JPH05330857A - 銅のメタライズ方法 - Google Patents
銅のメタライズ方法Info
- Publication number
- JPH05330857A JPH05330857A JP16543092A JP16543092A JPH05330857A JP H05330857 A JPH05330857 A JP H05330857A JP 16543092 A JP16543092 A JP 16543092A JP 16543092 A JP16543092 A JP 16543092A JP H05330857 A JPH05330857 A JP H05330857A
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- JP
- Japan
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- layer
- zno
- copper
- cuo
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面が平滑なガラス板、セラミック板に形成
する銅メタライズの密着力を向上させる。 【構成】 基材1上にZnO層2を形成し、このZnO
層2上にCu薄膜3を形成し、このCu薄膜3を酸化さ
せてZnO−CuO層4とし、このZnO−CuO層4
上に電解Cu層5を形成し、更に450℃以下で熱処理
を施して銅メタライズ層とする。
する銅メタライズの密着力を向上させる。 【構成】 基材1上にZnO層2を形成し、このZnO
層2上にCu薄膜3を形成し、このCu薄膜3を酸化さ
せてZnO−CuO層4とし、このZnO−CuO層4
上に電解Cu層5を形成し、更に450℃以下で熱処理
を施して銅メタライズ層とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板、セラミック板
などの表面が平滑な基材に銅をメタライズする方法に関
する。
などの表面が平滑な基材に銅をメタライズする方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスやセラミックスに銅をメタ
ライズする方法としては、スパッタ法、ペースト印刷
法、メッキ法などが用いられている。
ライズする方法としては、スパッタ法、ペースト印刷
法、メッキ法などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スパッ
タ法は、装置の価格が高く、メタライズ速度が遅いため
にコストが高くなる。ペースト印刷法は、配線板を作成
する場合にはスクリーン印刷法でパターンを作るために
微細配線を作ることが難しい。メッキ法は、図2に示す
ようにセラミック板10の表面に粗面化処理を施して細
かな凹凸10aを形成した後、銅をメタライズすること
でCu層11が凹凸10a内に入り込んで物理的に密着
力を得るため、平滑表面を持つようにラップ加工したセ
ラミック板やガラス板には適用することができない。
タ法は、装置の価格が高く、メタライズ速度が遅いため
にコストが高くなる。ペースト印刷法は、配線板を作成
する場合にはスクリーン印刷法でパターンを作るために
微細配線を作ることが難しい。メッキ法は、図2に示す
ようにセラミック板10の表面に粗面化処理を施して細
かな凹凸10aを形成した後、銅をメタライズすること
でCu層11が凹凸10a内に入り込んで物理的に密着
力を得るため、平滑表面を持つようにラップ加工したセ
ラミック板やガラス板には適用することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、セラミック板やガラス板等の基材上にZn
O−CuO層を形成した後、このZnO−CuO層上に
Cu層を形成するようにした。
決するため、セラミック板やガラス板等の基材上にZn
O−CuO層を形成した後、このZnO−CuO層上に
Cu層を形成するようにした。
【0005】
【作用】ガラス、セラミック等の基材と銅との間に接着
層となるZnO−CuO層を設けることで強い密着力が
得られる。
層となるZnO−CuO層を設けることで強い密着力が
得られる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明に係る銅のメタライズの工程図
であり、本発明にあっては先ず、同図(a)に示すよう
にガラス板、セラミック板等の表面が平滑な基材1上に
ZnO層2をスプレー法あるいはCVD(ケミカル・ベ
ーパ・デポジション)法等によって形成し、同図(b)
に示すようにこのZnO層2上にCu薄膜3を無電解メ
ッキ法にて形成する。ここで、ZnO層2及びCu薄膜
3はスパッタ法でも形成可能ではあるが、前記したよう
にスパッタ法はコスト的に不利となるので好ましくな
い。
説明する。図1は本発明に係る銅のメタライズの工程図
であり、本発明にあっては先ず、同図(a)に示すよう
にガラス板、セラミック板等の表面が平滑な基材1上に
ZnO層2をスプレー法あるいはCVD(ケミカル・ベ
ーパ・デポジション)法等によって形成し、同図(b)
に示すようにこのZnO層2上にCu薄膜3を無電解メ
ッキ法にて形成する。ここで、ZnO層2及びCu薄膜
3はスパッタ法でも形成可能ではあるが、前記したよう
にスパッタ法はコスト的に不利となるので好ましくな
い。
【0007】そして、前記Cu薄膜3の酸化処理を、例
えば大気中200℃で酸化させて行なうことにより、同
図(c)に示すように酸化後はZnO−CuO層4とな
り、褐色の半透明の膜でシート抵抗は1Ω程度になる。
えば大気中200℃で酸化させて行なうことにより、同
図(c)に示すように酸化後はZnO−CuO層4とな
り、褐色の半透明の膜でシート抵抗は1Ω程度になる。
【0008】その後、同図(d)に示すようにZnO−
CuO層4上に電解銅メッキを行ってCu層5を形成す
る。このとき、ZnO−CuO層4のシート抵抗は上記
したように小さいために、直接電解銅メッキを行うこと
ができる。そして、密着力を出すために、例えばCu層
5に450℃で20分間、窒素中又は真空中等の無酸化
雰囲気で熱処理を施し、目的とするメタライズ層を得
る。又、この熱処理は無くても実用に耐える密着強度を
得ることができる。
CuO層4上に電解銅メッキを行ってCu層5を形成す
る。このとき、ZnO−CuO層4のシート抵抗は上記
したように小さいために、直接電解銅メッキを行うこと
ができる。そして、密着力を出すために、例えばCu層
5に450℃で20分間、窒素中又は真空中等の無酸化
雰囲気で熱処理を施し、目的とするメタライズ層を得
る。又、この熱処理は無くても実用に耐える密着強度を
得ることができる。
【0009】このようにして銅をメタライズすることに
より、スパッタ法を用いないでもガラス、セラミックス
等に密着力の高い銅をメタライズすることができ、平滑
基板上に線幅30μm以下の配線が可能になり、銅の配
線が可能になることで電気特性も向上し、半田付けも可
能になる。
より、スパッタ法を用いないでもガラス、セラミックス
等に密着力の高い銅をメタライズすることができ、平滑
基板上に線幅30μm以下の配線が可能になり、銅の配
線が可能になることで電気特性も向上し、半田付けも可
能になる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
基材上にZnO−CuO層を形成した後、このZnO−
CuO層上にCu層を形成するようにしたので、その表
面が平滑なガラス板、セラミック板に銅を強い密着力で
メタライズすることができ、またスパッタ法を用いる必
要もないのでコストが廉価になる。また、ZnO−Cu
O層は銅のエッチング液で容易にエッチングできるため
ファインパターンを形成することができる。
基材上にZnO−CuO層を形成した後、このZnO−
CuO層上にCu層を形成するようにしたので、その表
面が平滑なガラス板、セラミック板に銅を強い密着力で
メタライズすることができ、またスパッタ法を用いる必
要もないのでコストが廉価になる。また、ZnO−Cu
O層は銅のエッチング液で容易にエッチングできるため
ファインパターンを形成することができる。
【図1】本発明による銅のメタライズの工程図
【図2】従来のメッキ法の説明図
1…基材、2…ZnO層、3…Cu層、4…ZnO−C
uO層、6…Cu層。
uO層、6…Cu層。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス板或いはセラミック板等の表面が
平滑な基板上にZnO−CuO層を形成した後、このZ
nO−CuO層上にCu層を形成することを特徴とする
銅のメタライズ方法。 - 【請求項2】 前記ZnO−CuO層は先ず基板上にス
プレー法にてZnO層を形成し、次いでZnO層の上に
無電解メッキ法にてCu薄膜を形成し、このCu薄膜を
酸化せしめてZnO−CuO層を形成し、更にこのZn
O−CuO層上に形成される前記Cu層は電解銅メッキ
にて形成され且つ無酸化雰囲気で熱処理されることを特
徴とする請求項1に記載の銅のメタライズ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16543092A JP3218698B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 銅のメタライズ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16543092A JP3218698B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 銅のメタライズ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330857A true JPH05330857A (ja) | 1993-12-14 |
JP3218698B2 JP3218698B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=15812283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16543092A Expired - Fee Related JP3218698B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 銅のメタライズ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218698B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP16543092A patent/JP3218698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3218698B2 (ja) | 2001-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010710 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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