb)の方が高くなり、ピーク位置も異なるため、第2
の検温素子6が検知する温度は異なる(Ta≦Tb)。
温度が異なるならば、温度上昇速度も異なるので、非通
紙部の異常昇温検知を検温素子1つ(第2の検温素子
6)で行う場合、より精度の良い異常検知のためには、
異常検知の判断に使用する温度上昇速度の所定の値を紙
幅ごとに設定することが望ましい。もちろん非通紙部の
異常昇温検知を複数の検温素子で行うことは可能である
が、コストアップ、セラミック基板31の裏面に3個以
上の検温素子用の電極パターンを形成するスペースを確
保するのが困難等の間題がある。
【0050】この実施の形態2では、B4サイズの記録
材Pの端の外側に第2の検温素子6を設ける。この位置
であれば、非通紙部昇温を発生させる全ての小サイズ紙
に対して異常検知が可能である。そして、小サイズ紙が
通紙された場合、実施の形態1と同様の方法で第2の検
温素子6の出力に基づき非通紙部の温度上昇速度を計算
し、所定の値よりも大きい場合、非通紙部が異常に昇温
していると判断して、加熱体3への通電を停止あるいは
加熱体3への通電電力を減少させ、加熱装置の劣化、破
損を防止する。
【0051】上記構成からなる加熱装置を用いることに
よって、小サイズの厚紙が重送した場合等の非通紙部の
異常昇温をいち早くより精度良く検知することが可能で
あり、異常を検知した場合、加熱体3への通電を停止す
るあるいは加熱体3への通電電力を減少させる処理を行
うことにより、非通紙部昇温の悪化を抑え、それに起因
する加熱体3の破損、ステー1(加熱体支持部材)・フ
ィルム2・加圧ローラ(加圧部材)4等の劣化、破損を
防止することができる。
【0052】この実施の形態2はフイルム加熱定着方式
の加熱装置を例示したが、熱ローラ方式等の加熱装置に
も適用可能である。また、この実施の形態2は記録材P
を中央基準で通紙する場合の加熱装置であるが、記録材
Pを端部基準で通紙する加熱装置にも適用可能である。
【0053】実施の形態3.この実施の形態3では、画
像形成装置が複数の記録材の移動速度を持つ場合を考
え、実施の形態1で述べた非通紙部が異常昇温している
か否かの判断を行う際に用いる温度上昇速度の所定の値
を、記録材Pの移動速度に応じて別々に設定する。その
他の加熱装置の構成は、実施の形態1と同様である。
【0054】一般に、記録材Pの移動速度が速いほど定
着性確保のため、定着温度を高く設定する必要があるの
で、小サイズ紙を通紙する際の非通紙部昇温は高くな
り、温度上昇速度も速くなる。よって、記録材の移動速
度に応じて異常検知に用いる所定の値を変更することに
より、より精度の高い非通紙部の異常昇温検知が可能と
なる。
【0055】上記構成からなる加熱装置を用いることに
よって、小サイズの厚紙が重送した場合等の非通紙部の
異常昇温をいち早く、より精度良く検知することが可能
であり、異常を検知した場合、加熱体3への通電を停止
するあるいは加熱体3への通電電力を減少させる通電処
理を行うことにより、非通紙部昇温の悪化を抑え、それ
に起因する加熱体3の破損、ステー1(加熱体支持部
材)・フィルム2・加圧ローラ(加圧部材)4等の劣
化、破損を防止することができる。
【0056】この実施の形態3はフィルム加熱定着方式
の加熱装置を例示したが、熱ローラ方式等の加熱装置に
も適用可能である。また、この実施の形態3は記録材P
を中央基準で通紙する場合の加熱装置であるが、記録材
Pを端部基準で通紙する加熱装置にも適用可能である。
また、この実施の形態3では非通紙部昇温を検知するた
めの検温素子を1つ設けたが、この検温素子を加熱体3
の長手方向に対して異なる位置に複数個設けても、この
実施の形態3の制御は適用可能である。
【0057】実施の形態4.図5はこの発明の加熱装置
を適用した画像形成装置としてのレーザービームプリン
タの要部を示す概要図である。図5において、101は
像担持体として有機感光ドラム、102は帯電部材とし
ての帯電ローラ、103はレーザー露光装置、104は
現像スリーブ及び現像ブレードならびに1成分磁性トナ
ー等からなる現像装置、105はクリ一ニングブレー
ド、106は転写ローラ、107は前記実施の形態1か
ら実施の形態3のうちのいずれかの加熱装置による定着
装置である。
【0058】上記有機感光ドラム101の表面は帯電ロ
ーラ102によって一様に負の電荷に帯電され、レーザ
ー露光装置103からのレーザービームの露光によって
静電潜像が形成される。この有機感光ドラム101上の
静電潜像は、現像装置104の中で帯電したトナーが付
着し可視像となり、この可視像は転写ローラ106上で
紙に転写された後、この転写された可視像は定着装置1
07としてのこの発明の加熱装置で紙に加熱定着され
る。クリーニングブレード105は転写後に有機感光ド
ラム101上に残ったトナーを除去するもので、以上の
各ユニットの働きにより、画像が形成される。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱体の温度を検知する第1の検温素子と、前記加熱体の
長手方向で第1の検温素子とは異なる位置に設けた第2
の検温素子を設け、前記記録材が前記加熱体位置を搬送
されている場合は、前記第2の検温素子の出力より該加
熱体の該第2の検温素子付近の温度上昇速度を計算し、
その値が所定の値を超えた場合、前記加熱体への通電を
停止するあるいは該加熱体への通電電力を減少させるよ
うに構成したので、小サイズの厚紙が重送した場合等の
非通紙部の異常昇温をいち早く、より精度良く検知する
ことが可能であり、非通紙部昇温の悪化を抑えそれに起
因する加熱体、加圧部材等の劣化、破損を防止すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施に形態1における加熱装置の
加熱体と検温素子との配置関係を示すものであり、
(a)はその加熱体および通電回路を示す図、(b)は
その加熱体の裏面図である。
【図2】 記録材通紙時における検温素子の検知温度の
時間変化を示す図である。
【図3】 温度を監視する場合と温度上昇速度を監視す
る場合との異常検知のタイミングの違いの比較図であ
る。
【図4】 小サイズ紙通紙時の加熱体の長手方向におけ
る温度分布の概念図である。
【図5】 この発明の加熱装置を適用した画像形成装置
を示す要部の概要図である。
【図6】 従来のフィルム加熱方式の加熱装置を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
2 フィルム、3 ヒータ(加熱体)、4 加圧ローラ
(加圧部材)、5第1の検温素子、6 第2の検温素
子、24 CPU(通電処理手段)、32抵抗発熱体、
N1 ニツプ部、P 記録材(被加熱材)、a 記録材
搬送方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 室岡 謙 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 椿本 康人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 紀之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA03 AA42 BA32 BA35 BE03 CA04 CA06 CA07 CA17 CA44 3K058 AA12 AA45 BA18 CA23 5H420 BB02 BB12 CC04 DD03 EA05 EB03 EB05 EB26 EB38 FF14 FF26 LL10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する記録材を加熱する加熱体と、前
    記加熱体の温度を検知する第1の検温素子と、前記第1
    の検温素子の検知温度が一定となるように加熱体への通
    電を制御する通電制御手段とを有する加熱装置におい
    て、前記加熱体の長手方向で第1の検温素子とは異なる
    位置に設けた第2の検温素子と、前記記録材が前記加熱
    体位置を搬送されている場合に、前記第2の検温素子の
    出力より該加熱体の該第2の検温素子付近の温度上昇速
    度を計算し、その値が所定の値を超えた場合、前記加熱
    体への通電を停止するあるいは該加熱体への通電電力を
    減少させる通電処理手段とを備えたことを特徴とする加
    熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱体に接触摺動する耐熱性のフィルム
    と、前記フィルムを駆動し、かつ前記フィルムを介して
    被加熱材を前記加熱体に密着させる加圧部材と、前記加
    熱体の温度を検知する第1の検温素子と、前記第1の検
    温素子の検知温度が一定となるように前記加熱体への通
    電を制御する通電制御手段と、前記加熱体と前記加圧部
    材により形成されるニップ部を前記フィルムと前記被加
    熱材が一緒に挟持搬送されることにより該被加熱材を加
    熱する加熱装置において、前記加熱体の長手方向で前記
    第1の検温素子とは異なる位置に設けた第2の検温素子
    と、前記被加熱材が加熱体位置を搬送されている場合
    に、前記第2の検温素子の出力より加熱体の該第2の検
    温素子付近の温度上昇速度を計算し、その値が所定の値
    を超えた場合、前記加熱体への通電を停止するあるいは
    加熱体への通電電力を減少させる通電処理手段とを備え
    たことを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 第1の検温素子は使用可能な最小幅の被
    加熱材が通過する領域内に設け、第2の検温素子は前記
    使用可能な最小幅の被加熱材が通過する領域外に設ける
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 加熱体への通電を停止するあるいは加熱
    体への通電電力を滅少させる通電処理を行うか否かの判
    定に際し、被加熱材のサイズも関与することを特徴とす
    る請求項1から請求項3のうちのいずれか1記載の加熱
    装置。
  5. 【請求項5】 加熱体への通電を停止するあるいは加熱
    体への通電電力を減少させる通電処理を行うか否かを判
    定するために用いる温度上昇速度の所定の値を、被加熱
    材のサイズに応じて変更することを特徴とする請求項1
    から請求項3のうちのいずれか1記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 被加熱材の移動速度を複数有する場合、
    加熱体への通電を停止するあるいは加熱体への通電電力
    を減少させる通電処理を行うか否かの判定に際し、被加
    熱材のサイズも関与することを特徴とする請求項1から
    請求項5のうちのいずれか1記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 被加熱材の移動速度を複数有する場合、
    加熱体への通電を停止するあるいは加熱体への通電電力
    を減少させる通電処理を行うか否かを判定するために用
    いる温度上昇速度の所定の値を、被加熱材の移動速度に
    応じて変更することを特徴とする請求項1から請求項5
    のうちのいずれか1記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 記録材に未定着画像を形成担持させる作
    像手段と、前記記録材に形成担持された未定着画像を加
    熱定着させる定着手段とを有する画像形成装置におい
    て、前記定着手段が請求項1から請求項7のうちのいず
    れか1項記載の加熱装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
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