JPH0533369Y2 - - Google Patents

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JPH0533369Y2
JPH0533369Y2 JP1988075863U JP7586388U JPH0533369Y2 JP H0533369 Y2 JPH0533369 Y2 JP H0533369Y2 JP 1988075863 U JP1988075863 U JP 1988075863U JP 7586388 U JP7586388 U JP 7586388U JP H0533369 Y2 JPH0533369 Y2 JP H0533369Y2
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molding
protrusion
molding body
mounting member
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、自動車用モールデイングの端末構
造(以下、単に「端末構造」と称す)に関する。
尚、この明細書において、「モールデイングの端
末」とは、モールデイングの途中が切り欠かれて
いる場合の、この切欠き部分の縁をも含むものと
する。
〈従来の技術〉 従来の端末構造の一例として、第5図〜第8図
に示されるようなものが知られている。(特公昭
61−58285号公報、特公昭61−39172号公報参照)。
この例は、自動車1のドア2に用いられるウエ
ストモールデイング3に関するものである。
すなわち、モールデイング本体4の端末部に
は、モールデイング本体4をドア2にビス5で止
めるためのビス受け部材6が「取付け部材」とし
て設けられると共に、モールデイング本体端末被
覆用のエンドキヤツプ7が設けられている。
このエンドキヤツプ7とビス受け部材6とは、
エンドキヤツプ7を形成する液状の合成樹脂の一
部を流出させてビス受け部材6の基端部を囲繞す
るように形成したブラケツト部8によつて固着さ
れている。さらに、この射出成形の際に、エンド
キヤツプ7には挟持縁9がモールデイング本体4
の端末を挟持するように一体形成されている。こ
のようにモールデイング本体4の端末をエンドキ
ヤツプ7の挟持縁9で挟持させているのは、力P
に対する端末構造の剛性、具体的にはエンドキヤ
ツプ7の局部的剛性を確保し、エンドキヤツプ7
がモールデイング本体4から剥離して端末部との
間に隙間が発生したり脱落したりするのを防止す
るためである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、このように挟持縁9を設けると、外部
から見えるエンドキヤツプ7の幅が挟持縁9の
分、広くなるし、またモールデイング本体4の端
末部にエンドキヤツプ7による段差が生じてしま
う。その結果、ウエストモールデイング3のフラ
ツト感が低下し、造形的な面でマイナスとなる
し、また洗車時にこの段差部に洗車タオル等が引
つ掛かつたり、ワツクスが溜まつたりすることが
ある。
そこで、この考案では、前述したエンドキヤツ
プにおけるような幅広感や段差部を小さくしたと
しても、あるいは避けたとしても、端末で十分な
剛性を確保できるモールデイングの端末構造を提
案するものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、この考案では、取
付け部材のエンドキヤツプ側の側面には該取付け
部材と一体で先端が前記側面を越えてモールデイ
ング本体の端末部近傍にまで延びる突出部が設け
られていると共に、該突出部に凹部または凸部が
設けられ、また前記エンドキヤツプには、該エン
ドキヤツプを形成する合成樹脂が前記突出部の凹
部に流れ込み或いは前記凸部を埋めることによ
り、これらに対応する係止凸部または係合凹部が
形成され、そして前記凹部と係止凸部または前記
凸部と係合凹部との係合にて、前記エンドキヤツ
プが取付け部材に固着されると共に該エンドキヤ
ツプのモールデイング本体に対する固着強度が高
められ、且つ前記突出部のモールデイング本体側
の面を支持面としたものである。
〈作用〉 この考案の自動車用モールデイングの端末構造
によれば、モールデイング本体の端末部でエンド
キヤツプと取付け部材とが強固に固着されること
により、該エンドキヤツプのモールデイング本体
に対する固着強度が高められている。すなわち、
第9図の矢印Pで示すような外力が作用した場
合、この力Pは凹部と係止凸部または凸部と係合
凹部との係合と、前記突出部のモールデイング本
体側の面の支持面にてエンドキヤツプの一部が裏
面側から支持されることによつても受け持たれる
ので、結果的にエンドキヤツプのモールデイング
本体に対する固着強度が向上する。従つて、強度
確保のために必要であつた従来の如き挟持縁を必
ずしも設けずに済むようになり、この挟持縁によ
るエンドキヤツプの幅広感や段差部の発生を小さ
くしたり、或いはその挟持縁を全く無くしてしま
うこともできるようになる。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。尚、以下の説明では、前述した
従来のものと共通する部材に同一符号を付し、重
複する説明は省略するものとする。
第1図及び第2図に示される第1実施例では、
先ず、側面にモールデイング本体4の端末部方向
に延びる突出部20を有する「取付け部材」とし
てのビス受け部材21をモールデイング本体4の
端末近傍に仮固定しておき、そしてエンドキヤツ
プ22を形成する液状の合成樹脂の一部を流出さ
せることにより、このビス受け部材21をエンド
キヤツプ22と一体化させ、ビス受け部材21及
びエンドキヤツプ22の両者をモールデイング本
体4の端末部に固着するようにしている。尚、第
2図中においてビス受け部材21と突出部20と
の境界線を点線で示した(以下の各実施例の図面
においても同様)。
より具体的には、ビス受け部材21が有する突
出部20には細長い溝孔状の凹部23が設けられ
ており、液状の合成樹脂を射出成形することによ
つてエンドキヤツプ22を形成する際に、合成樹
脂の一部を流出させて突出部20をエンドキヤツ
プ22の一部であるブラケツト部24で覆うと同
時に、このブラケツト部24を形成する合成樹脂
の一部が前記の溝孔状の凹部23に流入して係止
凸部25を形成し、この凹部23と係止凸部25
との係合によつてビス受け部材21とエンドキヤ
ツプ22とがより強固に一体化されている。そし
て、この一体化されたビス受け部材21及びエン
ドキヤツプ22は、モールデイング本体4の端末
に強固に固着されている。このエンドキヤツプ2
2は、第2図に示すようにモールデイング本体4
の表面と面一になると共に、モールデイング本体
4の端末を保持している。
このような構造としたことにより、モールデイ
ング本体4の裏面側に固着されたビス受け部材2
1のエンドキヤツプ22側の側面には、ビス受け
部材21と一体で先端が側面を越えてモールデイ
ング本体4の端末近傍にまで延びる突出部20が
設けられ、且つエンドキヤツプ22には該エンド
キヤツプ22を形成する合成樹脂が前記凹部23
内に流れ込んで対応形状に形成された係止凸部2
5が形成され、そして該凹部23と係止凸部25
の両者を係合させることによつて、エンドキヤツ
プ22とビス受け部材21とが強固に固着される
ため、結果的にエンドキヤツプ22のモールデイ
ング本体4に対する固着強度も向上することにな
る。また、図2に示す如く、突出部20はその表
面にモールデイング本体4と略平行な支持面Sを
備えている。そして、エンドキヤツプ22には、
突出部20とモールデイング本体4との間に合成
樹脂が流れ込んで形成された部分があり、この部
分を前記支持面Sにより裏面側から支持している
ため、矢印Pで示すようなモールデイング本体4
に垂直な外力が作用しても、エンドキヤツプ22
がモールデイング本体4から外れることはない。
従つて、上述した従来の端末構造におけるよう
な挟持縁を必ずしも設けずに済み、この挟持縁に
よるエンドキヤツプの幅広感や段差部の発生を小
さくしたり、或いは無くしたりすることが可能と
なる。
第3図はこの考案の第2実施例を示す図であ
る。この実施例は、ギザギザ状の凹部34を有す
る突出部35にギザギザ状の係止凸部36が係合
する例を示すものである。前記凹部34の裏面側
はモールデイング本体4と略平行な支持面Sとな
つており、この支持面Sにてエンドキヤツプ22
の一部である係止凸部36を裏面側から支え、外
力Pに対抗している。
図4はこの考案の第3実施例を示す図である。
この実施例は、突出部37に凹設された穴状の凹
部38に係止凸部39が係合する例を示すもので
ある。この実施例の場合も、前記の第2実施例同
様に、凹部38の裏面側がモールデイング本体4
と略平行な支持面Sとなつており、この支持面S
にてエンドキヤツプ22の一部である係止凸部3
9を裏面側から支え、外力Pに対抗している。さ
らに、図示はされていないが、「取付け部材」と
しては、上記実施例のビス受け部材21に限られ
ず、例えばクリツプ、グロメツトあるいはインサ
ートボルト等を用いてもよいことは勿論である。
また、上記の各実施例は、いずれも、ビス受け部
材21に「凹部」が形成され、エンドキヤツプ2
2に「係止凸部」が形成された例であつたが、こ
の逆で、ビス受け部材21に「凸部」を形成し、
エンドキヤツプ22に「係合凹部」を形成するよ
うにしてもよいことは勿論である。尚、その他の
点は、上記第1実施例と略同様なので、共通する
部分には同一符号を付すに止め、その説明を省略
する。
〈考案の効果〉 この考案に係る端末構造は、以上説明してきた
如き内容のものであつて、モールデイング本体の
端末部でエンドキヤツプト取付け部材とが強固に
固着されることにより、該エンドキヤツプのモー
ルデイング本体に対する固着強度が高められ、且
つ突出部のモールデイング本体側の面の支持面に
てエンドキヤツプの一部が裏面側から支持される
ようになつている。従つて、強度確保のために必
要であつた従来の如き挟持縁を必ずしも設けずに
済むようになり、この挟持縁によるエンドキヤツ
プの幅広感や段差部の発生を小さくしたり、或い
は全く無くしてしまうこともできるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例に係る端末構造
を示す概略斜視図、第2図は第1図中の矢示−
線に沿う概略断面図、第3図はこの発明の第2
実施例を示す第2図相当の概略断面図、第4図は
この発明の第3実施例を示す第2図相当の概略断
面図、第5図は従来のモールデイングを有する自
動車の概略斜視図、第6図は従来の端末構造を示
す概略斜視図、第7図は図6中の矢示−線に
沿う概略断面図、第8図は第6図中の矢示−
線に沿う概略断面図である。 4……モールデイング本体、6,21……ビス
受け部材(取付け部材)、7,22……エンドキ
ヤツプ、20,35,37……突出部、23,3
4,38……凹部、25,36,39……係止凸
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モールデイング本体の端末部に、液状の合成樹
    脂を射出して前記端末部に一体的に形成されたエ
    ンドキヤツプと、このエンドキヤツプ近くのモー
    ルデイング本体の裏面に固着された取付け部材と
    を有する自動車用モールデイングの端末構造に於
    いて、 前記取付け部材のエンドキヤツプ側の側面には
    該取付け部材と一体で先端が前記側面を越えてモ
    ールデイング本体の端末部近傍にまで延びる突出
    部が設けられていると共に、該突出部に凹部また
    は凸部が設けられ、 また前記エンドキヤツプには、該エンドキヤツ
    プを形成する合成樹脂が前記突出部の凹部に流れ
    込み或いは前記凸部を埋めることにより、これら
    に対応する係止凸部または係合凹部が形成され、
    そして前記凹部と係止凸部または前記凸部と係合
    凹部との係合にて、前記エンドキヤツプが取付け
    部材に固着されると共に該エンドキヤツプのモー
    ルデイング本体に対する固着強度が高められ、 且つ前記突出部のモールデイング本体側の面を
    支持面としたことを特徴とする自動車用モールデ
    イングの端末構造。
JP1988075863U 1988-06-09 1988-06-09 Expired - Lifetime JPH0533369Y2 (ja)

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JPH01179014U JPH01179014U (ja) 1989-12-21
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