JPH05329879A - エアバッグ装置のパッドの製造方法 - Google Patents
エアバッグ装置のパッドの製造方法Info
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- JPH05329879A JPH05329879A JP4138995A JP13899592A JPH05329879A JP H05329879 A JPH05329879 A JP H05329879A JP 4138995 A JP4138995 A JP 4138995A JP 13899592 A JP13899592 A JP 13899592A JP H05329879 A JPH05329879 A JP H05329879A
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14836—Preventing damage of inserts during injection, e.g. collapse of hollow inserts, breakage
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッドを合成樹脂の一体成形品から構成して
も、成形型の構造を複雑にせず、成形時に外れることな
く、ネットインサートを簡単にセットでき、製造工数・
コストを低減できるエアバッグ装置のパッドの製造方法
を提供すること。 【構成】 ネットインサート７を型開きした成形型２０
のセットピン２７に保持させ、注入成形により合成樹脂
製のパッド５を製造する。パッド５は、蓋部８、取付用
ブラケット部９、及びヒンジ部１０を備える。成形型２
０は、成形するパッドの蓋部８における、取付用ブラケ
ット部９から離れる端部側に、ゲート２５を配置させて
いる。そして、成形型２０は、セットするネットインサ
ート７のゲート側の端部７ｂの位置における型面２３ａ
に、ネットインサートの端部７ｂをゲート２５方向から
遮蔽する突条２８を配置させている。
も、成形型の構造を複雑にせず、成形時に外れることな
く、ネットインサートを簡単にセットでき、製造工数・
コストを低減できるエアバッグ装置のパッドの製造方法
を提供すること。 【構成】 ネットインサート７を型開きした成形型２０
のセットピン２７に保持させ、注入成形により合成樹脂
製のパッド５を製造する。パッド５は、蓋部８、取付用
ブラケット部９、及びヒンジ部１０を備える。成形型２
０は、成形するパッドの蓋部８における、取付用ブラケ
ット部９から離れる端部側に、ゲート２５を配置させて
いる。そして、成形型２０は、セットするネットインサ
ート７のゲート側の端部７ｂの位置における型面２３ａ
に、ネットインサートの端部７ｂをゲート２５方向から
遮蔽する突条２８を配置させている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の助手席前方
等に配置されるエアバッグ装置の合成樹脂製のパッドを
製造する方法に関する。
等に配置されるエアバッグ装置の合成樹脂製のパッドを
製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】この種のエアバッグ装置のパ
ッドにおいて、合成樹脂の一体成形品から構成するよう
な場合には、エアバッグを覆う蓋部と、折り畳んだエア
バッグを収納するケース等に取り付けるための取付用ブ
ラケット部と、を設ける必要がある。
ッドにおいて、合成樹脂の一体成形品から構成するよう
な場合には、エアバッグを覆う蓋部と、折り畳んだエア
バッグを収納するケース等に取り付けるための取付用ブ
ラケット部と、を設ける必要がある。
【０００３】さらに、エアバッグの拡開時、蓋部が開く
ように構成する必要があることから、蓋部と取付用ブラ
ケット部との境界付近をヒンジ部とする必要があり、ヒ
ンジ部の補強を考慮すると、ヒンジ部に、可撓性を有す
るネットインサートを埋設させることが考えられる。
ように構成する必要があることから、蓋部と取付用ブラ
ケット部との境界付近をヒンジ部とする必要があり、ヒ
ンジ部の補強を考慮すると、ヒンジ部に、可撓性を有す
るネットインサートを埋設させることが考えられる。
【０００４】この場合には、ネットインサートが可撓性
を有することから、ネットインサート用の複数のセット
ピンを成形型の所定の型面に配設しておき、型開き状態
の成形型の複数のセットピンに、ネットインサートをセ
ットし、型締めして成形することとなる。
を有することから、ネットインサート用の複数のセット
ピンを成形型の所定の型面に配設しておき、型開き状態
の成形型の複数のセットピンに、ネットインサートをセ
ットし、型締めして成形することとなる。
【０００５】しかしながら、パッドの成形時に、ネット
インサートが可撓性を有することから、キャビティ内に
注入される成形材料により、ネットインサートが、セッ
トピンから部分的に外れ、パッドの外表面側に表われて
成形され、不良品を生じさせる場合がある。
インサートが可撓性を有することから、キャビティ内に
注入される成形材料により、ネットインサートが、セッ
トピンから部分的に外れ、パッドの外表面側に表われて
成形され、不良品を生じさせる場合がある。
【０００６】この対処のために、セットピンの数を増加
させたり、別途、ネットインサートを保持するスライド
ピン等を設けることが考えられるが、このように構成す
れば、ネットインサートのセットに時間がかかる、ある
いは、自動化に不向きとなる等の課題、さらに、成形型
が複雑になって、製品コストの上昇を招く課題、を生じ
させてしまう。
させたり、別途、ネットインサートを保持するスライド
ピン等を設けることが考えられるが、このように構成す
れば、ネットインサートのセットに時間がかかる、ある
いは、自動化に不向きとなる等の課題、さらに、成形型
が複雑になって、製品コストの上昇を招く課題、を生じ
させてしまう。
【０００７】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、パッドを合成樹脂の一体成形品から構成するよう
にしても、成形型の構造を複雑にしなくとも、成形時に
外れることなく、ネットインサートを簡単にセットで
き、製造工数・製造コストの低減に寄与できるエアバッ
グ装置のパッドの製造方法を提供することを目的とす
る。
あり、パッドを合成樹脂の一体成形品から構成するよう
にしても、成形型の構造を複雑にしなくとも、成形時に
外れることなく、ネットインサートを簡単にセットで
き、製造工数・製造コストの低減に寄与できるエアバッ
グ装置のパッドの製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係る製造方法
は、蓋部と、該蓋部の端部に形成される取付用ブラケッ
ト部と、前記蓋部と前記取付用ブラケット部との間に配
置されるヒンジ部と、前記取付用ブラケット部から前記
ヒンジ部を経た前記蓋部までの裏面側に埋設されるネッ
トインサートと、を備えてなる断面略Ｌ字形とする合成
樹脂製のパッドを、前記ネットインサートを型開きした
成形型のセット部に保持させて、型締めし、注入成形に
より製造するエアバッグ装置のパッドの製造方法であっ
て、成形する前記パッドの前記蓋部における、前記取付
用ブラケット部から離れる端部側に、ゲートを配置させ
るとともに、セットする前記ネットインサートの前記ゲ
ート側の端部位置における型面に、前記ネットインサー
トの端部を前記ゲート方向から遮蔽する突条を配置させ
た、成形型を使用して成形することを特徴とする。
は、蓋部と、該蓋部の端部に形成される取付用ブラケッ
ト部と、前記蓋部と前記取付用ブラケット部との間に配
置されるヒンジ部と、前記取付用ブラケット部から前記
ヒンジ部を経た前記蓋部までの裏面側に埋設されるネッ
トインサートと、を備えてなる断面略Ｌ字形とする合成
樹脂製のパッドを、前記ネットインサートを型開きした
成形型のセット部に保持させて、型締めし、注入成形に
より製造するエアバッグ装置のパッドの製造方法であっ
て、成形する前記パッドの前記蓋部における、前記取付
用ブラケット部から離れる端部側に、ゲートを配置させ
るとともに、セットする前記ネットインサートの前記ゲ
ート側の端部位置における型面に、前記ネットインサー
トの端部を前記ゲート方向から遮蔽する突条を配置させ
た、成形型を使用して成形することを特徴とする。
【０００９】
【発明の作用・効果】この発明に係る製造方法の成形に
使用する成形型には、セットするネットインサートのゲ
ート側の端部位置における型面に、ネットインサートの
端部をゲート方向から遮蔽する突条が、配置されてい
る。
使用する成形型には、セットするネットインサートのゲ
ート側の端部位置における型面に、ネットインサートの
端部をゲート方向から遮蔽する突条が、配置されてい
る。
【００１０】そのため、所定のセット部にネットインサ
ートを保持させた後、型締めし、成形材料をゲートから
キャビティ内に注入した際、ゲートから注入された成形
材料は、突条によって、直接、ネットインサートの端部
に当たらず、他の型面を迂回してから、ネットインサー
トの端部に当たることとなり、成形中のネットインサー
トのめくれが防止される。
ートを保持させた後、型締めし、成形材料をゲートから
キャビティ内に注入した際、ゲートから注入された成形
材料は、突条によって、直接、ネットインサートの端部
に当たらず、他の型面を迂回してから、ネットインサー
トの端部に当たることとなり、成形中のネットインサー
トのめくれが防止される。
【００１１】すなわち、ネットインサートを保持するセ
ット部を、単なる単純なピン等の簡単なもので構成で
き、さらに、それらのセット部の配置数を低減すること
も可能となるため、ネットインサートのセット部へのセ
ット作業が簡便化され、容易に自動化することもでき
る。
ット部を、単なる単純なピン等の簡単なもので構成で
き、さらに、それらのセット部の配置数を低減すること
も可能となるため、ネットインサートのセット部へのセ
ット作業が簡便化され、容易に自動化することもでき
る。
【００１２】したがって、この発明に係る製造方法で
は、パッドを合成樹脂の一体成形品から構成するように
しても、成形型の構造を複雑にしなくとも、成形時に外
れることなく、ネットインサートを簡単にセットでき、
製造工数・製造コストの低減に寄与できる。
は、パッドを合成樹脂の一体成形品から構成するように
しても、成形型の構造を複雑にしなくとも、成形時に外
れることなく、ネットインサートを簡単にセットでき、
製造工数・製造コストの低減に寄与できる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１４】実施例で製造するパッド５は、図３に示す
ように、自動車の助手席前方のインストルメントパネル
１に配置されるエアバッグ装置Ｍに使用されるものであ
り、このパッド５は、インストルメントパネル１の開口
部２に配置されることとなる。
ように、自動車の助手席前方のインストルメントパネル
１に配置されるエアバッグ装置Ｍに使用されるものであ
り、このパッド５は、インストルメントパネル１の開口
部２に配置されることとなる。
【００１５】エアバッグ装置Ｍについて述べれば、エア
バッグ装置Ｍは、所定時拡開するエアバッグ３と、折り
畳まれたエアバッグ３を覆うパッド５と、エアバッグ３
とパッド５とを保持するケース４と、ケース４内に保持
されてエアバッグ３に所定のガスを供給する図示しない
インフレーターと、を備えて構成される。そして、この
エアバッグ装置Ｍは、ケース４に設けられた図示しない
取付ブラケットによって、インストルメントパネル１の
下方部位に配置されるものである。
バッグ装置Ｍは、所定時拡開するエアバッグ３と、折り
畳まれたエアバッグ３を覆うパッド５と、エアバッグ３
とパッド５とを保持するケース４と、ケース４内に保持
されてエアバッグ３に所定のガスを供給する図示しない
インフレーターと、を備えて構成される。そして、この
エアバッグ装置Ｍは、ケース４に設けられた図示しない
取付ブラケットによって、インストルメントパネル１の
下方部位に配置されるものである。
【００１６】パッド５は、図３・４に示すように、蓋部
８と、蓋部８の端部に形成される取付用ブラケット部９
と、蓋部８と取付用ブラケット部９との間に配置される
ヒンジ部１０と、を備えた断面略Ｌ字形としている。取
付用ブラケット部９には、複数の取付孔９ａが形成され
ている。これらの取付孔９ａは、ケース４に固着された
ボルト４ａを挿通させ、取付用ブラケット部９をケース
４にナット１１止めするためのものである。
８と、蓋部８の端部に形成される取付用ブラケット部９
と、蓋部８と取付用ブラケット部９との間に配置される
ヒンジ部１０と、を備えた断面略Ｌ字形としている。取
付用ブラケット部９には、複数の取付孔９ａが形成され
ている。これらの取付孔９ａは、ケース４に固着された
ボルト４ａを挿通させ、取付用ブラケット部９をケース
４にナット１１止めするためのものである。
【００１７】このパッド５は、後述するネットインサー
ト７を除いた本体６が、ＰＰＦ（フィラー入りのポリプ
ロピレン）、ポリエステル、ＴＰＯ（ポレフィン系熱可
塑性エラストマー）、ポリエチレン等の合成樹脂から形
成される一体成形品としている。
ト７を除いた本体６が、ＰＰＦ（フィラー入りのポリプ
ロピレン）、ポリエステル、ＴＰＯ（ポレフィン系熱可
塑性エラストマー）、ポリエチレン等の合成樹脂から形
成される一体成形品としている。
【００１８】そして、ネットインサート７は、取付用ブ
ラケット部９からヒンジ部１０を経た蓋部８までの、パ
ッド５の裏面側に埋設されている。このネットインサー
ト７は、ヒンジ部１０の補強のために埋設されるもの
で、ポリアミド等の繊維を編目状に織って長方形状にし
たものであり、可撓性を有する。また、ネットインサー
ト７には、所定位置に、取付孔９ａに対応した貫通孔７
ａが形成されている。
ラケット部９からヒンジ部１０を経た蓋部８までの、パ
ッド５の裏面側に埋設されている。このネットインサー
ト７は、ヒンジ部１０の補強のために埋設されるもの
で、ポリアミド等の繊維を編目状に織って長方形状にし
たものであり、可撓性を有する。また、ネットインサー
ト７には、所定位置に、取付孔９ａに対応した貫通孔７
ａが形成されている。
【００１９】なお、このネットインサート７は、可撓性
を有し、ヒンジ部１０の補強を図れ、さらに、本体６か
ら剥離しないような多数の孔を備えていれば良いため、
例えば、薄い合成樹脂板に多数の貫通孔を設けたものを
使用しても良い。
を有し、ヒンジ部１０の補強を図れ、さらに、本体６か
ら剥離しないような多数の孔を備えていれば良いため、
例えば、薄い合成樹脂板に多数の貫通孔を設けたものを
使用しても良い。
【００２０】実施例の製造に使用する成形型２０は、射
出成形用のものであり、図１・２に示すように、型締め
時にパッド５の本体６を成形できるキャビティ２４を形
成するための、所定の型面２１ａ・２２ａ・２３ａを備
えた割型２１・２２・２３から構成されている。
出成形用のものであり、図１・２に示すように、型締め
時にパッド５の本体６を成形できるキャビティ２４を形
成するための、所定の型面２１ａ・２２ａ・２３ａを備
えた割型２１・２２・２３から構成されている。
【００２１】キャビティ２４内に成形材料Ｐを注入する
ゲート２５は、成形する蓋部８の取付用ブラケット部９
から離れる端部側に、配置されている。
ゲート２５は、成形する蓋部８の取付用ブラケット部９
から離れる端部側に、配置されている。
【００２２】そして、割型２３の型面２３ａには、ゲー
ト２５に対向して、突条２８が形成されている。この突
条２８は、セットするネットインサート７におけるゲー
ト２５側の端部７ｂの位置に配置されている。突条２８
のゲート２５側の面は、ゲート２５から遠ざかるにつれ
て高さを高くするテーパ面２８ａとしている。さらに、
突条２８の長さと高さとは、セットするネットインサー
ト７の端部７ｂを、ゲート２５の方向から遮蔽可能な寸
法としている。
ト２５に対向して、突条２８が形成されている。この突
条２８は、セットするネットインサート７におけるゲー
ト２５側の端部７ｂの位置に配置されている。突条２８
のゲート２５側の面は、ゲート２５から遠ざかるにつれ
て高さを高くするテーパ面２８ａとしている。さらに、
突条２８の長さと高さとは、セットするネットインサー
ト７の端部７ｂを、ゲート２５の方向から遮蔽可能な寸
法としている。
【００２３】なお、突条２８は、高さを大きくすること
が望ましいが、高さを大きくし過ぎると、蓋部８に薄肉
部が形成されて、蓋部８の強度低下を招くため、割型２
１の型面２１ａに接近し過ぎないことが望ましい。
が望ましいが、高さを大きくし過ぎると、蓋部８に薄肉
部が形成されて、蓋部８の強度低下を招くため、割型２
１の型面２１ａに接近し過ぎないことが望ましい。
【００２４】また、２６は、取付用ブラケット部９の取
付孔９ａを成形するためのピンであり、割型２３に固定
されている。
付孔９ａを成形するためのピンであり、割型２３に固定
されている。
【００２５】さらに、２７は、ネットインサート７をセ
ットするための、セット部としてのセットピンであり、
割型２３に固定されている。このセットピン２７へのネ
ットインサート７のセットは、ネットインサート７の編
目をピン２７に係止させて行なう。
ットするための、セット部としてのセットピンであり、
割型２３に固定されている。このセットピン２７へのネ
ットインサート７のセットは、ネットインサート７の編
目をピン２７に係止させて行なう。
【００２６】つぎに、実施例の製造について説明する
と、まず、型開き状態の成形型２０の割型２３に対し、
各ピン２６に貫通孔７ａを係止させるとともに、セット
ピン２７に端部７ｂ付近を係止させ、ネットインサート
７をセットする。
と、まず、型開き状態の成形型２０の割型２３に対し、
各ピン２６に貫通孔７ａを係止させるとともに、セット
ピン２７に端部７ｂ付近を係止させ、ネットインサート
７をセットする。
【００２７】そして、型締めして、図１に示すように、
キャビティ２４内にゲート２５から成形材料Ｐを注入す
れば、パッド５を成形することができる。
キャビティ２４内にゲート２５から成形材料Ｐを注入す
れば、パッド５を成形することができる。
【００２８】その際、ゲート２５から注入される成形材
料Ｐは、突条２８によって、直接、ネットインサート７
の端部７ｂに当たらず、他の型面２１ａ等を迂回してか
ら、ネットインサート７の端部７ｂに当たることとな
り、成形中のネットインサート７のめくれが防止され
る。
料Ｐは、突条２８によって、直接、ネットインサート７
の端部７ｂに当たらず、他の型面２１ａ等を迂回してか
ら、ネットインサート７の端部７ｂに当たることとな
り、成形中のネットインサート７のめくれが防止され
る。
【００２９】その後、型開きさせてパッド５を離型さ
せ、バリ切り等の後加工を施せば、パッド５を製造する
ことができる。
せ、バリ切り等の後加工を施せば、パッド５を製造する
ことができる。
【００３０】したがって、実施例の製造方法では、ネッ
トインサート７を保持するセット部を、単なる単純なピ
ン２７で構成でき、さらに、それらのセットピン２７の
配置数を低減することも可能となるため、ネットインサ
ート７のセットピン２７へのセット作業が簡便化され、
容易に自動化することができて、発明の作用・効果の欄
で述べたと同様な効果を奏する。ちなみに、突条２８を
設けない場合には、セットピン２７を１０個程度設けて
も、成形中のネットインサート７のめくれを完全に防止
できなかった。
トインサート７を保持するセット部を、単なる単純なピ
ン２７で構成でき、さらに、それらのセットピン２７の
配置数を低減することも可能となるため、ネットインサ
ート７のセットピン２７へのセット作業が簡便化され、
容易に自動化することができて、発明の作用・効果の欄
で述べたと同様な効果を奏する。ちなみに、突条２８を
設けない場合には、セットピン２７を１０個程度設けて
も、成形中のネットインサート７のめくれを完全に防止
できなかった。
【００３１】なお、実施例に使用する成形型２０におい
て、型面２３ａに設けるセット部として、ピン２７を示
したが、例えば、ネットインサート７の端部７ｂ側に、
複数の棒状のピンを設けるような場合には、型面２３ａ
に、セット部として、それらのピンを嵌める孔を設けれ
ば良い。
て、型面２３ａに設けるセット部として、ピン２７を示
したが、例えば、ネットインサート７の端部７ｂ側に、
複数の棒状のピンを設けるような場合には、型面２３ａ
に、セット部として、それらのピンを嵌める孔を設けれ
ば良い。
【００３２】また、実施例では、パッド５を射出成形に
より成形する場合を示したが、勿論、パッド５をＲＩＭ
成形やトランスファ成形等の注入成形により成形する場
合にも、本発明を応用することができる。
より成形する場合を示したが、勿論、パッド５をＲＩＭ
成形やトランスファ成形等の注入成形により成形する場
合にも、本発明を応用することができる。
【図１】この発明の一実施例に使用する成形型の、型締
め時の状態を示す断面図である。
め時の状態を示す断面図である。
【図２】同実施例に使用する成形型の型開き時の、ネッ
トインサートをセットする型面の平面図である。
トインサートをセットする型面の平面図である。
【図３】同実施例で製造するパッドの断面図である。
【図４】同実施例で製造するパッドの斜視図である。
５…パッド、 ７…ネットインサート、 ７ｂ…端部、 ８…蓋部、 ９…取付用ブラケット部、 １０…ヒンジ部、 ２０…成形型、 ２３ａ…型面、 ２５…ゲート、 ２７…（セット部）セットピン、 ２８…突条、 Ｍ…エアバッグ装置、 Ｐ…成形材料。
フロントページの続き (72)発明者 栗山 雄治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 英 久雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 蓋部と、該蓋部の端部に形成される取付
用ブラケット部と、前記蓋部と前記取付用ブラケット部
との間に配置されるヒンジ部と、前記取付用ブラケット
部から前記ヒンジ部を経た前記蓋部までの裏面側に埋設
されるネットインサートと、を備えてなる断面略Ｌ字形
とする合成樹脂製のパッドを、 前記ネットインサートを型開きした成形型のセット部に
保持させて、型締めし、注入成形により製造するエアバ
ッグ装置のパッドの製造方法であって、 成形する前記パッドの前記蓋部における、前記取付用ブ
ラケット部から離れる端部側に、ゲートを配置させると
ともに、 セットする前記ネットインサートの前記ゲート側の端部
位置における型面に、前記ネットインサートの端部を前
記ゲート方向から遮蔽する突条を配置させた、 成形型を使用して成形することを特徴とするエアバッグ
装置のパッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4138995A JP2653321B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | エアバッグ装置のパッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4138995A JP2653321B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | エアバッグ装置のパッドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329879A true JPH05329879A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2653321B2 JP2653321B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=15235025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
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Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5848162A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Fujitsu Ltd | 端末の応答時間測定方式 |
| JPH03138117A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-12 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグのカバー体の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4138995A patent/JP2653321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2004299340A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製模様付き透明蓋状体の成形方法と該成形方法で使用する金型 |
| JP4502172B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2010-07-14 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製模様付き透明蓋状体の成形方法と該成形方法で使用する金型 |
| CN105437462A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-03-30 | 歌尔声学股份有限公司 | 后抽吸气装置以及注塑设备 |
| FR3115507A1 (fr) * | 2020-10-28 | 2022-04-29 | Smrc Automotive Holdings Netherlands B.V. | Canal d’airbag à charnière flexible |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2653321B2 (ja) | 1997-09-17 |
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