JPH05332791A - 移動体の移動基準位置検出方法 - Google Patents

移動体の移動基準位置検出方法

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JPH05332791A
JPH05332791A JP4142860A JP14286092A JPH05332791A JP H05332791 A JPH05332791 A JP H05332791A JP 4142860 A JP4142860 A JP 4142860A JP 14286092 A JP14286092 A JP 14286092A JP H05332791 A JPH05332791 A JP H05332791A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】半導体単色光源の波長ずれの影響を除去して、
常に適正な基準位置検出を実現できる、移動体の移動基
準位置検出方法を実現する。 【構成】基準位置Aを境としてピッチの異なる2種の格
子パターンP1,P2を移動方向に形成された移動体1
に、半導体単色光源5からの単色光を照射し、2種の格
子パターンP1,P2のそれぞれによる、±1次の回折
光L11,L21,L12,L22を、別個に受光し得る位置に
設けられた2対のフォトセンサーPS11,PS12,
PS21,PS22により、それぞれ受光し、各フォト
センサーの加重出力和の変化幅が略等しくなるように調
整して、各加重出力和をコンパレーターに入力させるこ
とにより、基準位置Aに対応してステップ的に変化する
基準位置信号を発生させて、移動体1における基準位置
Aを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動体の移動基準位置
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転や平行移動を行う移動体の移動量を
検出することは、各種エンコーダーや精密制御の技術に
おいて広く行われている。このような移動量検出におい
ては、移動の基準となる「移動基準位置」の検出精度の
如何により移動量検出精度が左右される。「移動基準位
置」を検出する方法は従来から種々知られているが(例
えば、特開昭55−12403号公報、特開平2−85
719号公報)、これら従来法で得られる基準位置信号
は「ピークの回りに広がりを持った山形の信号」で、信
号の広がり幅がかなり大きいため、移動基準位置の精度
を高めるのが容易でないという問題があった。
【0003】発明者らは、先に移動基準位置を極めて高
精度に検出できる「移動体の移動基準位置検出方法」を
提案した(特願平3−51648号)。この発明は、こ
の方法の改良に係るものであるので、以下に上記方法を
簡単に説明する。
【0004】図4(A)において、符号1は、細板状も
しくはベルト状の「移動体」を示している。移動体1は
矢印方向を移動方向として移動するが、図示のように基
準位置:Aを境として、ピッチが互いに異なる2種の格
子パターンP1,P2が移動方向に互いに前後して形成
されている。
【0005】移動体1に、半導体単色光源5からの単色
光Lを、集光レンズ3を介して照射すると、反射光(回
折の0次光L0)の外に「格子パターンによる回折光」
が発生する。格子パターンP1,P2は互いにピッチが
異なるから、各格子パターンによる回折光の回折角は互
いに異なる。図4(I)において符号L11は格子パター
ンP1による+1次の回折光を示し、符号L21,L
22は、それぞれ、格子パターンP2による+1次と−1
次の回折光を示している。図4(A)に図示されてはい
ないが、格子パターンP1による−1次の回折光も発生
することは言うまでもない。
【0006】図示のように、フォトセンサーPS1,P
S2を、それぞれ回折光L11,L21を受光するように配
置し、単色光Lを照射しつつ、移動体1を矢印方向へ移
動させる。すると、単色光Lは先ず格子パターンP1の
みを照射するから、最初は、0次光の他には、格子パタ
ーンP1による回折光L11が発生してフォトセンサーP
S1により受光される。移動体が移動して格子パターン
P1,P2の境目の基準位置:Aが単色光Lの照射領域
に入ると、格子パターンP1,P2の双方から回折光が
発生し、回折光L11,L21が、それぞれフォトセンサー
PS1,PS2により受光される。移動体1が更に矢印
方向へ移動すると、やがて単色光Lは格子パターンP2
のみを照射するようになり、回折光L21のみがフォトセ
ンサーPS2で検出されるようになる。
【0007】移動体1が上記の如く移動するのに伴い、
フォトセンサーPS1,PS2の出力が時間とともに、
それぞれ図4(B),(C)のように変化することは容
易に理解されよう。図4(B)において符号H1で示す
差をフォトセンサーPS1の出力の「変化幅」と呼び、
同図(C)のH2を、フォトセンサーPS2の出力の
「変化幅」と呼ぶ。格子パターンP1,P2による回折
効率は必ずしも等しいとは限らないので、一般には変化
幅H1,H2は互いに等しくはない。
【0008】フォトセンサーPS1,PS2の出力は図
3(A)に示すように基準位置信号発生回路10に入力
される。基準位置信号発生回路10は図4(D)に示す
如き構成となっており、抵抗R1,R2を適当に調整す
ることにより、フォトセンサーPS1,PS2の「出力
の変化幅が互いに略等しくなる」ように調整される。こ
のように調整された出力はコンパレーター11に入力さ
れる。図4(E)に示す信号S1,S2は上記の如く、
変化幅が互いに略等しくなるように調整された出力であ
る。
【0009】コンパレーター11では、入力してくる信
号S1,S2を減算処理する。入力信号の極性は、図4
(E)に破線で示す0レベルより上が「正」、下が
「負」となるように設定される。このためコンパレータ
ー11で減算処理を行うと、信号S1,S2の交差点の
左側では{|S1|+|S2|}、右側では−{|S1
|+|S2|}となる。信号S1,S2は、互いに変化
幅が略等しいため、演算処理の結果は図4(F)に実線
で示すようなステップ状の信号となる。この信号を「基
準位置信号」と呼ぶ。基準位置信号のステップの立ち下
がりは、図4(E)における信号S1,S2の交差部に
対応する。このステップの立ち下がり部は、移動体1に
おける基準位置:Aに必ずしも厳密に対応するものでは
ないが、発生位置は基準位置を含む極めて狭い空間領域
であり、従って基準位置信号を移動体の基準位置と対応
させることにより、極めて高い精度で移動体の基準位置
を検出できる。
【0010】なお、コンパレーター11における減算処
理の極性を入れ替えるか、あるいはコンパレーター11
の出力を反転すれば、基準位置に対応してステップ状に
立ち上がる基準位置信号を得ることができる。
【0011】さて、上記方法の実施に用いる半導体単色
光源は、LDあるいはLEDであるが、半導体単色光源
には周知の如く、温度変化に伴う「波長ずれ」現象があ
る。1次以上の回折光の方向は、格子パターンのピッチ
と単色光の波長とにより決定されるから、上記波長ずれ
が発生すると、回折光の方向変化のため、2個のフォト
センサーの受光する光量が変化し、極端な場合には、基
準位置信号の発生ができなくなる場合があり、基準位置
検出の信頼性が低下する問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたもので、半導体単色光源の波長ずれ
の影響を除去して、常に適正な基準位置検出を実現でき
る新規な、移動体の移動基準位置検出方法の提供を目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の、移動体の移
動基準位置検出方法は、以下の如く構成される。
【0014】基準位置を境として、ピッチの異なる2種
の格子パターンを移動方向に形成された移動体に、半導
体単色光源からの単色光を照射する。半導体単色光源は
LDもしくはLEDである。
【0015】上記単色光に照射された2種の格子パター
ンのそれぞれによる、±1次の回折光を、別個に受光し
得る位置に設けられた2対のフォトセンサー対により、
それぞれ受光する。即ち、一方のフォトセンサー対をな
す2個のフォトセンサーは、一方の格子パターンによ
る、+1次の回折光と−1次の回折光とを別個に受光す
る。他のフォトセンサー対をなす2個のフォトセンサー
は、他方の格子パターンによる、+1次の回折光と−1
次の回折光を別個に受光する。
【0016】各フォトセンサーの出力は、フォトセンサ
ー対ごとに加重加算される。この加重加算の結果が「加
重出力和」である。加重加算は「加重出力和の変化幅」
が略等しくなるように調整して行われる。フォトセンサ
ー対ごとの各加重出力和はコンパレーターに入力され、
コンパレーターにより「基準位置に対応してステップ的
に変化する基準位置信号」が発生される。この基準位置
信号により、移動体における基準位置を検出する。
【0017】「加重出力和」は、フォトセンサー対を構
成する2個のフォトセンサーの出力をそれぞれs1,s2
とするとき、実数:m,nを「重み」として、「m・s
1+n・s2、もしくは、kを定数として、(m・s1
n・s2)/k、または、(m・s1+n・s2)/(m
+n)」で与えられる量である。加重出力和はまた、m
=nの場合、即ち、重み:m,nが互いに等しい場合を
含む。
【0018】各フォトセンサーの配備位置、もしくは各
フォトセンサーの配備位置および上記「重み」は、半導
体単色光源における温度変化に伴う波長変動に拘らず、
各フォトセンサー対の加重出力和が略一定となるよう
に、設定される。
【0019】半導体単色光源からの単色光は、これを直
接、移動体表面に照射することもできるが、「集光レン
ズを介し」て移動体表面に照射するようにしても良く、
「集光レンズを通過したのち、反射面により反射され」
て移動体表面に照射されるようにしても良い。また請求
項2記載の発明のように、半導体単色光源からの単色光
束を「移動体表面に略直交するように」照射することが
できる。
【0020】移動体には種々の形態が可能である。例え
ば、移動体を「板状もしくはベルト状」とし、半導体単
色光源からの単色光が、移動体の平面状の表面に照射さ
れるようにしてもよいし、移動体を「ベルト状もしくは
円柱状」とし、半導体単色光源からの単色光が、移動体
の円筒面状の表面に照射されるようにすることもでき
る。
【0021】
【作用】単色光が格子パターンに照射されている状態に
おいて、単色光の波長が変化すると、回折光の方向が変
化するが、+1次光と−1次光の方向変化は、0次光に
対して対称的に生じる。従って、フォトセンサー対を構
成する2個のフォトセンサーの一方により+1次光を受
光し、他方により−1次光を受光する場合、これらフォ
トセンサーの配備位置を、0次光の方向に関して「非対
称」にすると、波長変化に応じて±1次光の方向が変化
するとき、一方のフォトセンサーの受光量が増大(もし
くは減少)し、他方のフォトセンサーの受光量が減少
(もしくは増大)するようにすることができ、これらフ
ォトセンサーの出力の加重出力和が、常に略一定である
ようにすることができる。
【0022】
【実施例】図1は、図4に即して説明した「板状もしく
はベルト状」の移動体1の移動基準位置の検出に、この
発明を適用した1実施例を用部のみ示している。繁雑を
避けるため、混同の虞れがないと想われるものに就いて
は、図4におけると同一の符号を用いている。
【0023】矢印方向へ移動する移動体1には基準位
置:Aを境にして格子ピッチの異なる2種の格子パター
ンP1,P2が形成されている。半導体単色光源5から
の単色光は集光レンズ3を介して、移動体1の表面に略
直交するように照射され、照射部にあるのが格子パター
ンP1であるかP2であるかに従って、+1次光L11
21、−1次光L12,L22を発生させる。これら+1次
光と−1次光とは、照射光の入射面に対して互いに対称
的に発生している。
【0024】フォトセンサーPS11とPS12とはフ
ォトセンサー対を構成し、それぞれ+1次光L11および
−1次光L12を受光し、それぞれが出力信号S11,S12
を出力する。また、フォトセンサーPS21とPS22
とは他のフォトセンサー対を構成し、それぞれ+1次光
21および−1次光L22を受光し、それぞれが出力信号
21,S22を出力する。
【0025】フォトセンサーPS11,PS12は上記
入射面に対して非対称的に配備されている。半導体単色
光源5からの単色光の波長が基準波長のとき、これらフ
ォトセンサーPS11,PS12の受光量は互いに異な
っている。フォトセンサーPS21,PS22に就いて
も同様である。
【0026】出力信号S11,S12およびS21,S22は、
基準位置信号発生回路10Aに入力し、加重出力和が算
出される。この実施例においては、加重出力和として
は、前述の「(m・s1+n・s2)/k)」において、
k=2としたもの、即ち「(m・s1+n・s2)/2」
が用いられている。即ち、この実施例において、加重出
力和は、フォトセンサー対の各フォトセンサーからの出
力信号の平均である。
【0027】図1(B)は、フォトセンサーPS11,
PS12によるフォトセンサー対の各出力信号S11,S
12および、これらの加重出力和:(m・S11+n・
12)/2を示している。横軸は時間である。これらの
信号は移動体1が図1(A)の矢印方向へ移動すると
き、基準位置:Aを境として、急激に減少する。図中の
H1は、加重出力和:(m・S11+n・S12)/2の変
化幅を示す。図1には図示されていないが、出力信号S
21,S22および、これらの加重出力和:(p・S21+q
・S22)/2(p,qは実数)は逆に基準位置:Aを境
に急激に増大する。加重出力和:(m・S11+n・
12)/2及び(p・S21+q・S22)/2の変化幅が
互いに略等しくなるように、実数m,n,p,qが設定
される。
【0028】さて、半導体単色光源5において温度変化
が生じ、これに伴い単色光の波長変化が発生すると、+
1次光、−1次光の方向は、単色光の移動体表面への入
射面に対して対称的に発生する。そこで、例えばフォト
センサーPS11,PS12の配備態位は、波長変化に
応じて、出力信号S11が増大(もしくは減少)すると
き、信号S12が減少(もしくは増大)し、加重出力和:
(m・S11+n・S12)/2自体は、波長変化の影響を
実質的に受けないように定められる。フォトセンサーP
S21,PS22に就いても同様である。
【0029】図2(A)は、上記のようにしてえられ
た、各フォトセンサー対の加重出力和(m・S11+n・
12)/2及び(p・S21+q・S22)/2を示してい
る。これら加重出力和は、前述のように、その変化幅が
互いに略等しくなるように調整され、且つ、単色光の波
長変化に対して殆ど変化しない。従って、これらをコン
パレーターに入力させれば、図4に即して説明したよう
に、基準位置に応じてステップ的に変化する基準位置信
号(図2(B))を得ることができる。この基準位置信
号は、単色光の波長変動の影響を実質的に受けることが
ない。
【0030】図2(C)は、図1(A)に示す基準位置
信号発生回路10Aの、具体的な構成を示している。図
中符号S1,S2は、加重出力和を示し、これらの入力す
る減算機30はコンパレーターを構成する。加重出力和
の各重みは、図中の各抵抗の値を調節して設定される。
【0031】なお、上記コンパレーターのステップ上の
変化する出力をインバーターで反転させ(図2(D)の
10)るとともに、遅延回路で微小時間遅らせ(図2
(D)のS20)、これらをアンド回路で積演算処理する
と、基準位置に応じて、パルス状の基準位置信号(ハッ
チを付して示す)を発生させることができる。
【0032】図3は、この発明の方法を「円柱状の移動
体」の移動基準位置検出に適用した実施例を説明するた
めの図である。この場合、移動体の移動は回転である。
この図においても、混同の虞れがないと想われるものに
就いては、図1におけると同一の符号を用いた。図3
(A)において、移動体1Bは円柱状で回転軸111に
固定され、回転軸111と一体に回転するようになって
いる。移動体1Bの周面には、その最大曲率方向に、ピ
ッチの異なる2種の格子パターンP10,P20が、基
準位置:A1を境にして形成されている。
【0033】集光レンズ3は、その光軸を回転軸111
と平行にして移動体1Bの表面近傍に、装置空間に固定
して設けられている。従って、集光レンズ3の光軸と回
転軸111の軸とを含む平面は移動体1Bの表面と直交
する。また、回転軸111が回転するとき、移動体1B
の周面は回転軸111に直交する方向へ移動するのであ
るから、集光レンズ3の光軸は「移動体表面に直交する
方向と、移動体表面の移動方向とに直交する」方向にな
っている。
【0034】集光レンズ3の一方の側の光軸上には半導
体単色光源5が固定的に配備され、他方の側の光軸上に
固定的に設けられたロッドミラー17の反射面17Aと
集光レンズ3を介して対向している。ロッドミラー17
は棒状体の一端面を、長手方向に対して45度に傾くよ
うに形成し、この端面を反射面17Aとして研磨したも
のであり、長手方向が集光レンズ3の光軸と平行にな
り、且つ上記反射面17Aの法線が、集光レンズ光軸と
回転軸111の軸とを含む平面内にあるように配備され
る。LD5を発光させると、放射される発散性の単色光
束は集光レンズ3により集光されてロッドミラー17の
反射面17Aに入射し、同反射面により反射され、移動
体1Bの周面の格子パターン形成部に、上記周面に直交
するように照射される。
【0035】図3(B)は、図3(A)の状態を回転軸
111の方向から見た状態を示す。格子パターンP10
による回折の+1次光L11と−1次光L12、格子パター
ンP20による回折の+1次光L21と−1次光L22は、
図のように、集光レンズ3の光軸と回転軸の軸とを含む
平面に対して対称的に傾いて発生するので、これらを受
光する位置にフォトダイオードPS11,PS12,P
S21,PS22を、上記平面に対して非対称に配備す
る。
【0036】半導体単色光源5を発光させつつ回転軸1
11を回転させ、フォトセンサーPS11,PS12,
PS21,PS22の出力信号を図4に即して説明した
ように処理すれば、基準位置A1が照射されるとき、図
4(F)に即して説明したような「基準位置信号」が発
生し、基準位置を検出することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規
な、移動体の移動基準位置検出方法を提供できる。この
発明は上述の如き構成となっているから、半導体単色光
源の温度変化による単色光の波長変化の影響を実質的に
受けることなく、常に適正に移動基準位置を検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】上記実施例における基準位置信号発生を説明す
るための図である。
【図3】別実施例を説明するための図である。
【図4】従来技術とその問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 移動体 A 基準位置 3 集光レンズ 5 半導体単色光源 PS11,PS12,PS21,PS22 フォト
センサー L11,L21 +1次光 L12,L22 −1次光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 晴彦 東京都新宿区中落合4丁目10番7号 (72)発明者 山口 友行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準位置を境として、ピッチの異なる2種
    の格子パターンを移動方向に形成された移動体に、半導
    体単色光源からの単色光を照射し、上記2種の格子パタ
    ーンのそれぞれによる±1次の回折光を、別個に受光し
    得る位置に設けられた2対のフォトセンサー対により、
    それぞれ受光し、各フォトセンサー対の加重出力和の変
    化幅が略等しくなるように調整して、上記各加重出力和
    をコンパレーターに入力させることにより、上記基準位
    置に対応してステップ的に変化する基準位置信号を発生
    させて上記移動体における基準位置を検出する移動基準
    位置検出方法であって、 半導体単色光源における、温度変化にともなう波長変動
    に拘らず、上記各フォトセンサー対の加重出力和が略一
    定となるように、各フォトセンサーの配備位置もしく
    は、加重出力和の重みと上記配備位置を定めたことを特
    徴とする、移動体の移動基準位置検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の、移動体の移動基準位置検
    出方法において、 半導体単色光源からの単色光束が、移動体表面に略直交
    するように照射されることを特徴とする、移動体の移動
    基準位置検出方法。
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JP2006071535A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Mitsutoyo Corp 変位検出装置

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